女「ねぇ男ー」男「男って誰だよ」back

女「ねぇ男ー」男「男って誰だよ」


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1:
女「……え?何言ってんの?」
男「だから!男って誰だよ!!」
ガタンッ
女「な、何?何切れてんの……?」
友「どうしたんだよ男、急に切れるなんてらしくないぞ」
男「だからその男ってのは誰なんだよ!」
友「……は?何言ってんだこいつ」
女「だよね……急におかしくなったんだよ」
3:
男「俺は確かに男だ。だが男って呼ぶ奴がいるか?
なんで性別で人を呼ぶんだよ。だったらこの世界には男か女しかいねぇじゃねぇか!」
女「え?え?どうしたの?急に……」
友「受験勉強のストレスでおかしくなっちまったか……」
ガララ
先生「おーしお前ら席つけー。授業はじめるぞー」
女「せ、先生……男くんがおかしいんです」
先生「は?」
男「……先生、俺は男であっても、男じゃないんで」
先生「……は?は?」
友「先生、男の奴、頭がおかしくなったんです」
先生「なんだー?中二病ってやつか?先生も中学生の頃は良くな……」
バンッ!!
男「ふざけないでください!!」
先生「えっ」
5:
先生「お、落ち着け男……どうしたんだ?何が不満なんだ?」
男「先生までそういうんですか。俺は男じゃないでしょう!?ちゃんと名前があるでしょう!?」
先生「だからこうして名前で呼んでるじゃないか。ほら、『男』って」
男「男は性別であって名前じゃねぇって何回言えばわかるんだよ!!」
ガシャァァン!!
クラスメイト1「きゃあああ!!」
友「大丈夫!?クラスメイト1さん!」
男「クラスメイト1ってなんなんだよ!!!」
クラスメイト1「!?」
先生「おい!本当にどうしたんだ!?」
6:
男「男とか女はわかるよ。まだわかる。でも『クラスメイト1』ってなんなんだよ!!
語呂も悪いし、そもそも俺たちだってクラスメイトだろ!!どういう分け方でそうなってんだよ!!」
友「おい、クラスメイト1さんが気に入らないなら、素直にそう言えばいいだろ!
何だよその言い方は!」
クラスメイト1「えっと……あの」
女「大丈夫?クラスメイト1さん」
クラスメイト1「え、うん……」
先生「これは困ったことになったな……おい、委員長、生活指導の先生を呼んできてくれ」
委員長「はい」
8:
先生「男?どうしたんだ?不満なら聞く、だから落ち着いて話し合おう」
男「じゃあまずその男ってのをやめてください」
先生「えっ、お、おう……なんて呼べばいいかな?」
男「名前があるでしょう。先生は名簿があるからわかってるでしょう?」
先生「……えっとな男、先生は名前を呼ぶなと言われたんだが」
男「……ラチがあかない」
女「それはこっちのセリフだよ男!」
友「そうだよ。お前は一体さっきから何を言ってるんだよ」
男「……まだわかんねぇのかよ」
女「不満なら聞くって言ってるじゃない!言ってくれないとわからないよ!」
男「さっきから言ってるだろ!!聞こうとしなかったのはお前らじゃないか!」
友「だから何の話だよ!男とか女とか、そんな哲学的な事俺たちにわかるわけないじゃないか!」
11:
男「哲学的な話なんて誰もしてねぇよ!
俺は名前で呼べって言ってるんだ!!男とか女とか性別じゃなく!名前で!」
友「……は?だからさっきから名前で」
男「それは俺の名前じゃねぇって言ってんだろ!!」
友「……つまり男、お前は自分の本当の名前が違うって言いたいんだな?」
男「……ニュアンスが大分違うが、間違ってはないな」
女「……つまり、男の事、私たちはずっと『男』って名前だと思ってたけど、違うってこと?」
男「そうだよ。当たり前だろ。『男』なんて馬鹿みたいな名前をつける奴がどこの世界にいるんだ」
先生「男、自分の親御さんを馬鹿にするような発言は先生ちょっと」
男「先生は黙っててください!!」
先生「はい」
14:
生活指導「おい、生徒が暴れてるってのはここか」
委員長「そうなんです。男くんが……」
生活指導「男?あの真面目な奴がなぜ……」
男「……何か用ですか」
生活指導「いや何、お前が暴れてるって聞いたからな。落ち着いたのか」
