【閲覧注意】最凶に怖い話back

【閲覧注意】最凶に怖い話


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3:
【金魚すくいをやっていかないかい】
俺がまだ中二の頃の夏休み、友達4人で釣りに行った帰り、突然大雨が降り出した。
俺達4人は近くの木で雨宿りをしようと、近くの大木に駆け寄ったんだ。
すると、突然、雷が俺達の木に落ちたんだ。
一瞬の出来事に俺はしばらく何が起こったか理解出来なかった。
だが、俺はすぐにある異変に気付いた。
『友達が居ない』それと、もう一つ祭の出店でよく出ている金魚すくいが、俺の目の前に現れた。
「金魚すくいをやっていかないかい」屋台にいる親父が俺に話し掛けてきた。
俺はここが、現世(?)では無いほかの空間であることを感じとった。
「いくらですか。」自分でも何故こんな質問したのか分からない。
「一回やる毎に、君の寿命一年分を頂こうかな。」』まぁ、ありがちなパターンだ。
俺は屋台の方に歩いていき、水槽の中を除いてみた。
すると、そこには、3人の顔をした金魚が力無く泳いでいた・・・・
「友達を助けたいんだよね。」俺はこの世界での役割を悟った。
「網を・・・・下さい」「はい、一年分ね」自慢では無いが、
俺は結構器用で、こういう神経を使う作業は得意な方だ。
・・・・・・・・駄目だ、この網、すぐに破けてしまう、まだ2人しか、救えてないのに、
60個以上は使った「さぁ、この網が君の最後の網(寿命)だ。」これで、決めなければ!!コイツだけは文字通り『命に代えて』でも、救ってみせる!!
すると、明らかに今までとは違い、簡単に救う事ができた。
「やったッ・・・・」俺はそこで、意識を失った。
「おい、起きろ。」「死なないでくれぇ。」「今、近くの家の人を呼んできたよ。」「ん・・・・お、お前ら、生きてたのか!!」「まぁ、俺達も皆30分位前に目を覚ましたんだが、お前だけ中々起きなくて・・・・」
嬉しい、涙が溢れ出す。「あぁ・・・・そうかぁ、お前らが生きてて良かった、本当に良かった。」
でも、何で俺も生きてるんだろう、寿命は全部使いきったはずだけど。
まぁ、夢・・だったんだろうな。でも、今でも、鮮明に覚えてるな・・・・
あの親父と屋台を。『君はよく頑張ったね、金魚を一匹おまけしよう』
158:
俺物心つく前に親父が死んじゃってて、お袋が女手一つで俺とアネキの事育ててくれてたのよ。
実際すげー優しかったし、本当に愛情込めて育ててくれたと思う。
そんなお袋も10年前の俺が二十歳の時に死んじまったんだな。
これがそりゃーショックだったよ、アネキも俺も放心状態でも親類関係って
一切かかわった事ないし、連絡先も知らないから自分たちですべてやるしかなかったのね、
まぁ近所のおばさんなんかが手伝ってくれたしアドバイスくれたりで
淡々と葬式の準備は進んでったわけよ。
その時アネキが近所のおばさんと区役所に死亡届を出しに行ってたんだけど、
2人して真っ青な顔して帰ってくるのよ、
もうね本当の青って感じwアネキなんか今更おお泣きするしw
んでそのおばさんに何があったのか聞いてみたら、
お袋18年前に死んでますってwwwwwww
確かに保険証にお袋の名前なかったのはおかしいと思ってたんだけど・・・
俺の事20年間育ててくれたのはいったい誰だったんだ?
