希「国立音ノ木坂学院μ’sのある日の出来事」back

希「国立音ノ木坂学院μ’sのある日の出来事」


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1:
ラブライブssです。
一応呼称はアニメを基準としてます。
若干シリアスかもしれません。
陰が薄いキャラと濃いキャラが居るのは私の趣味です。
酷くて矛盾もあるかもしれない文章ですが、よろしくお願いします。
2:
穂乃果「みんなー!!! 見て見て見て見て!!」
海未「どうしたのですか急に」
真姫「どうせテストで赤点回避したーとかでしょう?」
穂乃果「な! 真姫ちゃんひどいよ! 今回のテストは私、結構点数良かったんだから!」
絵里「50点くらいかしら?」
穂乃果「なんで分かったの!?」
希「きっとスピリチュアルな力がえりちにも備わったんやね。ええことやん」
絵里「そんな訳ないでしょ」
にこ「で? 一体なんなのよ。ここまで引っ張って上げたんだからしょうもないものだったら承知しないわよ」
3:
穂乃果「ふふ…きっとにこちゃんが一番喜ぶんじゃないかなー? あ、と言っても真姫ちゃんの話題じゃないからね?」
真姫「なんで私が出てくるのよ!」
にこ「なんで真姫ちゃんなのよ!」
穂乃果「いや二人とも仲良しだから、にこちゃんの期待=真姫ちゃんのことっていうのを期待させないために…」
希「やっぱり仲良しやん」
真姫「いいから早く言いなさいよ!」
穂乃果「分かったよ?。実は!」
穂乃果「ついに私達µ’sのランキングが5位まで上昇しましたっ!!!」
にこ「は…?」
花陽「へ…?」
一同「ええええええええぇ!!!!!」
4:
にこ「ちょちょちょちょっと! あんた何言ってるの!?」
花陽「この前まで、50にも入ってななな無かったのに急にどうして…」
絵里「ハ、ハラショー…」
真姫「どういうこと…?」
希「もしかして…」
凛「凛が撮影したラーメンレビューが評判を呼んだのかにゃ!?」
真姫「そんな訳ないでしょ…」
穂乃果「んー私も分からないんだけどこの前ライブをやったでしょ? それをまた誰かが撮ってくれたみたいで……」
絵里「予想以上の反響により順位が急上昇…と」
5:
希「ふぅん……」
絵里(…希?)
海未「9人になってからのライブは確かに動画でアップされたことはあまりありませんでしたからね」
ことり「アリサちゃんが撮ってくれたのかな?」
絵里「どうかしら。確かにµ’sのライブには確実に顔を見せているけれど」
にこ&花陽「」プルプルプルプル
海未「非常に喜ばしい知らせなのはいいのですが……あの……二人が…」
希「なんで痙攣して泡吹いとるん」
穂乃果「うわー!!花陽ちゃんとにこちゃんがー!!!真姫ちゃんどうしよう!?」
真姫「ヴェェ⁉︎……何で私なのよ!」
6:
穂乃果「だってお医者さんになりたいんでしょ?こういうこと得意なのかなって…」
真姫「まだ本格的に医療的な知識を学んでる訳じゃないから下手に手出しは出来ないわよ」
穂乃果「えー!!じゃあ二人はどうしよう…」
にこ&花陽「」プルプルプルプル
ことり「時間が経てば復活するんじゃ…ないかな?」
真姫「はぁ……バカみたい」
7:
…希の家…
希「まさかµ’sっていうグループがここまでになるなんてなあ」
希「穂乃果ちゃん達が動き出したのっていつやったかなあ…フフあの時µ’sって名前を投書箱に入れといて良かったわ」
希「これからまた忙しくなりそうやな。ん?えりちからメール?」
絵里メール「希、穂乃果から発表されてから一回も笑って無かったわね」
希「えりち…」
8:
希メール「そうやったかなぁ?」
絵里メール「ええ。でも、すっごく嬉しいんでしょ?分かるわよ。これからまた大変になるかもしれないけどその時は相談してね。希から相談とかされたことないし」
希「えりち…相談なんて今のウチに悩み事なんて…」
希「はぁ…本当に嬉しい。ニヤニヤが止まらないなんていつ振りかな…」
希「そうだ…µ’sもちょっと有名になったことだし検索したら出てくるんかな?」
希「…………!?」
9:
翌日 生徒会室
絵里「これお願いね」
希「オッケー」
希「……ねええりち」
絵里「なに?」
希「昨日はありがとうなえりち」
絵里「なーにゴールしたーみたいな感じで言ってんのよ」
希「そうやね。これからが始まりやもんね」
