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P「事務所の駐車場にスポーツカーが止まってる...」


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1:
P「事務所の駐車場にスポーツカーが止まってる...」
P「……こんな車は初めて見るけど、誰のだろう」
P「もちろん俺のじゃないし、社長のでもないし、小鳥さんや律子のでもない」
P「あずささんは車持っていないはずだし...」
P「この辺り駐車場少ないし、無断駐車か……?」
P「というかここに止められると事務所の車が止められないんだが...」
P「後で紙に事務所の連絡先を書いてワイパーのところに挟んでおくか」
3:
【事務所】
律子「……まったくもう、何か起きたらどうするの?」
貴音「……申し訳ありません」
ガチャ
P「ただいま戻りましたー」
律子「あ、お帰りなさい、プロデューサー」
貴音「お帰りなさいませ、あなた様」
P「お、律子と貴音か…って、あれ?貴音は今日はオフだったんじゃ……」
律子「そうだ、プロデューサーも聞いてくださいよ」
P「なんだなんだ、どうした?」
律子「事務所の駐車場に見慣れない車が止まってるじゃないですか」
P「あぁ、あのスポーツカーか。あれがどうかしたのか?」
5:
貴音「それは...私のです」
P「えっ」
P「……っていうか、免許持ってたのか、貴音……?」
律子「なんでも、少し前から忙しいスケジュールの合間を縫って教習所に通っていたそうなんですよ」
P「……あぁ、だから最近はあまりラーメン屋に誘ってくれなかったのか」
貴音「左様でございます」
律子「……で、事務所に内緒でこっそり免許を取得して今日のオフを利用してここまで車で来たそうなんです」
貴音「駄目...でしたか」
P「はぁ...」
15:
律子「ダメよ、貴音……何のために私やプロデューサーがみんなを送り迎えしてると思っているの?」
P「アイドルが自分の運転で事故を起こした日にはスキャンダルになりかねないしな」
律子「人身事故を起こした日には一巻の終わりですよ」
貴音「...確かに」
P「俺や律子が送迎するのは、そんな万一の事があった時でも
事務所や貴音たちアイドルへの被害を最小限にする為だぞ」
19:
律子「もちろん、そんな事故なんて起こさないように細心の注意は払っていますが...」
P「それでも起きる時には起きるもんですしね、事故なんてものは」
貴音「……それは重々承知しておりました」
貴音「ですが、私ずっと思っておりました」
貴音「常に送り迎えしてくださる貴方様や、たまに送り迎えしてくださる律子嬢……」
貴音「お二方がハンドルを握っている姿をみたら……いつしか、私も運転してみたいと...」
律子「それで、怒られるかもとは思いつつも教習所に通っていた、と」
貴音「……真にその通りです」
23:
P「……まぁ、もう取っちゃったもんはしょうがないですけどね」
P「でも、機械苦手な貴音がよく普通免許取れましたね…あっ、でも車はそんなに複雑じゃないから大丈夫か?」
律子「その点に関しては私も気になったんで、さっき聞いてみたんですよ。そしたら……」
---
【教習所】
教官「えーと、四条さんだね。それじゃ、助手席に乗ってください」
貴音「...宜しくお願いいたします」ペコリ
教官「マニュアルは今日が初めてかな?」
貴音「以前、しみゅれぇたぁとおーとまちっくという物はやりましたが...」
教官「なるほど、それにしても、どっかで聞いたことある声だね」
貴音「はて...?」
---
28:
教官「それじゃあ、運転席に移動して実際にマニュアル車を動かしてみましょうか」
ガチャ...バンッ
教官「それではギアを1に入れて右ウィンカーを出して発進してください」
貴音「では...」カコッカコッ、カチッカッチカッチ...