161:
>>158
コピペじゃないなら悲しいとしか言い様がないなぁ
母親じゃなくても誰なのか知りたいな
317:
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589657.html
リゾートバイトの隠された真実が気になる
539:
>>317
怖かった・・・超怖かった・・・
夜中に読むもんじゃない
テレビ付けて無いと読めない
これ読んで恐ろしいものを生み出す自分の想像力が怖い
540:
>>317
これ絶対美咲ちゃん儀式と関係あるとおもうのにそれに触れてないのがなー
坊さんに聞けよ
482:
数年前、地元での話。
俺の実家はちょっとした丘というか崖の上の住宅街にある。
で、その丘の中腹に広がる雑木林で中年サラリーマンが首を吊った。
それ以来、その界隈で中年のオッサンの幽霊が出ると噂されるようになった。
丘の上の住宅街に続く道は割りと広く、ついでに街灯の間隔も広い。
夜ともなれば真っ暗で薄気味悪い。
ある日、友人宅で遊んでいて遅くなり、午前2時過ぎに帰宅という事になった。
当然例の道を通らなきゃならない。
結構傾斜のキツイ坂をチャリでヒーヒー言いながら登ってると、
突然パタパタという音が聞こえて急にペダルが軽くなった。
振り返ると、スーツを着た中年のオッサンが全くの無表情で、
息も切らさず俺のチャリの荷台を掴んで押していた。
さすがに声を上げて、死に物狂いでチャリをぶっ飛ばしてオッサンを振り切り、
さらに家の前も通り過ぎ、丘を超えてその向こうにある町のコンビニに入って立ち読みして朝が来るのを待った。
それ以来、俺は攻で原チャリを買って、
その道を通る時はマックスのスピードで通過する事にしている。
という体験談を友人にしたら、
「それホントに幽霊か?それがもし生身の人間だったらマトモじゃないぞ。
どういう意図があってソイツが夜中の2時に暗い道でそんな事をやったのかはわからんが、ともかく命があってよかったな」と言われた。
508:
俺のクラスに新しく転入生の男子が来たが、彼はいつも机に突っ伏して塞ぎ込んでいて、
未だに友人は一人もできていないようだった
きっとクラスに馴染めずに大変なんだと考えた俺は、意を決して彼に話しかけた
「いつも浮かない顔をしているね。何か嫌なことでもあったの?」
俺の突然の問いかけに彼は動揺したようだったが、やがて重い口を開いて話しだした
彼の話では、彼が塞ぎ込んでいる原因は、転入してくる以前の、一月ほど前の出来事にあると言う
彼は当時、住んでいた家の自分の部屋でゲームなどをして過ごしていたが、
ふと気付くと、彼の部屋の天井板が少しずれているのを見つけたと言う
彼は椅子を使って天井の上にのぼると、懐中電灯で辺りを照らして原因を探したそうだ
天井の上は意外にも広々とした空間になっていて、何処までも先が続いているように見えた
彼は天井が外れた原因探しよりも冒険心から、天井裏をどんどんと先に進んで行ったという
すると電池が切れたのか、突如として電灯の明かりが消え、辺りは一面の闇となった
彼は怖くなって部屋に戻ろうとしたが、あまりにも進みすぎて、
元いた部屋の明かりは既に見えなくなっていて、彼は天井裏で完全に迷子になってしまった
途方に暮れた彼は、元の部屋を探して歩き回ったが、闇の中で方向感覚を失い、
しだいに自分がどの方向に向かっているのかも分からなくなった
そのまま宛も無く歩き回るうち、彼はだいぶ先に、何か光りを放っているものを見つけた
それを自分の部屋の明かりと考えた彼は、夢中になって、その明かりに向かって歩き続けた
しかし、段々と近づくうちに、明かりの正体は、自分の部屋の明かりではないことが分かった
それは何と、見たことも無い街の明かりであったと言う
不思議なことに、天井裏に一つの大きな街があり、その明かりが遠くから見えていたのだ
彼は宛も無いので、その街の中に勇気を出して入って行ったのだと言う
そこまで話をすると、彼はため息をついて、しだいにボロボロと涙を落とした
俺は突然の彼の涙に戸惑いつつも、とりあえず彼を慰めようと、彼に言葉をかけた
「大変だったね。でも結局は部屋に戻れたんだろ、泣くことは無いよ」
すると彼はゆっくりと首を振って、こう答えた
「まだ、その街から出られていないんだ」
562:
>>508
こういうメタ世界的な話大好き
変なカルト宗教の便所の話とか
【洒落怖】洒落にならない怖い話『地下の丸穴』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589017.html
638:
秘密基地作ってうんたらかんたらで
友達の名前を書いた紙が秘密基地の柱に打ち付けられてて
10年後病院の清掃業のババァがその犯人だったって話なかった?
