真美「兄ちゃん、あーん」back

真美「兄ちゃん、あーん」


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1:
真美「兄ちゃーん!プリン食べよ!」
P「なんだよ突然、それ持ってきたのか?」
真美「そだよ、はいあーん」
P「いや、いいよ」
真美「いいからいいから、あーん」
3:
P「むう…もぐ」モグモグ
真美「どう?」
P「あれ?おいしい…
てっきりなんか変なの入ってると思ったのに…」
真美「失礼だね!真美がせっかく作ってきたっていうのに!」
P「このプリン真美が作ってきてくれたんだ…ありがと」
真美「あ!えっと今のなし!違うから!」
4:
P「ちょっとそのプリン貸して」
真美「?はい」
P「はいあーん」
真美「え!?真美はいいよ!」
P「いいからいいから、あーん」
真美「うぅ…あーん」モグモグ
P「おいしいだろ?」
真美「…うん」
7:
真美「って!それ兄ちゃんが使ってたスプーンじゃん!」
P「それがどうかしたのか?」
真美「だって…それって間接…」
P「ははは!気にすんな!」
真美「気にするよ!もう!」
P「にしても美味しいな、やるもんだな」モグモグ
真美「うん…」
真美(真美が使ったスプーンまた使ってる…)
真美「……」カアアァァァ
9:
P「?どうしたんだ真美?」
真美「な、なんでもないよ!」
P「そうか?じゃああーん」
真美「も、もういいよ!」
P「俺1人で食べるのもあれだからさ、はいあーん」
真美「むう…あーん」モグモグ
真美(また間接キスしちゃってるよ?!)
P「………」ニヤニヤ
10:
P「ん?これで最後だ」
真美「それは兄ちゃんが食べなよ」
P「じゃあ、はい」
真美「?」
P「だから、真美が食べさせてよ、さっきもやってくれただろ?」
真美「わ、わかったよ…はいあーん」
P「あーん」モグモグ
真美「………」カアアァァァ
11:
P「やっぱり真美が食べさせてくれた方が美味しいな」
真美「ほ、本当に?」
P「ああ、ありがとう」
ナデナデ
真美「えへへ…」
P「あ!真美、俺そろそろ営業いかなきゃだから」
真美「あ、うん…いってらっしゃい!」
真美(兄ちゃんにほめられた…)
真美「えへへ…」
13:
真美「はるるん!兄ちゃんにほめられた!」
春香「良かったね、真美!頑張って作ったかいがあったね!」
真美「うん!えへへ…」
春香「これでプロデューサーさんが振り向いてくれるといいんだけど」
真美「えへへ…ほめられた…えへへ」
春香「真美、これで満足しちゃだめだよ!」
真美「だって…えへへ」
春香「まったくもう…これからなんだから!」
18:
真美「兄ちゃん!」
P「どうしたんだ真美」
真美「これ!良かったら食べて!」
P「これは……弁当か……」
真美「兄ちゃん、あんまりごはん食べてないっしょ?だからこれ食べて!」
P「ありがとう、真美」
真美「それと兄ちゃん今日お昼時間ある?」
P「今日の昼は…ああ、空いてるぞ
何かあるのか?」
真美「一緒に食べようよ!」
P「いいぞ!たまにはいいな」
真美「えへへ…」
19:
真美「兄ちゃん!ごはん食べよ!」
P「ああ、もうそんな時間か」
真美「じゃあ……あれ?」
P「箸が入ってない……」
真美「い、入れ忘れた!」
P「大丈夫だ、ここに予備の箸がある」
真美「流石兄ちゃん!」
P「ああ、えっと…あれだ、残念だが一人分しかない…」
真美「ええ!そんな!」
22:
P「大丈夫、方法がある」
真美「方法?」
P「弁当の中身はおなじか?」
真美「うん、そだよ?」
P「なら、お互いに食べさせあえばいいじゃないか」
真美「ええ!?食べさせあうの!?」
P「嫌か?」
真美「嫌じゃないけど……食べさせあう意味って…」
P「そっちの方が美味しいだろ?」
真美「えっと…うん…」
24:
P「真美、はいあーん」
