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ほむら「魔法で何でも願いを叶えてあげるって言われたらどうする?」


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1:
叛逆微ネタバレ注意
まどか「行ってきまーす」
まどか(今日はあの子に会えるかなぁ…ふふっ)
2:
まどか(昨日はこの辺の道で会えたけど…)
まどか(今朝はいないかな…?)
まどか「あ…」
3:
ほむら「まどか」
まどか「…」
ほむら「まどか」
まどか「わっ、ほむらちゃん!」
まどか「ご、ごめん今ちょっとボーっとして…」
ほむら「何を見てたの?」
まどか「それは…」
4:
ほむら「あの子ね」
まどか「…うん」
2人の視線の先は道路に向かっていた。行き交う車の隙間から見えるぐったりと動かない黒猫に。
まどか「…昨日、この辺の道で見かけたんだ」
まどか「ノラみたいだったけど人懐っこくて…」
まどか「今日も会えるかな…と思ってたんだけど…」ジワ…
ほむら「まだ生きてるわ」
まどか「えっ?」
5:
まどか「どう…かな…?」
ほむら「傷も深いし、かなり弱っているわ」
まどか「ねぇ…この子何とか助けられないかな」
ほむら「無理だわ、どんな獣医に診せても立てるようにすらならないでしょうね」
まどか「そんなぁ…」
ほむら「かわいそうだけど、このまま死ぬのを待つしかないわ」
18:
ほむら「この猫は私に任せて、あなたは学校に行きなさい」
まどか「その子…どうするの?」
ほむら「息絶えるのを待って、それから公園にでも埋葬するわ」
まどか「ほむらちゃん…もしよかったらなんだけど」
まどか「それ…私もついてっていい?」
ほむら「…遅刻しても知らないわよ」
19:
2人は近くの公園を見つけ、そのベンチに並んで座った。
ほむらが膝に抱えた猫を心配そうにまどかが覗き込む。
まどか「どう…?ほむらちゃん…」
ほむら「まだ息はあるわ」
まどか「そう…」
まどか「あのね、勝手なお願いだってわかってるんだけど…」
まどか「その子、抱かせてもらえないかな…?」
ほむら「…いいわよ」
ほむら「この猫もあなたに抱かれた方が嬉しいと思うわ」
まどか「…ありがとう」
21:
ほむら「あ…制服が汚れてしまうわよ…?血も出てるし」
まどか「ううん、全然かまわないよ」
ほむらはそっと猫の体を持ち上げて、まどかに渡した。
まどか「よーしよーし…痛かったよねー…」ナデナデ
まどか「もうすぐ…楽になるから…それまで我慢してね…?」ポロポロ
まどか「あれ…ごめんね…急に…涙が…」グスッ
ほむら「…」
22:
まどか「昨日帰り道にこの子に会って…」
まどか「野良猫みたいだったから…もしママが許してくれたら家に連れてこうかと思ったの」
まどか「街の中じゃ危ないし…それにひとりぼっちで可哀想に思って…」
まどか「もし飼えたら、と思って名前も考えてたんだ、エイミーって」
まどか「バカみたいだよね…私…この子の為に何もしてあげられなかった」
まどか「もし昨日会った時…その時連れて帰ってあげたら…助けられたのに…」
25:
ほむら「…」
まどか「…ごめんね、急に変な話しちゃって」
ほむら「…その子を助けてあげましょうか?」
まどか「…え?」
まどか「どうやって…?いくらなんでもそんなことは…」
ほむら「出来るわ、魔法の力でね」
まどか「…え?」
27:
まどか(どうしたんだろ…ほむらちゃん…こんな時に…)
まどか(やっぱり変な人?でも…なんだか…)
まどか(嘘をついてるようには…見えなくて…もしかしたら…)
まどか「本当に…出来るの?」
ほむら「ええ、でもその代わりに…」
ほむら「あなたにも協力して欲しいことがあるわ」
まどか「もし、それが本当なら私、何でも協力するよ!」
ほむら「そう…?じゃあ」
ほむら「あなたの命をちょうだい?」
まどか「!」
ほむら「あなたはその子の為に命を捨てられる?」
31:
まどか「ほむらちゃん…どうしてそんな意地悪…」
ほむら「意地悪でも何でもないわ、あなたはその猫を助けたいと願った」
ほむら「そのためにはあなたの命が必要なのよ」
ほむら「あなたが『うん』と言ってくれれば、すぐにでも猫は何もなかったように元気になるわ」
ほむら「あなたは死んでしまうけどね」
ほむら「どうする…?それと、猫が死んでしまったら私でも助けられないわ」
ほむら「あと数分で決めなくちゃね」
34:
まどか(どう、しよう)
まどか(本気で、言ってるのかな)
まどか(どうしたんだろ…そんなこと出来っこないってわかってるのに)
まどか(もし本当だったら…!?)
