由比ヶ浜結衣「やっはろー!」back

由比ヶ浜結衣「やっはろー!」


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1:
基本ガハマイチャコラ短編集?
―――
名前
結衣「やっはろー」
八幡「…おう」ペラペラ
結衣「あれ?ゆきのんは?」
八幡「さっき平塚先生に呼ばれて出ていったぞ」ペラペラ
結衣「そかー」ジー
八幡「…」ペラ
結衣「…寒いねー」ジー
八幡「……おう」ペラ
結衣「……ゆきのんまだかなぁ」
八幡「…おう」ペラ
結衣「…そういえばね!???」
五分後
(ダメだ…何言ってもおうしか言わない。ヒッキー本ばっか読んで相手してくれない)
(ん?そうだ!)
結衣「…そいえば今日の授業難しかったよね?。ヒッキー後で教えて?」
八幡「…おう」
結衣(やった!…次は)
結衣「…な、名前でよんで?」
八幡「…嫌だ」
結衣「そんなに嫌なんだ!?うわーん!」タタタッ
八幡「……恥ずかしいだろ」ボソッ
2:
――――――
ストーブ
結衣「やっはろー。ってストーブじゃん!」
八幡「おう」ヌクヌク
結衣「うぅー寒い。ストーブストーブ」
八幡「あっ。おい押すな。ここは俺の場所だ。ってくっつくな。近い近い近い。」
「あーもう。寒いんだから仕方ないじゃん」
「…なら俺がど… 」ギュッ
「いーの。これは寒いからだから」キュッ
「…そーかよ 」
「うん♪」グイッ
「……暖かいね」
「…し、しるか」
ガチャ
雪乃「…」
バタンッ?
「ま、待ってゆきのんー!」タタタッ
「…寒い」
3:
―――

小町「あ、お兄ちゃん!これ持っていっといたほうがいーよ!」つ傘
八幡「ん。わかった」
八幡「さすが小町予報」
ザァァァァ
八幡「ドンピシャだな…って」
八幡「何やってんだお前」
結衣「あ、あははー傘持ってなくて」
八幡「…三浦たちはどうした?」
結衣「へ?あぁ!私バスだから先に別れたの 」
八幡「…そうか。ホラ」
結衣「…?」
八幡「何ほおけてるんだ。やるよ」
結衣「や、いいよ!もう少し雨弱くなるの待つし!」
八幡「…風邪引かれたら困るんだよ」ボソッ
結衣「え?今…」
八幡「何でもない。とにかくこれは置いていくからな」スタスタ
結衣「待ってヒッキー!」タタタッ
八幡「何だよ濡れるだろ…俺が」
結衣「い、一緒にいこ!」
八幡「はぁ?」
結衣「ほ、ほら!それならあんま濡れないし!ひ、ヒッキーが風邪引いたら私困るし!あ、でもその場合は私が看病しに?じゃなくて!えっとえっと」
八幡「…はぁ。傘貸せ。俺が持つ」
結衣「え?あ、うん」
八幡「バス停どっちだ?」
結衣「あっちだよ」
八幡「行くぞ」
結衣「うん♪」
4:
――――
はにと?(笑)
結衣「やっはろー!」
八幡「おう」?
結衣「ヒッキー!これ食べようよ!」ジャジャーン
八幡「…コレ、ナニ」
結衣「ハニトーじゃん!」
八幡「…コレ、ダレガツクッタノ」
結衣「私だけど?ってかさっきから片言で喋ってどしたの?」
八幡「食べるのか…コレ?」
結衣「ふぇ?食べないの」モグモグ
八幡「ふぇ?とかあざといな。や、食べるって言ってもな」チラッ
結衣「おいしーよ??」モグモグ
八幡(普通に食べてるし…まぁ大丈夫か)
八幡「んじゃ、少しだけ」 パクッ
八幡「っ?!!」
(甘い!甘すぎるよコレ!なにこれ砂糖なの??ジャリジャリするよ??あ、もしかして揚げパンかな??しかも相変わらずクリームはくれないのね)
結衣「どう??」ニコニコ
八幡「…旨いよ」プイッ
結衣「??何で顔そらしたん??」
八幡「別に夕陽が眩しかっただけだ」
結衣「そっか!ハニト?うまぁ!」ニコニコ
八幡(まぁ、頑張ったんだろうしな。わざわざ批判して悲しませたら雪ノ下に殺されてしまうしな。うん。…それにたまには甘いのもいいだろう。ほら、俺って甘党だしな)
5:
―――
買い物
いろは「あれ?先輩?」
八幡「げ」
いろは「げ、とは何ですか」
八幡「お前苦手なんだよ。察しろ」
いろは「こんな可愛い後輩に失礼ですね?」スタスタ
八幡「や、何で隣を歩くの?バカなの? 」
いろは「えー?どうせなら一緒に買い物しましょうよー」クイッ
八幡「あざといから袖を摘まむな」
いろは「つれないなぁ―」
八幡「いいから離せ」
いろは「残念です。で、何を買いに来たんですか?」???
八幡「別に何でもない。漫画だ漫画」
いろは「…ここアクセサリーとか女物しかないですよ??」
八幡「…」 スタスタ
いろは「あ!逃げた」
いろは「…羨ましいなぁ」ボソッ
7:
―――
生徒会
いろは「こんにちは?」ガラガラ
八幡「げ」
結衣「あれ?いろはちゃん。やっはろー」
雪乃「こんにちは」
いろは「相変わらず先輩ひどいですね」
八幡「…」
いろは「無視ですか?」
雪乃「それで、何か用かしら?」
いろは「あ、先輩に生徒会手伝って貰おうと思いまして」
八幡「お呼びだぞ雪ノ下」
いろは「いえ、比企谷先輩ですよ」
八幡「…あー。俺はあれだ、あれ。とにかくあれだから無理だ」
いろは「…へぇ?そんなこと言うんですか?」ニヤリ
いろは「…実はですね!昨日先輩が」
八幡「よし、行くぞ。今すぐ行くぞ。労働って素晴らしいよな」ガタッ
結衣「な、なんだったんだろう」
雪乃「さぁ?」
いろは「クスクス。やっぱ先輩は面白いなぁ。それじゃあ先輩お借りしますね」ガラガラ
8:
―――
マフラー
結衣「ヒッキー帰ろー」スタスタ
八幡「や、お前バス通だろ」スタスタ
結衣「いーじゃん。そこまで一緒に行こーよ」スタスタ
八幡「ほら、俺はやく帰らないと小町がな」スタスタ
結衣「本当シスコンだなぁ…」スタスタ
八幡「放っておけ。千葉の兄貴は皆そうなんだよ」スタスタ
結衣「それ絶対間違ってるよ…」スタスタ
八幡「チャリ取ってくる」スタスタ
結衣「うんー校門で待ってるね?」スタスタ
八幡「…何か流されてる気がする。」スタスタ
結衣「ヒッキー遅いー。寒かったんだかんね」
八幡「いや、なら先に行けよ…」
結衣「でも、ヒッキー私がいなかったら心配するでしょ?」
八幡「しない。何も気にせず帰る」
結衣「そうかなぁ?…クチュン」
八幡(うわ、リアルでくしゃみがクチュンとかマジかよ。2次元だけじゃなかったのか)
結衣「ご、ごめん。…クチュン」
八幡「…」スルスル
結衣「ふぇ!?」スルスル
八幡「風邪引かれたら困るんだよ。前にも言ったろ」スルスルファサ
結衣「う、うん。ありがとう」カァァァ
八幡「…行くぞ」プイッ
結衣「えへへ。うん!」
9:
―――
マフラー
結衣「ヒッキー帰ろー」スタスタ
八幡「や、お前バス通だろ」スタスタ
結衣「いーじゃん。そこまで一緒に行こーよ」スタスタ
八幡「ほら、俺はやく帰らないと小町がな」スタスタ
結衣「本当シスコンだなぁ…」スタスタ
八幡「放っておけ。千葉の兄貴は皆そうなんだよ」スタスタ
結衣「それ絶対間違ってるよ…」スタスタ
八幡「チャリ取ってくる」スタスタ
結衣「うんー校門で待ってるね?」スタスタ
八幡「…何か流されてる気がする。」スタスタ
結衣「ヒッキー遅いー。寒かったんだかんね」
八幡「いや、なら先に行けよ…」
結衣「でも、ヒッキー私がいなかったら心配するでしょ?」
八幡「しない。何も気にせず帰る」
結衣「そうかなぁ?…クチュン」
八幡(うわ、リアルでくしゃみがクチュンとかマジかよ。2次元だけじゃなかったのか)
結衣「ご、ごめん。…クチュン」
八幡「…」スルスル
結衣「ふぇ!?」スルスル
八幡「風邪引かれたら困るんだよ。前にも言ったろ」スルスルファサ
結衣「う、うん。ありがとう」カァァァ
八幡「…行くぞ」プイッ
結衣「えへへ。うん!」
10:
―――
ラーメン
平塚「ふむ。ごちそうさん」
八幡「ご馳走さまでした」
平塚「何気にするな。私が勝手に誘ったんだからな」
八幡「はぁ。そうですか」
平塚「ま、ラーメン代の代わりに色々と話を聞けたからな。コレぐらい安いものだ」
八幡「勘弁してください…」
平塚「ふふふ。まぁそういうな。君たちは見守っていたいんだよ。危なっかしい奴等ばかりだからな」
八幡「そんなもんすか」
平塚「…奉仕部はどうだね?」
八幡「…相変わらず仲良く百合ってますよ?」
平塚「…ふむ。あまり進展は無しか」
八幡「…俺には先生が何をいってるのかわかりませんね」
平塚「……」
八幡「…」
平塚「由比ヶ浜か雪ノ下、どっちをとるのか楽しみだ」
八幡「おい。あんたろくでもないな」
11:
―――
予備校
川崎「ちょっと」
八幡「……」カリカリ
川崎「…」
川崎「…なぁ」
八幡「…」カリカリ
川崎「…」ウル
川崎「ち、ちょっと聞いてんの?」チョンチョン
八幡「え? 俺?」
川崎「あ、あんたしかいないし」
八幡(何故顔を赤らめる。いけない妄想してしまうだろ?川越さんよ)
12:
―――
冬休み
結衣「おっ疲れ?!」
八幡「テンション高いな」
結衣「当たり前じゃん!明日から休みだよ!」
雪乃「でも、由比ヶ浜さんはそろそろ勉強しないと間に合わないわよ?」
結衣「うぅー。ゆきのん辛辣だよーー」
八幡「ん?由比ヶ浜、進学するのか」
結衣「あ、うん。その、一応ね」
雪ノ下「もとの希望より三ランクも上を志望して一応なのね」
結衣「わぁぁぁ!言わないでぇ!」
八幡「…いや、それは無茶じゃないのか。何処だよそれ」
結衣「あ、その、えっと…ひ、秘密!」
八幡「はぁ??」
結衣「そ、それより。打ち上げいこうよ!」
八幡「断る」
雪乃「嫌よ」
結衣「即答だ!?…ゆきのーん!」ダキッ
雪乃「ちょ、ちょっと離れてくれないかしら?暑いわ」
八幡「…暖房消すか?」
雪乃「あ、あなたまで!」
結衣「それそれー♪いこうよー」スリスリ
雪乃「や、やめて。わかったから」
結衣「やった!」
八幡「んじゃ、今日は終わりだな。俺は帰る」
結衣「え?ヒッキーもいくんだからね!」
八幡「…え、、」
結衣「レッツGO!♪」
13:
―――

八幡「…寒い」
八幡「小町のやつ…この寒いなかアイスを買いにいかせるとは…お兄ちゃん的にポイント低いぞ」ブツブツ
雪乃「ブツブツと気持ち悪いわよ」
八幡「あ?…雪ノ下」
雪ノ下「まさかこんな時間にあなたと会うとはね。最悪ね」
八幡「…こんな時間に買い物かよ」
雪ノ下「悪い?貴方に指図されるいわれはないはずよ?」
八幡「そうだな…じゃあな」
雪乃「そうね。…あ」
八幡「どうした??…雪か」
雪乃「…そうね」
八幡「…風邪引く前に帰れよ」スタスタ
雪乃「えぇ。…比企谷くん」
八幡「?」ピタッ
雪乃「よい年を」
八幡「…あぁ。よい年を」
雪乃「…」スタスタ
八幡「…」
八幡「…俺も行くか」スタスタ
14:
―――
クリスマス?
八幡「…どうしてこうなった」
結衣「なにが??」
八幡「いや、なんでも。で、どうする?寒いし帰ろうぜ。うん」
結衣「自己完結しちゃうんだ!?」
八幡「や、寒いじゃん。それにリア充(笑)のカップルが多くてうざすぎる。なんなのあいつら?死ねよ。そんなクリスマスに外とか自殺行為だろ」
結衣「…」
八幡「ど、どうした?」
結衣「今、ヒッキーは男女で一緒にいるよ?」
八幡「…う」
結衣「それと寒いなら」ゴソゴソ
八幡「え」グルグルファサ
結衣「これで少しはましでしょ??」
八幡「いや、お前がコレつけろ。寒いだろ」
結衣「んーん。それはヒッキーが使って?その代わり」ゴソゴソ
結衣「コレ私に頂戴?」つマフラー
八幡「おま、それ」
結衣「だめ?」
八幡「…勝手にしろ」
結衣「うん!ありがとう」ニコニコ
八幡「…とりあえずどっか行こうぜ。寒い」
結衣「うん!ってあれ?ヒッキー顔赤くない?」
八幡「…こいつが暖かいからだろ」
結衣「…そっか!」
25:
―――
大魔王
八幡(さて、帰るか…ってあれは…)
陽乃「ひゃっはろー」
八幡「…ども」
陽乃「偶然だね!」
八幡「…そうっすね」
八幡(たまに外出した休日にこの人に会うとか…やっぱ自宅に引きこもるしかないな。それしかない)
陽乃「もしかして運命かなぁ?」
八幡「こんなので運命とか町出たら運命だらけですよ」
陽乃「ありゃ。それもそうだね!」
八幡「…で、今回はどうしたんですか?」
陽乃「んー?ちょっと雪乃ちゃんにね」
八幡「じゃ、俺はこれで」
陽乃「気にならないの?」???????
八幡「…他人事に首を突っ込む気はないので」
陽乃「ふーん。私は気になるなぁ」
八幡「?」
陽乃「比企谷くんがクリスマス何してたかとかすっごい気になるなぁ」
八幡「一日家でゲームしてました」
陽乃「……なぁんだ!そうだったんだ!てっきり雪乃ちゃんとデートしてると思ってたよ!」
八幡「いや、ないですよ。それじゃ」
陽乃「うん。それじゃあね。比企谷くん」
八幡(…こぇぇ。マジで怖い。さっさと帰ろう)
26:
―――
初詣
小町「お兄ちゃん!」
八幡「なんだよ?」モグモグ
小町「もー!お雑煮ばっか食べてないで。初詣行こうよ!」
八幡「寒い、やだ。ひとが多い。時間の無駄だ。その時間を勉強に当てろ」
小町「…」ニヤリ
八幡「?」
小町「じゃあーしょうがない!小町は勉強するね!でもでも、小町は今年受験なのです。でも、お参りはしたい!代わりに誰か行ってくれないかなぁ?」チラッ
八幡(狙いすぎだろ…)
八幡「…わかったよ」
小町「あ、お兄ちゃん。もう少し待ってて」
八幡「あ?」
ピンポーン
八幡「…おい」
小町「いってらっしゃい♪」ニコ
八幡「…あざといんだよ」ペシッ
小町「あう。ひっどいなー。ほら、早く行ってあげて」
八幡「やれやれ…」ガチャ
八幡「どちら様ですか」
陽乃「来ちゃった♪」
八幡「…」ガチャン!
八幡(なにやってんの小町!魔王と新年からたた戦うなんてむりだぞ。なんなら年中無理まである)
27:
「ひ、ヒッキーあけて」
八幡「?」
八幡(なんかアホの子の声が聞こえたんだが)
「はやくあけなさい。私たちを待たせるなんて許されると思ってるの?」
八幡(うわー。何か氷の女王の声も聞こえるよ)
小町「何やってるの?お兄ちゃん」
八幡「いや、ただの精神統一だ」
八幡「…」ガチャ
結衣「あ、ヒッキーやっはろー!」
八幡「新年からそれか」
雪乃「遅いわよ。貴方は時間すら守れないのかしら?」
八幡「お前もそれが新年初めての言葉か…」
陽乃「明けましておめでとー。今年もよろしくね!」
八幡「明けましておめでとうございます。今年はよろしくしないでください」
結衣「そっか!あけおめ!ヒッキー」?
八幡「…おう」
雪乃「それじゃあ行くわよ」
陽乃「あれ?雪乃ちゃんはいーの?」
雪乃「姉さんは早く帰ったら?」
陽乃「あーん。雪乃ちゃんが冷たいよー。比企谷くん」ダキッ
八幡「ちょ、やめてください」
雪乃「ちょっと、比企谷くん?何をデレデレしているの?気持ち悪い」?
八幡「してねーよ。どこ見て言ってんだ」
雪乃「貴方のその腐った目よ」
八幡「これは始めからだろうが…」
陽乃「ふふっそれじゃいこうか。比企谷くん何処に座る?真ん中?それとも私の膝?」
八幡「助手席でいいですか…」
陽乃「もー冷たいなー」
28:
神社
ガヤガヤ
八幡(ひと多すぎだろ…バカなのか…新年からワラワラと。これだからリア充は)
「…あれ?八幡??」
八幡「!!!この声は!」
戸塚「やっぱり、八幡だ。明けましておめでとうございます。今年もよろしくね」ニコ
八幡「とととと戸塚!あ、明けましておめでとうございます。今年どころか一生お願いします」
戸塚「あはは。やっぱ八幡は面白いね。それじゃあ僕あっちの人と来てるから、いくね」
八幡「お、おう。そ、それじゃあな」
戸塚「うん。バイバイ」フリフリ
八幡「…初詣っていいな」
結衣「おーい。ヒッキーいくよー?」
八幡「あぁ…とつかぁ」
結衣「もう。ヒッキー?」グイ
八幡「あ?あぁ。悪い」
結衣「もう!ヒッキー目を離すとすぐいなくなるんだから」
八幡「いや、そんなことはない」
結衣「もうすぐ順番だから早くいこ!」グイ
八幡「お、おい引っ張るなって」
結衣「ヒッキー何願うの?」
八幡「小町の受験祈願」
結衣「そっか。小町ちゃんウチ受けるんだもんね。じゃあ私も願わないとね」??
八幡「お前は他に何頼むの?」
結衣「えっとー。ゆきのんともっと仲良くなりますように。とか、料理がうまくなりますようにとか…後は」チラッ
八幡「なんだよ?」
結衣「ううん。なんでもない。とにかく色々だよ!」
八幡「欲張りなやつだな」
結衣「いいの!遠慮して諦めるのはもうやめたんだもん!欲張りになったの」
八幡「…そうか。まぁいいんじゃないか」
結衣「うん!」
八幡(まぁなんだ。俺も結構欲張りだったみたいだ。結局小町の受験祈願と世界平和と俺の小遣いアップと、後は…あいつの願いが少しは叶うように祈って今年の初詣は終わった)
29:
―――
新学期
八幡「…憂鬱だ」
小町「お兄ちゃんー早くしないと遅刻するよー」
八幡「はぁ…休み短すぎだろ」
小町「ほらほらー早くいくよー」
八幡「あいよ」
小町「あれ?お兄ちゃんのマフラーこんなのだっけ?」
八幡「…そうだが?」
小町「あっれー?確か水色だったきがするんだけどなー」
八幡「…ほら、しっかり捕まっとけよ

