まどか「クールになりきれないほむらちゃん」back

まどか「クールになりきれないほむらちゃん」


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1:
まどか「転校生の子、ずっと質問攻めにあってるね」
さやか「んー、ここら辺で助け舟でも出そうか?」
ガタッ
さやか「あ、立ち上がった」
ほむら「ごめんなさい。すこしきべっ」
まどか「……きべっ?」
さやか「噛んだね……」
ほむら「」ドンドン
まどか「顔を赤くして、机を叩いてるね」
さやか「何あれ可愛い」
2:
まどか「失敗は誰にでもあるよ!」
ほむら「気を使わなくて結構よ……」
まどか「え、えっと! ほむらって名前かっこいいよね!」
ほむら「……ありがとう」
まどか「まどかでいいよ! 私もほむらちゃんって呼ぶから!」
ほむら「わかったわ」
まどか「ほ、ほむらちゃん!」
ほむら「なにかしら?」クルッ
まどか「保健室は、ここだよ」
ほむら「」スタスタ
7:
ほむら「たしか、この辺に……」キョロキョロ
ほむら「ボロボロのキュウベぇ発見」
キュウベぇ「おや、きみは……」
ほむら「…………(殺しにくい)」
キュウベぇ「?」
ほむら「」ガサゴソ
キュウベぇ「なぜ僕を上着に包むんだry」
ほむら「盾にしまったし、魔女を倒そう」
9:
マミ「たしかに魔女の反応があったのだけれど……あら?」
ほむら「(時間をかけすぎたわ)」
マミ「あなたは……」
ほむら「あなたと同じ魔法少女よ。もっとも、私はあなたほどの戦闘能力はないのだけれど」
マミ「見滝原に私以外の魔法少女がいたのね! よかったら-----」
ほむら「ごめんなさい。私、これから用事あるから」
マミ「そう……」シュン
ほむら「(りょ、良心が痛むわ……)」スッ
マミ「何かしら、これ?」
ほむら「私の連絡先、こんど、お話しましょう」
マミ「ありがとう!」パァアアア
12:
ほむら「」ツンツン
キュウベぇ「君は実に無駄なことをするね。この個体自体は生命活動を停止しても、代わりのボディーはあるんだよ?」
ほむら「消毒してるからうごかないで」
キュウベぇ「……わけがわからないよ。君の目的はなんだい?」
ほむら「まどかをあなたと契約させないことよ」
キュウベぇ「鹿目まどかのことかい? 彼女は実に良い資質を持っていたよ」
ほむら「そして、最凶の魔女になるでしょうね」
キュウベぇ「……驚いた。君はどこまで知っているんだい?」
ほむら「自分のことについての全てよ」
キュウベぇ「だとすると、今の木の行動は理解しがたいよ。いっそ僕を殺すのが君の目的には近いんじゃないかな?」
ほむら「……いたそう、だから」
キュウベぇ「」キュン
キュウベぇ「(な、なんなんだ、この感覚は……っ!)」
14:
ほむら「おじゃまします」
マミ「いらっしゃい!」ニコニコ
ほむら「まさか、こんなに早く呼ばれるとは思わなかったわ」
マミ「私以外の仲間と仲良くなるためですもの! あ、紅茶とコーヒーどちらがいいかしら?」
ほむら「こう……コーヒーをお願いするわ」
マミ「わかったわ」
ほむら「」ポリポリ
マミ「(両手でクッキーをたべてる……)」
ほむら「にっ……美味しいわ」チビチビ
マミ「お砂糖は必要かしら?」
ほむら「いらないわ」チビチビ
マミ「(全然減ってない……)」
ほむら「やっぱり、砂糖をひとつ頂いてもいいかしら?」
マミ「どうぞ!」ニコニコ
キュウベぇ「(彼女を見ていると湧き上がるこの感覚はなんだろうか?)」
17:
マミ「それで、暁美さんは今後どうするのかしら?」
ほむら「どう言う意味かしら?」
