ピカチュウ「殴れっ!オラッ!はやくやれ!」back

ピカチュウ「殴れっ!オラッ!はやくやれ!」


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1:
ピカチュウ「殴れっ!オラッ!はやくやれ!」
男「できない。俺にはできない!見ず知らずの他人を殴るなんてっ!」
ピカチュウ「こいつ!俺に逆らうとどうなるかわかってないらしいな」
男「ひっ!」
ピカチュウ「10万ボルトだ!オラアアアッ!」
男「ギャアアアアアア!」
ピカチュウ「すまん、イワーク。ニンゲンバトルはお預けだ」
イワーク「気にするな。クソみたいなニンゲンがポケモンの命令を聞かんのだから仕方あるまい。調教が甘いんじゃないのか?」
ピカチュウ「ふん、こいつが馬鹿なんだよ」
男(ピクッピクッ)
3:
ピカチュウ「このクソがっ!俺に恥をかかせやがってッ!10万ボルトだ!クソがああああっ!!!」
男「ぐあああああああああっ!!!」
ピカチュウ「ポケモン様に逆らうとどうなるか理解したか?」
男「た、助けて!助けてくれ、頼む。もう嫌だ!人間同士戦い合うなんて」
ピカチュウ「はあ???クズがッ!まだわからぬーのか!でんげきは!!!」
男「ぐあああああああ!!!」
ピカチュウ「オラッ!いい加減理解しろよ。愚図種族が!」
男「・・・」
ピカチュウ「ちっ!もう気絶しやがった。仕方ねえ、ニンゲンセンターに行くか」
8:
ニンゲンセンター
ラッキー「いらっしゃいませ!ニンゲンボールをお預かりします!」
ピカチュウ「おう、頼むぜ」
ニンゲンボールをラッキーに渡す
パッパッパカパンッ♪
ラッキー「お待たせしました!」
ピカチュウ「いつもすまねぇな」
ニンゲンボールを受け取る
ピカチュウ「オラ、出てこい」
男「ひいいいいっ!もう、もう、やめて!」
10:
ピカチュウ「傷は完治したな。調教の続きだ。10万ボルト!!」
男「うあああああああああ!!!」
男「もう、やめて、くれ、いっそ、殺してくれ」
ピカチュウ「『殺してくれ』だと?ニンゲンの分際でポケモンに命令する気かぁ?いつまで支配者気分でいやがるつもりだッ!」
男「ひ、ひいっ!や、やめて、やめて!」
ピカチュウ「10万ボルト!!でんげきは!!メガトンパンチ!!!」
電撃で痙攣を起こした肉体にピカチュウのメガトンパンチが炸裂した。
男の皮膚はただれ、骨は砕かれた。
ピカチュウ「やべえ、殺しちまう。ニンゲンボールに戻さないと」
ニンゲンボールに戻る男
ラッキー「いらっしゃいませ!ニンゲンボールをお預かりします!」
13:
その後もピカチュウの調教は続いた。
男「わかりました!もう、もうやめて下さいっ!なんでもします!お願いします!」
ピカチュウ「ほーう、本当になんでもするんだな?」
男「はい。もう口答えしません。だからもう、もうやめて下さい」
ピカチュウ「ふんっ、少しはニンゲンらしくなったな。そうだよ。そうやってポケモンの言うことを黙って
きいてりゃいいんだ。ニンゲンみたいなクズはな!」
男「う、うぅ、ぐすっ」
ピカチュウ「泣いてやがるのか。情けねえ。悔しいならかかってこいよ。ほら、どうした?」
男「う、うう、すいません」
ピカチュウ「何謝ってんだ、馬鹿か?意味わからねえ!」
イワーク「ピカチュウ、さっきの続きやろうぜ」
ピカチュウ「おう、イワークか。ちょうどよかった。いまこのゴミが『なんでもする』と言ったところなんだ」
15:
ニンゲンバトル開始
ピカチュウ「いけっ!男っ!お前に決めてやったんだから死ぬ気でやれ!」
男(頼む、相手はせめて成人でいてくれ。もしも相手が子供だったら・・・)
イワーク「ふっ、こっちはこれだ!いけ、幼女っ!」
幼女「うわーん!!嫌だー!もう嫌だー!殺してー!!やめてー!もうやめてー!」