小町「んー?まぁいーか。よろしくね!お兄ちゃん」
八幡「…おう」ヒヤヒヤ
33:
―――
席替え
平塚「新学期なので席替えをするぞー」
八幡(トラウマの再来だな。適当に引くしかないが、出来れば窓際一番後ろがいいな。犠牲者が少なくてすむし。俺が真ん中の席になったときのあいつらの反応なんなの?両隣の女子は泣くし、こっちが泣きたいっての)
平塚「比企谷。早く引け」
八幡「あぁ。はい」
八幡(えーと八番っと。!!一番後ろ窓際!今年はついてるな)
「やぁ、よろしく」
八幡「なん…だと」
三浦??? 由比ヶ浜
八幡??? 葉山
葉山「どうかしたかい?」
八幡(詰んだろこれ。常に周りにリア充とか)
三浦「結衣ー?ボーッとしてどしたん?」
結衣「はっ!?や、なんでもないよ!」
八幡(死にてぇ)
34:
―――
プレゼント??
八幡「…よう」ガラガラ
雪乃「…こんにちは」ペラッ
八幡「…雪ノ下」
雪乃「何かしら?」
八幡「いや、何でもない」
雪乃「そう。なら話しかけないで頂戴」
八幡「悪かったな」
結衣「やっはろー!」ガラガラ
雪乃「こんにちは。由比ヶ浜さん」
結衣「ん?わぁー!ゆきのんそれ綺麗だね。ブレスレット?」
雪乃「そうみたいね」
結衣「可愛いなぁ。ゆきのんが買ったの?」
雪乃「いえ。貰い物よ。今朝下駄箱に入っていたのよ。名前も書いていなかったから誰からかわからないけれど」
八幡「…よくそんな怪しいのつける気になったな」
雪乃「せっかくの贈り物ですもの。例えそれが直接渡す勇気がなかった人からでも、ちゃんと受けとるわ」
結衣「へー。でもその人って凄いシャイなんだね。名前も書かずに置いていくなんて」
雪乃「そうね。その人にこう言いたいわね。ありがとう。と」チラッ
八幡「…」ペラッ
35:
―――
中二患者だって恋がしたい
材木座「どうだ八幡!渾身の力作だろう」フフン
八幡「…パクリすぎだろ」
材木座「はぅ!?」グサッ
八幡「まず、自分を主人公にするのはやめろっていっただろ?そして、中二病の少しデブな男が妄想の世界でこれまた中二病なヒロインに二刀流で無双してその強さにヒロインが惚れた?…痛すぎるだろ」
材木座「ぬがぁぁぁ」バタッ
八幡「しかも、なんかいろんな所から台詞引っ張ってきただろ?読者はすぐに気がつくぞ」
材木座「ぐぁぁぁぁぁぁ」バタバタ
結衣「中二もヒッキーもやっぱ仲良しだよねぇ」
雪乃「あれはそうなのかしら?」
結衣「だってヒッキー、文句言いながらでもちゃんと中二の小説よんでるじゃん?」
雪乃「そういえばそうね」
結衣「それってやっぱヒッキーもちゃんと中二の事思ってるってことじゃないかな?」
雪乃「…なるほどね…由比ヶ浜さんはよく見ているわね」
結衣「そ、そんなことないよ!」カァァ
八幡「あとこのイラスト可愛くない」
材木座「ぬぐぁぁぁああ」バタバタ
36:
―――
勉強
八幡「んじゃここは?」
結衣「…う」
八幡「じゃあ、これは?」
結衣「えっと…伝えられない思いを綴ったもの…かな?」
八幡「…正解。じゃあこれは?」
結衣「う」
八幡「…何で恋愛系の詩だけわかるの?頭恋愛だらけなの?」
結衣「う、うるさいし!ただわかるだけだし!」
八幡「少し休憩するか」
結衣「あ、うん」
八幡「…」
結衣「…」
結衣「えと、怒った?」
八幡「は?なんで?」
結衣「その…あんまりできてないから」
八幡「…いや、かなり頑張ってるだろ」
結衣「え?」
八幡「少なくとも冬休み前より学力上がってると思うぞ」
結衣「そ、そうかな?」
八幡「あぁ。だから、気にするな」
結衣「…うん」
八幡「…今日はもうやめるか」
結衣「え?ま、まだやるよ!」
八幡「こういうのは無理に突っ込んでも意味ないんだよ。だから今日はもうやめとけ」
結衣「う、うん…」シュン
八幡「…」ポリポリ
八幡「まぁ…なんだ?気分転換しにいくか?」
結衣「…え?」
八幡「嫌ならいいんだぞ」プイッ
結衣「…ううん!行く!行きたい!」パァッ
八幡「…」ポリポリ
41:
―――
肩揉み
結衣「ぁー。疲れたぁ」ググー
八幡「…少し休憩しろ」
結衣「うんー。そーするー」モミモミ
八幡「…」
結衣「?どしたの?」
八幡「…なんでもない」
結衣「んんっー。やっぱ自分じゃ上手くいかないや」モミモミ
八幡「…はぁ」
結衣「…」モミモミ
八幡「肩、揉んでやろうか」
結衣「は、はぁ!?な、なんで!!」
八幡「いや、そんな露骨にアピールされたら誰だって揉めって言われてるんだと思うだろ」
結衣「い、いやいや!そんなことないから!」アセアセ
八幡「え?違うの?ウチの小町とかしょっちゅうなんだけど…違ったのか」
結衣「だって…恥ずかしぃ。で、でもヒッキーなら」ボソ
結衣「ひ、ヒッキー」
八幡「ん?」
結衣「お、お願いしても、いい?」カァァ
八幡「嫌だ」プイッ
結衣「即答!?しかもヒッキーから言ったのに!?」
八幡「やっぱやめる。ほら、俺の指が折れる」
結衣「それどんな肩凝り!?」
42:
―――
成人
結衣「やっはろー!」ガラガラ
八幡「おー」
雪乃「こんにちは」
結衣「えへへー」ニコニコ
雪乃「…?」
八幡「?」
雪乃「どうしたのかしら?由比ヶ浜さん。随分と機嫌がいいみたいだけれど」
結衣「えへへー!だって今週末は成人じゃん!」
雪乃「?ええ。確かに成人の日ね…ああ。なるほど。三連休ですものね」
結衣「ちがくてー。ほら、もうすぐ大人の仲間入りじゃん?なんかワクワクするよね!」
八幡「…」
雪乃「…」
結衣「あれ?二人ともどしたん?」
八幡「……」
雪乃「……」
結衣「え?え?ゆきのん?ヒッキー!?」
雪乃「比企谷くん?」
八幡「何も聞くな。後、何も聞こえなかった」
雪乃「…そうね」
結衣「どういうこと!?ねぇどういうことなの!ゆきのーん!」
43:
―――
お手伝い
いろは「いろはちゃんですよー!」ガラガラ
八幡「帰れ」ガラガラ
いろは「あんっ。先輩ひどいー」
八幡「だからあざといんだよ。帰れ」
いろは「えー?そんなこと言うんですかぁ??」ニヤリ
八幡「く」
いろは「あはは。そんな訳で、行きますよ!先輩♪」
八幡「拒否権は…」
いろは「…」ニコリ
八幡「笑顔で脅迫とかマジで怖い」
いろは「ナニモイッテナイデスヨ?」ニコリ
八幡「…はぁ。由比ヶ浜。ちょっと行ってくる。雪ノ下に伝えておいてくれ」
結衣「あ、私も手伝おうか?」
八幡「…お前は少しでも勉強してくれ」
結衣「ひどくなぃ!?」ガーン
八幡(いやだって…成人の年もわからないアホな子なんだぞ!お前は)
八幡「俺が帰ってくる前に終わらせとけよ…後で見るから」
結衣「あ。…う、うん」
いろは「…よくもまぁ人前でイチャつけますね」ジトー
結衣「イチャ!?」カァァ
八幡「はぁ?ただ勉強教えてるだけだろ。さっさと行くぞ」スタスタ
いろは「これは、もしかしたら間に合わないのかなぁ」ボソ
いろは「まってー!先輩ー」
44:
―――
マイナスイオン
めぐり「あれ?比企谷くん?」
八幡「え?あー。えっと、城廻先輩」
めぐり「あ、覚えててくれたんだ!ありがとう」ポワポワ
八幡(何これマイナスイオン?)
八幡「まぁ人の観察が趣味なもんで」
めぐり「え!?観察!?」
八幡(しまった。言い方が酷すぎる。これじゃあ誤解される。…あれでも趣味は人間観察だし間違ってないのか。なにこれ死にたい)
めぐり「ね、寝癖とかついてないかな!?そ、それと顔にヨダレとか!?」ワタワタ
八幡(予想の斜め上をいったぞ…何このオーラ。戸塚の少し下ぐらいはあるんじゃないの?戸塚には勝てない。戸塚isNo.1)
めぐり「おっと」バサッ
八幡「…あ、俺が拾いますよ」?
めぐり「え!そんないいよ!ってわぁ!」バサバサッ
八幡「…」
めぐり「ご、ごめんなさい」
八幡「いや、いいですよ。」
めぐり「うぅー。本当にごめんねぇ」
八幡「これで最後っと。…これどこまで持っていくつもりだったんですか?」
めぐり「生徒会室だけど…っていいよ!?自分で持つから!」
八幡「いや、いいですよ。通り道ですし」スタスタ
八幡(まぁ一名会いたくないやつがいるが)
いろは「あれ?先輩??」
八幡「ち」
いろは「うっわー。こんなにどうどうと舌打ちをされると怒る気もしませんね」
八幡「勉強になっただろ」
いろは「いや、学んじゃいけないことですからね。それ」
めぐり「いろはちゃん。これ、先生からの書類だよー」
いろは「あ、わざわざすみません。…先輩が運んでくれたんですか?」
八幡「たまたまな」
いろは「じゃあお礼しますからよっていってください」
八幡「いや、いい。どーせそのまま雑用押し付けられるのが目に見える」
いろは「ち」
八幡「おい」
いろは「あはは!まぁそれは冗談ですよ。普通にお礼しますから。どうです?」
八幡「いいです」クイッ
八幡「?」
めぐり「比企谷くんのために紅茶いれるから。だめかな?」上目遣い?
八幡「わかりました」
いろは「切り返しはやっ!?」
八幡(や、無理だろ今の。断るとか男には絶対無理。マイナスイオン所じゃないわ。もはや何か別のもんだわ)
47:
―――
甘党の日
八幡「寒い」スタスタ
葉山「やぁ。おはよう」
八幡「…おう」
三浦「隼人ー。これあーしからのチョコ」
葉山「あぁ。ありがとう」
戸部「かぁー。隼人くんマジぱないわぁ」
葉山「何でだよ」
戸部「俺なんか去年は貰えなかったわー。隼人くんは去年もすごかったべ」
葉山「たまたまだよ」
八幡(うぜぇ…なんだこのリア充トーク。もっと意味のある会話しろよ)
三浦「ほら、あんたらのもあるから。んな情けない顔すんなし」
戸部「マジマジ!?」
八幡(…やっぱ三浦って面倒見いいんだな)
三浦「ほら」
八幡「?」
三浦「あんたの」
八幡「は? 」
三浦「は?じゃないし、あーしのチョコが要らないっての?」
八幡「いや、なんで」
三浦「あんたあーしの後ろだし。別に一個増えたって問題ないし。義・理だかんね!」
八幡「お、おう。ども」
八幡(まさか家族以外の初チョコが三浦になるとは。こりゃ小町もびっくりするな)
戸塚「八幡!」
八幡「と、とつかぁ。ど、どうした」
戸塚「これ。八幡に」
八幡「ま、まさか…」
戸塚「友チョコだよ!」
八幡(う、うぉぉぉぉぉぉぉ。俺今日死んでもいいかもしれない)
48:
八幡「あ、でも俺何も用意していない」
戸塚「ううん。気にしないで。こういうのは気持ちだから」ニコ
八幡「そ、そうか」
戸塚「うん!それじゃ他の人にも配ってくるね」タタタッ
八幡(何この気持ち。これもう絶対俺のことすきだよね?告白してもいいよね?そして二秒で振られてもいいよね!やっぱり振られちゃうのかよ)…コトッ
八幡「?」
川崎「…」テクテク
八幡「え?何これチョコ?まさか爆弾とか言う落ちじゃないよね?」
川崎「…」テクテク。ガタッ
川崎「…バカ」
八幡「さて、今日も部活か。いや、早く帰って戸塚のチョコを食べるか?」
いろは「せーんぱい♪」タタタッ
八幡「…俺は何も聞こえていない」スタスタ
いろは「捕まえたー!」ギュッ
八幡「ちょ、抱きつくな」
いろは「可愛いいろはちゃんですよー?」ススス
八幡「ちょ。マジやめろ」ゾクゾク
いろは「ん?もしかして、先輩」ツツー
八幡「っー!やめっ」
いろは「へー。背中が弱点だったんですね」ツツー
八幡「うるさい。何か用かよ。生徒会なら今日はパスだぞ。用事がある」
いろは「今日は違いますよー。日頃の感謝の気持ちを込めてこれを差し上げます!」
八幡「え、お前の義理チョコとか怖いんだけど。主に後からの見返り的意味で」
いろは「え?これ本命ですよ?」
八幡「え」
いろは「…」
八幡「…」
いろは「……」
八幡「…えっと」
いろは「…ぷ」
八幡「っ!」カァァ
いろは「あはははは。冗談ですよ?先輩♪ビックリしました?」
八幡「…モウナニモシンジナイ」タタタッ
いろは「…」
いろは「…嘘じゃないですよ。でも、冗談にしないと、先輩とお別れになるじゃないですか…」
49:
八幡「おーす」ガラガラ
結衣「あ、ヒッキー」
八幡「あれ、今日は早いのな」
結衣「う、うん」
八幡「なんだ?わかんないことでもあったか?」
結衣「いや、そうじゃなくて、その」
八幡「?」
結衣「こ、これ!」
八幡「え…」
結衣「あ、あんまし、上手くできなかったんだけど…それでもせっかく作ったし、不恰好だし美味しくないかもだけど!そのよかったら…」
八幡「…」
結衣「…」カァァ
八幡「…今開けていいか?」
結衣「え?う、うん」
八幡「いただきます」パリッ
結衣「…」チラチラ
八幡「…旨い」
結衣「ほ、ほんと?」
八幡「…ああ。すげえ旨いぞ」パクパク
結衣「よ、よかったー」ヘタヘタ
八幡「…おい。大丈夫か」
結衣「え、えへへ。ちょっと腰抜けちゃった」
結衣「よかった…」
八幡「…ありがとな」
結衣「…どーいたしまして!」
50:
八幡「んじゃ俺はカギ返してくるわ」
結衣「うん。…ゆきのん今日は来なかったね」
八幡「…最近休みがちだな」
結衣「うん…心配だよ」
八幡「…」
【気にならないの?】
八幡「…大丈夫さ。なんせあの雪ノ下だからな」
結衣「そう…かな」
八幡「ああ。何せ、氷の女王だぞ」
結衣「そんなことないと思うんだけどなぁ」タハハ
八幡(…本当はわかっているんだ。俺も由比ヶ浜も。それでもこうするしかない。俺達は信じるしかない。)
八幡「…まぁあれだ。俺はともかくお前になら何か話してくれるだろ」
結衣「そう…かな…」
八幡「…あぁ」
八幡(恐らく…いや、間違いなくそれはないだろう。そしてそれは由比ヶ浜だってわかってる。だが、もしかしたら由比ヶ浜なら。あの生徒会選挙のいざこざを何とかした由比ヶ浜なら可能性はあるのだ)
結衣「…ヒッキー?」
八幡「あぁ…すまん。大丈夫だ」
結衣「…そっか。話聞いてくれてありがとうね!また明日」フリフリ
八幡「…あぁ」テクテク
52:
八幡「平塚先生」
平塚「ん?おお。カギの返却か。お疲れさん」
八幡「はい。それじゃ」
平塚「あぁ。比企谷」ポイッ
八幡「おっとと」パシッ
平塚「女生徒からたくさんもらってな。よければ受け取ってくれ」
八幡「…先生女性には好かれるんすね。男性には好かれないのに」
平塚「ああ!?」
八幡「そ、それじゃあ!」タタタッ
八幡(あぶなかった…さっさと帰ろう)
八幡「あん?」
八幡(下駄箱になんかあるんだが…ラッピングされた箱?)
八幡「…いやいや。ないない」
八幡(まさか…な?)
小町「お帰りーおにーちゃん」
八幡「おー。たでーま」
小町「どうだったー?チョコ貰えた?…ってええええ!?」
八幡「え?何だよ」
小町「1、2、3、……な、7個」
小町「おおお、お兄ちゃん!今夜は赤飯だね!!」
八幡「おいこら、どういう意味だ」
小町「だってあのお兄ちゃんがバレンタインにチョコもって帰ってくるんだよ!?しかも7個も!!」
八幡「まぁ確かにちょっとありえないよな」
小町「ちょっとどころじゃないよ!天変地異だよ!」
八幡「そこまでいうか…」
小町「こんなにもらったんなら小町のは要らないかな?」
八幡「ばっか!貰うに決まってるだろ。つーか毎年楽しみにしてたんだぞ」
小町「うわー。我が兄ながら情けない…でも今のは小町的にポイント高いよ!」
八幡「なんでわざわざ一回貶すの?ねぇ。もしかして雪ノ下に似てきたの?それお兄ちゃん的にポイント低いよ」
小町「あーそーですねー。んじゃ食べよっか!」
八幡「…ああ」
53:
―――
テスト
結衣「ゆきのーん!」ガラガラ
雪ノ下「どうしたのかしら?そんなに慌てて」
結衣「見て見て!テストの結果!平均が70越えたよー!」
雪乃「当然よ。誰が教えたと思っているの。本当は80とれてもおかしくないはずよ」
八幡「おいおい…手厳しいな」
雪乃「当然よ。彼女はやればできるのだから」
結衣「ゆ、ゆきのん」
八幡「ふーん」
雪乃「何かしら?」
八幡「いや、随分と信頼してるんだな」
雪乃「信用しているのよ。だって…私の…と、友達…なのだし」
結衣「ゆきのん!」ガバッ
雪乃「ちょ、ちょっと由比ヶ浜さん」
結衣「私もっと頑張るね!」
58:
―――
数学
結衣「あ、ヒッキーそこ間違ってる」
八幡「ぐ」
結衣「そこも代入する場所違うよ。そっちじゃなくて、こっち」
八幡「…」ケシケシ
結衣「ここ、証明が証明じゃなくない??」
八幡「もうやめてくれ…俺のライフはもう0よ!」
雪乃「なにを言っているのかしら?」
八幡「何故だ…やり始めた当初は同じぐらいだったはずなのに」
雪乃「由比ヶ浜さんは元々やればできると言ったでしょ?」
結衣「えへへー。ゆきのんに褒められた」
雪乃「でも、由比ヶ浜さんも証明を間違えているわよ」
結衣「嘘!? 」
八幡「…くっそ。こいつより下なのは腹が立つ」
結衣「ヒッキーひどくない!?」
雪乃「最近は文系の方も伸びてきているし、国語学年三位も危ういわね」
八幡「それはない。まだ俺の領域には達していない」
結衣「うー。悔しいけどそうかも」
雪乃「あら?なぜ言い切れるのかしら」
結衣「ふぇ?それはよくヒッキーに勉強を」
八幡「アア、アンナトコロニパンサンガ!」
雪乃「!?」バッ
結衣「へ?」
八幡「こら」ペシッ
結衣「痛っ!ヒッキーさいてー」ムゥ
八幡「いや、何爆弾発言しようとしてんだよ」コソコソ
結衣「??」
八幡「こんなことばれたら俺は雪ノ下に、あなた、そんな時間まで由比ヶ浜さんと一緒にいるなんて、変態ね。とか言われるだろうが」コソコソ
結衣「や、さすがにそれはないと思うよ?」コソコソ
雪乃(…丸聞こえなのだけどね、それに今のあなた達の距離のが変態であると言うべきなのかしら?)
59:
―――
過去問
雪乃「今日は二人ともこれをやりなさい」
結衣「なーに?これ」
雪乃「由比ヶ浜さん。先週末になにがあったかわかるかしら?」
結衣「先週末?…カラオケ?」
雪乃「あなたねぇ…」
八幡「センター試験だろ」
雪乃「えぇ」
結衣「…ハンター試験?」
八幡「それ違う。どんな試験だよ」
雪乃「ハンター??」
八幡「センターな。由比ヶ浜」
結衣「ちょ、ちょっと間違えただけだし!」
八幡「 間違えすぎだろ…」
結衣「う、うっさい!」
雪乃(やっとこの痴話喧嘩のような言い合いにも慣れてきたわ)
65:
―――
お金
八幡「そういえばさ、何で志望校のレベルあげたんだ?」
結衣「今さら!?…んー」チラッ
八幡「なんだよ?」
結衣「…えっとね、色々理由はあるんだけどねー」
八幡「?」
結衣「あたし、一杯お金稼がないと駄目だから」
八幡「はぁ?…ああ。お前下に兄弟とかいたの?」
結衣「ううん。いないよ?」
八幡「?じゃあ何でそんな金がいるんだ?まぁ確かに世の中は金だし、あるには困らないがな」
結衣「ヒッキー捻くれすぎ」
八幡「何でだよ。この世の心理だろ」
結衣「とにかく、あたしは将来沢山稼がないといけないのだー」ニコニコ
八幡(何故笑顔で稼ぐとか言えるの…俺が女なら適当に金持ちの男の嫁にいって一生養ってもらうわ。専業主婦として)
結衣「だから大丈夫だよ!ヒッキー」ニコニコ
八幡「は?そこで何で俺が出るんだ」
結衣「えへへ」
66:
―――
兄離れ
八幡「雪が積るとかマジかよ…しかも1mぐらい積もったんじゃないかコレ」
小町「お兄ちゃん!手が止まってる!早く雪かきしないと学校遅刻しちゃうよー!」ガサガサ
八幡「くそっ!何で警報でねーんだよ!」ガサガサ
小町「うわーん。朝から重労働なんてついてないよー」
八幡「自転車もこの雪じゃ使えないし…走るしかないのか…」
小町「うー。足が冷たい…でも仕方ないかー。行こっ!お兄ちゃん」タタタッ
八幡「…はぁー。憂鬱だ」タタタッ
小町「…」タタタッ
八幡「…」タタタッ
小町「…変わったよね。お兄ちゃん」タタタッ
八幡「あ?なにがだよ。自慢じゃないが変わらないことに関しては自信があるぞ」タタタッ
小町「ううん。凄い変わったよ…だって前のお兄ちゃんなら、こんな雪じゃ危ないから学校に行けない。よし、自主休校だな。…とか言ってた思うよ」ピタッ
八幡「…」
小町「それが遅刻とか気にして走ってるんだよ?これは凄いことだよ」
八幡「…たまたまだろ」
小町「誰がお兄ちゃんをこんなに変えてくれたのかなぁー」
八幡「だから何も変わってないって」
小町「またまたー。本当はわかってるんでしょ?」
八幡「…」ペシッ
小町「あん。今のは小町的にというか、女の子的にポイント低いよー?」
八幡「…ほら。止まってたら遅刻するぞ」ギュッ
小町「ほら…さりげなくこんなことできるようになってる…」ボソッ
小町(…私もちゃんと兄離れしないとなぁ)
67:
―――
スキー
結衣「大変だよ!ゆきのん!」ガラガラ
雪乃「ど、どうしたのかしら?由比ヶ浜さん」
結衣「スキー実習だよ!」
雪乃「…?」
結衣「来週末のだよ!」
雪乃「…あぁ。そうね。確か去年中止だったのが今年に持ち越されたのだったかしら?」
結衣「あたし滑れないよー!」ナミダ
雪乃「いいのじゃない?事前に配布されたプリントで実力事の班分けをするようだし、初心者コースなら大丈夫よ」
結衣「そ、その…あたし…滑れるって書いちゃったの」
雪乃「…え?」
結衣「その…上級者コース選んじゃった…」
雪乃「あなたねぇ…」
結衣「えっと、ゆ、ゆきのんと一緒に滑りたかったし」
結衣「それに…ヒッキーも上級者コースだったんだもん」ボソッ
雪乃「まったく…何のための班分けだと思っているの?」
雪乃「…仕方ないわね。今週末に私と行きましょうか。ある程度滑れる程度にはなるでしょう」
結衣「ありがとう!ゆきのん大好き!」ガバッ
雪乃「も、もう止めてくれないかしら」
八幡(すっげぇ部室に入りずらいんですけど…)
74:
―――
スキー実習
結衣「ゆきだー!やまだー!ゲレンデだー!!」
八幡「まだ始まってすらないのに小学生かよ…さむ」
結衣「えー。ヒッキー外でないから感覚が狂ってるんじゃないの」
八幡「ばっか。俺は外に出ないわけではないし、それにこんな寒いのに元気でいられるお前の方が狂ってるんじゃないの?馬鹿はなんとやらだしな」
結衣「馬鹿ってなんだし!最近はヒッキーと変わらないし!ヒッキーより上だし!」
八幡「上ってなんだよ。上なのは数学だけじゃねーか。国語は未だに俺のが上だ。この学年2位の俺がな!」
結衣「威張ってるけどゆきのんに負けてるじゃん…」
八幡「あいつに勝てるやつは総武高にはいない」
結衣「でも、本当は勝ちたかったんでしょ?」
八幡「あ?」
結衣「ヒッキー凄い勉強してたもんね!」
八幡「…」ポリポリ
三浦「結衣ー!集合だよー!」
結衣「今行くー!ほら、行こっ!」パシッ
八幡「あ、おい!」
75:
―――
グループ
教師「思ったより上級者コースが多いのでグループを作りたいと思う。」
結衣(やった!)
教師「15人だから、5人組を作ればちょうどいいな」
結衣「ヒッキー!ゆきのん!」
雪乃「ええ」
八幡「あいよ」
葉山「俺たちもいいかい?」
三浦「ちょ、隼人!」
隼人「いいじゃないか。丁度5人だしね。だめかな?ヒキタニ君」
八幡「俺が決めるわけじゃない」
八幡(あとヒキタニくんはここにはいない)
八幡「お前らはどうなんだ?」
結衣「私は全然いーよ!ゆきのんは?」
雪乃「ええ、構わないわ」
結衣「じゃあ、決まりだね!」
葉山「よし。決まりだな」
八幡(何も起こりませんように)
76:
―――
特訓の成果?
八幡「思ったより皆滑れるのな」
雪乃「当然よ」
結衣「当然だし!」オットト
八幡(少し危ういけどな)
三浦「隼人ー!みてみてー!」サササ
隼人「ははは。ちゃんと前見て滑れよ」
結衣「ヒッキー!」
八幡「なんだー?」
結衣「どーよ。ちゃんと滑れてるっしょ」フフンッ
八幡「八の字だがな」
結衣「うるさいし!」
結衣「わっ!」バタンッ
八幡「わっバカ!」バタンッ
結衣「いったー!」
八幡「ったく。大丈夫か」
結衣「ご、ごめんね」
八幡「いいよ。ほら」つ
結衣「あ、ありがと」
八幡「気を付けろよ」プイッ
葉山「やっぱり仲が良いね」
雪乃「…そうね」
三浦「…ふーん」
77:
―――
食事
三浦「あーし、隼人の横!」
葉山「ん?ああ。どうぞ」
結衣「えーと、じゃああたしは優美子のよ…」
三浦「結衣は、あっちでいーんじゃない?」つ椅子二つの席
結衣「なんで!?」ガーン
三浦「おーい、ヒキオー」
八幡「…なんだよ?」
三浦「結衣とあそこで飯食いな」
八幡「…いや、何でだよ」
三浦「いーから」
八幡「…やれやれ。断る」
三浦「何でだし」
八幡「や、俺飯は一人派だから」
三浦「はぁ?何でわざわざ一人選ぶとかワケわからないし」
八幡「いーんだよ。じゃな」テクテク
結衣「あはは。ヒッキーらしいなぁ」
三浦「…本当わけわかんない」
結衣「…ごめん優美子!私ヒッキーの所行くね!」タタタッ
三浦「…余計なお世話だったかな?」
葉山「…いや、彼の場合は多少強引じゃないとダメだろうし…そういう意味じゃ良いのかもしれない」
三浦「…ありがと」
78:
―――
お休み
八幡「疲れた…」バタッ
葉山「はは、随分お疲れみたいだね」
八幡「や、久しぶりに全身使ったからな…」
葉山「でも、ヒキタニくん上手だったね」
八幡「まぁ少しかじってたからな」
葉山「謙遜しなくていいと思うよ」
八幡「…そりゃどうも」ゴロン
葉山「どうした?」
八幡「いや、疲れたから寝る」
葉山「そうか。電気消しておくよ」パチッ
八幡「…」
葉山「…」
葉山「最近どうなんだい?」
八幡「…何がだよ」
葉山「彼女とだよ」
八幡「…言っておくが、お前らの思ってることは一切ないからな」
葉山「…でも、彼女はそう思っていない」
八幡「…」
葉山「君だってわかってるんだろ?」
八幡「…」
葉山「…彼女は」
八幡「やめろ」
葉山「…そうだね。立ち入りすぎたね。ごめん」
八幡(…これだからリア充は嫌いなんだよ…勝手に自分の意思を押し付けるんじゃねーよ)
葉山「おやすみ」
八幡「…」
79:
―――
自由
教師「昨日の滑りで皆滑れることがわかった。まぁさすが自称上級者だ。今日の午前でスキー実習も終わりだ。時間まで好きにするといい」
八幡「…よし、旅館に帰るか」
結衣「ヒッキー!」
八幡「何?俺帰るんだけど」
結衣「一緒に滑ろ!」
八幡「いやだ」
結衣「ヒッキー即答好きだね!?」
八幡「や、雪ノ下と滑れよ」
結衣「ゆきのんはほら」つ
三浦「雪ノ下さん?私に勝てるっての?」
雪乃「ふふっ。貴女こそ、昨日貴女のフォームみたけれど、あれで私に勝てるつもりなのかしら?」
結衣「ほらね?」
八幡「や、ほらね?じゃないよ。何で止めないの。いつも止めてたじゃん」
結衣「んー隼人くんもいるし」
八幡「…」
結衣「それに、何となくだけどゆきのんと優美子はあんな風に言い合う方が仲良くなれる気がするの」
八幡「えっ、何それ怖い」
結衣「まー。そんなわけで!あたしと滑ろ♪」
八幡「…一回滑ったら帰るからな」
結衣「さー!いくよー!」ズサァァ
八幡「聞いてねぇし」
八幡「ったく…」サァァ
80:
―――
雪合戦
結衣「まさか、本当に一回で帰るなんて」
八幡「当たり前だ。寒いし。早く中入ろうぜ」
結衣「…えいっ!」ポイッ
八幡「冷たっ!…何しやがる」
結衣「えいっ!とりゃ!」ポイポイ
八幡「ほっ。とっ」ヒョイヒョイ
結衣「…えっと、えーっと、そだ!中に入りたくば、このあたしを倒してからにしな!」ポイポイポイッ
八幡「や、意味がわからんし。つーか雪投げるな。」ヒョイヒョイヒョイ
結衣「うるさーい!とりゃとりゃとりゃー」
八幡「うおっ。このやろう」ポイッ
結衣「ひゃぁ!冷たい。このー!」
川崎「バカップル」テクテク
81:
―――
バス
教師「忘れ物ないなー?では行くぞー」
八幡「まじ疲れた…寝る」ウトウト
結衣「えー?お菓子食べよーよ」
八幡「お前…なんでそんなに元気なの?ばかなの??」ウトウト
結衣「また馬鹿っていうー!もうー」
八幡「や、マジで…無理…ねる…」スヤスヤ
結衣「…ヒッキー?」
八幡「…」スヤスヤ
結衣「…」
八幡「……」スヤスヤ
結衣「…」パシャ
結衣「えへへ。お休みヒッキー♪」
88:
―――
受験
小町「とうとうこの日が…」ゴクッ
八幡「…ま、推薦入試だし、あんまり気負わず行ってこい。部室で待っててやるから」
小町「うん!任せといて!」タタタッ
八幡「…」スタスタ
八幡(…確かに小町も頑張ってた…それでも厳しいかもしれないな。)
八幡(小町は入試の期日が近づくにつれて成績が伸びなくなっていった。焦りがそうさせたんだと思う)
八幡「…頑張れ小町」ガラガラ
結衣「あ…ヒッキー… 」
八幡「…何でいるの?休みだぞ?」
結衣「いや、えっと」
八幡「あぁ。いい。わかってる」
結衣「ふぇ??」
八幡「入試日で休みだと知らずに登校してきたんだろ?そうだろ」
結衣「ち、違うし!ただ小町ちゃんが受験だから…その…応援に」
八幡「…」
結衣「やっぱ…変かな?」
八幡「…あいつは喜ぶと思うぞ」
結衣「そうかな?」
八幡「ああ」
結衣「そっか!」
?
八幡「…」ソワソワ
結衣「…大丈夫だよ」
八幡「…?」
結衣「小町ちゃんなら大丈夫!あんだけ頑張ってたんだもん!それにヒッキーも頑張ってたし!」
八幡「…根拠無さすぎだろ」プッ
結衣「大丈夫なのだ!うん!」
八幡「…そうか」ニコッ
89:
―――
結果発表
八幡「やっぱ人多いな」
小町「そうだね…」ゴクリ
八幡「…」ポンポン
小町「…えへへ」ナデナデ
結衣「ヒッキー!小町ちゃーん」タタタッ
八幡「あん?何でお前がいんの」
結衣「はぁ…はあ…本当はやめようと思った…んだけど…やっぱり、一緒にみたくて」ハァハァ
八幡「とりあえず落ち着け。今にも死にそうだぞ」
小町「結衣さん!わざわざありがとうございます。小町感激です」
結衣「ううん!全然だよ!」
八幡「…んじゃ、行くか」
小町「うん!ぜーったい、小町は受かってるよ!」ニコニコ
八幡(…由比ヶ浜のおかげだな)
結衣「そういや、小町ちゃん受験番号何番?」
小町「888ですね」
結衣「…まさかのゾロ目!?」
小町「しかも8ですよー」
結衣「凄いねー」
八幡(そのネタで俺がどれだけ弄られたと思ってるんだ…縁起いいだろ?八って。え?そうでもない?)
結衣「それじゃ、探そっか!」
小町「はい!」
八幡「中間より少し後かそこらだと思うぞ」
結衣「8…8…」
小町「860…866…872」
結衣「…あ」
八幡「…」ポンッ
小町「…受かった」
小町「うかったーーー!!」
結衣「うわー!小町ちゃーん!!」ガバッ
小町「やりましたよー!結衣さんー!」
八幡「…お疲れさん小町。…おめでとう」
結衣「小町ちゃん!おめでとう!来年からよろしくね!!」
小町「はいっ!」
結衣「よーし!今日は一緒に騒ごう!」
小町「はいっ!」
結衣「ほら、ヒッキーも!」
小町「行こっ!お兄ちゃん」
八幡(ま…今日ぐらいは、いいよな)
八幡「そんな急ぐなって…ゆっくりいこうぜ」
90:
―――
比企谷八幡の憂鬱
八幡「さて、二年生も残すところ後少し」
八幡「去年はのこの時期は何も考えず普通に進級を待つだけだった」
八幡「しかし、今年は…」
小町「お兄ちゃんさっきから何をブツブツ言ってるの?キモいよ?」
八幡(今年は…そう…考えなければならない)
八幡(もうすぐ来る3月14日について)
小町「だからキモいってお兄ちゃん」
八幡「え?喋ってなかったよね?」
91:
―――
作戦
八幡「なぁ…小町」
小町「んー?なにー?お兄ちゃん」
八幡「もうすぐ14日だよな」
小町「そだね。来週だねー」
八幡「何を貰えれば喜ぶよ?」
小町「小町はなんでもいーよ?小町はね」
八幡「う…その、具体的に教えてくれないか」
小町「…お兄ちゃん。今回、小町はノータッチだよ!」
八幡「え」
小町「お兄ちゃんが自分で考えて自分で完結させないとね!」
小町「それが一番いいと思うよ?」
八幡「…こんな時ばかり無駄に正論を」
小町「お兄ちゃんもそろそろ妹離れしないといけないのですよ」
八幡「…ばっか。少なくとも大学出るまではしねーよ」ナデナデ
小町「う…これはずるいよお兄ちゃん」
八幡「俺には誉め言葉だな」ナデナデ
小町「もー…仕方ない。ヒントをあげるよ」
小町「その人のことを考えてプレゼントを選びましょう」
八幡「それで?」
小町「ヒント終わり」
八幡「それヒントじゃなくね?」
小町「立派なヒントだよー」
八幡「どこがだよ…考えてわかんねーんだぞ」
小町「ダメダメだなぁ…と、に、か、く!今回は小町はなにも言いません!そろそろおねえちゃ…じゃなかった。結衣さんたちのことをしっかり考えたら?」テクテク
八幡「どーいうこったよ。はぁ…」
92:
―――
手作り
八幡「…よし、無難にクッキーでいいだろ」
八幡(そもそも義理ばっかだし)
八幡「……」
小町【その人のことを考えて】
八幡「…はぁ」
八幡「…とりあえず作るか」
93:
―――
3月14日
八幡(さて…ついに来てしまったわけだが)
八幡「本当にこんなんでいけるのか…」
小町「おはよーおにーちゃん」
八幡「おはようさん。とりあえずコレな」
小町「おーお兄ちゃんありがと。昼休みにでも食べるよ」
八幡「そうしてくれ」
小町「…で、他の人には?」
八幡「まぁ義理は返さないとな。俺は義理と人情に厚いからな」
小町「ヘーソーナンダー」
八幡「もうちっと感情こめてくれよ…」
小町「まー頑張ってね!お兄ちゃん」
94:
―――
手渡し
八幡(とりあえずあいつのは下駄箱でいいだろ。よし、これで一個消化)
八幡(次は…)
いろは「あれ?おはよーございます先輩」
八幡「ん?あぁお前か」
いろは「対応ひどくないですかっ!?」
八幡「…あー」
いろは「?」
八幡「これやる。要らなきゃ捨てろ」
いろは「…ふぇ!?」
八幡「あざとすぎる」
いろは「あ、あのれすね、こ、これって」
八幡「落ち着け噛みすぎだ」
いろは「ほ、ホワイトデーですか?」
八幡「あぁ。義理とはいえもらったからな。俺は義理と人情に厚いんだ」
いろは「うわー…先輩は一番言っちゃいけないですよそれ」
八幡「んじゃな」
いろは「あ、先輩」
八幡「ん」
いろは「ありがとうございます」ニコッ
八幡「ああ」
八幡(さて、予定は狂ったが順調だ)
95:
八幡「うす」
葉山「おはよう」
三浦「…」ポチポチ
結衣「おはよー」ソワソワ
八幡「ぁー。三浦」
三浦「…なーに?」
八幡「これ。前のチョコのお返しだ。要らなきゃ捨てろ」
三浦「…へー。あんたはそういうのしないと思ってたわ。…あんがと」
八幡(ふぅ…とりあえず朝はこんなもんだろ。…しまったあああ。と、戸塚の分忘れてた!)
結衣「…」ソワソワ
八幡「…」ガタッ
結衣「…」ビクッ
八幡「と、戸塚!」タタタッ
結衣「…むぅー」
96:
―――
昼休み
八幡(さて、飯も食ったし行くか)
八幡「…」キィ
川崎「…」
八幡「よう。やっぱここだったか」
川崎「なんだ、あんたか…」
八幡「俺で悪かったな。ホラ」
川崎「?」
八幡「チョコのお返しだ。ありがたく食べろ」
川崎「何で上からなんだ。まぁ、ありがと」
八幡「じゃあな」スタスタ
八幡「さてと…」
八幡「失礼します」
平塚「…」ガツガツ
八幡(焼き肉弁当に夢中で気づいてない…)
八幡(…)スッ
八幡「失礼しました」
八幡「まぁ置いといたし大丈夫だろ。あんなに美味しそうに食べてるの邪魔するのも悪いしな」
八幡(後はあいつだけか…)
97:
八幡「…」ペラペラ
雪乃「…」ペラペラ
結衣「…」ソワソワ
雪乃「…今日はここまでね」パタンッ
結衣「へ?」
八幡「…なんか早くないか?」
雪乃「…少し用があるのよ」チラリ
結衣「?」
雪乃「それじゃ、私は鍵を返してくるわ」ジロリ
八幡(すげー睨んでる。…なんとかなく理由はわかるが)
八幡「…」
結衣「…」ソワソワ
八幡「あの…さ」
結衣「な、なに?」
八幡「これ、やる」
結衣「?なんか重いね」
結衣「…あけていい?」
八幡「…好きにしろ」
結衣「料理の本…とこれは?」
八幡「俺が昔使ってた本だ。そん中で解らないことがあるなら教えてやる。そいつはあれだ、デザートフェアのチケットだ」
結衣「えっと…二枚あるんだけど?」
八幡「好きな奴誘って行けよ。三浦とか雪ノ下とか」
結衣「ヒッキー」
八幡「え」
結衣「ヒッキーといきたい」
八幡「…」ポリポリ
八幡「そのうちな」
結衣「うん!今週末ね!」
八幡「え。今週なのね…」
結衣「ヒッキーのそのうちは長いからね!」
八幡「…はぁ」
結衣「えへへ。ありがとうヒッキー!」ニコリ
八幡「…どういたしまして」
結衣「デザフェ終わったら料理一緒に作ろうね!」
八幡「や、わからなかったらって言っただろ…聞いてなかったの?」
結衣「楽しみだなぁ♪」
110:
―――
準備
小町「あーでもない。こーでもない」バタバタ
八幡「も、いつものでいーじゃん」
小町「だめー!小町はそんなの許さない!初デートだよ!?記念の日なんだよ!」
八幡「デートじゃないし、ただデザート食って飯作るだけだし」
小町「や、それをデートじゃないと言うのは厳しいと思うよ?お兄ちゃん」
八幡「…いや、まぁ」
小町「とにかく!お母さんに予算はたっぷり貰ってるから、お兄ちゃんも選んで!」イソイソ
八幡「…げ、3万近くするじゃん…ただの布だぞ…」ゲンナリ
111:
―――
デート
八幡(…早く来すぎた…まだ時間まで30分あるよ…いやまぁ、決して家にいて落ち着かなかったわけではなく、紳士たるもの常に素早く行動せよと言われているし、それにあいつはドジだから時間間違えるかもしれないし?そんときに待たせるのも悪いし…俺はさっきから誰に言い訳してるんだ?自分だな。なにこれ超落ち着いてる)
結衣「ごっ!ごめんヒッキー!!」タタタッ
八幡「ん?」
結衣「遅れちゃった?待ってた?」ハァハァ
八幡「遅れてないし。待ってもない。とにかく落ち着け」
結衣「ご…ごめん」フゥ
八幡「…」
結衣「…」
八結「「あの」」
八幡「…」
結衣「…」
八結「「先にどうぞ」」
八幡「…プッ」
結衣「…あははっ」
八幡「…行くか」
結衣「…うん!」
八幡(…やっぱ早く来といてよかったな)
結衣(なんかさっきのデートっぽかったなー)カァァァ
112:
―――
デザフェ
結衣「うっまー!甘っ!んー!」モグモグ
八幡「…」モグモグ
結衣「ヒッキーこれヤバイよー!」モグモグ
八幡「…」モグモグ
結衣「…もっとトークしようよ!?」ガーン
八幡「や、もっと食えよ」モグモグ
結衣「ヒッキー私より甘党だ!?」
113:
―――
デート2
結衣「んー!おいしかったー!」
八幡「そうだなー満足したし、帰るか」
結衣「だから何でそんな帰宅したがるの!?」
八幡「…むしろこれから何するんだよ?」
結衣「もっちろん!カラオケ!」
八幡「前も行ったからいい」
結衣「ボウリングー!」
八幡「腕が疲れる」
結衣「よーし!スコア低い方が勝った方に命令できる!」
八幡「え?それでいーのか?」
結衣「へ?」
114:
―――
帰宅しよう。そうしよう
八幡「ふー。疲れた」
結衣「いやー楽しかったねぇ!」
八幡「お前…強すぎ」
結衣「へ?ヒッキーだって上手かったよ??」
八幡「いや、スコア230とかいかねーから普通。つーか自信あったからあんな勝負言い出したんだろ」
結衣「そんなことないし!ヒッキーだって1回私のスコア抜いたじゃん」
八幡「お前が投げるたびに運悪く1ピンだけ残ってたときな」
結衣「そうそうー!あれ絶対おかしいよー」プクー
八幡「…んで?」
結衣「どしたの?」
八幡「や、もういい時間だし帰るのか?」
結衣「…えっと、ヒッキーの家…行っていい?」
八幡「…は?」
結衣「…ほ、ほら勝者の賭け!」
八幡「いや、お前の決めたルールだと俺の特典なんだがな」
結衣「なんでっ!?」
115:
―――
料理
八幡(はめられた…結局連れてきてしまった俺も悪いが…しかし、まさか)
八幡(家につくと両親はおろか、小町もいなかった。置き手紙には明日まで出掛けてきます…だと?)
結衣「ヒッキー?」
八幡「ひゃい!」
結衣「え?どしたの」
八幡「い、いや。何でもない」
八幡(落ち着け!意識するな…脳内に材木座を呼べ)
八幡「ま、まぁとりあえず飯にするか?結構いい時間だし」
結衣「あ、うん!」
八幡「んじゃテレビでも見といてくれ」
結衣「へ?一緒に作るんじゃないの?」
八幡「いや、お客さんだし」
結衣「…だめ?」ウルウル
八幡「ぐ…」
八幡「…わかったよ」
結衣「やった!ありがとヒッキー!」
八幡「…胃薬あったかなぁ」
八幡(まぁなんだ…結果的に胃薬はいらなかった…一緒に作ったし当然か。しかし一品だけ凄いのが出来ていた。俺が一緒に作ったのにも関わらずだ。それを食すのにかなりの精神を要した…どうして一緒に作ったのにこうなったんだろうなぁ…人類の不思議かもしれない。何処かの団長さんこいつに料理を教えてやってくれ)
116:
―――
入学
小町「みてみてー!お兄ちゃん!」ジャーン
八幡「あー…世界一かわいいよ」
小町「わー相変わらず適当だなぁ。折角のお披露目なのにー」
八幡「や、春休みにも見たからな」
小町「うふふー!今日から登校が楽になるなぁ♪」
八幡「おい。おい。まさか最後まで乗る気か」
小町「♪」
八幡「まじかよ…はぁ」
小町「さーいくんだー!お兄ちゃん!小町に入学式から遅刻するダメ人間のレッテルを貼るきー?」
八幡「いや、休みのはずの兄貴叩き起こして自転車で送迎させる時点でそうとうだぞ…」
小町「えへへ!小町の特等席なのだ!」
八幡「…やれやれ」
小町「…もうすぐ取られちゃうかもだけどね」
八幡「ねーよ」ペシッ
小町「あぅ」
八幡「…ま、今日は式と説明だけだそうし、帰りにサイゼでも寄ろうぜ」
小町「わ。お兄ちゃんの奢りだ」
八幡「…やっぱ帰るか。うん。そうしよう」
小町「えー?小町的にポイント低いー」
八幡「…さて、しっかり捕まっとけよ」
小町「はーい」
126:
―――
嘘の日
八幡「ん…メール?」ブーンブーン
結衣【私実はヒッキーのこと大っ嫌いなんだ!】
八幡「…これが誤送信だったら屋上から飛び降りる自信があるぞ」
八幡「……」ポチポチ
結衣「あ、きた」ブーンブーン
八幡【残念だ。俺は大好きだったのに。さよなら結衣】
結衣「え。え。えぇぇ!?」
結衣「不味い…不味いよぉ!こんなのでお別れなの?…そんなのやだょ」ジワァ
結衣「えっととりあえず、ネタばらしをして謝って!」ブーンブーン
結衣「わわ。またメール。えーっと」
八幡【嘘だ】
結衣「…ヒッキーのばかぁ!」
127:
―――
クラス分け
八幡(なん…だと)
Bクラス 八幡
Dクラス 戸塚
八幡「くそぅ」
結衣「ヒッキーいくよー?」
八幡「え…言っておくが今日からクラス変わってるからな?二年の教室じゃないからな?はぁ…戸塚ぁ」
結衣「バカにしすぎだし!ヒッキー私と同じクラスだし!」
八幡「…はぁ」
結衣「なんでため息!?失礼しちゃうよ!」プンプン
八幡「や、なんでも」
小町「ふっふっふー」
八幡「うおっ!小町いたのか」
小町「一緒にきたんでしょうが…まぁそれより!結衣さん結衣さん」
結衣「なにかな??」
小町「さっきお兄ちゃんは結衣さんと同じクラスと聞いてほほが緩んでましたよ!」
八幡「なっ!」
小町「常に笑顔が気持ち悪い兄ですが喜ぶとさらにキモくなるんですよ!これは間違いないですね」
結衣「そ、そうなんだ!…えへへ!そっか嬉かったんだ?」
八幡「知らん。勝手に決め付けるな」プイッ
結衣「あ、まってよー!小町ちゃん!またね!」フリフリ
小町「はーい」フリフリ
小町「…あれでまだ付き合ってないのかぁー…お兄ちゃんダメダメだなぁ」ヤレヤレ
128:
―――
教室
結衣「ヒッキー」
結衣「ねぇヒッキー」
結衣「ヒッキーさっきの授業の」
結衣「ヒッキーご飯食べよー」
八幡「……」スタスタ
結衣「ねぇーたべよー?」テクテク
八幡「お前どうしたの?」
結衣「なにが?」
八幡(…周りを気にして場を乱さない。それがこいつだ。だけど今日のこいつはおかしい。思い当たるふしと言えば)
八幡「…俺なら大丈夫だからさ」
結衣「…何が?」
八幡「心配すんなよ。慣れてるからさ」
結衣「…」ムスッ
八幡(多分こいつは朝の出来事を気にしてる)
八幡(新クラスの自己紹介。そこでちょっと問題が起きた。ただそれだけだ、俺は去年色々やらかして少しだけ有名になってたからな。攻撃の対象になったわけだ。俺の自己紹介の時に明らかに空気が変わった)
八幡「…何でお前が怒るんだよ」
結衣「だって…」ムスッ
八幡(…変わったよ。お前は。でも、だからこそ危ないんだ。今回は三浦も葉山もクラスにいない。俺と関わってこいつをカーストから落とすわけにはいかないんだ)
129:
八幡「お前…もう教室では話しかけるな」
結衣「やだ」
八幡「即答かよ…だが、だめだ」
結衣「ヒッキーは私を心配してるんでしょ?」
八幡(…やっぱそうなるよな。由比ヶ浜は優しいもんな…だから…だからこそ)
八幡「してねーよ。俺がしてるのは、いつだって自分の心配だけだ」
結衣「嘘だよ」
八幡(…ごめん)
八幡「…はっきり言って迷惑だ」
結衣「…っ」
八幡「お前が俺に話しかけるせいで、余計に噂が流れるんだよ。俺は静かに過ごしたいんだ。だからお前が話しかけてくるのは迷惑なんだよ」
八幡(あぁ…情けない。体が震えそうだ。声震えてなかったか?今だけはしっかりと声を張れ。目を見ろ)
結衣「…やだ」ツン
八幡「あのな」
結衣「だから何?あたしはヒッキーと喋るのを止めないよ?それに前も言ったじゃん」
八幡「?」
結衣「こっちから行くって!私は欲張りになったって!」
八幡「…」
結衣「私は周りを気にしない。私は私の大好きな人達と一緒にいれたら…それでいいの!だからヒッキーと離れたりしない。たとえヒッキーが酷いこと言っても…それが本心じゃないってわかってるから…」
八幡「…そうかよ」
結衣「うん。そーだ!」ニカッ
八幡(…こうなったら仕方ないな)
八幡「お前…たまに頑固だよな」
結衣「えへへー。一年間ヒッキーとゆきのん見てきたからね!」
八幡「…そんなもんか」ポリポリ
結衣「さ、ヒッキー!ご飯食べよ!」
八幡「…ああ」
八幡(…何とかしないとな…こいつのためにも)
130:
―――
新生奉仕部
八幡「うーす」ガラガラ
結衣「やっはろー」
雪乃「こんにちは。由比ヶ浜さん…と誰?依頼者かしら?生憎うちは目の腐りを治すことはできないのだけど」
八幡「おい…」
結衣「あはは。久しぶりだねーゆきのん」
雪乃「えぇ。そうね」
結衣「元気してたー?」
雪乃「ええ」
ワイワイ
八幡「…」ペラッ
「やっはろー!」ガラガラ
結衣「へ?」
雪乃「あら」
小町「どもー!」
結衣「小町ちゃん!」
小町「どうもどうも」
雪乃「こんにちは」
八幡「…まさか」
小町「雪乃さん!これ!」
雪乃「これは…入部届け?」
小町「はいっ!受理の方お願いします」
八幡「小町」
雪乃「承りました」
小町「やったー!これからよろしくお願いします」
結衣「よろしくねー!小町ちゃん」
小町「はいっ!」
八幡「…お兄ちゃんちょっと悲しい」ズーン
138:
―――
メール
小町「普段奉仕部は何してるんですか?」
八幡「読書」
結衣「携帯かなぁ」
雪乃「依頼主を待っているわ」
小町「うわー。見事にバラバラだぁ。た、たしかメールでの相談も受け付けてるんですよね!」
八幡「あぁ…そういえば」
結衣「すっかり忘れてたねー」
雪乃「そうね。貯まっているかもしれないわね」
小町「早見てみましょうよ!」
139:
―――
小町「えーっと一通目PN剣豪将軍」
雪乃「次ね」
小町「へ?」
結衣「小町ちゃん次だよ!」
小町「い、いいんですか?」
雪乃「その人には専用の回答者がいるのよ」チラッ
八幡「や、こっちみんなよ」
結衣「中二にはヒッキーだよね!」
小町「あ、これ中二さんかー」
八幡「それで納得しないでくれません?いやまじで」
結衣「さー次だよー!」
140:
―――
結衣「えっと…お姉ちゃん☆から」
雪乃「読まずに消してちょうだい」
結衣「ゆきのん!?」
雪乃「そうね。着信拒否にしてから消してちょうだい」
小町「どれどれ?」ヒョイ
お姉ちゃん☆【ひゃっはろー!最近目が腐った人と雪乃ちゃんが冷たいのー。どうにかしてくれないかな♪】
小町「やー。思いっきり個人名出てますね」
八幡「はぁ…あの人は」
雪乃「さっさと消しましょう」
結衣「どうする?ヒッキー」
八幡「あー…消すと増えそうだから俺が返信する」
小町「おー。お兄ちゃんが働いた」
八幡(えーっと)
奉仕部【それは気のせいではありませんか?いいえ、きっと気のせいです。二度と出会わなければ冷たくもされずに済むのでオススメです。むしろ推奨します】
小町「うわー…」
141:
―――
八幡「さて次は…」
八幡「…」
生徒会長さん【進級してから、とある人が手伝いに来てくれませんー。生徒会は非常に人手不足なので助けてくださーい】
小町「あーあの生徒会長さんかー確か可愛い人でしたよね。人手不足とかやっぱ生徒会長って大変なんだねー」
八幡(…小町とあいつが出会ってコンビを組んだら…)ジー
小町「どしたの?お兄ちゃん」
八幡(…二人を会わせたらなんか不味い気がする)
八幡「まぁ取り合えず」
奉仕部【まずは自分達の力でやりましょう。どうしようもなくなったら奉仕部へ来てください。なお、腐った男は手伝いませんので悪しからず】
小町「んー??どういうこと?」
八幡「お前は知らなくてよろしい」
142:
―――
八幡「えー次は…」
小町「結婚したい…さんから」
結婚したい【最近婚活パーティをしまして、そこである男性と親しくなり、後日一緒に食事をしました。その後何故か彼は急用ができたと言い帰ってしまい、メールを送っても返信してくれなくなりました。私が何かしたのでしょうか?】
八幡「…」
雪乃「…」
結衣「あ、あはは…」
小町「ど、どうするの?」
八幡「…」カチカチ
つ削除
八幡「まぁ…あれだ。誰か貰ってやってくれ…」
八幡(いや、本当に…頼むから)
143:
―――
帰宅
雪乃「今日はここまでね」パタンッ
小町「あ、はいーわかりました」
結衣「んー!今日も頑張ったー!」ググー
八幡「や、なにもしてないだろ」
結衣「もう!ヒッキーすぐ下げ足をとる!」
八幡「あげ足な」
結衣「そうだっけ?」
雪乃「あなた達…部室を閉めるから早く出てちょうだい」
結衣「わわっ。ごめんゆきのん」
八幡「へいへい」
雪乃「まったく…」ガチャガチャ
小町「…」ピコーン
八幡「んじゃ帰るか小町」
小町「あ、ごめんお兄ちゃん!小町寄る所あるから!」
八幡「あ?ならなおさら自転車のがいいだろ」
小町「…このゴミいちゃんが」ボソッ
小町「えっとですね!雪乃さんに相談があるんだ!」
雪乃「あら?私に?」
小町「はい!お時間よろしいですか?」
雪乃「ええ。構わないわよ」
小町「そんなわけだから…お兄ちゃん!」ビシッ
八幡「な、なんだよ」
小町「絶対わかってるよね!?」
八幡「…」ポリポリ
小町「よろしい!」
八幡「や、なにもいってねーだろ」
小町「それじゃ。結衣さん。また明日です」スタスタ
結衣「あ、うん。またね。小町ちゃん。ゆきのん」
雪乃「ええ。また明日。由比ヶ浜さん」スタスタ
八幡(俺には無いんですね。そうですか)
八幡「…」
結衣「…」ソワソワ
八幡「…帰るか」プイッ
結衣「うん!」ニコッ
154:
―――
いじめは総武校にはありません
小町「んじゃお兄ちゃんまた部室でね」パタパタ
八幡「おう」ガチャ
八幡「ん…?」ペラッ
八幡「……」つ紙
【由比ヶ浜と別れろ】
八幡(別れろ…ね。別にそんな関係じゃないんだがな)クシャ
八幡「…ふぅ」
雪乃「朝から随分と辛気くさいわね」
八幡「うおっ。何だよ急に話しかけるなよ。心臓に悪い」
雪乃「あら?私のような美少女と朝から話せて大抵の男子は心臓に良いと思うのだけど」
八幡「どんな自意識過剰だ…いきすぎて逆に尊敬するぞ」
雪乃「ところで…その紙はなにかしら?」
八幡「なんでもねーよ。ただのラブレターだ」
雪乃「あら?今のは笑う所かしら?」
八幡「思う存分笑ってくれ。じゃあな」テクテク
雪乃「……」
結衣「あ、ヒッキーおはようー」
八幡「ん」
結衣「それ挨拶!?」
八幡(ま、俺に矛先が向いてる間はいいか)
155:
―――
一週間後
八幡「…っ」ビクッ
八幡(しくった…画鋲か。古典的すぎて警戒してなかったわ。や、マジ古典的すぎるだろ)
小町「どしたの?お兄ちゃん」
八幡「あぁ。ちょっと靴に石がな」
小町「いしー?」
八幡「おう」
八幡(小町にバレないように回収っと)
八幡「うし。帰るか」
小町「うんー」
雪乃「……」
156:
翌日
八幡(さて、今日はなにか)ガチャ
八幡「…何もない?」
八幡(…まさか)タタタ
小町「ちょ。お兄ちゃん?」
八幡「…」ガカラガラッ
結衣「ひ、ヒッキーどしたの?そんな急いで」
八幡「…ちょっとこい」グイッ
結衣「わわっ。ちょ、待ってよ」
八幡「…大丈夫か?」
結衣「へ?何が?」
八幡(…誤魔化してるのか?いや、このアホ面はいつものこいつだ)
八幡「…ふぅ」
結衣「ど、どうしたの?」
八幡「いや、何でもない。悪かったな」
結衣「う、うん。それは…良いんだけど」
八幡(なんだ?やっぱ何かあったのか?)
結衣「…て…」
八幡「?」
結衣「だ、だから…手」
八幡「?…わ、悪い」パッ
結衣「あ、いや…うん」
八幡(止まった?いや、まだわからないし様子を見るか。特に由比ヶ浜はこういう時に限って嘘がうまい)
八幡「悪かったな…戻っていーぞ」
結衣「ヒッキー…」
八幡「あん?」
結衣「私に隠し事してない?」
八幡「や、むしろ隠し事してないわけがないだろ?何いってんだ」
結衣「えっと、そうじゃなくて…うー何て言えばいいんだろ…」
八幡「別になんもねーよ。気にしすぎだろ」プイッ
結衣(絶対嘘だ…何もなくてヒッキーがあんな顔するわけない)
結衣(…私のせい?)
157:
さらに一週間後
結衣「やっはろー!」ガラガラ
雪乃「こんにちは」
小町「やっはろーでーす」
八幡「おう」
八幡(結局何もなくなった…自然消滅にはすぎるだろ。不自然すぎる。まぁ実害なくなったのはいいことだが…こんなことできると言えば)チラッ
雪乃「……」ペラッ
結衣「ゆきのん!小町ちゃん!今日はクッキー焼いてきたんだ!食べよー!」
雪乃「あら。なら紅茶をいれるわね」
小町「結衣さんの手作りですかー?小町嬉しいです!」
結衣「あ、もちろんヒッキーの分もあるからね!」
八幡「…どうも」
八幡(……ん?こいつのクッキー?)
結衣「じゃーん!」
八幡「なんだ、案外まともだ」
結衣「それどういう意味だし!」
八幡「や、そのまんまの意味だが」
結衣「ヒッキーバカにしすぎだから!」
雪乃「紅茶よ」
小町「いやー平和ですなぁ」
158:
―――
生徒会
いろは「どうもー」ガラガラ
八幡「お出口は後ろです。振り返らずお帰りください」
いろは「いやーなにいってるんです?先輩 」
小町「わ、生徒会長さん」
いろは「ん?あれ?ひょっとして新入部員さんですか?」
小町「あ、はい。比企谷小町です。いつも兄がお世話になってます」
いろは「比企谷…妹…うぇぇぇぇ!?もしかして先輩の妹さん!?」
小町「はい!」
八幡(さ、最悪だ…最悪な出会いだ)
いろは「うっわー。先輩とまったく似てないね」
小町「よく言われますー」
いろは「可愛いし礼儀正しいし…本当に兄妹?」
八幡「本当だっつうの。可愛く首をかしげるな。あざといから」
いろは「や、やだなー可愛いなんてー」パシパシッ
八幡「やめろ触るなビッチが移る」
いろは「ひどいですね!?」
小町「……なんかどっかで似たような光景をみたきがするなぁー…お兄ちゃん実はモテ期?」ボソッ
八幡「まじで帰れ」
いろは「えーいーじゃないですかー」ブーブー
八幡「帰れ」
結衣「むぅー」
雪乃「…落ち着きなさい由比ヶ浜さん」
162:
―――
休日
八幡「んー…やっぱ自宅は最高だ」ゴロゴロ
小町「もー。ダメダメだなぁお兄ちゃん」
八幡「何を言うか休日は休みなんだぞ。動いてどうする」
小町「本当お兄ちゃんは…あれ?携帯なってるよ?」
八幡「いーよ。どーせスパムだ」
小町「ほらー」ポイッ
八幡「あ、おい」パシッ
小町「ナイスキャッチ♪」
八幡「可愛くねぇー」ポチッ
お姉ちゃんだよー【ひゃっはろー!比企谷くーん!あっそぼー☆】
八幡「…ナンダタダノスパムカ、ハハハ」ブーンブーン
お姉ちゃん【ほら…後ろに】
八幡「ひ」ゾクゥゥゥ
お姉ちゃん【なんてね☆ビックリした?】
八幡「タチ悪すぎですよ…まじで……いないよな?」クルッ
八幡「…ふぅ」
163:
―――
訪問
ピンポーン
八幡「?」
八幡「……どちら様ですか」ガチャ
いろは「きちゃいました♪」
八幡「……」バタンッ
いろは「あん!先輩ー!」
小町「あ、お兄ちゃんー!小町のお客様になにしてんの!」ゲシッ
八幡「いてっ。は?客?お前の?」
小町「そーだよ。ほらどいて」ガチャ
いろは「あ、どもー小町ちゃん」
小町「どうもですー。一色先輩」
いろは「あがってもいいのかな?歓迎されてないみたいなんだけど」
小町「どうぞどうぞ!こんなゴミィちゃん放っておいて、寛いでください」
いろは「うん。ありがとう小町ちゃん」
八幡「……恐れていたことが起きてしまった」
小町「ほら、お兄ちゃんお茶!はやくはやく!」
八幡「なんでだよ…お前の客だろ」
いろは「えー?小町ちゃんにいれさすんですかー?」
八幡「…はぁ。俺の安息の地が…」
164:
―――
映画
結衣「お待たせー!」
八幡「うす」
結衣「あれ?何で自転車?」
八幡「いや、終わったらすぐ帰るからだけど?」
結衣「えぇ!?ご飯食べよーよー」
八幡「小町が飯作ってるし」
結衣「もー」
結衣「……そだ!」ヨッコイショ
八幡「……何をしてるのかな?由比ヶ浜さん」
結衣「だ、だってこっちのが映画館まで早く行けるし…そうしたらヒッキーも早く帰れるじゃん?えっとえっと、ほら。チケット代の変わりってことで」
八幡「嫌だ重い降りろ」
結衣「おもっ!?」
結衣「そ、そうなのかなぁ…最近確かに二の腕が…うぅ…ダイエットしようかなぁ……」ブツブツ
八幡「…しなくていいだろ」ボソッ
結衣「うぅー…」
八幡「…しっかり捕まっとけよ」ガチャ
結衣「へ?あ、うん」ダキッ
八幡「う…」
八幡(無心だ無心…材木座材木座)
結衣「……♪」ギュッ
165:
―――

