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カミーユ「男でISが使えてなにが悪いんだ!!」


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1:
山田「あ、あの、ビダンくん」
カミーユ「・・・はい?」
山田「自己紹介がね、次きみの番なんです。だからその、よかったら自己紹介を」
カミーユ「あぁ、すいません」ガタッ
カミーユ「カミーユ・ビダンです」ペコッ
山田「・・・」ジィー
生徒達「「「「「「・・・」」」」」」ジィー
カミーユ(なんなんだこいつら人のことじろじろ見て・・・マスコットかなにかと勘違いしてるのか)ストン
山田「あれっ?」
カミーユ「・・・なんですか?」
山田「ほ、他にはなにか」
カミーユ「・・・よろしくお願いします」
山田「・・・あ、ありがとうございました」
箒「・・・」
2:
休み時間
生徒「ねえカミーユくんってどっからきたの?」
生徒「趣味はなんですか?」
生徒「なんでISが使えるの?」
生徒「今度一緒にカラオケいこう!ねっ」
生徒「わたしもいく!」
カミーユ「ちょっと・・・トイレに」ガタッ
カミーユ「はぁ・・・」
カミーユ「なんだってこんなことに」
箒「おい」
カミーユ「ん?」
箒「・・・」
カミーユ「・・・なにか用ですか」
箒「っ!?」ダダダッ
カミーユ「・・・?なんなんだ」
カミーユ(そういえば今の子どこかで・・・)
5:
放課後
カミーユ(部屋は・・・ここか)
ガチャッ
カミーユ(相部屋・・・まさか、男はおれだけのはずだもんな)
カミーユ「ふぅー・・・」ギシッ
カミーユ(疲れた・・・なんで女って奴はああ人のこと根掘り葉掘り聞くんだ・・・)
カミーユ(時間が経てば慣れてくれるだろうけど、当分はこれだと思うと・・・なんでこんな目に合わなきゃいけないんだ・・・)
ガチャッ
箒「ふぅ」ホカホカ
カミーユ「誰だ?」ムクッ
箒「・・・・・・っ!?」
7:
カミーユ「っ!?な、なんて格好しt」
箒「き、貴様ぁぁぁぁぁ!!」ブンッ
カミーユ「うわっ!なにを!?」
箒「問答無用!!」バキッ
カミーユ「うぐっ!?」
箒「女子の入浴を覗くなんて最低だ!!」バキッバキッ
カミーユ「お、俺は座ってただけっ!ぐはっ!」
箒「言い訳するな!!」バキッバキッ
カミーユ「うわあああああああ!!!」
10:
医務室
カミーユ「・・・」
千冬「それで?」
カミーユ「俺はベッドに座っていただけなのに・・・あの女が殴り掛かってきたんだ・・・一方的に」
千冬「お前が覗いたと聞いたぞ?」
カミーユ「違う!!あいつが裸で出てきたんだ!」
千冬「やれやれ・・・しかし、女にやられるとは情けないな」
カミーユ「突然木刀で殴られれば誰だって・・・くそっ・・・」
千冬「とりあえず今日はここに泊まれ。明日はちゃんと授業に出るんだぞ」
カミーユ「・・・」
千冬「返事は」
カミーユ「・・・はい」
カミーユ「あの女・・・人をすき放題殴って・・・許さないぞ・・・」
11:
次の日
生徒「カミーユくんその包帯どうしたの?」
生徒「痛そう、大丈夫?」
カミーユ「・・・ほっといてくれないか」ムスッ
セシリア「あらあら、入学して一日でそれでは先が思いやられますわね」
カミーユ「なんだよあんたは」
セシリア「なんだ?今なんだとおっしゃいましたの?このわたくしに向かって」
カミーユ「・・・」
セシリア「まさか代表候補生であるわたくしを知らないわけではありませんわね?」