マミ「見滝原は私の縄張りだから、必要であれば区間で縄張りをわけなきゃいけないでしょ?」
ほむら「安心していいわ。私は別にあなたの縄張りを荒らそうだなんて考えてないから」
マミ「そ、その! よかったら、協力して魔女を倒さない?」
ほむら「(な、なんかすごく断りづらい……)」
マミ「ダメ、かしら……?」
ほむら「あなたが、それで構わないのなら……」
マミ「ありがとう! 暁美さん!」
ほむら「……ほむら」
マミ「え?」
ほむら「お互いに協力するのだから、他人行儀はやめましょう。マミ?」
マミ「う、うん!」パァアアア
18:
ほむら「(本来の目的からそれているような気がするわ)」
ほむら「(まどかと全然話せてないし……)」
ほむら「(キャラ付け間違ったかな?)」
ほむら「(弱気なままじゃダメよね!)」
ほむら「(……マミの、足は引っ張らないようにしなくちゃね)」
ほむら「(それに、彼女は高確率で死ぬから、守らなきゃ……)」
ほむら「(これで、最後のループにしてあげるわ!)」
21:
ほむら「あら、美樹さやかじゃない」
さやか「そういうお前は転校生!」
ほむら「あなたがクラシックをたしなんでいるだなんて……意外ね」
さやか「あー、いや、実はこれお見舞いの品なんだよね」
ほむら「お見舞い?(上条恭介へのお見舞いね。高確率で契約しちゃうから先手を打ちましょう)」
さやか「そう、幼馴染のね。上条恭介って言うんだけど、結構有名なヴァイオリニストだったんだよ?」
ほむら「ああ、あの怪我をした……」
さやか「そうそう、あいつにとっちゃヴァイオリンが全てだからね。こういうものでもあったほうがいいのかなって」
ほむら「治る見込みがないのにクラシックを聴くってどういう気分なのかしらね?」
さやか「え?」
22:
前に見たドジっ娘ほむらちゃん思い出す
23:
ほむら「悪いことは言わないわ。一度、あなたが好きなものを持って行ってあげたらどうかしら? CDよりも、きっと元気づけられるわ」
さやか「うーん……でも恭介はヴァイオリンにしかきょうみないからなあ……まぁ、考えておくよ」
ほむら「そう……」
さやか「そういえば、転校生はどんなCDを買うの?」ヒョイ
ほむら「あっ!?」
さやか「きゃりーぱみゅぱみゅ?」
ほむら「か、返して!」
さやか「い、意外だな……(私の好きなもの、か)」
25:
ほむら「マミ、なにかようかし、ら……」
まどか「あ、ほむらちゃん!」
さやか「転校生じゃん」
ほむら「これは、どういうことかしら?」
マミ「キュウベぇが連れてきたのよ。二人も魔法少女がいるから、これ以上は必要ないとは思うのだけれど」
キュウベぇ「僕の役目は素質のある子のスカウトだからね!」
26:
ほむら「遊びじゃないのよ?」
まどか「うん。でも、私に出来ることで、だれかの役に立てるなら……」
さやか「わたしはまどかを一人にできないから、付き添い」
ほむら「あなたは魔法少女を甘く考えすぎているわ。おとぎ話みたいなものじゃないのよ?」
マミ「はい、ほむらさん、コーヒーね」
ほむら「」キョロキョロ
まどか・さやか「?」
マミ「お砂糖はここよ。はい、二つ」チャポン
ほむら「」クルクル
まどか・さやか「(なんか、かわいい……)」
29:
マミ「私は契約しなきゃ、死んじゃうような状態だったから契約したのよ?」
ほむら「私はもともと病弱で、契約しなきゃいづれ死んでいたわ(まどかに嘘をつくのはつらいわね……)」
キュウベぇ「僕は君と契約した記憶はないんだけどなあ……」
ほむら「あれは間違いなくあなただったわ。私が魔法少女ということがその証明にほかならないわ」
キュウベぇ「ふむ……」
マミ「自分の人生をかけてでも叶えたい願い事があるならば、私からは何もいうことはないわ」