八幡(結局…映画終わってから服とかショッピングすることになった…自転車なんてもってくるんじゃなかった)
結衣「これとかどう?」
八幡(…や、なんでそんなに露出してるの?バカなの?ビッチなの?)
結衣「ヒッキー?」
八幡「…や、何でもない…いーんじゃねーの?」
結衣「もー。ずっとそんなのばっかりー」
八幡(や、さっきから薄いんだよ布が。まじでなんなの?わざと?誘ってるの?)
八幡「これでいーんじゃね」つ服
結衣「え?」
八幡「何だよ?あぁ。センスなくて悪かったな」
結衣「う、ううん!これにする!これがいい!」
八幡「お、おう」
結衣「えへへ!ありがとヒッキー!」ニコッ
八幡「…」プイッ
176:
―――
成績
八幡「……ふぅ」
八幡(とりあえずそこそこか……結局一位はとれなかったな)
結衣「…うー」
八幡「……なんだよ」
結衣「ヒッキーに負けた…」
八幡「ばっか。俺がお前に負ける訳が……え」
結衣「どしたん?」
八幡「……いや、何でもない」
八幡(おかしい…数学負けてる…数学だけじゃなく歴史まで…)
八幡「勉強しよ……」ボソッ
結衣「むぅーもうちょっとなんだけどなぁ」ザンネン
八幡(…や、嘘だろ?)
177:
―――
合宿
結衣「もうすぐGW!」
小町「…と言う訳で!」
結衣「合宿をしよー!イエーィ!」パチパチ
小町「イエーィ!」パチパチ
八幡「……」ペラ
雪乃「……」ペラ
結衣「どこにいこうか!小町ちゃん!」
小町「山とかどうですか!結衣さん !」
結衣「山は去年行ったんだよ!小町ちゃん!」
小町「そういえばそうですね…海はまだ寒いですし…温泉旅行とかどうですか!」
結衣「いいねぇ!行こう行こう!」
八幡「……」ペラ
雪乃「……」ペラ
結衣「…小町ちゃん」ボソッ
小町「合点です」ボソッ
結衣「彩ちゃんくるのになぁー?」
小町「近くに猫カフェもあるんですけどねぇ」
八幡「ばっか!それを先に言えよ!」ガバッ
雪乃「さて、何時のバスで行けばいいのかしら?」ワクワク
178:
―――
労働
いろは「あー先輩それそこですぅ」
八幡「ここか」
いろは「次はこれお願いします」
八幡「……はいはい」
いろは「先輩ーお茶が飲みたいですー」
八幡「それぐらい自分で淹れろ…ほら」コトッ
いろは「…変なところ律儀ですよねぇ先輩って」カキカキ
八幡「何がだよ」テキパキ
いろは「や、文句いいながら手伝ってくれますし」
八幡「まぁ推薦したのは俺だし。手伝うって言ったし?めぐり先輩にも頼まれたからな」
いろは「めぐり先輩?」
八幡「あぁ…卒業式の日にちょっと話してな。その時にお前の事も言われたんだよ」
いろは「じゃあ…めぐり先輩が言ってなかったら…」
八幡「あ?」
いろは「頼まれてなかったら…来なかったんですか?」フアンゲ
八幡「……それだけで来ないならとっくにこなくなってるっての」カキカキ
いろは「…そうですか」ニコッ
179:
―――
GW
八幡「よっし。行くぞ小町」
小町「おー、やる気だねぇお兄ちゃん」
八幡「あったり前だろ戸塚だぞ戸塚」
小町「あ…そっちなんだ…」
八幡「は?違うの?」
小町「もういーよ…それで」ハァ
180:
―――
集合
八幡「……」ソワソワ
小町「ちょ…ソワソワしないでよ。お兄ちゃん」
八幡「あぁ、すまん」ソワソワ
戸塚「八幡ー!」フリフリ
八幡「とと、戸塚ぁ!」
戸塚「また一緒に合宿だね!」
八幡「おお、おう!そ、そうだな」
戸塚「でも部外者なのに本当にいいのかな?」
八幡「い、いいに決まってるだろ?むしろ戸塚だけでいい」
戸塚「あはは。何言ってるの八幡。それじゃ合宿じゃないよ」ニコニコ
八幡(マジ天使。戸塚マジ天使。結婚したい)
戸塚「小町ちゃん。やっはろー」
小町「やっはろーでーす」
八幡(可愛い)
戸塚「雪ノ下さんや由比ヶ浜さんはまだなんだね」
小町「そういえば…あ、噂をすれば」
結衣「小町ちゃーん。彩ちゃーん。やっはろー」フリフリ
雪乃「こんにちは」
小町「やっはろーでーす」
戸塚「やっはろー」
八幡(何これ可愛いいや、もはや女神…何で女じゃないかなぁ……神様残酷だぞ)
八幡「……あれ?」
結衣「あ、ヒッキーやっはろー」
八幡「…あぁ」
戸塚「わぁ。由比ヶ浜さん。その服似合ってるね!」
結衣「そ、そうかな?ありがと」
小町「結衣さんお洒落ですねー」
結衣「あははー」テレテレ
八幡「……」ポリポリ
小町「雪乃さん、それは?」
雪乃「カメラよ」ドヤッ
186:
―――