640:
>>638
危険な好奇心
【洒落怖】洒落にならない怖い話『危険な好奇心・ハッピータッチ』
http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4589674.html
40:
昭和初期の古い住宅(実際に今でも世田谷に重要文化財としてあるるらしい)の話。
家柄は官僚の家系のエリート。家族5人、祖父+主+妻+子供2人。
黒電話。
ある日いたずら電話が頻繁にあるようになった。
娘二人はもうすでに嫁いでいて、家には祖父、主、妻の三人。
すこし時期が過ぎて、家が寝静まる夜中に何十回も鳴るようになっていた。
内容は、無言電話。
主はそのうちいたずら電話が掛かってくると受話器を外して床に置き、それ以上かかってくる事を拒んだ。
また時期がすぎ、いつものように無言電話がかかってくる。主は受話器を床に置く。
そしてそのまま寝床につこうとした。すると受話器からぼそぼそ話す声が聞こえる。
これは、と思い、主が起きて受話器に耳を近付ける。
また無言に戻っている。
それが数日続いた。ぼそぼそと喋る声は主が受話器を手に取ると押し黙る。
気味が悪くなった主はしぶしぶ電話番号を変えてみたり、
電話局に連絡し、警察に連絡し、いたずら電話の相手から逃れようとした。
しかし何をしても毎日夜中に黒電話は鳴り続けた。
すでにこの世のものではないものの仕業かと疑い、精神的にまいってしまった主は
祈祷師にお払いを頼み、霊的事象を信じるまでに至った。
しかし何をしてもいっこうにいたずら電話は止まなかった。
精神を病んだ家族はその家を売り払う事に決めた。
由緒正しい家柄、家屋にもそれなりの価値があり、これは当時の価値観からして辱めを受ける事と同義だった。
が、背に腹は代えられない。
しかしそれが決まった数日後から電話は鳴り止んだ。嘘のように。
そしてその数日後、実家近くに住む娘が亡くなった。
原因は旦那による撲殺であった。
夫婦なかはよくなかったと主も聞いてはいたものの、そのような事が起こるとは。信じがたい悲劇であった。
そして警察の手入れのあと、娘の遺書が見つかったとの報告。
主は娘の遺書を警察から受け渡され、その内容を見て悲しみのどん底に落とされた。
41:
いたずら電話は娘であった。
助けてほしい。助けてほしい。
そういった願いがその遺書には書き綴られていた。
いたずら電話の犯人はわかったが、それが娘であったとは。
幾月か過ぎ、悲劇から立ち直った主は変わらずにその古びた家屋で生活していた。
そしてある日、またも無言電話が鳴ったのである。
それは以前に亡き娘がかけてきた無言電話と全く同じ時間に、同様の手口でかけられてきた。
これは悪質で陰湿な嫌がらせだ、主はそう思った。
主は無言電話が掛かってくると以前にもそうしたように受話器を床に置く。
そうしてやり過ごす。
が驚いた事に娘がした時と同様に、受話器を床に置くとぼそぼそと話す声が聞こえる。
相手は娘でないのは分かっている。娘は死んだ。この事件を知っている者の悪質な嫌がらせだと思っていた。
当然そう思うだろう。
主は、当時最新の「録音機」を手に入れていた。
そう。それを使いぼそぼそと話す声を録音してやろうとの企みだ。
42:
いつものようにいたずら電話が掛かって来た。
すると主は床に用意しておいた録音機の電源を入れ、録音を開始したのを確認して受話器を横に置いた。
寝床につくとぼそぼそ話しているのが聞こえた。
次の日に確認するのが待ち遠しかった。
次の日、主は録音機を再生させた。
そこから聞こえてきた声に主は卒倒した。
そんなはずはない。そんなはずはない。気が狂いそうだ。
その後主はその家を売り払い、今に至る。
家主はころころと代わり、そこに住んだ者は皆この黒電話のいたずら電話に悩まされたそうだ。
噂によるとそこの内装を新しい物にかえる際に、
その黒電話のあった場所の下の床を剥ぐと女性のものと思われる長い髪の毛がいくつも発見されたそうだ。
その髪の毛が誰のものなのかは今でも不明らしい。
内装工事も中止され現在その家屋は国重要文化財としてひっそりと保存されている。
場所は地図から削除されているそうだ。
ちなみにオレは世田谷付近に住んでいて、
この話を聞いてから探しに出たがこの家屋を見つける事はできなかった
55:
私は証券会社に勤務しています。
私の部署は今はもうそんなことは無いのですが、
7?8年位前までは毎年3月・9月の決算期にはホテルを取って泊り込みで仕事をするほど忙しくなる部署でした。
これはそんな忙しい時期の出来事です。
私の勤務地の日本橋は証券会社が多く、どこの会社もこの時期の事情は同じなため、
いつも2ヶ月以上前にホテルの予約を入れるのですが、その年は私が少しのんびりしていたため
会社近辺のホテルは全て満室になってしまいました。
仕方無しに多少遠目でも構わないと言うことで、やっとの思いで
銀座の某ビジネスホテルに私と同期のS・先輩と部長のシングル4部屋分の予約を入れる事が出来ました。
ビジネスホテルを予約すると言っても実際ホテルに着くのは夜中の2時・3時で
風呂に入って多少の仮眠が取れる程度ですが、その年は幸運にも多少早くホテルに行けそうでした。
私は予約の確認の電話をホテルにしました。ところがビックリです。
なんとホテルの手違いで他の予約とダブルブッキングされて、シングル2部屋しか用意できなと言われたのです。
私はホテルに「何とかしろ」と猛烈に抗議しました。
ですがホテルの係は「部屋が無い」の一点張りです。
終いには私の部長まで巻き込んでの大騒ぎです。
結局「ツインなら何とか用意できる」との返事をもらい、シングルの料金で部屋の用意をしてもらうことになりました。
56:
ホテルに着いたのは夜中の1時を少し回った頃だったと思います。
眠そうな顔をしたフロントの係に鍵をもらい、私たち4人は各部屋に散りました。
当然部長と先輩にシングルの部屋を譲り、私と同期のSはツインの部屋に泊まることにしました。
途中自販機でカンビ?ルとおつまみを買い、私たちは最上階の角に位置する部屋に行きました。
鍵を開けて部屋に一歩入った瞬間、「あ、この部屋なんか嫌ダナ」と感じました。
皆さんも旅先等で部屋に案内されたときこういう感じがすることありませんか?
