凛「梅昆布茶味のキス」back

凛「梅昆布茶味のキス」


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1:
??「……ん! 凛!」
凛「うーん……」スヤスヤ
海未「凛! 起きなさい、凛!」
凛「ふわぁ?、んー!」ノビー
凛「あれー? 海未ちゃんどうしてここにいるのかニャ?」
海未「どうしてじゃありません! 定期テストで赤点を取らないためにユニット別で勉強をしようという話になって勉強会をしている途中だというのに……貴女は……」ワナワナ
凛「あー! そうだったニャ!」
3:
海未「希が急用で来れない以上私1人で凛の勉強を見るしかないのですから私が見ていないときもさぼらず真剣にやってください」
凛「ごめんニャ……。真面目にやろうって頭では思ってるんだけどいざ問題を前にするとぐわーってなっちゃって……」
海未「はぁ……。集中力がないときにやっても頭に入りませんしもう少しだけやったら少し早いですけどお茶にしますか?」
凛「お茶!? わーい、休憩ニャ!」
海未「ただし、最低でもそのページは終わらせること。わかりましたね?」
凛「やるニャ! 休憩のためなら頑張るニャ!」カリカリ
海未「私はお茶の準備をしてきますけどもしさぼってたらお茶はなしですよ」
凛「海未ちゃんが帰ってくるまでにこのページの問題終わらせてびっくりさせてやるニャ!」
5:
――――
――

海未(お茶の用意はできましたが、凛は真面目にやっているでしょうか……)
海未(普通に入っていったらその時だけ繕って真面目にやっているふりをしている可能性もありますね……。気付かれないようにこっそり覗いてみますか)チラッ
凛「……」カリカリ
海未(ちゃんと真面目にやっていますね。ひとまず安心です)
海未「凛、調子はどうですか?」
凛「…………」カリカリ
海未「……凛?」
凛「……ニャ? 海未ちゃん、おかえりー」
7:
海未「すごい集中力ですね。私が話しかけても気付かないなんて」
凛「凛、ちゃんと言われたページは終わらせたニャ!」
海未「それどころかその先まで終わってるじゃないですか! 答えはともかくとして……」
凛「凛そんなにやってるなんて気付かないでやってたニャ!」
海未「やればできるじゃないですか!」ナデナデ
凛「えへへー」テレテレ
9:
海未「凛も頑張っていましたし、お茶にしましょう」スッ
凛「あっ……」
海未「どうかしました?」
凛「な、なんでもないニャ!」
凛「やっと休憩だニャー!」ノビー
海未「やっと、って……。始めてからそんなに時間経ってませんよ」フフ
海未「休憩し終わったらまたさっきの調子で頑張ってくださいね」カチャカチャ
凛「うん、頑張るニャ!」
海未「それでは、お茶をどうぞ」スッ
12:
凛「わーい! おまんじゅうだニャ!」
海未「ただのおまんじゅうではなくて穂乃果の家のおまんじゅうです」
海未「お茶請けにぴったりなんですよ」
凛「いっただっきまーす!」gkgk
凛「っ! これしょっぱいニャー! 海未ちゃん、これ何なのニャ!?」
海未「梅昆布茶です。凛は嫌いでした?」
凛「初めて飲むニャ。なんだかしょっぱくて不思議な味ニャ……」クンクン
13:
どっちの凛が区別してからスレ建てようか
14:
>>13 確かにどの凛なのか判断しづらいスレタイだった
次同じようなスレたてることがあったら気を付ける
――――
――