男「今の所は」
生活指導「で、どうしたんだ。若気の至りか」
男「みたいなもんですね」
女「先生、男くんは、自分の名前が違うって言いだして……」
生活指導「自分の名前が?」
友「『俺は男じゃない』って叫びまわってたんです」
生活指導「……それはアレじゃないのか」
女「あれ?」
生活指導「解離性人格障害……いわゆる『二重人格』というヤツだ」
女「!!」
18:
友「そんな……!男が人格障害だなんて!」
生活指導「俺も話を聞いてそう判断しただけだ。まだ詳しくはわからん」
男「……すくなくともそういうのではない事だけは確かですよ。先生」
生活指導「……なんだまともじゃないか。誰だ暴れて手が付けられないとか言い出したのは」
委員長「すみません。私が見た限りでは机を投げ飛ばしたり大変だったんで……」
生活指導「なんだって?机を投げ飛ばした?」
委員長「はい」
生活指導「どうしたんだ男……お前はそんなことする奴じゃないだろ」
男「男じゃありません」
生活指導「は?」
男「ですから、俺は性別は男かもしれませんが、男ではありません。
男と呼ばれる理由がわかりません」
生活指導「……こいつは何を言ってるんだ」
女「さっきからずっとこの調子で……」
生活指導「それは……なるほど」
21:
男「興奮して机をなぎ倒したりしたのは謝ります。なので俺の話を聞いてください」
生活指導「おう」
先生「……」
男「まず俺は男なんて名前じゃありません。そこにいるのも女でもないし、友でもありません。
あとそこの女の子はクラスメイト1なんて奇妙な名前じゃありません。そもそも日本でそんな無茶苦茶な名前をつけてる人はいません」
女「ちょ、無茶苦茶な名前って……!」
友「流石にひどくないか?」
生活指導「まぁ聞こうじゃないか」
男「おかしいんですよ。ここは。まるで俺が『男』って名前なのが当たりまえ見たいで。
そりゃ俺は人から見ればただの『男』かもしれませんよ?でも同じ所にいるこいつらまで俺の事を『男』って呼ぶのが気持ち悪くて」
友「……やっぱり意味がわからん」
女「……つまり、私たちの名前が気に入らないってこと?」
男「気に入らないわけじゃない。常識的におかしいんだ」
友「は!?」
生活指導「興奮するな、落ち着け」
24:
男「『男』や『女』や『友』は役割なんだよ。俺たちはそんな名前じゃない。
だから呼び合う時まで『男』じゃなくていいだろ、俺はそう言いたいんだ」
女「……ごめん、私わかんなかった」
友「俺も」
生活指導「……」
クラスメイト1「……あの」
先生「どうしたクラスメイト1」
クラスメイト1「……その気持ち、わかるかもしれません」
女「え?」
友「は?」
生活指導「……どういうことだ?」
クラスメイト1「……いや、別にその、何か確信がついたわけじゃないんですけど」
26:
クラスメイト1「私はクラスメイト1って呼ばれてます。『クラスメイト1』って名前なんだって思ってます。
でもテストの時にクラスメイト1って書いたり、家にいる時にクラスメイト1って呼ばれた記憶がないんです」
女「……え?」
クラスメイト1「……いや、私も何言ってるのかよくわかりません、ごめんなさい」
男「謝るな!!」
クラスメイト1「ひぇっ」
男「……そうだ、そうなんだよ!気づいてくれたか!」
生活指導「……どうやら正解みたいだぞ」
友「わけわかんねぇ……」
男「考えても見ろよ!クラスメイト1なんて、クラスの中じゃなきゃ使えないだろ!?
だから家に帰ったら別の役割があるんだよ!俺たちは役割で呼び合ってるんだよ!!」
女「や、役割で呼び合ってる……?」
友「なんかややこしい話になってきたな……」
生活指導「……つまり私たちは『実名ではなく、役割で呼び合っている』
そう言いたいわけか」
男「そうです」
28:
友「頭こんがらがってきた……役割とか実名とか、何を言ってんだよ」
女「……ん」
友「あれ!?お前もなんかわかっちゃったのか!?」
女「そんなわけないじゃん。私もわけわかんないよ。でも……」
友「でも?」
女「男ならわかる。でもクラスメイト1ちゃんまで、そんなおかしな事言うと思う?」
友「……あれっ?確かに」
