【神スレ】10年片思いしてたんだが・・・。back

【神スレ】10年片思いしてたんだが・・・。


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1:
立ったら書く
引用元:http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1326367028/
2:
出会ったのは厨房の頃
俺 神聖のアホ
片思いの娘 超優等生
最初は恋するとは思わんかった。
4:
話すきっかけはとなりの席になったこと。
優等生オーラがあったが、話してみるととてもフレンドリーに接してくれたw
俺 厨二病で小心者、いつも緊張してカミカミになってた、そこが彼女のツボに入ったらしい…
6:
からかわれたりしたけど、それ以上に優しかった。
授業中よく助けてもらった、宿題写させてもらったり…
少しずつだけど惹かれていったんだと思う。
7:
相変わらず緊張しっぱなしで全く会話が噛み合わない日が続いたんだけど、ある日一つきっかけが出来た。
12:
その当時"ここが変だよ日本人"って番組があったんだけど、その話をしていたんだ。
すると彼女が「あの番組面白いよね!ゾマホンとケビンクローンマジ最高ww ところであの番組のEDテーマが好きなんだけどさぁ、夏男知ってる?」
俺「!?」
13:
俺「あっあの曲いいよねw めちゃ好きで、発売日にかったんだ!」
その会話が10年間も引きずる恋になるとわ思わんかった…
15:
すまぬ エアコンが壊れたから布団にくるまりながらケータイからかいてるw
彼女「えっ?買ったの??タイトルは何て曲なん?教えてw」
俺「アポロってタイトルなんだ。貸してあげるよwってか明日持ってくね!」
初めて彼女と噛まずに交わせた会話だった。今でも覚えてる。
16:
 /⌒ヽ
 く/・? ⌒ヽ  
  | 3 (∪ ̄]
 く、・? (∩ ̄]
17:
忘れ物率No.1だった俺が前日からカバンにいれたw
マジ快挙ww
さっそく渡した。
しかも登校中に待ち伏せしてw
するとまだ時間あるからと言い残し彼女は学校と逆の方向に走りだした。
その日彼女は初めて遅刻したんだ。
18:
>>16 寒すぎて、指先がふるえてるw
その日彼女は一限の途中息を切らして教室に入ってきた。
何事もなかったのように颯爽と現れた。
彼女「ありがとう!早録音してきたww絶対忘れてると思ってたからw嬉しかったよ」
授業中に、教室に入ってきた第一声がそれですかw
それが元で数学教師にCDは没収された。
20:
休み時間に何故か俺まで説教された。
彼女「ごめんねぇ…一応カセットに録音したから貸してあげるねw」
上から目線+質の低下に俺は苦笑いするしかなかった。
ちなみに教師からCDは未だに返ってきてませんw
21:
それから彼女は心の傷をえぐるかのように、CDの話を毎日しだした。
どれだけはまってんねんw
彼女「c/wもいいんだよねw」
ちなみに俺はc/wは聴く前にCDは取られましたが?
22:
1ヶ月経った頃、さすがにその話はしなくなった。
ある日彼女が神妙な顔で怒ってる?と聞いてきた…
俺「いや全然wとりあえず冬女チャンよく喋るなぁと思って、観察してたw」
彼女「遅くなってゴメンね、おこづかい出るまで買えなくて…はいCD!!」
俺「!?」
彼女「これでおあいこw知ってた、この曲の歌手ポルノグラフィティって言うんだよ!エッチな落書きって意味w」
この時彼女の笑って顔を見て、胸が高鳴っていったんだ…
24:
そして…席替えという恐怖の時間がやってきた…
さすがに離れるのは寂しいと思ってる矢先
先「今から席替えをします。出席番号順からくじを引いてくだい。あっ夏山くんは一番の前の席に来るように!」
俺「!?」
何故だ…何故俺が地獄スポットに…嫌がりながらも渋々席を移動していると。
?「私視力悪いので、前の席に行きたいんですが。」
先「冬女サン、一番前でいいの?くじ引きしなくていいの?」
冬女「はい!一番前だと勉強に集中できますw」
この女はアホなのかと唖然としながらも、席は隣!!神様ありがとう!ご先祖様ありがとう! 感謝の念を捧げました。
25:
冬女「夏男クン、よく喋るからねw先生に怒られて当たり前だよw」
授業中よく話してたのはあなたとなんですが、やっぱ俺は真性のアホw
優等生の彼女とは教師の評価はどえらい差別があった。
26:
とりあえずパンツ脱いだ
27:
授業中や休み時間はよく会話したんだけどさ、放課後彼女は部活に行くんだよね!
吹奏楽部でさサックス吹いてんだよ、ちなみに俺は帰宅部w
部活したかったけど、違う習い事してた。
その習い事のおかげ?で他府県に転校するんだけど、まだそんな事知るよしもなかった中学二年の冬…
30:
>>パンツはけw
この寒いのに風邪引くぞw
ちなみについ前日彼女は妊娠しました。
元気な子供産んでくれるといいなぁ…
33:
>>30
寝取られとか俺得w
31:
だれだれ?
誰の子?
34:
>>31 俺の子供ではないw 今でも年賀状出しあったり、たまにメール着たりします。
続きを書いてよいか?
37:
ちなみに習い事とは柔道。
柔道部あったけど、強制丸刈りw それが嫌で近くの道場通ってた。
隠れてやるとか俺ヒーローww
県の大会の上位に食い込むくらいに上達してた。
40:
中3に進級したが、クラス変更なしww俺ツイテルww
出席番号近いから、席も斜め後ろw 俺神に愛されてるww
相変わらずよく話した。 友達と言うよりペット扱いだったけど、嬉しかったw
41:
その時点ではもう異性として意識してたん?
44:
>>41 厨二病真っ最中でさ、コイツ俺の事好きなんじゃねw とは思ってたけども小心者だったからね!
話すのが精一杯だった。
体育館裏に行くと、冬女チャン待ってるw
めちゃ緊張ww
普段はメガネしてんだけど、外したらマジ可愛いんだ。
胸の高鳴りが押さえられなかったよ。
45:
>>44
厨二病ってさ……罪、だよな……。
すまん何でもない
53:
冬女「私ポルノグラフィティ好きなんだよね!夏男も聴いてくれると嬉しいな!じゃ部活行くから…また明日ね」
俺「ありがとう帰って早聴くぜぃ」
とりあえず急いで帰ったよ?チャリで大ごけしたが、ヒトリノ夜だけはなんとか死守ww
今でもまだ持ってるぜ!
>>45 俺もまだ厨二だw
太陽捕まえに行こうぜ!
42:
ペット扱い…(ゴクリ…
kwsk
46:
>>42 よく頭撫でられてた。 飼い猫と同じ感じなんだとw
あとバシバシ叩かれてたw
43:
そしてある日放課後、彼女から呼び出された…
えっ??心の準備出来てませんけども。
緊張しつつも、体育館裏へ走ったんだ。
51:
急いで来感を隠しつつ…颯爽と俺参上w
俺「何?」超クールに決めたったw
冬女「あのさ、はいこれあげるねww」
もらったのはチョコレートとポルノグラフィティの2ndシングルだった。
バレンタインでもないこの時期に何を考えてんだ… ちなみにその時俺自身も2ndシングル買ってましたw
俺「へーあの歌手歌出したんだ!シラナカッター、マジアリガトー」
本当は2ヶ月も前から知ってました。
でも嬉しいよね。
55:
ヒトリノ夜とかバリバリの恋愛ソングってか
ポルノグラフィティの曲って恋愛系多いもんな
話題とか弾みそう
62:
>>55現在進行形でポルノグラフィティ好きだ!7777
恋愛ソングでめちゃ語ったぞ!
冬女チャンとも何度かライブ行った。
今でも彼女は真性のポルノグラフィティファンだw
57:
それから毎日話した。
席は離れど、休み時間はめちゃ話したんだ。
そんな浮かれ気分も1ヶ月もしないうちにすぐに吹き飛ばされた。
進路指導ww
彼女超優等生、 俺 真性のアホ 五教科200点行くか行かないか。
こっそり聞いたんだが、 女A「冬チャンどこの高校行くん?」
冬女「ん?志望は??高校なんだよね、でも厳しいかもw」
??高校→喧嘩×県下最強デラ進学校w
俺じゃ逆立ちしても無理…でも一緒に行きたかった。
59:
俺初めて本当で勉強したw さぼってた分のツケは大きかった、でもさやるだけやってみようと思った。
塾通いだした、親も心配してた。
そしてその頃からある男も冬女チャンと俺に話かけるようになってた。
名前はハルイチとしておこう。親友だが明らかに冬女チャン目的というのが、厨二の俺でも理解できた。
64:
そんなこんなで日々勉強し続けたんだ!
俺天才w 成績急上昇。
バカにしてた教師ども唖然w 夏男はデラワロスから夏男クンに呼び方が変わった。
夏までには平均200点→から350位にはなってた。
でも彼女の志望高には全然行ける学力なかったんだ。ツライけど現実。
ちょうど夏休みが始まった頃何回か遊びに行った。 二人きりではなかったけど、海に行った!
その頃発売されたのがミュージックアワー。
マジナイスタイミングすぎww
65:
中3当時は好きだった、でも勇気がなかった。
彼女も普段は部活に勉強大変だったし、告白出来なかったんだ。
67:
海に行こうと言いだしたのはハルイチww
今でもそうだが行動力満載+優等生+ドSというフルスペックの持ち主
しかも冬女チャンと同じ吹奏楽部。
俺,ハルイチ、冬女チャン、女B そして俺の母親ww 何故かこのメンバーで海へ行ったんだ。
69:
カーチャンww
70:
ちなみに母親がいたのは、冬女チャンの家が厳しかったから。
中3とはいえ子供、保護者なしで県外行くとか許しが出なかった。
しかし颯爽と現れた保護者いや守護神母親ww車まで出してくれることにww 感謝感激w ババアって言ってゴメンな。
72:
なんで冬女なんだ?
75:
>>72 彼女がウインターガールという曲が好きだったからかな。
77:
>>75
サマーガールだったら
夏女になってたか
73:
冬女チャン両親も日帰りで保護者つきならと渋々ゴーサインww
でもさ諸刃の刃でさ、ついてない事に母親付属ww 恥ずかしくてさ車内で無口になってる、 結局行きの9割は助手席でカーチャンと話してた…
74:
あるあるw
78:
無口になってのはそれだけじゃなかった。
ハルイチと冬女チャンめちゃ仲いい…
さすがにカーチャンも心配してたけどさ、なーんか話しづらかったんだ。
カーチャンとは話さなくていいから、みんなと話しな。 余計なお世話ですww
82:
男はサマーガール好きなんだw 今でも太陽の恋人だぜ!
俺知ってたんだ、ハルイチがさ冬女チャンと一緒の高校志望してるの…
仲もいいし、とりあえず差し当たりのないB子以下プラ美 と話してた。
プラ美は小学校が一緒で俺の黒歴史を話始めた。
全裸で走り回ったプールの事、墨汁を服にこぼして全裸になって服を洗った事、以下全裸ネタ…
母親はガチ笑いWW
もっと話せと要求しだした。 俺は車内に逃げ場なし誰か酸素をWW
85:
ハルイチは神童ハルイチに似てる、別に話を盛り上げようとかじゃなくガチなんだ…
みんな車内で爆笑WW
俺は窒息死寸前… 片道2時間という永遠に感じる時の中、俺はさらに鬱ぎこんだ。
プラ美はさらに話を続けた…とりあえず海には着いた。テンションだだ下がり…午前中はカーチャンと話してた…
89:
さすがに凹む
みんなでご飯食べたけど、話せなかった。
特に冬女チャンとは。
相変わらずぐいぐいと冬女チャンにアピルハルイチWW
浮き輪で波に揺られるプラ美WW パラソル内でカーチャンと喋る俺W
みんな協調性なさすぎ。俺のせいだけど…さ
カーチャン暑さでやられて海の家行ったん、パラソル内で俺ヒトリノ海…
海を眺めてると。
冬女「夏男!今日ダメすぎ」 一喝された俺
冬女「ビーチバレーしよ!ヒトリでいたって楽しくないでしょ」
早く行こう!手を捕まれて無理やり連れて行かれる。でも初めて彼女の手を握ったんだよね。
92:
ワールド☆サタデーWW
星はまわってるんだぜWW
ちっと風呂に入ってくる。ちなみにプラ美とも今でも酒飲み友達です。
94:
つづき気になる
95:
初恋は実らないものさ。
98:
お風呂最高w
続きを書いてよろしいでしょうか?
99:
はよ
101:
すまぬプラ美から電話あったw 多分この板みてるw
102:
プラ美が?
103:
プラ美ー、見てるー?
104:
冬女「恥ずかしがってるんw??」
俺「…うん」
冬女「昔から変わってないやんWW安心したW」
俺「いや中学では全裸にはなってないぜw」
冬女「性格だよw全裸になったらさすがに引く」
冬女「今日元気ないし、心配してたん…目も合わせてくれんし。」
俺「プラ美が悪いな!」
冬女「事実なんでしょ??」
俺「…」
冬女「いいじゃんwせっかく海来たんだし遊ぼw」
そっからは時間経つのが早かったなぁ…
ビーチバレーして、泳いで。 あっという間に夕方ww
105:
プラ美には書いてること言った。
どの板かは言わなかったけど。
ちなみにプラ美は最後まで応援してくれた。
プラ美見てるー??
ありがとうなー、
108:
帰りはカーチャンとは話さずにハルイチ、冬女チャン、プラ美とずっと話してた。
カーチャン涙目ww
夏の終わりにはクラスで花火もやった!