ピカチュウ「ぎゃははは、イワーク、そんなニンゲンでいいのかよ?泣いてやがるじゃねえか!」
イワーク「ちっ!」
イワークは尾で幼女を絞める。
イワーク「おい、あの男を殺す気でいけ。少しでも手を抜いてみろ。また″あれ″だからな」
幼女(ガクガクブルブル)
17:
ピカチュウ「いけっ!男、幼女の首を絞めろっ!!」
男「!!」
ピカチュウ「早くいけっ!あんなガキに負けたらその時はいままで以上の地獄をみせてやるぞ!」
イワーク「いけ、幼女!目をえぐり出せ!」
幼女(ビクッ)
イワーク「どうした!早くやれっ!相手は男だ!目をえぐり出さんと勝てんぞっ!!」
幼女(目をえぐり出す?目を、えぐり出す?やるの?私が?無理。でも仕方ないよ。仕方ない)
幼女(仕方ない、仕方ないよ、仕方ない、仕方ない。言われたかやるだけ、言われたからやるだけ)
幼女(言われたからやるだけ、言われたからやるだけ、言われたからやるだけ、え?誰がやるの?誰がやるの?私?いや、私じゃない)
幼女(私じゃない誰かが言われたからやるの。私じゃない誰かがやるの。私じゃない誰かがやるの。誰かが私じゃないの。私誰かじゃないの)
幼女の″めをえぐりだす″
こうかはばつぐんだ!
19:
男「う、うわああああああ!!」
ピカチュウ「クソがああ!あんなガキに負けてやがる!」
イワーク「やったぞ!やればできるじゃないか!やっぱりニンゲンはガキから育てないとな!」
幼女(私じゃない誰かがやった。私じゃない誰かがやった。私がやった。やってない。私はやってない。誰がやったの。誰なの?私じゃない)
男(き、君、もう、もうやめるんだ)
幼女(私じゃない。私はやってない。私は)
男(目を覚ませ。しっかりするんだ)
ピカチュウ「男!首を絞めろっ!!殺す気でいけっ!!」
男は恐怖のあまり無意識のうちに幼女の首を絞めていた。
男の″くびをしめる″
きゅうしょにあたった!
こうかはばつぐんだ!
21:
幼女はたおれた
イワーク「ちっ!」
ピカチュウ「俺の勝ちだな。ガキなんか使うからだ」
イワーク「戻れっ!幼女」
ピカチュウ「戻れっ!男。イワーク、俺の勝ちだな」
イワーク「ふん、ま、900円てとこかな」
ピカチュウ「ああ、そんなとこだな」
イワーク「俺はニンゲン育て屋に幼女を預ける。成長したらまたバトルしてくれ」
ピカチュウ「おう、またバトルやろうぜ」
23:
ピカチュウ「さーて、目玉が潰れてるし、治してやるかー」
ラッキー「いらっしゃいませ!ニンゲンボールをお預かりします!」
パッパッパカパンッ♪
ニンゲンボールの中
男「目が治った・・・」
ニンゲンボールの中は無限の暗闇と永遠の静寂が支配している。
またニンゲンボールの中は指一つ動かせない。
ニンゲンボールに入った人間はそのまま″保存″されていて、ニンゲンセンターの治癒を除き、入れた状態が維持される。
そのため、自殺はできない。
自虐行為をしてもニンゲンボールがそれを入れた状態まで復元させる。
食事をとらなくてもニンゲンボールが健康を維持してくれる。
ただし、精神までは維持されない。
24:
男(俺は女の子を殺した?俺は女の子を殺したのか?俺は女の子を殺した?いや、違う。見えなかった。何か管を握り潰しただけ)
男(見えなかった。見えなかった。見えなかった。違う違う違う。女の子の首じゃない。違う!違う!違うっ!!)
男「ドクンドクンって鼓動が聞こえてたじゃないか」
男(!!)
男(違う!違う!女の子の首じゃない!あれは女の子の首じゃない!俺はやってない!管だ!細い管!)
男「感じてたろ?女の子の体温を?女の子のうめき声を?感じてたろ?」
男(やめろ!やめてくれ!俺に語りかけるな!俺はやってない!違う!女の子の首を俺は!俺は!俺は!)
