幼馴染「男君、一緒に帰ろー♪」男「(すっげーブス……)」back

幼馴染「男君、一緒に帰ろー♪」男「(すっげーブス……)」


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1:
幼馴染「どしたの?」
男「いや、なんでもない」
幼馴染「ふーん…?じゃ、いこっか♪」
男「お、おう…」
男「(幼馴染はみんな可愛いなんて…漫画やアニメだけなんだな…)」
幼馴染「?♪」
8:
幼馴染「あっ見て見て男君!」
男「ん?」
幼馴染「今日すっごく夕陽綺麗だよー!」キャッキャッ
男「(ああ…幼馴染…)」
幼馴染「」キラキラキラキラ
男「(君は…とっても…)」
男「(ブサイクだよホントに死ね)」
13:
幼馴染「お、男君どうしたの!?涙出てるよ!?」
男「いやなに…ちょっと切なくなってな…」
幼馴染「へーそんな繊細な部分あったんだ」
男「(どんなに鈍感な人でも悲しくなるよお前の顔見てると)」
幼馴染「そうそう、帰りにあのクレープ屋さん寄ってこ!」
男「昨日も食ったって言ってたじゃん」
幼馴染「男君と食べるとまた格別なんだよ!」
男「ははっなんだそりゃ」ゾクゥ
16:
幼馴染「んー♪おいしー♪」ハムハム
男「(やめろ…その効果音が許されるのは美少女だけなんだ…)」
幼馴染「あっ男君口にクリーム付いてるよ」
男「っ!!!!」ヒュッ!
幼馴染「ふぇ?」
男「問題ない」パクパク
幼馴染「は、早いね…」
男「(危ねえ…なにやらとんでもないイベントが始まるトコだった…)」
20:
男「あぁああ腹いっぱいだなぁああああ!!!!!!」
男「そろそろ帰るかぁあああ!!!!??????」
幼馴染「すみませーんさっきの味もう一つくださーい」
男「うぁあああああああ!!!!!!!!!」
男「おいコラ幼馴染!」
幼馴染「ひっ!なに!?」
男「お前…お前は…」
男「おと、おとm、おおお乙女は別腹トカ…」
男「(駄目だ…口にするだけで吐き気が…)」
幼馴染「(男君って面白いなあ)」
23:
幼馴染「はーお腹いっぱい」
男「(俺はお前の顔面だけでお腹いっぱい)」
幼馴染「よっし!エネルギー消費のために…!」
男「(ダッシュ!?ダッシュだな!?青春っぽくなるけど早く帰られるならいいや!)」
幼馴染「カラオケで歌いまくろー!」
男「あ゙あ゙ぁぁ゙あぁあ゙あぁあ゙!!!!!!」
幼馴染「今日はよく叫ぶね男君」
27:
幼馴染「男君ゲッソリしてるけど大丈夫?今から歌うんだよ?」
男「!!!」
男「(そうだ!体調悪いと言えば帰れ…)」
幼馴染「まあいいや。歌わなくていいから聴いててね」
幼馴染「あー、あー、コホンコホン」
?♪
幼馴染「?♪???♪」ボェエエエエエエ!!!!!!!!!!