八幡「そいや、どうやって行くんだ?財布に三千しかないぞ」
結衣「ヒッキー昨日話したじゃんー。平塚先生が車で送迎してくれるんだよ」
八幡「あの人GWも暇なのか……」
平塚「待たせたな」バタンッ
平塚「人数も揃ってるなら早めに行くとしよう。渋滞になると敵わんからな」
八幡「んじゃ俺は…」
小町「お兄ちゃーん!」ドーン
八幡「うお、押すな、押すなって」
小町「ほいほい。結衣さん投入ー!」
結衣「きゃっ。ちょちょっと小町ちゃん!」
雪乃「それじゃあ私は助手席でいいかしら?」
小町「あ、はいー。それじゃあ戸塚さん私と一緒でもよろしいですか?」
戸塚「うん!僕お菓子持ってきてるから食べながら行こっか」パアア
小町「うおぉ。眩しい」
八幡「えぇー…」ズーン
結衣「あぅ…」カァァ
187:
―――
移動
結衣「あの…さ…どうかな?」
八幡「どうって何が?」
結衣「……服」
八幡「…いいんじゃねぇの」
結衣「そ、そっか…そっか」
八幡「……」ポリポリ
結衣「ひ、ヒッキーは温泉旅行でよかった?温泉嫌いじゃない?」
八幡「好きだぞ。後、一応旅行じゃなくて合宿な」
結衣「す…!?」
八幡「あ?……おい、どうした?」
結衣「あぅあぅ」
八幡「おーい…由比ヶ浜?」
結衣「好き……好き」ブツブツ
188:
―――
旅館
結衣「わー!おおきーい!」
小町「凄いですねー!」
戸塚「わー」
雪乃「…猫はどこかしら?」キョロキョロ
八幡「横になりたい……」
平塚「部屋は二つある…まぁ広い方を女子が使えばよかろう」
戸塚「それじゃ、行こっか!八幡」
八幡「おう」
八幡(ん?……男子は二人。つまり、ま、まさか二人っきり?)
八幡「うぉぉ」ワナワナ
結衣「ヒッキーがキモくなってる」
小町「あれは病気みたいなもんですねぇ」
雪乃「……」パシャ
八幡「…はっ!な、なんだ今の音」
雪乃「どうかしたのかしら?ダメ谷くん」
八幡「や、全然語呂あってねーよ!」
189:
―――
笑顔は恐い
八幡「ふぅーいい湯だった。さすが温泉」
結衣「あ、居た居た!ヒッキー!」テクテク
八幡「…なに?お前が来るとか嫌な予感しかしないんだが」
結衣「な、失礼しちゃうよ!……まぁそれより!卓球しよ!」
八幡「嫌だ」
結衣「行こう!」ニコッ
八幡「嫌だ」
結衣「……」ニコニコ
八幡「う」
結衣「……」ニコニコ
八幡「…はぁ」
八幡「ちょっとだけな」
結衣「よーし!勝負だぁ!」グイッ
八幡「ちょ、引っ張るなって」
190:
―――
卓球
結衣「あたしの勝ちー♪」
八幡「…勘弁してくれ」
結衣「えへー♪」
八幡「…はぁ」
結衣「……ヒッキー」
八幡「んー?」
結衣「まだ時間ある??」
八幡「寝る」
結衣「そ、そっか」
八幡「……なんだよ?」
結衣「え?」
八幡「別に…後寝るだけだから少しは時間あるぞ」
結衣「…えへへ。この捻デレさんめ」
八幡「帰っていいか?」
結衣「ご、ごめん!嘘だから!」
191:
―――
散歩
八幡「んで、散歩なわけか」
結衣「えー?知らない所歩くのってワクワクしない?」
結衣「それに、ヒッキーもいるし」ボソッ
八幡「……」
結衣「…星…一杯だね」
八幡「そだな」
結衣「……」
結衣「もう一年なんだね」
八幡「何が」
結衣「私達が…奉仕部に入ってから」
八幡「そういやそうだな」
結衣「あっというまだったなぁ…そんな高校生活も後一年しかないんだね」
八幡「そうなるな」
結衣「ゆきのんやヒッキーと出会ってなかったら…私はずっと去年のままだったんだろうなぁ」
八幡「…」
結衣「二人に会えて本当によかったよ…本当にありがとう」
八幡「雪ノ下にいってやれよ…多分喜ぶぞ」
結衣「ゆきのんにはもう言ったよ」
八幡「そうか」
結衣「ヒッキーは捻くれてるから素直に受け取ってくれないかも知れないけど、ありがとう。ヒッキー」
八幡「…ああ」
結衣「あぁ。後ねヒッキー」
八幡「何だよ」
結衣「知ってた?」
八幡「…だから何が」
結衣「私がヒッキーを好きなの」
八幡「……」
結衣「好きだよ。ヒッキー。大好き」
203:
○○以上○○未満
結衣「…言っちゃった」
八幡「…」
結衣「ごめんね?急にこんなこと」
八幡「…」
結衣「ただ、知っててほしかっただけだから、別に返事は…」
八幡(…由比ヶ浜と恋人…か)
八幡(……いやいや、何言ってんだ。俺と由比ヶ浜だぞ?……だめだろそれは。カースト云々よりも釣り合いがとれて無さすぎる。俺があいつと付き合う?そんなことしてどうなるかなんて考えなくてもわかるだろ?)
八幡「……由比ヶ浜」
結衣「…はい」
八幡「悪いが付き合えない」
結衣「…そっか」
八幡「ああ」
結衣「…知ってた」ニコッ
八幡「は?」
結衣「どーせヒッキーはそういうと思ってた」
結衣「ヒッキー」
八幡「な、なんだよ」
結衣「私は諦めないから」
八幡「……」
結衣「だからヒッキーが本当に嫌だと思ったら…その時また言って」
八幡「嫌だ」
結衣「えへへ。だーめ♪」
八幡「何でだよ」
結衣「今は無効なのー!」ギュッ
八幡「おい…やめろ。勘違いするだろ」
結衣「だから勘違いじゃないよ?」
八幡「…寒いから俺は帰るぞ」
結衣「ヒッキー」
八幡「…なに」
結衣「覚悟しててね♪」
八幡「まじかよ…」
204:
―――
猫カフェ
結衣「わー!猫がいっぱーい!」
雪乃「……」プニプニ
八幡「おおー。カマクラとはえらい違うな…なつき過ぎだろ…」
小町「いやーひーくんは普段もこんなんだよ?」
平塚「これぐらい男からモテたらなぁ…告白されまくるんだろうなぁ…」
八幡「……」ピクッ
結衣「…あぅ」
平塚「あ?どーした?お前ら」
八幡「……何でもないですよ」
小町「んー?なんか怪しいなぁ」
戸塚「八幡みてみて。この子八幡に似ててかわいいよ」
八幡「や、まじで可愛いよ戸塚が」
戸塚「もー!恥ずかしいよ八幡」
結衣「……」
結衣「八幡…か」ボソッ
雪乃「……」パシャパシャパシャパシャ
206:
―――
名前
結衣「ヒッキー!」
八幡「お、おう、な、なんだよ」
八幡(よっしゃ。めっちゃクール。意識なんて何もしてない。いや、本当なんなのこの子。普通告白して断られてるのに何でこんなに笑顔なの?バカなの?可愛いからいいけど。なにこれ混乱しまくり)
結衣「どしたの?」
八幡「別に」
結衣「それでね。ヒッキー。一緒にお土産買いに行こうよ」
八幡「嫌だ」
結衣「嫌なんだ!?」
八幡(当たり前だろ!)
結衣「ねぇーいこーよーヒッキー」
八幡「嫌だ」
結衣「…ねぇ行こうよー八幡」
八幡「……」
結衣「は…八幡?どしたの?」
八幡「……」タタタタ
結衣「あ……うー。やっぱ私も恥ずかしい…」
八幡(何なのあの子?まじやめてくれって。急に名前呼ぶなよ…違和感バリバリだからな?違和感ありすぎてモヤモヤするんだよ…)
208:
―――
写真
小町「お兄ちゃんー!写真とるよー!」
八幡「えぇ…いいよめんどくさい」
小町「ほらほらー」
八幡「ちょっ。だから押すなって」
結衣「あ、ヒッキー!一緒に映ろう!」ダキッ
八幡「止めろ抱きつくな押すな。あ、良い匂い」
結衣「えへへー!せんせー!お願いしますー!」
雪乃「まったく…」
小町「ほら、雪乃さんも!」
雪乃「ちょ、ちょっと。小町さん押さないで」
戸塚「それじゃ僕も!」
八幡「ちょ。お前ら苦しいって!!」
平塚「まったく…ではいくぞー!」パシャ
210:
―――
帰りましょう。そうしましょう
平塚「…それじゃ帰るとするか。忘れ物はないな?」
結衣「はーい」
八幡「……」ガチャ
平塚「ん?帰りは比企谷が隣か」
八幡「えぇ。まぁ」
平塚「まぁ、話し相手には丁度良いなを雪ノ下はあまり話をしてくれないしな」
八幡「俺も寝るつもりなんですが…」
結衣「……」
小町「…んー?」
211:
―――
車内
平塚「それで?今回は何があったんだ?」
八幡「なんすか藪から棒に」
平塚「私が何年君を見てきたと思っているんだ?何かあったぐらいすぐにわかる」
八幡「…気のせいじゃないですかね。それにまだ一年と少しだけですよ」
平塚「……由比ヶ浜だろう?」
八幡「……」
平塚「沈黙は背定とみなすが?」
八幡「……」チラッ
平塚「安心したまえ。みんな疲れて寝てしまっている」
八幡「…別に何もありませんよ」
平塚「ふふふ。君はわかりやすいなな」
八幡「…そうすか?よく俺はわからないと言われキモがられますがね」
平塚「…告白でもされたか?」
八幡「……」
平塚「なぁ比企谷。君はもう少し他人を信じてやってはどうかね?」
八幡「なんのことすかね」
平塚「…君は頭が回るから多くの事に気がついてしまう。そして最悪のケースを常に想定する」
八幡「リスク回避には当然ですよ。それ」
平塚「では、リスクを考えずに答えてみてくれ」
平塚「君は由比ヶ浜が嫌いか?」
八幡「……」
平塚「どうだね?」
八幡「…嫌いじゃないですよ」
平塚「では、付き合えばいいじゃないか」
八幡「いや、嫌いじゃないだけだから」
平塚「では好きか?もちろんリスク関係なしにな」
八幡「……」
平塚「そうか」
八幡「…何も言ってないですよ」
平塚「それで十分さ」
八幡「…」
平塚「比企谷。由比ヶ浜から逃げるな。たまには他人を、そして自分を信じてやればいい。君はまだ学生なんだ。深く考え過ぎることはない」
八幡「…うす」
212:
―――
解散
平塚「それじゃここで解散だ。夜道には気を付けろよ?雪ノ下はこのまま車で送る」
雪乃「…スースー」
結衣「ゆきのんぐっすり寝てるね」
戸塚「猫と凄い遊んでたもんね」
平塚「ではな」バタンッ
戸塚「はいっ。ありがとうございました」
戸塚「それじゃ、僕はあっちだから。バイバイ皆」
結衣「ばいばーい彩ちゃん」
小町「お疲れ様でしたー」
八幡「…」ボー
結衣「それじゃ、私も電車だからここで。バイバイ小町ちゃん。ヒッキー」
小町「はーい。また明日です。結衣さん」
八幡「…」
小町「お兄ちゃん?」
八幡「…悪い小町。ちょっと待っててくれ」スタスタ
小町「…いってらっしゃい。お兄ちゃん」
214:
―――
決意
八幡「由比ヶ浜」
結衣「へ?ヒッキー?どしたの?」
八幡「いや…その…」
結衣「…?」
八幡「…昨日の話なんだけどさ」
結衣「う…な、なに?」
八幡「ちゃんと考える」
結衣「え?」
八幡「だから、時間をくれ。俺が…俺自身に自信が持てるまで」
八幡(…信じられないなら信じれるようにすればいい…周りが何かを言うなら周りも納得させればいい…それが出来たなら…向き合える気がする)
結衣「…」
八幡「勝手な話で悪いんだが…って聞いてるのか?」
結衣「あ…うん。ごめん。ちょっとビックリして」
八幡「…そうか」
結衣「そっか…そっか!じゃあヒッキー」
八幡「…?」
結衣「私も頑張るね。ヒッキーに信じてもらえるように!」
八幡「…」ポリポリ
結衣「それじゃ、ヒッキー。バイバイ」
八幡「…ああ」
216:
―――
日常
小町「…んー」
八幡「…」ペラッ
雪乃「…」ペラッ
結衣「…」ポチポチ
小町「うー…」ウズウズ
雪乃「…」ペラッ
八幡「…」ペラッ
結衣「…?」
小町「…暇…ですね」
雪乃「…」ペラッ
八幡(……仕方ない)チラッ
八幡「…さっきからなんなの?貴女、んーとかうーとか言って。正しい日本語は使えないのかしら?暇だなんて言っている暇があれば勉強にあてたらどうかしら?」
雪乃「…」ピクッ
結衣「久しぶりに出た!ゆきのんのモノマネ!」
小町「おおお…無駄にクオリティが高い」
結衣「で…でも…ヒッキー 」
八幡「…あん?」
雪乃「…」ゴゴゴ
八幡「…読書に集中してたんじゃ…」
雪乃「言い残したことはそれだけかしら??」ゴゴゴ
小町「あちゃーお兄ちゃんやらかしたねー」
八幡(誰のためにやったと思ってるんだ。助けて。いやまじで)
小町(ゴメンね☆)
八幡(…あ、これ詰んだわ)
223:
―――
誕生日
結衣「……」ソワソワ
八幡「…さて、と」
八幡「帰るか」
結衣「帰っちゃうんだ!?部活は!?」
八幡「行かない」
結衣「なーんーでー!」
八幡「…由比ヶ浜」
結衣「むー!なに?」プクー
八幡「お前もサボりだからな」
結衣「えぇ!?」
224:
―――
ハニトー
八幡「ここだ」カランカラン
結衣「あれ?ここって」カランカラン
パンパンパンッ
「お誕生日おめでとー!」
八幡「…おめでとうさん」
結衣「み、皆…」
雪乃「おめでとう。由比ヶ浜さん。良かったらこれ」
結衣「わぁ!ありがとう!」
戸塚「僕からはこれだよ!」
小町「小町からはこれですー!」
いろは「私からはこれですよー」
八幡「あれ。なんでお前いるの」
いろは「ひどくないですか!?小町ちゃんに誘ってもらったんですよーだ!」
八幡「お前らいつのまにそんな…」
八幡(まじやめろって…怖いから)
小町「んでー?お兄ちゃんはー?」
八幡「ばっか。俺はここのセッティングとか色々しただろ」
小町「うわーお兄ちゃんサイテー」
いろは「サイテー」
八幡「うるせぇ」
八幡「ま、とりあえずこれだ。お前の好きなハニトー」
結衣「わぁー!おいしそー!」
八幡「ふふん。そうだろ」ドヤァ
雪乃「気持ち悪いわね」
いろは「そうですね」
戸塚「そうかな?」
小町「やー犯罪者の顔ですね 」
八幡「お前らもう少し俺に優しくしてくれよ」
結衣「あ、あははは」
結衣「ヒッキー。ありがとう」ニコリ
八幡「……ま、食べようぜ」
結衣「うん!」
八幡「……あぁ。後な」
結衣「なぁにー?」
八幡「…やる」
結衣「……これって」
八幡「前買い物いったときお前見てただろ」
結衣「…えへへ」
225:
―――
○○チラ
結衣「やっはろー!」ガラッ
小町「どもー!」
雪乃「こんにちわ」
八幡「…うす」
結衣「最近暑くなってきたねぇ」パタパタ
小町「そうですねーもう8月になりますもんねー」
結衣「うー汗大丈夫かなぁ?」スンスン
八幡「…」
八幡(や、汗よりもさ、暑いのはわかるがボタンしめてくれないかな?わかってやってるの?ビッチなの?)
八幡(小町も雪ノ下も気づいてやれよ!…あ、無理か)
雪乃「何か失礼な事を言われた気がするわね」
小町「あれ?雪乃さんもですか??小町も何かを感じたんですよ」
八幡「……」ヒヤヒヤ
八幡(だから、なんで声に出してないのにわかるの…怖いよ)
結衣「うーあついー」グテー
八幡「由比ヶ浜」
結衣「なにー?ヒッキー」
八幡「ほれ」ポイッ
結衣「冷た!って、ジュースじゃん!しかもあたしの好きなやつだ!いいの?」
八幡「…俺それ飲まないし」
結衣「ありがとヒッキー!」
小町「…へー」
226:
―――
クーラー
結衣「はー涼しい」
八幡「なぁ…」
結衣「なにー?」
八幡「勉強するのに横に座る必要なくないか」
結衣「いーじゃん別にー。ほら、ここクーラーよく当たるし」
八幡「や、狭いから。暑いから。やりにくいから」
八幡(本当勘弁してください。勘違いする…じゃなかったな……やばい。無心になるんだ俺)
結衣「いーの♪」
227:
―――
夏休み
八幡「やっと休みだ…」
小町「あっという間だったねー」
八幡(一日寝て過ごせる。最高の日々だ)
結衣「やっはろー!」
八幡「そう思ってたんだがなぁ…」
結衣「何言ってんの?ヒッキー」
八幡「いや。で、今日は何?」
結衣「勉強しにきた!」
八幡「……」ジー
結衣「……ひ、ヒッキーと遊びに来た」
八幡「…」ガチャ
結衣「うわー!ヒッキーまってまって!勉強もちゃんとやるからぁ!」
232:
―――
提案
結衣「ねーねー」
八幡「……」カリカリ
結衣「……ヒッキー」
八幡「……」カリカリ
結衣「……むー」
八幡「……」カリカリ
結衣「……」ツー
八幡「…な、なにすんだよ」ビクッ
結衣「や、いろはちゃんがヒッキーは背中に弱いって言ってたから」
八幡「…あのやろう」
結衣「それでねヒッキー」
八幡「なに」
結衣「海に行こう!」
八幡「……勘弁してくれ」
結衣「にしし。もちろん」
八幡「無理なんだろ?もう諦めた。諦めるのかよ…もっと頑張れよ俺」
結衣「まぁまぁ。ほら、あ、あたしの水着とか、み、みたくない?」
八幡「やかましい」ペシッ
結衣「いたっ。ヒッキーつれないなぁ」
233:
―――