先生「クラスメイト1は成績も優秀だしな!先生素晴らしい生徒にめぐまれてうれ」
男「先生は黙っててください」
先生「はい」
クラスメイト1「えっと……あの、私もよくわかってないんですけど」
男「いや、俺は正直、さっきの一言だけで十分だよ。ありがとう」
クラスメイト1「は、はい!?」ドキッ
友「(こいつ……!この状況下でフラグを!?)」
32:
男「皆聞いてくれ。俺は気がくるってるわけじゃない。
今の名前が嫌いなわけでもないんだ」
女「お、おう」
男「俺たちは『おかしい』んだよ。何か妙な意思が何かしらんが、
変なものに操られてるんだ」
友「……いや、おかしくなったのはお前じゃないのか」
生活指導「まずは話を聞くぞ。興味深い」
友「へーい……」
男「俺たちはそもそも『男』なんて名前じゃない。名前ってのは日本人なら、
苗字があって名前があって……最低でも二文字あるはずだろ」
女「でもフルネームでは呼ばないよね」
友「うんうん」
男「当たり前だ。でもそもそも『男』っておかしくないか?全国の半分は男だ。
なのに俺が『男』って呼ばれたら、誰の事だ?ってならないか?」
友「んー?『男』は『男』だろ。お前以外の誰でもない」
男「じゃあお前の性別なんなんだよ」
友「は?男に決まってんだろ」
33:
女「……あれ?」
友「……ん?」
男「お前、今違和感を感じなかったか?」
友「え?あれ?何だろ……今すげぇ何かひっかかった気がするんだよ」
生活指導「……確かに、何だ?今のは」
男「俺は『男』だ。まずこれはわかる。でもお前の性別も、
先生の性別も『男』なんだよ」
友「……あれ!?あれ!?」
女「ど、どういうこと!?余計わかんなくなってきちゃったよ!」
クラスメイト1「ええと……つまり『男さんの名前と、先生方の性別が一致している』という事ですね!?」
友「え?そんなの当たり前……は?あれ?」
女「そうだね。なんかおかしいよね」
生活指導「なるほど、確かにそれは、考えたこともなかったな……」
34:
男「だろ?おかしいんだよ。俺たちは性別はあっても性別じゃない。
そもそも性別で呼ばれる事自体がおかしいんだ」
女「でも私たち、男の事性別で呼んだことないよ?」
男「それだよ」
女「え?」
男「今俺の事なんて呼んだ?」
女「……男」
男「苗字は」
女「え?」
男「俺の苗字は何だよ」
友「何だよそれ?クイズか?」
女「……」
友「おい?どうしたんだよ」
女「……え?あれ?」
友「何?新しいギャグ?」
女「……わかんない。男の苗字って、何だっけ?」
35:
友「は!?何言ってんだよ!苗字がわかんねぇはずないだろ!!
俺たち何年一緒にいると思ってんだ」
女「いや、何かすっぽり抜けててさ……ド忘れしちゃった」
友「先生!名簿持ってるでしょ!?」
先生「持ってるけど……」
友「見せてください!」
バッ
友「……あれ?」
生活指導「どうした」
友「……わかんねぇ」
女「は?」
友「いや、俺にもわかんねぇよ。でもこの名簿を見ても、男の苗字が何かわかんねぇんだよ」
女「そんなわけないじゃん!あんたまでおかしくなった!?」
友「おかしくなってねぇ!!俺は正常だ!まともだ!!」
生活指導「……どういうことだ」
36:
女「ちょっと貸して!」
バッ
女「……え」
友「……」
パラッ パラッ……
女「……なにこれ」
友「……わかったか?」
女「……なにこれ!なに、何なの!?これは!」
生活指導「載っていなかったのか?」
女「違います!!載ってるんです!!」
生活指導「ではなんて書いてあるか読めるだろう」
女「……『男』としか書いてません」
生活指導「は?」
女「だから、名前しか書いてないんです!!」
生活指導「……」
38:
男「……そうなってるのか」
友「お前は何で、この状況で落ち着いてられるんだよ!?」
男「俺はなんとなくわかってたからな」
友「……は?」
男「おかしいんだよ。お前らも、この世界そのものも」
友「おいおい……どうしたんだよ?この世界ってお前、
お前の苗字が載ってないことが、誰かの野望とでも言う気か?」
男「強ち間違いじゃないかもな」
友「……は!?ふざけてんのか!?」
バンッ!!