プラ美と冬女チャンも来てた、デラタノシス
でも楽しい時間が過ぎて、別れの時は近づいてた。
111:
2学期も始まり、少し経った頃田舎のばぁちゃんが入院することになった。
ばぁちゃんはヒトリ暮らしで危ない、仕事の関係上今住んでるトコから離れられない。
母ちゃんと父ちゃんが一緒に暮らそうと誘う中ばぁちゃんが頑なに長年住んだ土地から離れないw
俺ばぁちゃん心配でも話が進まなかったんだ。
114:
そんな中でばぁちゃんと暮らす事を決心したんだ。
友達と一緒にいたかった…でもばぁちゃんが大好きで心配だったから、田舎の高校受けること決心した。
もち親や教師からは大反対ww でも反対押し切った。 私立で特待生として迎えてくれる高校を先生が見つけてくれた。
親も渋々ばぁちゃんと暮らすこと許してくれた。
もう大人w でも冬女チャンやハルイチやプラ美には最後までこの話はしなかった。
115:
>>114
おまっ、泣けるわ
116:
ハルイチはランクを落としたももの進学校目指してたw
〇〇高校は今の学力じゃ厳しい。ハルイチもつらい宣告を教師から受けてた。
そんな中
ハルイチ「なぁ一つ聞いてもいい?」
俺「何だよ?」
ハルイチ「冬女チャンのことどう思ってんの?」
俺「汗)いきなりどしたw」
ハルイチ「お前が冬女チャン好きなら俺は諦める。だからお前の気持ち聞かせてくれんか?」
俺「…」
ハルイチ「…」
俺「好きなわけないじゃーーん!!俺はペットだぜ!はなから相手されてねーよw」ハルイチ「嘘だろ?」
俺「俺?×先輩の事好きだったんだよね…みんなに特にプラ美には内緒なw」
ハルイチ「…」
ハルイチ「俺告白しようと思う!いいのか?」
俺「なぜ俺に聞く(゜U。)?頑張れw」
それしか言えなかった…
117:
はぁ・・・
118:
携帯からの酉のつけ方教えてくれー
pcは会社に忘れてしまったんだ。
119:
その当時携帯があれば、転校しても連絡も取れたんだろうけど。三学期が始まる頃にはもう俺は皆と離れなきゃいけない。
でも言えなかった。
121:
2学期の終業式
教師「風邪を引かないように、健康管理には留意して…それと残念なお知らせがある、夏男くんが転校することになった。本人の希望で黙っていたんだが。夏男皆に挨拶しろ。前へ来い。」
皆少し騒ぎはじめたが、ここは俺太陽の恋人の意地を見せ付けたww
俺「えーただいまご紹介に預かりました夏男です。黙って行くつもりでしたが、柔道で特待決まっちゃいましたww取りあえず北京五輪で金とりたいと思いますww皆応援してください!!」
強かったけど涙が止まらなかった。
122:
うぅ…切ないのう
124:
幸いな事にその日冬女チャンはインフルで休んでたww
涙見せれんしガチセーフw d最後男友達でカラオケ、もち俺はポルノオンリー。
サウダージ、センラバ、プライムめちゃ歌ったぜ。
冬女チャンとカラオケ行くのを想定して練習してた曲だぜ マジ俺努力家ww
ハルイチ「何で言わなかったんだ?氏ね」ハルイチも泣いてくれてた。
125:
>>124
最初失恋曲\(^o^)/
センチュリは切なく感じた
126:
>>125 冬女チャンの好きな曲セレクトしたんだ。
卒業式終わったらカラオケ行こうって約束してた。
五年後の再会までその約束は守れなかったケドサw
128:
>>126
約束果たせたのか。
アゲハ蝶は歌うのつらい。
いき切れるΣ(゚д゚lll)
130:
>>128 息継ぎの箇所固定すれば、少しましになるぜb
プラ美さ冬女チャンに転校の事伝えたんだ。
手紙持ってきてくれた。
手紙には「いきなりで驚いています…0××-×××が電話番号です。必ず電話下さいと」綺麗な字でかかれてた。
ちなみに電話番号知ってましたw 海行った時とか電話してたしww
心が揺れました…
127:
冬女チャンには黙って行きたかった。
忘れたかったんだ…
出発日は12月26日…
会いたい。会いたい。
そんな中プラ美が俺んちにきたんだ。
132:
悩んだ挙げ句電話しなかった。
声聞いたら泣きそうだったし、女の前では泣けませんぜww
出発日、俺は最寄り駅まで歩いてた。
乗り換えの新幹線は自由席w親デラケチスwwでもそのおかげで冬女チャンと会えたし、話も出来たんだ!
134:
俺んちから駅まで徒歩2分wぶらり一人旅w
駅の改札まで行くと…いたんだ冬希チャンが。
136:
切ないねえ
青いねえ
137:
恋愛小説ならいいがな、プラ美というコブつきだww
冬女チャン「夏男くん!」
俺「…」
冬「なんで電話くれんかったん?」
俺「そんな事よりインフルは大丈夫なん?」
冬「そんな事って何?何で言わなかったの?なんで?」
俺「…ごめん、実はばぁちゃんと暮らす事にしたんだ、黙ってるつもりはなかったんだけど…ごめん」
冬「何で?うちら友達やろ?」
俺「友達か…ごめんね。黙ってて。」
不思議と涙は出なかったんだよこれが…
139:
ここでしゃしゃりでてくるプラ美w
プラ「男らしくねーじゃん、言っちゃえよ好きってさ。」
俺「!?」
俺「いいいいっやぁぁぁそういう気持ちはあああないああからと」
俺「冬女チャンとはポル友ナンダぜーー」
冬女「…」
俺「…俺もポルノ好きだからさ、高校卒業したらカラオケ行こ…なっ!」
冬女「うん…ちゃんとファン続けてるょーに。」
俺「時間あるからさここで、また手紙書くぜww」
冬女「うん…待ってるw」
清々しい気持ちで改札へ向かう、しかし切符を実家に忘れてしまった…呆れ顔のプラ美、笑ってる冬女チャン、相変わらずの俺…
冬女チャン「クスクス…相変わらずやらかすねww」
俺「うっさいww俺は先に高校受かってしまったけど、頑張れ。朗報期待しているぜ!」
そう言って別れを告げました。
中学生の話はこれで終わりです。
駄文、遅筆で本当に申し訳ない…
141:
俺は高校に入学した…
ってか三学期だけじゃ友達できんし、毎日便所飯w
でもばぁちゃん優しいし、残り2ヶ月がんばる。
すぐに卒業して春休み、たはwwさすが強豪私立高 春休みも練習とかww
まだ入学式もやっとらんのにww
142:
ちなみにG県ではないんだ。
そんなこんなで二年が過ぎようとしてたw
鬼のようにシゴいてくれた先輩は引退し。
柔道部主将に任命された頃の話。
冬女チャンとは手紙のやり取りをしていた♂♂
内容は他愛もないものだった、ポルノの新曲の話、進路の事、医者を目指しているとのこと。
こっちは試合の事なんか、書いたっけw
そしてある日手紙に電話番号とアドレスが書いてあった。
143:
メ・テ・オいやメアドだったww 高校に入る頃は皆持ちはじめてたww
俺も買った、ナツカシスso503i
早だけどメールしたんだ。
144:
冬女チャンとはメールで連絡取り合うようになった。
しばらくしたらプラ美やハルイチからもメールがきたww
相変わらず冬女チャンは優等生っぷりを発揮し、目指すは医者ww
将来安泰ww
俺の方は親からは大学に池と言われてた、でも行く気はなかった。
田舎で就職して、ばぁちゃんと暮らすつもりだった。でもここで転機が出来たんだ。
145:
明日の残ってたら会社からパソで書く!!
聞いてくれた人ありがとうノシ
146:
気長に待ってる
147:
おおー頑張ってくれ下さい
俺もじーさんばーさん
元気にしてるか気になってきたー
152:
追いついた?
気長に続き待ってる!
154:
おはようございます!
朝から事故をしてしまい、更に上司から絞られていましたww
ケータイから少しずつ書いて行きます。
156:
一つ目の転機は叔父夫妻が田舎に帰ってくることでした。
母親の兄弟は二人いるのですが、長男である叔父が相続を放棄したので、次男の叔父が土地などを相続するかわりにばぁちゃんの面倒を見ることが決まりました。
そうしてしまうと、叔父夫妻、ばぁちゃん、僕で住むことになります。
ばぁちゃんの面倒は叔父の嫁が見るので、お前は親元に戻れ。
そして大学に池と言われました。
157:
叔父はばぁちゃんと一緒に暮らした事を本当に感謝してくれていました。
長男と次男である叔父の仲が悪く絶縁状態。
田舎の敷地をまたぐことすら許さなかったそうです。
また叔父夫妻は子供がいなかった為、僕を養子に迎えようとしていたそうですが、しかし母親が断った為、親元に返す事を決意したそうです。
158:
そして2つ目はばぁちゃんでした。
毎朝おにぎりと弁当を必ず作ってくれたんだww
朝練の後のおにぎりデラウマスww
でもある日を境に弁当もおにぎりも作ってくれなくなった…朝に千円くれるだけ。
日に日に会話も少なくなったんだ。
そして高2の終わりかけのある日
ばぁちゃんから親元に戻れと言われた。
それしか言われなかった。
159:
そして柔道部もやめた。 何もする気がなくった…。
でも俺一応進学科だったw 先見の目ありすぎww
勉強はしていた、一応高卒で公務員目指してたw
冬女チャンとはちょこちょこメールしてた。
相変わらずポルノの話や進学のことww
デラカワユスww
冬女「来年の高総体って?県であるよね?夏男のいる県だよね??どう柔道頑張ってる??見に行こうと思ってるんやけど…」
俺「!?」
冬「うちらのトコも全国でたら、吹奏楽は応援で行けるねんwwまだわからんケドw」
160:
昼休みwどんどん書いてく。
俺「マジか…よし全国行けるよに頑張るw地元だけど。」
その時すでに柔道部辞めてたw 俺ってライヤーw
でももし見に来てくれるなら…
常識がないのはわかってた。自分勝手すぎる、でも見に来てくれるなら…
次の日 柔道部顧問に頭下げた。
顧問「お前は何を言ってるのか理解しているのか?ダメだ復部させる訳にはいかない。」
俺「本当に申し訳ないありません。でも俺全国大会行きたいんです。お願いします!」
初めて土下座した。
しかし顧問の答えは覆られなかった。
161:
毎日頭下げた。
いつでも復部できるように、警察署の道場で一緒に練習させてもらったりもした。
でも顧問は復部を認めてはくれなかった。
その話が先輩の耳に入り、ある日先輩に呼びだされた。超DQNの先輩たち…シゴキも半端なかった。
元主将以下タマ先輩
タマ先「おい夏山!話がある部室に来い。」
俺「えっ…」
嫌な予感がした。
そして予感は的中したんだWW
162:
渋々道場へ向かった。
大体予想がつく。
卒業を控えた先輩たちが道着に身を包み待ち構えていた。
柔道部恒例の卒業乱取りW レギュラーメンバーVS先輩全員。
レギュラーメンバーと言っても厳密に言えばレギュラーメンバー一人VS卒業先輩全員W
それが3日に渡って繰り広げられる。
タマ先「夏山も北ことだし、始めるかww」
本当に悲惨なものだ卒業組の先輩は11名その先輩を全員倒さなければ、終わらなかった。
163:
タマ先「じゃぁ裏切り者の夏山から行くかww」
俺「えっ?」
正直震えていた。
先輩達は全国メンバーだったし、全員ガタイが違いすぎる。
一時間後― 二時間後―
強すぎる先輩たちにボロボロにされた。
もう立つ事も出来ない。 でも向かっていった。
道着も掴む握力も無くなり、最後は絞め落とされた。
165:
そして…結果的には柔道部に復部出来たw
タマ先輩が顧問に頭を下げてくれたらしい。
マジカッコヨスww
その後猛練習を重ねたが結果は全国大会に出られなかったw 団体ベスト4
個人準優勝ww ちなみに県大会決勝では秒殺されたwガチ黒歴史ww
166:
その夜冬女チャンに電話したwいつもはメールだったけどさ。
久しぶりに声聞きたかったしww二年ぶりだったんだ。
冬「もしもし?」
俺「久しぶり、元気してた?」
冬「すいませんが、どなたですか?」
忘れてられたww
俺「あの…夏男ですw」
冬「!?」
俺「電話番号登録してなかったんだ…」
冬「違うし、夏男が教えてなかったしw」
あっそーいやメールしかしてなかったなぁww
色々話をした。
試合に負けた事も伝えた。
冬女「残念だったね…でもすごいじゃんw」
俺「まぁ最後は手を抜いたケドww」
冬女「嘘つけw」
俺「そーいやこっちに来るの?全国大会出られた?」
冬女「…」
俺「すまん…」
冬女「押しかったんだけね!ベスト8だったんだよw」俺「惜しくねーしw」
かなり話したと思う。
168:
見てくれてありがとう!
今から会議なんだ…三時までには投下します。
ここまでで何質問ありますか?
169:
最期までたのむ
171:
遅くなりました。
会議が長引いたので…
俺「そーいや俺今度オープンキャンパス行くだよねww」
冬「志望校決めたの?」
俺「??大学なんだけどさw」
冬「??大学?!って事は帰ってくるん?ww」
俺「うんw8月にあるっぽいし、そっち行くよ?」
冬「マジかぁ!一度遊ぼうかww」
冬「お土産ヨロシク☆ヽ(▽⌒*)」
もうすぐ冬女チャンに会える!大学も実家から近いし、また受かれば毎日会える!ホントに浮かれたぜ!
でも運命って残酷だと思った、orz
173:
夏、太陽の季節、俺は二年ぶりに実家に帰ってきた。
かぁちゃん相変わらずだったww
そして二年ぶりに冬女チャンと再会したんだ。
一緒にオープンキャンパス行く約束してた。
約束の日…この日初めての失恋をした。
174:
約束の日
俺は駅で待ち合わせた。
冬女チャンの事はすぐにわかった。
相変わらずメガネしてたけど、髪も長くなって大人っぽくなってた。
俺「久しぶり!」
冬「?!夏男くん?」
俺「そだよ!!」
冬「えええっめちゃ変わったね!別人かと思ったw
背高wいつの間に私抜いたのw?」
俺「結構伸びたかもw」
冬「あのさ…」
俺「なに?」
冬「改めまして、お久しぶりです!ってか帰ってくんの遅いよww」
あの日は本当に雲一つない晴天だった。
二年ぶりに再会した初恋の人は大人っぽくなってたけど、二年前とちっとも変わってなかった。
胸の高鳴り増すばかりだった。
176:
本当に可愛くなってた。 初恋補正がかかってたのかもしれない…
電車に乗ってからも話は止まらなかったwwもろマシンガントークww
でも楽しかった。
そしてポルノトークにも熱が入るw相変わらずのコアファンっぷり。
俺も負けじと聴いてたから盛り上がったんだ。
今からオフ会に行ってきます!終わったら書き始めます。
179:
ハルイチすかね
180:
ありがとうございます。 本当にハルイチ良い奴なんですよ。
ここから少しずつ欝展開していきます…ではノシ
182:
おう…そこで切るか…
184:
ただいまです!!
いいオフ会ですた。
亀ですが書いて行きます。
185:
おかえりなさい
186:
その日は本当に暑かった。相変わらずのマシンガントークは大学に着いても止まらずww
色々と案内見て回ったけど、ずっと冬女チャンの事がいっぱいだった。
一緒に食事もした。
一緒に歩いた。
本当に好きなんだなと実感した。
187:
充実した1日って本当に早く感じる…あっと言う間に終わりが近づく。。
冬「ホント楽しかったw1日って早いね!」
俺「俺も楽しかった!付き合わせてごめんね」
冬「全然いいしwもうちょい時間あるね、少し歩かない?」
俺「いいね、暑いしどっか涼みに行くかw」
冬「んじゃカラオケ行くか!」
俺「ちょ卒業記念じゃねーの??」
冬「いいじゃんww気にしない」
そしてカラオケに行くことになった。
冬「いつまでいるの…?」
俺「今週一杯かな。」
この時冬女チャンは少し静かになってた。
189:
冬「ってか夏男とカラオケ初めてじゃないww」
この時俺はカラオケ苦手だった。
ポルノしか知らないんだもん…
俺「実はカラオケ自体くるの久々wちょ緊張してっるっ」久々に彼女の前で噛んだww
冬「じゃ私からいくねーw」♪?イントロが流れ始めた。
俺「!?ポルノじゃないだと…」 少しショックを受けた。 歌ったのはaikoの桜の時だった。
吹奏楽部だからなのか、初恋補正なのか…物凄く上手いんだ。
しかも綺麗な声してる。
焦りだす俺… やべぇ…
190:
吹奏楽部だったけど、歌がへたくそな俺が通りますよ
191:
とりあえず歌える曲がポルノだけww
後はレッツゴーライダー&ライダーアクション そしてロンリーライダーと仮面ライダーファンにはたまらない香ばしい曲ばかり…
俺「おいポルノじゃないんかよw」
冬「最初は女性アーティストからじゃないと、声の調子があがらんねん。ポルノ低いとこあるし歌いにくい」
マジか女性は声高いけど、知らなかった。
冬「じゃわたしからリクエストw」
俺は一曲目から選択権がなかった…
192:
一曲目はミュージックアワー いきなし高いww
俺の声の調子はお構い無しですか。
一曲目何とか辛くも歌い切り、テンションが上がってきたww
俺はここで人生最大の失敗をしてしまいました。
>>190 吹奏楽部の人って肺活量ヤバイよね!特殊な練習でもしてるん??