結衣「海だー!」
八幡「あちぃ…」
結衣「ほらほらー!ヒッキー!ヒトデだよ!」
八幡「…あちぃ」
結衣「もー!だったら、それッ!」バシャバシャ
八幡「ちょ、やめろ。冷てぇ」
結衣「…暑くなくなったっしょ?」
八幡「あぁ…濡れて気持ち悪くなった」
結衣「もー!…そーれ!」グイッ
八幡「ちょ!おまっ!」バシャーン
結衣「あはははは」
八幡「…あー…」プカー
結衣「どしたん?」
八幡「別に」
八幡(なんというか…前までこんなの一番嫌ってたはずなんだけどなぁ)
結衣「?」
八幡(はぁ…)?
234:
―――
文化祭再び
いろは「それでは会議を終わります。お疲れ様でした」
八幡「お疲れさん」
いろは「あー肩こったなぁ」
八幡「調子乗るな」ペシッ
いろは「もー。優しくなーい」
八幡「そうですかい」
いろは「でも、先輩から実行委員になるなんて。どうしたんですか?」
八幡「別に」
いろは「ははぁー?さては私と一緒にいたかったとか!」
八幡「な、訳あるか」ペシッ
いろは「あーん。いたいーですー」
八幡「…ちょっと周りを変えてみようと思ってな」ボソッ
いろは「?」
八幡「何でもない。ほら、仕事するぞ」カチャ
238:
―――
モテ期
結衣「…さーてクラスの準備も終わったし。部活だー」
「実行委員の…」
「あぁ。…メガネの……」
「……カッコいいよね」
「仕事も人一倍やってるんだってー 」
結衣「なんか最近騒がしいような?」
239:
―――
仕事とは地獄である
八幡「……」カリカリ
「比企谷先輩。これお願いします」
八幡「…そこおいといて」カリカリ
「先輩ー。入場門の……」
八幡「後で人を回す。それまで他の事を頼む」
「先輩ー!」
八幡「あい」
「比企谷これは?」
八幡「それは……」
いろは「先輩コーヒー!」
八幡「はいはい…って自分で煎れろ!」コトッ
いろは「それでも煎れてくれる先輩素敵ですよ」
八幡「……」イソイソ
いろは「やー。メガネかけると本当別人になっちゃうんですねぇ」
八幡「おい。ここ間違ってる」
いろは「わわ。ごめんなさいー」
240:
―――
寂しい
結衣「んー…」
八幡「……」スースー
結衣(最近ヒッキーと喋れてない)
八幡「…」スースー
結衣「教室では寝てるし。放課後は委員だし…」
「あれ、あの人じゃない?ほら」ヒソヒソ
「へー!あの人なんだぁ」ヒソヒソ
結衣「…?」
結衣(最近他クラスの子とかがよく来るんだけど。なんかあったのかな?)
八幡「……」スースー
結衣「…むー」ソワソワ
結衣(ヒッキーと話したいなぁ)
241:
―――
奉仕部として
結衣「やっはろー!」
小町「やっはろーでーす」
結衣「ねぇねぇ!ゆきのん!小町ちゃん」
雪乃「?」
小町「?」
結衣「あのね!」
雪乃「…なるほどね」
小町「小町に出来るかなぁ」
雪乃「…私たちだけでは無理ね」
結衣「だよねー?」
雪乃「…仕方ないわね。協力を仰ぎましょう」
結衣「あたしも頑張る!」
244:
―――
有志
陽乃「ひゃっはろー!」
八幡「うげ」
陽乃「?……あれ?もしかして?」
八幡(目を合わせるな。顔を背けろ)
陽乃「比企谷くん?」ヒョイ
八幡「ば」
陽乃「やっぱりー!うわー!メガネかけてると別人だね」
いろは「うっわーすっごい美人」
八幡「返してください」
陽乃「はいはい」カチャ
陽乃「えーっと、有志の申し込みなんだけど今回の担当者は誰かな?」
いろは「あ、私です」
陽乃「……」
いろは「…?」
陽乃「…君おもしろいね」ニコッ
いろは「…」ゾクッ
八幡「これ。有志団体の紙です」
陽乃「ありがと。比企谷くん。それじゃね」タタタ
いろは「…」
八幡「どうした?」
いろは「いやー。全身鳥肌がたちまして」アハハ
八幡(…?)
245:
―――
文化祭
いろは「それではー!総武高校の文化祭ー!スタートー!」
ワアアア
八幡「…ふぅ」
八幡(なんとかここまできたな)
結衣「ヒッキー!」
八幡「あー?由比ヶ浜か」
結衣「文化祭一緒に回ろーよ!…ってメガネ!?」
八幡「ん?あー掛けっぱなしだったか」カチャ
八幡「……悪いが時間がないから……いや」
八幡(そういや去年のこの時期だったな…もう一歩を踏み出す決意をしたのも。)
八幡「時間出来たらでいいか?」
結衣「へ?あ、うん」
八幡「悪いな。とりあえずこれから仕事だから」
結衣「う、うん」
結衣「……本当にヒッキー?」
247:
―――
手のひら返し
八幡「一色ー。ちょっと出てくる」
いろは「あ、はーい」
八幡「さて、と」
八幡(確かうちのクラスはクレープの出店だったはず)
八幡(由比ヶ浜は…っと)
八幡(あぁ。いたいた。…なんか計算してるな。そういや、あいつ経理とか得意だったな)
結衣「ん?」
八幡(気づかれたか?)
結衣「あ、ヒッキー!」
八幡「おう」
「あれ?比企谷くん?」
「なんか雰囲気ちがくね?」
「えー?比企谷くんは前からああだよ?」
八幡「あー…邪魔したな」
結衣「あ、待って!あたしもうすぐ休憩だから!」
「いーよー。行ってきなよー結衣ー」
「そーそーせっかくの彼のお出迎えだよー?」
結衣「か、かれ…や、違うってばー!」
八幡「……」ポリポリ
248:
―――
結衣「え、えへへ」
八幡「…どした」
結衣「んーん。何でもないよ」ニコニコ
八幡「そうか」
結衣「うん。そーだ。あ、たこ焼き!ヒッキーたこ焼き!」
八幡「引っ張るなって」
結衣「ヒッキー。お願いがあるんだ」
八幡「なんだよ?」
結衣「午後からの陽乃さんのステージ見に来といて」
八幡「陽乃さんのステージ?」
結衣「うん。お願い」
八幡「…まぁ委員会でどっちにしろ見るからな」
結衣「…約束だよ!」
249:
―――
ステージ
八幡(陽乃さんのステージは次か)
いろは「各配置準備できましたか?」
「照明大丈夫でーす」
「音響準備整いました」
八幡「こっちもOKだ」
いろは「では、始めます」
いろは「次のプログラムは」
いろは「奉仕部によるバンド演奏です!」
八幡「…は?」
八幡(ちょっとまて。雪ノ下に雪ノ下さん、由比ヶ浜に…って小町まで何やってんだ先生もいるし)
結衣「スゥー…いやっはろー!!」
結衣「みんなー!盛り上がってるー!?」
結衣「言いたいこと沢山あるけど…まずはあたしたちの演奏をきいてください!」
結衣「それじゃ、早いくよー!」
八幡(……)
結衣「――――」
八幡(……)
250:
―――
結衣「……短かいけど次で終わりです!」
エー
結衣「あたしの…あたしの
大好きな人に送ります!Bright-Generation!」
八幡「……あのバカ」
いろは「……敵わないなぁ」
251:
―――
祭りの終わり
八幡「…ふー」
結衣「いたいた。ヒッキー!」
八幡「あぁ。由比ヶ浜か」
結衣「……えへへ。見てくれた?」
八幡「…お前なぁ」
結衣「…これで、他人の目とか気にしなくて良くなったでしょ?」ニコニコ
八幡「お前…本当たまに黒いよな」
結衣「周りなんて気にしたらだめ…それを教えてくれたのはヒッキーだよ」
八幡「…はぁ」
結衣「後ね」ヒョイ
八幡「…あ」
結衣「うん!やっぱこっちだね!メガネかけてイケメンなヒッキーとかヒッキーじゃないや」
八幡「はぁ…」
八幡(本当こいつは…無茶苦茶で。人の悩みとか全く意に介さないで…)
八幡「なぁ…由比ヶ浜」
結衣「なぁに?」
八幡(認めちまえ…もう。俺はこいつと…)
八幡「もしよかったら…俺と―――」
252:
―――
エピローグ
八幡「寒い…」
結衣「ヒッキー!荷物こっちでいいー?」
八幡「あぁ。…それは俺が持つわ」
結衣「んー。お願いー!」
八幡「全く…引っ越しも面倒だな」
結衣「文句言わないのー!ゆきのんとか陽乃さんが格安で紹介してくれたんだからぁ」
八幡「ま、確かに大学も近いし、駅も近いしな」
結衣「そうそうー!だから文句いわない!そ、それに、これからはあたしと一緒なんだよ?」
八幡「ばっか。やめろ。意識させるな」
結衣「えへへ。ヒッキー!」
八幡「ん」
結衣「大好き!!」
終わり
―――
253:
お疲れ様でしたー
これにて本編終了です
後はめぐりん卒業式とゆきのん裏話を少しだけ
付き合った後のガハマイチャイチャ
大学編は未定です
お付き合い頂きありがとうございました
269:
同棲
八幡「ふー終わったな」
結衣「いやー疲れたねぇ」
八幡「…」
結衣「…」
結衣「あ、あはは。えっと。お、お茶淹れるね」
八幡「あ、ああ」
八幡(落ち着け…いや無理だろ…これからこいつと一緒に生活…だろ?)
結衣「意識しすぎだよぉあたし。で、でもは、恥ずかしいし」
270:
ご飯
八幡「飯作るわ」
結衣「あ、じゃああたしも手伝う」
八幡「いや、いいよ」
結衣「だーめー!このために作れるようになったんだもん」
八幡「そ、そうか… 」
結衣「う、うん…」
八幡「……」
結衣「……」モジモジ
八幡(小町ぃ!今すぐきてくれぇ…初日から帰りたくなったよぉ)
271:
就寝
八幡「んじゃ寝るかな」
結衣「どぅえええ!?ね、ねる?」
八幡「?」
結衣「や、い、嫌じゃないんだけど、そ、そ、その」
八幡「…よーし。もう喋るな。黙って自室に戻って寝ろ」
結衣「え、え、え?」
八幡「お休み」
結衣「あ、うん。お休み」
八幡(…ああああ。もうなんなの?考えないようにしてたのに…意識させるなよ…こんなのが4年…耐えれるのか俺)
275:
―――
おはよう
八幡「…朝飯よし」
八幡「…おーい由比ヶ浜ー朝だぞー」ガチャ
結衣「あと…ごひゅん……」ムニャムニャ
八幡(……落ち着け俺。頼むから落ち着け)
八幡「おい。由比ヶ浜。朝だぞ」
結衣「やー…」ゴロン
八幡「……」スタスタ
結衣「ムニュー」
八幡「……起きろ。結衣」ボソッ
結衣「ひゃぁぁぁぁ」ガバッ
八幡「おはよう。由比ヶ浜」
結衣「え?え?あ、おはようございます。…というかなんか今…」
八幡「なに寝ぼけてるんだ。飯出来てるぞ。顔洗ってこい」
結衣「あっれー?夢?」
276:
入学
八幡「また…学校か」
結衣「ほらー文句言わない!いくよー!」
八幡「あいよ」
結衣「いってきまーす!」
八幡「…いってきます」ガチャ
277:
―――
あたしの!
八幡「疲れた…」
結衣「あははー。やっぱサークルの勧誘って凄いんだね」
八幡「やー、俺はあんまりだったがな」
結衣「ふぇ?あたしは結構もらったよ?」
「一年にすっげぇかわいい子いたぜ?」
「まじ?」
八幡「……そうだろうな」
結衣「……」ギュ
八幡「お、おい。なんだよ」
結衣「…べっつにー?」
八幡「くっつくな。歩きにくい」
結衣「やーだ。あたしヒッキーの彼女だもん」
八幡「…う」
結衣「……♪」
八幡(……まだ慣れないなぁこんなにストレートに言われるの)
287:
―――
ゲーム
結衣「ねぇ!ヒッキー!ゲームしようよ!」
八幡「あ?なんのゲームだよ?格ゲーとか?」
結衣「……格?や、ちがくてー!今日講義の時友達から聞いたんだー!」
八幡「ふーん?どんなゲームなわけ?」
結衣「えっとー」ゴソゴソ
八幡「…?」
結衣「これ!」つポッキー
八幡「やらない」
結衣「まだ何も言ってないよ!?」
八幡「ばっか!やるわけないだろ…つーかお前の友達何を教え込んでるんだよ……」
結衣「えー…だめー?」
八幡「その上目遣いやめろ。可愛いから」
結衣「か!?可愛い?」
八幡「言ってない」
結衣「言ったよね!?」
八幡「イッテナイ」
結衣「むー…パクッ」
八幡「え。なんですか…」
結衣「んー!」
八幡「……」
結衣「んー!!」
八幡(く、くそぅ。こうなった時のコイツ頑固なんだよな…さっさと折ってやればいいか)
八幡「……パクッ」
結衣「カリカリカリカリ」
八幡(ちょ、はやいはやいはやい。ヤバイヤバイヤバイ。さっさと折らないと!)
結衣「……」ドキドキ
八幡「……」ドクンドクン
八幡「………パキッ!」
結衣「あ」
八幡「お、お、俺、もう寝る!」バタン
結衣「……」ドキドキドキ
結衣「や、やっぱだめだ…あたしの意気地無しぃ」ヘナヘナ
288:
―――
デート!
結衣「出掛けよーよー!」ユサユサ
八幡「んー…やだ」
結衣「少しは外でよーよー」ユサユサ
八幡「えー?昨日学校いったじゃんー」ゴロン
結衣「それは出掛けたことにはならないからね!?」
八幡「いーじゃん。休みなんだし…」ゴロン
結衣「だーめ!」ガバッ
八幡「ちょ。布団返せ」
結衣「だめー」ツーン
八幡「あざとい。さすが由比ヶ浜あざとい」
結衣「ほら!着替える!それで、で、デート行こうよ!」
八幡「……」ポリポリ
289:
―――
アルバム
八幡「あ」バサバサ
結衣「へ?わー!これヒッキーのアルバム?」
八幡「あぁ。小町が荷物に入れてたみたいだ」
結衣「うっわー。総武高のもたくさんあるねー!」
結衣「あ、これめぐり先輩の卒業式の!」
八幡「あぁ…そういや、あの人の言った通りになったな」
結衣「そうなん?」
八幡「ああ」
290:
―――
episode めぐりん
八幡「卒業。おめでとうございます」
めぐり「あ、比企谷くん。ありがとう」
めぐり「…本当、比企谷くんにはお世話になりました」
八幡「や、そんなことないですよ」
めぐり「んーん。そんなことあるよ……ごめんね。色々」
八幡(色々……か)
八幡「……俺が勝手にやったことですよ。先輩は気にせずそのままでいてください」
めぐり「…そっか」
八幡「ええ」
めぐり「…比企谷くん」
八幡「何ですか?」
めぐり「図々しいんだけどね…一色さんのこと…任せても良い?」
八幡「……」
めぐり「だめ…かな?」
八幡「…まぁ。推薦したのは俺なんで…少しぐらいなら」
めぐり「そっか。うん」
八幡「…」ポリポリ
めぐり「あ、後ね」
八幡「はい?」
めぐり「私は比企谷くんと由比ヶ浜さん…お似合いだと思うよ?」ニコッ
八幡「…笑えない冗談ですね」
めぐり「あはは。ごめんね?でも、君の事を思ってる人がいること…覚えておいてね?」
八幡「……」
めぐり「それじゃ、またね。比企谷くん」
八幡「…はい。また…めぐり先輩」
291:
八幡「って事があったんだよ」
結衣「へぇー」ジー
八幡「なんだよ?」
結衣「ヒッキーあたしの事今はどう思ってるの?」
八幡「はぁ?」
結衣「だってー。その時は冗談にもならなかったんでしょー?」プクー
結衣「ねーねーどう思ってるのぉー?」
八幡「……」プイッ
結衣「…プッ」
八幡「な、なんだよ?」
結衣「んーん。何でもないよ?ただ仕方ないなぁって」ニコッ
298:
―――
お酒
八幡「やっちまった……」
結衣「うぇー……はちまーんー」ベタベタ
八幡「こんなに弱いとは…ベタすぎるだろ……」
結衣「はーちーまーんー」
八幡「なんだよ、由比ヶ浜」
結衣「やーらー。ゆーい!だよ」
八幡「はいはい。早く寝ような由比ヶ浜」
結衣「いーやーらー!そもそもーはちまんはー……」
八幡(あー…めんどくさい…あと、なんつーかエロすぎですよ?由比ヶ浜さん?)
結衣「うー…はーちまーんー」ダキッ
八幡「あーよしよし。ベッド運んでやるから」ヨイショ
結衣「やーらー」
八幡「よしよし。良い子だなぁ由比ヶ浜は」ナデナデ
結衣「ふにゃー…じゃーあーはちまーん…」
八幡「んー?」
結衣「チュー…し…てよ」
八幡「……」
結衣「……」
八幡(え?まじ?まさかのこのタイミング?)
八幡「…」ゴクッ
結衣「……スー」
八幡(…あぁ。もう……あれ?)
結衣「……スースー」
八幡「だから…ベタすぎるだろ…」
八幡(……そりゃ俺だってしたいけどな…)
結衣「……スースー」
八幡「…」チュ
結衣「……スースー」
八幡(……デコならいいよな?って駄目だろ!)
結衣「……ヘタレ」
八幡「は!?」
結衣「…スースー」
八幡「ね、寝言…だよな?」
299:
―――
訪問
ピンポーン
八幡「あん?客?」
由比ヶ浜「誰だろうね?…はーい。少々お待ちくださーい」
八幡(どうでもいいが…何か新婚っぽかったな、今の)
小町「どもー!結衣さん。いや、お姉ちゃん?」
八幡「…ちょ」
結衣「やっはろー!小町ちゃん。って何言ってんの!?」
小町「へ?だって…ねぇ?お兄ちゃん」
八幡「俺に振るな。頼むから 」
結衣「そ、そうだよ小町ちゃん!まだあたしたちそんな関係じゃ… 」
小町「いやー。さっきの対応は新妻って感じでてましたよー?」
結衣「に、新妻」カァァ
八幡「も、小町やめてくれ。なんか用があったんだろ?」
小町「んーにゃ。ただ近く通ったから寄っただけだよー。あ、これお土産」
八幡「別にきにしなくていいぞ?そんなの」
結衣「あ、飲み物いれるね?ココアで良いかな?」
小町「あ、はいーお願いします」
結衣「はーい♪」テクテク
小町「ほら?新妻じゃん?」
八幡「…ったく」
小町「仲良さそうでよかったよ」
八幡「まぁ…ボチボチにな。小町これから時間あるか?」
小町「大丈夫だよ?」
八幡「なら、久しぶりに飯でも一緒に食うか」
結衣「お待たせー♪」
小町「うん♪」
309:
―――
バイト
八幡「あ、由比ヶ浜。俺明日からバイトするわ」
結衣「……うそ」ガシャン
八幡「あ、おい。こぼれてるこぼれてる」
結衣「あ、ごめん」
結衣「で、でも!何で急に!」
八幡「別に。ただ金がいるからな」
結衣「うー。あ、あたしもバイトする!」
八幡「は?なんでお前まで」
結衣「なんでも!」
結衣(だって最近ヒッキー講義とか料理とか仕事するときメガネかけるんだもん…心配になるんだもん)
八幡「?」
310:
―――
おはよう結衣ver
結衣「ふんふんふーん♪」
結衣「よっし!朝ごはんOK!」
結衣「ヒッキー。朝だよぉ」コンコン
結衣「……」
結衣「やっぱ休日はヒッキー起きないなぁ」ガチャ
結衣「ヒッキー?」
八幡「……スースー」
結衣「クスッ…子供みたい」
結衣「…しあわせ」
八幡「ん…」ゴソゴソ
結衣「…そうだ」ゴソゴソ
結衣「ん…やっぱ二人は狭いなぁ」
八幡「…ん」
結衣「…スースー」
八幡「は…………は?」
八幡(なんで俺由比ヶ浜と同じベッドで?や、つうか!近い近い!)
結衣「んー」ギュー
八幡「…抜けれないぞ…これ」
311:
―――
サークル
結衣「ヒッキー。これから帰り?」
八幡「や、サークル見学」
結衣「ヒッキーがサークル!?」
八幡「おい…失礼なやつだな」
結衣「だ、だってあのヒッキーがだよ!?ど、どんなサークルなの!?」
八幡「料理サークル」
結衣「……へ?」
八幡「や、そろそろ専業主夫を本格的に目指して、練習をだな」
結衣「理由がひどい…」
八幡(まぁ…ほら?ちょっとでも美味いもん食わせたいじゃん?こいつ何でも美味いって言うしな)
312:
―――
給料日
八幡「1…3…7…11…まじかよ…一ヶ月働いてこれっぽっちかよ」
結衣「あたしもそんなもんだよー?」
八幡「……まぁ足りるか」ボソッ
結衣「ふぇ?」
八幡「や、何でもない。まぁ、飯でもいこうぜ」
結衣「うん!なに食べる?」
八幡「なんでもいーぞ。給料日だしな」
結衣「んじゃー!パスタ!」
八幡(あぁ。こうゆうとき彼女が節約家だとマジで助かるよなぁ)
334:
―――
もしもシリーズ
八幡「もしも俺が雪ノ下にNTRたら」
結衣「NTR?」
八幡「まぁ簡単に言えば浮気だな」
結衣「だめ!」ギュッ
八幡「お、おい」
結衣「だめ!許さない!」
八幡「ちょ。落ち着け」
結衣「やだやだやだー!」ブンブン
八幡「揺らすなって」
結衣「例えゆきのんでもヒッキーを取られたくないのー!」ウルウル
八幡「悪かった!だから泣くな」ナデナデ
結衣「ヒッキーのバカぁ。冗談でもやめてよ…」
八幡「ごめん」ナデナデ
結衣「許さないもん」ツーン
八幡「心配しなくても雪ノ下が俺を好きなわけがない」ナデナデ
結衣「……」ツーン
八幡「そ、それ、に、俺が、す、す、好きなのは由比ヶ浜だし 」ゴクッ
結衣「……えへへ。今回だけは許す!」ニコッ
345:
もしも
結衣「ねぇヒッキー」
八幡「んー?」
結衣「もしもヒッキーとあたしの性別が逆だったらどうなってたかな?」
八幡「はぁ?」
結衣「もしも!だよ?」
八幡「なにそれ…つまり由比ヶ浜が男で性格よくてコミュ力高くて皆にモテる……葉山じゃん。絶対仲良くならない」
結衣「えぇ!?」
八幡「や、無理、絶対仲良くならないし、仲良くしたくない」
結衣「そーかなぁ?」
八幡「当たり前だ」
結衣「でも、ヒッキー女の子なのにサブレ助けてくれたり色々頑張るんでしょ?」
八幡「まぁ性別変わるだけならな」
結衣「だったらあたしはやっぱりヒッキーがすきになってるよ!」ニコッ
八幡「そーですか…」
結衣「うん!」
347:
もしもヒッキーがモテるところを由比ヶ浜が目撃したら
結衣「ヒッキーいるー?」ガラガラ
「比企谷くん今日はなに作るのー?」
「比企谷くん一緒につくろー?」
「今夜一緒に飲まない?」
八幡「や、俺一人が好きなんで」
結衣「……」
八幡「あの、離れてくれませんか?」
八幡(いや、マジで。料理できないし。危ないし)
結衣「……」テクテクテク
八幡「あ?…由比ヶ浜どうし」グイッ
八幡「ちょ、ちょっと由比ヶ浜さん?」
結衣「…むー!だめですー。ヒッキーはあたしの彼氏なんで!あげません!」
「えー!比企谷くん彼女いたのー!」
「うっわー!ショックー」
「クスッ。愛人でも私はいいわよ?」
結衣「だめー!」
八幡「ちょ、くるし…」
八幡(あぁ。でもこういう由比ヶ浜は可愛いよなぁ)
348:
八幡(おお、怖い。この彼女候補ヤンデレだったのか)ペラッペラッ
八幡(もしも由比ヶ浜がヤンデレだったら…)チラッ
結衣「♪」ペラッペラッ
八幡(……あーでもこいつ、たしかに素質はあるかもしれない)
結衣「あ、ヒッキーヒッキー!ここオシャレじゃない?今度行こーよ」
八幡(妙になつっこいし。適度に独占欲あるし)
結衣「この、オーロラソースがおいしーんだって!でもオーロラ?北極
のソース?」
八幡(天然でもあるしな…ってもこいつはヤンデレってよりももはやデレデレだしな)ブーンブーン
結衣「ヒッキーメールだよー?」
八幡「あぁ。すまん」
結衣「誰から誰から?」
八幡「んー?あぁ。一色だ」
結衣「へ?いろはちゃん?うわー!懐かしい!どんなのどんなの?」ガバッ
八幡「あ、おい」
いろは【先輩ー!頼まれたチケットとれましたよー。何時取りに来ますかー?先輩の愛しの後輩より】
結衣「……ヒッキー?」ゴゴゴ
八幡「ちが!」
八幡(こわっ!目が、目が!やっぱヤンデレの素質あるかも…)
349:
小町「相変わらずラブラブだね…ちょっと小町嫉妬しちゃうよ」
八幡「何言ってんだお前…」
結衣「ラブラブ…ラブラブ…」カァァ
小町「やー。でも、もしお兄ちゃんが事故にあってなかったら、どうなってたかなぁ?」
八幡「出会わないんじゃね?」
結衣「そこは即答しないで!?出会うよ!それで今みたいになるよ!」
八幡「や、むりだろ」
結衣「高校のときも言ったじゃん!あたしは高校のとき周りを気にしてたからーって奴!」
八幡「あぁ。そんなこと言ってたな」
結衣「忘れられてたんだ……」
八幡(…忘れてるわけないだろ)
八幡「まぁ、それでも、今みたいには無理だったんじゃないの?」
結衣「そんなことなぃもん!」フンッ
八幡「や、拗ねるなよ」ナデナデ
結衣「ゆ、許してあげないもん」プイッ
小町「うっわー…こりゃ砂糖どころじゃないわ…絶対小町の存在忘れてるよ…」
350:
ラッキースケベ
八幡「うぅ。休日なのに平日より早く目が覚めてしまった…顔洗うか」ガチャ
結衣「へ?」
八幡「……………」ガチャ
結衣「……………」
結衣「………え?」
結衣「みら………れた?」
八幡「見えてない!何も見えてないから!」カベゴシ
結衣「ひっ……いやぁぁぁ。ヒッキーのバカァ!スケベ!変態!!」
八幡「ちょっ!叫ぶなまだ朝早いんだから!」
結衣「うわーん!みられたぁぁぁ」
八幡「わ、わるかった!何でもするから許してくれ!」
結衣「絶対いやぁ!」
八幡(まさか朝風呂に入っていたとは…しかも丁度出てきて着替えの瞬間に出くわすとかどんな確率だよ!)
結衣「もうお嫁いけないよぉ!」
八幡「え?」
結衣「へ?」
351:
血まみれ
八幡「ただいまー」
しーん
八幡「……由比ヶ浜?」ガチャ
結衣「あ、ヒッキーおかえりー」
八幡「…なっ…由比ヶ浜!どうした!」バタバタ
結衣「え?あ、いや」
八幡「なんで血まみれに!」
結衣「や、これ、ケチャップだよ?」
八幡「……は?」
結衣「ケチャップの蓋にある銀紙が固くてぇー。思いっきり引っ張ったら…えへへ」
八幡「……はぁー」グッタリ
結衣「ご、ごめんね?」
八幡「も、疲れた」
結衣「でも…すごい心配してくれたヒッキー……かっこよかったよ!すっごい嬉しかった!」
八幡「………あほ。このおっちょこちょいが」ペシッ
結衣「あう…」
八幡「飯…手伝う」
結衣「うん!」
352:
結衣「もし、あたしがゆきのんちの家系だったらどうなってたかな?」
八幡「絶対付き合わない」
結衣「絶対なんだ!?」
八幡「だってそれってようは、お前の姉ちゃん雪ノ下さんになるんだぞ?俺にあの人の親族になる勇気はない!」
結衣「ぇぇー…そんなハッキリ言い切っちゃうんだ……」
八幡「当たり前だ。その上あいつの母ちゃんもセットだろ?俺をストレスで殺すきか」
結衣「じゃあ……あたしのこと好きになってくれないんだ……」ションボリ
八幡「………でもまぁ…そういうのも含めて好きになったんなら…考える」
結衣「ひ、ヒッキー!大好き!」ガバッ
353:
寝る子は育つ
結衣「スースー……」
八幡「ったく……レポートしようって言ったのはお前の癖に…」ツンツン
結衣「ん……スー」
八幡「高校の時も…こんなだったな」
八幡(まぁあの時はレポートが受験勉強だったんだが…変わらないな)
八幡(気持ち良さそうに寝やがって…)
八幡「……少しはあの頃より距離縮まったよな?」ナデナデ
結衣「んー……スースー」モゾモゾ
八幡「………」ナデナデ
360:
―――
運命の土地
八幡「おい、起きろ。由比ヶ浜」
結衣「んー……ヒッキーがおこしてぇ」ゴソゴソ
八幡「…ったく」ヨット
結衣「んー…おはよー」ダキッ
八幡(どんどんエスカレートしてるなぁ…可愛いからいいけど)
八幡「抱きついたままじゃ起きれんぞ。そろそろ起きろ」
結衣「だっこー」
八幡「あほ」ペシッ
結衣「あぅ」
八幡「顔洗ってこい。出掛けるぞ」
結衣「ひ、ヒッキーが自分から!?」
八幡「なんだよ?いくのやめるぞ」
八幡(ここでうんと言われたらどうしよ……)
結衣「ま、まって!20分…ううん!10分だけ!」バタバタ
八幡「あぁ。ゆっくりでいいからな」
八幡(コーヒーでも煎れておくか)
361:
結衣「どこいくのー?」
八幡「とりあえず駅な」
結衣「こんな朝早くにってことは遠出?」
八幡「まぁ。お楽しみだ」
362:
八幡「ここだな」
結衣「ここって……」
八幡「そういうことだ。ほら、俺ら来たことなかっただろ?」
結衣「ひ、ヒッキー!」ガバッ
八幡「ちょ。歩きにくい」
結衣「いーじゃん!そういう気分なんだもん♪」
363:
八幡「大人二枚フリーパス」
結衣「あ、あたし年間パスあるよ?」
八幡「や、頼むから今日は俺に払わせてくれ」
結衣「?」
八幡「まぁ気にするな」
364:
結衣「ヒッキーヒッキー!つぎあれ!」
八幡「…ああ」
結衣「ヒッキー!これかわいい!」
八幡「え?次ここ? 」
結衣「あははは。ヒッキーお化け怖いんだ?」
八幡「ば、ばっか!こわくねーよ」
結衣「ふっふっふー。大丈夫!あたしが守ってあげるから!」ギュッ
八幡「お、おう」カァァ
結衣「キャー!ヒッキー!」ガバッ
八幡「ちょ…マジ…ムリ」ガタガタ
八幡(ガハマさん俺よりビビってるじゃん!守ってくれるんじゃなかったのかよ……こんなの絶対おかしいよ)
結衣「ふぇぇぇ…ヒッキー…」ギュー
八幡(ふぇぇぇ…おれの理性がふぇぇぇだよ…)
365:
結衣「ぁー!楽しかった!」
八幡「そうか」
結衣「でも、なんで急に?」
八幡「やっぱ気づいてなかったか。ほら」
結衣「へ?なにこれ」
八幡「誕生日おめでとう……結衣」
結衣「…え?」
八幡「な、なんだよ?」
結衣「いま…名前」
八幡「……」ポリポリ
八幡「まぁ…なんだ?何時までもその…名字ってのは…な」カァァ
結衣「嬉しい…ありがとう…八幡」ダキッ
八幡「……ああ」ギュッ
結衣「……」
八幡「……」
結衣「ん……もう一回」
八幡「……ばか」
366:
―――
慣れ
八幡「おーい由比ヶ……」
結衣「……」ジー
八幡「ゆ、結衣」
結衣「なぁに?」ニコニコ
八幡「い、いや、風呂沸いたぞ」
結衣「そっか!ありがとう。八幡」ニコニコ
八幡(無理恥ずかしくて無理。こんなの砂糖吐きそうだよ。実家に帰って枕に顔突っ込んで悶えるレベル)
結衣「はちまーん」
八幡「んー?」
結衣「……一緒にはいる?」
八幡「やかましい!」バタンッ
八幡(あぁ…どんどんエスカレートしてるよぉ…)
382:
体重
結衣「ふんふんふーん♪」
結衣「……ん?」
結衣「えええええ」
八幡「ただいまー」
結衣「………おかえり」ドヨーン
八幡「や、どうしたよ」
結衣「うぅー…なんでもない」
八幡「ったく。なんかあったの丸わかりだから。わかりやすぎるまである。ほれ。いってみ」
結衣「……ふえた」
八幡「ふえた?」
結衣「体重ふえたのー!うわーん!」
八幡「……はぁ?それだけ?」
結衣「それだけ?じゃないよ!大事なことだよ!」
八幡「……変わってないぞ」
結衣「見えないところが増えてるんだよぉ」シクシク
八幡「……別に可愛いからいいだろ」プイッ
八幡(何言ってんの俺。ばかなの?死ぬの?)
結衣「うぅーひっきー!」ガバッ
八幡「ちょ…やめ。あ、やわらか…」
八幡(……きのせいか?大きくなってないか?)
結衣「うわーん!」
八幡「あぁ。よしよし。消化いいもの作ってやるから」ナデナデ
383:
―――
名字
八幡「待たせたな。由比ヶ浜」
八幡(さすがに大学だしこっちでいいだろ)
結衣「……」
八幡「?…なぁ、由比ヶ浜?」
結衣「……え?あ、ヒッキー」ポロポロ
八幡「え」
結衣「あ、あれ?おかしいな」ポロポロ
八幡(な、何だ?何を間違った?名前か?やっぱ名前じゃないからか?)
八幡「悪い結衣。大丈夫か?」
結衣「へ?うん」ポロポロ
八幡「えと…泣き止んでくれないか?」
結衣「へ?泣いてないよ?」つ目薬
八幡「……」
結衣「ちょっと目にゴミが入ったから目薬さしてたんだけど、上手く入らなかったみたいで」ゴシゴシ
八幡「………しにたい」
結衣「急にどしたの!?」
384:
―――
帰宅
結衣「ヒッキー。夏はどうするー?」
八幡「や、どうするってどういうこと?」
結衣「実家だよ。帰るの?」
八幡「ぁー…そうだな。お盆ぐらいは帰るか」
結衣「そっか。それでねパパがヒッキーもどうだぁ?って」
八幡「え?繋がってなくないか」
結衣「あぁ。ごめん。ヒッキーお盆に家にこないかってこと」
八幡「やだ」
結衣「ですよねー」
八幡「や、だって怖いじゃん。ただでさえ目つけられてるのに」
結衣「そりぁーあんな挨拶したらねぇ」
八幡「事実じゃねぇか」
結衣「でも、将来の夢を聞かれて「専業主夫です」は…さすがにねぇ。あたしでもフォローできないよぉ」
八幡「……悪かったよ」ポリポリ
結衣「んーん。その分あたしが頑張る!」グッ
八幡「……」ポリポリ
385:
―――
お盆
八幡「あー!実家最高」ゴロゴロ
結衣「もー。ゴロゴロしないのぉ」
八幡「ばっか。実家にいるときぐらいグータラ過ごすんだよ。なぁーカマクラー」
結衣「ヒッキーあっちでも同じじゃんー。ねぇカー君?」ダキッ
カマクラ「ふご」
結衣「ほら!カー君もいってる」
八幡「…カマクラちょろい。ちょろすぎる」
小町「えー…実家でもイチャイチャされるの?小町的にポイント低いよ…」
386:
―――
お泊まり
八幡「で、泊まってくのね」
結衣「えへへ。ヒッキーの家でお泊まりってしたことなかったんだもん」
八幡「そりゃ泊めるわけないだろ」
結衣「もー。少しは考えてよねー」ボフンッ
八幡「おい。なに人のベッドに飛び込んでるんだ」
結衣「い、い、いっしょに……ねよ?」
八幡「………」ガチャン
結衣「う、うー…やっぱ恥ずかしいよぉ小町ちゃんー…」カァァ
398:
もしもシリーズ
結衣「もしもヒッキーと学年が違ったら」
八幡「俺と結衣が?」
結衣「そう」
八幡「や、どうだろうな?まずあの事故は起きないだろうし」
結衣「……比企谷先輩?」
八幡「え」ゾワッ
結衣「うわーキモいね。なんか」
八幡「……由比ヶ浜先輩」
結衣「ひ」ゾクッ
八幡「……ないな」
結衣「うん」
結衣「やっぱり今のままが一番だね!」
―――
八幡「もしも俺がリア充だったら」
結衣「え?絶対ありえなくない?」
八幡「もしもだよ…可能性ぐらい…ないな」
結衣「うんうん。あ、でも」
八幡「?」
結衣「今はリア充だよね?」ギュッ
八幡「……しらん」プイッ
結衣「にしし。ヒッキー顔真っ赤!」
八幡「う、うるさい」
399:
―――
挨拶
結衣「たっだいまー!」
母「あら、帰ってくるの今日だったかしら?おかえりなさい。比企谷くんも、いらっしゃい」
八幡「あ、ども。……あ、これつまらないものですが」ペコッ
母「あらあら。別にいいのよ?いい子ねぇ比企谷くんはー。結衣もいい人見つけたじゃない」
結衣「自慢の彼氏だよ!」
八幡「……」ポリポリ
結衣「そいや、パパは?」
母「ふふっ……今日は残業せずに帰ってくるそうよ?」
結衣「そっかー」
八幡「……」ソワソワ
母「あら、ごめんなさいね。立ち話なんかして、お茶いれてくるわ」
八幡「え?あ、お構い無く。すぐ帰るんで」
結衣「帰るんだ!?」
母「あらあら」クスクス
結衣「とりあえず部屋いこっか!」
400:
父「こんばんは。比企谷くん」
八幡「ども。お邪魔してます」
父「うん。家族水入らずに水を指すんだもんね。ばかなの?死ぬの?」
八幡(あー…こりゃまずいかも)
結衣「パパ!そんなこと言うならもうしゃべってあげないよ!」
父「さて、何もないがゆっくりしてくといい」キリッ
八幡(千葉の父親って娘に甘いのがデフォなのかなぁ……雪ノ下の家もそうだったし…)
―――
結衣「あ、ママ。片付け手伝うね」
母「あらそう?お願いするわ」
八幡「あ、俺がします」
結衣「ヒッキーはいいの!お客さんなんだから!」
八幡(や、頼むから。お二人がいなくなったら俺気まずいよ?たぶん向こうもだけど!)
母「いいですから。くつろいでください」
八幡「すいません」
八幡(どうしよう)
父「……どうかね?」
八幡「……何がですか?」
父「結衣との生活だよ。迷惑をかけてないか?」
八幡「や、そんなことはないです」
父「そうか。困ったことがあったらすぐにいいなさい」
八幡「はぁ…」
八幡(…基本好い人なんだよな)
父「……」
父「……で、孫はまだかね?」
八幡「なにをいってんだあんた」
401:
―――