真美「え!?本当にやるの!?」
P「ほらほら、あーん」
真美「あ、あーん」モグモグ
P「じゃあ今度は真美が食べさせてくれ」
真美「わかったよ…」
26:
真美「あーん」
P「あーん」モグモグ
真美「おいしい?」
P「美味しいよ!やっぱり真美に食べさせてもらうと一段と美味しくなるな」
真美「そう?えへへ」
P「じゃあ今度は俺の番だな、あーん」
真美「あ、あーん」
28:
P・真美「ご馳走さま!」
P「いやー、美味しかったぞ」
真美「ありがと、兄ちゃん」
P「じゃあ、仕事の続きするかな」
真美「あ、兄ちゃん!」
P「ん?どうしたんだ?」
真美「あのね、兄ちゃんさえ良かったらお弁当毎日作ろうと思うんだ
いいかな?」
P「本当か?助かるよ!」
真美「んっふっふ?!じゃあそういうことで!」
30:
真美「………ただいまー」
亜美「おかえりー」
真美「………きゃー!」
亜美「!?」
真美「やったやった!えへへへへ!」
亜美「え!?どうしたの!?」
真美「ふふふ……きゃー!えへへへへ!」
亜美「真美がおかしくなった…」
31:
真美「亜美起きて!」
亜美「うーん、あとちょっと……」
真美「真美もういくから遅れても知らないよ!」
亜美「え!?もうそんな時間!?」
真美「うーんと、今5時」
亜美「………はやすぎじゃない?」
真美「そう?」
亜美「もうちょい寝かせてよ……」
真美「ダメ!真美いないといっつも遅れそうになるっしょ?」
亜美「むう……」
34:
真美「はい、これ亜美の分のお弁当だから」
亜美「最近なんで作るようになったの?」
真美「秘密!」
亜美「むう……」
真美「じゃあいってくるね!」
亜美「いってらー」
真美「ふんふーん♪」
36:
真美「………」ガチャン
真美「あれ?まだ空いてない……
今日は他のところで仕事があるから渡しておこうって思ったのに…」
真美「流石にはやすぎたか…」
真美「はー、寒い」ハア
春香「おはよう、真美」
真美「あ、はるるん!」
春香「あれ?今日は他のところで仕事があるんじゃないの?」
真美「兄ちゃんにお弁当渡しておこうと思って」
春香「へえ…すっかり恋する乙女って感じだね」
真美「えへへ、そう?」
37:
春香「どうなの?プロデューサーさんと」
真美「うーん、あんまり変わってないかな」
春香「えー!?こんなにやってるのに!?」
真美「なかなか兄ちゃんから動きが無いんだよね」
春香「そっか…でもそういうときは!」
真美「こっちからアプローチ!だよね!」
春香「あはは、そうそう!」
41:
小鳥「おはよう、春香ちゃん、真美ちゃん
あれ?真美ちゃん今日は他のところで仕事のはずだけど…」
春香「おはようございます」
真美「おはよう!兄ちゃんにお弁当渡しておこうと思って」
小鳥「そうなの、いいわねプロデューサーさん!こんな可愛い子に慕われちゃって!」
春香「あはは!」
真美「あ、ピヨちゃん!これ兄ちゃんに渡して!」
小鳥「直接渡さないの?」
真美「いいんだ!じゃあよろしくね!」タタタッ
春香「ふふ…」
42:
P「おはようございます」
小鳥「おはようございますプロデューサーさん」
P「さて、今日も一日頑張りますか!」
小鳥「ああそうそう、これどうぞ」
P「これは……真美が作ってくれた弁当か」
小鳥「朝、わざわざ届けてくれたんですよ」
P「そうか……なるほど……」
44:
小鳥「ところでプロデューサーさん、真美ちゃんのこと、どう思ってるんですか?」
P「どうって?」
小鳥「真美ちゃんの気持ち、気づいてるんでしょう?」
P「そりゃあまあ、そうですね」
小鳥「どうするんです?」
P「どうするって、今はまだ答えられないですよ」
小鳥「真美ちゃん、ずっと待ってると思います」
P「………」
45:
P「真美はアイドルですよ?それ以前に未成年です
問題しかありません」
