マミ「安価でベベとの出会いを思い出してみましょう」back

マミ「安価でベベとの出会いを思い出してみましょう」


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1:
マミ「ベベとの付き合いは鹿目さんと美樹さんより長いんだから」
ほむら「……なぜベベが巴さんのところに来たのか、覚えてますか?」
マミ「…?」
まどか「?」
ベベ「ホムラ、ナゼキク?」
ほむら「…ちょっと気になって」
マミ「えぇっと、そうね…」
マミ「確かベベと出会ったのは、そう……>>5年前の事よ」
5:

7:
マミ「確かベベと出会ったのは…2年前の事よ」
マミ「私は見滝原中学校に入学したばかりで、もちろん鹿目さん達ともまだ出会っていない」
マミ「佐倉さんも風見野にいたから私は一人でこの街のナイトメアと戦っていたの」
マミ「その日も一人でナイトメアを倒して、家に帰る途中の事だった…」
マミ「家へ急ぐ私は、暗闇の中で小さい何かが動いてるのを見つけたのよ」
まどか「それが…ベベだったんですか?」
マミ「えぇそうよ、私は不思議に思ってその何かに近寄ってみた」
マミ「それが何なのかに気づいてびっくりしたわ!なんと、それは>>11をしているベベだったの!」
11:
蛇蝎
13:
マミ「それは、何かに怯えて震えているベベだったの」
ほむら「なにか…?」
マミ「えぇ、その時はそれが何か分からなかったから…私は『ぬいぐるみが震えてる!』としか思わなかったけど」
マミ「でも、とにかくそのぬいぐるみ…ベベがとても震えていたから私は助けてあげる事にしたのよ」
まどか「そんなに何かに怯えてたんですか」
マミ「えぇ、見えない何かを蛇蝎の如く恐れていたわ」
ベベ「………」
マミ「話を戻すわね…私がベベを抱き上げると、ベベはすぐに私の胸に飛び込んできたの」
マミ「私はベベの頭を撫でで…『どうしたの?』って聞いたの」
マミ「そしたらベベは答えてくれたわ」
マミ「『コワイコワイ!>>17コワイ!!』」
マミ「って」
17:
蛇蝎
22:
マミ「ベベは答えてくれたわ、『コワイコワイ!ダカツコワイ!』って」
まどか「……あの、マミさん?」
マミ「なぁに?鹿目さん」
まどか「さっきもちょっと思ったんですけど…だかつ?って何ですか?」
ほむら「だかつとは蛇蝎…へびとさそりと書くの、怖い物の例えよ」
まどか「あっ、そうなんだ」
ベベ「マドカ、ベンキョウブソク」
まどか「えへへ…」
まどか「…ん?怖い物の例えって、それじゃ蛇蝎が怖いってちょっとおかしいような…」
ほむら「もしかしたら、本当に蛇とサソリがいたのかもしれないわね」クスクス
まどか「まさかぁ、ほむらちゃん。ここは日本だよ?蛇はいるかもしれないけどサソリなんているはずないよ」
ほむら「…それで巴さん、ベベは一体何に怯えていたんですか?」
マミ「えぇ、私はベベがいた方向に何かがいると思ってすぐに確認したわ」
マミ「そこには、なんと……恐ろしい事に>>25がいたの」
25:
蛇蝎
29:
マミ「そこにはなんと蛇蝎が…つまり本当に蛇とサソリがいたのよ」
まどか「えぇっ!?」
ほむら「まさか、そんな事が…!」
マミ「私もびっくりしたわ、街中で蛇を見る事だって珍しいのに…まさかサソリまでいるなんて」
マミ「もし私がその道を通るのが少し遅れていたらベベは噛まれたうえに刺されていたかもしれない…ゾッとするわね」
ベベ「ウゥゥ…!」ガタガタ
マミ「よしよし、大丈夫よ…ここには蛇もサソリもいないわ」ナデナデ
まどか「み、見滝原ってサソリがいるのかな…?」
ほむら「…誰かが飼っていたペットが逃げ出したのかしら」
まどか「そ、それでマミさんはどうしたんですか?」
マミ「蛇とサソリ…どっちも危ない生き物だもの、放っておくわけにはいかないわ」
マミ「街の平和を守る為、私は>>33をしたの」
33:
ティロフィナーレ
37:
マミ「街の平和を守る為、私は迷わずティロ・フィナーレを撃ったわ」
ほむら「!?」ブフゥー
まどか「てぃ、ティロ・フィナーレを!?」
マミ「えぇ、一撃で消し飛んだわ!もう蛇蝎も怖くないわね」
ほむら「ごほっ…!そ、それって、大丈夫だったんですか…?」
まどか「そうですよ!街中でティロ・フィナーレだなんて危ないんじゃ…!」
ほむら「普通に銃で撃てばいいのでは…?」
マミ「え…だってなんだか血とか飛び散りそうだし…怖いじゃない」
ベベ「コワイコワイ」
ほむら(街中で大砲ブッ放す方が怖いわ……)
マミ「…まぁ、でも確かに言われてみればティロ・フィナーレはちょっとやりすぎだったかも知れないわね」
マミ「その時、巻き添えで>>41も吹っ飛ばしちゃったし……」
41:
さやかちゃん
51:
マミ「その時、巻き添えで美樹さんも吹き飛ばしちゃったし…」
まどか「さやかちゃあああああああああああああん!!?」
ほむら「美樹さーーーーーーーーーーーん!!?」
まどか「そ、そういえばおととしくらいにさやかちゃん、謎の爆発事故で緊急搬送されたけど…アレって…!!」ガタガタ
マミ「その時吹っ飛ばした女の子が後に魔法少女になったのには運命を感じたわね」
ほむら「巴マミ!!貴女はどこまで愚かなの!!」