何がどうというわけではないのだけれど、直感的に嫌な感じの部屋。
私はいわゆる霊感と言うようなものは一切持ち合わせていないのだけれど、たまにあるこの感覚。
しかも過去最悪の嫌な感じがしたのです。
それでも今日はSが一緒と言うこともあり多少心強かったため部屋に入りました。
ところが部屋に入って又ビックリ・・・・和風作りのだだぴっろい部屋なのですが、これが異常に汚い。
ホコリはかぶり放題、ふすまは薄汚く汚れて破けている、障子もしかり。
変な屏風みたいのがあったり。
畳はじめじめと湿っていて所々なんかコ?ヒ?でもこぼしたみたいに赤黒く染みがついているし、
どう見ても2?3年は使った気配のない部屋でした。
「何だこれ」と思い、よっぽど文句を言ってやろうかと思いましたが、
明日も早いことだしどうせ数時間しかいないのだから、
「風呂入ってビ?ルでも飲んで寝よう」と言うことになりました。
ところが部屋の奥の方にある風呂場が又大変!とても入れる気分の物ではありませんでした。
仕方無しに私たち2人は風呂もあきらめ布団をひこうとしたのですがこれも酷い。じめじめとかび臭い。
布団をひくのもあきらめ、部屋の真ん中に胡座をかいて向き合い、
私たちはビ?ルを飲みながら雑談を始めました。
私が部屋の奥の風呂場の方をむいて、Sが窓の方をむいて。
57:
しばらく話をしていると、Sのやつが急に私の話に対して生返事をするようになって来ました。
私は「疲れているせいだな・・・そろそろ少しでも寝るか」と思い、ふと部屋の奥の方を見ました。
するとさっきまで気がつかなかったのですが、閉めたはずの風呂場のドアが開いているのが目に入りました。
そして薄暗くて良く分からないのですが、そのドアの開いた隙間の床を何かもぞもぞと動いているのが見えました。
「何だ!今度はネズミか?」と驚いていると、その少し上方に黒くて丸いものが見え始めて来ました。
私は次の瞬間自分の目を疑いました。
それが何であるのかが分かったからです。
それは間違いなく髪の長い女性の頭部でした。
最初にネズミと思ったのはその女性の手でした。
つまり正座をして床につけた両手を大きく前に突き出すような、
つまり土下座をするような格好をした女性がずる・ずると少しずつ這うようにして風呂場から出て来ているのです。
髪の毛はだらんと下にたれ顔は確認できませんでしたが・・・。
58:
私は何が起きたのか把握できず、しばしぼ?っと眺めてしまいました。
やっと少し我に帰って、Sに「な?俺今とんでもないもの見ちゃってるよ」と素っ頓狂な事を口にしてしまいました。
するとSは「おまえもか?実は俺もさっきからそうなんだ。ここの部屋確かベランダなんか無かったよな。
だけどカ?テンの隙間、窓の外から女の子が俺を睨んでるんだ。
おい、絶対振り向くなよ!俺はさっきから目を合わせちゃいけないと思って目をそらしてるんだけど。」と言いました。
私は「でもちょっとやばいかも・・・あの女近づいて来てるよ。」と言いました。
「とにかく何気なくここを出よう!」と言うことで、
何も無かったようなそぶりでゆっくりと2人でドアに向かい部屋を出ました。
あの時はよく2人とも冷静に行動できたと今でも不思議です。
部屋を出るなり2人は転げるように走って先輩の部屋に逃げ込んだのです。
翌朝フロントに散々文句を言い、2度とそのホテルを利用しなかったことは言うまでもありません。
あの時あの女がくることに気づかず私たちのすぐ近くまできてしまっていたら・・・と思うと今でもゾッとします。
まさか東京のど真ん中しかも銀座であんな体験をするとは・・・・恐いよりもあのホテルに無性に腹が立ちました。
246:
入社3年目の6月、私は愛知県の営業所へ転勤となり、引っ越しすることになった。