男「(悪魔の鳴き声…いや死神かな…?)」
幼馴染「んくぁわのなぐぁれのぅよぉおおおにぃいいい!!!!!」
男「(いっそ天に召されようか…天使様は美少女であることを願おう…)」
29:
男「結局男は天に召されず死神に捕まりましたとさ」
幼馴染「なんの昔話?」
男「現在の話だ」
幼馴染「???」
男「さ、そろそろ帰ろうぜ」
幼馴染「そだね」
男「(長い一日だった…よく頑張ったぞ俺…)」
幼馴染「うーさぶ…クチュンッ!」
男「(それは美少女にしか許されないって言っただろゴルァ…!)」
32:
男「俺…いつになったらあいつと縁切れんのかな…」
男「大学も同じ所行くなんてほざいてるし…」
男「ん…?LINE…」
女『男君、次の日曜暇?(*´∀`*)ヒマーン』
男「うげ、女か…」
男「ブスは顔文字使うなよマジで…」
男『ごめん、暇じゃない』
男「諦めてくれよ?な?」
34:
女『ウッソだー!いつも家でゲームしてるんでしょ?(^O^)ウソーン』
男「うるせえよ…ゲームもスケジュールの一つなんだよ…てかウソーンってなんだよ…」
男『いやホントホント。嘘じゃないって』
女『じゃ、日曜に確認しに行くよーん(^^ゞカクーン』
男「だあああああ気持ち悪い!!!カクーンじゃねんだよブスてめえコラ!!!!!!!」
男「いやいや…キレてる場合じゃなかった…どう言い訳しよう…」
男「…そうだ」
男『確認って…女は俺のこと信用してないの?』
男「ナイス!完璧!」
女『してないよ☆(・ω<)vシテーン』
男「なにこの人ひどい」
36:
男『ひどい…女はそんな奴じゃないと思ってたのに…』
男「よっしゃいいぞ、この心にグサグサ刺していくスタイル」
女『もーそんな怒らないでよ?冗談だよ(-_-;)ジョーン』
男「勝った!大勝利!」
男「さー寝よ寝よ。気分良く寝よ」
女『で、何時にどこで集まる?(^?^)アツーン』
男「馬鹿かこいつは」
40:
男『俺の話聞いてた?暇じゃないんだぞ?』
女『用事と私どっちが大事なのぉ??(@_@;)ナノーン』
男「お前だよって言ってほしいのか?あ?絶対言わねえからなこの野郎」
男『いやぁ?ホントごめん!どうしても外せない用事で!』
男「…こういう局面で強く言えないのが俺の駄目な所かもしれない」
女『そっかーまあしょうがないか(/_;)ショーン』
女『じゃあ幼馴染ちゃんの家に遊びに行こーっと(*´艸`*)オサーン』
男「な…マジかおい…」
男「あいつの家隣なのに…下手すりゃバレるぞ…」
42:
男「いや待てよ、カーテンとか全部閉め切っとけばいいじゃん」
男『分かった、じゃあなー』
男「さあマウンテンゴリラの襲撃は防げた、寝よう」
男「もう少しキッパリ言える性格になりたい…おやすみ」
チカッ…チカッ…
女『あ、やっぱり幼馴染ちゃんと一緒に遊びに行っていい?』
女『もう寝ちゃったかな?』
女『じゃあそうするねー』
44:
男「あー眠い…」
男「そうだ…今日行ったら明日は休み…休み…ステキな響き…休み休み…フフフフフ」
妹「…お兄ぃどうしたの?」
母「アンタが好きすぎて頭がおかしくなりそうって昨日言ってたわ」
男「なんという嘘100%!ちょっと黙れ!」
妹「そうなのお兄ぃ!?やーん嬉しー!」ギュー
男「ひぃいいいい!!!!!!」ガバッ
男「(怖い…ブスの積極性って怖い…)」
妹「これも愛ゆえの行動なの?」
母「その通りよ」
