戦士「くっ、殺すならさっさと殺せ!」男(なんだこのおっさん・・)back

戦士「くっ、殺すならさっさと殺せ!」男(なんだこのおっさん・・)


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1:
男「誰だよ、あんた。つかなんで俺の部屋にいんだよ?」
戦士「え?あれここはどこだ?俺はさっきまで・・・」
男(泥棒か?でもめっちゃ汚いし、なんか鎧着てるし・・・・)
男「おっさん誰だよ。」
戦士(なんだここは!?さっきまでいた場所と全然違う場所ではないか!?)
戦士「・・・?」
男(って無視かよ!)
男「あんたのことだよ!もうなんか知らねーけど警察呼ぶからな。」
戦士「おいそこの若造、ここはどこだ?俺はなんでこんなところにいる?」
男「いや知らねーよ!!俺が聞きてーよ!!」
戦士「ふん、使えん奴だ。まあいい。俺の拘束は解かれてるみたいだし、お前から殺気を感じないところを見ると命びろいしたようだな。」
男(な、なんだこいつ!?すげーむかつく!!)
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ニュース報(VIP)@2
戦士「くっ、殺すならさっさと殺せ!」男(なんだこのおっさん・・)
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6:
戦士「ところで若造、お前はどこ出身のものだ?その奇抜な恰好俺は初めてみるぞ。」
男「どこのって・・この町に決まってんだろ。ここ俺の家だし。」
戦士「何!?ってことはここもサーウジアラビータ国内なのか?巷ではこんな服装がはやっていたとは・・・」
男「は?どこだよそこ?ここは日本だぞ。日本の京東県、羽赤市。おっさん寝ぼけてんのか?」
戦士「日本?京東県?羽赤市?まるで聞いたことないところだ。まさかまだ未知の国が存在しているとは・・・」
男「てかおっさんの方が何もんだよ!?勝手に俺の家にあがりこんでるし、ボロボロだし、変な鎧着てるし。」
戦士「へ、変とは無礼な若造だ!この鎧はサーウジアラビータ国に従事している戦士の証だぞ!!常識も知らない若造が!!」
男(いやだからなんだよ!!サーウジなんちゃらって!)
男「は〜〜。とにかくここは俺の家なの、わかる?今回は警察呼ばないでやるから、もうそのサーウジなんちゃらってとこに・・」
戦士「サーウジアラビータだ!!」
7:
男「そのサーウジアラビータに帰ってくれない?泥棒ではないみたいだし」
男(まあちょとおかしい人ではあるけど・・)
戦士「別に、若造ごときに言われなくてもそうするつもりだ。じゃーな。」
男(さっさとけーれ、けーれ)
戦士「ところでどっから外に出れるんだ?」
男「そこの玄関からだよ!!早く帰れ!!」
男「ふ〜。やっと帰ったか。なんだったんだいったい・・・」
男「もしかしてさっき会ったあの胡散臭い占いばあさんが言ってたことってこれか・・?」
9:
〜30分前帰り道〜
男(あ〜あ、帰ってもつまんねーし帰りたくねーな・・)
占いばあさん「そこのお兄さん。そこのお兄さん。ちょっとこっちおいで。」
男「ん?誰だばあさん?」
占いばあさん「わたしゃただのしがない占い師じゃよ。そんなことよりお兄さんに嫌な未来が見えてしまっての。それを知らせてやろうと思ったのじゃ。」
男(やべー変なのに捕まっちまった。)
男「ばあさん、悪いけど俺お金持ってないから占うならほかの人を・・」
占いばあさん「金なんかとりゃしないよ。それより気をつけるんじゃな、24日によくない事が起きるぞ。」
11:
男「ん?24日って今日じゃねーか!なんだよよくない事って!?」
占いばあさん「それはわからん。」
男「わかんねーのかよ!」
占いばあさん「じゃがよくないモヤモヤしたものが見えるのは確かじゃ。気をつけるのじゃぞ。今年を乗り切れば大丈夫じゃが。」
男「今年って・・まだ9月じゃねーか!」
占いばあさん「ケセラセラじゃよ」
男「え?お、おい・・・。どっか行っちまった。なんだよケセラセラって・・」
男「ま、まあ別にそんなこと言われても信じるわけないし、それに仮に本当だとしても今月の24日に不幸になるわけではないしな。あと数時間で日付変わるし・・」
男「まさかな・・・」
12:
〜男の部屋〜
男「まさか、本当にこんなことが起こるなんて・・。何もんだよあのばあさん。」
男「ま、でもあの変なおっさんは帰ったし、さっきのことは忘れて宿題でもやるか。」
男(そういや、あんな事が起こったのもちょうど5か月前の今日だっけか・・・)
ピーンポーン
男「ん?なんだこんな時間に。」
ピーンポーン
男「はいはい、今開けまーす。」
警官「こんばんは。ん?君ひとりかい?」
男「え・・は、はい。なにか・・?」
警官「実はさっき怪しい人をこの近辺で見かけて、職務質問をしたんだけど要領を得ない事ばかり言っていてね。」
男「はあ・・」
警官「それでちょっと署まで来てもらおうとしたんだけど、抵抗しながらここの家の人に聞けばわかるなんて言うから確認しに来たんだけどこの人と知り合い?」
男「え?」
13:
戦士「おい若造!こいつにガツンと言ってやってくれ。俺はサーウジアラビータ国に仕える高貴な・・・・」
男「え、えええええぇぇぇぇぇぇ!!!」
警官「あ、やっぱ知り合いなの?」
男「いや、知り合いっていうか・・・」
警官「いや〜よかった。この手の輩はいろいろと面倒なんだよね。知り合いがいて助かったよ。じゃあ、あとはよろしくね。」
男「え、いやちょ・・・」
男(行っちゃた・・・)
戦士「若造。さっきのは奴はなんだ!まったく無礼な奴だな!!」
男「・・・・・」
戦士「ん?どうした若造?」
男(は〜、今日はなんて・・)
男「とりあえず・・・あがっていきます・・・?」
男(ついてない)
15:
〜1時間後〜
男「つまり、おっさんはそのまったく別の世界の国からやって来たってことになるな」
戦士「まあ、若造の話が本当だとしたらな。」
男「それはこっちの台詞だ!てか若造じゃなくて俺は男って名前だ!」
戦士「ふん。俺から見れば若造だよ。それをいうなら俺だっておっさんじゃなくて戦士って名前がある。」
男「だれが呼ぶか。とにかくおっさんの話が本当だとすると時間を飛び越えてきたか・・」
戦士「時間を飛び越える呪文なんてこっちの世界にはなかったぞ。」
男「え?呪文なんてあるの!?見せて!!」
戦士「なんだこっちには存在しないのか。ちなみに俺は戦士だから使えない。」
男「なんだ・・。まあ、これでわかったことは時間を飛び越えてきたんじゃなくて別の世界からこっちの世界へ飛び越えてきたってことか。こっちの世界には呪文なんて存在しないし。」
戦士「まあ、そういうことになるな。何故かは知らんが。」
男「とりあえず状況は何となくわかったし、風呂でも入る?おっさんかなり汚いし・・」
戦士「汚いとはなんだ!でもまあせっかくだしよばれよう。」
16:
男「そういえば俺の部屋に現れた時から汚かったけど、どういう状況だったんだ?なんか殺せみたいなこと言ってたけど?」
戦士「あ、ああ・・。そのなんだ・・」
男「魔王に捕まってたとか?」
戦士「まあ、そんなところだ・・」
男「へー、てきとうに言ったんだけど本当に魔王なんているんだ。本当にゲームの中の世界みたいだな。」
戦士「そのゲームとやらはわからんが、こっちの世界では魔族長というがな。」
男「ふ〜ん」
17:
戦士「ところで若造。この家にはお前一人しかいないのか?それにしてはずいぶん大きいと思うんだが」
男「ああ、今はね・・」
戦士「今は?」
男「それより、早く風呂入ってこいって。そこ突き当り右だから」
戦士「あ、ああ。わかった」
男「・・・・・」
男(これからどうするか・・。おっさんの言ってることも嘘だと思えねーし。しばらくはまあ俺の家でかくまうとして、いろいろと面倒なことになりそうだな・・・)
戦士「うわぁぁ!!な、なんだこれは!!!急に水が噴き出してきたぞ!!おい、若造!!」
男「ったく。それはシャワーっていって・・・・」
18:
〜30分後〜
戦士「ふ〜、いい湯だった。おい若造、風呂出たぞ。冷めないうちに早く入れ。」
男「へいへい、わかってるて。っておっさん!?なに裸でうろついてんだよ!!!」
戦士「何言ってんだ、風呂上りなんだから普通だろうが?」
男(てか、すげー筋肉だな。流石国に仕える戦士だけあるな・・・)
男「ってそうじゃなくて。脱衣所があるんだからそこで着替えろよ!説明しただろ!」
戦士「いいじゃねーか、男同士なんだしよ。お?若造。なんか顔赤くなってないか?」
男「な!!なるか!バカ野郎!!」
戦士「おーおー行っちまった。からかいがいがあるね〜若造は。」
19:
〜風呂場〜
男「嫌な奴!嫌な奴!嫌な奴!」
男(なんなんだよあのおっさん!!まあ確かにめっちゃマッチョで顔もよく見たらなかなかかっこよかったけど・・・)
男「いや!何考えてんだ俺!しっかりしろ!!」
男(たく、今日はなんか変だ。ん?あれはおっさんの脱ぎたての服!)
男(ゴクッ)
男「いやいやいや!!しっかりしろ俺!!!」
ガラガラ
戦士「さっきからなんか喋ってるがどうした?」
男「!!な、なんでもないから向こうでテレビでも見てろよ!!」
戦士「テレビって?」
男「いいから向こう行ってろ!!!」
戦士「なんなんだよいったい。最近の若いもんはよくわからねーな。」
男「はぁーはぁーはぁー。」
男(なんだよ・・・)
20:
〜リビング〜
男(ふ〜、いいお湯だった。あれ?おっさんは?)
ガチャ
戦士「おう若造、風呂から上がったか。にしてもこの服はやはり違和感があるな。」
男「あんなザ・戦士みたいな恰好でうろうろされちゃたまんないからな。我慢しろよ。」
男「ところでどこ行ってたんだよ?」
戦士「外で身体を鍛えていた。」
男「外でって!!」
戦士「そこの庭の所でな。」
男(なんだよ、ビビった。流石におっさんも外に出歩くのはまずいってわかってるようだな・・)
男「せっかく風呂入ったのに、汗かいちゃいみないじゃん。」
男(いや、今の恰好なら別に外で歩いてても不自然じゃないか・・)
戦士「いや、汗ぐらい構わん。向こうでは風呂は5日に1回とかだしな」
男(てか、改めてみるとかっけーな。最初のボロボロの時も今考えてみればなかなかエロかったっていうか・・)
21:
男「げっ、マジかよ。頼むからもう一回風呂入ってくれ。」
男(なんてか、男らしいところがかっけーよな。俺、部活やめてから筋肉おちたからなぁ。あのマッチョにも憧れる・・)
戦士「しかたない。なら一緒に入るか若造?」
男(一緒に入るかだって。く〜、そんなこと言われてみてー。ま、そんなことはまずない・・・)
男「ん?」
戦士「だから、せっかくだし一緒に入るか?」
男「jざ967d@q@えrgq@」
男(お、おっさんまさか・・)
戦士「駄目か?」
男「な、ななな何で?」
戦士「さっき入ったときこっちじゃ見ない色々な物が置いてあったから、説明してもらおうと思ってな。」
男「あ、あぁ」
男(そういうことか。いやー焦った。)
男「わかった。じゃあ着替え持ってくるから先行ってて。」
戦士「おう」
23:
〜風呂〜
ザブーン
戦士「あぁ〜、風呂はやっぱり入ると気持ちがいいな。」
男「うめくなよ、オヤジ臭い。あとこれからは毎日入れよな。」
戦士「それはそうと、若造。なかなか筋肉あるではないか。」
男「み、見るなよ!それに今はどっちかっていうとないほうだし・・」
戦士「確かに、俺と比べるとまだまだだな。脚の方とかとくに。俺のと見比べてみるか?ほら」
ザバーン
男「!!」
戦士「ほれ、結構ガッチリしてるだろ?まあ戦士たる者これくらい・・」
25:
男「で、でけー」ボソ
戦士「ん?あぁここか。まあ戦士としては当然だな。それに比べて若造のはずいぶん小物だな。」
カポーン
男「・・・・・・・」
戦士「・・?」
男「こ、こ、こもので悪かったな!!このくそデカぼけなすくそ野郎ぉぉぉぉ!!!!!」
戦士「お、おい若造!?」
男「うわあぁぁぁぁぁん!!」
ドタドタドタ
戦士(行ってしまった。俺が悪かったのか・・?)
27:
〜男の部屋〜
男(くそぉぉ、なんだよ!!あの野郎!!)
コンコン
戦士「入るぞ?若造。」
ガチャ
男「・・・・」
戦士「ったく、身体も拭かないで真っ裸で部屋にこもりやがって。風邪ひくぞ?」
男「・・・・」
戦士「そ、その・・・。悪かったな。」
戦士「俺の世界ではあんまりそういうのは気にする奴はいないから、ついな・・」
男「・・・」
戦士「それに、性交するときはその、なんだ。ナニの長さはあんま関係ないしな!」
男「・・」
戦士「わ、若造。い、いま何歳だ?」
男「・・17」
28:
戦士「だろ?まだまだ成長するって!!俺が17のときだってそんなもんだ!」
男「・・本当?」
戦士「・・まあ、もうちょっと大きかったけど」
男「!!」
戦士「そんなに気にしてるなら、半分くれてやるから。な。」
男「ふ、ははははは」
男「なんだよ、くれてやるって。そんなこと出来ないって。あ〜あこんなことで落ち込んでバカみたいだった。」
戦士「なんだよ急に元気になって」
男「いや、親身になってくれる奴がいるだけでだいぶ違うんだなって、思っただけ。」
戦士「?」
男「ありがと、おっさん。」
戦士「お、おう」
戦士「それより、そのまんまじゃ風邪ひくぞ。ほらタオル持ってきたから、これで拭いて。」
男「サンキューおっさ・・ってうわ!」
戦士「うわ!」
30:
ツルッ ガッッシャン
男(いっってーー。足が濡れてるから転んじまった。ん?なんだこの顔にあたるぷにぷには?)
男「!!!」
男(これ、おっさんのナニじゃねーか!!!)
男(早くどきたいけど、おっさんが上に乗ってるからどけねぇ!やばい、俺のがこれ以上は反応しちまう)
戦士「う〜いてー。大丈夫か?」
戦士(ん?なんか俺のがムズムズするな・・。って!)
戦士「!!!」
バッ
男(ふー助かった。危ないところだった。)
31:
男「ごめんなおっさん」
戦士「あ、あぁ。それじゃあな、俺はリビングで寝るから」
ソソクサ
男「なんだ?向こう側向いたまま行っちまった・・。」
男(にしても、柔らかかったな・・・。いやいかん!!何考えてるんだ!!)
男「着替えたらもう寝よ、寝よ。」
〜リビング〜
戦士「はぁ・・はぁ・・はぁ・・」
戦士「危なかった・・・」
戦士「・・・・・・師匠。」
32:
〜次の日〜
ピピピピピ・・ ガチャ
男「ふぁ〜、全然眠れなかった・・・。あれ?おっさんは?」
男(リビングのソファーで寝てるはずなのに。まさか昨日のことはすべて夢だったなんてことは・・)
ガチャ
戦士「おう、若造起きたか。」
男「なわけないか・・。おっさん起きるの早いな」
戦士「ああ、向こうでは朝の訓練は欠かさずやっていたからな、この世界にきたとしてもやめるわけにはいかんよ。」
男「朝からご苦労なこって。」
戦士「若造は朝の訓練はしないのか?」
男「昔は、訓練っていうか朝練はやってたけど今はもう・・。それより今から朝食作るから少し待ってて。」
戦士「おう、悪いな!」
33:
〜朝食中〜
男「そういえばこの後おっさんなんか予定あんのか?」
戦士「いや何もない。」
男「帰る方法とか探さなくていいのか?」
戦士「あ、あぁ・・・。」
男「?」
戦士「それより若造はこの後なにかあるのか?」
男「俺は学校だよ。」
戦士「学校ってことは勉強か。俺も久しぶりに行ってみるか。」
男「ふ〜ん・・・って無理だよ!!」
戦士「え?別に構わんだろ?」
34:
男「いや、おっさんどう見ても高校生じゃないし!それ以前にその学校の生徒じゃないと授業受けられないし!」
戦士「けっ、こっちの世界はけちけちしてるな。俺の世界では誰でも好きな時に自由に学校にいけたぞ。」
男「こっちの世界とおっさんの世界は違うんだよ。とにかく予定がないなら家の中で大人しくしててくれ。」
戦士「ちっ、つまらん。」
男(この世界のことよく知らないおっさんが無闇に動かれても面倒だしな)
男「って、やべぇ!もうこんな時間かよ。じゃ、おっさん家で大人しくしてろよ。」
戦士「若造。ちょっと待て。背中になんかついてるぞ。とってやる。」
サワリ
男「サンキューおっさん。じゃ行ってくる。」
戦士「きいつけてな!」ニヤリ
35:
〜学校〜
友「おう、男。おはよう!」
男「おう!」
友「ん?なんかあったのか?」
男「へぇ?なんでわかるんだ?」
友「そりゃ、何年お前の友達やってるとおもってるんだよ。一目でわかるわ、一目で。」
男(え?おれ友のことそんなすぐわかんないんだけど・・)
男「実はな・・・・」
ガラーーー
先生「おまえら席につけー!授業始めるぞ!」
男「友、この話は授業中にな。」
36:
ホントにホモじゃねえかよ…
37:
〜授業中〜
友「戦士が居候!!!」
男「ばっ!声がでけーよ!!」
先生「おい!そこのふたりうるさいぞ!!」
男・友「すみません・・」
先生「ったく・・。であるからして・・・」
友「で、本当なのかよそれ。」
男「こんな嘘ついてもしょうがないだろ。」
友「でもそれ本当かよ。その戦士って奴が嘘ついてんじゃないか?」
男「いや、本当のこと言ってると思うんだよね。所々はぐらかされてるところもあるけど。」
友「ほらみろ」
38:
男「いやでも、俺の部屋にゲームでしか見たことないような鎧着て、ぼろぼろでいたんだぜ、信じるしかないだろ。」
友「なあ。その鎧って今、校庭にいる人が着てる感じのやつ?」
男「え?あぁ、あんな感じ、体型もあんなの。な?ゲームでしか見たことないだろ?」
男「・・・・・・」
男「えええええぇぇぇぇぇ!!!なんで学校に!!」
先生「おい!うるさいぞ男!!さっきも注意しただ・・」
男「先生!俺トイレ行ってきます!!」
先生「お、おい。ちょっとまて!!・・・行っちまった。みんなちょっと自習してろ」
ガヤガヤガヤ
友(え?え?俺のせい?)