ほむら「いかなる理由があっても私は反対よ。ならなくてもいいものになって、いつ死ぬかもわからない世界に身を投じるなんて……」
さやか「うーん……確かに土日返上でお仕事なんてしたくないわね。放課後に寄り道もできなさそうだし」
まどか「お話みたいにはいかないんだね」
ほむら「当然よ。それに私は、あなたたちには普通の幸福な人生を歩んで欲しいわ」
まどか・さやか「(いい子だなあ……)」
32:
マミ「それでも踏ん切りがつかないなら、一度体験してみるのもいいかも」
ほむら「っ! マミ! それはダメよ!」
マミ「だから私たちが守るの。わけもわからないまま契約されるよりも、一度見てもらって、きっぱり諦めてもらったほうがお互いにいいわ」
ほむら「でも、二人を危険な目に合わせるわけには……」
マミ「そうならないように、わたしたちがいるでしょ? 一人じゃむりでも、二人ならできるわ」
ほむら「……マミは、ずるいわ」
まどか「(赤くなった)」
さやか「(二人でイチャイチャしちゃって……)」
36:
マミ「ほむらさん! そっちいったわよ!」
ほむら「まかせて」カチッ
ドォオオオン
さやか「……なにこれ、映画じゃないよね?」
まどか「現実だよ、さやかちゃん」
さやか「アシスタントとかいる?」
まどか「現実見て、さやかちゃん」
マミ「これ最後よ! ティロ・フィナーレ!」
ドォオオオオン
マミ「ふぅ、なんとかなっあぶないわ、鹿目さん!」
まどか「え?」
38:
ほむら「っ!」カチッ
ほむら「時間を止めたわ。ここで、残りカスの使い魔を倒すのは簡単だけど……」
ほむら「あれ、絶対に痛いわね。爪がすごく鋭利だもの」
ほむら「痛いの、やだなぁ……」スタスタ
ほむら「……えい!」カチッ
40:
まどか「えっ……」
ほむら「」グシャ
まどか「い、いやぁあああああああ! ほむらちゃん! ほむらちゃん!」
マミ「お、おちついて! 鹿目さん!」
さやか「え、転校生が……」ヘタッ
ほむら「」パァン
使い魔「アァ----」
まどか「ほ、ほむらちゃん……?」
ほむら「魔法少女になるということは、こういうことよ。気持ち悪いでしょ?」
まどか「そんなことない! そんなことないよっ!」
ほむら「ふふっ、でも、あなたを守れてよがっ」
まどか・さやか・マミ「…………」
ほむら「」カチッ
ほむら「う、うわぁああぁああん!」
45:
マミ「かっこよかったわよ、ほむらさん」
ほむら「……」
まどか「うん、私ドキドキしちゃったもん!」
ほむら「……」
さやか「私、もうダメかと思ったもん。すごいんだね、ほむらはさ!」
ほむら「」グスン
さやか「だ、だからそろそろ泣き止まない?」
まどか「誰も笑ったりしてないよ?」
マミ「あんな状況だもの。焦ったりするわよね?」
ほむら「うぅ……」
まどか・さやか・マミ「(重症だなぁ……)」
47:
さやか「やっほー、恭介、元気?」
上条「うん? さやかか。今日はどんなCDを持ってきてくれたんだい?」
さやか「それなんだけどさ、今日はCDじゃないんだよね」
上条「本当かい? こんなこと初めてじゃないかな?」
さやか「まぁ、ちょっとね。これなんだけど……」
上条「これは……パズル?」
さやか「うん。わたし、こう見えて結構やるんだよね。自分で一枚の絵を作っていくっていう感覚が好きでさ」
上条「ありがとう。やってみるよ。でも、どうして?」
さやか「その、私のことも、知ってもらいたくて……」モジモジ
上条「そ、それって……」
さやか「柄じゃないのはわかってるよ? でもさ、好きな人には、自分のことも知ってもらいたいって思って!」
上条「」キュン