男「黙れって言ったろーが!」
49:
男「んーじゃ行ってきまーす!」
妹「お兄ぃ!ご飯は!?」
男「だから顔面でお腹いっ…ゴホン!ウェッホン!」
男「男ってのはな、例え空腹でも戦場に出られるように訓練しなきゃいけないんだ」
男「それが戦に生きる者の定めだ、分かったか?」キリッ
妹「誰と戦ってんの?」
男「異形の者」
妹「???」
51:
幼馴染「おはよー男君!」
男「ああ、おはよう幼馴染」キリッ
男「(ふっ…昨日華麗に修羅場を潜り抜けたおかげか…)」
男「(なんだか全身に謎の自信がみなぎってるぜ…!)」
幼馴染「んー…」
男「どうした?」キリッ
幼馴染「や、なんか今日は男君いつもよりカッコいいなって!」
男「(ハグッ!!!!!!!!!!)」
53:
男「(しまった…逆効果…!完全に逆効果…!)」
男「…ぅあーやっぱだりーすんげぇやる気出ねー」
幼馴染「ちょっ、どうしたの?」
男「いやもうホントだりーっすわ。世界の破滅っすわ」
幼馴染「どこの宗教に入ったの男君」
男「だってよー考えてみろよー今日が終わった瞬間から休日は減り始めるんだぜー」
男「これが不幸でなくてなんだ…月曜なんてダイッキライ…」
幼馴染「もう、しっかりして!私が付いてるよ!」
男「男は一人でも生きていけるように訓練せねばならん」シャキッ
幼馴染「えぇー…?」
54:
男友「うーっす男ー」
男「天誅!!!!!!」
男友「あっぶな!何時代に生きてんだテメエ!」
男「うるせえ!一人だけクラスの可愛い子ちゃん独占しやがって!」
男友「んだよ今更…お前もそれなりにイケメンなんだから大丈夫だって。そう憤るなよ」
男「まあ落ち着いて聞けよ」
男友「お前だよ落ち着くの」
男「いいか?ゲームに出てくるようなクリーチャーを思い浮かべてみろ」
男「スライムじゃねーぞ!モルボルとかマザーブレインとかだ!」
男友「ボリューム下げろやかましい」
56:
男「想像してみな…?」
男「モルボル(キスティス先生でも可)がよ…くさい息をまき散らしながら近づいて来てよ…」
男「お前の腕にンネトォ…って絡みついてくんだよ…耐えられっか…?」
男「その状況がまさに今の俺なんだよ…!」
男「しかも複数でだ!全体魔法とか持ってねーぞ俺は!」
男友「おお…確かに想像すると寒気が…」
男「だろ?せやろ?」
男「だから俺に可愛い子ちゃん分けてくれるね?」
男友「やだ」
男「氏ね」
59:
女友「あっ男君」
男「ん?」
女友「その、今日私と男君日直だから」
男「おー了解了解」
女友「そ、それじゃ!」タタタ
男友「……」
男「どこ見てんだ、話続けるぞ」
男友「いや…」
男友「女友ちゃん、顔赤らめてたぞ」
男「風邪でも引いたんだろ」
男友「…もしかしたらお前に気あんじゃねえの?」
男「…おほっ?」
63:
男「おい、確かか?マジなのか?」
男友「マジかどうかは分かんねえけど。あの子普段はあんなに恥ずかしがってないだろ」
男「脈ありか!」
男友「まあ勘違いかもしれないけどな。あの子可愛いし」
男「俺がブスにしかモテない呪いにかかってるかのような言い方だな」
男友「事実だしな」
男「やかましい!ブスにしかモテないんじゃねえ!ブス『にも』モテるんだ!」
男「たまたまブスの割合が多めなだけなんだ!」
男友「はいはい」
66:
女友「……」ジー
男「(見てる…見てるぞ…)」
女友「っ!」ビクッ!