海未「さて、そろそろ休憩は終わりにして勉強に戻りましょうか」
凛「えー、もうちょっとゆっくりするニャー」
海未「ダメです。これでも時間は取った方ですよ?」カチャカチャ
凛「ぶー、わかったニャ……」
海未「それでは、私は片付けをしてくるので真面目にやっていてくださいね」スッ
凛「あ、海未ちゃん! 戻ってきたら教えてほしいところがあるニャ!」
海未「分かりました。では、分からないところは飛ばして先をやっておいてください」
凛「了解したニャ!」
17:
凛「うーん……」カリカリ
海未「真面目にやっていますね、感心です」
凛「あ、海未ちゃんおかえりー」
海未「それで、教えてほしいところというのは?」
凛「ここニャ、これはどうやって解けばいいの?」
海未「どれどれ……。なるほど、これは確かに一筋縄ではいかない問題ですね」
海未「まず、この公式を少し応用させて――」グイッ
凛「ふゎっ!」
凛(海未ちゃん近いニャー。なんだかすっごいいい香りでドキドキしてきちゃうニャ……)
20:
海未「――それで、こう。わかりましたか?」
凛「な、なんとなくわかったニャ!」ドキドキ
凛(海未ちゃんの声が耳元で聞こえてドキドキしちゃったニャ)
凛(海未ちゃんは上品で凛々しい日本の美人! って感じでかっこよくてまぶしくて……)
凛(そんな海未ちゃんが凛に1対1でお勉強を教えてくれてる今の状況、すっごくドキドキしちゃうニャ……)
海未「それでは、この問題も先ほどの解法で解けるのでやってみてください」
凛「あ、あの、えっと……もし間違わないで解けたらご褒美がほしいニャ!」
22:
海未「ご褒美、ですか? まぁ、そういう明確な目標があった方が身も入ると思いますし私にできることならなんでもしますよ」
凛「じゃ、じゃあ! さっきみたいになでなでしてほしいニャ!」
海未「なでなで……? 頭をなでればいいのですか?」キョトン
凛「やっぱり駄目だよね! 今のはなs」アワアワ
海未「別に構いませんよ?」
凛「い、いいの?」
海未「ええ、凛の頭をなでるだけでいいのでしたら」
海未「もちろんきちんと解けたら、ですけど」
凛「絶対解くニャ!」ウデマクリ
23:
海未「……」スラスラ
凛「できたニャー!」
海未「出来ましたか? では私が採点するので見せてください」
凛「はいニャ! これなら自信あるニャ!」
海未「………」ジーッ
凛「」ドキドキ
海未「……はい、正解です」ニコッ
凛「やったニャ!」ワーイ
海未「先ほどの公式の応用は色々な問題にも使えるので覚えておいてくださいね。覚えるのには反復演習が効果的ですよ」
凛「忘れないようにするニャ!」
24:
海未「それでは、ご褒美ですね。少し頭を下げてください」
凛「ニャ!」ウツムキ
海未「それでは、失礼して……」ナデナデ
凛「えへへー気持ちいいニャー」
海未「ふふ、先ほどは穂乃果と凛が似ていると言いましたが少し違いますね」ナデナデ
凛「どこがどう違うニャ?」キョトン
海未「穂乃果が犬だとすると凛は猫ですね。どちらにも違ったかわいらしさがあって、違うよさがあるものです」ナデナデ
海未「この調子で、続きも頑張ってください」ナデナデ
凛「頑張るニャ!」
25:
数日後
海未「全く、また希はまた急用ですか……」ハァ
凛「急用なら仕方ないニャ」
海未「まぁ、そうなのですが……希も少し心配です」
海未「希にそれとなく勉強方法を聞いてみたら『一夜漬け』などと……」
海未「一夜漬けは自分の力にはなっていないというのに」
凛「希ちゃんはあぁみえてしっかりしてるから大丈夫ニャ」
海未「一夜漬けをするより毎日コツコツとやっていた方が効率はいいというのに……」
27:
海未「では、凛。手始めにこの問題を解いてみてください」
凛「分かったニャ!」カリカリ
凛「………うーん?」キョトン
海未「やはりそこで詰まりますか。いいですか、凛。公式を暗記するだけではなく自分で応用をできるようにしないといけませんよ」
海未「ここは、こうです」グイッ
凛「なるほどニャ!」ドキドキ
凛(やっぱり海未ちゃんが近くにいるとドキドキしちゃうニャ……)
海未「凛? 聞いてますか?」
凛「ばっちり聞いてるニャ!」
28:
海未「では、今の話を含めて続きを解いてみてください」
凛「やるニャ!」スラスラ
凛「ここは、こうして……。ここはこの前やったのを……」
海未「ふふ、凛も大分すらすらと解けるようになってきましたね。教えた甲斐があります」
凛「海未ちゃんの教え方が上手なおかげだニャ!」
海未「そんなことはありませんよ。穂乃果はいくら教えてもわかってくれませんから。凛が頑張っている証拠です」ナデナデ
凛「く、くすぐったいニャー。まだ解き終わってないからご褒美は解いた後にしてほしいニャ」
海未「それもそうですね。答えが合っていたらとびきりのご褒美をあげますね」
凛「とびきり!? テンションあがるにゃー!」>ω 31:
凛「できたニャ!」
海未「どれどれ……。ふふ、正解です」ナデナデ
凛「わーい! やったニャ!」
海未「これ、実は大学入試レベルの難しい問題なんですよ? そんな問題を解けるたんですから自信をもっていいですよ」
海未「ただし、慢心はしない程度に」ビシッ
凛「慢心はしないニャ! それより……」
海未「ご褒美ですね。嫌だったら嫌だと言ってくださいね」ズイッ
凛「う、海未ちゃん、顔が近いニャ」ドキドキ
32:
海未「それでは、失礼して」チュッ
凛「!? う、海未ちゃんいまほっぺにちゅって……!」カアアアアアアアアア
海未「やはり嫌でした? ことりに相談したらこれがいいと言っていたので……」
凛「嫌じゃないニャ! むしろ嬉しかったというか……」
海未「そうですか? ならよかったです」ニコッ
海未「ことりも花陽へのご褒美にやっているそうで、花陽はすごく喜んでいると言ってました」フフ
凛「ことりちゃんとかよちん……。なんだかすっごくふわふわした雰囲気の2人だニャ」
34:
――――
――

