ハンター「いたぞ!野生のクロエ・ルメールだ!」(^q^)「くおww」back ▼
ハンター「いたぞ!野生のクロエ・ルメールだ!」(^q^)「くおww」
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リーダー「捕えろ!!場合によっては殺してしまっても構わん!!」
ハンターA「ちっ……逃げ回るなこいつッ!!」
ドドドドドドドッ!
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww」
ハンターB「追い込んだぞ!麻酔銃を撃ちこめ!」
ズバンッ!! ズバンッ!!
(^q^)「くおおwwwwくお……」
リーダー「よし!いいぞ!このまま捕縛だ!!」
ハンターズ「応!!!」
ハンターC「……」
5: 以下、
バギィィッ!!
ハンターB「ぐわああああああああ!!」
リーダー「何!?どうした!?」
ハンターA「リーダー!!急に対象が暴れだしました!」
リーダー「どういうことだ!対象は疲弊しているのではなかったか!」
ハンターA「そのはずですが……」
ハンターC「くそっ……!!」
ドズッ!!
(^q^)「くおおおおwっうえwwwww」
リーダー「ナイスだ!今だ!続け!!」
ハンターA「応!」
ハンターB「任せてください……!!」
ハンターD「麻痺ガスを散布します!離れてください!!」
ブシュウウウウウウウウウウ
リーダー「……よし!やめ!!!」
6: 以下、
(^q^)「くお……うえ……」
ハンターA「リーダー!対象は完全に沈黙しました!」
リーダー「よし!今度こそ捕縛用意!!」
ハンターズ「応!!!」
ザザッ
バッバッ! ガチィンッ!
ハンターA「対象!完全に捕縛完了しました!」
リーダー「よし!本部に連絡だ!今回の任務は終了!!」
ハンターC「……」
7: 以下、
ハンターA「今回は手ごわかったな」
ハンターC「……ああ」
リーダー「どうした、何か問題でもあったか?」
ハンターC「いえ、大したことではないんですが……先ほどの個体、あまりに凶暴性が高かったような……」
ハンターB「確かに……やはり近年の大量繁殖が影響しているのか?」
ハンターD「増えすぎたクロエ・ルメールを減らして、適正量に戻すというのも、我々の重要な職務ですしね……」
リーダー「……確かに気になる部分ではあるな。よし、装備と人員の増強を頼んでおく」
ハンターC「ありがとうございます」
9: 以下、
ガロロロロロロロロロロロロ……
リーダー「おい!帰還用のジープがきたぞ!」
ハンターズ「応!」
リーダー「慎重に運搬するんだ、もし何かあったらすぐに離れろ、装備の準備も怠るなよ!」
ハンターズ「応!!」
ガチッ…… ガタンッ
――――――――――――
本部
見習いA「お疲れ様です!」
見習いB「お疲れ様です!!」
リーダー「はは、お疲れ」
本隊長「お疲れ諸君、君らの働きは、我々総本部にもよく届いている」
リーダー「は!ありがたき幸せ!!」
本隊長「で、先ほどの伝令……近年の個体が『狂暴化』しているというのはどういったことかね?』」
11: 以下、
リーダー「は、先ほどの捕縛作戦にて、麻酔銃を打ち込み完全に沈黙したかに思われたクロエ・ルメールが、
いきなり暴れだし、隊員が不意打ちを受けました」
本隊長「なんと!君らほどの部隊がかね!」
リーダー「はっ」
本隊長「それは問題だ、すぐさま議会で部隊状況にこれを反映するよう進言しておく」
リーダー「お心遣い感謝します」
本隊長「いや構わん。君たちほどの優秀な部隊だ。これくらいの処置はあってしかるべきだ。
傷を受けた隊員は、しばらく治療室に寝かせておけ。たとえ軽い傷であってもだ」
リーダー「は!」
12: 以下、
見習いA「早く俺も部隊に入りたいぜ……!」
見習いB「おいおい、いくらなんでも気が早すぎじゃないのか」
見習いC「でも、近年じゃ野生のクロエ・ルメールが人を襲ってるらしいし……」
見習いA「ああ、確かにな……どうやら増えすぎて餌がなくなって、人間の所に来てるらしい」
見習いC「ひっ……怖いな。やっぱりじゃあ、訓練は休めないな!」
見習いA「ああ!!一刻も早く、俺たちも部隊に入れるように、強くなろうぜ!」