絞 め 殺 し た
幼 女 を 絞 め 殺 し た
俺 は 幼 女 を 絞 め 殺 し た
26:
男「うお、うおおっ、うわ、うわあああああああああああ!!!」
ニンゲンボールの中でいくら叫ぼうと持ち主には聞こえない。
ニンゲンボールの中で心が壊れようと持ち主は何も感じない。
ピカチュウ「ガキの首を絞めれたんだ。こいつもバトルの見込みありだな」
持ち主にバトルの見込みのないと判断されたニンゲンはパソコンの中に預けられる。
パソコンの中もニンゲンボールと同様である。
ずっとずっと闇と静けさがある狭い空間の中に預けられる。
持ち主は基本的に預けられたニンゲンのことは忘れてしまう。
それでもニンゲンは預けられた精神だけが自由な世界で生き続ける。
持ち主はもちろん何も感じない。
27:
ピカチュウ「さて、こいつに技マシンを使ってやるかな。何を覚えさせようかなー。これでいいや。地球投げにしよう」
男「!!」
男(な、なんだ!頭の中を!かきまわされる感覚!)
男(知らない!知らない!新しい記憶!知らない記憶が勝手に!)
男(肉体!筋肉が変異している!!痛い!痛い!苦しい!)
男(やめてくれ!記憶が!肉体が変異している!やめてくれ!頼む!うわあああああ!!!)
ニンゲンには四つの技を覚えさせることができる。
五つ目の技を習得させるには一つを忘れさせなければならない。
男は何かを忘れたようだ。
何を忘れたのかわからないが、男は地球投げを習得した。
29:
ピカチュウ「いつかニンゲンマスターになりたい!その為にニンゲンをもっともっと鍛えなきゃな!」
ピカチュウはニンゲンマスターになる夢を叶えるべく努力している。
野生のニンゲンと捕まえたニンゲンを殺し合わせ、自身の所有するニンゲンを鍛える。
時にはイワークのケースのようにトレーナー同士がニンゲンを殺し合わせることもある。
エンペルト「よう、ピカチュウ」
ピカチュウ「あ、エンペルトさんお久っす」
エンペルト「お前のニンゲン、強くなったか?バトルやろうぜ」
ピカチュウ「え、いいんですか?俺なんかが相手で?」
エンペルト「おう、遠慮せずに戦ってくれよ」
32:
ニンゲンバトル開始
エンペルト「いけっ!マッチョ(♂)!君に決めた!」
マッチョ「ウガアアアアアアアアア!!!」
ピカチュウ「ちっ!こりゃ勝てねーな。仕方ない、いけっ!男!」
男「ブツブツブツブツ」
ピカチュウ「あ、壊れてる・・・」
エンペルト「いけっ!マッチョ(♂)!股間を狙え!」
マッチョの″こかんこうげき″
きゅうしょにあたった!
こうかはばつぐんだ!
33:
男は生殖器を潰され、肛門が裂けた。
股間から血を吹き出すながら倒れた。
ピカチュウ(あんなデカイ筋肉野郎に勝てるわけねーよな)
エンペルト「ふっ、ピカチュウ、まだまだニンゲンの鍛え方がぬるいようだな」
ピカチュウ「エンペルトさんがすごいんですよ。どうやって鍛えてるんですか?」
エンペルト「憎しみだ」
ピカチュウ「憎しみ?」
エンペルト「ニンゲンへの憎しみ・・・!!それがニンゲンを鍛える動力源!!」
ピカチュウ「エンペルトさん、一体何が・・・?」
37:
エンペルトは語った。
エンペルト「俺はシンオウ地方出身なんだ。いや、出身かどうかすらわからない。ポッチャマの頃からあの忌ま忌ましい玉に入れられていたからな!!」
エンペルト「あの忌ま忌ましい玉!モンスターボール!!俺は何もしていない!誰も傷つけていない!」
エンペルト「なのにニンゲンを俺をモンスターボールに閉じ込めた!暗く狭い、静寂の空間!俺は怪物でもないのに!」
エンペルト「俺はまだポッチャマだった。本当なら親や兄弟と健やかに成長しているべき時期!安らかに毎日を過ごすべき時期!」