男「(目ぇ合った!これは両想いだな!)」
男友「(ああ男…そんな恋愛ド素人みたいな勘違いを…)」
男「やっべえぞ男友!これは春が来た!桜満開だ!」
男友「男よ、満開になれば後は散るだけなんだぞ」
男「二分咲きで」
男友「えらい控えめになったな」
69:
幼馴染「男くーん」ガラッ
男「敵襲!」
男友「今日はテンション高いなお前」
幼馴染「敵襲?」
男「いやあなんでもないさハッハッハ」
男「……お?」
男「(そうだ…女友と両想いになったら…こいつといつまでも居るとマズいよな…)」
男「なあ幼馴染(遠回しに…遠回しに…)」
幼馴染「んー?」
男「俺…春が来たんだ」
男友「(なにやら間違った道を進んでる気が)」
70:
男友「(やめろ…!その道は駄目だ男…!)」
男友「(好きな奴にだけ優しくするってのはタブーなんだぞ…!)」
幼馴染「春?今秋だよ?」
男「違う、そうじゃない」
男「どうやら俺を好きになった女の子がいるみたいなんだ」
幼馴染「えっ…?」
男友「(ギャー!この馬鹿ー!)」
72:
幼馴染「もう男君ったら…そんな遠回しな言い方しなくても…///」
男友「(あれ?なんか別の方向に解釈したぞ?)」
男「でさ、その…」
男「俺も、そいつが好きなんだ」
幼馴染「えっ///」
幼馴染「そ、それホント?///」
男「ああ、嘘じゃないぞ」
幼馴染「そう、なんだ。えへへ、嬉しい…///」
男「(なんでこいつが喜んでるんだ…?)」
73:
男「でよ、俺は…」
幼馴染「ごっごめん!恥ずかしくなってきたからまた帰りに!///」
男「あっおい!」
男「なんだあいつは…」
男友「男、お前に二つ言いたいことがある」
男「あん?」
男友「まず一つ目。好きじゃない奴にも好きな奴と同じように接しろ!モテるための鉄則だ!」
男「え!?マジか!」
男友「それから二つ目」
男友「幼馴染ちゃん、さっきのを愛の告白だと取ったみたいだぞ」
男「へえー…」
男「え?」
75:
男「ソレハドーイウイミデスカ?」
男友「残念ながら言葉通りの意味だ」
男「……」
男「(そっかー言葉通りの意味かーアレ告白になっちゃったかーアハハー)」
男「屋上行ってくる」
男友「やめろ、寝付きが悪くなるだろ」
78:
男「もーいい!こうなったらヤケだ!」
男「俺放課後に女友に告白する!」
男友「はあ!?いきなりかよ!」
男「うるせえ!最初から好感度メーター振り切ってたら大丈夫なんだよ!」
男友「待て待て落ち着け。そもそもアレが勘違いだったらどうすんだ?」
男「お前が脈アリ確実!って言ったんじゃねえか」
男友「そうかもしれないって言っただけだ」
男「まあいいさ。お前は陰で俺の勇姿を見とけよ」
男「(ククク…!女友は学校一とも言える美少女…!)」
男「人生春だ…!いや春夏秋冬全部来てるな…!」
男友「冬来ちゃ駄目だろ」
81:
男「なあ女友」
女友「へっ、あ、なに?」
男「放課後…ちょっといいか?」
女友「…えっ?」
男「時間は取らせないからさ」キリッ
女友「や、えっと、その…」アタフタ
男「いいか?」
女友「う、うん…」
83:
男友「……」
男『さあお前はそこで指をくわえて俺の春夏秋冬ライフの到来を見てな』
男友『だから冬来ちゃ駄目だろ』
男『よーし、行くぜ!』
男友「…不安だ」
男友「見える…見えるぞ…」
女友『ごめんね、私あなたの斜め後ろの席の人が好きなの』
男友「みたいなフラれ方をする未来が…!」
86:
男「(むぅ…いざ告白するとなるとやっぱ緊張すんな…)」
男「(いやいや大丈夫!絶対大丈夫だ!ビバ春夏秋冬ライフ!)」
女友「あの…」
男「(キターーーーーーー!!!!!!!!!!!)」