カミーユ「・・・わかったから話し掛けないでくれ」
セシリア「なっ・・・なんですのその態度は!」
ガラッ
千冬「鐘が鳴ったら席につけ。次はないぞ」
セシリア「・・・覚えていなさい」
14:
千冬「・・・というわけで、クラスから一人代表を決める。自薦他薦は問わん。誰かやりたいものはいるか?」
セシリア「はい!わたくしイギリスだいh」
生徒「カミーユくんがいいと思いまーす!」
生徒「わたしもカミーユくんが!」
生徒「わたしもー!」
千冬「ビダンか」
カミーユ「俺はそんなもn」
セシリア「お待ちなさい!わたくしが立候補すると言っているんですの!」
千冬「他に候補者は?」
千冬「・・・いないようだな。ではこの二人から」
カミーユ「あの金髪の人がやりたいって言ってるんだから俺はいいですよ」
16:
セシリア「金髪の人・・・?」ガタッ
ツカツカツカ
セシリア「あなた、先程からわたくしに対して敬意が足りないと思うのですが」ビシッ
カミーユ「敬意?」
セシリア「わたくしはあなたみたいに偶然ISを動かせただけの素人とは違って、代表候補生ですのよ?」
カミーユ「だから俺は遠慮するって言っただろ」
セシリア「ではなく、あなたのその態度に対してわたくしは意見を言っているんですの!」
カミーユ「・・・同級生になんで敬意を払わなくちゃいけないんだ」
セシリア「・・・もういいですわ。所詮なにも知らない素人さんですものね」
セシリア「ISが動いたのも、実力ではなく女性みたいな名前だったから偶然動いただけじゃないんですの?ふふんっ」
カミーユ「・・・今なんて言った・・・」
25:
セシリア「あら、気に障りましたの?」
千冬「カミーユ!」
セシリア「女性みたいななm」
カミーユ「カミーユが男の名前でなにが悪いんだ!?」バキッ!
セシリア「べぶぉっ!?」ガシャーン!
「「「きゃー!!」」」
カミーユ「俺は男だよ!!」ドガッ!バコッ!
セシリア「げふぉっ!ひゃ、やめっ」
千冬「やめろカミーユ!」ガシッ
カミーユ「放せ!!こんな、人の気も知らないで馬鹿にするような奴は殴られて当然なんだ!!」
千冬「やめろと・・・言っている!」バキッ!
カミーユ「うぐっ!!」
千冬「短気なところを直せと何度も言わせるな!それに女の顔を殴るとは何事だ!!」バコッ!バコッ!
カミーユ「ぐわっ!やめてっ、がはっ!暴力はいけない!」
40:
カミーユwww
42:
千冬「手を出したカミーユも悪いが、喧嘩を売ったオルコットにも非はある」
セシリア「・・・」
カミーユ「・・・」ボロボロ
千冬「お互い納得がいかないだろう。決着はISでつけろ。いいな?」
セシリア「・・・」
カミーユ「・・・」ガクガク
千冬「勝負は一週間後だ。一週間後にはカミーユの専用機が届く。それまで精々鍛えるんだな」
セシリア「・・・わかりました」
千冬「返事は」
カミーユ「・・・はい」
47:
ニュータイプさすがの安心感
53:
放課後
カミーユ(・・・くそっ・・・人をぼかぼか殴りやがって・・・)トボトボ
ガチャッ
箒「あっ」
カミーユ「・・・」バタン
カミーユ(そうだ部屋にはこの女がいたんだった・・・医務室で寝よう)スタスタ
ガチャッ
箒「お、おい!なんで閉めるんだ!」
カミーユ「また殴られるとたまらないと思って」
箒「あ、あれはお前が悪いんだ!」
カミーユ「・・・」スタスタ
箒「おい、どこへ行く?」
カミーユ「・・・」スタスタ
箒「待て!カミーユ!」
61:
カミーユ「なんなんだ!?構わないでくれよ!」
箒「お前の部屋はここだろう!」