結衣「ヒッキー。お願い」ポスッ
八幡「んー。んじゃ右耳からな」
結衣「うん」
八幡「……」カリカリ
結衣「♪」
母「お茶ですよぉ……あらあら、お邪魔だったわね」
八幡「……しまった」カァァァ
結衣「ヒッキー反対もー」ゴロン
八幡「ばっか!恥ずかしくてできるか」
結衣「えー!いいじゃんーいつもしてくれてるのにー」
426:
―――
犬二匹
サブレ「わんわんっ!」ゴロン
八幡「おーサブレ元気してたか」ナデナデ
結衣「サブレぇ!お姉ちゃんだよー」
サブレ「くぅん?」
結衣「またなの!?また忘れられたの!?ヒッキーは覚えてるのに!?」
八幡「……」ナデナデ
サブレ「くぅん♪」
結衣「うぅ…サブレ…羨ましいなぁ」
八幡「……は?」
結衣「どっこいしょ!」ゴロン
八幡「おい…なぜ膝に頭をのせる」
結衣「あたしも!」
八幡「……」ナデナデ
結衣「♪」
サブレ「♪」
427:
―――
友達
結衣「ヒッキー!明日暇だよね?」
八幡「何で決めつけてるんだよ……明日はお盆最終日だし家で寝るの」
結衣「遊びにいこう!」
八幡「聞いてないよ…この子」
結衣「優美子が遊ぼうって!」
八幡「俺いかなくてよくないか…?それ」
結衣「ふぇ?でもあたし出掛けるんだよ?ならヒッキーもじゃない?」
八幡「や、おかしいから。なんかおかしいから、気にせず行ってこい」
結衣「あれー?」
428:
―――
お誘い
八幡「……」グータラー
八幡「……」ペラッ
八幡「……」ソワソワ
八幡(なんか……落ち着かない)
八幡「まだ10時かよ……結衣のやつは帰ってくるのどうせ夜だしなぁ」
八幡(……や、寂しくなんてないよ?ほんとだよ?ただほら、何時もあるものがないと違和感があって気分悪いよね?それと一緒)
ブーンブーン
八幡「んー?メール?……こ、こ、これは!」
429:
―――
大天使
「八幡ー!」タタタッ
八幡「?」
「お待たせ!八幡!久しぶりだね!」
八幡「え……ま、まさか、戸塚……か?」
戸塚「そうだよ!もう忘れちゃったの?」
八幡「いや、そうじゃなくて……髪」
戸塚「あ、うん。ちょっと伸びたんだぁ。早く切りたいんだけど友達に止められちゃってて」
八幡「それを切るなんてとんでもない」
戸塚「へ?」
八幡「あ、いや、なんでもない。その……似合ってるぞ?」
戸塚「そうかな?ありがとう!八幡」ニコッ
八幡(あぁ…こんなに可愛い戸塚が女じゃないなんて…こんなの絶対おかしいよ!)
430:
―――
勘違い
優美子「あれ?あれヒキオじゃね?」
結衣「ふぇ?ヒッキー?どこどこ?」
優美子「ほら、あそこ」
結衣「あ……ほんとだ……って…誰あの可愛い人!?ヒッキー浮気!?」
優美子(……んー?あれ同じクラスだった戸塚?だったきがすんだけど……)
優美子「とりあえず落ち着きな。結衣」
結衣「どどど、どーしよー!優美子ぉ!ヒッキーがとられちゃうよぉ!」
優美子「や、よく見てみなよ……」
結衣「……へ?」
結衣「……彩ちゃん?」
結衣「…あ、はは」
438:
―――
合流
結衣「……うー」ソワソワ
三浦「……はぁ」テクテク
結衣「優美子?」
三浦「おーいヒキオぉー」
結衣「ちょ、ちょっと!?」
八幡「あん?誰か呼んでる?」
三浦「あーしだよ」
八幡「……だれ?」
三浦「はぁ!?」
戸塚「ほら。三浦さんだよ!」
八幡「え?三浦って金髪だったじゃん?こんな真人間な黒髪じゃなかったはず」
三浦「あのねぇ。仕事を金髪でするやつがいると思うわけ?」
八幡「……えぇー。まじで印象変わるのな」
結衣「や、やっはろー」
戸塚「由比ヶ浜さん!久しぶりだね!」
結衣「うん!そうだね!」
結衣(彩ちゃん可愛くなりすぎて負けてる気がするよぉ)
八幡「……よう」
結衣「ヒッキー…あたしが誘っても外でなかったのに…」ジー
八幡「ばっか。戸塚は別だ。別枠だ。デート中でも優先するまである」
結衣「そこまで特別なんだ!?」ガーン
三浦「……へぇ。仲良くやってんじゃん」
戸塚「あはは。息ピッタリだね」
439:
八幡「んで、カラオケね」
結衣「ひっさしぶりに歌うよー!」
八幡「あんま飛ばしすぎて前みたいに喉枯らすなよ?」
結衣「わかってるよー!」
八幡「お前ら何飲むの?入れてくるわ」
三浦「気ぃきくじゃん。あーしコーラ」
戸塚「あ、僕も手伝うよ」
八幡「そうか?それじゃ頼むわ」テクテク
戸塚「……あれ?」
戸塚「は、八幡!由比ヶ浜さんのは聞かなくてよかったの?」テクテク
八幡「んー?あぁ。あいつのはわかるからいいよ」ポチッ
戸塚「……ラブラブだねぇ」
八幡「な、ち、ちがうぞ?ただ、わかるだけだからな?けしてラブラブな訳ではない」
戸塚「あはは。なんで照れるのさ」
八幡「……」ポリポリ
440:
―――
ボウリング
結衣「よーし!やるよぉ!」
三浦「今日こそはあーしが勝つし」
結衣「ふっふっふーあたしに勝てるかなぁ?」
三浦「言ったねぇ?あーしだって特訓したし」
戸塚「へぇー由比ヶ浜さんってボウリング上手いんだぁ」
八幡「あぁ…かなりな」ニヤリ
441:
結衣「…うっそ」
三浦「あ、ありえないし」
ヒッキー 267
結衣☆ 236
優美子 198
彩加 178
八幡「……」
戸塚「凄いよ!八幡」
八幡「お、おう。て、照れるな」
八幡(結構前にコテンパンに負けたからな…密かに本とか読んで勉強したんだよな…)
結衣「く、くやしいー!ヒッキーもう一回!」
八幡「えぇ……つかれたし」
結衣「もーいっかいー!」ブンブン
八幡「わ、わかったから揺らすな」
442:
結衣「結局一回も勝てなかった……」ズーン
八幡「実力の差だな」フフン
結衣「むっかー!帰ったらもっかい勝負だかんね!」
八幡「やだ」
結衣「いやなんだ!?」
戸塚「……変わってないなぁ」ニコニコ
三浦「……幸せそうじゃん」ニコリ
443:
結衣「それじゃ、帰ろーか」
八幡「ん」
戸塚「そうだねー!楽しかったよー!また会おうね」
三浦「そうだね…ああ、ヒキオ」チョイチョイ
八幡「?」
三浦「結衣のこと…任せたから」
八幡「……」
三浦「……泣かせたら許さないから」
八幡「……まぁ頑張るさ」
結衣「なになに?なんの話?」
三浦「何でもないよ。結衣。元気でやんなよ」ナデナデ
結衣「えへへ。優美子ね!」
三浦「それじゃ、またね」
戸塚「バイバイー!」
八幡「……」
結衣「……」
八幡「帰るか」
結衣「……うん!」ギュッ
444:
小町「あっという間だったねぇ」
八幡「そうだなぁ」
小町「気を付けてかえるんだよー?あ、あとこれ」
八幡「?」
小町「お父さんが結衣さんにって。渡しといて」
八幡「え。どうみても食い物なんだけど俺にはないの?そうですか……えぇー」
小町「ほら、ぐちぐち言ってないで結衣さん迎えにいく!」
八幡「あいよ。じゃ、学校頑張れよ」ナデナデ
小町「……うん!」
八幡「んじゃ、また冬に帰ってくるから」
小町「はーい。行ってらっしゃーい」
445:
―――
恩師
結衣「あ、ヒッキー!」タタタッ
八幡「おす。待たせたな…っと」
八幡「ちょ。外では離れろ。荷物もあるし」
結衣「いーじゃーん?誰もいないし」ダキッ
八幡「ケジメぐらいつけようぜ……俺は外までベタベタは嫌だぞ」
結衣「えー……うー……だめ?」
八幡「う、……だ、だめだ」
結衣「じゃーしょうがないなぁ。手で我慢するよ!」ギュッ
八幡「や、だから外では……」
「いい度胸だな……比企谷」
八幡「え……せ、先生?」
平塚「全く…小町くんから帰ってきてると聞いて来てみれば白昼堂々イチャラブかぁー?私は貴様をそんな生徒に育てた覚えはないぞ?」
結衣「わぁ!先生久しぶりでーす!」
平塚「うむ……しかし、仲良くやってるみたいだな。安心したよ」
結衣「えへへー」
平塚「比企谷…くれぐれも浮気などしないようにな」
八幡「縁起でもない」
結衣「大丈夫です!何時も一緒ですから!」
平塚「何をいっているのだ。いくら大学が一緒でも家に帰れば隠れてやりたい放題だろう?気を付けなければな」
結衣「へ?一緒に住んでるから家でも一緒ですよ?」
八幡「あ、ばか!」
平塚「なん……だと……」
八幡「お前なぁ先生とか知らないんだぞ」コソコソ
結衣「あぁ!そうだった!」コソコソ
平塚「生徒に先を越された……うぅ……」トボトボ
結衣「あぁ!まってせんせー!」
八幡(いい加減誰か貰ってやってくれ……)
450:
―――
もしもシリーズ
結衣「ねぇヒッキー」
八幡「んー?」
結衣「彩ちゃんがもしも女の子だったらどうする?」
八幡「何それ幸せ。結婚を前提に告白する」
結衣「けっこ!?」
八幡「だって戸塚だろ?そりゃもう俺働くわ。むしろ働きたいまである」
結衣「……そう」
八幡「どした?」
結衣「……別に」
八幡「……はぁ」
結衣「?」
八幡「仮に戸塚が女だったら。多分俺は戸塚と喋ることができねーんじゃねーの?」
結衣「へ?」
八幡「あそこまで完璧なやつが女だったら俺、間違いなく喋ってないぞ」
結衣「えっと?」
八幡「あぁ、もう」ガリガリ
八幡「そうなっても多分戸塚には告白してないってことだよ」
八幡「つーか、そんな戸塚が放っておかれるわけもないしな」
結衣「ヒッキー……えへへ」
八幡「……」プイッ
451:
結衣「ヒッキーて小町ちゃんすごく好きだよね」
八幡「あ?当たり前だろ。千葉ではデフォだろ」
結衣「もしもあたしが妹だったら?」
八幡「結衣が妹…ね」
結衣「お兄ちゃん!この問題やって!」
結衣「お兄ちゃん!朝御飯つくったよ!」
結衣「お兄ちゃん!休みだからってゴロゴロしない!」
結衣「お兄ちゃん!遊んで!」
結衣「お兄ちゃん!暇だよ!面白いことして!」
八幡「……すっげえ疲れそう」
結衣「なんで!?」
452:
―――
料理研
「比企谷くーん。お迎えだよー」
八幡「へ?あぁ結衣」
「おやおや?結衣…ねぇ?」
八幡「な、なんすか?」
「んーんー?前まで苗字呼びだったのになぁって」
八幡「……そうでしたっけ?」
「ふふふっ。とぼけちゃって」
結衣「ヒッキー!」ブンブン
八幡「それじゃ、すいませんがちょっと行ってきます」
「あー。そういえば今料理研は人手不足なんだけどなぁー」
八幡「……まぁ誘ってはみますよ」
「よろしくぅー」
453:
―――
偶然
いろは「あれ?先輩?」
八幡「…人違いです」
いろは「堂々と嘘を言いますね!?」
八幡「久しぶりだな。一色」
いろは「そーですねぇー何ヵ月ぶりですかね?」
八幡「…聞いたぞ三年連続生徒会長の話」
いろは「あれ?どっから漏れたんですかね」
八幡「小町。お盆に帰ったとき聞いたんだよ」
いろは「あぁ。なるほど。まぁ成行ですけどね」
八幡「ふーん」
いろは「うっわー興味なさそー」
八幡「そりゃな」
いろは「…先輩の頭ん中は結衣先輩のことしかないですもんね」
八幡「なわけあるか」
いろは「先輩」
八幡「んー?」
いろは「私就職先決まりました」
八幡「え?お前進学しないの?」
いろは「……はい」
八幡「へー。意外だな。どこなわけ?絶対行かないようにするから教えてくれ」
いろは「くすっ。本当捻くれてますね。先輩」
八幡「うるせぇ」
いろは「……こわーいお姉さんのお付き役ですよ」
八幡「……」
いろは「……えへへ。あ、私これから待ち合わせなんで!また今度ゆっくりお話しましょうね!」
八幡「……怖いお姉さん…ね」
454:
―――
八幡「……結衣」ピトッ
結衣「え……ど、どうしたのヒッキー」カァァァ
八幡「俺達付き合ってもう随分たつよな?」
結衣「え?あ、うん」
八幡「そろそろさ……」スッ
結衣「ん……」
八幡「……いいか?」
結衣「……ばか…あたしに言わせないでよ」
八幡「結衣……」
結衣「はち…まん」
結衣「はっ!?」ガバッ
結衣「ゆ、夢!?えええええ!?」カァァァ
八幡「どうした?大声だして」ガチャ
結衣「い、いま、みないでぇぇぇ!」ポイッ
八幡「ぐぁ……な、なぜ」バタッ
結衣「う、うわー…ど、どどどうしよぅ。どんな顔すればいいのぉ…」
夢落ち
462:
―――