海未「さて、そろそろ休憩にしますか」
凛「梅昆布茶かニャ!?」
海未「はい、梅昆布茶とほむまんです」
凛「わーい! 凛大好きだニャ!」
海未「それでは、用意してくるので少しくつろいで待っていてください」スッ
凛「了解したニャ!」
海未「それでは、行ってきますね」
36:
海未「お茶の用意ができましたよー」カチャカチャ
凛「いい香りニャ!」クンクン
海未「ふふ、凛。今までよく頑張りましたね」
海未「おそらくこれが期末試験前の最後の勉強会になると思いますが、おそらく今の凛なら大丈夫です」
凛「海未ちゃんのおかげだニャ」
海未「さっきも言った通り凛が頑張ったからですよ。凛はやればできるんですからもっと普段から――」
凛「お小言は聞きたくないニャー!」
海未「そうですね、凛も頑張ったわけですしお小言はなしにしましょう」フフ
37:
海未「それで、凛」
凛「何ニャ?」
海未「もし――いえ、もしというのは凛に失礼ですね」
海未「全教科赤点を回避したら、凛に渡したいものがあります」
凛「渡したいもの?」キョトン
海未「頑張った凛に、最後のご褒美です」
海未「だから、絶対に赤点を回避してください」
凛「絶対なんてないけどやれるだけやってみるニャ!」
海未「その意気ですよ、凛」
39:
テスト結果返却日
海未「ごきげんよう、って凛しかいないのですか?」キョロキョロ
凛「かよちんはアルパカのお世話に行ってて、ことりちゃんも付き添いに行ってるニャ」
凛「真姫ちゃんは音楽室で、穂乃果ちゃんは絵里ちゃんに呼ばれて生徒会室ニャ」
海未「そうですか。2人きりというのはちょうどいいですね」
凛「ちょうどいいのかニャ?」キョトン
海未「凛。単刀直入に聞きます。赤点、ありましたか?」
凛「そ、それがその……」
海未「その?」ジッ
42:
凛「こんな点数だったニャ!」バッ
海未「78、82、75……。全て高得点ではないですか!」
凛「凛、こんな点数取ったの初めてニャ!」
海未「努力の成果ですよ。凛が努力したのは私が一番よく知っています」
海未「無事赤点を回避したということで、最後のご褒美をあげますね」
凛「これで、最後なのかニャ?」
海未「ええ。一回ここでけじめをつけるつもりです」
45:
海未「凛、あなたに受け取ってほしいものがあります」
凛「……? これ、指輪かニャ?」
海未「スクールリング、聞いたことありませんか?」
凛「スクールリング……。なんとなく聞いたことあるニャ!」
凛「確か想い合う1組の先輩と後輩が気持ちを確かめ合うために贈りあう……」
凛「え!? そ、そういうことなのかニャ!?」カアアアアアアアアア
海未「はい、受け取ってもらえますか?」
凛「」ポロポロ
海未「り、凛!? そんなに嫌でしたか……?」オロオロ
47:
凛「違うニャ、嬉しくて、涙があふれてきちゃうニャ……」ポロポロ
凛「時々すっごく理不尽だけどしっかりしてて美人でかっこよくて上品な海未ちゃんが凛なんかのことそう思っててくれたなんて」ポロポロ
海未「なんか、ではありません。凛は密かに『伝説の美少女』などと呼ばれているんですよ?」
海未「ちょっぴり毒舌で泣き虫で、でも根はとても優しい凛。あなたと一緒に勉強会をして――いえ、その前からずっと、貴女の心に触れて、私は貴女を意識していました」
海未「正直希が急用でいないというとき、嬉しかったんです」
海未「凛と2人きりでいられること。希がいないことに感謝をしたりしました」
海未「少し遠まわしな表現になってしまいましたね。まっすぐに貴女に気持ちを伝えようと思っていたのに」
49:
海未「凛。私、園田海未は貴女のことが――星空凛のことが好きです。愛しています」
海未「どうか、健全なお付き合いをしてください」
凛「海未ちゃ……。凛も、凛も海未ちゃんのこと好きだニャ!」ポロポロ
凛「凛、絶対ダメだって思ってて……だから嬉しくて……」ポロポロ
海未「もう、凛、泣きすぎですよ」チュッ
凛「っ!? 海未ちゃん、い、今唇に……?」カアアアアアアアア
50:
海未「あんまり泣くと、チュウしちゃいますよ? なんて、絵里の真似です」フフ
凛「チュウした後に言われても仕方ないニャ」アハハ
海未「やっと笑ってくれましたね。あんまりなくとチュウ作戦は成功のようです」
海未「凛は笑っていた方が魅力的ですよ」ニコッ
凛(そう笑う海未ちゃんは、おバカな凛には何て言ったらいいか思いつかないけどとにかく素敵で)
凛(海未ちゃんと交わした初めてのキスは凛の涙でしょっぱくて)
凛(梅昆布茶の味がした)
おわり
51:

よかった
5

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