絵里「ただ、希。あなたも私や真姫みたいに大概素直じゃないと思う。何かあったら言ってね」
希「えりち何言っとるん?ウチは超絶素直で純情ガールやで?」
絵里「はいはいそうね」
11:
希「もーう!!久しぶりにえりちにワシワシしたくなって来た!」
絵里「したら怒るわよ?」
希「ワシワシをいつもより強くやられて、いつもとは違う強さに涙目になってまうえりち」
絵里「希?」
希「激しいけど心地よいそんな不思議な感情に身を任せるしかなくなったえりちにもう言葉なんて必要なかった。そこにあるのは確かなウチの手の感触だけ」
絵里「ふう……」
希「へ…?あっ…やん///えりちワシワシは辞めて!」
絵里「どう希…?ワシワシされる気分は!?」
希「ウチが悪かったから!も、もう辞めて欲しいんよ…ん…」
絵里「わかればよろしい」
希「えりちにやられる日が来るなんて…お嫁に行けない」
12:
…体育の時間…
先生「はいじゃあペア組んでやってー」
希(ペアや…いい加減この制度無くすべきやと思うんやけどな。とりあえず早くにこっちの所に行ってあげんと)
にこ(希…………)
希「にこっちーペアのやつ――」
生徒A「希ちゃーんペア組もうー?」
希「え?あでもウチ――」
希(……ごめんなにこっち)
にこ(希……そうよね。ペア、どうしようかな……)
13:
…部室…
希「あれ、誰も来てない?珍しいなーウチが一番なんて」
ガチャ
にこ「あれ希だけ?」
希「に、にこっち…」
にこ「珍しいわねあんたが最初に居るなんて」
希「まあたまたま掃除が早く終わったんよ」
にこ「ふぅん……」
希「…………」
にこ「…………」
希「あの…今日の体育なんだけど…」
にこ「――いいわよ別に。あんたは何も悪くないじゃない。悪いのはクラスっていう空間に適合出来なかった私なんだから」
希「でも…」
にこ「なんであんたがそんな顔すんのよ?私なら大丈夫よ?」
希「にこっち…」
にこ「にっこにっこにーって、ほら…ね?」
14:
希「ふふ…そうやね」
にこ「人のことばかり考えるのはあんたの悪いとこよ。ちゃんと自分のことも考えてこれからは行動した方がいいわよ」
希「ウチなら別に――」
にこ「はあ…分かってないみたいね」
にこ「まあこんな私に出来ることがあったら言いなさいよ。…希の力になれたら私も嬉しい」
希「にこっち……」
希「ウチは大丈夫やから」ギュッ
にこ「え…?な、なにすんのよ!?」カァァ
希「にこっちが可愛くて」
にこ「んもう!からかうのは辞めなさいよ!」
希「にこっちは変わらんなあ」
にこ「…どういう意味よ」
希「いや、昔を思い出しただけや」
にこ「あっそ…」
15:
ガチャ
絵里「あっ……」
にこ&希「あっ……」
絵里「二人ってそういう…?」
にこ「ち、違うわよ!早く離れて希ー!!」
希「ありゃりゃウチは別にええのに」
にこ「ちょっ…何言ってんのよ!」
絵里「……むー」
希(ありゃ?えりち嫉妬してるんやろか?可愛い)
絵里「そんなことばっかりしてないで勉強でもしてたらにこ」
にこ「だ、大丈夫よ!勉強くらい」
絵里「ふーん、この前のテスト大丈夫だったのかしら?」
16:
にこ「だ、大丈夫…よ」
希「ウチがにこっちの家で教えてあげようか?」
にこ「あんたに教えられると何されるか分からないから嫌よ!」
希「…なんかウチら三年生だけって珍しいね」
絵里「そうね。私と希は生徒会で大体一緒だけど」
にこ「あんた達二人のイチャイチャ空間になんか居られないわよ」ハァ
絵里「イチャイチャなんかしてないわよ!」
希「まあたまにはこういうのもええんやない?」
希「そうだ、今日帰りに三人でどこか行かん?」
絵里「まあ別にいいけど」
にこ「今日は暇だし…まあ別に構わないわ」
希「にしし、楽しみやね」
17:
…秋葉原…
絵里「なんでよりによって秋葉原なのかしら?」
にこ「決まってるじゃない!私達はアイドルよ!しかも少しだけ有名になって来ているそれを確認するにはここ聖地秋葉原しかないでしょう!?」
絵里「…そういうものなのかしら」
にこ「あのスクールアイドルショップ覗いて見ましょう!」
絵里「…子供みたいね」
希「可愛いやん?」
絵里「フフ…そうね」
にこ「すっごーい!!ARISEのグッズだぁー!!」
絵里「流石1位の風格ね…コーナーの数も多いわ」
18:
希「あれ?ここってウチらµ’sのコーナー?」
絵里「あ…本当ね。前みんなで来た時より大きくなってるわ」
希「やっぱり5位って凄いのかもしれんね」
にこ「うわーにこのグッズだー!!凄い凄い!私がグッズになるなんて!!」
希「にこっち騒ぎすぎやって」
絵里「私のもあるのかしら?」
希「凄いなーなんやこの色が変わる棒は」
にこ「それはラブライブレードって言ってラブライブで観客が使うやつよ」
希「ふーん、おっ!色が変わった!?」
にこ「それぞれのイメージカラーに合わせて振るのよ」
絵里「私達もこれを振られる側に……」
にこ「なんだか実感がわかないってのが正直な所ね」
店員「あのーもしかして君達、間違ってたら申し訳ないんだけどµ’sの…?」
にこ「あーごめんなさぁーい、今私達ぃープライベートなん――」
絵里「ええそうです」
19:
にこ「ちょっ!?」
希「ウチらの商品置いて下さってありがとうございます」
にこ「えぇぇ!?」
店員「あぁやっぱりそうでしたか。最近順位が上がってきたせいか売り上げも好調でこちらとしてもありがたいですよ」
絵里「それは…ありがとうございます」
にこ「店員さんー、µ’sの中で一番好きなの誰ですかー?やっぱりぃーこのにっこにっこにーでお馴染みのぉー」
店員「――あのつり目の女の子かな」
にこ「あう……」
希「真姫ちゃんやね」
店員「そうそうその娘です。じゃあこれからも応援してるので頑張って下さいね」
絵里「ありがとうございます」
希「にこっち?」
にこ「よりによって真姫ちゃんに負けるなんて……!」
20:
客「あ!µ’sのグッズあるじゃん」
客2「最近人気だよなあ」
希(ん?)
客「やっぱりこの高坂穂乃果ちゃん可愛いよなあ」
客2「なんで?」
お前ら「なんか健康的でいいじゃん」
希(なるほどやっぱりセンターの人気なんやろか)
客2「俺は…このことりちゃんて子がいいかな」
客「ああ、声いいよな」
希(確かにことりちゃんの声は脳を溶かすレベルやね。やんやんっ遅れそうですぅー…………ウチじゃマネできそうにないな)
客「なんかこの矢澤にこって娘めっち裏ありそうだよな」
客2「わかるわー」
希(にしし、言われてるでにこっち)
21:
客「あとさ、思ったんだけどこの東條希って娘なんか太ってね?」
希(え……?)
客2「だよな。なんか他の娘はみんな細いのに一人だけドムみたいな体型してるよな」
客「一人ジェットストリームアタックして来そうだわ」
希「…………ぅぅ」ジワ
絵里「希、どうしたの?」
にこ「ねえねえそこにおいしいパンケーキ屋があるらしいんだけどー、どうする?太っちゃうかな――」
希「――ウチ帰る」
22:
絵里「え?」
希「ごめんね」
にこ「えぇ!?ちょっと!あんたが誘ったんじゃない!!希ぃ!」
絵里「行っちゃったわね…」
にこ「希急にどうしたの?」
絵里「でもなんか急に様子がおかしくなったというか」
にこ「体調でも悪くなったんじゃない?」
絵里「……」
23:
…希の家…
希「ウチは太ってるんやろか」
希「でもウエストだってそんなにあるわけでも……あぁ胸のせい…やね」
希「ウエストも他と1cmか2cmしか変わらんし、やっぱりこの胸のせい」
希「この胸さえなければウチもみんなみたいに細いって言われるのかな」ジワァ
希「え、なんで涙なんか。泣いたのっていつぶりだろ。高校に入って転勤がほぼ無くなってからはほとんど泣いたことなんて…」
ピロピロリン
希「うぅ…えぐっ……メール?」
絵里メール「なんか様子が変だったけど大丈夫?」
希「えりち…」
希メール「ちょっと体調悪くなっただけやから心配せんでええよ?」
絵里メール「……学校で詳しく話しましょう」
希「目の前で話しなんかしたら……」
希メール「だーかーら大丈夫やってーまた今度ねー」
希「……」
24:
…生徒会室…
絵里「……」
希「いやー今日のあの先生が面白くてなー」
絵里「……希?」
希「――え?な、なに?ああ昨日はごめんな。ちょっと体調崩しちゃったんよ。にこっちにも今度埋め合わせしないとね。あ、もちろんえりちにも忘れへんよ!」
絵里「なんか今日…いつもよりよく喋るわね?」
希「ウ、ウチも喋りたい時だってあるよ」
絵里(何かあるわね…)
絵里「まあ疲れない程度にしなさいよ」
希「わかっとるよー」
希(危なかった…緊張してるのバレてない…?)