194:
>>192
ロングトーンっていう練習で30秒とか60秒とか音を鳴らし続ける練習する。息おもいっきり吸って、ロングトーンする。
それで肺活量が上がってるのかどうかしらんけど・・・
193:
冬「ちゃんと声出るじゃんwすごいw」
俺「いやぁ出たね、正直だめかとおもた」
彼女も負けじとポルノの選曲を開始。
オレデラバカスここで言っちゃったんだよ…
俺「あのさ冬女チャンって好きな人いるん?」
冬「どしたんいきなり…」 俺「俺さ冬女チャンの事好きなんだ…ずっと言いたかった、俺絶対大学受かるから、受かったら付き合って下さい。」
なんちゅうタイミングだw 今考えてもなぜあのタイミングで言ったか分からない…
197:
冬女「えっ…」
一瞬で空気が凍りつく… 冬女「私も夏男くんの事好きだよ…でもさ…今は考えられない。ごめんなさい…夏男くんとは友達としてずっと付き合いたいの。」
涙が溢れてきた。
ずっと想ってたでも俺の一人よがりだったんだ…わかってけどさ。
彼女にだけは涙は見られたくなかった。
俺「ごめん」
一言だけ残して、カラオケ店から一人走り去った。 精算だけはちゃんとしたけど。
この日冬女チャンからのメールや電話番号は消した。 そしてしばらくたって携帯も解約した。
この時から少しずつ何かが狂っていた。
廃人寸前まで落ちてしまうなんて考えてもいなかった。
それを救ってくれたのも彼女だった。
再び出会うまで二年間。死ぬことしか考えてなかった。
今でも思い出すと胸が苦しくなる。
199:
>>197 今でもさうだーじは苦手だ。
カップリングの冷たい手聴くと泣きそうになるw
夕陽と星空と僕もまだ聴けないかな。
201:
その日から少しずつ鬱ぎこんでいった。
誰とも話したくなかった。夏休みも何も手につかず終わりを迎えた。
そんな中ばぁちゃんが腰を骨折し入院した。
原因は畑作業中、トラクターが横転して下敷きになったそうだ。
たまたま通りかかった知人に助けられた。
お見舞いには行ってた。 でもすぐ帰ってたんだ。
ばぁちゃんごめんな…
ばぁちゃんは俺の為に働いていたんだ。
その時は知るよしもなかった。
ずっと仕送りしてもらって何不自由ない生活を送ってると思ってた。
でも仕送りはずっと来てなかった。
210:
後日かぁちゃんが帰郷していた。
ばぁちゃんの見舞い、そして俺の進路指導の為だ。
その時俺はあっさりと大学に合格していた。
冬女チャンと一緒に行った大学ではない…
推薦入試であっさり合格し、毎日遊びほうけていた。この大学には何も目標もなく入った。
理由はただ一つ家から通える距離だから。
この大学は暴力事件で退学になる、歯車が少しずつ狂って行く。
そして信頼してくれた人達を裏切ってしまった。
この時に戻れるなら戻りたい…でも進んだ針は戻ることはない。
212:
ありがとうございますノシ 絶賛バイト中なので中々書きダメ出来ません。
今日か明日には終わる予定です。
ある日ばぁちゃんの見舞いに行った帰り、ばぁちゃんに通帳を渡された。
150万ほど入っていたんだ。
ばぁちゃん「お前の好きに使え、まずは服ば買いんしゃい。大学入学祝いけんね。夏男が大学に入れて嬉しかとよ。じいちゃんも天国で喜んどらすばい。」
この時俺は少し罪悪感が沸いた。
適当に決め、自分の目標もなかった。
ただ大学に行ければよかった…いや本当は大学なんてどうでもよかった。
ただ親元に帰りたい。
優しくされるのは辛い。 叔父夫妻もいつも気を使ってくれる、皆の優しさが鬱陶しく感じていた。
213:
まだこの時は知らなかったんだが、親父がギャンブルにハマり借金をしていたそうだ。
気付いた時には多重債務に陥っていた。
真実は母親はばぁちゃんに謝りに来ていた。
半年仕送り出来ずにいたそうだ。
叔父夫妻も俺の養育費捻出してくれていた。
しかしだらだらと過ぎる毎日、いつの間にタバコや酒に手をだしている。
そして焼けたタバコを腕に押しつけるという奇行もしていた。
毎日が本当に退屈に感じていた。
214:
切ない話だな
215:
唯一俺に残ったものは"柔道だった…がむしゃらに打ち込める。
引退してからも手、ずっと打ち込んでた。
本当に好きだった。
何も考えずひたすら練習してた。
この頃から少し腰に違和感を感じていた。
216:
卒業間近には、少しずつ痛みを感じるようになった。
病院で診察してもらった。診断結果は座骨神経痛。 安静にしておけばすぐに治るとのこと。
ここで違う病院に行っていれば…柔道まで失わずにすんだのかもしれない。
そんな中冬女チャンから手紙が届いた。
217:
手紙はまだ今でも捨てずに残していた。
そのまま書いてみます。
Dear夏男くん
お久しぶりです!
元気にしていますか?? こっちに戻ってくるのかな?
会いたいです。
あれからずっと考えていたんですが、これからも友達でいたいです。
私は??大学(東北方面)に受かりました。
4月からは?県に住むことになってます。
6年間は帰ってこれません。そんな状態で無責任に付き合うとは言えませんでした。 本当にごめんなさい。
もしよければ、?県に行く前に一度会いたいです。
連絡待ってます。
from 冬女
皆も心配してます。
連絡下さい。
心が揺れてた。
でも連絡する気にはなれなかった。
そしてまた少し鬱ぎこんだ。
218:
と…東北だと…?
頼む、続きがきになる
最後までなんとか書いてくれ
219:
三学期も終わりが近づき卒業間近。
学校は連休だった。
毎日遊び惚けていた。
その時ポルノはもう聴いてなかった。
冬女チャンの事は忘れよう…自分に言い聞かせた。
卒業式にはばぁちゃんが来てくれたんだ。
立派になったなと涙を流していたが、俺はこの時ばぁちゃんを嫌っていた。
何も知らなかった俺は、叔父夫妻の帰郷により家から追い出されると思ってたからだ。
罵詈雑言も吐いた。
モノに当たったりもした。少しずつ自分がコントロール出来なくなってた。
220:
卒業後すぐに親元に帰った。でもばぁちゃん達がどれだけ愛情を注いでくれたか、どれだけ居心地のいい生活を送らせてくれたか…
すぐにわかった。
ここからが本当の地獄だったんだ。
222:
ここまでが高校時代の話です。
電池がもつまでどんどん投下して行きます。
224:
久しぶりに会った母親は白髪が増え、少し疲れているようだった。
そして親父は毎日酒を飲み家で暴れ散らかしていた。暴力は振るわなかったが、母親と喧嘩し、物を投げたり、食器を割ったりしていた。
前から酒は飲んでいたのだがタチの悪い絡みはする事はなかった。
最初こそ黙っていたが、俺も親父と衝突してしまった。
226:
体格は俺の方が勝っていまものの…親父は酔った勢いで包丁を持ち出したり、内心は本当に恐かった。
ある日口論の末にいきなりビール瓶で頭を殴られた。親父は本当に変わってしまったんだ。
かぁちゃんがキレて包丁を持ち出したんだ。
母「あんたこの子に指一本でも触れてみろ。あんたを殺すから。」
親父は少し冷静になり、ずっと下を向いたままだった。
俺には歳の離れた弟と妹がいるんだけど、片親しか血が繋がってない。
俺と親父は血が繋がってない。
それでも分け隔てなく育ててくれていた。
でも明らかに俺は疎がられていた。
227:
親父は肩身の狭い思いをしていたんだと思う。
俺は母の連れ子だったけど、分け隔て育てられてきた。
しかし俺が田舎に一人で帰ったことで理由を知らない親戚中から冷たい目で見られていたんだと思う。
俺のした行動は親父を苦しめていたんだ。
228:
家に俺の居場所はなかった…そのうち弟や妹に冷たく当たってしまったいた。
本当に大好きな弟妹なんだ。
229:
地元から大学に通うやつらもいた。
知ってる顔もちらほらある。
俺も地元組だった。
ある日電車の中でハルイチと再開したんだ。
ハルイチ「おい夏男か?」
俺「おうハルイチか久しぶりだな。」
ハルイチ「お前連絡しろよw水臭いじゃねーかwwこっちに戻ってきたのか?」
俺「すまぬ、携帯壊れて皆の連絡先消えたんや…」
ハルイチ「おまんいつもこの時間の電車なん??」
俺「おぅ」
ハルイチ「明日から一緒に行こうぜw俺はちなみに予備校通ってるんだ。」
朝からハイテンションな野郎だぜ、でも久しぶりに気持ちが楽になった。
大学時代ハルイチとはよく遊んだんだ。
230:
ハルイチ「早だけど飲みにいくかww」
俺「今日はキツいなぁ…」
ハルイチ「何で?いいじゃん俺んち来いよ。野も野もww
」ハルイチ「じゃ何時?飲む?」うはぁこいつ本当に予備校なんか?
俺「部活あるから遅いぞ、結構大学遠いねん。」
ハルイチ「じゃ明日休みだからオールしよしよ♂
プラ美も呼んどくからさww」
渋々ハルイチ達と飲む事になった。デラナツカシス…
234:
ただいま戻りました!!
仕事が遅くなってしまいました…
少しずつ投下していきます。
ハルイチの家で酒パした。
学校16:30に出たのに、地元に着いたの19:00ww
どんだけww片道2時間ちょっとの電車みちww
何回乗り換えしなあかんねんww
普段の疲れもあって、すぐ酔った
悪酔いしてしまった…
そこにやってきたプラ美。ここでプラ美をマジ切れさせてしまった。
236:
プラ美は全く変わってなかった…少し髪の色が変わったくらいw
プラ「おす夏男帰ってたのか??ww今日は全裸無しだからなw」
俺「相変わらずだな!!久しぶりwwただいまぁ(^^ゞ」 酔ってたから記憶が曖昧なんたが書いて9
ほい差し入れwwプラ美はチューハイ買ってきた。
プラ「ほらほら飲め飲めwってか出来上がってるなw」 プラ「またかぁちゃんと住み始めたのか?このマザコン野郎」
とりあえず口が悪い…
俺「おっお前少しはお淑やかにな…」
ハルイチ「もしもち」誰かに電話してた。
ハルイチ「おぃwお前の声を聞きたいって可愛いギャルがな変わってくれってさw」
俺「マジカル?!おk変わる!!」
俺「もすもす夏山夏男と申します?w」
冬女「あっ夏男くん久しぶり!」
誰の声がすぐにわかった
俺「!…」
電話をすぐに切ってしまった。
238:
ハルイチ「何切ってんだよ、冬女チャンやんwこれだから童貞はw」
俺「すまん明日早いんだ、帰るよ」
ハルイチ「おいっちょ待てよ!」プラ美「…」
ダメなんだ振られた事に思い出すと動悸がする…声も聞けない。どんだけ小心なんだ俺は…
239:
>>238
分かる
胃がキリキリする
240:
チャリにまたがり急いで帰ろうとしているとプラ美が降りてきた。
俺「なんだよ…」
プラ美「お前冬となんかあったんか??」
俺「何もねぇよ。」
プラ美「お前冬の事避けてんやろ??何があったん??」俺「知らん、地元出てったやつとか忘れた。」
次の瞬間プラ美にグーで殴られた。
プラ美「はぁお前クズだな、何でいきなり電話切りんだよ!冬はお前帰ってくる事喜んでたんだぞ。マジ氏ね。くそむかつく」
プラ美「お前に避けられてってずっと悩んでたんだよ。何があったか知らんが…」
俺「うっさい!!、だまれ,お前に何がわかんだよ。あームカつく。」
ペダルをこぎ出した次の瞬間,横から蹴りを入れられチャリごと横転した。
プラ「お前さぁ大体検討つくけどどうせ振られたんだろ??ってか冬の気持ち考えた事あんのか??」
プラ「冬はな…」何か言おうとしたが、帰るの一言を残して帰って行った。
241:
プラ美の言おうとさた一言が妙に引っ掛かった。
結局その日はハルイチ家に泊まったんだ。
ハルイチ「さっきなんだったんだよ??」
俺「冬が電話口で大声出したからビビって切ってもうたww」
ハルイチ「違うよプラ美よ!!お前殴られたやんw」
俺「知らん、いきなりキレたんだよ。」
ハルイチ「あいつ生理じゃねーかwwだからカリカリしてんのよw」
248:
暴力はいかん
253:
プラ美とはしばらく疎遠になった。
たまに駅で会ったりしてたんだけど、ガン無視されてた。
この頃平日は学校、通学時間が往復5時間かかるため1日潰れていた。土日は午前中ハルイチと遊び、夜バイトと言う生活を送っていた。
254:
土日はハルイチんちに入りびたっていた。
近いってのもあったし、家に帰りたくなかったのもある。
家ではよく親父やかぁちゃんと喧嘩した。こづかいも何もないww 昼食代1日五百円もらても…まぁそれだけ財政緊迫してたんだけど。
255:
その時は自分の事で精一杯になって来ていた。
地元から通える大学とは家から毎日始発で出発し、家に着くのは22時過ぎ、
それでも柔道部に入部したんだ。
少し大学編に入ります。
256:
大学での生活はぼっちそのものだった。
田舎にある大学だったので大半が下宿生活だった。
友達は出来たのだが、下宿組同士で仲良くなって、だんだんハブられる。
そりゃ飲み会とか参加出来ないから会話とか続かない…だから自分からはあんまり話かけなくなった。
部活は楽しかった。
少人数だったが、いい先輩に恵まれた。
しかも同期生もそこそこいたので、友達も少しずつ増えてきたw
そして最初の内は楽しかった部活も…
257:
5月に個人戦の大会があった。各階級からひとりずつ選ぶために試合が行われた。
俺の階級-73キロは新入生がくるまである先輩の独壇場だった。 以下ホンマ先輩と呼ぶ。
何故なら一人しかいなかったのだ。普通であれば-73キロは人の多い階級である。全学年合わせても20数人しかいない柔道部、そこまで気は止めてなかった…
260:
新入生合わせて-73キロは全員で六人。
最初の試合はホンマ先輩とだった。
その日のうちに全階級の試合は終了…-73キロの代表なった。
主将以下ミト先輩
ミト「集合!!」
ミト「全階級代表が決まった。代表は月曜までにゼッケンを縫い付けてくるように、以上ー」
ミト先輩柔道部最後の良心。
ミト「夏山、お前強いな!」ミト「今年は強い新入生多いから負けてられんな、ところでお前今日は時間あるか??」
俺「まだまだですよ、ミト先輩こそお強いですよ!」
俺「今日は何かあるんですか??」
ミト「たまには皆の下宿先に顔ださんか??」
柔道部はほとんど同じ下宿先だった…毎日皆で飲んでいた。
俺「家が遠いので…休みの日の前に参加させて下さい。」
ミト「そうだな待ってるから一度は来いよw俺の泊めてやるからな!!」
家が遠かったのも、飲み会に参加しなかったのも,
これから始まる"いじめ"の原因になったのかもしれない。
261:
ある日部活も終え電車に揺られていると、見知らぬ番号から着信があった。
プラ美だった。
俺「もしもし」
プラ「もしもし夏??うちやけど」
俺「おーどした??」
プラ「この前はごめんなさい。お前今どこいる??時間あるんか??」
俺「別に気にしてねーよ!もーすぐ電車地元に着くで。」
プラ「んじゃ駅前で待ってるわ、着いたら電話ちょうだい。」
俺「おk」
駅前でプラ美と合流して、近くのカフェに入った。 俺「んでなんか話でもあるんか??」
プラ「冬のことなんだけどさ…」
俺「冬女チャンの事はもうええて、お察しの通り俺振られたねん。もう思い出したくないねん。」
プラ「ええから聞けや。冬の事なんやけどな。実は高校の時に両親離婚しはったんや。」
プラ「母親の経済力じゃ学校行けんから、お父さんの実家から大学通うようになってん…」
プラ「…だからもうなこっちには来れんねん。」
俺「!?」
俺「マジか…」
プラ「だからあの娘の事は悪く思わないでやって。」 俺は泣いてた、プラ美に全部話した。
ずっと好きだった事…メールしてた事…全部…全部話した。
263:
俺は…俺は最低だ。
大好きだった冬女チャン…あの娘の事より自分の事しか考えてなかった。
話がしたい…会いたい…会いたい…その気持ちが押さえられなくなった。
ここからまたしばらくプラ美とは疎遠になる。
俺自身忙しかったし、会う機会も少なくなった。
そして腰の痛みも増していた。
すいません!今からバイト行ってきます。
今日中には終わらせます!!読んで下さった方,支援して下さった方本当にありがとうございますm(__)m
264:
待ってるよ?、バイト頑張れノシ
265:
何回か泣きそうになりながら追いついた… バイト頑張れー!