カミーユ「突然殴り掛かってくるような女と同じ部屋で寝られるわけないだろ!」
箒「うくっ、だからあれは」
カミーユ「俺が悪かった、だからもう話し掛けないでくれ」スタスタ
箒「カミーユ!」
カミーユ「・・・」スタスタ
箒「カミーユ!!」
78:
次の日
山田「それで、この斥力が働くことによってISは」
カミーユ「・・・」
山田「あの、カミーユくん」
カミーユ「・・・はい?」
山田「わからないところはないですか?」
カミーユ「今のところは」
山田「わからないところがあったら聞いて下さいね」
放課後
整備棟
カミーユ「なるほど・・・でもこのスラスターはこっちのパーツのが出力が上がるんじゃないですか」カチャカチャ
山田「ほんとだ・・・すごいです」
カミーユ「それと機動性を上げたいならここを・・・」カチャカチャ
94:
カミーユ「そうだ、部屋割を変えてもらいたいんですけど」
山田「もちろん準備していますけど、もう少し時間が掛かると思います」
カミーユ「ならそれまで医務室に泊まってもいいですか?」
山田「えぇっと、医務室は怪我人や病人でないと」
カミーユ「あんな、風呂上がりに裸で出てきた自分が悪いのに木刀で人を殴り付けてくるような奴と同じ部屋にはいられません」
山田「・・・じゃあ医務室の先生にはわたしから言っておきますから。でも怪我人さんが来てベッドが埋まったらどいてもらいますよ?」
カミーユ「ありがとうございます」
箒「・・・カミーユ・・・」ポツン
107:
クラス代表決定戦 当日
昼休み
千冬「カミーユ、お前の専用機が届いたぞ」
カミーユ「これが・・・」
千冬「白式だ」
カミーユ「百式?」
千冬「百式ではない。白式だ」
カミーユ「ノースリーブを着たくなる名前だな」
千冬「なに?」
カミーユ「・・・学園のISとは随分違うなぁ・・・」カチャカチャ
千冬「特別に午後の授業は出なくていい。精々無様な負け方はしないよう放課後までに調整しておけ」
122:
代表決定戦開始
セシリア「怖じけづいたんですの?早く上がってきなさい!」
カミーユ「よし・・・カミーユ・ビダン、いきます!」ビシュッ
セシリア「手加減は致しませんわ。身の程というものを教えて差し上げます」
カミーユ「・・・」
セシリア「怖くて声も出せませんか?」
カミーユ「・・・」
セシリア「・・・ふんっ。後悔しますわよ」
千冬『開始!』
セシリア「ブルーティアーズ!」ビシュンッ
セシリア「わたくしのビットからは誰も逃れられませんわ!」
カミーユ「・・・」スパッスパッ
ビット「やられたー」
セシリア「えっ」
137:
セシリア「ちょっ、えっ」
カミーユ「・・・お前のような人間がいるから人は戦争をするんだ・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
セシリア「な、なんですのこのプレッシャーは!?」
カミーユ「お前みたいな人間がいるから・・・争いはなくならないんだよぉーー!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
セシリア「ぶ、ブルーティアーズ!」ビシュンッ
セシリア「ビームが弾かれた!?」
カミーユ「お前のような人間は屑だ!!修正してやる!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
セシリア「きゃあああああああああああ!!」
151:
カミーユ「メシのまずい国へ帰れぇーーー!!!」ドゴォッ!