マミ「おっと、話が脱線したわね…続きを話しましょうか」
まどか「ひどいよ、こんなのってないよ…!あんまりだよ…!」
ほむら「くっ…」
マミ「無事蛇蝎を倒した私はすっかり怯えてしまっているベベをひとまず家に連れて帰る事にしたの」
マミ「暖かい紅茶をだして、頭を撫でであげると…落ち着いたベベは少しずつ喋り始めたわ」
マミ「確か最初は……なんて言ってたかしら」
マミ「そうそう、確か『>>50』って言ってたわね」
50:
マスカラほすぃ
54:
マミ「最初は『マスカラほすぃ』って言ってたわね」
まどか「…え?なんて?」
ベベ「マスカラホスィ、マスカラホスィ」
ほむら「ナイトメア語?」
マミ「日本語よ?ベベは何故か無性にマスカラを欲しがっていたの」
ほむら「なぜマスカラを…」
マミ「その時は私も分からなかったけど…まぁすぐに分かるわ」
マミ「とりあえず私はマスカラを用意してベベに渡したの」
マミ「するとベベはマスカラを手にして立ち上がって…」
マミ「>>58をしたのよ」
58:
零戦バホーンwww
ヌホホホホホホヌホホホホホホ
62:
マミ「ベベはマスカラを持って立ち上がり零戦バホーンwwwヌホホホホホホヌホホホホホホと奇声をあげ始めたのよ」
ほむら「…………」
まどか「…………」
ほむら「………巴さん」
マミ「なぁに?暁美さん」
ほむら「話、盛ってませんか」
マミ「事実よ」
ベベ「零戦バホーンwwwヌホホホホホホヌホホホホホホ」
マミ「ほぉら」
ほむら「…………」
ベベ「零戦バホーンwwwヌホホホホホホヌホホホホホホ」
まどか「えっ?あ、うん……」
ベベ「零戦バホーンwwwヌホホホホホホヌホホホホホホ」
まどか「ぜ、ぜろせん…ばほーん」
ほむら「まどか!真似しなくていいのよ!!」
67:
ほむら「えっと…ベベは巴さんのマスカラを持って奇声をあげ始めたんですか」
マミ「えぇ」
ほむら「………で?」
マミ「え?」
ほむら「いや、その奇声はいったいなんなんですか?何の意味があったんですか?」
マミ「そう思う気持ちも分かるわ、私も最初は訳が分からなかったもの」
マミ「でもね?奇声をあげて転げまわるベベを見ているうちに…少しずつ分かってきたの」
マミ「ベベは何をしているのか、私に何を伝えたいのか…」
マミ「言葉なんてなくったって、心を通わせる事は出来るのかもしれないわね」
ほむら「……で?なんなんですか?」イライラ
マミ「つまりね、ベベはその奇行を通して私に>>70と言いたかったんだと思うの」
70:
生ける者には皆平等に死が訪れるのだ
74:
マミ「ベベは、生ける者には皆平等に死が訪れるのだ…と言いたかったんだと思うの」
ほむら「………」
まどか「………」
マミ「零戦…つまり特攻隊の戦闘機が死ぬために飛び立ったように…人は生まれた時から死に向かって歩き続けている」
マミ「そのゴール…死はいつ訪れるのかは人によって違う、でも確実にいつか辿り着く結末よ」
マミ「魔法少女ならなおの事、いつ死を迎えてもおかしくない…」 ガチャッ バタン
マミ「そうだとしても、死を迎える事自体は平等で…たとえ魔法少女じゃなくったって今この瞬間に死ぬ可能性すらある」
マミ「そういうことを理解し心の片隅に置いておくことで今『生きている』と言う事をよりよく…あら?」
マミ「……………」
マミ「鹿目さんと暁美さんがいないわ」
マミ「……ベベもいない?」キョロキョロ
75:
見滝原市
 帰り道
まどか「い、いいのかな…話の途中で勝手に帰っちゃって」
ほむら「いいんじゃないかしら…ついでに爆発事故の主犯が見つかったと通報しておきましょう」ピッピッピッ
まどか「ほむらちゃん…なんだかたくましくなったね」
ほむら「そうかしら」
まどか「…それじゃ、私の家こっちだから」タッ
ほむら「えぇ、おやすみなさいまどか」
まどか「うん、おやすみなさいほむらちゃん!また明日学校で」
ほむら「えぇ…蛇とサソリに気を付けて」
ほむら「………」
ほむら「……………」
ほむら「さて……」ガサゴソ
ベベ「ク、クルシイ…ホムラ、クルシイ」
ほむら「巴マミのバカ話に付き合っている暇はないわ…こうなったら貴女自身に直接聞くしかないみたいね」
82:
ほむら「ベベ、貴女は何者?お菓子の魔女であるはずの貴女が何故…この世界に」
ほむら「この結界を作ったのも貴女なのかしら、全て洗いざらい話さないと首の骨を折るわ」ググググ
ベベ「モジョベー…」
ほむら「さぁ、話す気になったかしら?」
ベベ「>>80
80:
>>77
77:
零戦バホーンwww
ヌホホホホホホヌホホホホホホ
83:
ベベ「零戦バホーンwwwヌホホホホホホヌホホホホホホ」
ほむら「………」
ベベ「………」
ほむら「………」チャキッ
ベベ「あ、ごめんなさいなのです少しふざけすぎたのです」
ほむら「へぇ…貴女、普通に喋れたのね」バキューン
ベベ「もじょべっ」
ほむら「……………」
鞄持ちのなぎさちゃんが死んでしまったので、なんやかんやあってほむほむは魔女になってしまいましたとさ
おしまい
84:
割と面白かった
8

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