会社が探してくれた2DKのアパートは独り身には広すぎるようにも思えたが、
入社以来、狭い寮で生活していた私の目には非常に魅力的に映った。
職場にも近いし家賃も安い。
なにより風呂付きなのが最高だった。
引っ越して何日目かの夜、風呂でシャワーを使って髪を洗っている最中のこと。
水流でぼやけた視界の隅に、一瞬妙なモノが映った。
浴槽の縁に置かれた両の手。
慌てて目を見開いて向き直ったが、手などどこにもない。
『目の錯覚だろう…』
その時は、そうやって自分を納得させた。
しかし、そんな性根をあざ笑うかのように、「それ」はしばしば私の前に姿を見せた。
シャワーを浴びている時、石鹸を置いて振り返る時、洗面器に手を延ばした時。
視線が浴槽を掠めるその一瞬に、私の眼が「それ」を捉える。
浴槽の縁にしがみつく白い手。
半ば反射的に視線を戻しても、次の瞬間には跡形もない。
それでも、回を重ねるうちに「それ」が子供の手だということに確信するようになった。
1ヶ月ほどたったある休日、私は部屋の整理をしていた。
荷物を収納しようと、備え付けのキャビネットの一番下にある引き出しを開ける。
底に敷かれていた厚紙を引っ張り出すと、その下にあった何かがヒラリと床に落ちた。
拾い上げて見る。幼稚園児くらいに見える男の子の写真だった。
とっさに風呂場の手を連想し、気味が悪くなったので他のゴミと一緒に捨てた。
252:
その日の夜、テレビを見ていると浴室から何やら物音が聞こえた。
行ってみると、普段は開けっ放しの浴槽の蓋が閉じられている。
開けてみると、冷水が縁ギリギリまで一杯にたまっていた。
夏場はシャワーのみで済ますため、浴槽に湯をためることなど無いはずだった。
考え込みながら水面を眺めるうちに、私の背後にスッと影が立つのが見えた。肩越しに、髪の長い女の姿─
ドンッ
不意に背中を押され、私は頭から冷水に突っ込んだ。
慌てて持ち上げようとする頭を凄い力で押さえつけられる。
もがいて逃れようとするがビクともしない。肺から空気が逃げ出していく。
パニックに陥る寸前、私は床を蹴って浴槽に身を躍らせた。
体を回転させると、浴槽の底に手足を突き、全力で体を持ち上げる─
ザバァ───
水面を破って立ち上がると、呼吸を整え、周囲を見渡した。
誰もいない。
風呂場の扉は開いているが、外の様子はうかがい知れない。
風呂場から出る勇気が出ないまま、私は浴槽の中に立ち尽くしていた。
…サワ…
ふくらはぎに何かが触れた。小さな手にゆっくりと足首を掴まれる感触…
私は悲鳴を上げ、ずぶ濡れのまま浴槽から、風呂場から、アパートから飛び出した。
私が引っ越す前、ここに誰が住んでいたのか?ここで何があったのか?
大家はそれを語ろうとしなかったし、私も聞こうとは思わなかった。
それから部屋を引き払うまでの約一週間、浴室の扉の前には荷物を一杯に詰めた段ボールを積み上げておいた。
32:
俺、実家暮らしなんだけどさ。さっき彼女に「今夜会える?」ってメールしようとして
間違って家にいるカーチャンに送っちまったわけwww
そしたら返信が「ごめん。○○(俺の名前)さん。今夜は会えないの」だってwww
「ちょ、お袋なにふざけてんの(笑)」って送ったらすぐに返信がきて「今どこ?」
「家だよ」ってメールしたらなぜか電話かけてきやがんのwww
出てもすぐ切るし、かと思うとまた鳴るし、テラいやがらせwww
もしやカーチャン浮気してたのかwww
41:
>>32
これどういう意味?
46:
>>41
カーチャンの携帯を持った誰かが着信音で家の中のどこにいるかを探っている
だったかな
47:
>>46
oh...
51:
>>47
つまり息子を恐らく殺された母親の彼氏だと思った犯人が自然に見せるために送ったメールだと
でおk?