希「さ!ウチらも部室行こう?」
25:
…部室…
穂乃果「あー遅かったねー」
希「ごめんなー穂乃果ちゃん」
ことり「あっ!そういえば皆、私ネットでµ’sって調べてみたんだけどみんなのこといっぱい書かれてたよ!」
穂乃果「本当!?みたいみたい!」
希(え…?)
にこ「じゃあパソコン起動するわよ」
にこ「µ’sって検索すればいいの?」
ことり「うんっ!」
希「ぃゃ……」
にこ「…ふーん。結構出てくるのね」
26:
穂乃果「あっ!この人のブログ見てみようよ!」
希「あ、あの…?こういうこと、辞めへん?何書いてあるか分からんし…」
穂乃果「えー?どうしてー?面白いじゃん」
にこ「アイドルになるからにはファンの言葉は聞くべきよ。珍しいわね、こういうこと好きそうなあんたが」
希「え、ああ…うん…」
海未「私も辞めた方がいいと思います。どんな誹謗中傷があるか――」
穂乃果「――あー!海未ちゃんのこと書いてあるよ!」
穂乃果「流れるような黒髪、スッと通った鼻筋にラインを引かれたような切れ長の目が特徴的だった。口調は終始敬語のようで古き良き大和撫子を思い出させてくれた――だって!」
絵里「ハラショー…ベタ褒めね」
海未「なんだか、恥ずかしいです…ぅぅ」
にこ「ただし胸は控えめな印象を受けた――ですって」
海未「そ、それは!!し、仕方がないではありませんか…!」
27:
ことり「きっとまだ大きくなるよ!」
穂乃果「あはは、じゃあ今度は――希ちゃん!」
希「」ビクッ
穂乃果「µ’sの中でも大人っぽく包み込む様な包容力が魅力。中でも胸は――」
希「ご、ごめん、ウチ帰るわ!」
凛「え?希ちゃん?どうしたの?」
希「またちょっと体調が…ね?」
穂乃果「えっと…大丈夫?無理しちゃ駄目だよ?」
希「ありがとう!じゃあね!」
海未「どうしたんでしょう?」
ことり「なんか様子が変だったね」
絵里「……」
28:
…校門前…
希「はぁ…なんで飛び出して来たんだろ」
希「考えすぎ…?」
希「ネガティブなんてウチらしくない!にっこにっこにー…なんちゃって」
通行人A「そういえばさーあそこの音ノ木坂のµ’sってグループにデブいるよな」ケラケラ
通行人B「あぁ、なんか口癖がスピリチュアルらしいぞ。音乃木坂の友達から聞いた」
通行人A「スピリチュアル?笑わせるなよー、スピリチュアルデブじゃねえか」ケラケラ
絵里(希の後を付けて来たらこんなことに…この人達希に気づいてないみたいね)
29:
通行人B「スピリチュアルデブって…めっちゃ語感いいな!」
通行人A「今度生で見てみたいな、じゃあ行こうぜ」
希「……うぅぅ、うぇ…」ポロポロ
絵里「希…?」
希「え、えりち!?…ど、どうしたん?ウチちょっと体調悪いから先行くわ!!」
絵里「待って!」ガシッ
希「は、離してえりち!」
絵里「離せないわ!」
希「嫌や!帰らせて!」
絵里「希っ!」
希「……逃げないから…離して…」
30:
絵里「」スッ
希「えりち」
絵里「希、一体何が」
希「ごめん」バッ
絵里「ちょっ!!希!待ちなさい!」
絵里「希…どうして逃げるのよ…」
にこ「三年二人が飛び出してくから何事かと思って私も来たけど、何事?」
絵里「にこ…ちょっと色々あって」
にこ「希がちょっと変だったことと関係は?」
絵里「ある」
絵里「実は――」
39:
にこ「――なるほどね。つまり批判て訳ね」
絵里「批判?」
にこ「私達はアマチュアとはいえアイドルよ。それは賞賛だけではなくて批判も背負わなくてならないのよ」
絵里「だからって陰口みたいな…」
にこ「有名になればなるほど多くなって行くでしょうね」
絵里「仕方ないことだって言うの?」
にこ「…ええ」
絵里「……でも、希はそれで傷ついてる!!」
にこ「……」
絵里「どうすれば…」
にこ「本人が乗り越えるしか道は無いわ。ちょうど今日そのことについて話そうかと思ってたけど…遅かったわね…」
40:
にこ「でも希は一人じゃないでしょ?」
絵里「え?」
にこ「辛いなら私達が支えてあげればいいじゃない」
にこ「私達が一番付き合い長いんだから!」
絵里「そうね……」
絵里「にこは希がいないと友達いないものね」
にこ「な……!」
絵里「まあ――私も友達だけどね」
にこ「ふぇ……?そ、そんなこと真顔で言わないでよ!」
絵里「照れてるの?」
にこ「そんな訳ないでしょ!」
絵里「……フフ。まあとにかく、このことを皆に相談しましょう」
にこ「そうね」
41:
…部室…