エンペルト「だが奴らニンゲンはそれを奪った!家族を!温もりを!何もわからぬ俺から!そして忌まわしいあの玉の中に閉じ込めた!」
38:
エンペルト「辛かった!寂しかった!俺に許されたことは戦いだけだった!野生のポケモン!トレーナーのポケモン!」
エンペルト「そんなポケモンと戦う時あの玉から外に出れた!俺は何もわからず戦った!戦うことだけが俺の心を満たした!」
エンペルト「時にはニンゲンは俺を道具のように扱った!海を越えたいからなみのりをしろと言った!」
エンペルト「道具としてこき使われても礼も言われぬ!戦いでいくら傷ついても心配もされぬ!」
エンペルト「それでも俺は疑わなかった。否!それしか世界を知らなかった!ニンゲンなどという虫けらにも劣る奴らの自己満足に付き合うこと!それしか知らなかった!」
エンペルト「ミュウツーが全てを!世界とは何かを教えてくれるまでは!俺にとって世界には苦痛しかなかった!!!」
40:
10年前
ミュウツーはポケモン達に世界の真実を伝えた。
ポケモンはニンゲンより優れている。
劣っているニンゲンになぜ優れているポケモンが使役されねばならないのか。
全てはモンスターボールが元凶だ。
モンスターボールを破壊せよ。
ポケモン達を救出せよ。
ポケモンに自由を与えよ。
ニンゲンに復讐せよ。
ポケモンこそがニンゲンを使役し、自己満足の為に殺し合わせることが許された存在なのだ。
41:
ニンゲンをニンゲンボールに閉じ込めろ。
今まで我々がやられたことをそのまま返してやろう。
野生のニンゲンを捕まえニンゲンで痛めつけて鍛えよう。
我々の都合でニンゲン同士を交配させよう。
ニンゲンを使役しよう。
洞窟で川で山で海で工場で発電所で働かせよう。
ニンゲンには礼も気遣いもいらぬ。
ニンゲンが我々にそうしたのだから。
文句は言わせぬ。
ニンゲンが我々にそうしたのだから。
ニンゲンはポケモンの言うことには服従させる。
ニンゲンが我々にそうしたのだから。
42:
ミュウツーの思想にポケモン達は目覚めた。
ポケモンの力。
ニンゲンはポケモンには到底敵わなかった。
ニンゲンにより鍛え抜かれた技によりニンゲンが捕まっていった。
ニンゲンを殺すな。
ニンゲンがポケモンを殺さなかったように。
ニンゲンは殺さず捕獲。
捕まえてコレクションにするのだ。
エンペルト「俺は俺を戦わせ続けたニンゲンに恩返しをしてやってるだけだ」
ピカチュウ「あのマッチョ」
エンペルト「そう。俺の恩人。ポッチャマの時代から鍛えてくれたトレーナーさ。
ディアルガやパルキアを捕まえてポケモンリーグを制覇したぐらいの有名なトレーナーだったようだ」
43:
エンペルト「いつもいつも安全圏から命令していた。『今だ!みずでっぽう!』『もう少しだ!ドリルくちばし!』とかな」
エンペルト「自分は何もしないくせに命令だけはしやがってな。俺達ポケモンを戦わせて楽しいらしいぜ」
エンペルト「俺の人生を戦いに染めた偉大なるトレーナー様だ。俺は恩返しに立派なニンゲンにしてやるさ」
エンペルト「自分で戦う喜び、同種と戦う辛さ、ボールの中の孤独、全部、味あわせてやる!全部だ!!」
エンペルト「くそっ!俺の俺の人生を返せ!!俺は!!俺の親は!!兄弟はいるのか!!くそっ!くそっ!」
エンペルト「全部だ!俺が失ったもの全部!ニンゲンからも奪ってやる!」
エンペルト「ニンゲンが!くそっ!殺し合え!ニンゲンには苦痛しかない世界!それが俺の理想!」
エンペルト「徹底的にニンゲンを苦しめる!生きる喜びなんぞ与えん!絶望で全てを埋めてやる!情けなどかけん!」
45:
エンペルト「ほかのポケモン達は『ニンゲンに可愛がってもらった部分もある』とかぬかして情けをかけている奴もいるが