ザッザッザッザ
ハンターA「……」
ハンターB「……」
15: 以下、
――――――――――――
宿舎
ハンターA「……嫌な世の中になっちまったな」
ハンターB「それを言うなよ……イテッ」
ハンターD「大丈夫ですか?」
ハンターB「ははは、かすり傷だよ」
ガタッ
ハンターA「……どこへ行く?」
ハンターC「トイレだ」
ハンターA「さっき行ったばかりじゃないか」
ハンターC「……装備の点検だ」
ハンターA「ここですればいい」
ハンターC「……」
ハンターA「戻る気か」
ハンターC「!」
16: 以下、
ハンターA「わかっている。お前は捕縛作戦の時から、体力を温存していたな」
ハンターC「……!」
ハンターA「まるでこの後、何かがあるみたいじゃないか」
ハンターC「……すまない」
ハンターA「いや、別に叱責するつもりはない。お前は確実に役割を果たしてくれた。
ただ、な?」
ハンターB「俺たちは『チーム』じゃないか。一人で行くのはバカのすることだぞ」
ハンターC「お前たち……!」
ハンターD「怖いですけど……仲間が死ぬのはもっと嫌ですよ!」
リーダー「……」
リーダー「若いな」
17: 以下、
――――――――――――――――
深夜 荒野
ハンターA「ここに、まだ野生のクロエ・ルメールがいるというのか?」
ハンターC「いや、『クロエ・ルメール』かどうかさえわからない」
ハンターB「どういうことだ?」
ハンターC「もっと別の……何かかもしれない」
ガタンッ
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
ハンターA「出たぞ!!」
ハンターB「マジか……すごいな!!」
ハンターC「……!?」
ハンターD「皆さん!!その場を離れて!!」
ドガァァァッ!!!
18: 以下、
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
ハンターB「何……!?二体……だと!?」
ハンターA「どういう事だ!!二体なんて、今まであったか!?」
ハンターC「……やはりか!!」
ハンターD「やはり……!?」
ハンターC「すまない!皆今すぐ撤退してくれ!この数相手には勝てない!!」
ハンターA「言われなくてもそうするつもりだ!それより君は!!」
ハンターC「俺は調べなければならない事がある!」
ハンターA「なら俺も行く!!」
ハンターC「馬鹿か!?死ぬかもしれないんだぞ!?」
ハンターA「そんなこと……ここに入ってからずっとだろう!!」
ハンターD「皆さん離れて!!かく乱弾を撃ちます!!」
19: 以下、
バシィィンッ!!
(^q^)「くおえうえーーー!!!!!」
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
ハンターD「効いてます!今のうちに!!」
ハンターA「各自散れ!!目標に見つかったらすぐさま信号を発して逃げろ!!」
ハンターズ「応!!」
ババッ!!
―――――――――――――
横穴
ハンターC「……ハァ、ハァ」
ハンターC「いくらなんでも、おかしい……」
ハンターC「もともと凶暴性が薄いクロエ・ルメールがこれほどまでに凶暴であり」
ハンターC「ここまでの規模で群棲していることなど過去に無かった……!」
20: 以下、
ハンターC「……こっちか?」
ガサガサ
ウォェ……
ハンターC「!!!」
ぉぇ……めーる……
ハンターC「……(この声は、間違いない……!クロエ・ルメール……!!)」
ハンターC「(しかしどこに……!?こんなスペースにどうやって!?)」
ハンターC「(いやいつ……くそ!!そんなことはどうでもいい!どうやって戦う!?どうやって……!)」
アノ……
ハンターC「くそっ!!」 バッ
クロエ「あの……すみマセン」
ハンターC「……は?」
22: 以下、
ハンターC「君は……?」
ハンターC「(こんなところに幼い少女が……なんて危険なんだ。
ここまで来ていてよかった)」
クロエ「ワタシ……ワタシですか?」
ハンターC「ああ、よければ所属と、名前を教えてくれないか。今非常に危険な状況なんだ」
クロエ「クロエ・ルメールですよぉ……?」
ハンターC「……!?」ジャキンッ!