男「ふざけてるわけないだろ!!」
友「あ……、す、すまん」
生活指導「しかし、苗字はどこにでも存在する……男の家に行けば、
流石に苗字がわかるのではないのではないかな?」
友「な、なるほど!」
先生「授業は」
39:
男「先生、俺今日は体長不良で早退します」
女「私も」
友「俺も」
先生「え、えぇ?っ!?」
クラスメイト1「私も親が急病なので」
先生「あれぇ?!?」
生活指導「私も付き添いで行こう。体調不良の生徒のみで帰らせるわけにはいくまい」
先生「……もう好きにしてください」
――――――――
友「……まだよくわかんねぇ。役割とか、名前とか、どうなってんだ……?」
女「とりあえず……苗字がなかったってことは……おかしいのは、私たちの方かもしれないんだよね?」
友「は?」
クラスメイト1「そうかもしれません……」
友「お前らなに言ってんだよ。なんだ?男が正しくて、他は全部間違ってるってことか?」
41:
生活指導「……そう考えるのも妥当かもしれんな。何せ、男くんの仮説通り、
彼の苗字がわからなかったのだから」
友「はぁ?っ!?」
男「……つきました。ここが俺の家です」
友「結構近いな。そりゃそうか」
女「私たちはずっと来てるしね」
クラスメイト1「とりあえず、ここで表札を確認すればいいわけですよね!」
友「……」
女「……えっ」
生活指導「……なるほど」
クラスメイト「……表札が、ない?」
44:
友「男!お前ん家どうなってんだよ!表札くらいつけろよ!」
男「外した覚えはないけどな」
女「……それって」
生活指導「……仕方ない。家の人に聞こう。彼の両親なら、苗字を知らないというわけもあるまい」
クラスメイト1「ですね」
友「わけわかんねぇ……」
女「……あ、見てみて」
友「なんだよ?」
女「他の人の家には、ちゃんと表札があるよ」
友「え?」
女「ほら、『佐藤』とか『鈴木』とか……」
友「マジだ……どういうことなんだ?」
男「……背景、ってことなのか」
女「え?」
男「いや、なんでもない」
46:
ガチャ
男「ただいまー」
母「どうしたの?何か今日早いじゃない」
生活指導「お邪魔します」
女「お、おじゃましまーす……」
ゾロゾロ
母「……何事?」
男「まぁちょっと。話すから居間に来て」
母「いいけど……」
――――――――――
母「で、どうしたんですか……?まさか、うちの息子が何か不祥事を?」
生活指導「いえ。そんなことはありません。ただ一つ、不思議なことがありましてですな」
母「不思議な事?」
生活指導「男君のお母様。自分の苗字は何か、覚えていらっしゃいますか?」
47:
母「みょ、苗字?あはは……変な事をお尋ねになるんですね。
そんなもの、もちろん……」
女「もちろん?」
母「……あ……れ……?」
生活指導「……」
母「あはは、いや、ちょっとド忘れしたみたいで……。
もう歳なんですかね?」
男「違う」
母「へ?」
男「『ない』んだよ。この世界に。苗字なんてものは」
母「……え?何言ってるの?」
友「……僕らも彼が何を言ってるのかわかりませんでした」
母「もしかして、うちの子がおかしく……」
クラスメイト1「いえ、そうじゃないと思うんです」
母「え?」
女「だから、私たちは、彼の言う事が正しいんじゃないかって、思ってるんです。今」
50:
母「……あなたたち、何を言ってるの?」
友「俺たちも何を言ってるかわかりません!でも事実がそう言ってるように聞こえるんです!」
女「私たちも、男くんがおかしいんだって、最初は思ってました。でも何か違うんです!
何かこう……はっきりとは言えないんですけど、なんかもやもやして」
生活指導「つまり彼は、『世界の真実に気づいた』と……そう言いたいんです」
母「せ、世界の真実だなんて……そんなオカルトチックな。あはは、
確かにそういうのが好きな子でしたけど」
クラスメイト1「お母様!」
母「は、はい!」
クラスメイト1「免許証はお持ちですか」
母「め、免許証……?」
クラスメイト1「なければ保険証でも、ポイントカードでも構わないんです。
あなたの『フルネーム』が書いてあるものなら!」
母「それくらい持ってるけど……」
クラスメイト1「見せてください!今すぐ!」
母「は、はい!?」
52:
ゴソゴソ……
母「あった。このサイフの中に……」
クラスメイト1「見ても構いませんか?」
母「ええ、どうぞ?」
友「……!」
女「……!」
生活指導「……!」
クラスメイト1「……やっぱり」
男「……」
母「な、何?何かあったの?」
友「『母』としか書かれていない……」
女「……ここは絶対に、フルネームを書くはず」
クラスメイト1「だから……」
生活指導「やはり、間違っているのは我々のほうだった、ということか」
男「……やっと、気づいてくれましたか」
53:
母「何?何何?何がどうなってるの?」
男「母さん」
母「え?あ、はい」
男「自分の名前を言ってみて」
母「え?私は生まれたときからずーっと『母』よ?それがどうしたの?」
男「本当に?」
母「そりゃあもちろん……」
男「結婚する前は、なんて呼ばれてたのさ」
母「だから、普通に名前で……」
男「名前で?」
母「……あれ?」
友「お母さん!本当に『母』って呼ばれてたんですか?」
母「あ、あれ?やっぱり歳なのかな……なんかね。昔の記憶がぐちゃぁってなっててね……?」
男「……母さん!」
56:
母「はい!」
男「父さんの会社の電話番号!教えてくれ!」
母「今からかける気!?」
男「今じゃなきゃいけないんだよ!
後でかけると『端折られてしまう』!!」
母「な、何言ってるの!?」
男「とにかく早く!」
母「……私もう知らないからね!?」
スッ
男「ありがとう!」
ピッピッピ
プルルル……
ガチャ
父『はい。○×出版ですが』
男「父さん!」
父『なんだ男か……いや、なんだ、急用か?』
58:
男「母さんと結婚する前、母さんの事、なんて呼んでた!?」
父『なんだいきなり……今仕事中だってのに……。はぁ。わかったよ。
そりゃあもちろん、名前で呼んでたに決まってるだろ。全く恥ずかしい事を言わせるな。もう切るぞ?』
男「だから、なんて呼んでた!?」
父『だから名前で……それは……ん?』
男「……『母』、って?」
父『……いや、あれ?ちょっとまて、どうなってるんだ?』
男「……もしかして、『女』じゃない?もしくは『彼女』とか」
父『……あれ?おい、男、お前どうしてその事を知ってるんだ?