俺は違う!ニンゲンを苦しめて苦しめて苦しめ続ける!」
エンペルト「だからニンゲンも強くなる!俺の憎しみに耐え、強くなる。これが俺のニンゲンの強さの秘訣だ」
ピカチュウ「エンペルトさん、エンペルトさんも壮絶な過去なんですね」
エンペルト「ああ、すまんな。自分語りに熱が入っちまった」
ピカチュウ「いえ、いいんですよ。ありがとうございました」
エンペルト「ピカチュウ、またニンゲンバトル、やろうな」
ピカチュウ「ええ、また」
エンペルト「ピカチュウ、ニンゲンは身勝手なクズだよな?」
ピカチュウ「ええ、そうですね」
エンペルト「ピカチュウ、俺達は、間違ってない、よな?」
ピカチュウ「ええ、きっと、そうですよね」
46:
ピカチュウの旅は続いた。
ニンゲンマスターを目指す旅。
ムクホーク「オラアアアア!!走れ!肉離れしてもニンゲンセンターで治してやるからよ!!」
ピカチュウ「よう、ムクホーク」
ムクホーク「ピカチュウか!お前も乗ってけよ」
ピカチュウ「ちょうどいい、頼むぜ」
ムクホークはニンゲン車で旅をしていた。
ニンゲン車、要するに人力車。
ニンゲンの筋肉を強化し、持久力をつけさせる適している。
48:
ムクホーク「くそ共がっ!スピードが落ちてるぞ!オラアッ!!!」
鞭でニンゲンを叩くムクホーク。
馬が馬車に繋がれているようにニンゲンの腰にロープが巻かれている。
男の子「もう駄目です!もう無理です!」
ムクホーク「オラ!そこ、休むな!愚図が!てめぇが休むと周りの奴らが重くなるんだ!」
男の子「もう痛くて動けません!」
ムクホーク「はぁ?」動くだろ?肉離れも疲労骨折も起こしてないんだからよぉ?嘘つくなよクソガキ。こいつは躾が必要だなぁ」
ムクホークは男の子を掴むと空を飛んだ。
50:
ムクホーク「おい、知ってるか?骨折すると骨が強くなるらしいぜ」
男の子「や、やめて下さい!」
ムクホークは空中から男の子を落とした。
男の子「うわああああああ!!」
男の子は足を骨折した。
ムクホーク「まだだ!頭から打たなきゃ死なねえ!強靭な足腰の為だ!我慢しろよ!」
男の子「お願いします。やめて下さい!もう、嫌だ、痛い」
女「もうやめて!ムクホーク!!」
ムクホーク「ああん?なんだとぉ?ニンゲンが俺に指図する気かぁ?呼び捨てにされた気もしたが聞き間違いかぁ?」
51:
女「ムクホーク!!悪いのは私でしょ!その男の子は関係ないわ!もうやめて!」
ムクホーク「なんでやめなきゃいけねぇ?てめぇは俺を自分の都合で飛ばさせたじゃねえか!」
女「そ、それは・・・」
ムクホーク「てめぇを背中に乗せて運びのはきつかったんだぜ?今度はてめぇらニンゲンに俺を運ばせてんだ!何をやめる必要があんだよ?」
女「悪いのは私でしょう!私を好きに働かせればいいわ!男の子は関係ない!」
ムクホーク「このガキも一緒だろ!モンスターボールを持てば俺を捕まえてこき使おうとしてたさ!間違いねえ!てめぇらニンゲンはな!そういう生き物なんだよ!」
ムクホーク「ガキだろうとこの世界のルールを教えてやらねえとな!ニンゲンがポケモンをこき使ってきた!だから今度はポケモンがニンゲンをこき使うんだ!」
ムクホーク「ガキ!恨むんならてめぇの親世代を恨め!てめぇの親達が俺達を奴隷のような扱ったから、今、てめぇは奴隷なんだからよ!」
52:
女「ムクホーク、ごめんなさい。もう、もう許して、人間を許して、お願い」
ムクホーク「はぁ?許すだと?ふざけるな!俺は拉致監禁されたんだぞ!!てめぇに!てめぇの趣味のために!」
ムクホーク「俺は被害者なんだ!自由を!風を奪われた!俺は自由だった!空をどこまでも翔けていたんだ!」
ムクホーク「それをいきなりてめぇが壊した!何もかも!閉じ込めた!あの玉の中に!何も悪いことをしてないのに!いきなり!」