クロエ「ヒッ!ど、どうしたんデスカ!?」
ハンターC「(ま、まさか……)」
ハンターC「(これはクロエ・ルメールの、『幼生』!?」
クロエ「あ、アノ……」
ハンターC「……落ち着いて聞いてくれ」
クロエ「は、ハイ……」
23: 以下、
参考画像
クロエ・ルメール(幼生)
ttp://i.imgur.com/m3jTXQh.jpg
24: 以下、
>>23
かわいい
25: 以下、
ハンターC「私は……いやもしかしたら君もだ」
クロエ「……」
ハンターC「命の危機に瀕している」
クロエ「エッ!?」
ハンターC「シッ!騒がないでくれ、見つかってしまう」
クロエ「……それって、ハンターさんデスカ?」
ハンターC「……え?」
クロエ「ワタシ……お母サンたちから、ききマシタ。
食べ物を探しに行くと、人間の、ハンターたちに殺されるッテ……」
ハンターC「……」
クロエ「ま、マァ……ワタシはその、ハンターさんをみたコトがないノデ、
実際にあってモ、わかりマセンけど……」
ハンターC「……(そうか)」
ハンターC「(彼女らからすれば、恐れるべき恐怖は……)」
ハンターC「(我々の方だったのか)」
28: 以下、
ハンターC「正直に言おう」
クロエ「はイ?」
ハンターC「私は……君たちの言うところの『ハンター』だ」
クロエ「ヒッ……!?」ガタンッ
ハンターC「すまなかった!!」
バッ!
クロエ「え……?」
ハンターC「……我々は、君たちの事を良く知らなかった」
ハンターC「勝手に敵と決めつけ、勝手に攻撃し、勝手に恐怖していた……」
ハンターC「しかし……本当に恐ろしかったのは……本当の悪は……我々だった!!」
クロエ「……」
ハンターC「もちろん殺さないようにしてきた。しかし、捕縛の際、何度傷つけたかわからない!
中には殺してしまったものもいた!!」
ハンターC「もはや言い訳はすまい……私たちは、ただの殺人鬼に他ならない……
いくらでも憎んでくれ」
29: 以下、
クロエ「ハンターさん」
ハンターC「何だ」
クロエ「私が、なんて言ってるか、解りマス?」
ハンターC「……ああ」
クロエ「なら、大丈夫デス」
ハンターC「……?」
クロエ「お母さんタチも、私と同じように、普通に喋れマス」
ハンターC「何?」
クロエ「ただ、ちょっとこのコトバは、ニガテですケド……」
ハンターC「……」
クロエ「貴方が、貴方たちが、ちゃんと聞いてくれるのなら……
私タチも、ちゃんと話しマス」
ハンターC「……」
クロエ「ちゃんと聞いてくださいネ。私の名前」
ハンターC「……ああ」
30: 以下、
クロエ「私ハ―――」
ドカンッ……!!
ハンターB「大丈夫か!!」
ハンターA「見事に当たったな。対象は完全に沈黙した」
ハンターD「もー!!心配したんですよ!?」
クロエ「……」 ピク……ピク
ハンターC「……お」
ハンターB「おう?どうした」
ハンターC「おまえらアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
31: 以下、
ハンターB「な、なんだ!?どうしたんだ!?」
ハンターC「今……何をした!!」
ハンターA「お前はわかってないかもしれないが……今のはクロエ・ルメールの幼生だ!
いずれ成体になり、我々の脅威になるんだぞ!!」
ハンターC「そんなことはどうでもいい!!」
ハンターD「どうでもいい、って……!!」
ハンターA「……もしお前があのままだったら……」
ハンターD「……ッ!!皆さん!!」
バギィッ!!!
34: 以下、
ハンターA「ガハッ……!?」
ハンターB「ウグッ……、なんだ!?」
ハンターD「や、野生のクロエ・ルメールです……」
ハンターC「……」ゴフッ
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
ハンターA「……しかも、三体かよ」
ハンターB「おい、どうやって逃げる?」
ハンターD「すみません、ここじゃあんまり派手なのは使えないんですけど……」
ハンターC「(絶対絶命、か……)」
(^q^)「くおえうえーーー!!!!!」
「まってクダサイ!!!」
ピタッ……
36: 以下、
ハンターB「クロエ・ルメールたちの動きが止まった……!?」
ハンターA「幼生が、彼女らを止めたというのか……!?」
ハンターC「……おい」
クロエ「……ゴホッ! だめ、デス……この人達は、敵じゃ、ありマセン……」
(^q^)「くおえうえ……」
クロエ「が……ガハッ!」
ドシャッ!!