セシリア「きゃああああああああああああああ!!」
\チュドーン!/
『勝者カミーユ・ビダン!』
セシリア「うぐっ・・・・・・」パタン
カミーユ「・・・ふんっ」
163:
山田「・・・勝っちゃいましたね」
千冬「あぁ」
山田「・・・強いですね」
千冬「あぁ」
山田「・・・多分、わたしなんかよりずっと強いですよね」
千冬「かもしれんな」
山田「・・・」
カミーユ「・・・」スタッ
箒「・・・か、カミーユ」
カミーユ「・・・」スタスタ
箒「強いんだな・・・見直したぞ。やっぱりお前は昔から」
カミーユ「・・・」スタスタ
箒「ま、待ってくれ!こないだのことは、悪かった!すまない!」ペコッ
カミーユ「・・・」
165:
ブレねえなカミーユ
173:
箒「そのっ、驚いて、それで・・・」
カミーユ「・・・最初っからそう謝ればいいんだよ」
箒「じゃあっ」
カミーユ「だからって殴られた痛みが消えるわけじゃない」スタスタ
箒「・・・ぐすっ」
セシリア「カミーユ・ビダンさん・・・」
セシリア「強くて・・・真っすぐで・・・男らしい方ですわ」ポッ
174:
えっ
175:
おい
240:
カミーユ祝勝会
生徒「カミーユくんおめでとー!」
生徒「すごいねーまさかセシリアに勝っちゃうなんて」
カミーユ「偶然ですよ」
生徒「偶然であんな圧勝できないよねー」
生徒「ねー」
黛「こんにちは!写真部の黛です!カミーユくん写真一枚いいかな?」
カミーユ「写真?なにすんですそんなもの」
黛「飛行時間たったの数時間で代表候補生を倒した唯一ISに乗れる男子!これは学内新聞で特集を組むしかないね!というわけで笑ってー」パシャッ
カミーユ「・・・」
黛「かたいなー。そうだあとセシリアちゃんも一緒に一枚、ほらっ」グイッ
セシリア「わ、わたくしはその」チラッ
カミーユ「はぁ・・・撮るならさっさとしてくださいよ」
244:
セシリア「では、ご一緒させて頂きますわ」モジモジ
カミーユ「・・・」ムスッ
黛「はい、1足す2かける3足す1わる4はー?」
「「「「「にー!」」」」」ドドドッ
セシリア「ちょっとなんですの!?」
パシャッ
セシリア「では改めて。クラス代表はカミーユさんにお任せ致しますわ」
カミーユ「・・・」ムスッ
セシリア「あ、あの、先日は失礼なことを申し上げました、心から謝罪致します」
セシリア「申し訳ありませんでした」ペコッ
セシリア「・・・」チラッ
カミーユ「・・・俺も突然殴ったりして」
セシリア「いいんですわいいんですわ!わたくしが悪かったんですし、もう気にしていませんもの!」
250:
生徒「仲直りだね!よかったよかった」
生徒「これで我がクラスの代表はカミーユくんに決定だ」
カミーユ「ところでクラス代表はなにをすればいいんだ」
セシリア「まずは来週のクラス対抗戦ですわね」
生徒「一年生で他に専用機持ちは4組にしかいないし」
セシリア「カミーユさんなら優勝間違いなしですわ!なんたってわたくしを倒したんですもの」
??「その情報古いよ!」
カミーユ「・・・あっ!」
鈴「久しぶりねカミーユ。残念ながら2組にあたしが入ったからには簡単に優勝なんてさせないわよ!」ビシッ
254:
クラス対抗戦で鈴と戦ってる最中になんかISが乗り込んできたり
なんやかんやありました
シャルル「シャルル・デュノアです!」
「カッコイイ!」
「わたしより綺麗・・・」
カミーユ「・・・男?」
続く
422:
シャルル「シャルル・デュノアですっ。シャルルって呼んでね」
山田「デュノアくんはカミーユくんと同室になるから、色々教えてあげてくださいね」
カミーユ「・・・どうして俺がそんなことしなくちゃいけないんですか」