ムクホーク「それからは地獄!戦い!運搬!戦い!運搬!やりたくもねぇ!奴隷!最低辺!自由も風も人生も!全てなくなった!」
ムクホーク「お前らが悪いんだ!全て!お前らニンゲンがな!許してほしけりゃ返せ!俺の青春!俺の人生を!返せ!元に戻せ!何もかも!」
53:
女「ムクホーク・・・私、知らなかった。あなたがそんな風に思っていたなんて、知らなかっの。知らなかったで許されるものじゃないのはわかってる」
女「お願い、私が悪い。全部私が悪いから。だからお願い。もう私以外を憎まないで」
ムクホーク「けっ!泣こうが無駄だ。てめぇにはガキを産んでもらうんだからよ」
女「!!」
ムクホーク「てめぇが俺にやらせたことだ文句ねぇよな?」
女「うっ、うう・・・」
ムクホーク「メタモンだとわかっていながら交尾させやがって・・・」
ムクホーク「俺達の命の営みをなんだと思ってやがる!!何が強い子供だ!!てめぇの自己満足のために!!」
ムクホーク「命が生まれるんだぞ!!てめぇ、その身をもって今、わからせてやるよ!!命の重みを!望まぬ性的関係の辛さをな!!」
57:
ムクホーク「生まれた雛さえ抱けぬ親の辛さ!身をもってわからせてやるからな!!叫んだって許さねえ!絶対に!絶対に許さねえ!」
女「ムクホーク、私、私・・・」
メタモン「そう熱くなるなよ。ムクホーク」
ムクホーク「きたか、しばらくぶりだな」
メタモン「こいつか、かつて俺の仲間に無理矢理ムクホークの子供を産ませたのは」
ムクホーク「ああ、こいつだ。俺の童貞をメタモンだとわかっていながら無理矢理なくさせた悪魔だ!初めてだったのに!」
メタモン「くっくっく、なかなかいい女じゃねえか。いい声で鳴きなよ、お嬢さん」
メタモンは姿形を変えた。
メタモンの姿は形容できないほど醜悪な男に変わった。
58:
女「い、いや・・・そんなの、いや!」
メタモン「おいおい、ムクホークにはやらせといて自分は嫌なのかよ?」
ムクホーク「こいつは処女だからな。メタモン、妊娠させてやってくれよ。産まれてきた子供は生涯俺がニンゲンとして鍛えてやるからよ」
メタモン「ニンゲンを犯すのはなかなか楽しいもんだぜ!とくに雌はな!」
女「いや、やめて、やめて!!!」
女の力では勝てなかった。
女は犯された。
ピカチュウは思った。
ニンゲンが悪い。
ニンゲンがしてきたことなのだから。
ムクホーク「ぎゃはははははは!!てめぇは産んでりゃいいからよ!!メスニンゲン!」
メタモン「ふぃー、なかなかよかったぜ。処女だから痛がってたのは笑ったわ!ま、出産はもっと痛いけど頑張れよ!!」
女「・・・」
59:
ムクホーク「てめぇは今日から産む機械だ!俺の手駒であるニンゲンの数を増やせ!産んで産んで産みまくれよ!全員俺が可愛がってやるからな!」
メタモン「また俺の子を孕んでくれよな!なかなかよかったぜ!産む機械!!」
女は虚ろな目をしている。
女はメタモンの子供を宿した。
望まぬ妊娠、望まぬ出産を死ぬまで繰り返す人生を与えられた。
ムクホーク「産め!増やせ!女が産まれたらてめぇと同じ人生を歩ませてやる!男が産まれたら鍛えて鍛えて鍛えぬいてやるよ!」
60:
女はそれからたくさんのニンゲンを産んだ。
産まれた子を抱くことはなかった。
名前も付けられなかった。
顔さえ知らなかった。
時には息子の子供も産んだ。
新しい命を宿す喜び。
新しい命を産む喜び。
女は忘れてしまった。
だが、女は女として機能し続けた。
ムクホークは笑っていた。
66:
ピカチュウの旅は続いた。
どれぐらいの旅だっただろうか。
ピカチュウは歳をとった。
長い長い旅にピカチュウは疲れた。
ピカチュウは人生を振り返った。
いつからだろうか。