ハンターC「クロエ!!」
スッ……
ハンターD「応急治療薬です。……最後の一つですので、大切に使ってください」
ハンターC「……!!」
バッ
ゴクゴク……
クロエ「……ゴホ、ケホ」
ハンターC「なんとか……助かったか」
37: 以下、
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
ハンターA「しまった!!幼生が動かなくなったから!怒り出したぞ!!」
ハンターB「やべぇな、このままじゃどっちみち……」
『網を発射しろ!!!』
バシュ!! ババシュッ!!
ハンターA「!?」
ハンターB「あ、あれは……!!」
リーダー「お前ら、作戦以外の行動をするとはな……
減給3か月は覚悟しておけよ!」
ハンターD「リーダー!!!」
39: 以下、
リーダー「とらえるだけでいい!!危害は加えるな!!」
ザッ
(^q^)「くおえうえーーー……!!」
リーダー「こいつを持ってくるのには骨がいったぞ。
本部の兵力をどれだけ借りたか……ようお前ら」
ハンターB「リーダー……すみません、俺たちが勝手に」
リーダー「ああ、作戦外の行動なんて最低だな。我々にあるまじき行いだ。それに……」
クロエ「……ゴホッ」
ハンターC「……」
リーダー「あそこのは」
ハンターD「あ、あれは倒れていた少女で!」
リーダー「幼生のクロエ・ルメールだな」
ハンターA「!!」
ハンターC「!!」
41: 以下、
ハンターB「リーダー!!彼女は我々を守ってくれました!もし彼女がいなければ、
我々は死んでいた可能性があります!」
ハンターA「そうです!我々が一方的に危害を加え、結果野生のクロエ・ルメールを挑発する結果となりました!
よって、あの幼生には、寛大な処置をお願いしたいと存じております!!」
ハンターD「お、おねがいします!!」
リーダー「……幼生であってもクロエ・ルメール、我々の脅威となる可能性がある」
ハンターC「……リーダー!しかし!」
リーダー「しかし!!」
ハンターA「……ん?」
リーダー「まずこの作戦外行動を計画した、この部隊を解雇処分とする!!」
ハンターA「!?」
ハンターB「ええっ!?」
ハンターD「えー!?」
ハンターC「……まさか」
42: 以下、
リーダー「貴様らはもう部隊でもなんでもない!!さっさと失せろ!!」
ハンターA「……ひ、ひどい」
ハンターB「リーダー!そんな!!」
リーダー「そして……」ニヤ
ハンターD「リーダー?」
リーダー「もしこの場で『部隊に関係のないものが』『勝手にクロエ・ルメールの幼生を持ちかえっても』
我々は部隊としてなんら法務違反は犯していないことになるな……?」
ハンターC「……リーダー!!」
リーダー「さっさと失せろ!!そして!私は今日!この野生のクロエ・ルメール三体を捕縛しにきただけだ!
あす宿舎に金髪の少女がいても!それは全く関係の無い事だ!!」
ハンターC「リーダー……ありがとうございます!!!」
44: 以下、
――――――――――――――――――
数日後
(^q^)「……」
本隊長「……」ゴホン
(^q^)「くおえうえーーーるえうおおおwww!!」
本隊長「!」ビクッ
クロエ「お母さん!おどかさなイデ!」
(^q^)「くお……ごめんねぇ」
本隊長「(喋った!!)」
20XX年 初めてクロエ・ルメール族と人間との講和条約が結ばれた。
これがのちの『くおえー条約』である
46: 以下、
―――――――――――――――――
そして……
リンゴーン リンゴーン
「ありがとう、皆、ありがとう」
「へへっ!新隊長どのもあっという間に結婚ですか」
「恥ずかしいな」
「そんな可愛らしいお嫁さんをもらって……何を恥ずかしがることが!」
「ははっ……そうだな、なあ、クロエ」
「うふ……そうデスネ!」
あるハンターの男性が、金髪の美しい女性と結婚したという
この後、クロエ・ルメール族と人間の結婚が盛んになるのだが……それはまた別の話だ
Fin
47: 以下、
とんでもないスレを開いてしまった
48: 以下、
ハッピーエンドだな 本当によかった
49: 以下、
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