誰かに聞いたのか?』
男「……それが聞きたかったんだよ。ありがとう」
父『おい男、説明しろ。どういうことなんだ、どうしてお前が――』
男「ありがとう父さん」
ガチャッ
友「……」
女「……」
61:
生活指導「……役割」
クラスメイト1「……なんでしょうか。この感じ」
友「……ああ、なんとなくわかるよ」
女「なんか私たち、危ない事に首つっこんじゃったっぽいよね?」
男「……すまん」
女「いいよ別に。乗りかかった船だし」
母「……あのさ、母さん全然ついていけてないんだけど」
男「ここまでわかれば大丈夫だよ。あとは……」
女「あとは?」
男「『どうやってケリをつけるか』だな」
友「……ケリ?」
男「んー……これは俺が考えるよ。とりあえず今日は解散ってことで」
友「いいのか?俺はまだ半信半疑なんだけど……」
男「でも、『何かがおかしい』って事はわかってくれただろ?なら十分だよ」
女「……私も」
62:
男「ん?」
女「ちょっと私も、お母さんに聞いてみるよ」
友「聞いてみるって」
女「そりゃ、『苗字』と、『結婚する前なんて呼んでたか』だよ」
友「……なるほど」
生活指導「……確かに、男くんの家だけおかしい、というわけでないなら、
女くんの家もおかしくなるはずだな」
友「つまり俺の家も……」
クラスメイト1「……」
女「クラスメイト1さんも……だよね」
クラスメイト1「……私の家は、もっとすごいかもしれません」
友「もっとすごい?」
クラスメイト1「いえ、私にもわからないんです……でもなんか、何かすごく、全然違うんじゃないかって……」
生活指導「……どうやら、彼女が一番真実に近いようだ」
女「ほえー……何かすごいね」
65:
―――――――――
男「じゃあ、また明日」
女「うん……」
友「おう。俺に任せとけ!今回もばっちり解決だ!」
女「さっきまでわたわた狼狽えてた奴のセリフとは思えないね」
友「なんだとこのやろう!」
生活指導「……私も友人すべてに当たってみるよ」
友「ええ!?そこまでするんですか!?」
生活指導「だが気になるだろう。この状況、いくらなんでもおかしすぎる」
女「確かにそうですけど……」
生活指導「……『苗字』と『名前』、これは歴史の授業でも習う非常に重要な事だ。
この事実が根本からおかしくなるような事があって……気にならない教師はいないさ」
友「ヒューっ!先生かっこいー!」
クラスメイト1「……」
70:
―――――――――――――
男「……」
男「……帰ったか」
男「しかし……どうする?俺は事実を知っている。
彼らも事実を知りつつある」
男「……俺の目的はただ一つ、」
クラスメイト1「『この世界がおかしい事を理解してもらう事』」
男「……まだ帰ってなかったのか」
クラスメイト1「嫌な予感がしたんです」
男「嫌な予感?」
クラスメイト1「私はそもそも、何なんですか?」
男「……は?」
クラスメイト1「男さんの仮説が正しいとしたら、私の役割は『クラスメイト1』
じゃあクラスにいない私は?ただの女の子としての私はどこにいるんですか?」
男「……」
クラスメイト1「……家に帰ったら、私は『違うモノ』になっちゃうんじゃないですか?」
73:
男「……それは、俺にもわからん」
クラスメイト1「本当ですか?」
男「ッ……!」
クラスメイト1「本当にそうですか?実は全部わかってるんじゃないですか!?」
男「……」
クラスメイト1「答えてください!私はなんなんですか!!」
男「……『クラスメイト1』……」
クラスメイト1「……ですよね。私にもわかりません。そんなことが、
ましてや貴方にわかるわけがない」
男「……」
クラスメイト1「でも……この気持ちをどうすればいいんですか!?
私は18年間、ずっとこうして生きてきたんです!それをいきなり否定されて……!」
チュッ
クラスメイト1「……は?」
78:
クラスメイト1「え?は?今何したんですか?ごめんなさいちょっと理解が」
男「俺にもわからん。でも俺が『男』で『友』や、『母』がいるなら……」
クラスメイト1「……??」
男「この世界は『俺を中心に回っている』ってことなんじゃないのか」
クラスメイト1「……あの、言ってる意味が」
男「俺にもわからん。わかるわけがないだろ」
クラスメイト1「正気じゃないんですか」
男「正気だよ。くっそ真面目だ。クソ真面目に言ってるんだ」
クラスメイト1「世界は自分を中心に回っていると……本気で思ってるんですか?」
男「そうだよ」
クラスメイト1「……じゃあ、じゃあ私たちはどうなるんですか!?貴方からすればただのモブかもしれない!