56:
>>51
家族はみんな殺されててあと息子だけが気付かれてないって解釈だったかな
45:
俺はその日も残業だった。疲れた体を引きずり帰路に着く。
地下鉄のホームのベンチに鞄とともに崩れるように座る俺。 
終電の案内がホームに流れる。ふと見渡すと、ホームには俺一人。 
そりゃあ連休中日に深夜まで働いてるやつなんかそうそういるもんじゃない。
フッと自嘲の笑いも漏れるというもんだ。
が、そのとき、ホームへのエスカレーターを小さな子供が駆け下りてきた。 
えっ?とよく見るとそのすぐ後ろから母親らしき人が下りてきた。 
『○○ちゃん、ダメ!母さんと手をつなぐのよ!』 
3才ぐらいか。まだ少ない髪を頭の天辺でリボンみたいなので結っている。
俺の目の前で母親は女の子に追い付き、しっかりと手を握った。
到着案内板が点滅し、電車の近付く音が聞こえてきたので俺は立ち上がろうと…
そのとき、その母親が女の子の手をぐいと引っ張りホームから消えたんだ。 
いや、あまりに一瞬のことで訳も解らず俺はホームを見回す。
確か、非常停止ボタンがどこかに…ダメだ、間に合うわけない!
こうなったら俺が飛び降り、親子をホーム下に押し退けるんだ、うん、それしかないっ! 
『あんた、何してる!』背後から声が。駅員だった。『お、女の人とこ、子供が今飛び込んだんですっ』
焦って噛みまくる俺。そこへ電車が入ってきた。あぁ、遅かった。 
涙が溢れる俺。身体の震えが止まらない。
俺の顔を黙って見ていた駅員が言った、『私も初めはびっくりしたもんでしたよ。』
60:
昔、公園で友達らとかくれんぼをした
かなり広い公園なので隠れる場所はいくつもあったが、問題は鬼になった場合
ただでさえ広くて探すのが大変なのに、友達は4人共隠れるのが上手いので、絶対に鬼になりたくなかった
「みんなどこに隠れたんだろ?」
「さあ。みんな隠れるの上手いからなあ」
「でもター君は体が大きいから、ショウ君達より先に見つかっちゃうかもね」
僕達はしばらく息を殺してそこに隠れていた
どれくらいたった頃だろうか
ケンちゃんが(トイレ行ってくる)と小さな声で僕に言ってきた
僕は見つかるからと止めたが、我慢できなかったのか、ケンちゃんは下へ降りていってしまった
その時、
「みーつけた」
という声が聞こえた
どうやらケンちゃんが鬼に見つかってしまったらしい
その日から、鬼はケンちゃんの両親になった
423:
読み続けてようやくここまで来た
まだここにいる人で分かってる人がいたら教えてほしい
>>60ってどういうことなん?これだけわからんかった
424:
>>423
隠れてるのは子供だけ
鬼は誘拐犯(他の子供が隠れてるため一人を誘拐するのにも都合よし)
ケンちゃんが誘拐されたから両親が鬼(探す側)
230:
G県H市のある村に、ある家族が住んでいた。
寝たきりで99歳にもなる祖父、その孫で5歳のA、そしてその両親。
昼間、両親は働きに出ている。
Aはとても好奇心旺盛で家の中を遊びまわっていた。
ある日、Aが何気なくふすまを開けると天井裏に通じる板が外れていた。
家の中にも飽きてきたAはしまってある布団をよじのぼり、そこに入った。
周りは想像以上に暗く、恐怖心が湧き上がった。
しかし、好奇心が勝り更に進んでいった。
しばらく歩き回っていると足元に箱があることに気がついた。
「こんなところにあるくらいだから、きっとすごいものに違いない」とAは考え、入り口のほうに運ぼうとした。
しかし以上に重い。子供の頭ほどなのに10キロはありそうだ。
仕方なく引きずっていくことにした。
だんだん入り口に近づくにつれ、箱の側面が見えてきた。
真っ黒で、ところどころ白い。ふたは黒い紙で固定してあった。
さらに近づく。さらに明るくなってくる。
真っ黒だと思っていた側面は、白い箱に黒い文字がびっしりと
書かれているようだ。ふたの紙も同様。白い紙に文字がびっしり書いてあった。
振り向いて入り口の位置を確認する。あと1m位だ。もう一度箱を見た。
そこで、あることに気がついた。
箱の側面にびっしりと書いてある文字。
それはお経だった。
蓋についている紙はお札だった。
231:
そのとたん、Aの体に恐怖が電気のように走った。
そのとき、前方の暗闇から「ペタ・・ペタ・・」という足音がしてきた。
Aはとっさに「それ」を絶対に見てはいけないと思った。
振り向いて逃げようとしたが、恐怖で足が動かない。
どんどんこっちに近づいてくる。あと少しで「それ」に入り口の光が当たる。
そうしたら見えてしまう。あと少し・・・・・もうだめだ。
と思った瞬間、Aの体は入り口の穴に落ちていき、布団の上に落ちた。
Aが顔をあげると、そこには寝たきりのはずの祖父がいた。
わけもわからず唖然としていると、祖父はいきなり「去れ!!」と叫んだ。
Aは混乱してきた。祖父は再び「もう十分であろう!!」と叫んだ。
祖父の顔を見上げる。しかし祖父はAをみていない。