グイッブォオオオンブォンブォン
教官「ちょ、ちょっとちょっと!」
貴音「どうしましたか、教官殿!」
教官「ど、どうしたって...アクセル踏み過ぎですよ!?」
貴音「はて...?発動機を吹かせば発進で失敗しないと聞きましたが...」
教官「物には限度ってものがあるでしょう!?教習車でレッドゾーンまで回した人は四条さんが初めてですよ!」
貴音「面妖な…」
---
31:
貴音「このように度々の操作間違えを教官殿には補助していただき...なんとか」
P「よく退所にならなかったな...」
律子「貴音が操作ミスや暴走しそうになるた度に教官がブレーキを踏んで手とり足とり教えたと」
P「うーむ......けしからん!」
律子「はぁ...何を想像しているんですか?」
P「だってシフト入れ直す時に貴音の手の上から操作するし、シートベルトでおっぱいが」スパコーン
律子「プロデューサーじゃないんですから、そんなことしませんよ...」
P「後ろからハリセン...痛ってぇ」
---
32:
P「でも、免許取り立てで初心者マークを貼っているとは言え、あんなパワーのあるスポーツカーなんて乗ったら危ないですよ」
貴音「……実は、最初は爺やの古い車を譲り受けたのですが」
P「へ? その車はどうしたんです?」
貴音「それが……その車はえあこん...が無いのです」
P「えっ」
律子「今時エアコンが無いって...どんな車なの?」
貴音「確か携帯で撮ったはずですが...これです」サッ
律子「うわぁ...本当に昔のワーゲンみたいな車ですね...」
P「スバル360だ...まだ走っているんだな...」
貴音「...とても面妖で可愛らしいのですが、教習車とは勝手が違い何かと大変でした」
P「だろうな、パワーステアリングとか無いだろうしクラッチも重いだろうし、シフトも昔のバスみたいなシフトだしな」
律子「で、余りにも使い勝手が悪かったから下取りに出して新しい車を探したと」
貴音「爺やの許可を取ってですが...」
39:
P「……それで、あのスポーツカーを買ったのか」
貴音「その通りです」
P「...他の車とかは検討しなかったのか?」
貴音「折角、普通免許を取得したのですから、おーとまちっく車では無くてまにゅある車を選びたかったのですが...」
律子「街中で走っているマニュアル車も減ってきていますしね」
P「で、どうやってあのスポーツカーを手に入れたんだ?」
貴音「それは...とっぷしーくれっとですよ、あなた様。ふふっ...」
P「ハハッ...(車の入手経路がトップシークレットとは怖いなぁ...)」
---
42:
P「それで……今後はどうしますか?」
P「このまま運転免許をただの身分証明書と割り切るのなら話は別ですけど」
律子「私たちに隠れてこっそり免許取って、オフに事務所までドライブしようとするくらいですから……」
貴音「...最近ではどらいぶというのが楽しいものだと気付きました」
P「この分だと、下手に運転を禁止してもこっそり車に乗りかねないですね」
律子「さすがに免許証を没収するわけにもいきませんからね……」
45:
律子「……そうなれば、事故のリスクを減らす手段はただ一つ」
貴音「はて……?」
律子「貴音に、とにかく運転を上手になってもらうということです」
P「……そう言うのは簡単だが、どうするんだ?」
律子「事務所で免許持ってる人が同乗して、教官役になるんですよ」
律子「教習所の教官程とはいきませんけど、自分たちの経験則から教えられることはあるはずです」
律子「その代わり、しばらくの間は一人で運転するのは禁止……上手くなるまでは我慢してもらうって事で」
49:
P「う?ん……そうするしかないのか?」
律子「私たちの知らないところでなにかあってからじゃ遅いですから」
律子「貴音もいい大人なんだから、このぐらいで納得出来る?」
貴音「……承知しました。誰かを乗せるのは些か緊張しますが」
貴音「しばらく御迷惑をお掛けします」
P「まぁ、万一の場合に被る被害を考えたらそれくらい安いもんだよ」
律子「……そうなると、早今日の貴音の家への帰りから、ということになりますが……」
P「弱ったな……俺は夕方のみんなの送迎があるし……」
律子「私はこの後竜宮の大事な打ち合わせがありますからね」
52:
貴音「……では、お二方のどちらかが戻るまで事務所で待っていた方が宜しいでしょうか?」
P「……いや、確か今日はオフの人がいたはずだ」
律子「あぁ……そういえば。それじゃあ、あの人に犠牲になってもらいましょうか」
P「あぁ、実験台みたいなもんだな」
貴音「……面妖な」
P「それじゃ早……」 プルルルッルプルルルルッル...