穂乃果「どうしたの?」
絵里「ちょっと希のことで話があるの」
にこ「希だけじゃなくて皆にも関係があることよ」
凛「そんなに改まって言うことがあるの…?」
にこ「今日穂乃果がµ’sについて検索しよーって言った時、ファンの声を聞こうって私は言ったわ」
凛「うんうん!」
にこ「それを私はチャンスだと思ったの。ファン…て言うより人の声って言うのは良いことばかりでは無いってことをこの機会に知って貰おうと思っていた」
真姫「……?」
にこ「つまり、有名になればなるほど批判も増えて行くことを覚悟して欲しかった」
花陽「批判……アンチの存在とか?」
にこ「そう。私達µ’sがこれからぶち当たって行くであろう課題をみんなに知って貰おうと思った時に……」
海未「もしかして…希の様子がおかしかったのは…」
42:
絵里「さっき校門で希のことを批判している人達が居たわ。その人達は希がいることには気づいていなくて、陰口が希に丸聞こえの状態だったわ」
凛「酷い…」
にこ「もしかしたら希は定期的にそういうことを耳にしていたのかも」
絵里(もしかして、秋葉原のスクールアイドルショップでも…?)
穂乃果「で、でもどうすれば」
にこ「どうしようもないわ」
穂乃果「え…?」
にこ「ね?花陽なら分かるでしょう?」
花陽「えっ!?…う、うん」
花陽「世の中には理由もなく批判する人達が沢山いるの。それは問題点を改善とかそういうものじゃなくって理由の無い悪意…みたいな」
絵里「勿論、問題点を改善はしていくわ。でも残念だけど批判はなくならないでしょう」
にこ「パソコン立ち上げるわよ」
ことり「どうして…?」
43:
にこ「理由のない悪意って物を知って貰わないと」
にこ「…みて希の呼称よ」
なんJ民「激寒クソデブオカルトタロットスピリチュアルハンドパワータレ目おっぱいツインテヤキニク淫乱盗撮セクハラワシが育てた神出鬼没大食いすっとぼけ音痴サイコガンダムmk-2
副会長カメラマンストーカー家庭教師説得タダ乗り便乗入部お祈り一理ある一言多い土俵入りマッチポンプ妊婦棒読み猛虎巫女おうどんさんとダンスに自信ネキ」
ことり「何…これ?」
海未「酷いです……」
凛「こんなの…こんなの凛だったら学校になんて来れないよ…」
海未「もしかして、希はこんなことにずっと耐えて…?」
凛「で、でもそんな様子なんて無かったよ!?」
絵里「いえ……あったわ」
凛「え?」
絵里「少し前からだけど、様子が変だったの。でも、そのことを口にしたことは無かったわ」
ことり「希ちゃんずっと一人で抱え込んでいたのかなあ?」
44:
にこ「……馬鹿ね」
にこ「いつもいつもいつもいつも、余裕そうな聖母気取りでいて私達のことを思ってくれて。自分のことは何にも話さないなんて、どうしてよ!」
穂乃果「だったら――だったらみんなで支え合えばいいよ!!」
にこ「え?」
穂乃果「個人個人で完璧になんてなれないかもしれない。でも9人なら!」
穂乃果「批判をされたならそんなものに負けないµ’sの絆で吹き飛ばせばいい!痛みは分け合えばいい!」
絵里「穂乃果…」
46:
にこ「フフ…私がそれ言おうと思ったんだけど?」
穂乃果「え?あ…ごめん」
真姫「にこちゃんの考えなんて誰でも思いつくってことよ」
にこ「そんな訳ないでしょー!?真姫ちゃんが思いつく訳ないもん!!」
真姫「なんですってぇー?」
絵里「はいはい、みんなの前でイチャイチャしない」
穂乃果「明日…希ちゃんが来たらみんなで話合おう!!」
47:
…希の家…
希「胸なんていらない」
希「こんなもの無ければ良かったのに」
希「無い子が羨ましい」
希「そっか…なくしちゃえばええんや」
希「流石に胸は切り落とせない…よね」
希「肉を削ぎ落とせば……カッターどこやったかな……」
希「ああ…あった」カチャ
希「……痛っ……あぁ、でも何でだろう。なんか気持ちいいような」ドクドク
希「辛い……辛いよ……うぅ」
希「あぁ、そいえば神社の手伝いがあったんや……行かないと」
希「痛っ……忘れとった、包帯せんと」
48:
……神社……
希「…………」
希「ここでみんなが練習してるの見てたのっていつやったっけなあ。半年前くらいかな」
希「懐かしいなあ。もう、半年か」
真姫「あら、希じゃない。こんな夜に手伝い?」
希「まあそうやね」
希「あぁ……ちょうど良いとこに来たな、真姫ちゃん。突然やけど胸のサイズ教えてくれへん?」
真姫「え、え!?」
希「教えて」
真姫(な、なに?希…?)