まどか(私が死ねば…この子が助かる…?)
まどか「だったら…私…!」
35:
まどか「…っ!」
ほむら「どうしたの?返事はイエス?ノー?」
まどか「えっと…その…」
ほむら「ダメよ、はっきり言わなくちゃ」
まどか「待って!ちゃんと言うから…」
まどか「お願い…!その子を助けてあげて…!」
ほむら「死んだわ」
まどか「…」
まどか「…え?」
ほむら「たった今、息が止まった。残念だったわね」
37:
まどか「そ、」
まどか「そんなぁ…!」
ほむら「うふ、うふふふ」
ほむら「ごめんね、まどか」ギュッ
ほむら「いいのよ…あなたは何も悪くない…悪いのは全部私だもの…」
まどか「うっ…ううう…」ポロポロ
39:
ほむら「あなたは最後までこの猫を助けようと願ったわ…」
ほむら「でもその時、頭によぎったのよね、あなたの大切な人たちが」
ほむら「家族…友達…あなたを失ったらとても悲しむ人たちがいる」
ほむら「その人たちを悲しませたくない…そう思ったのよね」
ほむら「いいのよ、それで」
まどか「でも…私…私…!」ポロポロ
ほむら「ああそれと、さっきのは全部嘘だから」
まどか「…え?」
41:
ほむら「うふふ…優しいまどか…私の話を信じてくれたのね…」ナデナデ
まどか「そんな…どうして…」
ほむら「さっき猫を拾い上げてきたのも、変な嘘を吐いたのも、」
ほむら「あなたが身を挺して何かを守ろうとする姿を、見たかっただけ」
ほむら「いいでしょ?たまにはね…うふふ…」
まどか「あなた…一体…」
ほむら「でも安心していいわ、絶対にあなたにそんなことはさせないから」
ほむら「たまたま見つけた不幸に手を差し伸べていたらキリがないの」
ほむら「そんなものは私がぜーんぶ…」
ほむら「忘れさせてあげるから」パン
まどか「え?」
42:
まどか「え?」
和子先生「鹿目さーん…?どうしたの?体調悪いのかな?」
まどか「あ…すみません…ボーっとしちゃって…」
まどか(あれ…?私…?)
まどか(そうだ…今朝はほむらちゃんと会って…)
まどか(それで一緒に学校に来たんだった…)
まどか(どうしたんだろ…寝不足かな?)
43:
放課後____
まどか「?♪」
さやか「おっまどかご機嫌だね?何かあったの?」
まどか「うん、あのね、昨日帰る時に野良猫を見つけてね」
まどか「その子がすっごく可愛かったの?とても人懐っこくてね?」
さやか「へぇ?いいな?」
さやか「じゃあ今日もその猫に会いに行くんだね?ねぇねぇ私も一緒に行っていい?」
まどか「もちろんだよ、あ、ほむらちゃんも誘っていい?」
45:
まどか「ねぇほむらちゃん、今朝話した黒猫なんだけど」
まどか「帰りには見つかるかもしれないし、一緒に見に行かない?」
ほむら「申し訳ないけど…遠慮しておくわ、猫はちょっと苦手なの…」
まどか「あ…そっか、ごめんね」
ほむら「見つかるといいわね…猫」
まどか「うん、ありがとう」
まどか「じゃあまた明日ね、ほむらちゃん!」
ほむら「またね、まどか」
終わり
5

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