P「あぁもしもし……お休みのところすいません、実は……」
---
53:
小鳥「……それで、あたしが呼び出された、ということですか?」
貴音「申し訳ありません、小鳥嬢...よろしくお願いします」 ペコリ
小鳥「いや、でもあたしだってプロデューサーさんや律子さんほど頻繁に運転してるわけじゃ……」
P「それでも、免許取り立ての貴音よりは経験があるじゃないですか」
律子「この埋め合わせは何らかの形でしますから……」
貴音「迷惑なのは承知しておりますが……」ペコリ
小鳥「うぅ……そんな、貴音ちゃんに何度も頭下げられて断れるはずがないじゃないですか」
56:
律子「小鳥さん、いざとなったらマニュアル車は運転できますか?」
小鳥「たぶん……ただああいうスポーツカーは初めてですけど」
P「もし何かあったら携帯に連絡入れてください。最悪の事態には、仕事抜け出して駆けつけますから」
小鳥「そんな事態が無いことを願ってます……」
貴音「それでは、参りましょう」
律子「翌朝...お二方に無事に会えることを祈ってます」
小鳥「も、もしあたしに万一のことがあったら、その時は家と事務所のパソコンのHDDを叩き壊してくださ……」
P「縁起でもないこと言わないでくださいよ……ほら、貴音が待ってますよ?」
小鳥「あたし……このドライブから帰ったら結婚するんだ」
律子「ミサイルは飛んで来ませんよ……フラグ立ててないで早く行ってください」
---
61:
- 翌朝 -
小鳥「おっはようございまーす」
律子「あっ、おはようございます!小鳥さん」
P「小鳥さん、昨日は大丈夫ですか?」
小鳥「最高でしたよー、貴音ちゃんもの凄く運転上手いんですもん」
P・律子「「本当ですか!」」
---
63:
貴音「駐車場から出して参りました、どうぞ...」
小鳥「すごい...フルバケットシートだ…スカートだから乗り降りで下着見えちゃいそう...」
貴音「小鳥嬢、シートベルトを」
小鳥「あっ、はいっ...って四点式なのね」カチッカチッ
小鳥「本当にスポーツカーね」
貴音「小鳥嬢、準備は出来ましたか?」
小鳥「ええ...あっ、ナビを設定した方がいい?」
貴音「いえ、構いません...道は覚えておりますから」
66:
小鳥「安全運転でお願いすブォンブォン
貴音「...ふむ、暖気がまだ足りなかったようです」
小鳥「ちょ、ちょっと...貴音ちゃん??」
貴音「小鳥嬢...最初は慣らし気味で参ります」
ブォーッブォーン
ナビ「急発進です、安全運転を心掛けましょう」
小鳥「」
---
68:
貴音「...」ブロロロ...
小鳥 (最初は吹かしていたからどうなるかと思ったけど案外安全運転ね...)
小鳥 (ちゃんと車線変更も目視で確認しているし発進や停止もスムーズ)
小鳥 (シフト操作も素早いしクラッチも丁寧に繋ぐから非常に快適な走りだわ)
小鳥「この調子よ、貴音ちゃん!」
貴音「...はて、私はただ普段に運転しているのですが」ブロロロ...
貴音「そろそろ、いつも停めてる駐車場に到着します」
71:
ブロロ...カリカリ、ガチャ
貴音「今日は誠にありがとう御座います」
小鳥「そんな...あまりに完璧な運転だったから途中寝ちゃいそうでしたよ!」
貴音「ありがとうございます...」
小鳥「また今度車を出す時が有ったら呼んでくださいね!」(ついでに事務もサボれるピヨォ)
貴音「それでは...また明日、事務所で」
小鳥「また明日ね!貴音ちゃん」
---
小鳥「というわけで...」
P「へぇ?、そんなに上手いならこっちも安心して同乗出来ますね!」
律子「本当にどうなるかと思いましたけど、それを聞いて安心しました...」
72:
P「えっと...確か次の貴音のオフの日は...」
小鳥「来週の火曜日ですね」
P「その日は俺がオフだな...」
律子「貴音の家から同行出来ますか?」
P「大丈夫ですよ!そんなに上手いなら俺が参考にするところが多いかもしれないですね」
小鳥「ふふっ、そうだといいですね」
---
75:
【来週の火曜日】
貴音「今日は御迷惑をおかけしますがよろしくお願いします...」
P「全然迷惑なんか...!貴音は運転が上手だって、この前小鳥さんから話聞きいたし」
貴音「では...」ガチャ
P「へぇーこういう車の中は初めて見るけどこういう感じなんだな」ナデナデ
貴音「あなた様、シートベルトを」
P「はいよ...って四点式ってどうやって閉めるの...?」
貴音「これはこうやって...」カチャカチャ
P (おっと...貴音の顔が近い近い)ムズッ