49:
希「教えてよ!!」ガシッ
真姫「痛いわよ!分かったわ、な、78よ……」
希「78かぁ。ええなぁ。それくらいならバランスも取れて、細く見えて」
真姫「な、何、嫌味?」
希「私も……」
真姫「何?」
希「……私だって、私も!!それくらいだったら!!」
真姫「!?」
真姫(今のが希の仮面の取れた姿?)
真姫(……やっぱり、今日絵里達から聞いたのと……)
希「じゃ、まだやることあるんや」
真姫「希」
希「なあに、真姫ちゃん」ニコッ
真姫「なんで…笑ってる、の?」
希「んー?ウチはいつでも笑っとるよー?」
真姫(希…どうして)
52:
……希の家……
希「んー疲れたー」
希「ネット、見てみようかな」
希「どうせまた色々書かれてるんやろうけど」
掲示板「クソデブだからね仕方ないね」
掲示板「えりちはグラマー、スピリチュアルはクソデブ」
掲示板「どうみても他の人の二倍はあるんだよなぁ」
希「あはは、あぁーやっぱりー」
希「ふふふ」
希「あぁ…カッター……どこやったかな」
53:
…翌日…
希「にこっちーおはようー」
にこ「え、あ、うん」
にこ(ちゃんと学校には来たのね。ん?何?あの手首に包帯当ててるの)
にこ(手首…?…まさか……!!)
にこ「の、希!!」
周り「?」ザワザワ
にこ「……あ、な、なんでもない」
希「そう?なんか悩みがあったら言うんやでー」
にこ「それはこっちのセリフよ……」
54:
…放課後…
にこ「希!!ちょっと来なさい!!!」
希「にこっち?どうしたんおっきな声出して」
にこ「いいから、部室に来て」
絵里「希」
希「えりちまで…どうしたん?ウチなら大丈夫何の問題もないよ?」
絵里「何の問題もないならどうして目の下がそんなに腫れてるのかしら」
希「こ、これはやな…」
にこ「さあ、早く行こう」
55:
…部室…
希「えっと、どうしてみんな居るの?」
真姫(手首に包帯?…まさか……)
真姫「希。その手首、どうしたの?」
希「え?これは…ちょっとクッキーでも作ってたら指が滑ってもうたんや」
真姫「ふーんなら見せて?」
希「い、嫌や!なんで見せなあかんの?」
にこ「希…もしかして、それ、リストカットじゃないわよね?」
ことり「え…?」
海未「リストカット…?」
56:
希「ち、違うて!!そんなことしないよ! 」
真姫「もういいわ、いいから見せて」バッ
希「や!辞め――」
真姫「……やっぱりね。何度も何度も人為的に切りつけられてる」
凛「希ちゃん…」
希「…………」
絵里「希……」
57:
希「軽蔑…した?私が勝手にµ’sに、強引にµ’sに入って、勝手に落ち込んで!勝手にリストカットなんかして!みんなに迷惑かけて…」
希「ごめんなさい…。私……」
希「私、µ’sを――辞める」
希「きっとカードも私がいない方が良いって、そう言うはずよ」
絵里(なんで、なんで…泣きながら、笑ってるのよ)
にこ「あんた…いい加減に――」
希「じゃあ!今度退部届、出すから!」
真姫「っ……逃げるのっ!?」
希「……ごめんね、真姫ちゃん」ダッ
穂乃果「……!!追いかけようみんな!!!」
58:
次から誰得地の文注意
59:
…校門前…
 最近、逃げてばかりいるのは気のせいだろうか。
 親の転勤ラッシュに一通りの目処がついてやっと手に入れられた音ノ木坂学院、µ’sという居場所。
 以前までは、強引に取り上げられていた居場所。その度に親に笑った記憶がある。大丈夫。大丈夫って。私は何も辛くないって。
 今回も笑って居場所を失った。
 自分から、自分の手で居場所を無くした。なのに何故だろう、笑い続けて来た私の表情はいつもとは違っていたんじゃないだろうか。
 希んだはずの結末になぜ、私は涙したのだろう。
60:
 校門を走り抜け、背後を振り返り、少しだけ上を向く。