さやか「じゃ、じゃあ、そういうことで!」ダッ
上条「……なんか、さやかが可愛く見えた」
上条「パズル、か」
54:
ほむら「最近、機嫌がいいわね」
さやか「えー? わかっちゃう? えへへー」
ほむら「気持ち悪いわね……で、何があったのかしら?」
さやか「気持ち悪いとか言いながらもちゃんと聞いてくれる転校生が私は大好きだー!」
ほむら「うっとおしいわ……」
さやか「じつは最近、恭介がよく笑うようになってさ。あとヴァイオリンの話をしなくなったの」
ほむら「?」
さやか「で、昨日、ヴァイオリンしか頭になかったけど、最近は少し視野が広くなった気がするっていいだして」
ほむら「(なんかよくわからないけれどいい感じにことが運んだのかしら?)」
さやか「それも、さやかのおかげだよって! いやーもう、参っちゃいますな! えへへー」
ほむら「私のアドバイスが無駄にならなかったみたいで良かったわ」
さやか「うん。感謝してるよ、ほむら」
ほむら「あなた……ふふっ、どういたしました、さやか」ニコッ
さやか「(ほむらって笑うと、綺麗なんだ……)」
56:
まどか「ほむらちゃん、あーん!」
ほむら「一人で食べれるわよ」
まどか「だーめっ! ほむらちゃんは私の命の恩人だから、お礼しなきゃ!」
ほむら「お礼というわりにはあなたが一方的に楽しんでいるように見えるのだけれど?」
まどか「私のこと、嫌い……?」
ほむら「ひょんな! オホン、そんなことない、いただくわ」アーン
まどか「はい! おいしい?」
ほむら「ええ、おいしいわ」
マミ「(いいなー)」ジー
61:
杏子「あんたかい、最近見滝原でマミとチームを組んでるって魔法少女は!」
ほむら「っ!」ホカホカ
杏子「……なにもってんだ?」
ほむら「たいやきよ。駅前の店で3時間並んでようやく手に入れたの。誰にも見つからずにひっそりと食べるつもり」
杏子「と、とにかく! おまえみたいな甘ちゃんは……そのたいやき、甘いか?」
ほむら「ええ、とっても。でも私のイメージが崩れるから、まどかたちには内緒で食べるの」
杏子「そうか……なんでもお前、使い魔まで倒してるらしいじゃないか。そんな無駄なことして……無駄な時間かけずに公園のたいやき買えばいいじゃん」
ほむら「駅前の店のたい焼きはあんこからして違うのよ。一度食べるとほかのは食べれなくなるわ」
杏子「……そうか。そんなお前に私がいちど本当の魔法少女の強さってのを教えてやろうと思ってな! 勝負だ! 私が勝ったらたいやき一つください!」
ほむら「……一緒に食べる?」
杏子「いいのか!?」
62:
杏子ちゃん餌付けされとるwww
65:
ほむら「」パクパク
杏子「」ガツガツ
ほむら「」パクパク
杏子「」ジー
ほむら「」ガサゴゾ
杏子「」ジー
ほむら「」サッ
杏子「!」パァアアア
ほむら「(かわいいわね)」
69:
ほむら「魔法少女を一人拾いました」
マミ「えっ?」
杏子「邪魔するぞー、マミ!」
マミ「えっ? えっ?」
ほむら「たいやき5つで全面協力を約束してくれたわ」
杏子「ほむらっていいやつだよな! 話したら大切な友達を守るために使い魔も倒してるみたいだし」
マミ「えーっと、佐倉さんよね?」
杏子「おう、ほむらとそのダチのために粉骨砕身働くぜ!」
マミ「(彼女に、一体何が……?)」
73:
マミ「でも、驚いたわ。佐倉さんがまた戻ってくるなんて……」
杏子「その……少しは、悪いと思ってたんだ、私も」
マミ「…………」
杏子「あんな別れ方しちまって、ほかじゃ私はひとりだし。虚勢張ってたらそれがいつしか素になっちまってさ」
杏子「その、一言、謝りたかったんだ、ずっと……ごめん」