貴音「どうされました?」
P「いや、何でも...今日はどこに行くんだ?」
77:
貴音「これはまだ実際に見たことはないのですが...伝説の走るらぁめん屋に食べに行こうかと...」
P「走るラーメン屋?」
貴音「面妖に思われるかもしれませんが...以前いんたぁねっとで調べていたところ、ある日、国道○○○号線を走るらぁめん屋台を見つけたとのことです」
貴音「最初は出鱈目だと思っていました...ですがぶろぐというところで写真付きで情報が上がっており実際に小さなトラックとそのらぁめんが写っていたのです」
P「ほうほう...」
84:
貴音「そしてそのらぁめん屋台で食べるにはそのトラックに追いつき、運転手に注文しなければならないそうです」
貴音「その情報を上げた者によると、そのらぁめんは未だ嘗て食べたことが無いような美味ならぁめんだったということで...」
P「ということはだ...そのトラックを見つけて、かつそれに追いつき並んで走って注文すれば...」
貴音「伝説のらぁめんが食べられるということです」
85:
P「なるほど...そのラーメン屋台はどうやって見つけたらいいんだ?」
貴音「それは...詳しくは分かりませんが、目撃情報を繋ぎ合わせると、どうやら北海道から南下してきているようなのです」
貴音「そして、つい先週...千葉県での目撃情報があったのです」
P「ということは...今週は」
貴音「はい...この東京を走っている可能性が高いのです」
87:
P「ふむ...もう少し具体的にどこら辺に居るとかっていうのは分かるのか?東京と言っても広いからな」
貴音「分かりません...ただ最初に出現するのはいつも国道沿いだということです」
P「...よーし、それじゃあその伝説のラーメン屋台を探しに行こうじゃないか!」
貴音「...!参りましょう、貴方様!」
---
【都内国道○号線】
P (...聞いていた通り貴音の運転は上手いな) ブロロロ...
貴音「...」
P (何より運転に集中している、乗り心地もいいから非常に快適だ...)うつらうつら
P 「...いかんいかん、眠りそうになった」
貴音「ふふっ...あなた様、今は少しばかり寝てもいいのですよ」
トラック→屋台またかorz
90:
P「しかし、貴音の運転の監督で同乗していからな...」
貴音「あなた様がここ最近無理をしているのは、皆も承知の事実です」
貴音「今は直線の見通しの良い道路ですから少しばかりは構いませんよ...」
P「それじゃあ...お言葉に甘えて...都心に入ったりラーメン屋台を見つけたら教えてくれ」
P「zzz...」
貴音「あなた様の寝顔...」
プップッ
貴音「はっ...いけません、運転に集中しなければ...」ブロロロ...
---
110:
【一時間後】
P「んっ...貴音、どのぐらい寝てたか...?」
貴音「一時間ほどです...起こしてしまいましたか...?」
P「いやいや、ぐっすり眠れたよ...で、ここはどこら辺だ?」
貴音「かぁなびによると...環状道と交差するあたりだとは...」
P「まだラーメン屋台は見つからないか...そろそろ12時になるし、貴音も疲れているだろうから、一旦どこか路肩に寄せて休憩しようか...」
貴音「では...」カチッカッチカッチカッチ
---
112:
P「はい、貴音...缶コーヒーだ」
貴音「ありがとうございます、あなた様」
P「なかなか見つからないな、伝説の屋台」
貴音「それは仕方ありません...何しろ各地の有志が捜索に出たものの目撃すらされていない県もあり...」
貴音「目撃しても追いつくことが出来ず逃してしまう事もあったそうです」
P「うーん...」
113:
貴音「でもこうしていると、まるで夫婦のようです...」
P「」ブフォォオ
貴音「どうされました!あなた様!」
P「いや...突然貴音が夫婦とか言うから...」
貴音「...申し訳ありません」シュン
P「いや...いいんだ。確かに休みの日に男女二人が同じ車に乗っているなんて、いかにも夫婦みたいだな...」ギュッ
貴音「あなた様...」///
120:
P「おや...?...なあ、貴音」
貴音「...?どうされました、あなた様?」
P「貴音は写真で見た走る屋台の様子は、どんなのか覚えているか?」
貴音「えぇ...覚えております」
P「じゃあちょっと離れたあそこに見えるトラックヤードで、大きなトラックから出てきた小さな屋台風の車がそうか見てくれ」
貴音「...!!」ダッ
P「...!おい、貴音!」
オイ!ダレカクルゾ!