267:
ある日朝起きると腰から足の爪先にかけて痺れるよるな激痛な襲われた。
歩くこともままならず…かぁちゃんに病院に連れて行ってもろたんだ。
レントゲンでもわからず、MRIに入り俺の病名が判明した。
椎間板ヘルニアだった。 医者いわくかなり悪化していたようだ。
医者「椎間板ヘルニアです二ヶ所軟骨が飛び出しています。神経を圧迫してます。手術をしなければ神経に悪影響この状態は外科手術が必要ですね。しばらくは保存療法しましょう。」
俺「今度試合がありんです。何とか出られないですか??」
医者「ここまで悪化しているとね…試合は無理です。治して行く事を考えましょう…しばらくは絶対安静です。」
270:
バイト休憩中なんで投下して行きます。
しばらく学校を休んだ。 痛みと痺れで立ってる事もままならない。
布団でぼっーとしていた。プラ美に教えてもらった冬女チャンのアドレス…送るか悩んでいた。
結局その時は送らなかった。
そしてその当時から母が情緒不安定に陥っていた。 長年の心労からだろうか…ヒステリーになっていたんだ…
家の中にはどこにも心のより所はなかったんだ。
俺も少しずつ疲れが溜まっていったんだ。
271:
1週間後…痛み止めを飲みながら学校へ行くことにした。
大学の講義は90分あるから地獄だった…
しかしその週は昇段試験、その次の週には大会があった、少しでも練習しなければ…
講義終了後道場へ向かった。
俺「よろしくお願いします!」道場の入口で言ったが何か空気が違う。
誰も話しかけてこない…
自分のロッカーまで行くと。壊されてたんだよね。 中にあった柔道着も踏まれた後がありぐちゃぐちゃになっていたんだ。
この先はあまり思い出したくないんだけど…少しずつ書いて行きます。
272:
誰がしたのかわからない。ただその日から皆俺と話さなくなってた。
講義中には普通に話していた同期生も道場に入ったとたん話さなくなった。
一人で準備体操をして、体をほぐしてた。
最初は無視程度だった…でも少しずつエスカレートしていった。
自分でも原因がわからなかった。
自分に非があってなら,わかるが先週まで普通に皆と話してたんだ…
273:
日に日にいじめは増したんだ…乱取り中は、故意に顔を殴られたり、寝技の練習では締め落とされたり。 参ったの意志表示しようがお構い無し、ヤキも何度も入れられた。
昇段試験の日,県立道場へ向かうため学校に行ったんだ。
大学から受けるやつは車で送迎するとの事。
大学で待っていたんだけど誰も来ない。
ホンマ先輩に電話してみた。 俺「もしもし今日の昇段試験の件ですが、学校集合で良かったんですよね??」
ホンマ「違う。○○駅に集合だぞ」
俺「えっ昨日学校から出発って言ってませんでした?」
ホンマ「急遽変わったんだよ、早く来いよww」
○○駅は大学から更に7駅進んだところにある。
当然間に合わず受けられなかった。
この事を顧問に話したんだ…なぜか顧問は俺に説教を始めた。
274:
顧問は見て見ぬふりだったん。
いやグルだったんだ。
俺をそれからと言うもの何かとさらけ者にしていた。
大会当日大学から何台か車を出していた。
当然俺は乗せてもらえなかった。
しかたなく電車で向かった、当然駅から歩いた。
団体戦は2回戦負け。
個人戦では出場選手ほとんどが1?2回戦で負けていた。
3回戦に勝てば、昼休憩後に午後から始まる。
ホンマ先輩が俺に話しかけてきた。
276:
きついな・・・
一度こういう流れができてしまうとなかなか元通りに出来ないんだよな。。
277:
バイト終わったら投下し始めます。
少し書きためしました。
今日中に終われそうにないです。
見てくださった方本当にありがとうございますm(__)m寒い日が続くので風邪に気をつけて下さい。
279:
支援するよ。
280:
バイト終わりました!
投下して行きます。
ホンマ「夏山…お前さ皆に迷惑かけてんねんぞ。」
俺「俺皆に迷惑かけてるんすか?」
ホンマ「いやなみんな負けとるやん、お前だけ勝ち残ってる。みんな待たなあかんねん。わかるな。」
俺「何が言いたいんですか?」
ホンマ「負けろや。今負けたらなみんな昼前に帰れんねん。」
俺「はぁ?意味がわかりませんよ。見たくないなら勝手に帰ればいいでしょ。」
ホンマ「この試合は俺が出るはずだったんや、お前先輩に気くらい使えんのか…絶対潰してやるからな。」
ホンマ先輩にはよっぽど嫌われていたらしい。
281:
その次の試合わざと負けました。 もうどうでもよくなったから、全身から力が抜けた。
嫌われているなら、もう柔道部はやめよう…ただ柔道はしたい。
これまで失ってしまったらもう俺は何も残らない、 当時はそのくらい柔道に熱をあげていました。
282:
試合後一人で着替えていると、顧問から平手打ちをされました。
顧問「何だ腑抜けた試合は?」
俺「ホンマ先輩に負けろと言われました。昼以降まで待てない。皆の意見を尊重したと言ってはりました。」
顧問「ふざけるな!!ホンマがそんな事言うはずがなかろう。仮に言ったとしても負けるのか?そんなのは勝負の世界じゃ通用しない。」
俺「勝負や試合以前の問題ではないですか?なぜ負けないといけないんですか?俺が何をしたんですか?なぜ皆に無視されないといけないんですか?なぜ皆は車で来て、僕は駅から歩きなんですか?」
この時泣いてた。
悔しさが込み上げてきたんだ。
283:
つらいな・・・
284:
顧問「お前に原因がある!」俺はびっくりした、いじめられる原因は俺だったのかw
顧問が言う事と僕の反論を書いてみました。
顧…お前は親睦会などの柔道部行事に参加しない。→俺…単純にお金がない。参加費取らなかったら行ってる。
顧…居残り練習会に参加しない。 補足*基本部活は19時までだったが、週3日居残り練習で21時まで練習する。
俺…単純に帰れなくなるから。大学の最寄り駅は一時間に一本しか電車がない単線。21時40分の電車があるが、地元の終電に間に合わない。
顧 土日の練習をよく休み&早退しチームワークを乱す。
俺 単純に平日は無理なので土日バイトしています。定期代、ケータイ代、昼飯代自分で払ってます。
定期代なんか月21000円!!それがなきゃ俺だってカツカツに仕事しなくないわ!
287:
自分が全て正しいとは思わない。
自分にだっていじめられる原因があったのかもしれない。
でもいじめられた事あるから言えるんだけどさ、人の心ってずっと傷が残るんだぜ…
俺にもっとスルースキルがあれば良かったのかもだけど、悪口とか言われると胸が苦しくなるんだぜ。
そんなんでさ、かぁちゃんが学校どう楽しい?とか聞いてくるし。
お金無いのに。たまには友達と美味しいもの食べといでって少ないけど金くれるんだ。
かぁちゃんもパートで大変で生活に余裕もないのにさ…精神的にも辛いのにさ…学校では耐えて、家に帰って暴言吐いて…
こんな自分が嫌になった。本当に辛かった時代です。
2004年頃です。
288:
大学なのに何この中学生レベルのイジメ理由、顧問も糞じゃん
290:
腰の方も最悪だった。
ずっと痺れている状態、引きずって歩くのがやっとだった。
痛み止めを飲んで練習する負の連鎖。
俺にはこれしかなかった。多分精神的におかしかったんだろう…
今考えれば明らかにおかしいと思う。
でも柔道以外に逃げ道がなかったんだろう。
誰かに相談すれば良かったんだろう…でもハルイチや地元の前では明るく振る舞うんだ…俺はこんなにネガティブで暗いやつなんだってわかったら、嫌われるんじゃないかと思ってた。
もうこれ以上人に嫌われるのは嫌だったんだ。
291:
すいません、書いてたら昔の事思い出してました。
少し気晴らしにコンビニ言ってきます。
293:
体冷やすなよ?
294:
ただいま!
書いて行きます。
それからしばらくは無視されながらも練習には参加した。
顧問にも椎間板ヘルニアだということも伝えた。
あれから顧問も俺にはあまり関わって来なくなった。
そんな中ミト先輩が柔道部に復帰した。
四回生で研究や実習で中々練習に参加できなかった。 あの人だけは俺に優しくしてくれたんだ。
296:
ミト先輩に全部話したんだ。
家族の事。部活での事。 ケガの事。全部…全部話した。
あまり無理はさせないが、やりたいようにやれ、一人になっても俺が乱取り付き合ってやる。
やれるところまでやってみろ。
そう優しく言ってくれたんだ。
今でも彼には感謝している。あの人がいなければ、俺の名誉や尊厳なんてないまま学校を去らないといけなかった。
あの事件が起こるまでは…今のままでも、何とかやれると思った。
301:
感謝はしている。
あの娘がいなきゃ多分立ち直れてなかったと思う。 それも含めて書いて行きたいと思っています。
試合から1ヶ月たったある日、いつものように練習していた。
この頃には痛み止めも全く効かなくなり、直接脊髄に痛み止めを打ってもらっていた。
そんな中寝技の練習中に事件は起こったんだ。
303:
この頃には俺にはもう全く力は残っていなかった。
気力だけで立ってた。
事件が起こったのは、寝技の乱取り中だった。
ホンマ先輩と乱取り中。
腕ひしぎ十字固めで関節を極められた。
もう完全に極められた為外せなくなりタップしたんだ。
304:
しかし外さない…ゴキっと鈍い音がなった時、俺は完全に痛みで失神していたんだ。
305:
ホンマひでぇことするな…
306:
しかしすぐに痛みで目をさました。
耐えきれない痛み…俺の腕は逆に曲がっていたんだ。
俺はすぐに病院に運ばれた。
腕の骨は折れていた。
そして靭帯も…俺は二度と柔道が出来なくなった。
307:
ホンマ屑だな
308:
傷害だろこれ・・・
309:
ホンマ先輩はタップした際地面を叩いた為に気がつかなかったと主張している。
俺も激しい痛みだったから、記憶も曖昧なんだ。
だから事故だと信じたい。
ただ俺のただ一つの生き甲斐を奪ってしまったんだ。
310:
ホンマ先輩てめぇ…
311:
そこから俺は抜け殻になってしまった…
ただやる事もなく部屋に閉じこもった。
もちろん学校へも行かなくなった。
誰にも会いたくなかった。
親父からは無理やり部屋から出され、大学へ行けと強要された。
それが一番辛かった。
誰も俺の事は理解してくれなかった。
もう心を支えるたった一つの糸も切れてしまったんだ。
312:
毎晩のごとく父親からクドクド言われ…
母親と口論になっていた。それが本当に耐えられなかった。
313:
もう大学も辞めたかった。しかしここで初めて母親から告げられた。
親父が借金し、入学金も授業料も全て祖母に出してもらっていた事を…だからばぁちゃんと為にも学校だけは卒業して欲しいと…。
俺は言い返す事も出来ずに、更に追い詰められて行ったんだ。
314:
ハルイチやプラ美からも何度か連絡があった…しかし俺が返すことはなかった。
心が完全に壊れてしまった。
人間追い詰めらると頭が真っ白になる。
とうとう弟に暴力を振るってしまったんだ…
316:
弟を殴ってしまった。
ただ俺の部屋に筆箱を置いてたのを取りにきただけの弟に暴力を振るってしまった。
俺は…俺は…取り返しのつかないことをしてしまったんだ。
317:
その日俺は親父に家を追い出された。
「お前は俺の子供じゃない、嫌な事があるならこの家から出ていってくれ。」
それだけだった。
そして数日の猶予を与えられた。俺はばぁちゃんの家に帰る事を決意したんだ。
318:
次の日には電車に乗り、ばぁちゃんの元へ向かったんだ。
かぁちゃんから二十万渡された。
かぁちゃんはずっと俺に謝っていた。
そしてずっと泣いていた。
319:
ばあちゃん かあちゃん
やっぱ女性のほうがいざとなれば
息子の味方だな
322:
一年前までいた地へ戻ってきた。
ばぁちゃんに会いたい。 会って謝りたい…ただそれだけだった。
優しくばぁちゃんは迎えてくれた。
その日はばぁちゃんと同じ部屋で寝た。
久しぶりに安心して眠れた。
323:
次の日…叔父夫妻とばぁちゃんとで飯食べに行ったんだ。
その時ちゃんと謝ろうと思っていた。
叔父は大学はどうだと聞いてきた。
ばぁちゃんも死んだじぃちゃんに立派になった夏男を見せたかったと言っていた。
俺に立つ瀬はなかった。
324:
しえん
326:
俺「叔父さん!ばぁちゃんごめん…俺は大学を辞めると思う。」
叔父「…」
ばぁちゃん「…」
しばらく沈黙が続いた。
しばらくして叔父が重い口調で口を開いた。
叔父「何があったかは知らないし、今のお前を見たらわかる…」
叔父「ただお前の進学についてはな、ばぁちゃんは命を削ってお金を貯めていたんだ。それだけはわかってくれ。」
叔父「何があったんだ…話してみろ。」
俺は今まであった事を全て叔父やばぁちゃんに話した。
327:
叔父「アッコ(かぁちゃん)には話したとか…?」
俺「かぁちゃんには話しとらん、今精神的にすり減っとる…余計な心配ばさせとうない。」
叔父「そうか…しばらくはいてよか、でもなお前はこっから巣立って行ったとばい。もうすぐ成人するとよ…自分から逃げたらいかん。」
ばぁちゃん「夏男ばぁちゃんと一緒に暮らそう!ずっといてよかけん…またこっちで大学行ったらよか。」 しかし叔父はその事を強く反対した。
結果叔父の言った事はのちのち理解出来た。
328:
+に建つスレはイジメとか暗い話多すぎ。
特に事故病気で後遺症か残る話とか聞いてて辛くなるな
329:
>>328 スマンこの話は避けて通れない話しだったんだ…ホットなギャグで俺の冷めた心を温めてくれw
「おっかぁは少し黙っておいてくれ。夏男お前が進む道たい…お前が決めんばと!!人生山あり谷あり、最後に笑った者の勝ちと!!だけん負けるな、今すぐに行動せんでよかけん…」
俺は泣いていた。
この時はすぐに涙がでてた…心が何か求めていたのかもしれない。
330:
ちなみに今は親父とも和解しています。
その話も後々します。
1週間滞在したんだ。
ばぁちゃんにもらった金は手を付けずに返そうとしたんだ。
しかしお前の好きに使え、また顔ば見せに来るときにとっとけと言われた。
そして俺は地元に帰って行ったんだ。
331:
地元に帰った俺は…今更親元に戻れるはずもなく、母親を保証人にして。
1Kのアパートを借りたんだ。
そして正式に大学を辞める事を決意した。
332:
2ヶ月後…腕は痛みの残るものの動くようにはなっていた。
腰の状態も少しはましになったので、アルバイトを始めたんだ。
333:
そんな中大学に荷物を取りに行ったんだ。
そして暴力事件を起こしてしまった。
334:
その時春休みだった。
大学も人気はまばらで、誰にも会わなかった。
一応顧問に挨拶だけ行ったんだ。
顧問はそうか…と一言しか言葉を発しなかった。
そして道場に着いた。
誰もいなかった。
嫌な思い出しか残っていない道場だったが、少し寂しく感じた。
335:
しばらくいると、数名誰かが入ってきた。
目が合った瞬間全身が震えた…ホンマだった。
最後まで嫌みたらしい奴だった…まぁ俺が負けてしまったんだけどね
336:
ホンマでっか!?