そんな私たちは、存在する権利さえないんですか!?貴方の物語に出ない人間は、必要じゃないんですか!!」
男「だから!!」
ガシッ
クラスメイト1「ひゃ」
82:
男「例えば……たとえばの話だ。もしお前が、俺の『彼女』になったとしたら……」
クラスメイト1「……え」
男「その瞬間、お前は、『クラスメイト1』から『彼女』になるんじゃないのか……?」
クラスメイト1「……わけがわかりません」
男「いやだから」
クラスメイト1「でも」
男「……」
クラスメイト1「……試してみる価値はあります。だって、私はずっと貴方の事が好きでしたから」
男「……えっ」
クラスメイト1「気づかなかったんですか?すごいにぶいですよね。
でもずっと前から知ってますよ。貴方が人の好意クソにぶいって事は」
男「そんな口調だったっけ」
クラスメイト1「私だってふっきれたんです」
男「ははっ……じゃあ改めて」
クラスメイト1「はい」
85:
男「『好きです、付き合ってください』」
クラスメイト1「『はい』」
男「……で、どうだ」
彼女「……どうでしょうね」
男「変わったのか?何か?」
彼女「いや、今の形式でしかないですからね……もしかしたら何も変わってないかも」
男「え、困る……」
彼女「あ、私の事名前で呼んでみてくださいよ。流石にクラスメイトの名前くらい憶えてますよね」
男「え?ああ……えっと……あれ?」
彼女「……あ、そっか。貴方は違うんでしたよね。
一度も私たちの事を呼んでないし」
男「……あー」
87:
彼女「……」
ピッピッ
男「何やってんだ?」
彼女「お父さんに電話をかけてるんです。もし私の名前が『彼女』になってるなら、
いつも名前で呼んでるお父さんは私の事を『彼女』って呼ぶはずです」
男「なるほど……」
プルルルル
ガチャ
彼女父『もしもし?どうした?彼女か?』
彼女「おっけー!ありがとうお父さん!」
彼女父『は?』
ガチャ
彼女「……やっぱり『彼女』でしたよ。変わってます」
男「変わってることが理解できるのか」
彼女「メモっておいたんです。私の名前」
男「メモ?」
88:
彼女「ノートにちょちょいって。そのはずなのに、私のノートには『クラスメイト1』って書いてあるんです」
男「それって……」
彼女「……正直、これが私の名前だったのか、って思うとすごく不思議な感じがします。
だって『クラスメイト1』ですよ?モブじゃないですか。完全に」
男「お前……!」
彼女「貴方の言ったことは覚えてます。確か、
『『クラスメイト1』ってなんなんだよ!!』――でしたっけ?」
男「……ああ」
彼女「今ならわかります。確かに意味が解りません。『クラスメイト1』って、性別ですらなく、
完全に役割ですもんね」
男「……(やっと、理解者が)」
彼女「遅くなっちゃったので、もう帰りますね。父にも変な電話しちゃって戸惑ってるでしょうし」
男「ああ、送っていこうか」
彼女「大丈夫です。流石に襲われて死んだりは……しませんよね?」
キョロキョロ
男「……送っていくよ」
91:
―――――――――――
彼女「それにしても、意外と家、近かったんですね」
男「……何度か会っててもおかしくないのにな」
彼女「『会う必要がなかった』とか」
男「ついに発想が完全にこちら側になってきたな……」
彼女「……ふふ、だってもう私、貴方の『彼女』ですよ?