入り口を凝視している。正確には、入り口にいる「それ」を。
しばらくその状態が続いた。とても長い時間に思えた。
五分ほどして、祖父はAにゆっくり
「後ろを決して振り向かずに、わしの部屋へ行け。いいな。絶対に振り向くな」
といった。
Aはわけもわからずままさっとふすまから飛び降り、隣の部屋を目指した。
そこで呆然と立ち尽くした。
さらに五分後、祖父がよろよろと部屋に戻ってきた。
今にも倒れそうだ。Aは祖父を支え、布団に連れて行った。
祖父は横になると、ため息をつきゆっくりと話し出した。
「A、今のはな・・・わしの・・・」
とまで言ったとき、向こうの部屋でふすまが開く音がした。
そしてまた「ぺタ・・ぺタ・・」という足音が聞こえてきた。
233:
祖父はいきなりAの手をつかみ、布団の中に引きずり込んだ。
99歳とは思えないほどの力だった。
今度は祖父の部屋の扉が開いた。祖父の体はガタガタと震えていた。
そして何かつぶやいていた。よく聞こえなかったが、
「すまない」「許してくれ」「この子だけはやめろ」
と言う風にきこえた。Aはそのうち気が遠のいて目の前がゆれてきた。
そのとき布団の隙間から「それ」の足がみえた。
腐っているかのような紫色でところどころ皮膚がずり落ちていた。
そのままAは気絶してしまった。
気がついたとき、Aは祖父の布団に一人で寝ていた。
時間はあのときから五時間も過ぎている。
祖父は・・・? Aが家中を探してもどこにもいない。
両親が帰ってきて、警察がでてきても見つからなかった。
一週間後どうしても気になり、Aが恐る恐るふすまを開けると、
以前あった入り口は完全にふさがっていた。
Aは安心してふすまを閉めようとした。
そのとき、Aは見てしまった。
厳重にしめられた入り口の戸に挟まっている、祖父がしていたお守りを。
241:
友人から聞いた怖い話というかアナタの霊感チェック法を1つ
まず目を閉じて、実家の自分の部屋(オススメしませんが、今アナタが住んでいる家でも結構です。)をできる限りはっきりと想像して下さい。
次にその部屋を起点にして家中をぐるっと回ってください。
リビング、台所、玄関、庭、便所…、全て回りましたか?
全て見回ったら、起点の部屋に戻り目を開けてください。
これでチェックは終了です。
それではアナタの霊感度?の結果発表です。
誰とも会うことなく、つまり想像上の実家が無人だった方…
残念?ですがアナタの霊感度は0%です。
これからも平和に生きていきましょう。
家族や友人等の知り合いに出会った方…
なかなかです、霊感度80%。
今までに他の人には聞こえない声や音を聞いた体験がありませんか?
ちなみに誰か居た処は、その家の中で霊気が強いところです。普段は気にすることもないでしょうが、念のため覚えておくと良いでしょう。
もう死んでしまった人、見ず知らずの"誰か"に遭ってしまった方…
危険領域。霊感度120%です。
アナタの霊気は相当の物です。みだりに心霊スポット等に逝くと"憑かれる"可能性があります。
また怪談話や心霊体験を聞いたり、話したりすると自然と霊が集まってくるので注意しましょう。
誰かに遭った処は、その家の中で特別に霊気が強いところです。そこには近寄らないようにしてください。其処が子供部屋や寝室であったらすぐに部屋を換えることをオススメします。
まったく知らない"何か"に遭ってしまった方…
白い靄、見たことのない獣、黒い人影…そんな"人外"を見てしまった方…
危険です。
その場所には絶対に近づかないように。できるだけ早く御祓いをしてください。命に関ります。
242:
で、ここからが本番なんですが、このチェックを怪談話の余興として友人のT(この話を持ってきたヤツ)、K(高校からのダチ)、俺と後何人かでしたんですよ。
俺は誰にも会うことは無かったんだけど、中には「母親が台所にいた」とか言って盛り上がってたら、急にKのヤツが
「全身黒の人型の"もの”が俺のアパートの布団の上に居た」
とか言い出してきて、俺らも怪談話でハイになってたから、「スゲェ今度見に行こう。」みたいな事言ってたら、Tのヤツだけなんか"しまった"て感じの顔してたのよ。
で、その日はお開きになったんだけど、どうしてもTのアノ表情が気になって次の日に詳しく聞いてみたんだけど。
実はこれ霊感チェックなんかじゃなくて「本来なら見えなくていい"もの"が見えるようになってしまう方法」で、Kが見たようなヤツが一番ヤバイらしい。
実際、しばらくしてKが学校に来なくなって、それ以来音信不通。
仲の良かったやつが言うには、あの後Kが
「黒いヤツがほんとに居た…、ずっとこっちを観てる…」
とか言出だして、だんだんとおかしくなって病院に入院したらしい…
Kには悪いけど何にも見えなくて良かった…
252:
ビデオみてたら鎌かなんか持ったオッサンが自分ちに向かって全力疾走してくるヤツがめちゃんこ恐かったな。
いいか!絶対に張るなよ!絶対だぞ!