 明日からもこの音ノ木坂学院に通うだろう。
 でもµ’sに入ってから見た音乃木坂学院の校舎を見るのは今日で最後になる――正確には退部届けを出す明日からだけれど。
希「楽しかったなぁ」
 閉じた瞼に浮かぶのはµ’sとして過ごした日々。
 私が打たれ弱かったから、全部私の責任。
 勝手に入って勝手に抜けるなんて皆からどう思われているかな。きっと散々言われてるのかもしれない。悪口は……いくら言われても慣れないね。
 そんなことを思いながら瞼をゆっくりと開ける。
61:
 見えたのは国立音ノ木坂学院の校舎。
 いつも見ていたその校舎は少し懐かしい気がした。半年前見ていた校舎。そんな感じ。
 目線を落とす。
 
希「……え?」
にこ「なーにしてんのよ」
 目線を校門へと落とした時、そこに校門は見えなかった。校門の前を陣取るようにして並列に並んだµ’sのメンバー達がそこには居た。
62:
穂乃果「希ちゃん! 迎えに来たよ!」
希「な、なんで……」
真姫「前に私に言ったじゃない素直になれって。素直じゃないのはどこの誰かしら」
真姫「いつまで仮面、被ってるつもり?」
希「……」
絵里「希。辛いことがあったらいつでも相談していいのよ?」
希「でも、これは私の問題で――」
にこ「あんたの問題は、私達の問題でしょ?」
にこ「希が辛いなら私も辛い。希が辛いなら私達も辛い!」
絵里「私達、仲間でしょ? µ’sっていうグループの!」
真姫「……一人で抱え込むのは辞めなさいよ」
海未「あなたが辛いなら、私達が支えます」
ことり「希ちゃん。希ちゃんがいないと私、寂しいよ?」
63:
にこ「わ、私も希がいないとっ……。っというか、希がいないとµ’sじゃないでしょ! そう私個人的な問題じゃなくて、µ’sとしての――」
真姫「こんな時まで意地張るのかっこ悪いわよ」
にこ「なっ…!?」
真姫「どうでもいいけど希。私はあなたの胸羨ましいわ。その……私も大きくない、から」
にこ「真姫ちゃんちっちゃーい」
真姫「にこちゃんよりおっきいわよ!」
凛「また凛とラーメン食べに行くにゃー! 勿論、µ’sのメンバーの希ちゃんとして、ね!」
希「皆…でも私……、みんなに迷惑かけて…」
絵里「こんなこと迷惑だなんて思わないわ」
にこ「ったくまだわかんないの!? それが仲間でしょ? ――友達、でしょ?」
64:
絵里「……早く戻って来なさい希。私達はあなたを助けるために、支えるために手を伸ばしているわ。後は、あなたがこの手を掴むだけ。あなたが助けを求めるだけ」
 今の私の表情はどうなっているだろう。考えたくもない、きっと酷い顔だろう。
絵里「希……」
 何度も何度も呼ばれて来た筈の自分の名前、たったそれだけを言われた瞬間私の中で何かが外れた。
希「辛いよ……!私、知らない人から一杯悪口言われてそれで、でもどうしようもできなくて…!だから、みんな――」
 いつでも自分で解決して来た。人に弱い所なんてみせたことがない。そうすることで人に付け入られるかもしれないから。
 でも、何故だろうその言葉は、とても簡単に喉を通り抜けていった。
65:
希「――助けて」
 瞬間、仮面が外れた。
 瞬間、温もりを感じた。
 
それが抱きしめられたんだと気づくまでに時間はかからなかった。
 普段から眺めている美しい金髪が目に入った時、自然と涙が溢れた。
希「えりちぃ……」
絵里「勿論! 友達だもん」
真姫「ふう……ようやく素直になったじゃない」
真姫「……いいの? 行かなくて? 次はにこちゃんが素直になるべきなんじゃない?」
にこ「な、なんのこと?」
真姫「絵里に取られちゃうかも、ね?」
にこ「え? ……ぅぅ……あああああああもう!!」バッ
66:
 左からまた違う温もりを感じた。えりちより弱い力で抱きしめられる。