39:
〜校庭〜
戦士「離せ!無礼者!俺はあの有名な・・・」
体育教師「黙れ不審者め!変な恰好しやがって。警察に突き出してくれる!!」
戦士「一般人には手を出したくはなかったが仕方あるまい」
戦士「くらえ!しっぷう突・・」
ゴツン
戦士「がはっ!」
体育教師「少しは大人しくせんか!」
戦士(こいつ・・強い!)
男「ちょっと待ってください!!」
戦士「若造!!」
体育教師「ん?お前はA組の男じゃないか。どうした?」
男「その人を離してやってください!」
体育教師「知り合いなのか?」
男「いや、その、知り合いといいますか、なんといいますか・・」
40:
戦士(若造が困ってるようだな。ここは助け舟をだしてやるか)
戦士「実はそこの若造は俺の弟なんだ。」
男(おっさん余計な事いってんじゃねーー!!)
体育教師「兄弟だったのか!それにしては年離れすぎてないか?」
男(くそ、こうなったら)
男「え?そうですか?そんな離れてるように見えないっていわれますよ。それに今の時代20歳差で結婚するのが珍しくない時代だし、年が離れてても不思議ではないですよ。あははは。」
体育教師「歳の差婚と兄弟の年齢の差は別問題だと思うんだが・・」
先生「こらぁ、男!どこがトイレだ!校庭に走っていきやがって」
男「す、すみません。」
体育教師「まあまあ、先生。おそらく男君のお兄さんが、勝手に学校に入るのを止めている所を見かけて思わず来てしまったのでしょう。」
先生「お兄さん?」
男「そ、そうなんですよ!」
戦士「どうも!」
先生「男、お前一人っ子だろ?」
体育教師「え?」
41:
男(なんでしってんだぁぁぁ!!ってこの人担任だから知ってて当たり前だぁぁぁ!!!!)
先生「どういうことだ、男!」
体育教師「説明してもらおうか」
男「や、やだな〜。僕、兄弟だなんて一言も言ってないですよ。えーとですね・・・この人はですね・・・」
きゃあああぁぁぁぁぁぁ!!!!
男「へぇ?」
戦士「!!」
先生「さっきの悲鳴、体育館の方から聞こえたぞ!」
体育教師「今は体育館は使われてないはず。と、とにかく行ってみましょう!」
タッタッタッタッタ
男(ふ〜助かった・・)
男「おっさん!あとは俺が何とかごまかしとくから、早く家に帰って・・・」
男「って、なんでおっさんも一緒になって体育館向かってんだよ!!」
戦士(さっきの悲鳴まさか・・・)
42:
〜体育館〜
僧侶「あれ?ここどこ?」キョロキョロ
ガラガラ
体育教師「どうした?なにがあった?」
先生「ん?誰だそこにいるのは!?」
僧侶「へぇ?おじさんたち誰?てかここどこなのよ!?」
先生「女性!?それになんだあの恰好!」
体育教師「また変な恰好な奴が現れたな・・。まあいい、ここは男子校。つまりあいつは誰がどう見ても部外者。ただちに警察に引き渡してやる!」
僧侶「え?ちょっと何よ!触らないでくれる!」
体育教師「うるさい!!先生も手伝ってください!」
先生「はい!」
43:
僧侶「ちょっとやめなさいよ!」
ガラガラガラ
戦士「はぁはぁはぁ・・・。やっぱりお前は!」
僧侶「戦君!!生きてたのね!!」
男「はぁはぁはぁ。おいおっさん何してんだよ!今のうち逃げないと・・」
体育教師「ん?お前はあの不審者と知り合いなのか!?」
僧侶「知り合いなんてもんじゃないわ!戦君と私は付き合っているんですもの!!」
男「え?えええぇぇぇぇぇ!!??」
男(なんだいきなり。おっさん追いかけて体育館に入ったら、おっさんの彼女が目の前に?!!??)
男(とにかく、この場を何とかしなくちゃ。彼女ってことはあの人もおっさんの世界の人で、つまりおっさんと同じで飛ばされてきたってことか!?)
44:
男「えっと・・つまり・・」
体育教師「ふん、アベック同士で不審者とはふてー奴らだ!二人ともまとめて警察に突き出してやる!!」
僧侶「離しなさいっていってるでしょ!!」
先生「抵抗するんじゃない!」
戦士「僧侶、メダパンを使え!」
僧侶「そ、そうか!さすが戦君!くらえメダパン!!」
先生たち「うわぁぁ!!」
戦士「今だ、早くしろ逃げるぞ!僧侶も早く来い!」
男「え?え?逃げるって先生たちは?何でグラグラしてんの?」
戦士「混乱してるだけだ。早く逃げるぞ。」
男(どうなってんだよ!?)
45:
〜男の家リビング〜
男「で?なんだよさっきの!?てか誰だよこの人!?どうやって学校きたんだよ!?」
僧侶「ねえ戦君、誰この人?ここどこ?」
戦士「わかった!わかった!一個ずつ答えていくから順番を待て」
戦士「まず、若造のこいつは誰という質問だが、こいつは俺の元・・」
僧侶「戦君の彼女をしてる僧侶といいま〜す!」
戦士「元同僚の僧侶だ。」
僧侶「ひっどーい戦君!」
戦士「で、さっき先生たちにしたのは、メダパン。混乱呪文だ。前に呪文があることははなしたよな?」
男「ああ。つまりこの人はおっさんと同じ世界の人ってわけね?」
戦士「そういうことだ!」
僧侶「同じ世界?どういうことなの?」
戦士「ああ、実は・・・」
47:
〜30分後〜
僧侶「うっそ!!信じらんない!!ここが私たちの世界とは別の世界だなんて。」
戦士「気持ちはわかるが本当のことだ。」
男「そういえば、僧侶さんはここに飛ばされる前はどういう状況だったんですか?なんかすごい叫んでましたけど?」
僧侶「そんなことはどうでもいいのよ!なんてったって戦君に会えたんだから!!」
戦士「お、おいあまりくっつくな!」
僧侶「いいじゃない!別に〜!!」
戦士「ったく・・」
男(なんだろ・・胸の奥のほうがむかむかする・・)
僧侶「そうだ、私もここに住むけど別にいいわよね?」
男「え?」
戦士「若造、頼む。住ませてやってくれないか?」
男「べ、別にいいけど・・・」
48:
僧侶「やった〜!!ありがとう戦君!」
戦士「お礼いう相手違うだろ!」
僧侶「そうだった!私うっかり!!」テヘ
僧侶「ありがとね男君!」
男「あ、うん・・」
僧侶「そうと決まればここの生活少しで早くなれなくっちゃ!!わくわくしちゃう!」
男「帰る方法探さなくていいんですか?」
僧侶「いいのよ別に!だって戦君がいるんだもん!!」
男「おっさんは?」
戦士「まあ、戻る方法の見当もつかないし今のところは・・」
男(なんでこの人たちは戻りたがらないんだろう?)
戦士「・・・・・」
僧侶「ふんふんふん♪」
49:
〜その日の夜〜
友『その新しくきた僧侶って人が呪文でね。』
男『そうなんだよ。もうわけわかんなくて。』
友『でもそれで納得かも。先生あの後教室に帰って来たんだけど、なんかふらふらしてたし、男のことまったく触れないまま授業再開してたから。』
男『ふらふらしてたって・・(大丈夫なのかよ・・)』
友『なあ、明日休みだし。お前の家遊び行ってもいいか?その2人に会ってみたいし。』
男『まあ、別にお前だけならいいけどよ。』
友『じゃあ、また明日な!』
ガチャ・・ツーツーツー
戦士「それが電話って奴か?」
男「おっさんいたのか。そうだよ、昨日教えた奴。これは携帯電話だけど。」
僧侶「戦君!!どこで寝るの?一緒に寝よう!!」
戦士「お断りだ!」
僧侶「ひど〜い戦君!」プンプン
僧侶「あれ男君何持ってるの?」
50:
男「ああ、これは・・・」
僧侶「す〜ご〜い!離れた相手と会話できちゃうんだ!!」
戦士「確かにすごい発明だよな。これが向こうにあったら俺たちの仕事も効率よく終わったのにな。」
僧侶「それはそれで困るかも!だって戦君といられる時間が減っちゃうってことだもん!!」
男「仕事って?」
戦士「俺たちは、昔世界を回って未知の場所を発見したりしていたんだ。まあ、国営探検家みたいなもんだな」
僧侶「そう、そこで私たちは運命的な出会いをしたのよ!!」
戦士「もうだいぶ前だよな俺たちが初めて会ってから?」
僧侶「私が14の時だから、もう6年まえね!それからずっと戦君一筋の私って一途!!」キャー
男「6年前って今20なの!?」
僧侶「そうよ!若く見えるでしょ♪」
男「こんなおっさんのどこがいいの?」
戦士「おっさんじゃない!!」
僧侶「すべてよ!す・べ・て!」
51:
僧侶「それより、戦君覚えてる?私と一緒の3回目の派遣の時」
戦士「覚えてるわけねーだろ!メンバーは毎回バラバラなんだから。」
僧侶「ひど〜い!私は覚えてるのに!!」プンプン
僧侶「あの時あの事件があったじゃない!一緒にいた奴がザラキしか唱え・・・」
戦士「あんときは仲間になるとは・・・・」
男「・・・・・」
男「俺、もう寝るわ。じゃおやすみ」
戦士「おう。」
僧侶「おやすみ〜♪」
僧侶「それでさ・・・・」
戦士「あったなそんなこと・・・・」
男(そりゃそうだよな。昨日あったばかりの俺と昔の仲間とじゃ・・・)
男(そりゃそうだよな。向こうの世界同士とじゃ・・・)
男(そりゃそうだよな。男と女とじゃ・・・)
男「くそ・・」
53:
〜次の日〜
男「・・・・」
メガネ「やあ。お邪魔するよ。」
男「何でメガネが・・・」
友「ごめんな男・・。お前の家に行く途中に会ってさ。駄目だって言ったんだけど・・・」
メガネ「なかなかいい所じゃないか。まあ、大きさは僕の家のほうが全然広いけど。」
男「悪かったな!」
メガネ「別に悪く言ったつもりはないんだ。気を悪くしたなら謝るよ。」
戦士「若造、こいつが昨日言っていた友君か?」
男「いや、友はこっちの・・・」
メガネ「これはこれは、男君のお父様ですか?ずいぶんお若いのですね?どうも僕は男君の親友のメガネです。このたびはお招きいただき感謝いたします。」
男(誰が親友だ!てか呼んでねーよ!)
友「あ、ちなみに俺が友です。はじめまして。」
ガチャ
僧侶「戦君!すごいのよこの洗濯機ってやつ!!自動で服洗ってくれるんだって!!」
55:
メガネ「おや、あなたは男君のお姉様ですか?どうも僕はメガネと申します。」
友「この2人が昨日言ってた?」ヒソヒソ
男「そう。別の世界から来た二人。」ヒソヒソ
僧侶「もしかして男君のお友達?私、僧侶っていいま〜す!!よろしくね☆」
僧侶「それと〜、私は男君のお姉さんじゃないよ〜!戦君の彼女さんなのだ!!」
戦士「お、おいくっつくな!それに違うだろ!!」
メガネ「え?どういうことですか?」
男「あ〜、そのいろいろあんだよ。とにかくメガネお前は帰ってくれないか?今日は友と話があるから。」
メガネ「ひどいじゃないか、男君!一番の親友の僕に対して!まあしかし、今日の所は大人しく帰るとしようか。」
男(ただクラスが同じなだけだろ!)
友(ってか、帰るんかい!)
メガネ「男君の家が知れただけでも十分な収穫だしな。」ボソ
メガネ「それでは、これで失礼させてもらうよ。」
友「あいつ何でついてきたんだ?」
男「謎だ・・」
56:
〜リビング〜
友「ではあらためて。俺は友って言います。男とは小さいころからよく一緒に遊んだりしてました。まあ親友って奴です。」
戦士「俺は、サーウジアラビータ国に仕えている戦士だ。よろしく。」
僧侶「そして私が戦君の未来のお嫁さんの僧侶で〜す。よろしくね!」
男(こいつら隠す気ゼロかよ。ってかおっさん否定しろよ!)
友「お前が言ってた通りだな。」ヒソヒソ
男「だろ」ヒソヒソ
戦士、僧侶「?」
友「え〜と2人は知ってたんですか?俺が2人の事情を知ってるってことを」
戦士「いや、来ることは知っていたが。」
僧侶「わたしは君が来ることすら知らなかったわ。」
友「こいつはまた面倒なものを・・」ヒソヒソ
男「わかるか友よ・・」ヒソヒソ
57:
戦士、僧侶「?」
友「ならその。できればその自己紹介はやめたほうがいいかと。いろいろと面倒なことになるので・・」
戦士「うむ。気をつけよう。」
僧侶「なんかその話、男君も昨日してたような気がする。」
戦士「そうか?気のせいだろ?」
僧侶「そっか!」
男(言ったよ、何回も!聞いとけよ!)
友「それで、2人が別の世界からきた証拠とかあったら見てみたいんですけど・・」
戦士「証拠?」
友「はい。そちらのみにある技術とかでもいいんで」
男(なんか友、今日グイグイいくな。)
戦士「証拠か・・。たとえばこの机を素手で割るとかか?」
58:
友、男「え?」
戦士「しっぷう突き!!」
バキーン
友「す、すげ・・」
男「て!・・ぁ・・・・」
僧侶「すごーい!戦君さすが!じゃあ私はこの机燃やしちゃおう!」
僧侶「メロ!」
ボン!メラメラメラ
友「すっげー」
男「!!!!!!」
僧侶「へっへーん!!すごいでしょ!」
男「そうじゃねぇ!俺の家の机!ってか燃えてるし!!早く消せぇぇぇ!!」
59:
〜10分後〜
男「危うく俺の家が燃えるところだっただろ!」
僧侶「ごめんなさ〜い!」
友「まあまあ、火は消えたんだしさ。」
僧侶「友君優しい〜!!」
男(友のやつ、この女に惚れたんじゃねーだろーな。)オコ
戦士「まあこれで俺たちが別の世界から来たって信じてもらえたかな?」
友「もちろん!俺もっとそっちの世界について知りたいです。」
僧侶「友君は優しいから、教えてあげる!!」
男(ちょっと待て、「は」ってなんだ!「は」って!)
60:
〜夜〜
僧侶「それでね〜・・・・」
友「それはすごいですね!こっちでは・・・」
男(友め!裏切りやがって・・)
男(あれ?おっさんがいない?どこいったんだ)
男(こいつら2人で盛り上がってるし俺はおっさんでも探してくるか。)
〜庭〜
男(お、いたいた。靴がないからまさかと思ったら)
男「何してんだよ?おっさ・・・」
戦士「師匠・・。俺は・・俺は・・・」
男(え?おっさん?)