千冬「また医務室暮らしに戻るか?」
カミーユ「・・・」
山田「じゃあ1時間目は実習だから更衣室まで案内してあげてください」
カミーユ「・・・」
シャルル「よろしくね、カミーユくん」
カミーユ「・・・カミーユでいい。こっちですよ」スタスタ
廊下
生徒「ややっ!?カミーユくんが見知らぬ美少年と歩いてる!」
生徒「すごく話し掛けたいけどカミーユくんが不機嫌だ!」
カミーユ「・・・」スタスタ
429:
シャルル「あの、カミーユはISが操縦できるんだよね。男の子なのに」タタッ
カミーユ「あんただってそうなんだろ」スタスタ
シャルル「う、うん。でも不思議だよね、男の子は動かせないはずなのに。なにか特殊な訓練を受けたとか?」 タタッ
カミーユ「・・・」スタスタ
シャルル「それとも、IS開発者と親しいことが関係あったりして」 タタッ
カミーユ「・・・」スタスタ
シャルル「あっ、ねえカミーユ。もう少しゆっくり歩いてくれると助かるな」タタッ
カミーユ「・・・」ピタッ
シャルル「わっ!急に止まらないでよー」
カミーユ「・・・女みたいに鬱陶しいこときいてこないでくれ。なんなんだ」
シャルル「ご、ごめんね。気に障ったなら謝るから」
435:
お怒りやでぇ・・・
438:
更衣室
カミーユ「・・・」ガチャガチャ
シャルル「あの、恥ずかしいからこっちみないでくれるとうr」
バサッ
カミーユ「・・・」スタスタ
シャルル「き、着替えるの早いんだね」
バタン
シャルル「・・・」
放課後
シャルル「カミーユ、部屋がどこかわからないから連れていって欲しいんだけど」
カミーユ「用事がある。部屋はその辺の女子に聞けばいい」スタスタ
シャルル「・・・僕嫌われちゃったのかな」
生徒「基本的にあんな感じだけどね」
443:
生徒「今日は虫の居所が悪かっただけだよ」
生徒「まあ中にはあの刺々しいのが良いって変態もいるけど」
セシリア「・・・へくしゅっ」
カミーユ「・・・」カチャカチャ
のほほん「あれーびーだんだ。また白式の整備してるの?」
カミーユ「その呼び方やめてくれませんか。ピータンみたいで嫌だ」カチャカチャ
のほほん「えー可愛いよー?」
カミーユ「・・・」カチャカチャ
のほほん「・・・」ジィー
のほほん「あ、そこはこっちの基盤だよ」
カミーユ「・・・どうも」カチャカチャ
453:
カミーユさんがお礼を言ったぞ!
458:
カミーユの部屋
ガチャッ
シャルル「あっ、おかえりなさいカミーユ」
カミーユ「・・・」ヌギッ
シャルル「うわぁっ!?き、着替えるなら言ってよ!」
カミーユ「ところで」ヌギヌギ
カミーユ「一つ聞いてもいいかな」
シャルル「なに?」
カミーユ「なんで男の格好なんてしてるんだ」
シャルル「っ!?」
459:
さすがカミーユさん
460:
これもNTの力か…
463:
シャルル「いぁっ、なにっ・・・なに言ってるの?僕は男だよ」
カミーユ「なら服脱いでみてくれよ」
シャルル「っ!・・・は、恥ずかしいからやだ」
カミーユ「じゃあ医務室の先生をよんでこよう。あの人ならすぐわかるはずだ」スタスタ
シャルル「待って!!」
カミーユ「なんだよシャルルくん」
シャルル「・・・正直に言うから」
シャルル「・・・だから、男の子の格好して転入してきたの」
カミーユ「・・・」
471:
カミーユ「ふーん」
シャルル「ふ、ふーんって」
カミーユ「同情でもして欲しかったのか?」
シャルル「そんなわけじゃ」
カミーユ「父親の命令だかなんだか知らないけど、ここに来たのはあんたの意思だろ」
シャルル「ぼ、僕の意思なんかなかったよ」