ただのモブから一気にランクアップです」
男「またメタな発言を……」
彼女「……未だに信じられませんけどね」
男「……」
彼女「この世界がおかしい、ってこと以上に、貴方と――」
男「ん?」
彼女「ああいやなんでもないです!送ってくれてありがとうございます!」
男「あ、ああ……いや別に」
彼女「今度何か美味しいものでも振る舞いますよ。
私の手料理をごちそうします。なんたって彼女ですし」
94:
男「はは。期待して待ってるよ」
彼女「ふふっ……じゃあ、また明日」
男「おう。また明日」
ガチャ……バタン
男「それじゃ、俺も家に帰るか」
――――――――
男「……」
男「……ん?」
男「今は夜か?夜……?」
男「どういうことだよ。今日はもう『終わり』のはずだろ」
男「なんでまだ……なるほど」
95:
男「……出てこい」
俺「……よう」
男「お前は……誰だ?」
俺「それはお前が一番よくわかってるはずだが?」
男「お前は……俺か」
俺「そう俺……そうだよ。わかってるじゃないか」
男「お前がこの世界の……は?あれ?」
俺「お前、今なんつった?」
男「え?何って……」
俺「『お前は俺』、そういわなかったか?」
男「いや、だからお前は……あれ?」
俺「そうだよ。お前は俺で、俺は俺なんだよ」
男「何を言ってんだよ!!わけがわからねぇ!!」
俺「落ち着けよ?。俺同士仲良くしようぜ」
98:
俺「だから『お前』は『俺』で『俺』は『俺』なんだよ。オッケー?」
男「何を言ってるのかさっぱりわからん」
俺「お前がわかんなくても、お前の中身はしっかり理解してると思うぞ」
男「どういうことだよ」
俺「お前は証明しちまったんだよ。この世界は『役割』で呼び合ってるって」
男「あれで正解、この物語は終わりだったってことか」
俺「ピンポンポーンポーン!おめでとう!ご名答だよ!」
男「だからなんだっていうんだよ。俺は家に帰って、明日皆の話を聞いて」
俺「で、そのお前は……さっき、『なんて言った?』
男「……え?」
俺「他の人間は違ったんだよ。いや、もう人間じゃなくて、『キャラ』か?
そいつらは人をなんて呼んでも良かったよ。でもお前はちゃーんと、呼ばなかったよな?最後まで」
男「……え……あ」
俺「そのお前が!今!俺の事をなんて呼んだかって!!聞いてんだよ!!」
99:
男「……お前は」
俺「お前は?」
男「……『俺』?」
俺「正解だ」ニコッ
男「……あ、ああ」
俺「じゃあお前の出番はもう、終わりだよな?」
男「ま……待て!これは違う、これは……!!」
俺「彼女までつくったのになー。残念だったなー。でも」
男「待て!!お前は!!俺じゃない!!!俺は……!!」
―――――――――――
キーンコーンカーンコーン……
100:
俺「おはよう諸君」
女「おはよう!昨日聞いてみたんだけど……やっぱりうちの苗字もおかしかったよ!」
友「俺の家も。ていうか兄貴とか兄貴の友達も皆そうだったよ……」
俺「やっぱりな……この世界は『何かがおかしい』って事に間違いはないみたいだ」
生活指導「しかし、それを調べてどうするんだ。何か怪しい組織に狙われでもしたら」
俺「大丈夫大丈夫。その時はこう何とかなるっしょー」
女「て、てきとーだね!?」
彼女「……おはよ」
俺「おうおはよー!」
友「あー!お前、彼女ちゃんと付き合ってるって本当か!?」
女「マジで!?」
俺「噂流れんのはえぇな!」
彼女「……」
友「いつの間にだよ!教えろ教えろ!」
俺「いてぇよ手加減しろ!!」
102:
彼女「……貴方は、誰ですか?」
俺「えっ!?彼氏を忘れたの!?」
友「忘れられてやんのー!だっせー!」
バンッ
彼女「違う!」
女「え、ちょ、ちょっと、彼女ちゃん……?」
彼女「……わかってるよ。外見もそっくりだし、役割も同じ位置だよね」
友「え?何?どうしたの?今度は彼女ちゃん?」
俺「……じゃあ、わかってるよな?ええ?『俺の彼女』よ」
彼女「……」ギリッ
女「(何この険悪な空気)」
生活指導「おっと、そろそろ授業の準備をしなくては」
友「あー!先生逃げたー!」
生活指導「はっはっは」
女「もう朝っぱらから痴話喧嘩に巻き込むのやめてよ」
104:
彼女「……返して!」
俺「何をだ」
彼女「彼を……」
俺「彼って誰だ」
彼女「彼は……そりゃ彼は!」
俺「……彼って、『誰』だ?」ニコッ
彼女「……あ、う」
友「おい俺、そんなに彼女を苛めてやるなよ……」
女「朝っぱらから趣味悪いー」
彼女「……彼は」
俺「……かれは?」
彼女「……誰、だっけ?」
111:
俺「んー。もちろんわかってるよ。俺は俺。そう君の彼氏だ。
昨日俺から告白して、オーケーしてくれたよね」
彼女「……」コクリ
俺「もちろん自分の事も良く知っている。19××年の×月○日に△市で生まれ、
健康だが頭の良くない子だった。そして苦手だった英語をなんとか克服し、この高校に入り」
彼女「……」
俺「君と初めて出会ったのは一年の夏……俺が、君が落とした書類を拾ったことから」
彼女「……!」