戦士「ん?あぁ、若造か。どうしたんだこんなところで。」
男「それはこっちの台詞だよ。こんな暗い中どうしたんだよ?」
戦士「ちょっと考え事をな。それより友君と僧侶はまだ話してるのか?」
男「あ、あぁ。」
61:
戦士「しょうがない奴らだな。もう遅いしそろそろお開きだと知らせてやらんとな。行くぞ若造。」
男「あ、うん。」
男(おっさん、さっき何であんな悲しそうな顔してたんだ・・)
〜玄関〜
僧侶「いや〜今日は楽しかったよ!またおしゃべりしようね友君!!」
友「俺も楽しかったよ。またね!」
男(けっ)
友「そうだ男。ちょっと帰り道つきあってくれよ。」
男「へぇ?なんで?」
友「いいから、いいから。じゃ、お邪魔しました!!」
男「お、おい・・」
戦士「いつでも遊びにおいで!」
62:
〜帰り道〜
男「で、なんだよこんなことして。言っとくけど、あの女のこと聞こうとしてるなら無駄足だぞ。俺も昨日会ったばっかだし。」
友「気をつけろよ」
男「え?」
友「あの僧侶とかいう人だよ。」
男「気をつけろってどういう意味だよ。」
友「そのまんまの意味だよ。流石に追い出せとは言えないからさ。」
男「ちょっと待てよ。お前あいつのこと好きだったんじゃないのか?」
友「そんなわけねぇだろ。お前の家にいても大丈夫な奴か調べてたんだよ。お前敵視してるみたいだったし。」
男「!!」
63:
友「まあどうせお前は『友め!裏切りやがって』とか思ってたんだろうけど」
男「うっ・・・」
友「安心しろよ。俺はお前の親友だからよ。」
男「?」
友「なんでもお見通しってこと」
男「へいへい、そうですか。」
友「そういうことだから気をつけろよ!それじゃな!」
男「ああ、またな。」
友(親友だからか・・)
64:
〜次の日〜
男「映画に行きたい?今日?」
僧侶「そう、お願い!今日も学校休みなんでしょ!」
男「まあ別にいいけど。映画なんてよく知ってたな。」
僧侶「昨日テレビでやってたのよ!」
男(あぁ、そういえばテレビのこと教えたら食い入るように見てたな。こういう所はこっちの女とあんまり変わらないのな。おっさんなんて初日に教えたのにいまだにリモコンすら使えてないもんな・・・)
男「そのかわり、こっちの人らしく振舞ってくれよ。」
僧侶「もちろんよ!昨日友君も言ってたしね!!」
男「そこで興味ないふりしてるおっさんもわかったか?」
戦士「お、おれも行くのか!?」
65:
僧侶「当たり前でしょ!戦君も一緒に楽しむの!ナウなデートをエンジョイするの!!」
戦士「う、うむ。わかった。」
男(さっそく変な言葉覚えやがって・・。おっさん絶対わかってないだろ。)
男(そういや昨日友が言ってた気をつけろって・・)
僧侶「え・い・が☆デ・エ・ト☆」
男(何を気をつけりゃいいんだよ・・・)
男「じゃあ朝ご飯食ったら出発するか。」
僧侶「お〜!!」
戦士「あ、あぁ」ソワソワ
66:
〜谷渋〜
僧侶「こ、ここが・・谷渋・・・」
戦士「こ、こりゃすごい・・・」
男「おい!先行くなよ!なんで俺が2人が壊しかけた自動改札のことで謝らなきゃいけない・・・」
僧侶「す、ごおぉぉぉいいぃぃぃ!!!!!!」
戦士「すげぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
男「!!!!」
僧侶「テレビで見たまんまだよ!!あれハチ公ってやつじゃない!?そうでしょ!!!かわいいぃぃ!!!!」
戦士「人めちゃくちゃいるな!!さっきの電車って奴もすごがったがここもすごい!!!王都イエ―メーンですらこんなにいないぞ!!!!」
男「ちょ、お前ら・・」
クスクス イナカモノカシラ。
ワラッチャワルイワヨー イナカカワイイー
男「」カオマッカ
僧侶「ねぇ!あの店ちょーかわいいんだけど!!絶対行く!!絶対行きたい!!!」
戦士「建物たけー!!おい若造!なんか配ってるぞ!!もらていいのか!?」
男「ちょっとこぉぉぉい!!!!」
67:
〜30分後〜
僧侶「そんな怒らなくてもいいじゃない。」
戦士「で、あれもらってもいいのか?」
男「大丈夫だけどもらう必要なし!」
男「とにかく、大声で叫んだりはしゃいだりしないこと!いいな!」
戦士「一つききたいのだが、それはただでもらえるのか?」
配り人「え、ええ」
男「もらいに行くな!!」
僧侶「ハチ公かわいい!!」
男(聞いちゃいねぇぇ・・・)
68:
〜映画館〜
戦士「おお、ここが映画館か」モグモグ
僧侶「思ってたよ小さいのね」パクパク
男(なんで映画館行くのに3時間もかかってんだよ・・・)
男「で、なにが見たいの?」
僧侶「え?特にはないけど?」
男「ないのかよ!」
僧侶「店員さんにおすすめ聞けばいいじゃない!さっそく聞いてみましょ!!」
男「たく・・」
戦士「映画か・・」ワクワク
僧侶「すみません。おすすめの映画とかありますか?」
店員「おすすめですか?そうですね、こちらのノーグラビティなんかが一番人気ですが」
男「いや、あの出来たらもっと専門的知識がなくても楽しめるものでないですかね?」
店員「こちらの映画は専門的な知識がなくても十分楽しめますよ!」
男「その宇宙とかロケットとかはダメっていうか・・たとえばこの世界とは違う世界の人が見ても十分楽しめるような感じのないですかね?」
69:
店員「ぷ。うふふふふ」
男「あ、いやあの・・」
店員「申し訳ございません。面白い注文をされるものだから。」
男「すみません・・」
店員「いえ。でしたらこちらの映画なんていかがですか?あまり知られていないんですけど面白いですよ。」
店員「実は私はこの映画のほうがノーグラビティなんかより断然面白いと思ってるんですよ!秘密ですよ!こんなことお客さんに言ったて!」ヒソヒソ
男「じゃあ、これ3人でお願いします。」
店員「かしこまりました。すいてますからお好きな席をお選びください。」
僧侶「いよいよ映画がみれるのね!!」
戦士「なんか変に緊張してきた・・・」
男「入場する前にトイレすましとけよ〜」
僧侶「は〜い!!」テクテク
店員「お客様。お客様。」
男「あなたはさっきの。どうしました?」
店員「実はこの映画特典があるの忘れていました。」
70:
男「特典?」
店員「はい。この地域限定で映画を見てくれたペアの人たちにこのキーホルダをプレゼントしているんです。本当は男女ペアのみ限定なので、3人のあなたたちには渡すことができないんですが、特別にプレゼントいたします。」
男「いいんですか?」
店員「ええ。特別ですよ。なんでも2人の関係をつないでくれる効果があるらしいですよ。それじゃ!」
男「どうも。」
男(とはいっても、僧侶に渡してもな・・)
戦士「ふ〜。若造はトイレ行かなくていいのか?」
男「別にさっきすませたしな。・・そうだ!」
戦士「?」
男「おっさんこれやるよ!映画をみると貰えるらしいぜ?ほら」
戦士「ほう、なかなかしゃれてるな。大切にしよう。」
男「僧侶の分はもらえなかったから、僧侶には黙ってろよ。」
戦士「うむ。わかった。」
僧侶「あら、やっぱり男の子は早いわね。それじゃ行きましょ!」
71:
〜2時間後〜
戦士「いや〜よかったな!感動したよ!映画いいな!」
男「期待せずに見たけど予想以上に面白かったな。明日友にも教えてやるかな。」
僧侶「確かに面白かったけど〜、なんか違うのよね〜。」
戦士「え?そうか?」
僧侶「もっと悲壮感漂う感じで終わって欲しかったって感じ!!」
男「僧侶はバッドエンドが好きなのか。」
僧侶「バッドエンドって?」
男「悲しい終わり方ってこと」
僧侶「そうね。私はそっちの方がすきかな!」
戦士「俺はさっきの映画みたいに、最後は笑顔になれる終わり方のがすきだがな・・」
男「つまりおっさんはハッピーエンドのが好きってことか」
72:
戦士「ハッピーエンドか・・。そうだなハッピーエンドの方だな。」
僧侶「戦君わかってないわね〜。バッドエンドのがいいに決まってるでしょ!」
戦士「ハッピーエンドだろ!」
僧侶「バッドエンド!」
戦士「ハッピーエンド!」
男(こいつら覚えたての言葉使いたがる中学生かよ・・)
男「じゃあ次はどこ行こうか?」
僧侶「バッド!」
戦士「ハッピー!」
男(まだやってるよ・・)
男(でも仲よさそうだな・・前に比べてモヤモヤは少なくなったけど。やっぱりイライラする・・・)
男(やっぱり俺・・おっさんのこと・・好きなんだろうか・・・・)
74:
〜1か月後〜
〜庭〜
戦士「ふん!ふん!ふん!」
男「おっさんこんなところにいたのか!僧侶は?」
戦士「おう、おはよう若造。あいつなら谷渋に行くって言って出て行ったぞ。」
男(またか・・。たく、どこにそんなお金あるだか・・)
男「わかった。それじゃ行ってくる。」
戦士「ああ、気をつけてな!」
〜教室〜
友「おはよう!」
男「おう!」
友「そういや前に勧められた映画見たよ。結構よかったよ。」
男「今頃かよ!1か月近く前だぞ勧めたの。」
メガネ「男君、友君、おはようございます。」
75:
男、友「おはよう。」
メガネ「見ましたか。今日のニュース。」
友「あの連続窃盗事件な。」
男「なにそれ?」
メガネ「まったく男君は。ニュースも見ないなんてこれからの時代についていけなくなりますよ。まあ僕の場合は、通学の時の車の中でいつでもチェックできる環境ですから、男君よりニュースに触れる時間が必然的に・・・・」
男「で、なんなのその事件。」
友「最近この近くで起きてる事件だよ。なんでも被害者は盗られたことに気づかないらしいよ。50件以上起きてるのに。」
男「本当かよ。でもなんで連続なんだ?別の奴の仕業かもしれないじゃん」
メガネ「事件にあった被害者に共通点があるんですよ。」
男「共通点?」
メガネ「窃盗にあったと思われる時間前後の記憶があいまいなんですよ。被害者全員が。」
男「へぇ〜不思議なことがあるもんだな。」
先生「席につけー。授業始めるぞー。」
76:
なんか切ない感じのホモでちょっときゅんきゅんする
77:
〜昼過ぎ、リビング〜
男「ただいまー。あれ?誰もいないのか。」
男(最近ここの生活のにも慣れたのか2人とも自由気ままだな・・)ハー
男(このちょっと寂しい感じ。子育てがひと段落した親ってこんな感じ何だろうか・・)
男「俺、確実にオヤジ臭くなってる・・」
男「そうだ。中学の卒業文集探さなきゃ。ったくメガネのやつ、せっかく午前中に学校終わったのに文集持って家に遊びに来いなんてよ・・」
男(たしか納戸にあったけか。今おっさんの部屋になってるけど、時間もないし勝手に入っちまうか。後で言っておけばいいだろ。)
78:
〜納戸〜
ガチャ
男(そういや俺メガネの家行くの初めてだな。どんな・・・・・)
戦士「!!!!」
男「へぇ・・・?」
戦士「わ、わか・・・・」
男(おっさんいるじゃん。え?てかなんで裸?・・へぇ?)
戦士「違うぞぉぉ!!!若造ぉぉ!!これは・・・その・・・」
男(もしかしておっさんオナ・・・?)
男(??!?!?!?!?・・・!?!?!!!・!・!!11)
男「ご、ごめええぇぇぇぇぇぇぇんーーーー!!!!」
バタン! ダッシュ!!
戦士「若造ぉぉぉぉ!!!!」
87:
〜30分後〜
男「いや、別に・・・男なら誰でもね・・?」
戦士「そ、そうだよな!ふ、ふつうだよな!」ハハハ
男「・・・・」
戦士「・・・・・」
男(き、気まずい・・)
男(まさかオナニーを見る側がこんなにも気まずいものだなんて・・・。それにしてもおっさんもやるんだな。まあ考えたことはあったけど、実際みてしまうとは・・・)
戦士「・・・軽蔑したか?」
男「え?」
戦士「軽蔑されて当然だよな・・」
男「そんなことないよ!!むしろ嬉しかったというか・・」
戦士「うれしかった?」
89:
男「へ、変な意味じゃないぞ!なんかおっさんも俺と同じでオナニーもするんだって安心した。なんかおっさんと俺の間の壁みたいなもんが崩れたみたいでさ。」
戦士「若造・・」
男「単純だろ?俺!」
戦士「フッ・・確かにそんなことで親近感が持てるなんて単純だな。」
男「自分が言う分にはいいけど、他人に言われるのはむかつくな。」
男、戦士「ふっ・・あっはっはっは!!」
男「お昼まだなんだろ?どっか食べ行く?」
戦士「ああ、いいなそれ。」
男「ついでにどっか遊びにいく?」
戦士「おお、いいな!映画見よう映画!」
男「おっさん本当好きだな。」
男(なんか・・しあわせだな・・・)
90:
〜夜、リビング〜
僧侶「たっだいま〜!!僧侶ちゃん今帰りました!!」
僧侶「あれ?誰もいないの〜!?ん?メモ?」
『おっさんと出かけてます。夕飯は適当に食べてください。』
僧侶「・・・・」
グシャ
僧侶「・・・ちっ。くそが。」
ガチャ
男「だからおっさん、なんでいつも配ってるポケットティッシュいっぱい貰うんだよ!」
戦士「いいじゃないか。タダなんだぞ。もらってなにが悪い!」
男「配ってるの見つけたら一直線に向かうなって言ってんだよ!あれ?この靴、僧侶か?僧侶〜いるのか?」
92:
僧侶「・・・・・いるわよ〜ん!!私も今帰ったところ!!ずる〜い!2人でお出かけなんて!!」プンプン
男「だっていなかったし。それにおっさんと俺の記念すべき日だしな。」
僧侶「記念すべき日?」
男「そ、壁が壊れた日。」
戦士「お、おい若造!!」
僧侶「どういうことよ〜!!」
戦士「何でもないんだ!!」
男「あっはっはっは!」
男(そういや誰か忘れてるような・・・)
〜同時刻、メガネ家〜
メガネ「男君。遅いですね・・」
94:
〜次の日〜
メガネ「ひどいですよ男君!」
男「ごめん、ごめん。昨日いろいろあってさ。ほれ、ちゃんと卒業文集はもってきたからよ。」
メガネ「当然です!」
男「でも何で文集なんか?」
メガネ「男君の中学時代を見てみたいからに決まってるでしょ!!」
男「変わってるな、お前・・」
友「それより昨日また例の窃盗犯出たらしいぜ。しかもこの近く!」
男「本当かよ!」
友「夜の10時ごろだってよ。しかも今回はいつもと違ってるんだよ。」
男「どういうこと?」
友「暴行だよ、暴行。なんか被害者けがして入院してるみたいだぜ。前までは記憶が曖昧なだけだったのに、今回はプラス傷害だろ。怖いよな。」
男「確かにな。」
男(昨日の10時っていえば、9時ごろ帰ってたから家の中だな。そういや僧侶はコンビニいくとか言って出てったけ・・。まぁあいつなら窃盗犯なんて呪文で一発だろうけど。)
95:
先生「席つけー。授業前にお前らに知らせることがある。最近、物騒な窃盗犯がうろついてるみたいだから、おめーらも気をつけろだそうだ。じゃあ授業始めるぞ。135ページ開いて・・」
友「結構、盛り上がてきてるな」ヒソヒソ
男「だな。」ヒソヒソ
男(一応あいつらにも知らせとくか。)
〜夕方、リビング〜
男「ってことで、まあ、2人とも大丈夫だと思うけど一応知らせといたからな。」
僧侶「なにそれ怖い〜!!戦君守って☆!!」
戦士「抱き付きなって言ってんだろ。」
僧侶「せ、戦君・・さ、最近つめた〜い!!私泣いちゃうぞ☆!」テヘ
戦士「俺は大丈夫だが、若造のほうが俺は心配だ。」
男「俺は大丈夫だよ。」
戦士「いや、何かあってからでは遅い!」
僧侶「ちょ、ちょっと〜。あたしの心配わぁ!?」
戦士「お前は大丈夫だろ。そうだ若造1つ提案がある!」
僧侶「・・・・」
97:
男「なんだよ提案って・・・あれ?僧侶どっか行くの?」
僧侶「ちょっと、コンビニ行ってくるね!」
戦士「わかった。」
男「気をつけろよな。」
僧侶「・・・・なによ・・」ボソ
ガチャ
男「で、なんだよ提案って?」
戦士「俺と特訓をしよう!」
男「はぁ?」
戦士「学校から帰ってきたら、だらだらとテレビやゲームなどで無駄に時間を浪費しているお前を見ていて俺は日ごろから思っていたんだ。もっと有意義に時間を使うべきだ!と。ちょうどいい機会だ。その連続窃盗犯とやらに襲われても大丈夫なように俺がビシバシ鍛えてやる。」
男「丁重にお断りさせて・・」
戦士「ついてこい!」
男「ちょ、ひっぱるなって!強制かよ!!」
98:
〜庭〜
戦士「ここが特訓場だ。」
男(いつの間にここはトレーニング器具の店になったんだよ・・)
男「あの、ちなみにこの器具はどこから・・・」
戦士「トレーニング仲間に貰ったり、ゴミ捨て場にあったやつを持ってきた。」
男(僧侶といいおっさんといいこの世界になじむの早すぎだろ)
戦士「まずは腹筋背筋から。50回ずつやってみろ。」
男「そんなことより、どうせ特訓するならなんか技教えてよ。相手を一発で気絶させるやつとか・・」
戦士「甘ったれるな!!!」
男「!!」
戦士「基礎もなっていない奴にそんなの教えられるわけないだろ。たく最近の若い奴は!向こうの世界と変わらんな!だいたいな俺が若いころなんか・・・」クドクド
男(目が本気だ・・逆らわないでおこう・・)
戦士「それじゃ70回ずつやってみろ。」
男「え?増えてんじゃん!」
戦士「甘ったれたことを言った罰だ。」
99:
男「え〜でも・・」
戦士「80回ずつに変更」
男「・・・・はい」
〜1時間後〜
戦士「もっと腰を落とせ!足の高さは変えるなって言っただろ!!」
男(普段とは別人だよ・・。足をこうして・・あれ、やべもつれた!)