男「ああ、来てくれてありがとう」
女友「そ、それで…何、かな…?」
男「えっとね…」
男「(言え!勇気を出すんだ!)」
男「俺、女友が好きなんだ」
88:
男友「(言った!言っちまった!やっべどう慰めてあげよう!)」
女友「…ごめん、なさい」
男「え?」
男友「(悲惨だー!こっちまで泣けてくる!)」
男「あ…えっと…」
女友「男君が嫌いとか…そういうことじゃないの」
女友「ちょっと前の話だけど、聞いてくれる?」
男「あ、ああ…」
92:
女友「私ね、中学の頃に先輩の彼氏がいたの」
女友「初めはそんな気なかったんだけど…友達からお願いって言われて…」
女友「仲が良くなりだした辺りは本当に楽しかった…」
女友「一緒に映画観に行ったり、カラオケ行ったり」
男友「(気を確かにしろ男…)」
男「あへぇ」
男友「(だぁああああHP空っぽ!!!)」
男友「(許せ男…俺にはホイミもケアルも使えねえんだ…!)」
94:
女友「でも…でもね」ヒクッ
女友「その人がある日…」
女友「きゅ、急に…」
女友「ホッ、ホテルに…私を連れ込もうとして…!」グスッ
男「!!!」
男友「(うっわ…重いな…これ聞かされてる男も可哀想だ…)」
女友「でね、本当に失礼な話なんだけど…」
女友「その人の顔と…男君の顔がソックリで…」
男「(ひでぇえええええええ!!!!!!!!!!)」
男友「(悲惨だぁあああああ!!!!!!!!!!)」
96:
男友「(なんてこった…ハナっから攻略は不可能だったのか…)」
男友「(しかも男限定で。無慈悲)」
女友「本当に、本当にごめんなさい!男君は何の罪もないのに!」
男「……」
男友「(駄目だ…目が死んでる…レイプ目…)」
女友「どうしようもないの…トラウマになってて…」
女友「男君の顔…見るだけで…嫌な気持ちに…」
男友「(サラッと鬼みたいなこと言ってるよこの子…)」
女友「うっく…ひぐ…」
男「……」
男友「(ああ…ワタクシの胸がキリキリと…)」キリキリ
98:
男友「(どうしよう、なんて声かけよう?)」
男友『よっ男!やっぱ駄目じゃーん!』
男『うがぁ!!』バキィ!
男友「(駄目だ)」
男友『残念だったな…元気出せよ』
男『んぎゃあああ!!!』ドゴォ!
男友「(駄目だ)」
男友『…さっ!ラーメンでも食いに行くか!』
男『ふぎぃいい!!』ズガバキドゴ!!
男友「(駄目だ…今の奴の廃墟並に荒れた精神では…)」
男友「ここは逃げてほとぼりが冷めるのを待つべし。死ぬなよ男」ススス
男「なあ、女友」
女友「え?」
男友「(ん?)」
101:
男「お前はさ、男が苦手か?」
女友「…うん、あれからはずっと…」
男「そっか」
男「治したいとは…思わないのか?」
女友「治したいけど…できないよ…」
男「よし、じゃあ協力してやるよ」
女友「えっ?」
男「俺が一緒に治すんじゃない。余計ツラくなるだけだからな…」
男「俺は、治してくれる奴を紹介するだけだ」
男友「(男…?何を考えて…)」
女友「それって…誰…?」
男「男友だよ」
女友「えっ!」
男友「(なっ!?)」
103:
男「あいつは優しいし、イケメンだし」
男「俺の顔とも全然似てねえ」
男友「(あの馬鹿…!そんなんじゃ…!)」
男友「(お前はちっとも…女友と仲良くなれねえだろ…!)」
女友「男友君…」
男「あいつなら大丈夫だろ?」
女友「…うん……」
男「だからさ、まずはあいつと友達から始めてさ」
男「それでちょっとずつ治していけばいい」
男友「(男…)」
男「治ったら…」
男「俺とも、友達になってくれるか?」
女友「……!!!!」
女友「うん…!うん!!!」
110:
男友「……」スタスタ
男「……」スタスタ