小鳥「プロデューサーさんの気持ちを聞いてるんです」
P「そりゃあ真美は明るくて優しくて可愛くて、とってもいい子です
ですけど今は真美にとって大事な時期なんですよ
俺のことなんか本当は考えない方がいいんです」
小鳥「………つまり?」
P「真美のことは好きですよ?でもそれとこれは別です
真美のことを考えるなら、気持ちに答えないことが一番いいんです」
小鳥「……わかりました、真美ちゃんにも諦めるようにいっておきます」
P「それはやめて!」
小鳥「!?」
49:
小鳥「気持ちに答えないんじゃないんですか!?」
P「それはそうですけど…嫌われたくないって言うか…」
小鳥「……はあ…」
P「というか真美が可愛いっていうのは当たり前で…
今みたいな関係でいたいっていうのもあるし……」
小鳥「………」
P「というかぶっちゃけこのままでいいと思いますし………」
小鳥「………」
P「ね?」
小鳥「ね?じゃないでしょ……」
52:
小鳥「真美ちゃんの気持ちはどうなるんですか……」
P「いやー、ね?今のままでも問題無いし……
このままでいいんじゃないかと」
小鳥「はぁ……」
P「だからこのことは真美には伝えないで下さい
お願いします!」
小鳥「………わかりましたよ………」
P「ありがとうございます!」
小鳥「……もし真美ちゃんから告白されたらどうします?」
P「え?なに言ってるんですか
受けるに決まってるじゃないですか
だって真美ですよ?」
小鳥「……………」
54:
P「あ、そろそろいかなきゃですね
じゃあいってきます!」
小鳥「はい、いってらっしゃい…」
P「お砂糖入れちゃダメなの♪」
小鳥「はぁ………」
P「あ、そうだ!真美に差し入れ用意しとこうかな」
小鳥「……頭が痛い……」
55:
真美「兄ちゃん!!」
P「よう、真美!頑張ってるか?」
真美「もちろんだよ!兄ちゃんはなんでここに?」
P「営業の途中に通ったんだ
はい、差し入れ」
真美「ありがと!」
P「もうちょっと見ていきたいとこだけど用事があるんだ、ごめんな」
真美「ううん!来てくれただけで嬉しいよ!」
P「じゃあな」
真美「じゃあね!えへへ!」
56:
真美「あー、疲れた」
D「お疲れさま!またよろしくね!」
真美「うん!任せてよ!」
真美「あー!兄ちゃんにまた会えるかな…」
ppp ppp
真美「誰からだろ?」ピッ
春香『あ、もしもし真美?春香だけど』
真美「はるるん!どうしたの?」
春香『プロデューサーさんのことで話があるんだ』
58:
春香『実はね、今日聞いちゃったんだ』
真美「何を?」
春香『小鳥さんとプロデューサーさんが真美のことについて話してるの』
真美「真美がどうかしたの?」
春香『あのね……』
春香『………って』
真美「そうなんだ……兄ちゃんが………」
真美「えへへ!」
春香『嬉しいの?』
真美「そうだよ!だって兄ちゃんが……えへへ!」
59:
春香『でも付き合えないんだよ?』
真美「いいんだよ、それは
兄ちゃんが真美のこと好きって…それだけで…」
春香『でね、もうひとつ話があるんだ』
真美「……なに?はるるん」
春香『あのね、…………』
60:
真美「ええ!?無理だよ!」
春香『やらないの?』
真美「うぅ……だって…」
春香『頑張って!応援してるから!』
真美「……うん!やってみるよ!」
62:
真美「兄ちゃん…」
P「真美!?今日はそのまま帰って良かったのに」
小鳥「お茶出すわね」
真美「お弁当の箱持ってかなきゃだからね」
P「そんなの気にしなくていいのに」
真美「兄ちゃん……ちょっといい?」
P「ん?なん……」
チュ
小鳥「お茶持ってき…」パリーン
真美「えへへ、おまじない!
兄ちゃんが真美以外のところにいかないように!」
P「」
6

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