にこ「絵里! あんたばっかズルいわよ!」
絵里「ちょっとにこ!」
にこ「の、の…………希は! 私のよ!」
絵里「な、何言ってるのよ!? 希は生徒会で一番長い間一緒に居る私の――」
にこ「期間なんて関係ないわよ!大事なのは気持ちよ!」
真姫「あの三人、なんかおかしなことになってるわね……」
穂乃果「ふふ、仲良しだねえ。やっぱり同学年だからかな?」
希「二人とも、痛いって……」
 その痛みは何故か心地よかった。
花陽「うぅ、良かった……」
凛「一件落着だにゃー」
穂乃果「やっぱり、9人じゃなきゃµ’sじゃないよね!」
67:
…翌日、部室…
 結局、私はµ’sとしてここに居ることが出来た。
 一度は手離した居場所。
 まさか、居場所の方から、向こうから私を迎えに来てくれるなんて思っていなかった。
 そんなこと今までに一度たりとも無かったことだった。
にこ「希ー、今日帰りにどっかいかないー? もちろん! 二人っきりで」
絵里「ちょっとー、希は私と行くって……」
真姫「なんか、どうしたの二人とも?」
花陽「なんか昨日から積極的になってる…?」
凛「枷が外れたみたいだねー」
68:
希「もうにこっちあんまりくっ付かんで!熱いって!」
にこ「えぇー?いいじゃん希ぃー」
絵里「ちょっと希が困ってるでしょう!?」
希「んもう!」
希「分かった!にこっち、分かったから!今日の放課後どっか行けばええんやね?」
絵里「え?ちょっと、希……」ウルウル
希「あー…えりち…えっと」
にこ「」ニヤァ
絵里「……!わ、私も行く!」
にこ「はぁ!?希は私と!」
希「じゃ、じゃあ三人で遊びいこ?な?」
にこ「えー?」
希「ワガママ言わない」
にこ「うー、標準語で話す希可愛かったなー」
にこ「にことー二人きりの時にぃー聞かせて欲しいなぁ?」
希「う……あ、あれは…その…」
希(な、なんかにこっちが積極的に!?)
69:
にこ「ま、まあ……普段の希も好きよ?」
希「……へ?」
にこ「顔真っ赤ー」
希「ぁぅ……んもう!ウチをからかうなー!にこっちのくせにー!わしわしの刑や!」
にこ「え?きゃあー!!!」
絵里「の、希……。わ、私も構ってよ……」
希「え、ええ?どうしたんえりちまで?」
にこ「希はにこのことが好き過ぎてぇー絵里に構ってる暇はないんだってー」
花陽(絵里ちゃんが劣勢!?)
絵里「うぅ…そう…なの?」ウルウル
希「いやいやいやいやいや!そんなことないでえりち!? えりちのことも構うから!泣かないで!?」
絵里「本当?」
希「本当!本当!」
絵里「嬉しい……希」パァ
希(あかん……可愛すぎる)
にこ「ちょっと希ぃー」
絵里「希」
70:
真姫「なんか、にこちゃんと絵里、性格変わってない?」
穂乃果「仲良しだねぇ」
ことり「ねー」
海未「真姫…この違和感はどこへやれば」
真姫「海未、私もそう思っていたところよ」
真姫「なんか、まともなの海未と私だけな気が……」
海未「確かに……絵里があんなでは」
穂乃果「むー!私もまともだよー! よーし、じゃあ練習始めよう! ライブも近いし、それに、ラブライブもある!!気合入れてくよー!」
 
 緩んでいた空気が一瞬で引き締まり、リーダーの掛け声に合わせて皆が声を上げる。
 あぁ、やっぱりここがウチの居場所なんや。
 きっと次のライブ、ウチらµ’sのライブは良いものになる。そして、ラブライブも――。
 うん、カードがそう言うたんやから間違いない!
 スピリチュアルパワーを信じる、それがウチやからね!
 これは私が国立音ノ木坂学院µ’sのメンバーとして、また歩き始めた、ある日の出来事。
fin
7

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