美希「メガネ!」back

美希「メガネ!」


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1:
美希「うーん……」ジー
響「ん、どうしたの?」
美希「……ミキ、視力が落ちちゃったかも」
響「えっ!?」
美希「カレンダーの文字がさっぱり見えないの……」
響「なんでそんな急に?」
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2:
美希「最近、よくベッドでスマホとか使ってるから、かな」
貴音「それはよくありませんね」
美希「だよね……あっ、そうだ! ねえねえ貴音、そのメガネ貸して?」ヒョイ
貴音「良いですが……それは近眼用ですよ? 美希には合わないのでは」
美希「むむ……クラクラするの……」
響「もう、自分に合わないメガネなんてやめなよ!」
3:
美希「これは、メガネを買うしかないの」
貴音「そうですね……視力が悪いと何事も上手くいきません」
響「貴音は昔っから目が悪いもんね」
貴音「ええ。視力を矯正することは良いことですよ、美希」
美希「そうだね……うーん」
ガチャリ
P「おーす、ただいま」
響「おかえりー」
4:
P「さっみいな今日は……よいしょと」
貴音「あなた様、今お茶を」
P「おお、ありがとう貴音。お前らだけか?」
美希「そうだよ。さっきまで雪歩と真クンがいたけど、どっかに出かけちゃって」
P「そうか……あれ」
響「ん、どうしたの?」
P「いや……事務所に帰ってきて片付けようと思ってた書類作成が済んでる」
5:
貴音「どうぞ」
P「ありがとな、貴音。これ、どういうことだろ」
貴音「……この、一番下のふぁいるは」
P「ん……プロデューサーさんへ? なんだこれ」カチッ
美希「ミキに見せて! ……ん? むむ……」ズイッ
P「どれどれ……『お仕事お疲れ様です! 自分の仕事が終わってしまったので、勝手ですが作成しておきました』」
美希「うーん……?」
6:
響「美希、そんなに近づくともっと目が悪くなるぞ」
美希「そ、そうだよね」
P「美希、どうしたんだ?」
響「実は美希、目がすごく悪くなってるんだ。メガネが欲しいって」
P「駄目じゃないか、ちゃんと買わなきゃ! ……『確認しておいてください、今日はもう帰って構いません! 音無』だって」
貴音「小鳥嬢は先ほど、買い物に出かけてしまいましたが……まさか書類を作っていたとは」
P「おお……綺麗に作ってあるな」
7:
P「どうしよ……暇になってしまった」
響「そうだ、プロデューサー!」
P「うん?」
響「みんなで美希のメガネを買いに行く、ってのはどうかな!」
P「なるほど……それはいいかも」
美希「えっ、いいの?」
P「ああ、せっかくだからな」
貴音「それならば、わたくしの行きつけの店はいかがでしょうか。ふれーむも多く、選べますよ」
8:
美希「それじゃあ、お願いするの!」
P「よーし! じゃあ、先に出ててくれ。音無さんが帰ってきたら、事務所の鍵を渡すから」
美希「りょーかいなの!」
響「美希、せっかくだからおしゃれで高めのヤツにしたら?」
P「あ、あんま高いのは勘弁な……俺からの、普段頑張ってる美希への誕生日プレゼントってことで」
美希「えへへ、ミキは誕生日のときのあれだけでもよかったんだよ?」
9:
貴音「美希、『あれ』とは?」
美希「オトメの秘密なの!」
響「気になるなぁ……そんじゃプロデューサー、外で待ってるね!」
P「あいよ」
バタン
P「メガネかぁ……俺のメガネもだいぶガタが来てるな」
―――
――
10:
貴音「この道を右に曲がったところにある、小さいビルです」
P「お、ここだな」
美希「結構小さめのお店なんだね」
貴音「はい、ですがここは品質も良いのですよ? わたくしも昔から通っております」
響「へぇ?……自分も目が悪くなったら、ここでメガネ買おうかな」
貴音「響、それはいけません。視力は良いのが一番なのですから」
響「そうだね、自分は目を悪くしないように気をつけないと」
11:
P「ほい、降りろー」
美希「はいなの!」バタン
P「それにしても、コインパーキングが近くにあって助かったよ」
貴音「そうですね……しかしこの場所は、少々値が張るのでは?」
P「大丈夫大丈夫。せっかくの半ドンなんだから、じっくりメガネを見ていこう」