カミーユ「命令を聞くって選択をしたんだろ。聞かない選択だって出来たはずじゃないのか」
シャルル「そんなことっ・・・カミーユは知らないから言えるんだよ」
カミーユ「なんでも人のせいにして悲劇のヒロインを気取ってる奴のことなんてわかりたくもないね」
シャルル「っ・・・!」
483:
シャルル「なんで・・・なんでそんなひどいこと言うの!?」
カミーユ「本当のことを言っただけだ」
シャルル「僕だってこんな格好したくなかったよ!!でも仕方ないでしょっ!?あの人の命令なんだから!」
カミーユ「本当に嫌なら家を出るとかすればよかったろ」
シャルル「出来なかったから・・・だからここにいるんだよ!!なんにも知らないくせに!!」
カミーユ「・・・ふんっ」スタスタ
シャルル「どこいくの!?」
カミーユ「シャワー」
バタン
シャルル「まだ話は終わってないよ!!」
シャルル「カミーユ!!」
508:
ガチャッ
カミーユ「ふぅ」フキフキ
シャル「・・・」ムッ
カミーユ「・・・なんだよ」
シャル「なんでこんなひどいこと言うの」
カミーユ「別に」ゴロン
シャル「・・・」
512:
シャル「・・・・・・」
カミーユ「・・・・・・」
シャル「・・・・・・」
カミーユ「・・・・・・」
シャル「・・・・・・」
カミーユ「・・・ここには馬鹿なことを言う大人なんていないんだから、自分がどうしたいのか考えてみたらいい」
シャル「えっ?」
カミーユ「・・・」ゴロン
524:
翌日
山田「あ、あの。また転校生です。仲良くしてあげて下さいね」
ラウラ「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
山田「・・・ほ、他には?」
ラウラ「以上だ」
山田「じゃあ、ボーデヴィッヒさんの席はあそk」
ラウラ「・・・」ツカツカ
カミーユ「・・・ん?」
ラウラ「お前がカミーユ・ビダンだな」
541:
ラウラ「ふんっ!」バキッ!
カミーユ「ぶはっ!」ガシャーン
ラウラ「わたしはお前を認めない」
山田「カミーユくん!」
カミーユ「・・・・・・」ムクッ
カミーユ「どういうつもりだよ・・・」
ラウラ「なに?」
カミーユ「どうしてそんな簡単に人を殴るんだよ!!死んでしまえぇーっ!!!」シュッ
ラウラ「ふんっ」ガシッ
カミーユ「なにっ!?」
ラウラ「軍人に殴りかかるとはいい度胸だ」グイッ グルンッ
カミーユ「げはっ」ビダーン!
ラウラ「骨の一本くらいは折っておくか」ググッ
カミーユ「やめっ、やめろおおおお!!!」
557:
カミーユ「暴力はよくなっ、いだだだ折れる!折れるううううう!!」」
千冬「そこまでにしておけボーデヴィッヒ」
ラウラ「しかし教官!」
千冬「いつから私に口答え出来るようになった?」
ラウラ「・・・くっ」スッ
カミーユ「うぐっ・・・はぁはぁ・・・」スリスリ
千冬「さっさと席に座れ。授業を始める」
カミーユ「くそっ・・・」
571:
千冬「今度のチーム対抗戦は全生徒が参加することになっている」
千冬「好きにチームを組むもよし、組まなければこちらで抽選で決める」
セシリア「カミーユさん!」
カミーユ「・・・」ムスッ
セシリア「あの、わたくしと一緒にトーナメントに出て下さいませんか」
カミーユ「嫌だ」
セシリア「そ、そんなこと仰らずに。実力的にカミーユさんとつりあうのはわたくししかおりませんわ」
カミーユ「・・・」
セシリア「あぁっ、無視だなんてそんな・・・」ゾクゾク
鈴「カミーユ!あたしと組みましょ!」
カミーユ「二組に帰れ」
鈴「なによそれ!!」
597:
カミーユの部屋
カミーユ「・・・」ゴロゴロ