男「いて!」ドテッ
戦士「たく何してるんだ。情けない。」
男「いててて」
戦士「どれ?見せてみろ?あー転んだ時にちょっとついちゃっただけだな。少ししたら治る。しかたない休憩にするか。」
男「賛成!!」
男「にしてもおっさんかなりスパルタなんだな。向こうでも教えてたの?」
戦士「ああ。師匠の道場をちょくちょく手伝っていた。」
男「師匠?」
男(そういや前に・・・)
109:
男「その師匠っておっさんの?」
戦士「そうだ。師匠は本当にすごい人だった。強くて、なかなかかっこよくてな。若造が思ってるような長い髭をはやしたお爺さんじゃないぞ。車やメガネのCMに出てる渋い感じの俳優いるだろ。あんな感じなんだ。」
男「ああ、あの人ね。顔はわかるよ。」
男(てかCMに出てくる人をたとえにするって、おっさんの方がだらだらテレビみてんじゃねーだろうな・・)
戦士「本当に俺の憧れだった・・」
男「今も会いたい?その師匠に。」
戦士「ああ・・」
男「なら何で?・・前から思ってたんだけど何で帰る方法を探そうとしないんだ?その師匠に会いたいんでしょ?なら・・」
戦士「師匠は死んだよ。」
男「え・・・ごめん」
戦士「若造が謝ることじゃないだろ。それに俺は向こうに帰っても居場所がないんだ。」
男「どういうこと?」
戦士「俺たちが最初に会ったとき覚えてるか?」
112:
男「当たり前だろ。おっさんが魔王に捕まって殺されそうな所でこっちにきたんだよな。あれ、魔族長だっけか?」
戦士「あの時は、お前に合わせてそう答えたが本当は違うんだ。」
男「へぇ?そなの?」
戦士「本当は俺は処刑されそうになってるところでこっちの世界に飛ばされたんだ。」
男「!」
戦士「驚いたか?俺は国に反抗して捕まり死刑になるところだった。」
男「つまり、おっさんは・・犯罪者?」
戦士「サーウジアラビータ国から見ればそういうことになるな。・・・・・知りたいか?俺が何で捕まったか?」
男「・・・」コク
戦士「師匠が国に殺されたんだ。だから俺はそれに猛反発して、それで国から犯罪者の烙印を押された。」
男「そうなんだ・・」
戦士「安心したか?俺が殺人鬼とかじゃなくて。」
男「ちょっとね。でも1つ気になるところがある。俺にはおっさんが国に仕えてることを誇りにしてたように見えたんだけど・・」
戦士「そりゃ、今でも誇りに思っているさ。」
113:
男「そんなことがあったのに?」
戦士「ああ。」
男「俺には理解できないけど」
戦士「男も大人になればわかるさ。」
男「そうかな。」
戦士「そんなもんさ。」
男「ん?さっきおっさん俺のこと男って呼んだ!?呼んだよね!?」
戦士「ん?そうか?」
男「呼んだよ!絶対!初めて言われた・・」
戦士「そんなことより、特訓再開するぞ。若造。」
男「あ、なんで呼び方戻すんだよ!」
戦士「ほれ!早くやらないといつまでも終わらないぞ。まずは腹筋90回」
男「またやるのかよ!」
115:
〜2時間後〜
男「うぇーー。やっと終わったよ・・」
戦士「こんなのでへばってるようじゃ先が思いやられるぞ。明日はもっときついからな。」
男「げっ!明日もやるのかよ!!」
戦士「当たり前だろ。連続窃盗犯が捕まるまでやるぞ。」
男(警察のみなさん早く捕まえてください!)
戦士「そういや、僧侶の奴遅いな。コンビニ行ってからずいぶんたつぞ。」
男「まあ、女の人の買い物は長いっていうし。」
戦士「まったくこの世界は治安がいいからいいものを、向こうだったらこんな時間にうろついてたら親が怒鳴り散らすぞ」
男(魔物とかが夜だと活発だって言ってたもんな。)
戦士「そういえば前から気になってはいたんだが、若造の親はどうしているんだ?」
116:
男「え・・ああ。そういや話してなかったね。・・・・・・てか、聞くの遅すぎでしょ。」
戦士「気になってはいたんだが・・」
男「まあ、さっきおっさんも話してくれたことだし、俺も話すよ。」
男「父さんは、俺が4歳の時にどっかに女作って出ていって、それからは母さんと二人暮らし。その母さんも出てったはずの父さんが戻ってきて、2人一緒に4月に俺をおいてどっかに行っちまった。以上それだけの話。」
戦士「・・・」
男「まあ、生活費は毎月振り込まれてるし、この家丸ごと一人で使えるから逆に助かってるかな。自由に過ごせて超ハッピーな気分。」
戦士「若造・・」
男「さ、この話はこれでおしまい。さっさと夕飯食べちまおうぜ。あ、さっきのに付け足すと夕飯も自由に好きなものを好きな時間に食べられるからさいこ・・」
ギュッ
男(え?)
男「お、おっさん!な、なんだよ、急に抱き付いたり・・」
戦士「すまん・・気づいてやれなくて・・・」
男「な、なに謝ってんだよ!あ、もしかして聞いちゃいけなこと聞いちゃってってこと?別に気にしてないって!」
118:
戦士「悪かった・・」
男「お、おっさんもう大丈夫だから!な。だから解放してくれって。料理作れないだろ。」
戦士「・・・・・」
男「ちょ、たのむよおっさん。俺は別に平気だから・・・もう慣れたから・・」
戦士「・・・さみしかっただろ」
男「べつに・・大丈夫だから・・・俺は・・・べつに・・・」
戦士「俺がそばにいてやる。」
男「・・・・うっ・・・うう」
戦士「師匠に教えられたんだ。心が不安になってる人や、弱くなってる人を温めてあげられるのは人の体温だけだから、そういう人を見つけたら思いっきり抱きしめてやれって。」
男「うっ・・うう・・」
戦士「お前が泣き止むまでこうしててやるから」
男「べ・・別に・・泣いてなんかねーよ!・・ううっ」
戦士「そっか・・」
120:
〜1週間後、教室〜
友「ついにうちの学校にも例の窃盗の被害者がでたらしいな。」
男「マジかよ。」
友「ああ、隣のクラスの奴らしい。」
メガネ「なんか急に身近に感じて怖くなりますね。」
男「確かにな。」
友「今日、先生来るの遅いだろ?朝の会議が長引いてるのもその事件のせいだぜ。」
友「それにだ・・実は・・」
ガラガラ
先生「席つけ―。お前らもわかってると思うが、この学校でも例の事件の被害者がでた。お前らも被害にあわないように、夜出歩かないなどの徹底しろ。くれぐれも犯人逮捕なんていう妙な正義感は働かせないことだ。じゃ、授業を始める。」
男(?)
121:
〜休み時間〜
男「犯人を捕まえようとした!?」
友「それで返り討ちにあったってわけ」
男「だから先生あんなこと言ってたのか。」
メガネ「でも、勇気ありますね。その隣のクラスの子。」
友「なんでも彼女が被害にあったらしいぜ。」
男「なるほどそれで」
メガネ「決めました!3人で捕まえましょう!その窃盗犯!」
男、友「え?」
メガネ「隣のクラスの子の敵をとってやるんです。」
123:
男「敵って・・おれそいつと話したことないし・・」
友「右に同じ」
メガネ「どちらにしろこんな状況では夜も眠れないですよ!」
友「いや、お前の家は蟻一匹侵入できないから大丈夫だろ。」
男「左に同じ」
メガネ「なさけないですえ〜!それでも漢ですか!だらしないったらありゃしない!」
男「まさか、メガネに言われる日が来るとは・・」
男(まあ、窃盗犯に会えるかわかんないし、もし捕まえたらおっさんのくそツライ特訓ともおさらば出来るしな・・)
男「そこまでいうならしょうがない。つきあってやるよ。」
友「そうだな。まあちょっと面白そうではあるし。」
メガネ「じゃあ、さっそく今日の夜に集まりましょう。」
男、友「わかった」
126:
〜夜、集合場所〜
男「わりぃ。またせたな。」
メガネ「おそいですよ!・・・って?」
友「戦士さん?」
戦士「おう、久しぶり!」
男「ついてくって聞かなくて。」
戦士「話をきいてなかなか面白そうだったからな。それに若造の特訓の成果も見てみたいしな。」
友「特訓?」
男「こっちの話・・」
メガネ「そういえば、もう1人の方は留守番ですか?」
男「僧侶のことか?あいつならコンビニ行くっていってちょっと前に出かけていったよ」
メガネ「そうですか」
友「それじゃ、行こうぜ!」
132:
〜裏路地〜
男「本当にこんなとこに来るのか?」
友「ここに来るかはわからんが、こういう人のほとんどいないようなところで事件が起きてるのはたしかだ。」
メガネ「こんなところ初めてきました。いや、なかなか面白いところですね。」
男「言いだしっぺなんだからちゃんとしろよ。」
メガネ「まあまあ、焦ってもしょうがないじゃないですか・・」
戦士「しっ!静かに!」
男、友、メガネ「!!」
男「どうしたんだよ?おっさん」ヒソヒソ
戦士「人の気配と殺気を感じた。近くにいるぞ。」ヒソヒソ
きゃあああーーーーー
全員「!!!!」
友「あっちから声がしたぞ!」
メガネ「行ってみましょう!!」
133:
OL「いや・・来ないで・・・」
窃盗犯「今日はあんたに決めたから。」
OL「お金は・・・渡すから・・・」
窃盗犯「勘違いするなよ。お金はもらうしぼこぼこにもする。むしろ最近はそっちがメインなんだよ。」
OL「やめて・・・」
窃盗犯「とりあえず、混乱してもらおうか!メダ・・」
男「止まれ!!そこのお前!!」
窃盗犯「な!!」
メガネ「もう逃げられませんよ!」
友「本当にあっちまうとはな・・」
戦士「さ、今のうちに」
OL「は、はい!」
男「こっちは4人。大人しく捕まるんだな!」
窃盗犯「ちっ」
134:
メガネ「あ、逃げましたよ!」
戦士「にがす・・・ん?若造空き缶なんて拾っていったい・・」
男「逃がすかぁぁ!!」
空き缶バシュン!!
窃盗犯「ぐえぇ!」バシ!
メガネ「投げた空き缶を・・」
友「さすが元野球部のエース!!」
男「まあな!」
戦士「せっかくいろいろ技教えたのに・・」
男「と、とにかく今のうちに捕まえよう。」
窃盗犯「離せ!!」
男「フードなんかかぶりやがって、今お前の顔を拝んでやる。」
ペラ
男、戦士、友「え!?」
男「・・・・・僧侶?」
137:
戦士「なんで・・お前が・・・」
僧侶「くっ・・」
メガネ「まさか僧侶さんだとは驚きましたね。どうするんですか男君。」
男「どうするって・・・」
友「警察に知らせるに決まってるだろ!な、男?」
男「でも・・・」
メガネ「迷ってるみたいですね。じゃあこうしましょう!僧侶さんの事情を聞いてからどうするか決める。ここじゃなんですから男君の家で話を聞いてみたらどうでしょう。」
友「そんなの駄目に・・」
男「わかった。」
友「男!」
男「友、ごめん。でも俺どういう事情か知りたいんだ。おっさんもそれでいいよな。」
138:
戦士「ああ・・・・」
友「・・・わかったよ」
メガネ「ここからは2人に任せたほうがよさそうですね。僕たちは帰りましょう。」
友「でも・・」
メガネ「それでは3人でちゃんと話し合ってきてください。」
男「ああ。いったん帰るぞ2人とも。」
メガネ「・・・・」
友「メガネ・・お前・・・」
メガネ「なんですか友君?」
友「・・・なんでもない」
139:
〜リビング〜
男「・・・・・」
戦士「・・・・・・」
僧侶「・・・・・」
男「それで僧侶・・なんでこんなことしたんだ?」
僧侶「・・・・」
戦士「黙ってってもわからんだろ!」
僧侶「・・・・」
男「おっさん。怒鳴ってもしょうがないよ。な、理由教えてくれよ」
僧侶「・・・・」
戦士「お前ってやつは・・」
男「おっさんストップ!少し外に散歩しにいってってくれないか?」
戦士「な!?」
男「たのむ」
戦士「・・・わかった」
141:
ガチャ
男「さあこれで2人っきりだ。教えてくれ、なんであんなことした。」
僧侶「・・・」
男「・・・」
僧侶「・・・・・ねえ、知ってる?わたしが戦君のこといつ好きになったか?」
男「え?・・・たしか6年前って」
僧侶「本当はね、違うの。戦君はね6年前に初めて私と会ったと思ってるけど、本当はその前に2回会ってるのよ。」
僧侶「一番最初に会ったのは15年前。その頃は私の村は魔族長の部下に支配されていて、子供を生贄にささげなければならなかった。」
男「生贄・・」
僧侶「で、その生贄に選ばれたのが私。でもしょうがないと思ってた。子供だけどわかってたの。どうしようもないこと。私の命で村が助かるなら安いものじゃないって。」
僧侶「それで私が生贄になる日、1人の男が颯爽と現れてこういったの。「ここを縄張りにしている奴は俺がしとめた。これが証拠だ!」ってね。そして魔族長の部下の首を放り投げてきた。」
男「・・それが?」
僧侶「そう戦君よ。それで村人は大喜び。私、理解するのに時間がかかったわ。でも理解してホッとしたとき思わず泣いちゃった。
 死ななくていいんだって。助かったんだって。そしたら戦君が私に所にきて「もう大丈夫。怖かっただろ。この戦争ももうすぐ終わる。
 だから精一杯生き抜いてまた会おうぜ。」って言ったわ。」
143:
男「戦争・・」
僧侶「魔族と人間とのね。それからしばらくして戦争は終わったわ。そして私は村を出た。大きくなってやるってね。そこでまた彼に会った」
僧侶「私は村を出たはいいけど行く当てもなく色々なことをやって生活していたわ。それこそ危険なこともいっぱい。
 でもこれだけは言っておくけど身体は一回も売ってないからね!私の初めてはあの5歳の時から戦君って決めていたんだから。
 まだピッチピッチのしょ・・」
男「し、知らねーよそんなこと!!」
僧侶「何よ、顔赤くしちゃって。」
男「いいから続きはなせって」
僧侶「それで私が12の時襲われそうになったの。客にね。あたしもうだめかと思ったわ。そしたらそこに偶然戦君が来て助けてくれたの。運命だと思ったわ。」
僧侶「それで私お礼言おうと思ったら彼、「なにしてるんだ君みたいな小さな子が!もし俺が来なかったら死んでたかもしれないんだぞ!」って怒りながら言ったの。
 私また泣いちゃった。そしたら彼は困って、いく当てがなかったらここに行きなさいって、国の養成所の地図をくれたわ。ここならまともに暮らしていけるって」
僧侶「それから2年後私は自ら志願して国の調査隊に入った。で、そこで戦君に再開したってわけ」
男「そんなことが・・」
145:
僧侶「私はね、本当に戦君のことが好きなの。彼は私の勇者様なの。彼に振り向いてもらうためにはなんだってした。
 女を磨くために谷渋あるエステやヨガ教室にも通った。かわいい服だって戦君のためにいっぱい買った。」
男「まさか、窃盗した理由って・・」
僧侶「女を磨くためにはお金が必要なのよ!そりゃ私だって窃盗なんてやりたくなったわ。でも仕方ないじゃない!
 お金は降っては来ない!お金がなきゃ女も磨けない!!女を磨けなきゃ戦君は振り向いてくれないの!!!」
男「お前・・・でも最近は窃盗だけじゃなくて暴行も・・」
僧侶「ああ、あれね。あれだってしかたないのよ。ストレスがたまるんだもの、どこかで発散しなきゃ・・。ストレスはお肌の敵だもの」
男「そんなことのために・・・」
僧侶「うるさいわねぇぇ!!!誰のせいだと思ってるのよ!せっかく私と戦君がうまくいってるのに邪魔ばっかりしやがって・・・」
僧侶「私は、この世界に飛ばされたとき運命だと思った!!!戦君がいる!!!
 やっぱり私たちは結ばれる運命なんだ!!・・・・なのに・・・・私の戦君を・・・私の勇者様を・・・」
僧侶「なんであんたみたいな戦君をなにも知らない、本気でもない奴に・・・」
男「俺は本気だよ。」
僧侶「・・・嘘つくんじゃないわよぉ!!あってからたいして時間もたってない分際で・・・」
男「関係ない!一緒にいた時間は少なくても、何もしならなくても、俺は戦士のことがお前に負けないぐらいに大好きだ。」
僧侶「そう・・そうなの・・・」
僧侶「ねえ男君・・・・・死んでくれない?」
147:
ガッ
男「!」
男「お、おいやめろよ!僧侶!!」
僧侶「さっきの話聞いてわかったでしょ!私はずっと前からあんたが戦君と出会うはるか前から結ばれる運命なんだよぉぉぉぉ!!」
僧侶「だから、邪魔者は消す!デバインスペル!」
男(な、なんだ身体が思うように動かない・・)
ガシッ
僧侶「今、殺してあげる」グッ
男(首を!・・息が・・・)
僧侶「そうよ。最初からこうすればよかったんだわ。わたしったらおバカさん☆ストレスはもとから絶たないと意味がないもの。」
男(く・・くる・・しい・・)
僧侶「きっとこれは神様が私たちに与えた試練だったんだわ。よかったようやく試練を達成できる。これでようやく結ばれるのね。私たち。」
男(・・た・・すけ・・て・・・せん・・)
148:
ガチャ
僧侶「!」
戦士「うおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」
僧侶「きゃああーー」
ドカ
戦士「大丈夫か!おい!!」
男「お・・さん・・」バタ
戦士(気絶しただけか・・)
僧侶「痛ったー。戦君なにするのよ!」
戦士「なにするのよじゃねえだろ!!男殺そうとして!!!」
僧侶「これは愛の試練なのよ!邪魔しないで!!」
戦士「なにわけかからねえこと言ってんだ!!」
僧侶「わけからないのは戦君の方よ!何で私がいるのに私のこと見てくれないのよ!!私たち運命で結ばれてるのに!!」
戦士「運命?」
僧侶「そうよ!戦君は忘れちゃってるかもしれないけどね、私は調査団に入る前に2回戦君に助けられてるんだから!戦君は私の勇者様なんだから!!!」
149:
戦士「覚えてるよ。あの村の子だろ。」
僧侶「・・・え?覚えてたの?」
戦士「ああ、だがお前にとっていい記憶じゃないから無理に話す必要はないと思って黙っていた。」
僧侶「じゃあ・・私たちはうんめいの・・」
戦士「でも、そんなのは関係ない!お前は男を殺そうとした!!俺はお前を許さない!!!」
僧侶「なんでよ!!なんでそいつなの!!!」
戦士「・・・」
僧侶「私がここに飛ばされる前、私は処刑されるところだったの!なんでだかわかる?