八幡「おーい。朝だぞ」コンコン
八幡「……また寝てるのか?」ガチャ
結衣「……ひっ…きー」
八幡「結衣!どうした!」
結衣「ちょっと……ふら、ふら、し…て」
八幡「……熱があるな」ピトッ
結衣「ごめ…ん」
八幡「いいから。よっと」ダッコ
八幡「ちょっと待ってろ」
結衣「……うん」
八幡(氷枕と水と、タオルと……)バタバタ
八幡「入るぞ。結衣」ガチャ
結衣「……」
八幡「とりあえず、これ枕にしろ」
結衣「うん…」
八幡「今日は俺も休むから、ゆっくり寝ろ」
結衣「…ごめんね?」
八幡「いいから。飯少しでも食べれるか?」
結衣「いまは…むり」
八幡「そうか」
結衣「ねぇ…」
八幡「ん?どうした?」
結衣「手ぇ…つないで?」
八幡「…ああ」
463:
―――
サークル
八幡「と、言うわけだが、どうする?」
結衣「あたしが料理研に?いいのかなぁ?もう夏だけど」
八幡「いいんじゃないか?」
結衣「んー。じゃあ入ろうかな」
八幡「よし。後な、サークルでは抱きつくなよ?」
結衣「し、しないよ!そんなこと!」
八幡「マジで頼むからな」
結衣「じゃあ今のうちに!」ダキッ
八幡「おい」
結衣「えー?家ならいいんでしょ?」
八幡「いい…のか?」
結衣「いいのだ!」
464:
―――
入部
結衣「と、言う訳で!今日からよろしくお願いします!由比ヶ浜結衣です!」
「はい。よろしくねぇー」
「よろしくー」
八幡「よろしく」
「比企谷くんの彼女なんだって?」
結衣「あ、はい!その節は無礼を」
「気にしない気にしない。で、何処までいってるのー?」
「付き合ってるのいつからー?」
「出会いはいつー?」
八幡(女の子って凄いなぁ)
470:
―――
準備
結衣「ええぇー!?あ、あたしがですか!?」
「そう。よろしくね」
結衣「む、むむ、無理です!」
「大丈夫大丈夫。結衣ちゃん可愛いし」
結衣「そんなことないですよ!」
「ほら、比企谷くんも惚れ直しちゃうかもよ?」
結衣「へ?」
「進展がなくて困ってた結衣ちゃんもこれを期に進展!ってなるかも!」
結衣「ヒッキーが…惚れ直す…惚れる…進展…や、やります!」
(ちょろいなぁー♪やっぱ結衣ちゃん可愛いなぁ)
「比企谷くーん。生地作っといてー」
「こっちソースおねがーい」
「ご飯まだぁ?」
八幡「何でこんなに忙しいんだ」イソイソ
471:
―――
メイド
「比企谷くん。比企谷くん」
八幡「なんですか?」
「…じゃーん!」
結衣「は、恥ずかしい……」
八幡「……」
結衣「……あ…ぅ」
八幡「……」
結衣「に、似合うかな?」
八幡「……」
結衣「な、何か言ってよ!」
八幡「……」
結衣「ね、ねぇ!」
八幡「……」
「ありゃりゃ?刺激が強すぎたかな?」
472:
―――
フラッシュバック
結衣【に、似合うかな?】
八幡(……)バタバタ
八幡「なんなのもう…似合ってるっつうの」
八幡「つーか、あれ着て売り子するのかよ……」
結衣「ヒッキー。ご飯だよぉ」ガチャ
八幡「う」カァァァ
結衣「どしたの?顔真っ赤だよ?」
八幡「…何でもない」
結衣「?」
八幡(まともに顔がみれない…)
475:
―――
文化祭
結衣「いらっしゃいませー!」
「可愛い子が売り子してるってここ?」
「そうらしいぞ」
「彼氏いんのかなぁ?」
「うっわすっげエロそうじゃね?」
八幡「……」イライライラ
「比企谷くん!Aセット!いける!?」
八幡「……うす」イライラ
「ねぇねぇ。今日一緒にまわろーよ」
結衣「あ、すいませーん。あたし予定あるんで」
「えー?マジでぇ?」
結衣「マジですマジです」
八幡「…Aセット…お待ち」ギロッ
「あ?」
結衣「ヒッキー?わわっ」グイッ
八幡「悪いけどこいつ俺の彼女なんで。言い寄るのやめてくれます?」
結衣「ひ、ヒッキー」カァァァ
「んだよ、彼氏持ちかよ」
「おぉー。比企谷くんやるねぇ」
「あたしも言われてみたいなぁー」
「見せつけてくれるなぁー……皆で後でしめるかなぁ」
476:
八幡「しにたい。いや、むしろ殺してくれ」ズーン
結衣「えへへ。ヒッキーかっこよかったよ」
八幡「忘れてくれ…マジで」
結衣「やーだもん。先輩たちも褒めてたよ?」
八幡「あれ、褒めてるんじゃなくて冷やかしてただろ……俺これからサークルどんな顔していけばいいの…」
結衣「まぁまぁ。終わったことを気にしないで!せっかく先輩が時間くれたんだから一緒に回ろ!」
八幡「……あぁ。周りの視線がいたい…」
結衣「周りなんて気にしてないでしょ!ヒッキーは!ほら、いこ!」グイッ
八幡「はぁ…行きたくない」
結衣「もー!それなら!」グイッ
八幡「え?…ちょ、ちかっ」
結衣「……」
八幡「……」
結衣「さ、さっき助けてくれたお礼!」
八幡「こ、この!こんな外で…」
結衣「えへへ。我慢できなかったの!」
八幡「も、勘弁してくれ」
477:
―――
二年生
八幡「あっと言うまに二年の冬か」
結衣「もうすぐ三年だねぇ」
八幡「あー。そういや、成人式どうする?」
結衣「勿論いくよ!」
八幡「…昔お前成人の年間違えてたよな」
結衣「やめてぇ!も、もう間違えたりしないもん!」
八幡「はは。まぁアホなのは今も変わらないよな」
結衣「もー!…ヒッキーは参加しないの?」
八幡「いかない」
結衣「え」
八幡「めんどいし。中学の同期とか知り合いもいないし高校のやつとは戸塚以外どうでもいーし」
結衣「えと、ご、ごめん」
八幡「いや、謝るなよ。そっちのがきついぞ」
結衣「そ、そうじゃなくて…」
八幡「?」
結衣「さ、参加に丸して…出しちゃった……」
八幡「え」
結衣「あ、あはは」
八幡(えぇー。マジで?会いたくねーの沢山居るってのに…)
八幡「…今日の晩飯は結衣の嫌いなものばかりな」
結衣「姑息だ!?ほんとごめんって!」
487:
――
成人式
「ひっさしぶりー!」
「変わってないなー!」
「仕事に何してるの?」
八幡(ああ。ダルい。うるさい。結衣はまだかよ)
「あれ?比企谷?」
八幡「……折本」
八幡(……最悪だ)
折本「……久しぶり」
八幡「……ああ」
折本「前会ったときは…その」
八幡「いいから」
八幡「大丈夫だ。もう終わったことだろ」
八幡(俺がお前を好きだったのも全部終わったことだ)
八幡「なぁ折本」
折本「?」
八幡「……俺好きなやつが出来た」
折本「うん」
八幡「…」
折本「……きっと上手くいくよ」
八幡「……ああ」
折本「おめでとう」
八幡「ああ」
結衣「ヒッキー!お待たせー!」
八幡「んじゃいくわ」
折本「うん。バイバイ」
八幡「ああ」
八幡(バイバイ…か」
488:
―――
同窓会
結衣「みんなー!久しぶりー!!」
海老名「久しぶりー結衣」
戸部「おおっ結衣のやつ変わってないねーべ」
葉山「久しぶり」
三浦「隼人じゃん!やだ久しぶりじゃん!元気だったー?」
葉山「ああ。元気だよ。皆も元気そうでよかった」
八幡「…」ゴクゴク
戸塚「久しぶりー八幡」
八幡「ん。久しぶり戸塚」
材木座「ケプコンケプコン。久しいな…八幡!」
八幡「相変わらず暑苦しいな材木座」
材木座「ふっふっふ…聞いて驚け八幡。我はついについにラノベ作家となったのだ!」
八幡「ああ知ってる。もう二十回ぐらい聞いた」
材木座「ほほぅ?我の作品も大きくなったものだな」
八幡「全部お前からだからな」
材木座「ふっふっふ!八幡!そんなお前にこれをやろう…我の直筆サイン入りの第一巻!限定品だ…大事にしろ」
八幡「や、いらない」
材木座「ぐはぁぁぁ」
八幡(もう一巻持ってるしな)
結衣「………」シュン
八幡「………」チラッ
材木座「そう言えば…あの方はどうした?」
八幡「……」ゴクゴク
戸塚「あの方?」
材木座「奉仕部の部長である。あの御方だ」
八幡「……」
戸塚「そう言えば……」
八幡「……」ゴクゴク
【さようなら。比企谷くん】
結衣「ヒッキー?」
八幡「…え?あ、なんだ?由比ヶ浜」
結衣「……結衣。だよ?」
八幡「え。わ、悪い。何か昔思い出してたら、つい」
結衣「……そっか」
八幡(しまった)
八幡「……そのうち帰ってくるさ。ほら、あいつはよく迷子になる奴だったしな」ナデナデ
結衣「…うん」
材木座「あのー我らもいるんですけどー」
戸塚「邪魔しちゃ駄目だよ。材木座くん」
489:
―――
Episode 雪乃
雪乃「雪乃ちゃん」
雪乃「…姉さん」
陽乃「よかったのー?母さんと喧嘩なんてして」
雪乃「いいのよ。私はまだ結婚したくないもの」
陽乃「比企谷くんがいるもんねー?」
雪乃「……だめよ」
陽乃「?」
雪乃「彼には由比ヶ浜さんがいるもの」
陽乃「…へー。雪乃ちゃん。諦めるの?」
雪乃「何をいっているのかしら?そもそも私は比企谷くんのことなんてなんとも思って無いわよ」テクテク
陽乃「……素直じゃないなぁ」
雪乃(あれは…)
八幡「こんな時間に買い物かよ」
雪乃「悪い?あなたに指図されるいわれはないのだけど?」
雪乃(……全く…ダメね私は。こんな子供みたいなことをいって彼を困らせてばかり)
雪乃「…雪」
八幡「……風邪引く前に帰れよ」
雪乃(…どうしようもないお人好しね。自分では思ってもないんでしょうけど)
雪乃「比企谷くん…よい年を」
497:
―――
待ち合わせ
雪乃「こんにちは」
陽乃「やっほー。雪乃ちゃん」
陽乃「あ、さっき比企谷くんに会ったよ?」
雪乃「変なちょっかい出してないでしょうね?」
陽乃「あららー?心配?」
雪乃「相手が姉さんだもの」
陽乃「あーん。雪乃ちゃんひどーい」
雪乃「それで?こんなところに呼び出して何かしら?」
陽乃「ああ。うん。お母さんのこと」
雪乃「……」
陽乃「大丈夫だよ。卒業までに考えれるようになったから」
雪乃「え?」
陽乃「もーすっごく大変だったんだからねー?お姉ちゃん頑張った。偉い!」
雪乃「どうして?」
陽乃「へ?…そんなのお姉ちゃんだからだよ」ニコリ
雪乃「…姉さん」
陽乃「さーて、ご飯食べよーよ」
498:
―――
「おはよー」
「おはよー!久しぶりー!正月どうだったー?」
雪乃「……」ガチャ
雪乃「……箱?」
雪乃「……クスッ」
雪乃「素直じゃないわね。まぁ私もだけど」カチャ
雪乃「ありがとう…比企谷くん」
499:
―――
雪乃「前にも言いましたが私は今結婚する気はありません」
母「どうしてお母さんの言うことを聞いてくれないのかしら?」
父「まぁまぁ、母さん。そんなにカリカリするな」
母「貴方は黙ってなさい。雪乃。帰ってきてからまた話をしますからね」
雪乃「ええ」
雪乃(まったく…ここ最近部活に行けてないわね…大丈夫かしら?)
500:
―――
父「すまないな。雪乃」
雪乃「構わないわ。一度出会うだけだもの…でもわざわざバレンタインのチョコを作らなくてはいけないのは面倒かしら。面倒な日付に決めてくれたものね」
父「ははは。それを母さんは狙ってるのかもしれないね。…学校に渡す相手はいないのかい?」
雪乃「な、何をいっているのかしら?そんなの居ないわ」
父「そうか」
雪乃(そうね……ついで、そう。ついでの片手間に…)
501:
―――
結衣「スキーだぁ!」
雪乃(さて、自由時間なのだしゆっくりと滑ろうかしら)
三浦「……」ジー
雪乃「なにかしら?」
三浦「勝負よ!」
雪乃「私に勝てるかしら?」
三浦「も、もう一回!」
雪乃「構わないわよ?」
三浦「う、うぅー」
雪乃(クスッ。何処と無く似てるわね。彼女に)
三浦「な、なに笑ってんの!」
雪乃「あら?ごめんなさい。そんなつもりはないのだけどね」
502:
―――
雪乃「おめでとう小町さん」
小町「いやーありがとうございます!部活でもよろしくお願いします」
雪乃「ええ……」
503:
―――
雪乃「全く……しつこいわね」
父「すまない。雪乃」
雪乃「……母さんにも困ったものね」
雪乃「相手の方には以前お会いしたときに話はつけたのだけど……まさか違う人を寄越すとはね」
父「…父さんが不甲斐ないばかりにすまん」
雪乃「……卒業までは何とか捲るわ」
504:
―――
雪乃「その紙は?」
八幡「ラブレターだよ」
雪乃(比企谷くんにラブレター?)
「あの二人さ」
「………次は……する?」
雪乃「……」ピクッ
雪乃(まったく…どこの学校も同じね)
雪乃(さて…どうしましょうか)
505:
―――
三浦「……」イライラ
戸部「どーしたんだろうな?優美子のやつ」
葉山「…さぁ。」
葉山(何となくわかる気はするんだけどね)チラッ
「……組の…」
「えー?まじ?」
川崎「……」イライラ
506:
―――
雪乃「…」
三浦「…」
雪乃「…なにかしら?」
三浦「あんた…気づいてるよね?」
雪乃「…そうね」
三浦「そう。…今回は協力するし」
雪乃「いらないわ」
三浦「あんたっ…はぁ……ならあーしは勝手にするし」
雪乃「えぇ」
雪乃(まったく…何がボッチなのかしら?もう十分更正できてるじゃない)
507:
―――
小町「お兄ちゃん?どしたの?」
八幡「いや、何でもない。帰るか」
「クスクス見た今の?」
「傑作ね。次はなにする?」
雪乃「あなた達ね?」
「え?」
雪乃「まったく…手間をかけさせてくれたわね」
いろは「まったくですね」
川崎「…」
三浦「さて…どう落とし前つけさせようか?」
「な、なんで」
雪乃「虐めをする人間はその結果を知りたがるものよ。ソースは私。まぁ私は彼と違って全て返り討ちにしてきたのだけどね」
三浦「……ま、ちょっとあーしらと話しようよ。時間…あるよね?」
508:
―――
陽乃「よかったの?雪乃ちゃん」
雪乃「……なんのことかしら?」
陽乃「……ううん。何でもないよ」
雪乃「良いじゃない。二人はどうみても両思いだったのだから…」
雪乃「いいじゃない……」
陽乃「そう……それで…留学の話はどうするの?」
雪乃「やるしかないじゃない。それさえ終われば結婚の話を反故にしてくれるのだから」
陽乃「……その事を伝える気もないんだ?」
雪乃「いいのよ。これで」
雪乃「私は卒業したらどっちにしろ疎遠になるのだから……」
陽乃「……」
509:
―――
八幡「なぁ雪ノ下」
雪乃「何かしら?」
八幡「お前、大学どこ受けるの?由比ヶ浜が気にしていたぞ」
雪乃「あなたたちはまず自分達の大学受験を心配する必要があるわね」
八幡「痛いところを…」
雪乃「……二人が無事に合格したら教えるわ」
八幡「…?」
510:
―――
結衣「ゆきのーん!受かった!あたしやったよ!!」
雪乃「ええ。おめでとう。由比ヶ浜さん」
結衣「ゆきのんのおかげだよー!」ウワーン
八幡「大袈裟だなぁ」
雪乃「あら?貴方が実は一番嬉しいんじゃないかしら?」
八幡「……うるせぇ」
511:
―――
八幡「うーす」ガラガラ
雪乃「こんにちは」
八幡「おう」
雪乃「……由比ヶ浜さんは?」
八幡「今日は三浦たちと合格祝いだそうだ」
雪乃「そう。…丁度いいわね」
八幡「?」
雪乃「約束したじゃない。貴方たちが合格したら私の進路を教えると」
八幡「ん。なら由比ヶ浜もいたほうがいいんじゃないか?」
雪乃「ダメよ。この話は貴方だけに留めておきなさい」
八幡「はぁ?」
雪乃「約束してちょうだい」
八幡「あ、ああ」
512:
―――
八幡「……留学?」
雪乃「ええ」
八幡「お前それ…由比ヶ浜には話してやれよ」
雪乃「由比ヶ浜さんは…貴方に任せるわ」
八幡「いや、何言って」
雪乃「だって…私は…」
八幡「?」
雪乃「…なんでも…ないわ」
雪乃「とにかく、私が帰ってくるまで由比ヶ浜さんを泣かすんじゃないわよ?」
八幡「いや、お前が急に居なくなったらその時点で泣くぞ…あいつ」
雪乃「あら?それをなんとかするのが彼氏の役目じゃなくて?」
八幡「……ちゃんと帰ってくるんだろうな」
雪乃「当然よ…私は虚言は吐かないもの」
513:
―――
結衣「ゆきのーん!卒業おめでとー!」
雪乃「ええ。由比ヶ浜さんもおめでとう」
結衣「うぅー!寂しいよぉ」
雪乃「また会えるわ」
結衣「約束だよ!」
雪乃「ええ」
三浦「結衣ー。写真とるよー」
結衣「うんー。わかったー!ちょっと行ってくるね」
雪乃「ええ」
八幡「…本当にいいのかよ。なにも言わなくて」
雪乃「……ええ」
八幡「……」
雪乃「比企谷くん」
八幡「?」
雪乃「今までありがとう。貴方のおかげよ…私がここにいれるのは」
八幡「俺は…なにもしてないぞ」
雪乃「謙遜することはないわ」
八幡「……そうか」
雪乃「ええ、そうよ」
雪乃「先に貴方には言っておくわ」
雪乃「さようなら。比企谷くん」
八幡「……」
八幡「ああ。さよならだ。雪ノ下」
514:
―――