337:
ホンマは俺を見るなり話かけて来た。
ホンマ「夏男くんじゃないか??今日から復帰するのかww??」やけにニヤニヤしていた。俺はそれが鼻についた。
338:
>>336笑えないけど、気持ちは受け取ったw
俺「いえ大学自体辞めようと思っています。」
心を落ち着かせて切り返した。
ホンマ「残念だなぁwせっかくいじめ概のある奴戻ってきたのにw本当に残念だよw」
プツン何かがキレた。
ここから先はあまり覚えていない。
俺「先輩弱かったですもんね!投げられなくて残念ですよww」
ホンマ「あぁてめえ舐めてんのか??またほね折ってやろうか??」
俺「なんだコラ!やんのか??」
ホンマと口論に発展した。
339:
そして気が付いた時にはホンマは鼻から血を流しながら倒れていた。
ホンマの取り巻き三人も倒れていた。
この辺は本当に覚えていないんだ。
ただ自分がしてしまったことは理解出来た。
341:
立派な傷害事件だった。 大学ではかなり問題になったと思う。
全て俺に罪を着せらた。
この後の事はあまり知らない。
ただミト先輩はいじめの事を大学側に告発してくれたんだ,結局は俺の自主退学と治療費の支払いで話はすんだんだ。
342:
それからまた鬱ぎこんだ。決まっていたバイトも辞めてアパートに引きこもった。
343:
そして半年の月日が経った…誰とも接触せず,夜中だけコンビニにたむろする生活が続いた。
この時は親にもばぁちゃん達にも顔向けが出来なかった。
344:
季節はもう秋口だった。 深夜コンビニに飯を買いに来ていた時声をかけられたんだ。
345:
「夏男?」
振り向くとそこにはプラ美が立っていた。
346:
俺は怖くなった…
「人違いです…」そういって早足でコンビニから出て行ったんだ。
プラ美「待ってよ!なんで無視するの?」
プラ美は追いかけてきた。 俺はすぐに追いつかれた。プラ美「なんなのよ?返事くらいしてよ。どうしたの?連絡しても何も返してくれないやん。何とか言ってよ。」
プラ美は強い口調で言ってきたんだ。
347:
俺「ついて来ないでくれ。今の俺を見ないでくれ。頼む一人にしてくれよ…」
俺はプラ美を拒否したんだ。
プラ美「イヤ、絶対イヤ…今見失ったら2度と会えない気がする…お願い何があったのか話して、」
無言で帰宅した。
プラ美も一緒に入ってきた。
俺「入れよ。」
何も無い部屋。
ただ布団があるだけ…俺はプラ美を穢してしまった。
349:
プラ美「何があったのか、無理に聞く気もない…でもさ心配させないでよ。」
プラ美は優しい口調で問いかけてきた。
時間は深夜2時過ぎだと思う。
沈黙の後、プラ美の携帯が鳴りだした。
プラ美「もしもし、お父さん?うん今日遅くなかったから…友達の家泊めてもらう」
多分迎えに来てもらっていたんだろう。
350:
電話を切った後…プラ美は俺に顔を近付けてきた。
何かは知らないが、甘い香りがした…
プラ美「ねぇ夏男…覚えてる?前に海行ったこと…?」俺「…」
プラ美「あの時もさ鬱ぎこんでたよね…私が全裸の話したからw」
俺「…」
プラ美「…なんか言ってよ。」
沈黙は続いたんだ。
351:
プラ美「ねぇ私を見てよ、何か言ってよ!」
いつもとは違うプラ美に少しドキッとした。
俺は何も言わずに布団に入った。
俺「鍵は俺の財布に入ってる。閉めたらポストにでもいれておいてくれ。」
寝ようとした。
気が付いたらいなくなってるだろう…
プラ美は布団の中に入ってきたんだ。
352:
かなりビビっていた。
冬女以外の女の事は意識したことがなかった。
ただ何も言わずプラ美は俺の手を握り締めてくれた。久しぶりに感じた人の温もり…それは本当に温かかった。
355:
切ないな?
おっさんだけど、みてるよ?
356:
プラ美はそんなつもりはなかったと思う。
ただ…一言夏男にだったらあげてもいいよって言われた。
その時プラ美と口づけを交わした。
多分幼稚な口づけだったとおもう。
プラ美は服を脱ぎ始めた。 透き通るような白い肌。
俺はプラ美を求めていった。
357:
プラ美は恥じらっていた。 肌に触れる度に体を震わせていた。
稚拙な口づけから…少しずつ舌を絡めあった。
柔らかい唇に火照った身体。
プラ美は俺を受け入れてくれた。
358:
プラ美「…チュ」
俺「…」
プラ美「冬の事考えてるの??」
俺「…」
手を止めてしまった。
俺はこの時もずっと冬女チャンの事を考えていた。
俺「…ごめん頭冷やしてくる。」
俺は冬女チャンの事が頭から離れなくなった…蛇口をひねり、水をかぶった。
秋口の水は少し冷たく、冷静さを戻してくれた。
359:
すいません…仕事があるので少し寝ます。
切りの悪いところで本当に申し訳ないです。
読んでいただいてありがとうございます。
このプラ美との再会から少しずつ変化がでてきます。本当にプラ美には感謝しています。
おやすみなさい!!
360:
まってるよ!仕事頑張って!おやすみ。
362:
本当はプラ美とやったんだろうなー
冬が読んでるか、万が一見られたときのための言い訳かな?
しかしよくコンビニに行くなぁ‥
363:
おはようございます。
昼休みも少しずつ投下していきます。
残念ながらプラ美とは本当にやっていません。
しかしあの時はプラ美の方が冷静だったと思います。
コンビニはほぼ毎日行ってました。
この時のスペ書いておいます。
1 引きニート、廃人なりかけ、親とは絶縁中。
プラ美 国立大学2回生
ハルイチ 一年浪人後 国立大学合格。 リア充
アキヒコ 引きニート卒業後の初めての友達。
冬女 ?
仕事頑張ってきますノシ
365:
書いて行きます。
プラ美「そっかまだ冬の事を気になってるんだ…」
俺「…」
プラ美「連絡取ればいいじゃん!!ってか冬もアンタの事気にしてたし。熱いねぇ…」
厳かな気持ちになったのは俺だけだったようだ…少しへこんだがね。
俺「スマン!俺どうかしてた。謝っても済む問題じゃないけど本当にごめん!!」
プラ美ひたすら笑ってよ。
366:
プラ美「ドアホ!私から初チュー奪った男やぞ!もっと自信もたんかい!!」
えっ??マジかプラ美初めてだったのか…
性に物凄くオープンだと思っていた。
普通に下ネタとかも話すし…
俺「えっ??嘘だろ本当にごめん…ごめんなさい!」
プラ美「アホかまだ奪われとらんわ…」
さっきまでと同じ人とは思えないくらいの豹変だった。
内心では怖い思いしたに違いない。
本当にプラ美には申し訳ない気持ちでいっぱいになった。
367:
プラ美「んでどーすんの??冬に連絡すんの??」
俺「この状況でそんな事いえるか…」
プラ美「あーもうウザイ。忘れられないなら連絡すればいーじゃん…突撃あるのみだろ!!」
俺「一度振られてんだぞ…んな事出来っかよ。」
俺は本当にヘタレだ、イヤクズ過ぎる…自分の中で葛藤していたんだ。
368:
プラ美「いいのハルイチに冬取られても?」
衝撃の一言だった。
でもわかっていたことだったよ。
あいつも昔から冬女チャンの事好きだったもんな…
370:
プラ美「多分ハルイチ、冬にしょっちゅう連絡取ってるよ。」俺「関係ないだろ…人の恋愛には興味ないんだよ。」
プラ美「ふーんいいんだ。んじゃ私帰るから…こんな勇気ない男だと思わなかったよww」
プラ美はそそくさと帰る準備を始めた。
俺「送ってくよ、遅いし。」プラ美「いいよ。歩いて帰るから…気にしないで。じゃあね!」
プラ美はあっと言う間に帰ってしまった。
一人窓からプラ美の後ろ姿を眺めていた…
いいんだろうか??
ハルイチかぁ…
もしハルイチと冬が付き合ったら俺はどう思うんだろう。少し考えてた。
371:
俺は部屋を飛び出し、走り始めた。
プラ美が出ていって5分弱。あいつの家まで徒歩15分と言ったところか…
俺は走っていたんだ。
会いたい。
やっぱり冬女チャンに会いたいんだ…ハルイチに盗られるのだけは絶対に嫌だ…
プラ美の奴足早いな…結構な度で走ったが、プラ美の姿は見当たらなかったんだ…
372:
くそ…俺は最後のチャンスを失った気分だった。
夜中だった事もあるし、実家だったプラ美家のインターホンを押す勇気はなかった。
くそ…くそ…悔しそうが溢れそうだった。
秋口の少し冷えた夜俺は一人家へと帰って行った。
373:
家へ着くと鍵が空いていた… あぁ急ぎすぎて鍵すら忘れたんだな。
家の中に入るとプラ美がいた。
プラ美「おす!!遅かったなww先に晩酌して待ってたぞw」プラ美の持ってきた袋の中には大量の酒が入っていた。
プラ美「おし!飲むぞww」
俺は安堵感に包まれた…そしていつの間にか笑ってたんだ。
374:
なんか甘酸っぱい
375:
俺「お前…ちょっいつの間にか俺の部屋に戻ったんだ?お前んちまで走ったんだぞ…」
プラ「いやずっとコンビニいたんだけどwそしたらお前が走ってく姿見えたww」
俺「マジか!声くらいかけてくれよ…」
プラ美「掛けたんだけど、全く気が付いてなかったしww面白いからみてたw」
プラ美「んでどーすんの??連絡するの??しないの??」
ニヤニヤしながら俺に問いかけてきた。
もちろんこの時答えは一つだった。
376:
俺「教えてくれ。頼む!!俺やっぱり冬女の事忘れられないんだ…頼む!!」
土下座して頼んだ。
プラ美「いいけど、一言謝って…初チュー奪ってすいませんでしたってww」
俺「おまっ!!さっき気にしないって…」
プラ美「いーじゃんwwこのままだと私カッコ悪いやん!!とりあえず謝るまではねーw」
相変わらずだったが、とりあえずプラ美の酒の勢いは早かった。
377:
俺「すいませんでした!あの時はどうかしてました。こんな事してしまった後に聞くのは常識がないと思います…」
プラ美に対して申し訳ないない気持ちでいっぱいだった。
全くプラ美は気にしていない様子だったが…
プラ美「よろしいw頭上げてよしwwまぁお前たちのことは私応援してたからな!