 私はあなたを処刑した国が許せなくって国王を殺そうとして反逆罪で捕まったの!!!」
戦士「まさか・・」
150:
僧侶「もう死んだと思った。今度こそ殺される。そしたら目の前にあなたが現れた!
 また助けてくれた!そう思ったのに・・・・・なんで私の気持ちわかってくれないの!!!
 何で女の私じゃななくって、何回も助けてくれた私じゃなくて、長い時間を過ごした私じゃなくて・・・・・そいつなのよぉぉぉ!!!!」
戦士「・・・」
戦士「・・好きだから。俺は・・・こいつの・・・・男のことが好きだから。」
僧侶「なんでよ・・なんで・・・なんで・・・・私じゃ・・・」
戦士「ごめんな・・」
僧侶「あやまんないでよ・・・謝んないでぇ!!」
バタン
戦士「おい!・・・どっか行っちまった・・」
戦士「とにかく、男を病院に連れてかないと。」
151:
〜1週間後〜
男「おはよう!」
友「ようやく退院か。びっくりしたぜ、入院したって聞いたときは」
メガネ「本当ですよ。でも無事で何よりです。」
男「悪いな心配かけて。」
メガネ「それより彼女のほうは?」
男「僧侶か・・。どこに行ったか見当もつかねえ。警察に協力してもらいたいところだが事情が事情だし」
友「そうか・・」
先生「席つけ―。おっ、男退院したのか?」
男「おかげさまで」
先生「心配したんだぞ。それより最近めっきり連続窃盗犯のことは聞かなくなったが、まだ気をつけるように。じゃ、授業はじめるぞ。」
男「・・・・」
152:
〜夕方、リビング〜
男「ただいま」
戦士「おう。おかえり」
男「僧侶から何か連絡は?」
戦士「いや、ない。」
男「そうか・・」
男「・・・」
戦士「・・・」
男「あ、あのさ・・ありがとな」
戦士「な、なんだ急に!」
男「そういやちゃんとお礼してないと思ってさ・・。今日夕飯外に食いに行かないか?」
戦士「まあ、別に構わんが・・」
154:
〜夜、帰り道〜
男「おいしかったな」
戦士「ああ」
男「・・・」
戦士「・・・」
男「あ、あのさ。実は俺言いたいことがあるんだけど・・」
戦士「なんだ?」
男「その、なんてんだ。この前の事件でさ、俺自分の心の中を覗いたっていうか。その・・・自分でも薄々は感じてたんだけどようやく確信に変わったていうか・・」
戦士「奇遇だな。俺もそんなことが会った。言葉に出してみて初めて自分の気持ちに気づいた。」
男「で、その・・俺、後悔したくないから言う。その・・なんだ・・・おっさんのことが好きだ!
 気持ち悪いかもしれないけどこれだけは伝えときたくて。」
戦士「実は俺もそうなんだ。気づいたことっていうのはお前のことが好きってことで」
男「え?本当!?じゃあ・・」
155:
戦士「だがな、それは本当に恋愛感情なんだろうか?」
男「え?」
戦士「俺は確かにお前のことが好きだって気づいた。でもそのあと考えてみたんだ。
 これは本当に恋愛感情なのか。男と女が、男と男が、女と女が愛し合う俗にいう恋なのか。
 それともこれはただの親が子を、子が親を思う愛情なんじゃないかって。」
男「それは・・・」
戦士「俺は子供はいないし、今まで真面目に愛し合った人などいないからこの気持ちがどっちなのかはわからないんだ。」
戦士「若造だってそうだろ?お前は子供のころから親の、特に父親の愛情に飢えていた。
 俺のことを父親のかわりと思ってるんじゃないのか?それでその愛情を恋愛と勘違いしてるんじゃないのか?」
男「・・・・・」
戦士「そういうわけでこの話は終わりだ。いいな。」
男「・・・わかった。」
戦士「それじゃ帰るか。」
男「・・・うん」
156:
〜次の日、放課後〜
友「なんだよ。こんなところに呼び出して。」
男「ここなら誰にも聞かれないと思ってさ。」
友「・・・何かあったのか?」
男「実は・・・」
友「なるほどね。相手は好意が親心だと思ってて、そいつも恋か愛情かわからなくなってるってことね」
男「俺の知り合いの人のことだけどな」
友「わかってるよ。」
男「どうしたらいいと思う?確かにそいつは父親がいなくて、もしかしたら相手に父親の姿を見ているのかもしれないとしたら」
友「そんなの関係ねーじゃん。どっちにしろそれはその人のことを好きってことだろ。」
男「でも・・・」
友「要はそいつがどうしたいかだ。そいつは相手のことが好きでずっと一緒にいたいと思ってんだろ?
 ならそれをそのまま言えば言いだろ。恋愛感情だろうが愛情だろうがそいつのことが好きで一緒にいたい。
 それ以上もそれ以下もないだろ。」
157:
男「友・・・」
友「それに、おもいは言葉にしなきゃ一生伝わんねーぞ。ずっと相手のことを一途に思ってる、そりゃけっこうな事じゃねえか。
 でもな一途に思ってるだけで思いが通じるほどこの世は楽にできてない。その思いちゃんと伝えてこい!」
男「わかった・・って俺のことじゃないからな!さっそくそいつに知らせてくる!」
友「しっかりな。」
男「サンキューな。」
友「気にすんな。俺はお前の親友だからな。」
男「おう!じゃあな!」
友「・・・」
友「で、いつまで隠れてるつもりだ・・メガネ」
メガネ「ばれちゃいましたか」
友「ばればれだってーの」
158:
メガネ「それにしても親友ですか。泣けますね」
友「なにがだよ」
メガネ「いやね。僕はてっきり友君は男君のことが好きなのかと。」
友「そんなことよりお前の方はどうなんだよ。お前男のこと好きだろ。」
メガネ「ええ。もちろん」
友「だろうと思ったよ。で、内心傷ついてんじゃねーのか。今」
メガネ「まあ、少しだけですが」
友「無理すんなよ」
メガネ「無理なんかしてませんよ。いずれ彼は僕が手に入れる。どんな手を使っても・・・」
メガネ「僕は君のようにあきらめたりはしないのでね」
友「・・・」
メガネ「それに、もう手は打ってありますしね」ボソ
166:
〜リビング〜
男「ただいま!!」
戦士「どうした!?そんな急いで」
男「どうしても今すぐ伝えたいことが会って走って帰って来た。」
戦士「なんだ、伝えたいことって?」
男「俺、やっぱりおっさんの、いや戦士のことが好きだ!!」
戦士「若造その話は昨日・・」
男「関係ない!!」
戦士「へぇ?」
男「関係ないんだよ!俺が戦士のこと恋愛対象として好きなのか、父親として好きなのか、それとも一人の人間といて好きなのか。
そんな何で好きなのかなんて関係ないんだ!!!」
戦士「若造・・」
男「確かなのは、俺は戦士のことが大好きで、この世界中の誰よりも大好きで、いつも一緒にいたいってことだ!!!」
168:
男「俺とつきあってください!」
戦士「男・・・」
戦士「この前・・師匠が国に殺された話をしただろ。あれな師匠が同性愛者だから殺されたんだ。
サーウジアラビータでは男が男を女が女を好きになるだけで殺されるんだ。おかしいよな。本当。」
戦士「俺、臆病になってたんだな。自分の気持ちごまかして・・・。俺な本当にここに来れてよかったと思ってる。
便利だしテレビやゲームは面白いし、それにお前に会えたし、おまえと堂々とつきあえるしな。」
男「それじゃ・・」
戦士「俺でよければ、よろしくな若造!」
男「やっっったああぁぁぁぁーー!!!」
戦士「そんな大声だすなって!」
男「だってうれしいんだもん。てか付き合うんだから若造って呼ぶのやめろよ!」
戦士「それは無理だな。」
男「なんだと!おっさんめ!」
戦士「若造が!!」
男、戦士「ふっ・・あっはっはっはっはっは!」
169:
男「それでさ、つきあうんだからやっぱその・・・キ・・キ・・」
戦士「キ?」
男「キ・・キス・・とかしよう・・ぜ・・」
戦士「き、キスか!あ、ああ。わ、わかった・・・」
男「その・・どっちのほうからいく?」
戦士「若造が言ったんだから。そっちからこいよ!」
男「お、俺から!?おっさんの方が年上だろ!」
戦士「わ、わかったよ。じっとしてろよ・・・」
男「お、おう・・」
ピーンポーン
男、戦士「!!!」
男「だ、誰か来たみたいだ!!」
戦士「そ、そうだな!!」
男「ちょっと出てくる!」
170:
〜玄関〜
ピーンポーン
男「はいはい今開けますよ。」
男(たく、せっかくいい雰囲気だったのに・・)
ガチャ
男「はいお待たせしまし・・・」
母「男、今帰ったわよ。」
男「母さん!」
母「それに特別なゲストも来てるわ。」
父「よ、久しぶりだな!」
男「・・・父さん!!」
男「なんで・・・・」
171:
なんというタイミングwww
172:
戦士「どうした?若造?」ヒョッコリ
母「だ、誰ですか!あなた!?」
戦士「あんたたちこそ何もんだ?」
母「質問に質問で返すなんて・・。私はここの家の主である母です。」
戦士「え?若造の母親!?」
男「あ、いや、これは、その・・・」
母「男!どういうわけか説明してもらいますからね!」
〜しばらくして〜
母「なるほど。つまりこの方は住み込みで働いている家庭教師の方だと。」
男「そういうことなんだ」
戦士「おい若造!大丈夫なのかそんなウソついて?」ヒソヒソ
男「しょうがないだろ!本当のこと言ったらおっさんここにいられないし!」ヒソヒソ
母「なにをヒソヒソ話をしているんですか!」
男「すみません・・」
母「とにかくそんな人私は許しません!」
174:
父「まあまあ母っち。いいじゃない。つきっきりで勉強を教えてくれるなんて滅多にないよ。男のためにもさ」
母「あなたがそういうなら・・・」
父「よかったな!男!」
男「・・・うん」
戦士「・・・」
母「それと庭にある変な器具、あれもあなたね戦士さん?」
戦士「ああ」
母「全部、処分しておいてちょうだい。」
戦士「!!」
母「処分」
戦士「・・・・わかりました」シューン
母「それじゃこれで話はおわりね」
男「待って!」
母「なによ?」
176:
男「俺のほうがまだ終わってない。なんで今頃戻ってきたの?なんでこの人を連れてきたの?」
父「男ぉ〜。ひどいじゃないか。実の父親に向かってそんなこと」
男「俺たちのこと捨てたくせに!」
母「男!父親に向かってなんてこと言うの謝りなさい!」
男「でも・・」
母「謝りなさい!」
男「ごめん・・なさい・・・」
父「男、俺は気づいたんだ自分の過ちに。だから俺が提案したんだよ。この家に一緒にまた住もうって」
男「なら何で、4月の時に・・」
父「それはあれだ、最初のころは母っちと出会ったばかりのころのような生活がしたかったから、仕方なくお前を置いて2人でしばらく生活してたんだ。」
母「そういうことよ。それにお金は振り込んでいたから生活には困らなかったでしょ。」
男「そうだけど・・」
母「しょうがなかったのよ。父君がどうしてもっていうから、わかってくれたわね。」
男「・・・」
177:
母「わかってくれたみたいね。それじゃこの話はおわり」
戦士「おい待てよ!さっきから黙ってきてりゃ・・・」
男「おっさん!いいんだ。」
戦士「でも」
男「いいから!」
母「・・いいみたいね。それじゃ私たち疲れたからもう寝るわね。行きましょ父君。」
父「そうだね母っち!」
ガチャ
戦士「なんなんだよあいつら!!胸糞わり!!若造いいのか!」
男「しょうがないよ・・変に反発しておっさんが住めなくなるのもやだし・・」
戦士「でもよ・・」
男「俺ももう寝るわ。おやすみ、おっさん。」
戦士「若造・・。」
178:
〜朝、リビング〜
男「・・・」
母「おはよう、男」
男「母さん!・・早いね。仕事にもう行くの」
母「今、私が立ち上げたプロジェクトが一番忙しい時期なのよ。父君に会える時間が少なくなって寂しいけれど、しかたのないことよね」
男「・・・そうだね。」
戦士「ふわ〜。お、早いですね。」
母「あなたは居候の分際で起きるのが遅いんじゃなくて?」
戦士「あいつだってまだ寝てるじゃねーか」ボソ
母「なにか?私はまだあなたのことを認めていないことをお忘れなく!では、行ってきますわ。」
ガチャ
180:
戦士「あの野郎ヒモはいいのかよ!」
男「おっさん、どこでそんな言葉覚えてきたんだよ。てかおっさんも働いてないだろ。」
戦士「状況が違うだろ、状況が!」
男「ふふ・・そうだな」
戦士「お、ようやく笑ったな。」
男「え?」
戦士「色々起こってつらいのはわかるけど、笑ってすごそうぜ。」
戦士「その、なんだ・・俺はお前が笑ってる方が好きだしな。」
男「おっさん・・サンキューな。」
戦士「気にすんな。」
男「じゃあ、朝ごはん作るよ!」
戦士「ああ、頼んだ!」
182:
〜昼休み、教室〜
友「どうしたそんな顔して?告白失敗したのか?」
男「いや、告白は成功したんだけど・・って、俺じゃないけどな!!」
友「別に隠さなくてもバレバレだぞ。お前と戦士のことだろあれ。」
男「へぇ?わかってたの?」
友「そりゃまあ・・普通に」
男「軽蔑したりしないのか?」
友「するわけねぇだろ。むしろ成功して喜んでるよ。で、何があったんだよ。」
男「それが・・」
友「なるほどね。そりゃとんでもないタイミングで帰って来たな」
男「だろ、そりゃ母さんが帰ってきてくれて嬉しいけど、父さんまで連れてくるなんて・・」
友「さすがにこれは第三者である俺がどうこうできる問題じゃないけど、俺にも話聞くぐらいならできるからな」
男「友・・」
友「ところであの門の前でこそこそしてるの、お前の彼氏じゃねーか?」
男「へ?・・・本当だ!!何で来てんだよ!ちょっと行ってくる!!」
184:
友「いってらー」
ガラガラ
メガネ「さっき走ってる男君とすれ違ったんですが、どうしたんですかね?」
友「さあ?それよりメガネお前に話がある」
〜校門前〜
男「おっさん!なにしてんだよこんなところで!」
戦士「これから仕事場に行くんだけどその前に若造に会えないかなっておもってな。」
男「仕事!?」
戦士「家であいつと一緒にいるの気まずいしな。まあ、いつか働こうと思って前から色々チェックしてたんだ。
 そしたら経歴とか関係なく雇ってくれるとこがあってよ、電話したら午後から来てくれって」
男「大丈夫かよ・・そんなとこ」
戦士「まあ何とかなるだろ。それじゃ、行ってくる!なんか後ろから見覚えある顔もきたし。じゃあな!」
男「お、おい・・誰だよ見覚えある顔って・・」
体育教師「男!!お前そこで誰と話してたぁぁ!!」
男(・・・最悪だ・・・・)
186:
〜教室〜
メガネ「なるほど、僕がその男君の件に一枚かんでると友君は思ってるわけなんですね。」
友「思ってるんじゃない。確信してるんだ。」
メガネ「・・・確かに彼のもとに両親を帰らせるように仕向けたのは僕です。」
友「てめぇ!あんま調子乗ってんじゃねーぞ!」
メガネ「それは親友としての言葉ですか?それとも好きな人を思っての言葉ですか?」
友「それは・・」
メガネ「僕は言ったはずです。どんな手を使っても手に入れると。それに子供のもとに両親を帰らせる、これはむしろ素晴らしい褒められるべきことのはずですが?」
友「人にはそれぞれ事情ってもんが・・」
メガネ「まあ、仮にこれが失敗したとしても僕は必ず男君を手に入れて見せます。」
メガネ「まあしかし、ここで君に動かれると厄介なのは確かです。ここは1つ賭けをしませんか?」
友「賭け?」
187:
〜仕事現場〜
戦士「すみません!今日から雇ってもらうことになってる戦士というものですが!」
監督「おう!君が戦士君か!俺はここの仕事場の監督をしてる。よろしくな!」
戦士「よろしくお願いします。」
監督「さっそく今日から仕事してもらうんだが大丈夫か?」
戦士「はい!」
監督「よし、なら君の教育係はしーさんにしよう。しーさん!さっき話した新しい人。教育頼むよ!」
「はいよ!」
戦士「よろしくお願いします。俺は戦士と・・」
戦士「!!」
師匠「おうよろしく。・・・ってお前戦士か!?」
戦士「師匠!!!」
監督「ん?知り合いか?ならよかった。じゃああとよろしくな。」
戦士「な、何でここに!?」
師匠「それは俺が聞きてえよ。でも今は仕事だ仕事。仕事終わったら話聞かせろよ!」
189:
〜教室〜
男「たく・・おっさんのせいでまたいらぬ疑いをかけられるところだったぜ・・」
男「友、教えてくれてサンキューな。実はおっさんさ・・」
友「・・・・」
男「友?」
友「・・・」スタッ
ガラガラガラ
男「おい友!?・・行っちまった・・トイレか?」
〜放課後〜
男「友!今日部活ないだろ?一緒に帰ろうぜ!」
友「・・・」スタスタスタスタ
男「・・・とも?」
191:
〜仕事終わり、師匠の家〜
戦士「それでなんでこの世界にいるんですか!?」
師匠「まあ落ち着けよ。せっかく俺の部屋に来たんだからよ。とりあえずビールで乾杯しようぜ。ほら」カンパイ
戦士「あ、いただきます。」
師匠「それじゃ再開を祝って乾杯!」
師匠「こっちのビールは向こうのより数倍うまいと思わないか?」
戦士「そんなことより師匠。教えてください。」
師匠「あいかわらずだなお前は。俺が死刑にされたのは知ってるな。」
戦士「はい・・」
師匠「その時俺はこの世界に飛ばされた。」
戦士「やっぱり・・」
師匠「ん?その反応まさかおまえもか?」
戦士「はい。でも国側はあなたのことはちゃんと死刑にしたと言い張っていました。」
師匠「そりゃ、犯罪者が死刑される直前に消えましたなんて言えるわけねえからな。」
戦士(確かに・・、僧侶も俺が死刑されたと思い込んでいたし、俺も消えたことは秘密なっていたんだろう)
194:
戦士「では、なんで俺たちはこの世界に飛ばされたんでしょうか?」
師匠「俺がこの世界に来た理由ならわかってる。そしてお前が来た理由も何となく察しが付く。」
戦士「本当ですか!」
師匠「俺が魔族退治の旅に勇者たちと出ていたのは知っているな。」
戦士「はい、俺はそのころから弟子でしたから。師匠が旅に出ている間俺も微力ながら村々をまわっていましたし」
師匠「その旅で俺たちはノゾミの洞窟という所の最深部まで行って願いを一つかなえる権利を貰った。」
戦士「願いをかなえる権利・・」
師匠「そこで勇者は魔族たちから人間を解放するための力を望み、向こうの世界はそれからすぐに戦争が終結した。
 他の奴らも思い思いに望みをかなえていた。莫大な財産を願う者や子供の無事を願う者。だが俺はその力を使わずにいたんだ。
 なぜだかは思い出せん。たぶん望みは自分の力でかなえるものとか思っていたんだろう。まだ若かったしな。」
戦士「そんなことが・・」
師匠「それから月日が経つにつれ、そのことなどすっかりと忘れてしまってな。俺が犯罪者として殺されるその直前に走馬灯のように思い出した。
 俺は無我夢中で願った。こんな世界とは別のもっと違う世界に行きたいと」
196:
戦士「それでこの世界に」
師匠「そうだ。気づいたらこの世界に来ていた。最初は苦労したが慣れればなかなかいい世界だな。ここは。
 ビールはうまいしテレビはあるし、それに男が好きでも殺されない・・・」
戦士「・・・・」
師匠「それでお前がなんでここに来たかだが・・・」
戦士「わかるんですか?」
師匠「お前・・俺のこと好きだろ?」
戦士「!?」
戦士「なに言ってるですか!?」
師匠「なんだ違うのか?さっきの願いには続きがあるんだ。もし俺のことを好意に思ってるやつが死ぬようなことがあればこっちの世界に飛ばしてほしいってな。
 ほら俺も見知らぬ世界で1人っきりは寂しと思って」
戦士「へぇ?」
師匠「まさかお前が来てくれるとはな。俺はいい弟子を持ったな。がっはっはっは!」
197:
師匠「さっきの反応からすると、お前も国によって死刑にされた口だろ?で、死ぬときに俺に会いたいって思ったんじゃねーのか?