男友「男…」
男「んー?」
男友「お前…なんであんな…」
男「あっそういやお前に無許可で押し付けちまったな、わりーわりー」
男友「そうじゃねえよ…」
男「…いんだよ、あれで」
男友「でもよ…」
男「うるせーモテないんだからせめてカッコつけさせろ」
男友「…ははっ」
男友「ラーメンでも、食いに行くか?」
男「おう!」
112:
男「あー美味かった」
男友「テメエ俺のチャーシュー強奪しやがって…」
男「男は如何なる時でも物資の補給を怠ってはいかんのだ」
幼馴染「…他人をほったらかしにするのはいいんだ?」
男「あ」
男友「あ」
幼馴染「男君…!」ゴゴゴゴ
男友「(ホイミ…いやベホイミが必要か…)」
113:
幼馴染「まーでも許してあげよう!男君の愛の告白はちゃんと受け取ったよ!」
男「え?」
男友「ああ、そういえばそうだったな…」
男「違う!違うんだ幼馴染!アレはお前の…!」
男友「(ベホマズン…あれ?精神を回復する呪文ってあったっけ?)」
幼馴染「もーそんなに恥ずかしがらなくていいよ♪」
男「」
男友「男、俺頑張ってザオリク覚えるよ…」
Fin
127:
後日談
男「よっ女友」
女友「あ、おはよー!」
男「もう大丈夫そうだな」
女友「うん!」
女友「ね、男君」
男「なんだ?」
女友「…や、やっぱなんでもない!」タタタ
130:
男友「おう男」
男「おいコラこの野郎!」
男友「なんだよまた天誅か!」
男「女友ちゃんが乙女の顔してたぞ!」
男友「だからなんだ!」
男「しらばっくれんな!テメエたぶらかしたな!?」
男友「してねーよ!」
133:
男友「…いや待てよ」
男「あん?」
男友「それさ」
男「なんだよ」
男友「それさぁ!!」
男「さっさと言えっての!」
男友「お前に惚れてんじゃねえの…?」
男「…なんですと?」
137:
男「嘘つけ、俺は信じねえぞ」
男「俺はなぁ…度重なる悲惨な事件ですっかり疑り深い性格になっちまったんだ…!」
男「分かるか!強制的にジョブチェンジだ!黒魔道士だ!すげえ暗そうな奴だ!」
男「戦士のお前には分かるまい…」シクシク
男友「まあ落ち着けよ。落ち着けよって何回言わせんだ俺に」
男友「いーか、お前と女友ちゃんがエンカウントした時に俺はいなかった」
男友「もちろんお前の後方に他の誰かが立ってるということもなかった」
男友「つまり『男友君と別れたばかりでデレデレ』と『他の誰かを見てデレデレ』の線はないわけだ」
男「…ということは?」
男友「お前だ」
男「マジですか!?」
138:
男「女友ぉおおおおお!!!!!!!」ダダダダダ
女友「わっ!?なに!?どしたの!?」
男「今日さ…すげえ良い天気だよね…」
女友「うん、そだね…」
男「ほら見ろよ…木漏れ日…」
女友「え、うん」
男「俺好きなんだ…なんか…爽やかでさ…暖かでさ…」
女友「……」
女友「えへへ…私も好き…」
144:
男友「どうだったよ」
男「青春の味がした」
男友「何も食ってねーだろ」
男「これは間違いないぞ男友」
男「少なくとも数週間前のあの悲劇は起きない。絶対に」
男友「おい、またいきなりトチ狂って告白したりすんなよ…?」
男「そこまで馬鹿じゃねーよ、あの日以来かしこさに極振りしてんだぜ」
男友「馬鹿の発想だな」
男「あ゙?」
146:
男「女友、一緒に帰ろうぜ」
女友「いいけど…幼馴染ちゃんと女ちゃんは?」
男「大丈夫大丈夫、男友と帰るらしいから」
男友「(うむ、嘘はついてない。ついてないが…)」
男友「(有無を言わさず決定するのは優しくないと思うんだ男君…)」
女友「そっか、じゃあ…二人で帰ろっか!」
男友「(ああ…今度は俺が損な役回りを…)」