やっと本音だしたなww遅いしw」
プラ美本当にありがとう… ずっと応援してくれてたんだな。
あいつにだけは一生頭があがりません。
今も本当にいい友達なんです。
仕事が始まりそうなので、終わり次第投下いたします。
読んでいただいて本当にありがとうございます。
行ってきますノシ
378:
いってらっしゃい。
続き楽しみにしてるノシ
383:
休憩中なんで少しだけですが…
俺「しかし何でまた俺の味方になってくれんだ??ハルイチとも繋がってんだろ??フェアじゃないんじゃないのか?」
ケラケラ笑いながら、プラ美は言った。
プラ「お前ら見てたら応援したくなんのよw夏も冬も二人とも不器用なんだよwもっと強気で行け。恋したら友達も関係ないんだよ。」
ここで酔いが回ってきたプラ美はさらに絡んできた…
プラ「さて聞かせてもらおうか…?」
俺「何だよ。言っただろ冬女チャンのことは。」
プラ「違う。何でへこんでたか聞かせて。何があったの?」
ここで少し沈黙が続いた。
俺「話したくない。まだ思い出したくもないんだ…」
今はまだ思い出したくない…
俺「少しずつ話していくよ。だからさ…今は聞かないで。」
プラ美「そっか…ゆっくりと聞かせて。力にはなれんけどさ。実はさ冬も精神的に病んでるんだ。色々とストレスがあるみたい…」
俺「え…!?」
プラ美「あの娘今さ摂食障害なんだ…だからさアンタにも協力して欲しいねん。」
俺「…」
プラ美「もうすぐ成人式やん。だから今冬も呼んでって計画があるねん…でもなあの娘な来たくないって言ってんねん。」
俺は信じられなかった。 あの明るかった冬女チャンが…何も出来ない自分に無力さを感じた。
384:
俺「マジなんか…?」
プラ美「うん…色々あったみたい。私も詳しくは知らないけど…」
俺「おい。教えてくれ。冬女チャンのアドレスを!」
プラ「ちょっと待って!!今は無理時間見なよ;」
プラ「明日暇?」愚問だった。時間はあり余ってる。
俺「うん…いつでも大丈夫!」
プラ「了解。じゃ電話するから、ちゃんと電話でること!!わかった?w」
プラ「今日は帰る。また明日ね!」
俺「遅いし、送ってくよ。」
プラ「ありがとう!浮気していいんか?」
俺「浮気じゃねーしw」
俺は誰かと話したかったのかもしれない…プラ美と話す事で少し気が楽になった。
2005年頃です…オープンキャンパスから2年が経とうとしていた。
385:
♪?携帯が光っている。 プラ美からの電話だ。
俺「もしもし?」
プラ「今から行くけどいいかな?」
俺「了解!待ってる」
10分後プラ美が到着した。
プラ美「じゃ私の電話からかけるよ?」
俺「えっメールから送ろうと思ってたんだが…」
プラ美「まどろっこしい!かけるよ!」
プラ「あっもしもし?久しぶり!!元気だった?今大丈夫?」
プラ「冬の事好きって男いるんだけどw変わるね!」
俺「おい;」
電話を渡された。
2年ぶりに冬女チャンの声を聞いた。
俺「もしもし?」
冬「えっ…夏…男くん?」
俺「そう!久しぶり…だね」
2年ぶりに聞いた声はあの頃と全く変わってなかった、ただ前より素直な気持ちで話せた。
386:
俺「ごめんね、ずっと連絡取れなくて。でも久しぶりに声聞けて安心した!」
気を使ってプラ美が席を外す。
プラ美「あまり長電話するなよw」
冬「夏男くん…久しぶり。何度か連絡したんだよ。。
ハルイチくんやプラチャンに聞いてもずっと連絡取れないってひぐぅ…グズ」
俺「ごめんね、色々あったんだ。」
冬女チャンは泣いてたんだと思う。
冬「ごめんね、私があんな事言ったから…夏男くんに嫌われたと思って…だからちゃんと謝りたかった。本当にごめんなさい。」
俺「ううん、こっちこそごめんね…冬女チャンの気持ちも知らないでさ。」
冬「ううん!いいの…夏男くんが謝る事じゃないんだから。」
久しぶりの会話だったんだけど、そんな気はちっともしなかった…ただずっと空いていた時間を埋めるかの様に話続けた。
2005年9月20日だった。
この日は一生忘れられない日になった。
387:
見てるぜ
定時は何時なんなんなんだぜー
388:
定時は五時だけど、毎日残業で家に帰るのは…22時過ぎかな。
今日は電車移動があったから、移動中に書いてました。
珍しく今仕事が終わりました! 投下して行きます。
そして2010年12月に彼女は結婚する。
それまでお互いに会ったりはしていたんだ。
長い時間話していた。
気が付くとプラ美が腕時計を指さしていた。
プラ美が言っていたほど、精神的にすり減っているという感じはしなかった。
俺は冬女チャンの事を改めて好きなんだと実感した。 会いたい…その気持ちが強くなってたんだ。
389:
俺はやり直したい。
失った一年をどうにか取り戻したいと思った。
今のままじゃ冬女チャンに会えない…
生まれ変わりたい!
もっと精一杯生きたい。 そう考えて始めた。
大学を辞めてから半年の間抜け殻の毎日だった。
1日1日が流れるように過ぎていく。
心に傷はあったものの、何かを始めようと決心したんだ。
390:
この時生活費は多少あったものの微々たるものであった。
まずは働こう。
仕事を探し始めたんだ。
391:
誰も突っ込んでいないがあえて聞いてみる
アキヒコって誰ぞ??
393:
>>391 すいません先走りしすぎました…バイト先で出来た友達なんです。
しかし心の傷とはすぐに癒えるものではなかった。 コミュニティ障害が残ってしまった…見知らぬ人と会話があまり出来なかった。
バイト先は女の子が多く、男の店員が少なかった。
同性ならまだしも、異性の娘と中々話せなかった。 いつも一人黙々と作業に従事し、誰とも会話することはなかった。
休憩所で女の子が話していると、自分の陰口を叩かれているんじゃないか…?そんな気がした。
そして極度に上がってしまい、誰とも話せなかった。
392:
そこからプラ美やハルイチとは連絡を取り合うようになった。
ハルイチは大学に合格していた。
前のように遊んだりは出来なかったが、連絡はとるようにしていた。
そしてバイトだけど仕事が決まった。
昼はパチンコ屋の店員、夜は新聞配達の仕事だった。
ヘルニアの方は依然として疼痛が続いていたけども、養生したお陰か少しましにはなった。
もうすぐ成人式が近づいている。
そこで冬女チャンと会えると約束したんだ。
394:
新聞配達は楽しかった。 最初こそは原付で行っていたが、途中からチャリンコになり、最終的には走っていってた。
395:
最初はきつかったものの、冬女チャンの事を考えれば元気がでた。
早く会いたい…そんな気持ちが強くなってた。
そして2005年も終わろとしていた。
12月30日に中学の同窓会があった。
何クラスかの合同同窓会だった。
そこに冬女チャンの姿はなかったけど、懐かしいメンツが揃い馬鹿騒ぎしていた。楽しくなり、気分が高揚した。
そして酔った勢いで冬女チャンに電話してみたんだ。
396:
ケータイを片手に冬女チャンに電話した…呼び出し音がなる…ガチャ「もしもし??」
あれ…いつもと声が違うな。
俺「あのスミマセンが冬女さんの携帯ですよね??」
??「あぁあの娘今熱だして寝込んでるのよ…ごめんなさいね。」
俺「そうですか、ではお大事にと伝えて下さい。」
??「もしよければ伝言伝えておくけど!」
俺「冬女さんの同級生で夏山と申します。近々ある成人式の件でお電話しました。」
??「夏山…??えっと冬のお友達かしら??」
俺「中学の時の同級生です。」
??「夏山…??もしかしたら夏山夏男くん??」
聞き覚えのない声だったけど…俺の事知ってた。
今日は外出をしてきます。帰ってきたら投下いたしますノシ
400:
ただいま書きためしていた分を投下します。
俺「えっ俺の事知ってたるんですか??」
??「ええ知ってるわよw昔うちに遊びに来たことあるわよね。冬の姉の冬姉よw」
俺「あーお姉さんですか、覚えてます!懐かしいですね。」
姉「また冬とも仲良くしてあげてね!成人式はあの娘も楽しみにしてるからw」
成人式&二次会の日程を伝えておいた。
プラ美とハルイチが現れた。
二人ともひどく酔っていた。
プラ「冬とはど?なんや??ww」ヘラヘラしながら話かけてきた…
ハルイチ「冬女チャン帰ってくんのかww二次会終わったら、三次会やなwはよー会いたいわ」
401:
2年待った…でももうすぐ会える。その気持ちでいっぱいだった。
その前にやっておくことがあった。
そして成人式の日がやってきた。大学入学の時にばぁちゃんが買ってくれたスーツに身を包んだ。
半年ぶりに実家のインターホンを鳴らした。
402:
久しぶりに家族と再会した。
待ってたよ。お帰りなさい!寒いから上がって行きなさい。
かぁちゃんは優しい迎えてくれた。
母「腰は大丈夫ね??」
俺「前ほどは痛くないよ。」母「立派になったね、ばぁちゃんに見せんばけど…写真ば撮るよ。そこに立って。」
俺「今までごめんな。」
母「かぁちゃんも悪かとよ、アンタに何もしてやらんでごめんたい。」
俺「…これば使って。」
母に封筒を差しだした。 バイトで貯めた数万円だった。
母「頑張って稼いだお金はもらえんよ。友達と楽しんできなさい。」
封筒は受け取ってもらえなかった。
母「これからは大人になるけん、自分に責任を持って行動していきなさい。焦らんでよかとよ…時間はまだあるけん、ゆっくりとじっくり進んで行きなさい。」
そう言って母は俺を送りだしてくれた。
ポケットに一万と手紙が入っていた…何があったら困るから持って行きなさい。お酒は飲み過ぎないようにね…
PSまたピンチになったらお金貸して下さい
かぁちゃんww
この歳になっても思う。
かぁちゃんは偉大だなと。
403:
そして成人式に着いたww 気分はあげあげw
訳はわかるな…
さぁ冬女チャンどこだ…あれいない。
市長の話の後に学校の集まり…あれいない!
恥ずかしがってんのか…おーいおーい(^O^)/
どれだけ探しても冬女チャンは見つからなかった。
マジかよ、マジカル…
404:
その日いくら探しても夏女チャンは見つからなかった。
プラ美も…ハルイチも…いない。
一応1人じゃなかったんだけどさ…寂しかったよ成人式。
鳴かぬなら寂しかったよホトトギス。
朝からの受かれ気分がなくなった。
帰る準備をしてた。
バイクの鍵をポケットから取り出そうとする…手がかじかんで落としてしまった。
その時に振り袖の女が1人立ってた。
プラ美だったw
405:
プラ「お?すw」
俺「おっすじゃねーし…どこいたんだよ?」
ハルイチ「お?すw」
俺「おっまっえwどこからでてくんだよw」
ハルイチは駐輪場の屋根からさんじょうした。
アホかw
ハルイチ「俺は忍者の末裔なんでなw」
俺「えええっ何てこったー\(^O^)/」
ハルイチ「ほいww飲み行くぞw」
??「おっすw」
俺「おっ…す」
プラ美の後ろから、冬女チャンが出てきた。
2年ぶりに見た彼女はもの凄くキレイになっていた。
406:
うおおお!!
冬美キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
407:
冬女チャンと会って更に浮かれ気分はとんでた…
少し痩せたかな??
髪も長くなってる。
しばらく見ない間に大人びている…
でもそこにいたの紛れもなく"冬女チャン"だったんだ。
408:
冬「夏男くん?だいぶ変わったねww会いたかったよ!!」
普通ならここで感動の再会なんだが…2つのコブつきだった。
ハルイチ「おーし!役者が揃ったところで二次会行こうぜ!!」
おい主導権とるんじゃねぇ!!
プラ美がひっそりと近づいてきた…
プラ「ハルイチの事はまかせろ」 耳打ちされた。
409:
プラ「そうそうハルイチ、さっきオキャノ先生が探してたぜ。とりあえず挨拶しにだけ行こうや!!」
ハルイチ「えっ今??」
プラ「オキャノ先生二次会こんらしいからさ、一応二人で挨拶行ってこうよw」
ハルイチ「オーライト」
プラ美なんていぃ奴なんだ…
俺「冬女チャン、寒いし俺ら先行っておこうか?」
冬「そだねwwってか今日だよねタイムカプセル掘りだすの?」
オーマイガッ!!
あの暗黒歴史が今ここから始まった。
その話は後々…
410:
プラ美いい奴だなー
412:
すいません。
書きためしながら寝落ちしてしまいました。
ここからはサクサクと行きます。
今日中には終われると思います。
需要があれば今現在まで書いて行きます。
414:
俺「結婚おめでとうw」
冬「うんwありがとう」
その時俺は冬女チャンを直視することが出来なかった。ただもうすぐ彼女は結婚してしまう。
彼女の仕草一つが一つが愛らしき思えた。
俺はただ彼女に祝いの言葉を送ることしかできなかった。
ここで彼女を引き止めるわけには行かない。でも…
そんな事が数年起こるなんて今は想像もつかなった。
416:
彼女と俺は歩きはじめた!!ただ二人とも緊張のせいか少しよそよそしかった。
俺「あのさいつまでいるの??」
冬女「13日には帰るんよ…」俺「すぐやん…」
冬女「うん…」
二人きりになるとやっぱり喉から言葉が上がって行かない、テンションもだいぶ落ちてきた。
俺「そっかまたすぐ寂しくなるね…」
冬「うん…でもまたすぐに会えるよ!!」
俺「あのさ!帰る前にどこか遊びに行かない??12日とか空いてない??」
冬「ごめんなさい…12日は予定があるの…」
俺「そっか。予定ならしょうがない…」
冬「明日なら空いてるんだけど…」そう言って俺の手を握ってきた。
少し冷たかったけど俺はその手を握り返したんだ…
417:
朝からやべえ
会社どうしよ
418:
手を握る…だと!?
420:
この時は2006年の年始です。
424:
冬「会えてホントによかった…」
冬女チャンの目はうるうるとしている。
俺だって泣きくらいに嬉しかった、
俺「うん…またこの町で再会できたねw
俺はまだ冬女チャンの事好きだからさ、会えてホントに嬉しい」
正直な気持ちを彼女にぶつけたんだ。
冬女チャンが帰ってしまえば、次に会えるのはいつかわからない。
この時は噛まずにちゃんと言えたと思う。
そして彼女は強く手を握ってきた。
しばらくは二人で手を繋いだままそれ以上は何も話さず歩いていたんだ。
この時がずっと続けばいいのに…
このまま恋人同士にはなれなかったけど、この時はお互い同じ事を考えていたのかもしれない…冬の甘い思い出です。
425:
もう皆さんおわかりかと思いますが彼女が住んでいた街はM県K市です。
震災の時目を疑いました。この時はもう恋は終わっていましたが、そこまでは最後までちゃんと書きたいと思います。
よろしくお願いします。
426:
冬「明日どこ行こうか?」 俺「あっ…」
次の日は朝からのバイトのシフトが入っていた…どうしよう。
俺「ちょっと待っててね!」ヤバイ…ヤバイ…
何人かバイト休みのやつに電話した…
俺「頼む…明日変わってくれ…」
結果惨敗だった。
皆明日予定があるそうだ…あぁ…最後の望みをかけてアキヒコに電話したんだ。唯一バイト先での男友達。歳も同じ…今日は成人式だろう…
アキ「ちっーす」
周りが騒がしい、どうやら二次会の真っ最中のようだ…
俺「アキヒコ頼む明日シフト変わってくれまいか?」
アキ「はぁ???無理でしょ!今日は成人式だから朝まで飲む!悪いが他を当たってくれ!!」
俺「頼むよ!お前しかいないんだ…」
アキ「どーせ二次会とかで飲むんだろ??そんな事考えないでシフトいれたのは自己責任でしょ」
俺「違うんだ…好きだった娘が帰って来てる。明日どうしても二人で会いたいんだ…頼むよ」
アキ「…」
アキ「ん?じゃぁ飯奢ってくれるならいいぞwちゃんと報告もしろよ。」
この時アキヒコが神に見えた。
427:
「あっ…」
冬女チャンが何かに気が付いた。
冬「そういえば今日じゃない?タイムカプセル掘りにいくの?」
あっ…そうだ消防の時にそんな事やってたなぁ。 ちなみに冬女チャンとは違う小学校だった。
俺「あーあったね!冬女チャンのとこもタイムカプセル埋めたんだw」
冬「中学校の時も卒業前に埋めたんだよ!行こうw」
ふっ俺には関係のない話…しかし担任教師の思いやりが俺を地獄へいざなった
428:
二人で中学校まで向かった。成人式のあった市民会館からすぐのところにあった。
その時も手は繋いだままだった。
中学校に着くと皆結構集まっていた。
友人a「久しぶりだな夏男?、おっ冬チャンもいるじゃぁんw」
二人で来たことで、かなりからかわれた…でも嬉しかったよ。
冬チャンも恥ずかしそうに笑っていた。
少し老けた担任が現れた。担任は大きな缶を持っていた。
1人ずつ呼ぶから、この手紙を取りにくるように。
しかし俺は中学3年の時に転校したんだ…
「夏山」俺の名前が呼ばれた。俺そんなの書いた記憶ないんだけど…
431:
手紙には20歳の自分へと書かれていた。
うろ覚えだが…
二十歳の自分へ
その時あなたは何をしていますか?