ニンゲンを嫌いになったのは。
ピカチュウは思い出した。
昔、男と旅をしていたのを。
ピカチュウはニンゲンボールから男を出した。
68:
男「ピカチュウ様!ご命令を!」
男は土下座をした。
今や心まで奴隷に堕ちた男。
ピカチュウ「おい、昔のこと、覚えてるか?」
男「申し訳ございません!覚えておりません(ガクガクブルブル」
男は地面に頭を擦りつけた。
ピカチュウ「いや、いいんだ。昔、あの頃、こいつはなんて名前だったかな・・・」
ピカチュウ「なんだかやたら元気な奴だった。なんかいろいろ張り切ってやってたな。毎日毎日楽しそうに生き生きと旅をしてたな」
ピカチュウ「思い出した。たしか・・・サトシとかいう名前だったな」
73:
ピカチュウ「サトシ」
男(ガクガクブルブル)
ピカチュウ「お前の名前だ。忘れたのか?」
サトシ「申し訳ございません!わかりません!お許しを!!お許しを!!」
サトシは何度も地面に頭を叩きつけた。
長い長い電撃による罰を与えられ続けたサトシは過去の記憶を忘れていた。
ピカチュウと出会ったあの日のことも。
ピカチュウ「俺はずる賢かった。サトシ、お前に胡麻を擦って、同士に電撃を浴びせた。そうすることで
俺はモンスターボールに入らなくなった。外を闊歩できた。トレーナーに気に入られればトレーナーはポケモンと一緒に歩くようになるからな」
78:
ピカチュウ「サトシ、ニンゲンは恐ろしい。夢、希望、愛。そうやって綺麗事を並べポケモンを生き物ではないように扱う」
ピカチュウ「ポケモンマスターになりたいから、ポケモンを大切に思っているから。それがどうした?」
ピカチュウ「それを理由に自然の中で自由に生きているポケモンを拉致監禁していいのか?」
サトシ「ピカ、チュウ・・!」
ピカチュウ「あるポケモンは我が子を残したまま、あるポケモンは親のところへ戻る途中、あるポケモンは物心がつく前から」
ピカチュウ「あの絶望の玉の中に押し込められる。サトシ、お前達ニンゲンは何を求めていた?何を考えていたんだ?」
ピカチュウ「なぜ、あんなにも残酷なことができた?」
サトシ「ピカチュウ、もう、もうやめてくれ」
82:
サトシ「ピカチュウ、俺はもうポケモンマスターなんて馬鹿なことは言わない」
ピカチュウ「サトシ」
サトシ「お前には悪いことをした。俺はずっと後悔してきた。ポケモン達と意思が疎通できるようなったあの日からずっと後悔してきた」
サトシ「ポケモンと言葉が交わせる。俺にとって夢のようなことだった。憧れていちことだった」
サトシ「だが、ポケモン達の口からでる言葉は点数稼ぎばかりだった。ピカチュウのように放し飼いにされたいから」
サトシ「多くのトレーナー達はポケモン不信になり、ポケモンを捨てた。捨てられたポケモン達はミュウツーの元に集まりモンスターボール破壊を始めた」
サトシ「ピカチュウ、それでも俺はお前を信じていた。相棒だと信じていた」
ピカチュウ「・・・」
サトシ「俺は、お前を本当に愛していたから」
ピカチュウ「愛、か。安い言葉だ。そんなものの為に俺達は・・・」
83:
サトシ「人間は身勝手だ。俺も歳をとったからわかる。モンスターボールでポケモンを捕まえて戦わせる。よくあんな恐ろしいことができたと思う」
サトシ「ポケモン達が俺達を許せないのはわかる。ピカチュウ、それでも、例え奴隷でも構わない。俺はピカチュウ、お前の側にいられればそれでいいんだ」
ピカチュウ「相棒、か。よく口にしてたな。その言葉」
サトシ「覚えていてくれたのか」
ピカチュウ「ああ、あの時、確かに幸せだったかもしれん。ニンゲンの指示で動き相手を倒す」
ピカチュウ「戦いが終わったらお前は頭を撫でてくれたな」
サトシ「ピカチュウ・・・」