八幡(結局あれから二年……あいつから連絡は一切なかった)
八幡「結衣にぐらい…連絡してやれよ」
コンコン
八幡「?」
結衣「ヒッキー…起きてる?」
八幡「ああ」
結衣「入っていい?」
八幡「……ああ」
結衣「……」
八幡「…どうした?」
結衣「ねぇヒッキー…一緒に寝てもいい?」
八幡「………」
結衣「ご、ごめん…何て言うか…不安で」
八幡「……」
結衣「ヒッキーも何時か急に居なくなっちゃんじゃないかって……」
八幡「…そんなわけあるかよ」
結衣「うん…でも、今日の同窓会で余計感じちゃった」
結衣「皆…変わっていくんだよね…なんだろ。自分だけ置いていかれた気分になっちゃって」
八幡「……」ダキッ
結衣「ヒッキー…」
八幡「……大丈夫だ。変わらないことに関しては俺は最強だからな」
結衣「ぅ…ひっ…そ、そんなの……わかんないよ…」
八幡「大丈夫…大丈夫だ」
結衣「ごめっ…ごめん……ちょっとだけ」
515:
―――
八幡「ぅ……朝…か」
結衣「……スー……スー」
八幡「……」ナデナデ
八幡(泣きつかれて寝ちゃったんだっけか…)
八幡(……あいつの居場所を知っている人はいる。教えてくれるかは別だけど…)
結衣「ゆき…のん……」ギュッ
八幡「……」ナデナデ
八幡(迷子になってるんだったら……見つけてやらないとな)
544:
―――
お風呂
八幡「……あれ?冷たい?」
八幡「故障…?」
結衣「どしたのー?」
八幡「風呂が故障したらしい」
結衣「えぇ!?お風呂入れないの!?」
八幡「…まぁ今日は銭湯いくか」
結衣「銭湯!いいねぇ!いこういこう!」
結衣「でもどうせならー温泉でー……混浴でヒッキーと!なんてね!」
八幡「……ば、バカなこといってないで行くぞ」
結衣「にしし。ヒッキー照れてるぅ。今からでも……みる?」
八幡「うるさい」ペシッ
結衣「よっと」ヒョイ
八幡「……」ペシッ
結衣「♪」ヒョイ
結衣「ふっふっふ!もう当たらないよ!」
八幡「あ、UFO」
結衣「へ!?どこ!?って痛っ!」
八幡「ばーか」
結衣「ず、ずるいよ!ヒッキー!ノーカンノーカン!」
545:
―――
エッチ
「えー!?ゆ、結衣ちゃんまだなの!?」
結衣「ぅ……はい」
「ええー!た、たしか一緒に住んでるんだよね?」
結衣「……はい」
「えぇー……こーんな可愛い子がいるのに手出さないなんて……」
結衣「あ、あたし魅力ないのかなぁ…」
「いやいや。これは比企谷くんに問題ありだよー。キスとかは?」
結衣「あ…ぅ……」
「うっわー。スッゴい純愛。本当にあるんだこういうの」
結衣「あ、あはは」
「押し倒しちゃいなよ。結衣ちゃんにはその二つの武器がある!男なんてイチコロだよ!」
八幡(だから、部室入れなくなる話題はやめてくれ…)
546:
―――
いろはす
いろは「珍しいですね。先輩から私にコンタクトをとるなんて」
八幡「悪いな。忙しいのに」
いろは「いいですよー?休みですし」
八幡「そうか」
いろは「ええ。でもプレゼント選びって言われても私なんかでいいんですかねぇ?」
八幡「まぁ、ちょっと考え付かなくてな」
いろは「ふぅん?」
八幡「なんだよ?」
いろは「先輩…嘘が下手になりましたね」
八幡「……別に嘘は言ってないぞ」
いろは「…先輩?」ニコッ
八幡「……あのさ―――」
547:
―――
浮気
結衣「ヒッキー」ジー
八幡「んー?」
結衣「先週の日曜日なにやってたの?」
八幡「は?……あ」
結衣「……なにかな?」ニコニコ
八幡「や、な、なにもしてないぞ」
結衣「ららぽーと」
八幡「う」
結衣「駅前の居酒屋」
八幡「あ、あはは、それがど、どうしたよ?」
結衣「ヒッキー?」ニコニコ
八幡「……」ダラダラ
八幡「えっとな、兎に角、浮気ではない!本当だ」
結衣「…ふーん」ジー
八幡「……」ヒヤヒヤ
548:
―――
洗濯物
八幡「洗濯終わったか」ガチャ
八幡「……うし。畳むか」
八幡「………」テキパキ
八幡「……ん?」
八幡「……あのバカ……」
結衣「ヒッキー。ただいまー」ガチャ
八幡「あ」
結衣「え」
八幡(さてこの状況結衣から見たらどう映るかな)
八幡(帰ってきたら彼氏が自分の下着を掴んでました)
八幡「……誤解だか」ゴンッ
結衣「なななななにしてるのぉぉぉ!」
八幡「いてぇ。マジいてぇ」
結衣「ひひひ、ヒッキーが見たいなら見せてもいいけど!って違う!バカバカバカ!」ポコポコ
八幡「わ、悪かった悪かったから」
549:
―――
TV
結衣「…ひゃぁぁ!」ダキッ
八幡「……」
結衣「……ひぃぃ!」ビクッ
八幡「……」
結衣「……ひぃ!」
八幡「……怖いなら消せばいいだろ…」
結衣「で、でも、こういうのって見たくなるじゃん」
八幡「いやまぁわかるけど」
八幡(俺も辛いんですよ……いろんな意味で)
560:
―――
推薦
八幡「え、高校生の家庭教師ですか?」
講師「うむ、私の知り合いの子でね、レポートの発表を聞いていて君ならできると思ったんだがどうかね?」
八幡「はぁ……家庭教師ですか」
講師「給料もそこそこ出るし、悪くないと思うがね。なにより経験になる。君は就職で悩んでるそうだしね」
八幡「あ、あはは…そうすね」
八幡(専業主夫希望なんですけどね)
八幡「少しだけやってみます」
講師「そうか。では頼むよ」
561:
―――
再会
高校生「……よろしくお願いします」
八幡(目も合わせないのかよ……まぁ俺もそうだったけどな)
八幡「初めまして。えーっと鶴見さん」
鶴見「……留美でいい」
八幡「え?いや初対面からそれでいいのか?」
留美「……やっぱり忘れてる」
八幡「え?」
留美「八幡の馬鹿」
八幡「んー?鶴見…留美」
八幡(いかん。マジで誰だ。つーかこんな黒髪ロング出会ってたらそうそう忘れないぞ)
八幡「……すまん。やっぱ思い出せん」
留美「私が小6の時の林間学校。もう四年前だけど」
八幡「林間学校…四年前…鶴見留美………留美…ルミ…あ」
留美「思い出した?」
八幡「お、おう。なんつーか印象大分変わったからわかんなかったわ」
留美「どうなったかな?あのときと比べて」
八幡「んー。可愛いげがなくなった」
留美「どういう意味!」
八幡(黒ロンでツンケン……うん。非常に可愛いげがないな……まぁアイツよりかは可愛いげあるけどな)
八幡「冗談だ。とりあえず今日は顔合わせとついでにお前の学力知るためにテストをしてもらうからな」
留美「えー。いきなりテストー?」
八幡「はいはい。やりましょうね。頼むから」
留美「…はーい」
562:
―――
痴話喧嘩
八幡「だから、悪かったよ」
結衣「うーー!ヒッキーのバカァ!」
八幡「しょうがないだろ?決まっちまったんだから」
結衣「でもでも!ヒッキーなら何とか出来たはずじゃん!」
八幡「……や、無理です」
結衣「ぶーぶー!」
「あれ、何を言い合ってるんですか?」
「比企谷くんが今日サークルで作った料理に結衣ちゃんの嫌いなものが入っててねー」
「ああ。それで……ほんと、見てるだこっちが恥ずかしくなるカップルですよねー」
「本当にね」
結衣「ヒッキーのバカー!わからず屋ー!ヘタレー!」
八幡「最後関係ないだろ!」
563:
―――
遺産
留美「そういえば、私奉仕部に入部してるよ」
八幡「え、まだあったのあの部」
留美「まぁ部員は少ないけどね」
八幡「ふーん」
八幡(てっきり小町が卒業してなくなったと思ったわ)
留美「八幡とかの話結構有名だよ?バカで腐ってたって。もう伝説の域だよ」
八幡「おい。誰だそんなこと言ってる奴は」
留美「平塚先生と後は小町さんって人が後輩の人に言い残してたみたい」
八幡「あのバカ……」
留美「?」
八幡「まぁいいや。休憩終わり。続き始めるぞ」
留美「えー」
564:
―――

講師「ふむ、やはり比企谷は人に何かを教えるのがうまいみたいだな」
八幡「そうですかね?」
講師「うむ、先日の議会の発表も好評だったし、鶴見さんの成績も上がってきてるそうだぞ」
八幡「まぁ元々下地がある程度できていたので俺の実力とは関係無いですよ」
講師「そうでもないさ。君は自分で思うより沢山のことが出来る人だ」
八幡「……そうですか」
講師「それでな、君に話が……」
565:
―――
夫婦
八幡「あれ?」
結衣「はい」
八幡「……サンキュ」
結衣「えっと……」
八幡「奥から二番目」
結衣「ああ。そだった」
「すごっ。なにも言わないのに伝わってる」
「やー。熟年の夫婦ですなぁ」
結衣「ひゃぁ!」バタンッ
八幡「ぐえっ……」ドサッ
「でも、まだなんだよねぇ」
「もうさっさとゴールしちゃえばいいのにねぇ」
「まぁ見てる分には楽しいけどねぇ」
576:
大晦日
八幡「お雑煮できたぞー」
結衣「あ、うん!食べる食べる!」
八幡「もう三年も終わりか」
結衣「早かったねぇー。来年は就職だしもっといんだろーな」
八幡「……そうだな」
結衣「この生活も終わっちゃんだよね…」
八幡「……そうだな」
結衣「考えたくないなぁ」
八幡「…だな」
結衣「ヒッキーは就職どうするの?」
八幡「就職なんてしてたまるか」
結衣「ヒッキーだなぁ」アハハ
八幡「……」
結衣「お雑煮うまっ!」
八幡(就職……か)チラッ
結衣「んー。おいしー幸せー」ニコニコ
577:
―――
魔の空間
八幡「喉乾いたな」
結衣「そだねー」
八幡「コーヒー煎れてくれ」
結衣「やーらー。ヒッキーが煎れてよー」
八幡「嫌だ」
結衣「お腹すいたぁ」
八幡「今日の当番はお前だぞ」
結衣「えぇー。そだっけー?んじゃー。今度ヒッキーと変わるから今日はお願いー」
八幡「一昨日もそうだっただろ」
結衣「やーだー!でたくなーいー!」
八幡「それは俺もだ」
結衣「ぶー……ねぇ。ヒッキー」モゾモゾ
八幡「な、なんだよ。ち、近いぞ」
結衣「お願い……して?」耳元
八幡「……」カァァァ
八幡「今日だけだからな」ドッコイショ
結衣「やったー!ありがとヒッキー!大好き!」
八幡「……卑怯だろ」ボソッ
結衣「んー!炬燵最高ー。ヌクヌクー♪」
584:
停滞
留美「八幡はもうすぐ四年だよね?」カリカリカリ
八幡「ん。そうだな。あと、そこ間違ってるぞ」
留美「あれ?……卒業したらなにするの?」ケシケシ
八幡「……さぁな」
留美「考えてないの?」
八幡「おう。まぁ専業主夫のことならずっと考えてるがな」
留美「うっわーダメダメだ」
八幡「うるせぇ。今はお前の成績が心配で就職なんて考えてられん」
留美「私のせいにされた!?」
八幡(……卒業後か)
八幡(まだ俺は……いや俺達はまだ卒業できてないはずだ。ずっとあそこで止まってる。進めていない気がする)
留美「んー。八幡ここわかんないー!」
八幡「それ、二日前に教えたところの応用だぞ。思い出しながらやってみろよ」
留美「八幡のスパルター」ブーブー
58

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童貞を勘違いさせた女の行動

カーリングって見る人が見れば面白いもんなの?真面目な顔で床ゴシゴシしてるだけで糞つまんねえ

JOCのメダルかじり禁止に為末大が異論「選手とメダルを同時撮影できる国際的方法。強制する事ではない

カーリング日本女子代表、延長戦でスイスに9-7で辛うじて勝利し通算3勝4敗に

弟だけが養子になって財産を相続するのはおかしい。両親や祖父母から差別があったのではないのか

【画像あり】 自衛隊の雪かきをご覧ください・・・ これは大変 頑張って下さい(`;ω;´)ゞ

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