 死ぬときに会いたいなんて思うやつは大半は好きな奴って相場は決まってるもんさ。だからお前は俺のことが好きだと推理した。
 どうだ?あたってるか?」
戦士「・・・・」
師匠「黙ってるてことはイエスってことだな?」ニヤリ
師匠「どっこいしょっと。そろそろ酔いも回って来たしどうだ?」
戦士「・・何がですか?」
師匠「俺はお前のことも気になってたんだ。まさかお互いそうだとはな。それなら向こうにいた時に声かけとけばよかったぜ・・」
戦士「ちょ、師匠!!」
師匠「いいだろ別に。お前も俺のこと気になってたんだろ?お互い楽しもうや。」サワリ
戦士「うぅ・・・」ビクビク
師匠「太もも触っただけで感じてんのか?かわいい奴だぜ・・」サワリ
戦士「駄目です!!!失礼しました!」ズバー
師匠「いっちまいやがった・・たく・・・」
226:
〜夜、リビング〜
男「ただいまーて誰もいないのか・・ん?メモ?」
『父と母は2人で夕飯を食べてきます』
男「・・・これじゃ前と変わらないじゃん」
男(おっさんまだ帰ってこないのかな・・)
戦士「・・・ただいま・・・・」
男(帰って来た!!)
男「おかえり!どうだった初仕事?」
戦士「あ・・ああ」
男「どうしたんだよおっさん!元気ないぞ!笑顔、笑顔!それより聞いてくれよ、なんか今日友の様子がおかしくて・・」
戦士「すまん。今日はもう休ませてくれ・・」
男「おっさん・・?」
戦士「それじゃ・・・」
男「・・・」
228:
〜次の日〜
男「結局2人帰ってこなかったな・・」
戦士「・・・」
男「おはよう!おっさ・・戦士!どうよく眠れた?」
戦士「・・・・ああ」
男「仕事は最初つらいもんだよ!そのうち慣れるからさ!」
戦士「・・・ああ。」
男(おっさん・・)
戦士「それじゃ、いってくる。」
男「え?朝ごはんは?」
戦士「買って食べる。じゃ」
男「・・・」
231:
〜教室〜
男「おはよう、友!」
友「・・・」
男「聞いてくれよ〜。おっさんが仕事がつらいのか全然相手してくんなくてさ〜。まあ別におれは構わないんだけ・・・」
友「・・・」スタスタスタスタ
男「・・・」
〜仕事現場〜
戦士「・・・おはようございます。」
監督「お、早いね。関心、関心。仕事までまだ時間あるから向こうの休憩小屋で休んでてよ。」
戦士「・・・わかりました。」
ガチャ
師匠「よう!早いな!」
戦士「師匠・・・おはようございます。」
師匠「そう警戒するなって、昨日のことは謝るからよ。」サワリ
戦士「!!」ビクリ
234:
師匠「へへ!お前面白いくらい反応するな。」
戦士「昨日のこと反省してないじゃないですか!」
師匠「ちょっとした挨拶じゃねーか。それにお前全然抵抗しなかったじゃねえか」
戦士「そ、それは・・・」
師匠「俺のことは好意に思っていて満更でもなかった。でも後ろ髪を引くことがあって素直にれないでいるってところか?」
戦士「ちがっ!」
師匠「その焦り具合図星か?面白い奴だな。」
ガチャ
従業員「うーす。今日は寒いっすね。こんなじゃ風邪ひいちゃいますよ。」
師匠「おう。お前はバカだから風邪なんかひかねーよ。がっはっはっは」
従業員「しーさんひどいっすよ!!」
戦士「・・・」
235:
〜仕事終わり〜
師匠「おう戦士!これから飲みにいかねーか?」
戦士「・・・遠慮しときます」
師匠「昨日みてえなことはしねーよ。せっかくこの世界で会えたのに昨日は全然話せなかったからな、それの続きだ。」
戦士「それなら・・」
師匠「よし、じゃ行くぞ!」
〜夜、リビング〜
『2人で出かけます』
男「母さんたち1回帰って来てたんだ・・」
男「おっさんもまた遅いし・・。久しぶりだな1人で夕飯食うの・・。ま、ちょっと前まではいつも1人だったし・・」
男「・・・」
男(こんなにまずかったっけ・・)
236:
〜店〜
戦士「そんなことありましたっけ!?」
師匠「あっただろ!お前が修行用の剣と本物を間違えて危うく血の海になるとこだったよ!」
戦士「ああ、ありましたね!!あの時は若かったな!はっはっは!」
師匠「あ、酒もう一杯頂戴!」
戦士「俺はビールおかわりね!」
店主「はいよ!」
戦士「そんなこと言ったらね、俺だってありますよ!師匠のバカエピソード!」
師匠「なにぃぃ!!」
戦士「あれは俺が16のときの話ですよ・・・」
師匠「がっはっはっはっは!!あったなそんなこと!」
==============
戦士「いや〜今日は楽しかった!」
師匠「また飲みいこうな!」
戦士「はい!ぜひ!」
237:
戦士「でも安心しました!俺の知ってる師匠で!」
師匠「どういうことだ?」
戦士「なんか最初あった時には俺の中の師匠と違うように思ってたんですよね!笑っちゃいますよね!」
師匠「それは俺を盲目的に見すぎだ・・」
戦士「え?」
師匠「俺はお前が思ってるほど尊敬できる奴じゃないってことだ。」
戦士「そんなこと・・」
師匠「それじゃまた明日な・・」
戦士「師匠・・・」
239:
〜リビング〜
ガチャ
男「!!」
男「おかえり!また2人どっかいっちゃてさ、まいるよね・・」
戦士「・・・・」
男「おっさん?」
戦士「・・・」
男「おっさん!戦士!!」
戦士「ああ!・・ただいま」
男「どうしたんだよ?」
戦士「すまん。それより飲んできたからもう寝る。」
ガチャ
男「おっさん!?」
男「・・・なんだよ・・くそ・・」
241:
〜次の日〜
男「おはよう・・」
友「・・・」スタスタスタスタ
男「・・なんなんだよ」
メガネ「おはようございます。」
男「おはよう。」
メガネ「元気がないようですが?」
男「最近ちょっとな・・」
メガネ「もしかしてご両親とうまくいってないとか?」
男「まあそれもある・・」
メガネ「それなら積極的に話しかけてみては?自分から話しかけているように思っていても実はそこまで会話らしい会話をしてない事ってよくあるらしいですよ?」
男(言われてみればそうかもな・・)
男「サンキューなメガネ!」
メガネ「お礼なんていらないですよ!」
243:
〜夜〜
男(よし、2人とも今日はいるな・・)
男「ひ、久しぶりだね!こうやって3人で食べるの!」
母「そうね・・・」
父「・・・」
男「そういや、おっさんはまた遅くなるのかな?最近ずっとなんだよね!」
母「ふーん・・・・」
父「そうか・・・・」
男「あ、あのさ・・」
父「少しは黙って食べなさい。行儀のわるい」
男「ご、ごめん・・」
母「父君。口にご飯ついてる!とってあげるわね。」
父「母っち。ありがとー!」
母「食事の後どこに行く?」
男「あ、おれは・・」
258:
父「2人で映画見に行こうか!」
母「いいわね!映画!」
父「出会ったころのようにさ!」
男「・・・・」
================
母「それじゃいってくるわね!」
男「・・・うん」
父「早く行こうよ母っち!」
母「ごめん、ごめん!」
男「・・・・」
〜2時間後〜
戦士「ただいま・・」
男「おかえり・・あの・・・」
戦士「疲れたからねる・・お休み」
男「・・おやすみ」
260:
〜1週間後、朝〜
男「・・・・」
戦士「・・・・」
戦士「・・・じゃ」
男「・・・ん」
〜教室〜
男「・・・・」
友「・・・・」
メガネ「おはようございます、男君!」
男「おはようメガネ!昨日さ・・」
メガネ「それはすごいですね・・」
友「・・・」
261:
〜仕事現場、夜〜
戦士「ようやく終わりましたね。」
師匠「お前はあいかわらず要領がよかねーな。」
戦士「そんな・・」シューン
師匠「がっはっはっは!そう落ち込むな!その分育てがいのある可愛い弟子だってこった!」
戦士「師匠!」
師匠「今日も飲み行くか?」
戦士「付き合います!!」
==============
師匠「それにして毎日飲みにつきあってもらって悪いな」
戦士「何言ってるんですか。弟子として当然です!」
師匠「そうか・・・」
戦士「?」
師匠「なあ、お前の気持ちもう一度聞かせてくれよ?俺は好きだぞお前のこと。」
戦士「師匠・・」
263:
師匠「お前も毎日飲みに付き合ってるんだ。いやってわけじゃあねーんだろ?」
戦士「そ、それは・・・」
師匠「やっぱり今日は飲みに行くのやめるか。」
戦士「そんな!・・・」
師匠「じゃあな。・・・俺は本気だぞ、戦士・・・」
戦士「師匠・・・」
〜リビング〜
男(やっぱりこのままじゃいけないよな・・・・俺から踏み出さないと)
ガチャ
戦士「・・・」
男「おかえり!なあ戦士話があるんだけどさ・・」
戦士「悪い・・今日はちょっと・・」
男「すぐ済むしさ。いいだろ?」
戦士「悪い・・」
264:
男(なんだよぉ!!)イラ
男「少しぐらいいいだろ!!だいたい目を見て話せよ!おっさんの師匠って人に教わんなかったのかよ!!!」
戦士「!!」
戦士「師匠は関係ないだろ!!!」
男「な、なんだよ急にそんな怒鳴って!!そもそもおっさんがちょっと前から変なのが・・」
戦士「別にへんじゃねーよ!!お前だって俺の足枷になってるくせによ!!」
男「足枷ってなんだよ!!ちゃんと説明してくれなきゃわかんねーだろ!!」
戦士「関係ないって言ってるだろ!」
男「関係ないわけないだろ!俺たちつきあってるんだぞ!」
戦士「うるさい!!!黙れ!!!」
男「・・・・なんだよ・・もういいよ・・」タッタッタッタ
ガチャ
戦士「あ、若造・・」
戦士「なにしてんだ、俺・・」
265:
〜夜の道〜
男(なんだよ・・俺のせいかよ・・・)
男「今日はもう・・帰りたくない・・母さんに電話するか・・・」
プルプルプルプル ガチャ
男「あ、母さん・・」
『おかけになった電話番号は現在使われておりません。』
男「・・・・」
男(友に電話して泊めてもらおう・・)
プルプルプルプル ガチャ
男「友。俺だけどさ・・」
『この電話は電源が入っていないか、電波の・・・』
男(なんだよ・・みんなして・・・俺を除け者かよ・・・)
男「なんだよ・・・なんで・・・うぅ・・」
266:
メガネ「そこにいるのは男君ですか?」
男「め、メガネ!?」
メガネ「事情は分かりませんが。最近寒くなってきましたし、ここにいると風邪をひきますよ。僕に家に来ますか?」
男「・・・サンキュー、メガネ」
〜師匠の家〜
コンコン
師匠「はいよ。ちょい待ちな。・・・戦士!?どうしたこんな時間に?」
戦士「ちょっと、師匠に会いたくなって・・」
師匠「まあとにかく早く中に入れ!」
戦士「はい・・・」
====================
戦士「すみません・・急に来ちゃって・・」
師匠「俺は構わねーけどよ。」
267:
戦士「・・・・」
師匠「・・・・おい戦士」
戦士「え?」
ダキッ
戦士「!!」
師匠「じっとしてろ。前に教えただろ?心をあっためてやれるのはひと肌だけだって。」
戦士「・・・師匠」
師匠「落ち着いたか?」
戦士「はい・・」
師匠「で、俺の家に来たってことは、決まったのか?」
戦士「・・・」
戦士「・・・はい。俺は・・・師匠のことが・・」
269:
〜メガネ家〜
メガネ「落ち着きましたか?男君」
男「ああ、ありがとな。」
メガネ「いえいえ僕と君の仲じゃないですか。当然ですよ。」
男「メガネ・・・」
メガネ「なにがあったのかは僕は聞きません。いたけれ何日でもずっとでもここにいていいですよ。
 僕はあなたを決して見捨てたりなんかはしませんから。」
男「・・・ありがと」
ダキッ
男「!!・・メガネ?・・」
メガネ「男君知ってました?僕ずっと前から男君のことが好きだったんです。いつも見守っていたんですよ。
 それはこれからもずっと・・。僕ならそばにいつまでもいてあげられます。」
男「メガネ・・・」
270:
〜師匠の部屋〜
師匠「そうか・・。俺はうれしいぜ。」
戦士「師匠・・」
師匠「俺、こういうロマンチックなことは苦手なんだけどよ。」
師匠「戦士・・・目閉じてろ・・」
戦士「・・・・」
_______________
そうか そうだよな・・・
俺は師匠のことが好きだから ここに来たんだよな
何を迷う必要があったんだろう・・・
・・・・・悪いな・・・おとこ・・
280:
〜メガネの家〜
メガネ「本当ですか。男君?」
男「ああ」
メガネ「わかりました。それじゃ目を閉じててください。誓いのキスを・・僕と・・」
男「・・・・」
_______________
そうか そうなのか・・
そういえば いつも見ていてくれたような そんな気がしてきた
これが一番 しあわせなんだろうな
・・・・・ごめんな・・・せんし・・
282:
コロン、コロン、コロン
師匠「ん?なにか落ちたぞ?」
メガネ「なにか落ちましたよ?」
男、戦士「え?これは・・キーホルダー・・・」
男、戦士「!!」
男、戦士「これ・・映画館の・・」
283:
____
『おーおー行っちまった。からかいがいがあるね〜若造は。』
『こ、こ、こもので悪かったな!!このくそデカぼけなすくそ野郎ぉぉぉぉ!!!!!』
『なんだよ、くれてやるって。そんなこと出来ないって。あ〜あこんなことで落ち込んでバカみたいだった。』
『人めちゃくちゃいるな!!さっきの電車って奴もすごがったがここもすごい!!!王都イエ―メーンですらこんなにいないぞ!!!!』
『違うぞぉぉ!!!若造ぉぉ!!これは・・・その・・・』
『べ・・別に・・泣いてなんかねーよ!・・ううっ』
『俺でよければ、よろしくな若造!』
『だってうれしいんだもん。てか付き合うんだから若造って呼ぶのやめろよ!』
『それは無理だな。』
『ふっ・・あっはっはっはっはっは!』
____
287:
〜師匠の家〜
師匠「どうした?戦士?」
戦士「・・・」
師匠「戦士・・」
戦士「ごめん師匠!やっぱり俺、師匠とはつきあえない。」
師匠「・・・それは俺のことは好きじゃないってことか」
戦士「師匠のことは好きです。盲目的だって言われようとも尊敬もしてるし、人としても好きです。
この世界にきた理由も師匠のいった通り、俺は師匠のことを追いかけてきたんだと思う。」
師匠「なら・・」
戦士「でも、今はもう。今はそれ以上に大切な人を見つけたんです!