幼馴染「なに泣いてるの…?」
女「病院に連れて行った方が…」
男友「だがお前には恩があるからな!幸せになるんだぞ!」
幼馴染&女「(どうしたんだろうこの人…)」
148:
男「……」スタスタ
女友「……」スタスタ
男「(んあんるぇええええ!!!!????)」
男「(どうしたのアタイ!全然会話できてないんですけどー!)」
女友「あっ見てみて男君!」
男「どした?(なんかデジャヴ…)」
女友「ほら!すっごく夕陽綺麗だよ!」キャッキャッ
男「(あー…幼馴染にも言われたなこれ…)」
女友「」キラキラキラキラ
男「(ただひとつ違うのは…)」
男「(君は…とっても…)」
男「…ああ、綺麗だ」
151:
女友「…ふぇ?」
女友「ちょ、ちょっとなんでこっち見て言ってんのー///」
男「夕陽が見えたからな」
女友「夕陽は上だよ上!」
男「女友」
女友「なに?」
男「クレープ屋、寄ってこうぜ」
152:
女友「んークレープ食べるの久しぶりかも」ハムハム
男「(そうだよこれだよこれ!女友みたいな美少女にのみ許されるんだよこの効果音は!)」
男「美味い…美味さ二乗…いや三乗…」
女友「あっ男君、口にクリーム付いてるよ」
男「っ!!!」
男「(く、来るのか!?来ちゃうのか!?あのイベントが…!)」
男「(いやでも指で取ってペロッなんて今時どんなバカップルでもしねーか…)」
女友「んっ」チョイ
男「!?」
女友「はむっ」
男「!!!???」
156:
女友「あっ」
男「えっ、と」
女友「ご、ごめん…私今日ハンカチもティッシュも忘れちゃったから…つい…」
女友「男君のハンカチとか使えば良かったね!ごm」
男「…なあ、女友」
女友「は、はひ…」
男「…俺は、嫌じゃねーぞ」
女友「……ぁ」カアァ
159:
男友「(おお…成長したな男よ…)」
男『あっいや!そのぜ、全然気にしてないっつーかああ違うえっとその!』
男友「(数週間前ならこうなってただろうに…)」
女友「…男君」
男「…ん」
女友「あの時は、ホントにありがと…」
男「いいって」
女友「私…あのままじゃ駄目になってたかも…」
女友「ううん、絶対なってた」
162:
男「(うーむ…良い雰囲気になってきた…)」
男「(だが分かるぜ…!ここで変にテンション上げたら台無しなんだよな…!)」
男友「(おお、テレパシーが来た気がする)」
女友「あれから男友君と一緒にいて…ちょっとずつだけど、頑張って治してきた」
男「…うん」
女友「男君が言ってた通り、男友君ってすごく優しかったよ」
男「…うん、うん?」
男「(あれ…?何か…)」
男友「(不穏な空気が…)」
169:
男「そ、そうだろ、言った通りだろ」
女友「うん」
男友「(待て待て待て待て!!)」
男友「(駄目だろそれは!そんな最悪の…!)」
女友「本当に、感謝してるよ。男君には」
男「ああ…」
男友「(おい…!おい…!!!)」
女友「…男友君って、優しかった」
女友「……」
172:
           .
女友「でも私は…男君の優しさが、好き」
           .
176:
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
184:
男友「!!!」
男「!!!」
女友「男君」
男「あ、ああ」
女友「あのね、お願いがあるの」
男「お願い?」
女友「私と…付き合ってくださいっ!」
男「っ!!!」
男「ああ…ああ」
男「はは、なんか上手い返しが思いつかねえわ」
女友「ふふっ不器用だね、お互い」
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