マミ「もう、馬鹿ね。あなたは深く考えすぎよ。また戻ってきてくれて、嬉しいわ」ナデナデ
杏子「すまん……ありがとう」
マミ「うふふ」ニコニコ
77:
キュウベぇ「まずい、まずいぞ」
キュウベぇ「エネルギーのノルマが全く達成できそうにない」
キュウベぇ「というか、あれだけ魔法少女がいて魔女化も死亡も0って……」
キュウベぇ「きかれてないけど、全てを暴露して、揺さぶりをかけてみようかな?」
キュウベぇ「む……歩きにくいと思ったら、ほむらに巻かれた包帯が……」
キュウベぇ「……わけが、わからないよ」
80:
ほむら「あら、最近見ないと思ったら、どこに行ってたのかしら?」
キュウベぇ「スカウトだよ。まどかにも幾度と声をかけたのだけれど、全く聞く耳を持ってくれないね」
ほむら「そう、よかったわ」
まどか「ほむらちゃん最近寒くなってきたから、家から毛布もってきたよ!」ガバッ
ほむら「ありがとうまどか、暖かいわ」
まどか「二人で入るとポカポカだね!」ニコニコ
ほむら「も、もう!」
キュウベぇ「契約できそうにないね、全く」
キュウベぇ「やはり揺さぶりを……」
キュウベぇ「……足の包帯、とればいいのにね。わけがわからないよ」
82:
マミ「え、いま、なんていったの、キュウベぇ?」
キュウベぇ「ソウルジェムは魔法少女の魂そのものなんだ。100m範囲内から離れると意識がなくなるのはそのためさ」
マミ「……そんな……そんなことが……」
キュウベぇ「すまない、マミ。きみひとりにだけ、こんなことを告げてしまって」
マミ「まだ、頭がごちゃごちゃしてるわ」
キュウベぇ「そして、ソウルジェムの濁りを取り除かなければ、魔法少女はやがて魔女になるんだ」
マミ「!」
キュウベぇ「(ど、どうだ、一番メンタルの弱いマミのことだ、なんらかのアクションが……)」
86:
マミ「……キュウベぇ、それって、グリーフシードさえあれば魔女にはならないのよね?」
キュウベぇ「? その通りだよ」
マミ「つまり、私たちはずっと一緒に入れるってことよね?」
キュウベぇ「うん、そのとおってえっ?」
マミ「魔法少女が倒しているのはかつて魔法少女だった魔女、どんなに苦悩しても魔女をたおさなければそこまで自分が堕ちてしまう、まさにカルマね!」
キュウベぇ「えっ? えっ?」
マミ「ほむらさんに出会い、佐倉さんと和解し、鹿目さんや美樹さんという理解者を得た私は、その程度じゃ絶望しないわ!」
マミ「それに、背中に十字架を背負って戦うなんて、かっこいいじゃない!」
キュウベぇ「(これは、ダメだなぁ)」
マミ「(なんてこと言っても、やっぱり少しはクルなぁ……せめてあなたたちが私たちの仲間だったことを、私は忘れないわ)」
93:
ほむら「近々、ワルプルギスの夜がくるわ」
マミ「えっ、それって……」
杏子「おいおい、3人じゃきついんじゃないのか?」
ほむら「楽にはいかないでしょうね……でも、私たちは、あなたたちを信じてる」
マミ「ほむらさん……そうね! 3人で力を合わせれば、倒せない相手なんていないわ!」
杏子「まぁ、私一人で10人分は働くからな!」
マミ「! 佐倉さん、アレを使うのね!」
杏子「おう! 見せてやるぜ!」
ほむら「(ついていけない)」ポカーン
まどか「(話に入って行けなくて戸惑ってるほむらちゃんかわいい!)」
さやか「(一般人の私たちはここにいてもあまり意味ないような……)」
95:
ほむら「な、なんの対策もしないまま、当日を迎えたわ……」
ほむら「おもいかえせば……」
まどか「ほむらちゃーん! コタツ出したよ!」
まどか「ほむらちゃーん! みかんむいたよー!」
まどか「ほむらちゃーん! お風呂入ろー!」
ほむら「まどかとイチャイチャしてただけね……」