あいつのことは、あいつのことだけは誰にも譲れない。そんな奴を見つけたんです。」
290:
師匠「・・・」フッ
師匠「・・・そうか。なら今すぐ。そいつの所に言ってやりな。」
戦士「はい!失礼します!」
師匠「後でそいつに会わせろよ!」
戦士「もちろん!」グッ
ガチャ
師匠「・・・いっちまったか。なんでこう、いつもあとちょっとなのかね・・俺は」
師匠「もし先に俺が会ってたら変わってたのかね・・・」
師匠「あ〜あ、こんなことならとっとと向こうで違う望みかなえとくんだったな。」
師匠「・・・ま、酒はうまいし・・よしとするか。」
292:
〜メガネの家〜
メガネ「どういうことですか!」
男「わりーな。やっぱりお前とはつきあえない。」
メガネ「なんで!」
男「やっぱり俺はおっさんが一番好きなんだよ。」
メガネ「そんな・・」
男「これからも友達としてよろしくな。」
メガネ「いいんですか!?男君を邪魔者扱いするような奴なんですよ!!」
男「構わない。おっさんにどんなに嫌われようと俺はおっさんが好きだ。好きってのはそういうことなんだよ。」
メガネ(ありえない!ありえない!僕の作戦は完ぺきだったはずなのに!!)
「お前の負けだよ。メガネ!」
メガネ「くっ・・」
男「お、お前は・・」
295:
〜男の家、リビング〜
戦士「男!いるか!」
母「なんですか!騒がしい!」
父「母っち〜そんなことより、僕これ欲しいな〜」
戦士「男・・いないんですか・・?」
母「私たちが帰って来た時にはいませんでしたよ。まったくどこにいるんだか。」
戦士「そうですか・・」
父「そんなこといいからさ〜」
戦士「」イラッ
戦士「あんたは男のこと心配じゃないのかよ!父親だろ!」
父「え?おれ?」
母「なんて口の利き方をするんです!心配してるに決まってるでしょ!」
父「別に・・・」
母「え?・・そ、そうよね・・あなたは放任主義だし・・」
297:
戦士「あんたも、あんただよ!なんでそんな奴のことかばってんだよ!こんな奴どう見ても父親として失格だろ。」
母「・・・でも、彼にはいいとこもいっぱいあって・・・」
戦士「そのいいとこってのはお前が17年間育ててきた息子をあっさり捨てるほどいいものなのかよ!」
母「捨てるだなんて!・・私はちゃんと生活費は振り込んだし・・」
戦士「お前は親だろうがぁ!子供にとって親は道しるべなんだよ!道しるべがなくなったら子供は迷うんだよ、不安になるんだよ!」
母「な、なによ!・・だいたいあなたは男のなんなのよ!ただの家庭教師のくせに人の家に口出さないで!」
戦士「俺は、男の恋人だぁぁ!!!」
母「・・え?冗談でしょ?」
戦士「冗談でこんなこと言うか!俺はあいつと付き合ってる!だから何度でも口出ししてやる!」
父「君、漢だろ・・気持ち悪い・・」
母「!!」
母「気持ち悪いとか言わないで!男が選んだ道よ!!」
父「母っち・・?」
301:
母「あ、ごめんなさい・・つい・・でも、言わないで・・」
戦士「少しはそいつとは違って親って自覚があるんじゃねーか。」
母「うるさいわねぇ!!」
母「私だって頑張って来たのよ。片親だって男に気を使わせないように・・・。
 でも寂しいの。誰にも寄りかかれないの・・。そこに彼が現れた!いいじゃな!
 私だって親である前に1人の女よ!トキメキたいの!女性としていきたいの!」
戦士「いい加減にしろよ!!!」
戦士「女性としていきたいそれは結構なことだ。だがな、お前は女である前に親なんだよ!
 親の役目も果たせないのに、ほかの肩書にすがりつこうとしてんじゃねーよ!!
 親になる覚悟もないくせに親子になろうとすんじゃねぇぇぇぇえ!!!!!!」
母「!!」
父「おい、こんな奴ほっておいて。どっか遊び行こうぜ母っち!」
母「・・・」
父「母!!」
母「・・え、ええ」
302:
戦士「ここまで言ってもわからねーのか・・なら・・」
戦士「歯ぁぁくいしばれぇぇぇ!!!!」
ゴッキーン
母「ごふっ!!」
父「ひーー!!俺は殴らないでくれーーーー」ピューン
戦士「けっ!1人で逃げやがって・・屑が・・」
母「・・・」
戦士「目、覚めたかよ・・」
母「・・・・う」ウル
母「ふわぁぁぁぁぁーーーーんん」
戦士「泣くなよ・・」
戦士(少し強く殴りすぎたか・・?)
304:
〜メガネの家〜
男「お前は、友!何でここに!?」
友「悪かったな男、今まで無視してて。実はそこのメガネと賭けをしていたんだ。」
メガネ「・・・くっ」
男「賭け?」
友「お前がメガネの恋人になるか、ならないかのな。」
男「なんだそりゃ!?」
友「まあ、俺の話を聞いてくれ。メガネがかなりの金持だってことは知ってるよな。」
男「まあ、この部屋を見れば。だいたいは。」
友「メガネはその財力を使ってお前とくっつこうとしていたんだ。」
男「え?」
友「俺が知ってる中で最初は連続窃盗犯の事件、メガネはおそらくそいつが僧侶だということを知っていて俺たちに犯人捜しをさせ、お前と戦士の仲を裂こうとした。」
男「そんな・・」
306:
友「だが、結果は失敗。そこで次にお前の両親を探しだし、家に帰るよう仕向けた。
 それに戦士にあの仕事場の広告をさりげなく見つけさせたのもメガネだ。」
男「仕事?確かにおっさんは仕事を始めてから少し変わったけど、なんか関係あるのか。」
友「さあな、俺もメガネから盗み聞いた話だからよくは知らん。」
友「そして、俺にもお前を無視するように命令した。」
男「それがよくわからないんだけど・・そもそも賭けって・・」
友「言っただろ。こいつはどんな手を使ってでもお前を自分のものにしようとする、俺はメガネの方法がエスカレートするのを恐れた。
 俺がお前を助けてやれるのにも限界があるし、お前だっていやだろ。逆にメガネは俺が邪魔だった、
 どんな手を使っても俺がいる限りメガネまでには思いは向かないと思ったんだろ。」
友「だから、賭けを持ち掛けてきたんだ。今回の作戦を邪魔しない、いや協力してくれ。
 それでも男がメガネに振り向かなかった場合、メガネは男をあきらめるってな。」
男「そんなことが。」
友「俺はお前のことを信じていたし、仮にメガネのことを選んでもお前が幸せならそれでいいと思ってこの賭けに乗ったってわけだ。」
男「友・・」
友「気にすんな。なんてったて・・」
メガネ「親友だからな!・・・ですか?」
友「!」
307:
メガネ「素晴らしいですね。その友情・・でも、本当にいいんですか?」
友「なにがだ?」
メガネ「親友のままで本当にいいんですかって聞いてるんですよ?」
メガネ「男君知ってました。彼ね、あなたのことが好きなんですよ。」
男「!?」
メガネ「この賭けは白紙に戻しましょうよ。そして2人で力を合わせて男君を奪い取りましょうよ!
 君はこちら側の人間のはずですよ・・さあ・・」
友「・・・」
友「・・・お前、勘違いが過ぎるな。」
メガネ「なに?」
友「俺は、今までもこれからも男の親友であり、それ以下でもそれ以上でもない!!」
メガネ「な!なんでそこまで・・自分の気持ちを・・・」
友「だから、わけわからねーこと言ってんじゃねーよ。賭けはお前の負け。もうかかわるなよ。」
メガネ「くっ・・」
友「さ、さっさと帰って戦士と仲直りしてこい。」
男「あ、うん・・・」
310:
男「あのさ、メガネ・・俺には好きな人がいるから気持ちには答えられないけど・・また遊ぼうぜ!」
メガネ「!!」
男「でも、俺はおっさんと相思相愛だからな!じゃ!」ニコ
友「ったく、こいつがやったこと本当にわかってるのか、あいつ・・」
メガネ「やっぱりあきらめきれないな・・」
友「お前!?」
メガネ「だから今度は、正々堂々勝負する・・・」
友「・・・ま、それなら別にいいんじゃねーか。」
メガネ「友君とはライバルだね!」
友「だから、ちげーって。」
メガネ「・・・しょうがないから、そういうことにしといてあげるよ。」フッフッフ
友「好きにしろ・・」
友(親友も楽じゃねーなこりゃ・・・)
312:
〜男の家〜
戦士「落ち着いたか・・?」
母「ええ・・なんか目が覚めたみたい。ありがとね・・戦士君・・」
戦士「いいってことよ。」
母「それにしても、男にこんなにいい彼氏ができるなんて、何だかもったいないわね。」
戦士「なんか照れくさいな。」
母「私、惚れちゃいそうだわ。」
戦士「そいつは残念だったな。俺と若造は相思相愛だからな」ニコ
母「まあ、残念。・・・ふっふっふっふ」
戦士「それじゃ俺は若造探してきますから。」
母「頼みましたよ。」
戦士「もちろん!」
313:
〜メガネの家、裏口〜
父「これっぽちしかもらえないのかよ!!」
黒服「私たちとあなたの関係はこれで終わりです。そのお金を受け取ったらさっさとおかえりください。」
父「待てよ!もうちょいくれよな!あの女からまだ絞れるだけ絞ってないんだよ。こんなちょっとじゃ・・」
黒服「守衛!」
守衛「はい!なんでしょう?」
黒服「こいつを敷地外へ捨ててきなさい。」
守衛「かしこまりました。」
父「ちょ、離せ!」
ゲシッ
父「糞が!!・・・・ん?あいつは男!」
315:
〜帰り道〜
男(帰ったらどうしよう。まず怒鳴ったことを謝って、それからゆっくりでもいいから話しあていけたら・・)
父「よう!男!」
男「!!・・・父さん。なんでバットなんてもってるの・・」
父「それはな、お前をぶん殴るためだよ!」
男「!!」
父「てめぇの彼氏とやらのせいで、俺の財布がパーになったんだよ!ぶっ飛ばさせろやぁ!!」
ブンッ ガシッ
父「な!?きさま・・」
男「・・・!?」
戦士「大丈夫か?若造?」
男「おっさん!」
317:
戦士「下がってろ!」
父「は!糞が!お前のせいで俺の計画が台無しだよ!!死んでつぐなえぇぇぇ!!!」
戦士「ふんっ」ヒラ
父(な!?よけられた!)
戦士「償いを受けるのはお前のほうだ!」
バッコーン!!
父「ぐわぁぁ!!」
男(つ、つえーー)
父「ま・・まだだ・・・」ヨロヨロ
黒服「往生際がわるい・・」シュッ
父「ぐふっ・・」
戦士「誰だ!?」
黒服「これが迷惑をかけて申し訳ございませんでした。これは私共が回収いたしますので、では失礼。」
戦士「なんだあいつは・・」
男(メガネの家の人か?・・・)
318:
戦士「なんだったんだ・・あいつ・・」
男「たぶんメガネの家の黒服だよ」
戦士「まあ、若造が無事で何よりだ」
男「ありがとな、おっさん」
戦士「・・・」
戦士「あ、あのさ・・悪かったな・・」
男「べ、別に・・気にしてないし・・」
戦士「そ、そうか・・・」
男「・・・」
戦士「・・・」
男「俺さ、おっさんに話したいこといっぱいあるんだ・・」
戦士「奇遇だな。俺もだ・・」
男「帰りながら話す?」
戦士「そうだな。帰るか!」
男「おう!」
321:
〜クリスマスイブ〜
戦士「若造!早く行くぞ!今日は予定がいっぱいあるんだからな!」
男「ちょっと待ってって。何で母さん起こしてくれなかったんだよ!」バタバタ
母「自分で起きる習慣をつける!」
男「今日ぐらいいいじゃんか!」バタバタ
戦士「お〜い。早くしろ!」
男「わかってる!!」バタバタ
男「よし、準備オッケー!それじゃ母さん行ってくるよ。夕飯は食べてくるから。」
母「はいはい。2人とも気をつけてね!」
戦士「それじゃ」
男「いってきます!」
322:
〜街中〜
戦士「うへぇぇ!あいかわらず、すごい人だな!」
男「まあ、今日はクリスマスイブだしな。」
師匠「お?お前らは・・」
戦士「師匠!」
男「師匠さん!なんでここに?」
師匠「なんだよ、独り身は街にいちゃダメだってか!こいつめ!!」グリグリ
男「痛い痛い!そういう意味じゃないって!」
戦士「買い出しですか?」
師匠「おう!1人寂しくクリスマスパーティーのな。どうだ坊!今夜、俺んとこ来ないか?俺のこっちはこいつの数倍すごいぜ!」グイグイ
戦士「師匠!!」
師匠「冗談だよ!がっはっはっは!こいつは嫉妬深くて困るな。」
戦士「ったく・・」
324:
師匠「お!?坊が腕につけてるやつ?例の時計か?」
男「そうなんですよ!おっさんの初給料記念!」
師匠「たく、時期が悪いよな。どうせあげるなら今日渡せばクリスマスプレゼントになるってのに、
こいつはつい最近までクリスマスを知らないってんだから。」
戦士「その話はいいじゃないですか!」
師匠「そうだ!戦士、ちょっとこっちこい!坊は少し待ってろ。」
戦士「なんですか?」ヒソヒソ
師匠「あいかわらずキスも済ませてないのか?」ヒソヒソ
戦士「!!急に・・」ヒソヒソ
師匠「どうなんだ?」ヒソヒソ
戦士「そりゃ、何となくタイミングあわなくて・・まだですけど・・」ヒソヒソ
師匠「かー情けねー!」ヒソヒソ
師匠「まあしかし、これはチャンスと見るべきだ!いいかこの前も話したと思うが、今日の夜12時にキスしろ。
 クリスマスってのはキスするためにあるようなものだからな。」ヒソヒソ
戦士(この人、クリスマス今年初めてだよな・・なんでそんな知ってんだよ・・)
329:
師匠「クリスマスの夜にキスなんてロマンテックじゃねーか」ヒソヒソ
戦士(ロマンチックの言い方はオヤジ臭いんだな・・)
師匠「返事は!」ヒソヒソ
戦士「お、おっす!」ヒソヒソ
師匠「よし」ヒソヒソ
師匠「お待たせ!ほらお前の戦士返してやるよ!」
男「なに話してたんですか?」
師匠「仕事のことだよ!な?」
戦士「も、もちろん!」
師匠「それじゃーな!!しっかりやれよ!がっはっはっは!!」
男「?」
戦士「そ、それじゃ映画館いこう!」
男「お、おう」
330:
〜夜10時〜
男「いやーおいしかったね!あそこの料理。」
戦士「確かにな。でも甘いもの食べたくなったな。」
男「そこにコンビニあるけど?」
戦士「じゃあ、ちょっと行ってくるからここで待っててくれ!」タッタッタッタ
男「わかった。」
男(1人でコンビニにいけるようになるなんて成長したな、おっさん!)