俺「描いているが描いてないかはしらないが、この世界にだってちゃんと『歴史』がある。
徳川家がほろんでちゃんと戦争が起きて、そのあとなんやらあってこの世界があるんだ。
何もなしにできたわけじゃない」
友「お、おい?」
俺「その上で、俺は君の良く知っている『彼氏』なんだよ。どうだ?何か反論してみろ」
彼女「……いいえ」
俺「おうそうか。じゃあ授業が始まるな。座ろうか」
彼女「……はい」
女「(な、何この空気……?)」
114:
―――――――――
先生「つまりだ。この時の文章を日本語に直すと
『メアリーは缶けりの最中にケン君を蹴り倒した、よってケン君は死亡した』となる」
先生「『よって』などの接続語は得てして間違えやすい。But、because、however。
複数あるからちゃんと覚えておいてくれ」
コンッ
彼女「……?」
カサカサ
彼女「……(なにこれ、メモ?)」
先生「じゃあ次のページの最初から、彼女ー」
彼女「は、はい!」
ガタンッ
115:
――――――――――
キーンコーンカーンコーン……
友「やっと授業終わったぁぁああ!!やったぁ解放されたぁあぁ!!」
女「あんたは大げさなのよ、いちいち……」
友「おーい俺!遊びに行こうぜ!」
俺「んー?いいぜ!どこ行くよ!」
友「はっはっは……それは後で話すよ」
俺「おいおい、もったいぶるなぁ……」
女「何よそれ、私も行く」
友「だめでーす!!だめでーすはいだめでーす!」
女「うざっ!?」
117:
友「これはなぁ……女の子には教えられないとこなんだよ」
俺「おいおい……そんな事ここで好評しちゃっていいのかよ」
友「グフフッ……いいんだよ。俺たちは18歳の、血気盛んな男子高校生だからなぁ……
多少なりけりたまるものがあるってのさ」
彼女「……」
女「ほら!彼女ちゃん絶句してるよ」
友「仕方ないよなー。俺だって男なんだから。たまるものはたまるよ」
女「うわ、ひどい下ネタ」
友「下ネタじゃないしー」
彼女「……ですね」
女「え?」
118:
彼女「彼だって、男なんです。そりゃ溜まりますよ。色々と」
女「た、達観してるぅ……」
俺「流石俺の彼女、理解あるな……」
友「な!お前も男だもんな!」
俺「おう!俺だって男だ!こればっかりは仕方な……」
俺「……ん?」
彼女「……」ニコッ
友「言ったな?」
俺「……は?お前ら、何を言ってるんだよ」
友「お前、今なんて言った」
俺「はっ?」
女「そりゃ人を騙しても、自分が騙されるなんて思ってないよね。だって見てなかったもの」
122:
俺「お前ら……何言ってんだ」
友「たとえばだよ?お前さ、俺達が帰った後の話知ってる?」
俺「は?そりゃ、俺が彼女に告白して……」
女「その前だよ」
俺「……何言ってるんだよ」
友「そりゃ知らねぇよな。だってどこにも『書いてない』もんな」
俺「……おい、まさか」
女「反則とか言わないよね?だって私たちにも『歴史がある』」
友「俺たちはこの舞台にいないときは死んでるってわけじゃねぇんだ。
普通に生活するし、今の時代は……」ピッ
『もしも彼女の様子がおかしければ』
俺「……まさか」
123:
友「俺たちだってこんなことになるとは思わなかった」
女「油断したよね。彼はもう完全に『主人公』の立ち位置なのに」
彼女「その後に出てきたポッと出野郎なんて……こうなる運命に決まってるじゃないですか」
俺「……きさまらァ!!」
男「よう」
俺「俺を……ハメやがったな!?」
男「……え?」
俺「……ちょ、ちょっとまて、これは、え?つまり……
男「残念だったな。つまり『そういうことだ』
俺「
――――――――――――
キーンコーンカーンコーン……
126:
女「……で、よかったの?これ?」
男「……おう」
友「……何が変わったの。マジで」
彼女「全然違いますよ。見てくださいほら、目つきとか」
女「……(わかんない)」
友「(微塵もわからない)」
女「で、これからどうするの?何かと戦うの?」
男「もうやめだ」
女「え?」
男「確かにこの世界はおかしい。俺は本当はこんな名前じゃないかもしれない。
でもいいんだよ」
友「いいって、昨日あんな騒いでたのに……」
男「一度自分の役割を取られて気が付いたんだよ。もうずっとこうして生きてきたんだって」
彼女「描かれてはないですけどね」
女「……何か二人、通じ合ってるね」
男「そうか?」
128:
友「なんかムカツクな……リア充め」
男「お前も彼女ができるとこうなるさ」
友「この上から目線!!!」
女「何その呼び方!」
男「ははは……」
彼女「……こうやって、」
男「そう、こうやってずっと」
友「……終わりなのか?」
男「いや、終わらないさ、俺たちは前からずっとこうだったじゃないか。
高校生活をすごして、大学に行って、そして就職して、色んな人生があるんだよ」
女「……」
男「だから俺たちは、いつも通り、この人生を続けるだけなんだよ。
つまり、一言で言うとだな――――」
           おわり
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