ほむら「……もうちょっと、キャラしっかりさせたほうがよかったかな……」 
ほむら「で、でも、そんな2、3周で変えられないし……」
ほむら「と、とにかく、メンタルは絶好調! これで長かったループを終わらせる!」
96:
マミ「ようやく、ね」
杏子「毎日、お菓子くっては話してただけだけどな」
マミ「知らないの? 誰かが近くにいるだけで、いつもの倍以上の力を発揮できるようになるものよ」
杏子「お得意の精神論か? マミの話はあくびが出るぜ」
マミ「あら、ひどい」
杏子「でもまぁ、今のあたしなら、どんなやつでもぶっ飛ばせそうだ!」
マミ「ふふっ、それじゃ、行きましょうか」
杏子「おう!」
101:
ワルプルギルの夜「アハハハハハ!ウフフ、アハハハハハハ!!」
杏子「いくぞ、ロッソ・ファンタズマ!」
ほむら「恭子が増えたわね」
マミ「私が名づけたのよ?」
ほむら「だと思ったわ……」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
杏子「「「「ラウンド・スライス!」」」」
ほむら「(わ、技名とか叫ばないとダメなのかしら?)」
ほむら「しゃ、シャイニング・アタック!(閃光弾投げるだけ)」
107:
まどか「すごい、嵐だね」
さやか「あそこで、ほむらたちは戦ってるんだ」
キュウベぇ「やぁ」
まどか「……契約はしないよ?」
キュウベぇ「そんな野暮なことはしないよ。こうみえて、インキュベーターにはインキュベーターなりの矜持があるのさ」
キュウベぇ「もし、ワルプルギスの夜を退けたなら、残りの作業は僕の仕事さ」
キュウベぇ「もっとも、本来はこんな予定じゃなかったんだけどね」
さやか「んー……あんたもほむらにあてられたってこと?」
キュウベぇ「さぁ、わからないよ。でも、どうしても足の包帯は取る気にならないんだ」
109:
マミ「出し惜しみはなしよっ! 消えなさい!」
ドォオオオオオオオン
ワルプルギルの夜「アハハハハハ!ウフフ、アハハハハハハ!!」
杏子「「「こっちは行き止まりだぜっ!」」」
ドガドガッ
ワルプルギルの夜「アハハハハハ!アハ、アハ、ハ、ハハ!!」
ほむら「私が放つは魔弾の一撃……違う、えーっと……とりあえず一斉射撃!」
ドォオオオオン ドォオオオオン ドォオオオオン
ワルプルギルの夜「アハハ!アハッ!アァ-------」
110:
まどか「霧が、晴れてく……」
さやか「まぁ、当然といっちゃ、当然だよね」
キュウベぇ「やっぱり、こうなったか……」
キュウベぇ「満身創痍ではあるみたいだけど、みんな生存」
キュウベぇ「上には、なんて説明しようかなぁ……」
113:
ほむら「キュウベぇ曰く、一時的に退けただけらしいわ」
杏子「はっ、何度来たって同じだよ。また追い払ってやる」
マミ「食事中に立ち上がらないの」
杏子「す、すまん」
ほむら「ふふっ……」
ほむら「(結局、最大の難関は乗り越えることができた。まどかとさやかは契約していないし、キュウベぇも最近は事後処理で忙しく、スカウトする暇もないらしい)」
まどか「でも、これからも一緒だね!」
さやか「私がいるってことも忘れないでよ?」
ほむら「私って、そんなに薄情に見えるかしら?」
マミ「ほむらさんは紅茶? コーヒー?」
ほむら「コーヒーで、砂糖は2つでお願いするわ」
まどか「クールになりきれないほむらちゃん、大好き!」
ほむら「もう、私もまどかが大好きよ」
終わり
116:

よかった
118:

キュンキュンした
12

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