響「なんか楽しくなってきた、早くいこう!」
12:
P「広いなぁ」
美希「フレームがいっぱい飾ってあるの……」
店員「いらっしゃいませ」
P「すみません、この娘にメガネを」
店員「分かりました。それでは、こちらで検眼をお願いします」
美希「はいなの! じゃあハニー、行ってくるね!」
P「おう」
13:
響「こんなにフレームがいっぱいあるんだなぁ」
貴音「ふふっ、響には少々珍しいのではないですか?」
響「うん、普段は滅多に見ないからな。かけないし」
貴音「このように数多くのふれーむが並んでいるのは、なかなか見る機会がないですからね」
響「そうだな……あっ、これ貴音のメガネのフレームじゃないか?」
貴音「確かに、このふれーむですね」
14:
P「響は視力いいんだよな」
響「うん、自分完璧だからなー」
貴音「響は裸眼でもかなり遠くの文字を読めますよね」
響「確かこの間の健康診断は、両目とも1.4ぐらいだったぞ」
P「すごいなぁ」
響「沖縄に居たころはもうちょっとあったんだけどね」
15:
貴音「あなた様は、裸眼ではどれぐらいの視力なのですか?」
P「俺は右が0.3、左が0.5ぐらいだな」
響「プロデューサー、画面見すぎだぞ」
P「ははは……ごもっとも。気をつけるよ」
貴音「メガネをかけながら画面を見るのも、あまり良いことではありませんから」
P「そうだな、仕事の時だって画面見すぎて目が疲れるし」
16:
美希「終わったよ、ハニー」
P「お、早いな」
店員「お好きなフレームを選んでください」
美希「はーい」
貴音「美希、ふれーむはとても重要ですよ」
美希「分かってるけど、いっぱいあって迷っちゃうの」
響「こんなにあると、どれがいいのか分からないね」
17:
P「ここは3,000円のフレームのコーナーだな」
美希「カラフルだね」
貴音「この赤ぶちのメガネは透き通っていて綺麗ですね……」
響「これ、安いフレームなんだよね? 全然安っぽく見えないぞ」
P「そうだなあ、でもほら」
響「ん?」クルッ
18:
P「このへんはめっちゃくちゃ高そうだろ?」
響「これ……メタル?」ヒョイ
P「響、あんまり触らないほうが」
響「よ、よんまん!?」
P「な、こういうのは高いんだよ」
19:
貴音「美希、このふれーむはどうですか?」
美希「ん、赤ぶち?」
貴音「ええ。この前の撮影でこのような色のメガネをかけていたでしょう」
響「あぁー、自分もすごく似合うなって思った!」
美希「かけてみるね! ……どう?」
21:
P「おぉ、似合うな」
響「美希は何をしても似合うね」
貴音「ええ、羨ましいですね。ふふっ」
美希「それじゃあ、みんなが選んでくれたこのフレームにするの!」
店員「お決まりですか?」
美希「はいなの!」
22:
 ――
ブロロロ…
貴音「美希」
美希「ん?」
貴音「車内でもメガネをかけていると、酔ってしまいますよ」
貴音「そうなの?」
貴音「はい。美希は平気やもしれませんが、わたくしは車に弱いので……」
23:
美希「でも、ミキはまだつけてたいな」
P「美希、ずっと嬉しそうにフレーム撫でてるもんな」
美希「だって、みんながミキのために選んでくれたんだもん!」
響「本当に似合ってるよ、美希にぴったりだな!」
美希「ありがとうなの、響っ」ギュッ
24:
響「わわっ、急に抱きつくなっ!」
貴音「……あなた様」
P「ん?」
貴音「これは、わたくし達からのぷれぜんとです」
P「……これは!」
美希「シルバーのフレーム、ハニーっぽいでしょ?」
25:
響「自分たち、こっそり選んでたんだぞ!」
貴音「あなた様の視力に合っていると思いますよ?」
P「みんな……ありがとう! 事務所まで走って、すぐにかけてみるよ!」
美希「えへへ、大切にしてね? ……うぷ」
P「……え」
美希「き、きもちわるくなってきたの……」
響「ぷ、プロデューサー車止めて! 止めてっ!」
P「と、とりあえずメガネを外すんだ!」
26:
 フェアリーは全員メガネが似合うと思うんです。
 お読みいただき、ありがとうございました。お疲れ様でした。
27:
おつおつ
メガネいいよなぁ。フェアかわ
28:
いいねいいね

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