目標に向かってつき進んでいますか?
夢を諦めないで下さい。 楽しかった日を胸に頑張っていることでしょう。
またここで皆と会える事が楽しみです。
さいとう まさし
ん??さいとう??
あれ?
手紙を集めたのは先生…まさか封筒入れ間違ってる
5分後さいとうまさしの笑い声が聞こえた。
432:
さいとう「やべぇこれ見ろよ」さいとうが笑いながらみんなに手紙を見せ始めた。
皆笑いながらこっちを見てる。
自分の書いた内容なんて何も覚えてない…
そして声に出して読まれた。
さいとう「僕はこの学校を離れたくありません。何故なら冬チャンの事が好きだからです。この手紙を取りに来る時。冬チャンにプロポーズしようと考えています。」
おいおいおい…俺そんな事書いたのか…
皆「キースしろキースしろ」わけわからないコールまで聞こえてくる。
本気で消え去りたかった。冬チャンもかなり困惑しているようだったし、担任はしまった的な顔をしていた。そして…伝説へ
435:
そして二度目の失恋を経験する…
おいキスしろよww
プロポーズしやがれww
そんな下衆な声が大きくなっていったんだ。
そして勢い余ってやっちまった…
俺「ずっと好きでした。俺と付き合って下さい。」
冬「…ごめんなさい。」
オワタ\(^O^)/
そりゃそうだよね、会場は大爆笑だったけどさ…そりゃそうだよね。
437:
仕事中に2ちゃんしてるのがバレました…
チャントシゴトシテキマス。
443:
仕事一段落。
2006年成人式再会。この時は冬はまだ誰とも付き合ってない。
2009年三度目の失恋 恋人がいることがわかる。←ここで10年目
2010年結婚という流れになる。
444:
少し投下
女の子のスルースキルとは高いもので、それ以降冬女チャンはその話には触れて来なかった。
冬女チャンは親戚の家に泊まっていたので、時間的に二次会には少ししか参加できず、その日それ以上の会話はなかった。
明日約束どうなるのかな?そう思いながら二次会、三次会へと足を運んだんだ。
ハルイチは用事で二次会までしか参加出来なかった。
結局三次会は俺、プラ美を中心とした仲良しグループで行くことになった。
446:
さすがにタイムカプセルの件はプラ美も苦笑いしていた。
プラ「まぁあれはないわw」
俺「…」
プラ「まぁ気を落とすなよ!元気があればなんでもできるww」
俺「…」
プラ「元気だせ!!くよくよしてても何も始まらないぞ!多分だけど、冬はアンタに気がある…」
俺「本当か?!」
プラ「と見てるんだけどねwあの娘、好きとか言わないからわからないんだよね。ただな連絡取れない時はアンタの事は心配しとったぜ。」
その時ケータイが光っていた。
「明日どうしますか?連絡待ってます」
俺「明日冬チャンと遊んでくる!」
プラ「おぉよかったじゃんw」プラ「あの娘は奥手だからグイグイいけw多分まだ誰とも付き合ったことないぜ!」俺「マジカル??」
プラ「中学の時も、高校の時もそんな話聞いたことないしさw多分女の勘だけどアンタに気がある!」
そう聞いて少しほっとした。今付き合ってる人いるの??なんて怖くて聞けなかったから…
プラ「まぁよかったよ。最近アンタ明るいしな。元気でてよかったよ!!」
俺「イヤお前のおかげだよ」そんな話をしながら三次会は楽しく時間が過ぎて行ったんだ。
447:
プラ「報告しとくけど、最近やっと彼氏が出来たw」
俺「おぉマジかよ!!よかったじゃん!おめでとうwいいなぁうんとラブラブしてもらえよw」
プラ「おう!!ってか知らなかったのかよ!」
俺「今初めて知ったしw」
プラ「ハルイチと付き合ってんだよ!」
俺「ええええ…マジ?マジ?ハルイチそんな事言ってなかったぞ。」
俺「まぁよかったやん!アイツとは付き合い長いしな。」
なんだそうだったのか… だから俺に協力してくれてたんだ。
なんだかんだ言ってプラ美も女なんだな。
ハルイチも昔から冬女チャン好きだったしな。
プラ美は嫉妬していたんだろう。
成人式の件でもハルイチは冬女チャンに連絡していたし、気になってたんだろうな。
お似合いカップルだ二人とも幸せになればいいのになぁ。
448:
楽しく三次会は終わった。そして朝までカラオケでオールした。
「明日は12時に?×駅集合でどうですか??」
冬女チャンにメールを返した。
今から会議があるので、行ってきます。
会議終わったら書きため投下します。
今日中に三度目の失恋と結婚の話までは行けそうです。
何回か恋愛があったんですが、やはり付き合えなかった一番の理由は遠距離だったからだと思います。
それも含めて書いてます。ノシ
450:
読み直しました。
この数年× この数年後? と書こうとしていました。訂正します。
452:
今日は色々あったな…その日は帰宅し床についた。
明日は冬女チャンと会える。何話そうかなぁ…そんな事を考えながら就寝した。
次の日、俺は少し早めに駅に着いた。
まだ冬女チャンの姿は見えない…俺はコンビニで待つ事にした。
しばらくして電話が鳴った。少し遅れるとのことだった。
453:
少し遅れて冬女チャンが現れた。
久しぶりに見る私服姿、本当に可愛かったんだ。
冬「ごめんね!寝坊しちゃって…」
俺「大丈夫、俺もさっき来たところだから!」
俺「今日はどこ行こうか?!」全くのノープランだった。
冬「ちょっと買い物に付き合って欲しいかな!」
俺「了解wんじゃ行こうか!」
電車に乗って目的地に向かった。
冬「二人で遊びに行くって懐かしいね!」
冬「夏男くんは最近もポルノ聴いてる??」
俺「最近は聞いてないなぁ…一応ベスト盤までは買ったんだけどね。」
冬「そっか、最近も何曲か出たんだよ!」
俺「冬チャンはずっと聴いてるん??」
冬「うんwもちろんw4今でも大ファンだよ!」
冬「夏男くんがファンやめてたのはちょっとショックかも…」
俺「いやいや辞めてたわけじゃないよ!忙しくてさ…」冬「じゃあ帰りちょっとタワレコ行かない?」
俺「おkんじゃポルノ先輩の冬女さんにご教授願いますね!」
その日は色々回ったんだ。
454:
一緒にお茶したり、買い物したり…時間はあっと言う間に過ぎて行ったんだ。
俺「もうこんな時間か…早いね時間が経つの。」
冬「うん…そうだね。」
俺「夜ご飯でも食べて行こうか?」
冬「夏男くんはお腹空いた?私はちょっといいかな…」
俺「じゃあさタワレコ行こうよ!さっき言ってたやん。」
冬「そうだね!行こうかw」タワレコに到着した。
冬「夏男くんはシングルはどこまで聴いてた??」
俺「ラックまでかな!それ以降はちょっと知らないかも!」
冬「じゃあさ結構最近まで聴いてたたんじゃんwよかったぁ」
そこからポルノトークに花を咲かせて行った。
その日彼女にすすめられてサンプχというアルバムを買った。
その帰り彼女とカラオケに行った。
俺たちは相変わらずのポルノオンリーだった。
455:
その帰りに聞いてみたんだ…昨日のことを。
俺「あのさ昨日の事なんだけどさ…」
冬「…うん」
俺「やっぱ俺じゃダメかな…俺今でも冬チャンの事…」
冬「…」
俺「…」
少し沈黙が続いた。
冬「ありがとう…私すごく嬉しい…」
冬「…でも」
俺「でも?」
冬「今は無理なの」
俺「…うん」
冬「…」冬女チャンが何か言ったように感じた。
俺「えっ?何か言った?」
冬「ううん何でもないよ!こんな私だけどずっと友達でいてねw」
俺「うん…また帰ってきたら遊ぼう。」
もうこの時は悲しいという気持ちはなかった。
ただまだ冬女チャンへの気持ちは変わらなかったんだ。
456:
そして別れの時が近づく。帰り道、二人とも口数は少なくなってた。
次にいつ会えるかもわからない…このまま会えないかもしれない。
俺は冬女チャンの手を握った。
俺「ごめん…でも今日だけは君と…次に会えるのかもわからない…だから」
冬女チャンは手を…離そうとはしなかった
冬「大丈夫また会えるよ。私また来るから、夏男くんも元気でね。」
男「…うんまた、俺も必ず俺も会いに行くから。」
そして別れの時がきた。
俺「じゃぁまたね!」
冬女チャンの手を離して見送ろうとした。
冬「夏男くん!はいこれ。」紙袋をもらった。
冬「またいっぱい話そうね!向こうに戻っても連絡するから!」
手を振りながら見送った。彼女の後ろ姿は少し小さくなって、人混みの中に消えていったんだ。
458:
切ないなぁ…
459:
切なすぎるわ
461:
その後家に着いた。
紙袋の中にはシングルのNaNaNaサマーガールとCD-Rが二枚合計三枚が入っていた。
私のマイベストという題でポルノのが15曲ずつ入っていたんだ。
丁寧な字で一曲一曲題名と歌詞が書いてあった。
それを見て切ない気持ちになった。
もうしばらく会えない… 次に会えるのはいつだろう。
彼女にもらったCDをかけながら、横になった。
462:
寂しさのあまり、誰かと話したくなった。
ハルイチに電話したんだ。
俺「もしもし」
ハルイチ「おぅどした??」
俺「すまんが少し話していいか??」
ハルイチ「おぅちょっと待ってや!今バイト上がりやねん、帰りお前んち寄ってええか?」
俺「あぁ…悪いな、待ってるよ。」
少し経って、バイクの音が聞こえた。
ハルイチ「おす…元気ないな!どした??」
俺「すまんな…お茶でいいか??」
ハルイチと話したんだ。
463:
ハルイチは大体わかってたんだと思う。
色々と打ち明けたんだ。 中学の頃から好きだった事。 高校時代振られた事。
今日も振られた事。
誰でもいい聞いて欲しかった。1人でいると胸が潰れそうなほど切なかった。
464:
ハルイチも語りだしたんだ。 ハルイチ「俺も冬チャンの事好きだったんだ…」
色々話してくれた。
中学時代に振られた事。
一緒の高校行きたかったけど、行けなかったこと。 大学入学する前に告白したこと。
俺「お互い…辛いなw」
ハルイチ「あぁ…w」
俺「ありがとう…お前と話せて元気でたわw」
ハルイチ「気にすんな!!俺も元気でたぜ。」
俺「それと…プラ美の事だけどさ大切にしてやってくれ。アイツは俺の恩人だ。」
ハルイチ「おぅ…ってか知ってたのか?」
俺「プラ美から聞いたぜ。何で黙ってたんだよw」
ハルイチ「いやさ、仲いいから気まずくなるかなぁと思って。」
ハルイチ「たまにはプラ美にも連絡してやってくれやw」
俺「浮気するかもしれんぞw」
ハルイチ「お前とチューしたのは知ってるw」
俺「マジか??!!すまん勢いあまって…」
ハルイチ「いやいやまだその時は付き合ってなかったから。」
俺「…すまん」
ハルイチ「気にすんなって…俺も夏男もプラ美も冬チャンも皆仲いいやん。俺ともずっと友達でいてくれよな。」
その日は夜遅くまでハルイチと語りあった。
少し気が紛れたんだ。
465:
次の日バイトを変わってくれたアキヒコと会った。 アキヒコは口は悪いけど良い奴だったんだ。
そして約束していた冬チャンと遊びに行ったこと全て話した。
アキヒコ「ちょっと押しが弱いんじゃない??」
アキヒコは愛の狩人と化していた。
色々と力説されたんだ。
アキヒコ「会いたいなら理由を作ればいいじゃんww」.アキヒコ「例えば…ポルノってライブとかやってないの?」
アキヒコ「周りにファンいなくてあれだから一緒に行かないって誘ってみるとか?」
俺「おぅそれいいね!」
アキヒコには色々とアドバイスもらったよ。
アキヒコのおかげできっかけができた。
そして一緒にライブに行くことになる。
468:
色々と調べた。
ポルノがあれば彼女と繋がってられる。
そういえばポルノグラフィティから始まったんだよな。
彼女と一緒にライブに行きたかった。
その為にポルノグラフィティのファンクラブにも入った。
そして2006年7月22日彼女と初めてのライブに行くことになった。
場所は横浜だった。
469:
彼女に電話した。
あの日以来…声を聞くことはなかった。
メールはしていたが、たまに着たり、こちらから送ったりするくらいだった。
電話したのは6月23日。
今でも覚えている。
470:
久しぶりの電話…呼び出し音がなる。
俺の胸は高鳴ってる。
断られたらどうしよう。 手は震えていた。
「もしもし?夏男くん?」
彼女が出た。
俺「久しぶり…元気してた??」
俺「あのさ実はポルノのライブ行くんだ!」
冬「えー凄いじゃんチケット当選したんだw」
俺「うんwそれでさもしよければ…一緒に行ってくれませんか?」
言えた!
冬「せっかく取れたチケットだよ…私なんかと行っちゃうなんてもったいないよw」
俺「冬チャンと一緒に行きたいんだダメかな??」
冬「今ちょっと財布がピンチだし、試験近いからちょっと厳しいかも…」
俺「そっか…もし行けるなら電話ちょうだい。待ってるから。」
そして少しの雑談後電話を切ったんだ。
474:
おはようございます。
少し投下します。
だらだら書いてしまって本当に申し訳ありません。
数日後彼女から連絡がきた。
「私でよければぜひ参加させて下さい。」
俺は舞い上がったww
また会える!