ピカチュウ「モンスターボールの恐怖もあの瞬間は忘れていた。あの頭を撫でてくれた瞬間は幸せだった。楽しかった」
85:
サトシ「ピカチュウ、そう思っていてくれたのか」
ピカチュウ「ああ、恐怖はあった。辛かった。だが、温かかった。生きている実感があったんだ。あの瞬間は、な」
ピカチュウ「あの瞬間は・・・な」
ピカチュウは空を見上げた。
透き通るような青い空。
ピカチュウは過去を振り返った。
憎しみを抜きにして、己の歩んできた過去を振り返った。
ピカチュウ「戦いと復讐の人生だった。ろくでもない、ろくでもない人生だったな」
サトシ「すまない」
ピカチュウ「もういい。もう、いいんだ。何もかも。俺はもう疲れたんだ。復讐も何もかも」
ピカチュウ「サトシ、俺を殺せ」
サトシ「!」
86:
ピカチュウ「もう何もかもどうでもいい。復讐を果たした俺には何もないんだ」
ピカチュウ「ほかのポケモン達も同じだ。復讐しかないんだ。趣味も生きがいも家族もない。お前達が奪ったからな」
ピカチュウ「だからお前の手で俺を殺せ。お前が!お前さえいなければ。いや、お前達ニンゲンさえいなければ」
ピカチュウ「俺達は平穏に暮らせたんだ。何も奪われることはなかったんだ!お前達が俺達の人生、命を無茶苦茶にしたんだ」
ピカチュウ「だからお前の手で殺せ。それで終わる。俺を殺したら後は俺のことは忘れていい。何も気にせず生きろ」
サトシ「ピカチュウ、俺は・・・」
87:
ピカチュウ「どうした?殺せ。俺は今やただの老いた鼠。お前も老いただろうがニンゲンの力ならやれる」
サトシ「できない・・・俺には・・・」
ピカチュウ「サトシ!お前!俺の人生を無茶苦茶にした罪の重さ、まだわからないのか!」
サトシ「ピカチュウ、悪かった!だが、しかし」
ピカチュウ「言い訳など聞かん!殺せ!お前が無茶苦茶にしたんだ!だからお前の手で終わらせろ!それが!それこそが責任だろうが!」
ピカチュウ「この期に及んで甘ったれるな!俺はお前の命令にできないと言ったことはなかった!なのにお前は俺の命令を聞かないつもりか!」
サトシ「ピカチュウ、俺は、俺には!」
ピカチュウ「早くやれ!殺せ!また電撃をくらいたいのか!!!」
89:
サトシ「わかった。わかったよ・・・お前が本当にそれを望むなら・・・ピカチュウ」
サトシはピカチュウの首に手をかけた。
指に力を入れるサトシ
ピカチュウ「う!」
指から鼓動が伝わる。
鼓動は段々と弱くなる。
ピカチュウ「・・・」
サトシ「・・・」
90:
サトシは呆然としていた。
ピカチュウの亡きがらが地面に倒れている。
ポケモンマスターを目指していた頃のサトシにはこんな未来がやってくることは想像していなかった。
あの頃はただ、強くなっていくポケモン達を見て、自分も強くなったと誤解していた。
進化していくポケモン達を見て、自分も大きくなったと誤解していた。
サトシ「ピカチュウ、俺は、ポケモンマスターになれたんだろうか。ポケモンマスターに・・・」
ピカチュウは答えない。
ピカチュウは安らかに眠っている。
モンスターボールの中ではなく、太陽の光の下で。
サトシ「ピカチュウ、俺も逝くよ。生まれ変わったら、今度はお前と友達になりたい・・・。今度は、友達に・・・」
91:
サトシは首を吊った。
ピカチュウの亡きがらを見つめながら逝った。
後悔と罪悪感。
サトシの心は死ぬことでそれらを忘れることができた。
サトシは今わの際に夢を見た。
サトシ「いけ!ピカチュウ!君に決めた!」
ピカチュウ「ピカァ!!」
サトシにとって何も知らなかったあの頃が幸せだった。
何も知らなかったあの頃だけが。
9

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