シャルル「・・・ねぇカミーユ」
カミーユ「・・・なんだよ」
シャルル「今度の対抗戦、パートナー決まった?」
カミーユ「抽選でいい」
シャルル「よ、よかったらね、僕と一緒に出ない?」
カミーユ「抽選でいい」
シャルル「抽選でまったく知らない人と組むよりは、同室の僕とのほうがやりやすいでしょ?」
シャルル「それにね、僕の専用機はカミーユの近接戦闘をサポート出来るから、とっても相性がいいと思うの」
カミーユ「・・・」
シャルル「ぼ、僕もISいじるの好きだし、一緒に整備したりね」
カミーユ「・・・いいよ」
シャルル「・・・ほんとっ!?」
カミーユ「・・・」ゴロン
631:
アリーナ
セシリア「ですから、鈴さんは前に出すぎなんですわ」
鈴「そんなこと言ったって、あんたが射撃しか能がないんだからしかたないじゃない」
セシリア「なんですって!?」
ラウラ「おい」
セシリア「・・・なんですの?」
ラウラ「あの女のような名前の奴は来ていないのか」
鈴「誰のことよ」
ラウラ「お前たちが尻を振っている男だ」
セシリア「・・・はい?」
645:
鈴「もしかしてこれって喧嘩売られてるの?」
セシリア「そうみたいですわね」
ラウラ「お前たちのようなレベルの人間に喧嘩を売るほど暇じゃないが」
セシリア「いい度胸ですわね。相手になって差し上げますわ」
ラウラ「どうした?」
鈴「うっ・・・げほっ」
セシリア「げふっ・・・ぁう・・・」
ラウラ「口ほどにもないとはこのことだな」
649:
ラウラ「お前たちのようなクズが代表候補とは、国のレベルが知れるな」
鈴「このっ・・・」
ラウラ「弱いくせに偉そうな顔をしている奴を見ているとイライラするんだ」グググ
セシリア「かっ・・・かはっ・・・」プルプル
ラウラ「このまま少し力を入れただけで簡単に死んでしまうな。ほらどうする」グググ
セシリア「ひぐっ・・・」
鈴「やめっ・・・やめなさいよ」
ラウラ「雑魚は黙っていろ」ゲシッ!
鈴「あがっ!」
658:
ラウラ「教官の元にありながらこの弱さ。頭にくる・・・っ!?」バッ
ラウラ(なんだ・・・!?足が震える・・・このプレッシャーはなんだ!?)
カミーユ「・・・・・・」ゴゴゴゴゴ
ラウラ「貴様か!カミーユビダン!!」
カミーユ「・・・二人とももうISが出せなくなってるのに・・・なにやってるんだよ」ゴゴゴゴゴ
ラウラ「くっ・・・わたしがプレッシャーで動けないだと・・・」
カミーユ「命はちからなんだ・・・この宇宙をささえているものなんだ・・・それを簡単に奪おうとするなんて、それはひどいことなんだよ!!」
ラウラ「き、貴様もその仲間にいれてやる!!」
カミーユ「なにが楽しくて戦いをするんだよ!!お前のような人間はクズだ!!生きていちゃいけない人間なんだぁーー!!!」ドドドドドドド
ラウラ「うああああああああああああああああああああ!!!」
662:
ラウラ「うぐっ・・・こんな・・・わたしがやられるはずがない・・・」
カミーユ「はぁっ・・・はぁっ・・・」
ラウラ「わたし一人が死ぬはずがない・・・貴様も一緒に連れていく!!」
カミーユ「なにっ!?」
カミーユ「あれ・・・どこだここ・・・おーい」
670:
おーいww
673:
ラウラ「わたしの部屋だ」
カミーユ「なに!?」
ラウラ「わたしを倒したのだから責任を取ってわたしをもらってもらうぞ!」
カミーユ「やめろっ!くっつくな!!誰か出して下さいよ!!」ドンドン
ラウラ「そう照れるな」
カミーユ「おーい!!」ドンドン
終わり
69

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