男「なんてな・・」
DQN1「ねえ、そこのお兄さん、僕たちにお金恵んでよ?」ギャハッハハ
男(まさか、クリスマスイブなのにかつあげとは・・・)
DQN2「なにこいつ?反抗的な目じゃん!?やっちゃう?ねぇやっちゃう?」
DQN3「やっちまおうぜ!!」
男(4人か楽だな・・)
男「ここじゃ迷惑ですから向こうでやりましょう」
DQN4「こいつ生意気ジャン!」
332:
===========
戦士「若造!またせた・・・」
戦士「あれ?若造?」
〜裏路地〜
DQN4「ぐわっ!!」
DQN2「ぼへ!!」
DQN1「げひっ!!」
男「・・この程度か」
男(おっさんとの修行続けててよかった〜)
DQN3「ひ!ひぃ〜!」
男「あとはお前だけだぞ?」
DQN3「ゆ、許してぇぇ!!」
335:
男「もうこれに懲りたらかつあげなんてするんじゃないぞ」クル
DQN3「馬鹿め!後ろ見せやがって!!」
バキッ
男「うっ!!」
DQN3「きゃははは!ざまーねーぜ!さっそくこの高そうな時計を貰うとするか!」
DQN3「くっ、なかなか外れねーな・・」
男「おい・・人の時計に触ってんじゃねーよ!」
ゴキッ
DQN3「ぐっ!くそまだ動けたか。でも残念だな。起きろおめーら!」
DQN1、DQN2.DQN4「けっ。おねんねしてたみたいだぜ。」
男「ちっ!!」
DQN3「お前は手負い。こっちは4人だ!やっちまうぞ!」
男(くそ・・)
338:
DQNたち「ぐわぁぁーーーーー」
戦士「お前ら!俺の若造に何しやがったぁぁ!!!」
男「おっさん!」
戦士「たく無茶するなよな。」
男「わりぃ・・」
DQN3「な、なんだ・・このマッチョ・・・!?」
戦士「お前ら覚悟はできてんだろうな!?ああん!!」
DQNたち「ひ、ひーーーー」オシッコビチャビチャ
=============
戦士「大丈夫か?」
男「かすり傷だよ、こんなの。」
男「そういや前から気になってたんだけど」
戦士「なんだ?」
男「なんで俺の場所がわかったんだ?さっきも、俺が父さんに襲われた時も。」
戦士「ああ、それはお前に目印がついてるからな。」
339:
男「え?目印?」
戦士「俺がこの世界に来たばっかりのころ学校に行ったこと覚えてるか?」
男「まあ」
戦士「それもこの目印のおかげなんだけどな、目印をつけると離れていてもどこにいるかわかるんだ。俺の特技だな。」
男(特技か。そういやおっさん特技が使えるって、最初の時に話してたっけか・・)
男「って、え?えええぇぇぇぇ!何それ!?いつ付けたの!?」
戦士「お前が学校に行く前に。」
男「どこについてるの!?」
戦士「首のあたりな。ちなみに見えないからな。」
男「なんだよそれ・・。俺はてっきり愛してるやつの居場所なんてどこにいてもわかるのさ。みたいな感じだと思ったのに!」
戦士「はっはっはっは。残念だったな。」
男「ちぇ・・・」
343:
戦士「それより、これから行きたいとこあるんだけどいいか?」
男「いいけど」
戦士「よし、じゃあ行こう!」
================
男「ここは・・?周りに誰もいないけど?」
戦士「じ、実はな師匠に教えてもらったんだ。どうだ夜景きれいだろ?」
男「うん。すごい・・・」
戦士「・・・」
男「・・・」
戦士「き、きてよかったか?」
男「もちろん。でも師匠さんすごいよな。そんな街中から離れてないのにこんな誰も知らない絶景ポイント知ってるんだもんな。」
戦士「本当に不思議な人だよ。」
戦士「・・・・・」マッカ
戦士「あ、あのさ・・男?」
男「ん?」
344:
戦士「い、いま何時何分何秒だ?」
男「やけに細かいな・・・んー。11時59分ちょうどだ。」
戦士「そ、そうか」
戦士(あ、あと1分か・・)
男「なんかおっさん顔赤くねーか?」
戦士「だ、大丈夫だ!」
男「そうか?」
戦士「あ、ああ・・」
戦士(あと45秒・・)
男「そういやこの数か月、いろんなことがあったな・・」
戦士「・・ああ」
戦士(あと25秒・・)
346:
男「本当に何年か分のイベントを一気にやった気分だよ。人生って何が起こるかわからないもんだよなしかし・・・
 ありがとな・・おっさん・・俺・・おっさんに会えて幸せだよ・・」
戦士「・・・ッゴク」マッカ
戦士(あと・・)
男「って聞いてんのかよ!おっさ」
!!!!!チュ!!
男「・・・!!」
戦士「メリークリスマ・・男」
男「・・・メリークリスマス、、、戦士」
==================
349:
戦士「いやー緊張したー!」
男「なんだよ、発表会終わった後の子供かよ!」
戦士「ん?どうした男君!?顔が赤いではないか?ん?」
男「さ、寒いからに決まってるだろ!」
戦士「がっはっはっはっはっは!!照れるな、照れるな!!」
男「急に元気になりやがって・・・・・。街中に戻って来たけどどうする?どっかよる?帰る?」
戦士「どっちでもいいぞ!がっはっはっはっは!!」
男「一番困る答えだよ。それ・・・」
戦士「そうか!すまんすまん!!ん?あれは・・・・おい男!あそこで何か配ってるぞ!貰って来よう!!」
男「あ、おい、おっさん!!・・・ったく変わらねーな。ん?」
プルルルルル
男「電話だ。だれだこの番号?」
ピッ
男「もしもし?」
『あたしよ?覚えてる?』
352:
男「!!この声は、僧侶!?」
僧侶『正解!』
男「今どこにいるんだ?今までどうやって生活してた?」
僧侶『質問が多いわね。口が多い男は嫌われるわよ?まあ答えてあげる。まず今までどうやって生活していたかだけど、あなた知ってた?
 私なかなか可愛いのよ?まあ、あなたは男にしか興味ないからわからなかったかもしれないけど・・』
男「まさか・・」
僧侶『どこの世界も同じね。ちんこ一本咥えるだけでどんどん金を落としていくんだもの。』
男「僧侶・・」
僧侶『憐れんでんじゃないわよ!!・・・・・・あら、ごめんなさい私としたことが・・』
男「さっきからガヤガヤ聞こえるけどもしかして街中にいるのか?」
僧侶『あら、ごめんなさいね。ピンマイクで喋ってるから雑音拾っちゃうのよ。』
男「ピンマイク?・・」
僧侶『そうそう、あなたに電話したのはおしゃべりをするためじゃないのよ。
 私のクリスマスプレゼントをぜひ受けっとてもらいたくて電話したの。』
354:
男「・・・クリスマスプレゼント?」
僧侶『そう。そしてそのプレゼントで、戦君と私は永遠に結ばれるのよ。天国でね!!』
男「!!どういうことだ!?おい!」
僧侶『私気づいたの。戦君が私に振り向いてくれないなんて、ありえない。きっと私の戦君はお前に洗脳されてるんだって。
 だから本当は私と一緒にいたいのに、いられないんだって。なら彼を解放してあげれるのは私だけだって。』
男「なにわけのわからないことを!」
男(くそ、戦士!どこにいる!?人ごみに紛れて・・)
僧侶『その証拠に。戦君、私の所に向かってきてるもの。人ごみの中をゆっくりとだけど確実に。』
男(まさか!ティッシュ配りが・・・)
僧侶『ああ、やっぱり本当は私のこと好きなんだわ。待ってってね戦君。クリスマスと同時に解放してあげる。』
男「クリスマスと同時!?」
男(クリスマスにはさっきなったはずだろ・・・・)
357:
「ねぇねぇ〜。早くクリスマスプレゼント頂戴よ!!」
「まだ待てよ。クリスマスまであと10秒ある!」
男(!!!)
男(まさか・・・・・DQNにやられた時に時計が狂ったんじゃ・・)
男「くそ!」
男「どけ!どけよ!!!」
男(くそ、人混みが邪魔で・・)
男「戦士!!!そっちに行くな!!!!」
「なによ?この人!」
「おい、邪魔すんなよ!!」
「どけよ!邪魔だな!」
バシッ
男「うっ!・・」
男「・・・・戦士!!!!」
360:
僧侶『5』
戦士「ふ〜、ようやくついた。」
僧侶『4』
戦士「すみませーん!これタダなんですよね?ください!!」
僧侶『3』
男「にげろ!!・・いくな!!!・・・たのむ・・・」
⦅金なんかとりゃしないよ。それより気をつけるんじゃな、24日によくない事が起きるぞ。⦆
僧侶『2』
戦士「ん?・・・お前は!!」
僧侶「いち☆」
362:
男「にげろぉぉぉぉ!!!!!せんしいいぃぃぃ!!!!!!」
僧侶「メガンテ!」
きゃあああああーー 爆発が起こったぞ!!
なんださっきの音! おい、向こう燃えてるぞ!!
逃げろみんな!! うわあああ
男「・・・・・そんな」
男「うわああああああああああ」
371:
普通に伏線張りまくりでワロタ
372:
なんなんだこの文才は
375:
〜病院〜
男「・・・・」
母「男!!大丈夫だった!!」
男「・・・」
母「心配したのよ!爆発現場の近くにいたんだって?でもよかった無事で!」
男「でも、でも・・・おっさんが・・・・・おっさんが・・・」
母「そう、お友達が巻き込まれたのね・・かわいそうに・・」
男「え?違うよ!おっさんだよ!戦士!戦士が巻き込まれて・・」
母「・・・・誰?その人?」
男「じょ、冗談はやめろよ!こんな時に!一緒に住んでるだろ!」
母「何言ってるの?私たち2人暮らしじゃない!」
男「え?ちょっと・・待ってよ・・・え?」
母「爆発のショックで記憶が混乱してるのね・・」
男「おっさんだよ!なんで覚えてないの!?」
母「お、おとこ・・・」
379:
男「・・・・なんで」
母「男!どこ行くの!?待ちなさい!」
男(師匠さんなら・・・)
〜師匠の家〜
男「師匠さんいますか!師匠さん!」
師匠「お、坊じゃねーか。どうした?」
男(よかった、俺のことは覚えてる!)
男「師匠さん!戦士のこと覚えてますよね?」
師匠「ほう!懐かしい名前だな!」
男「懐かしい・・?」
師匠「あれでもこの話、坊にしたっけか?」
男「!!」
男「・・・師匠さん、俺と初めて会ったときのこと覚えてますか?」
師匠「そりゃあな。俺が落とした財布を坊が拾ってくれたのが最初の出会いだろ?」
380:
男「・・・・そうですか。失礼しました。」
師匠「帰るのか?遊び来たわけじゃねーのか?・・・・どうしたんだ?」
プルルルルル ガチャ
友『どうした男。こんな時間に電話してきて。』
男「あのさ友・・。戦士のこと覚えてるよな?」
友『誰だよそれ?それよりこれから家来るか?どうせなら独り者同士、桃鉄99年でもやろうぜ!』
男「・・・悪いけどパス。こんな時間に電話して悪かったな。」
友『あ、おい・・』
ピッ
プルルルルル
メガネ『誰ですか?そんな人知りませんけど?』
男「そうか・・」
メガネ『それより・・・』
ピッ
男「・・・・・」
382:
男(誰も知らない・・・なんで・・・)
男(なんで・・・俺は・・どうすればいいんだよ・・・・・)
男「誰も知らないんじゃ・・・俺・・だれのために泣いてんだよ・・」
男「・・・・・・」
〜家〜
男「・・・」
母「帰って来たわね。男!今から病院行くわよ!」
男「・・・え」
母「きっと爆発のショックで精神にダメージを受けたのね?安心して!
 知り合いの凄腕精神科医が勤めている病院があるの。すぐによくなるから!ね!」
男「・・・」
男(母さんの行ってることが・・・理解できない・・・)
男(おっさん・・おっさん・・・・・・・おっさんって?)
男(なんだよ・・・真っ暗だよ・・・)
384:
〜3か月後〜
母「久しぶりに我が家に帰って来たわね!男!」
男「うん・・そうだね。母さん。」
母「男は成績もよかったし。先生のはからいで4月からちゃんと3年生に進学できるって」
男「そっか。よかった・・」
母「ちょっと散歩してきたら?3か月ぶりだし。」
男「オーバーだな母さんは。でも行ってくるよ。」
母「気をつけてね!」
男「うん。」
385:
俺はあれから母さんの知り合いの精神病院へ入院した。
その時のことはよく覚えていないが、どうやら僕は幻覚を見ていたらしい。
なんでもゴツイ家庭教師のおっさんの幻覚らしい。
笑っちゃうよね
師匠「よう!坊!しばらくだな!」
男「師匠さん!お久しぶりです!」
師匠「今度また遊びに来いよな!」
男「はい、ぜひ」
彼は師匠さん
彼とは落とした財布をひろってあげてからの仲だ。
まったくこの世はどんな人とつながりが持てるか油断ならない。
387:
友「あれ、男か?」
男「お、友!」
友「なんだよ男!退院してたのか!」
男「悪いな心配かけて。」
友「いいってことよ。なあ、これから遊ばねぇ?」
男「いいね!」
友「待ってろ。今メガネも呼ぶから。」
彼は友。彼が呼んでるのはメガネ。
2人とも俺の友達だ。
特に去年なんかはこいつらと大変なことが起こって・・・
あれ・・・何が起きたんだっけ・・・
大事なことを・・忘れてる気がする・・
389:
〜夕方〜
メガネ「久しぶりに男君と遊びましたけどやっぱり楽しかったです!」
男「俺も楽しかったよ。」
友「じゃ、またな!」
男「うん。また・・」
男(すっかり遅くなっちゃたな・・・母さん心配してるだろうな。)
男「早く帰ろ・・。おっさんも心配してるだろうし・・・」
男「・・・・?」
男「おっさん・・?」
占いばあさん「そこのお兄さん。そこのお兄さん。ちょっとこっちおいで。」
男「ん?誰だばあさん?」
占いばあさん「わたしゃただのしがない占い師じゃよ。そんなことよりお兄さんの未来が見えてしまっての。それを知らせてやろうと思ったのじゃ。」
男(やべー変なのに捕まっちまった。)
397:
男「ばあさん、悪いけど俺お金持ってないから占うならほかの人を・・」
占いばあさん「金なんかとりゃしないよ。それより今日はなかなかいい日だね。」
男「そりゃどうも・・」
占いばあさん「ケセラセラじゃぞ」
男「え?お、おい・・・。どっか行っちまった。なんだよケセラセラって・・」
男「てか、どっかで見た覚えがあんだよな・・あのばあさん・・・」
男「ケセラセラ・・なるようになるさ・・・か・・・」
男(そういや、知りすぎていた男が今日テレビでやってるんだっけか・・)
男「ジェームズ・スチュアートはみたいんだけど、この時間母さんがいつもいい旅夢中気分を見てんだよな・・・。」
男「よく3人でチャンネル取り合いしたっけか・・・」
男(・・・・3人?)
男「まあいいか、結末は知ってるし。そこの電気屋のテレビでジェームズを一目見たら帰るか。もう遅いし。」
=======
テレビ『では、次のニュースです。』
男(なんだニュースか。向こうのテレビは映画が・・・)
401:
テレビ『あの痛ましい事件から3か月がたちました。依然として、警察は爆発した犯人の身元はまだつかめていません。』
男(・・・・・これか)
テレビ『だから〜、爆発の近くでティシュを配ってる女の子が、俺がちょっとの間だけ泊めてた女の子にそっくりだったんっすよ!なんかあやしくないすか?』
テレビ『今の映像は、爆発事件があった翌日の聞き込み映像です。このようにまだ確証のある発言や証拠などは見つかっておらず。
 捜査は難航しそうです。続いてのニュースは・・』
男「・・・・・・!!」
髭「どうした?兄ちゃん?驚いた顔して?」
男「な、なんでもないです!」ダッシュ
髭「?」
プルルルル
友『おう、どうしたんだよ?』
男「友さ、僧侶のこと覚えてる?」
友『おう、覚えてるぞ。それがどうした?見つかったのか!?』
男「いや、ただ確認したかっただけ。それじゃ。」
友『?』
ピッ
404:
そうか・・・そうだったんだ・・・・
思い出した・・・おっさん・・俺、思いだしたよ
おっさんは死んでなんかいない きっとそうだ!
2人とも死んだのだとしたら、どっちの記憶もみんなからなくなるはずだ
片方だけの記憶がなくなるなんて おかしい
けど、もし2人はそれぞれ別の理由でこの世界からいなくなったとしたら 
片方はこっちの世界で死んだから、肉体はこっちの世界にあるから
みんなの記憶から消えないのだとしたら
片方はこっちの世界から消えたから、肉体がこっちの世界にないから
みんなの記憶からなくなってるのだとしたら
こっちの世界から元の世界に戻ったからからだとしたら
俺の希望に過ぎない・・
よくあるSF設定に俺がすがっているだけなのかもしれない
でも・・・
408:
男「ただいま!!」
母「いつまで遊んでたの!心配・・」
男「ごめん!」
母「なによ・・そんな慌てて2階にあがって」
男「ハアハアハア・・」
男(俺の部屋を開ければ・・・・・出会った時みたいにおっさんが・・・・)
ガチャ
男「・・・・」
男「・・・・・・いるわけないよな。・・・バカみたいだな・・俺・・」
男「うぅ・・うぅっ・・」
男「せっかく・・・・くそ・・・・」
男「出てこいよぉぉぉぉ!!バカ野郎ぉぉぉ!!!!!」
ドゴーーーーーーン!!
413:
「いって―!!こんな飛ばされ方するなら、もっと優しく飛ぶように望んどけばよかったぜ。」
「おおっ!まさかもう出会えるとは、ノゾミの洞窟の力恐るべきだな」
男「・・・・・・・・・なに独りで・・ごちゃごちゃ言ってんだよ・・・」
「なんだ泣いてるのか?泣くなよ・・・・漢だろ?」
男「な、泣いてねーよ!!」
母「ねー、男。私急に戦士君のこと思い出したんだけど、そういえば彼どこに行ったの?喧嘩?」
男「さあ。でももう大丈夫だよ。」
母「そう。なら早く降りてきなさい。夕飯さめるわよ」
男「うん!」
「どうやら、俺がいなくなってた間に色々あったみたいだな」
男「とりあえず、下降りようぜ。」
「そうだな。」
男「おっさん・・・・。帰って来てくれて・・・ありがとう・・・・」
戦士「若造、映画館で言ったはずだぞ?・・・・・俺はハッピーエンドが大好きなんだよ。」
おわり
414:
乙!引き込まれる文章だった
416:
乙。面白かったよ
417:
乙!
思わず涙するところだったよ
419:
おつおつ
いいホモだった
423:
どうもありがとうございました。
出来ることなら、さっさと貼り付けて昨日の夜には終わらすつもりだったんですが
連投規制とかでチマチマとしか貼り付けできず、ここまでずるずるとのびてしまいました。
落ちないようにしてくれて助かりました。
読んでくれてありがとうございました。
424:
乙!俺ホモだけど面白かった!
426:

ホモじゃないけど面白かった
427:
こいつはホモ界のニューホープだぜ・・・
42

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