ダセ!ハヤクダセ!
ブィンブロォォオブロォオオ
貴音「待ちなさい!」
P「貴音!待つんだ!」ハァッハァッ
貴音「...逃げられてしまいました」
P「いやっ...!まだ間に合う!」
P「貴音、すぐに車を出そう!」
貴音「...!承知しました!」
124:
ガチャッ、ブィンブィィイイン
貴音「あなた様!乗ってください!」
P「分かった!」ガチャッ、ヒョイ
貴音「参ります!!」ブロォオオオオ
P「ちょっ、まだシートベルトが...」ブィンブィンブィィイイン
貴音「待っていなさい!伝説のらぁめん!」
P (やばいぃいいいいシートベルトがぁあああああ)
ブィンブィィイイン
ブロォオオオオオ
---
127:
貴音「見失ってしまいました...裏通りをクネクネと通られては...」
P (三点式と四点式シートベルトが絡まってなかなか付けられなくて死ぬかと思った...)
P (フルブレーキかける寸前に付けられたから幸い腕は折らなかったけど...)
P「そうだな...見失ったな...」
貴音「もう伝説のらぁめんは...」ヒック、ポタッポタッ
P「貴音...泣いているのか?」
貴音「いえ、泣いてなどおりません、あなた様...ただ一度掴みかけた機会を逃したことが悔しくて...」
P「貴音...」ギュッ
---
128:
P「...落ち着いたか、貴音」
貴音「はい...」
P「気を落とすなって、またオフを使って神奈川や山梨まで追いかけに...ん?」
貴音「どうされました?」
P「なんか凄い勢いでトラックが近づいてくるぞ」
チラッ
貴音「...あれは!」
P「間違えない、あのラーメン屋台だ!都内を一周して戻ってきたのか!」
貴音「面妖なすぴぃどで...追います!」
P「あれ元は軽トラだよな...?ともかく追いかけるぞ、貴音!」
ブィンブィィイインブィィイイイイイン
ブロォオオオオオオオオ
---
131:
【30分経過...峠】
ブロォオオオオオオオオキュッキュッ
P「くっそ...なんてさだ!」
貴音「あの運転手...このような走行に慣れています!」
P (一般車を縫うようにして走りつつも律儀にウインカーまで出しているぞ...)
貴音「いくらこの車がいとはいえこうも一般車が多いと...」
P「......しめた!この先は急勾配な坂道だ!」
ブィンブィンパッパッ
P「登坂車線に入った!貴音、今だ!」
ブロォオオオオオブィンブロロロ
二台の車が横並びになった瞬間、貴音は運転手に向けて指で2を表し...
ついに...屋台は止まった...!
133:
ガチャ
店主「...いらっしゃい、二名様だね?」
---
P「...ということがあってな」
律子「......プロデューサー!?」バンッ
小鳥 (あんな形相の律子さん始めて見たかも...)
P「...はい」
律子「何でそんな屋台を追いかけるなんて危ないことを止めなかったんですか!カーチェイスなんて持っての外です!」ガミガミ...
小鳥 (正座させらた上に長時間のお説教...これにはさすがのプロデューサーさんも堪えるますね)
136:
律子「プロデューサーはこういうことにならないように付けたんですよ!分かっているんですか!」ガミガミ
P「はい...」
---
P「律子の説教がやっと終わった...」
小鳥「それでプロデューサーさん、その屋台ラーメンは美味しかったんですか?」
P「えぇ、そりゃもう筆舌に尽くし難いほどの美味しさでしたよ」
小鳥「朝からずっと追っかけてたんですもんね...」
P「そのことも店主に話したら詫びと言ってお土産をくれたんですよ」
P「あそこの麺とスープを限りなく再現した店長お手製ラーメンパックを4つほど」
小鳥「ほう...」
P「今度残業の時にでも貴音と一緒に作りますよ」
P「律子もそれでいいよなー?」
律子「もうっ!知りません!」
おわり
SSって難しいね、後半gdgdになっちゃった
最後まで保守と読んでくれてありがとう
137:
おつ
14

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