嬉しかった。
彼女に会える事、話せる事、全部が嬉しかったんだ。
その時もポルノグラフィティはずっと聴いていた。 彼女と俺を繋いでくれるたった一つのものだったから…そして今でも大ファンです。
聴くと泣きそうになる曲もあるけど、今では全部がいい思い出です。
475:
そしてライブ前日から横浜入りをしていた。
俺は久しぶりにおしゃれしたよ。
彼女に会える。それだけが嬉しくて。
その日は1人で色々と街を散策した。
何を話そうか?どんな顔して会おうか?彼女で頭がいっぱいだったと思う。
次の日彼女と再会した。 前に会って半年くらいしか経ってなかったが、数年ぶりに会うような感じに錯覚した。
この時もずっと彼女を好きになっていってたんだと思う。
476:
告白して、振られても友達として見れた。
だけど…一度でも異性として…一度手をつないでしまって、二人で歩いてしまって。
もう彼女は大切な存在になっていた。
彼女という存在は俺にとってかけがえのないものになっていたんだ。
一度、怪我をわずらい、いじめられて、人を信用出来なくなり、ずっと引きこもった。でも彼女に会いたいその一心で頑張ってこれた。
もう彼女以外には考えられなかったんだ。
477:
ただ彼女との距離は大きかった。
でもこの日少し近づけた気がした。
その日ライブ会場近くで待ち合わせをしていたんだ。ただ思い込みすぎて暗い顔にならないか心配だった。
でも彼女が現れたときには俺は笑顔に戻っていたw
彼女の笑顔は俺が考えていた不安を全て吹き飛ばしてくれた。
その日は蒸し暑く,じめじめしていた。
少し汗ばみながら彼女が現れた。
冬「お待たせw本日は誘ってくれて本当にありがとうw」
いつみても彼女の笑顔は素敵だったんだ。
478:
ライブはとても楽しかった。
タネウマライダーという曲から始まったと思う。
冬「あっわたしこの曲好きw」少しずつ盛り上がった。
暑い日差しと好きな曲に囲まれた夏の日は開放感につつまれていった。
冬「やばいねぇ?メチャ盛り上がってるw」
満面の笑みで俺に話しかけてくる。
俺「うんw超楽しいwライブ来てよかった!」
んあー♪んあー♪というイントロから始まった曲
ナナナサマーガール
この曲は本当に好きだった。
彼女からもらった曲でもあるし、爽快な夏の曲
冬「あっこの曲好きすぎwちゃんと聴いてくれた?」
俺「もちろんw」
俺のテンションが最高に上がったんだ。
そして昭仁さんがもろに歌詞を間違えた。
それもまたいい思い出になった。
479:
ライブ後、ポルノの話やライブの話しでかなり盛り上がった。
時間的にうちまでは帰れなかった。
冬「夏男くんは今日帰るの?」
男「いやもう遅いしどっか泊まろうと思ってる。」
冬「私も時間的にちょっとキツいかもw」
そう言って二人でホテルを探しはじめた。
休日ということもあって中々見つからなかったんだ。
480:
しえん
482:
どこも予約でいっぱいだった。
ネットカフェに入り検索さた結果、一つ空きのホテルを見つけた。
一部屋しか空いておらず。ツインベットの部屋だった。
仕方なしに俺たちはその部屋に泊まった。
夕食は一人で食べに行った。
その間彼女はシャワーを浴びていたと思う。
せめてもの気遣いだった。その時ついでに下着などの着替えや彼女の夕飯を買って行った。
少し経って部屋に戻ると、彼女は何か書いている様子だったが、俺に気が付いて「お帰りなさい」と声をかけた。
俺はシャワーを浴びはじめた。
夏だったこともありシャツがへばりつく位の汗をかいていた、もちろんこの時は緊張していた。
少し長めのシャワーになった。
483:
シャワーが終えると着替えて床についた。
1日があっという間に終わった。
その時彼女はご飯を食べながら、テレビを見ていた。
さすがに一日中歩き回ったこともあって疲れていた。
俺「先に寝るね。おやすみ」とだけ言って寝ようと目を閉じた。
ただ疲れてはいたが緊張して眠れなかった。
486:
しばらくして電気が消えた。一応寝たふりしていた。俺の緊張は極限まで来ていたがいつの間にか寝てしまってた。
夜中尿意をもよおし目が覚めた。
彼女は寝静まっていた。
時計を見たがそんなに時間は経ってなかった。
用を済まし、再び寝ようした。
冬「起きてる?」
冬女チャンが話しかけてきた。
今から用事があるので夜に投下します。ノシ
492:
用事が終わったので、今から仕事行ってきます。
少しですが書きため投下します。
俺「起きてるよ。」
冬「ごめんね…何だか寝つけなくて…」
少し会話した。
ライブの事、好きな曲、学校の事なんか。
ただ寝起きのせいかあんまり詳しくは覚えていない。
「こんなに続くとは思ってなかったね」と彼女が発した、それだけはちゃんと覚えている。
493:
俺「ん…何の事?」
俺は聞き返したと思う。
冬「中学2年の時から仲良くなって、こんなに続くなんさ。きっかけはポルノグラフィティだったよね。」
彼女は覚えていた。
「そうだっけ?」俺は適当に相槌した。
冬「最初に夏男くんにCD借りたのが始まりだったよねWそして私が先生に取られちゃったんだ。そしたら夏男くん凹んでたよねw」
俺「そんな事あったっけ?」と言ったものの、もちろん覚えていた。
彼女も覚えててくれた。
ここで俺は泣いていた。
布団をかぶり彼女にはばれないように。
嬉しかった…そして色々な想い出が蘇った。
中学時代、高校時代にばぁちゃんの元へ帰った事。
辛かった大学時代、…そして彼女に振られた事。
想い出の全てが鮮明に蘇ったたんだ。
494:
冬「夏男くんが転校したとき本当に悲しかったんだよ。何も言ってくれなかったからさ…私嫌われてるのかと思って」
俺「…」
多分もう話せなかった。
冬女チャン卑怯だよ、今こんな話しなくてもいいじゃん…俺が君の事好きだって知ってるだろ?二人きりの時にする話じゃないやん、キミの事はもっといい思い出にしたかったよ…
涙がとまらなった。
もうここからは話していない。
冬「もう寝た?」
冬「疲れてるもんね…ごめんねおやすみ」
それから朝まで眠れなかった。
少し経って、タバコを吸いにでた。
色んな想いが俺の中に駆け巡っていたんだ。
495:
次の日彼女と少し街を散策したんだ。
昨日のこともあって眠れなかった。
「夏男くんありがとうね誘ってくれて」
俺「うん…俺楽しかったよ。」
冬「私も楽しかった。またゆっくり会おうねw」
冬「昨日の事だけど聞いてた?」
俺「いや…眠たくてあんまり覚えてない。」
冬「そっか…」
冬「今すぐは無理だけど…ちゃんと答えだすからねw」よく聞き取れなかったけどそう言ったと思う。
俺「えっ…」
冬「じゃあこの辺でいいよ。またメールするね。」
そして昼過ぎに別れを告げた。
別れたのは駅から少し離れた広場だった。
彼女の後ろ姿を見ていた。人混みの中に見えなくなるまで見送ったんだ。
それから俺は一人街を散策した。
496:
楽しかったライブも終わり、電車に揺られていた。
この年は冬女チャンと会うこともなかった。
そこからは時間経つのが早かった。
夏は終わり、季節は巡る。あっという間に冬がきた。そんな時にプラ美から電話があった。
497:
プラ美は珍しく傷心した声だった。
プラ「今から行ってもいい?」
俺「いいよ。どうかしたのか?」
プラ「…行ってから話す。」
ハルイチと付き合ってからはプラ美と会うのは控えていた。久しぶりに会ったプラ美は泣いていた。
俺「どうしたんだよ??」
プラ「ハルイチに振られた。」
何があったのかは二人でことで俺には関係ない話だった、でもプラ美の落ち込みようを見て俺はハルイチへの怒りを覚えた。
505:
仕事中ですが少しずつ投下して行きます。
グダグダ話ですが、最後までお付き合いください。
今まで一度もプラ美が泣いてる姿なんて見たことがなかった。
プラ美はただひたすら泣いてる。
しばらくは何も語りかけずそっとしておいた。
「ハルイチ…ハルイチのばかぁ…」
俺「…しばらく出てくるからさ、ちょっと待ってて。」プラ美を一人残しドアを閉めた。
ハルイチに電話をした。
呼び出し音がなるが一向にハルイチはでる気配がない。
仕方なく部屋に戻る。
プラ美は泣いていたが、少し落ち着いた様子だった。プラ美「1人にしないでよぉ…」
俺「何があったんだ?教えてくれよ。」
プラ美に問い掛けたが、何も答えなかった。
更に問い掛けてはみたものの、「アンタは知らなくていいこと」の一点張りだった。
506:
しばらくして、バイトの時間になった。
その日はプラ美に帰るように促したが、頑として帰ろうとはしなかった。
プラ美を一人残して行く訳にはいかなかったが私情で仕事は休む訳にはいかなかった。
「ごめんバイトだから…すぐ帰るから」
そう言い残しバイト先に向かった。
その日は原付を借り新聞をくばった。
帰宅した時プラ美は泣き疲れて寝ていた。
507:
その日はハルイチとプラ美の事が気になって眠れなかった。
2人の問題…俺には関係ない話だと言い聞かせてみたものの、初めて見るプラ美の涙に胸を痛めた。
508:
そのまま朝まで考えていた。
プラ美が起きた。
俺「おはよう」
プラ美「昨日はごめんね…」 俺「気にすんなって。なぁ何が原因だったの??」
プラ美「私もが全部悪いの…だから何も聞かないで。お願い。」
その後プラ美は鬱いでしまった。
それ以上は何も聞けなかった。
そのままプラ美を家まで送った。
その日ハルイチから連絡はなかった。
509:
ハルイチへの怒りは増して行った。
しかしその後ハルイチと出会う機会はしばらくなかった。そして年が明けた2007年俺はバイトを辞める事を決めていた。
父親と和解し、一緒に仕事をする事になった。
その時は父は少し穏やかになっていた。
酒を辞め、少しずつ借金返済をしていた。
そして俺に頭を下げた。 「今まで申し訳なかった。家に戻ってきてくれないか…??」
家に戻る事は断った。
しかし一緒に仕事しようと決意した。
血は繋がってなくても、ずっと育てくれた。
その感謝だけは、恩返しだけはしたかった。
510:
3月末に今の会社に入社した。
仕事に慣れ始めた4月中頃冬女チャンからメールがあった。
「ポルノグラフィティライブチケットGETしましたw都合が合えば一緒に行きませんか?」
もちろん即答で返事を出した。
「嬉しいです!是非とも参加させて下さい。詳しい日程がわかったら連絡下さい。」
するとすぐに電話がかかってきた。
511:
冬「もしもし、夏男くんお久しぶりw」
久しぶりに聞いた冬女チャンの声…元気が出てきた。 俺「久しぶりだね、元気にしてた??」
冬「ごめんね…いきなり電話して。私も初めてライブチケット当選したのwwだからどうかなぁって一緒に思って。」
俺「是非行きたい!」
その後日程などを決めて電話を切った。
ポルノグラフィティのライブは嬉しかった…でも冬女チャンにまた会えることがもっと嬉しかったんだ。
512:
ライブの日にちは5月26日だった。
県外だったが然程遠くはなかった。
むしろ冬女チャンの方が断然に遠かったと思う。
OMC Open Music Cabinet
今思うと冬女チャンと行った最後のライブだった。
515:
5月26日…今日は一生忘れられない日になった。
冬女チャンとの最後のライブ。
ライブは中部地方のとある県で行われた。
m-cabiというポルノのアルバムをイメージして行われたライブ。
下調べはバッチリだった。
俺はこの日のために自分の好きな曲でベストを作った。
冬女チャンの真似かもしれないが、この時俺たちを繋いでくれているのは紛れもない"ポルノグラフィティ"だった。
そしてライブDVDも買った。もちろん冬女チャンへのプレゼントだ。
待ち合わせの場所へ向かった。
517:
もしなんて歴史には無いが、わかっていたならあんな別れ方はしなかった。
その日初めて待ち合わせに遅れた。
一時間も遅刻してしまった。開演時間までには時間はあるものの冬女チャンを待たしてしまった。
待ち合わせは静岡のとある駅。開演時間を考えるとゆっくり話す暇はなかった。
519:
二人は合流後急いでライブ会場へ向かった。
会場へ着くと入場が始まっていた。
俺のばかばかぁ…今回は一応俺なりにプランは立てていたんだ…
俺「ごめんね…遅刻しちゃって、今回はお誘いいただきありがとうございました。」
冬「いえいえwうちの周りポルノファンいなくて、夏男くんとなら話合うしさ、今日は私も楽しみだったんだよw」この一言に俺は舞い上がった。
この日のライブも好きな曲が多かったw
やっぱポルノのライブは盛り上がる。
楽しい時間は過ぎるのが本当に早い。
そして俺の一番大好きな曲もあった。
んあ?んあ?NaNaNaサマーガール 昭仁サンの掛け声と共に始まった。
この曲の想い出は語りつくせない。
冬女チャンにもらった思い出の曲。
俺「キターww」この日俺のテンションは最高潮に達したんだ。
520:
そして俺も会場の皆もそして冬女チャンも歌に合わせて手を振った。
曲の途中でイントロが変わった…
俺「??」この曲について俺は知らなかった。
静かなイントロ。
昭仁サンのNaNaNaウインターガールの掛け声と共に始まった。
爽快感あふれるサマーガールとは違い、静かな曲だった。
俺「この曲知ってる??」
冬「うん知ってるよ!アルバムに入ってたよ。」
後から知ったことなんだが、初回限定特典だったらしい。
月日は?あの夏の少女をこんなにも綺麗なレディに?初めて聴いた曲だったが何故か頭に残った。
自分がしている恋と重ね合わせたのかもしれない。
521:
冬女チャンはこの曲の最中うるうるとしていた。
冬「なんか切ないよね…夏はあんなに開放的な曲なのにね。」
俺「こんな続きがあったなんて…」
そして歌はサマーガールに戻った。
眩しくて?ぐぅぅ!
昭仁さんの真似をやってみた。
冬女チャンも負けじとやった。本当に愛らしかったww
522:
ライブも佳境を迎え、終わりが近づく。
ポルノグラフィティのライブは殆どある歌で締められる。
この時二人の喉は枯れ枯れだった。
それでも最後まで歌いきった。
俺「おぬし中々やるな…」
冬「いやいや夏男くんこそww」
ライブが終わり、会場から出ていく…その間二人の会話は尽きることはなかった。
俺「やっぱ盛り上がるね!!」冬「うん…でも知ってる人とくるともっと盛り上がるねww」
ただその日は少し違った。冬「今日はどうする?時間も遅いし泊まってくの??」俺「明日用事があるから帰らないといけないんだ…」
523:
冬「そっか…残念だね、夏男くんともっとお話したかったのに。」
俺「どーしても行かないといけない用事なんだ…」
今思うとそんなに大した用事でもなかった。
わかったなら、わかってたならこの日は冬女チャンともっと話したかった。
俺「はいwwこれプレゼント!!大したもんじゃないけどw」
冬「ありがとうw実は私もはいプレゼント!」
二人でプレゼントを交換しあった。
俺「あっ…ちょっと時間ヤバイかも、そろそろ行くね。」
冬「あの…すぐ駅そこだけどさ…」
冬女チャンは何か言いたそうだった。
そして俺の手を握ってきた。
冬「また会えるかな…??」
俺「またすぐに会えるさ、いつでも会いに行くからさ。」
胸の鼓動は高鳴って行った、緊張感のあまり失神しそうだった。
そして次に会うときには彼女は結婚が決まっているなんて想像もつかなかった。
524:
この話聞いてたら死にたくなってきた…
526:
>>524 死なないでくれ…俺は元気でやってるぜ!
ここまで書けるとは思っていませんでした。
後は帰宅後に書いて行きます。
もうほとんどこの話の続きはありません。
少しお待ちを…
525:
彼女がくれた物は、Tシャツとリストバンドだった。
その2つを見て電車の中でライブそして彼女の余韻に浸りながら帰路へと着いた。
527:
最初ふつうに両想いだよな。なんか勿体ないな‥
1は押しが甘過ぎるわ‥‥
529:
投下して行きます。
その年は仕事に追われ忙しい日々を過ごした。
定時はあるものの、帰るのは0時過ぎ全く定時を機能していない状態だった。
それに加え土日祝日はバイトをしていた。
もちろん会社にバレたらクビだったが、上司に相談したところ。
仕事に支障をきたさない程度なら認めてくれた。
家族協力して少しでも借金を減らして行こうとなった。その後の話だと…大変だったけど3年で完済したんだ。
531:
プラ美とは相変わらずだった。
その後ハルイチとの事にはあまり触れなかった。
就活やら、研究室に入って色々と忙しそうだったが、たまに会って酒飲んだりしていた。
前より少し綺麗になったんじゃないかな…w
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