255:
>>252
『走る男』
そうタイトルだけ記された、何とも斬新? なパッケージのビデオ。
「しょうがない、どうせ百円だし暇つぶしになればそれでいいか」
Aは自宅に帰ると早ビデオを再生した。
タイトルも出ずに、いきなりホームレスのようなボロボロの服を着た痩せ型の男が走っている映像が映し出された。
「? 手に何か持っている…鋸だ。何で鋸なんか持っているんだ?」
それにしてもこの男、こんな全力疾走しているのにバテるどころか汗一つかかず、スピードを落とす気配さえ一向に見せない。
「ん…? そう言えばさっきからこの男、見たことあるような道を走ってないか?」
Aは段々と胸騒ぎがし始めた。…嫌な予感がする。
「あれ? この道は…? この角を曲がったら…?」
次のカットで胸騒ぎは確信になった。
ああ、ヤッパリだ。この男は家に向かってきている。
しかし、気付いたときには男は家のすぐ前まで着いていた。
いつの間にか、カメラは男の視点になっていた。
画面は古いアパートのAが住んでいる二階部分を映している。
急いでベランダから外を覗くと…いる。あの男が。
男は迷わずベランダの柱を鋸で切り始めた。
訳の分からないAはとりあえず、
「おい! なにすんだよ! やめろよ!」
と男に怒鳴った。
すると男はAを見上げた。Aは思わず息をのんだ。
画面からは確認できなかったが、男は両目がロンパッてカメレオンのようだ。
そしてボロボロの歯をむき出しにしてニヤッと笑い、走って視界から消えたかと思うと、階段を駆け上がる音が聞こえる。
「ヤバい! ここに来る!」
鍵を閉めようと玄関に急ぐが、男はもうそこに立っていた。
居間まで追いつめ、鋸を振りかざす男。Aはとっさにリモコンで停止ボタンを押した。
その瞬間、男は居なくなっていた。鋸もない。
Aはすぐにビデオからテープを引っ張り出してゴミ箱に捨てた。
Aの部屋のベランダの柱には、深々と鋸の痕が残っていた。
1:
じゃスタート!!
海底洞窟探検のダイバーの話。男性ダイバー2人と女性ダイバー1人で海底洞窟を探検している。
しかし途中で男性ダイバーの一人が異変に気付いた。女性ダイバーの姿が見えない!
緊急事態だったが二人で探すのは時間が掛かるし酸素が十分にあるというわけでも無いので危険だ。
その為一度引き返してから大至急捜索のチームを送る事にした。
そして行方不明となった女性ダイバーというと、洞窟上部に空気を貯めてそこに頭を出して
非難していた。ライトや電子機器類は壊れ、自力で脱出する事は不可能だった。そこは闇と静けさに
包まれた世界。不安と恐怖で精神がおかしくなってしまいそうな状態だった。しかし数時間後下のほう
から光が照らされた。捜索のダイバーが到着し彼女は救出された。
そして彼女は普段どおりの生活を始める。しかし変わった事が一つある。この頃は丁度真夏で皆は
「暑い暑い」と言っているのに彼女は暑さを感じる事が無くなっていた。それどころかむしろ寒い位だった。
そして日に日にそれはエスカレートし、真夏なのにストーブをガンガンにして部屋で過ごすようになった。
しかしそれでも身体は暖まらず寒さで震えるほどになっていた。
そしてそれに加えてまた新たな症状が現れ始める…彼女は無性に息苦しさを感じるようになっていた。
彼女は「これはきっと何かの病気だ…明日病院へ行こう…」と思いベッドに入るが、その日はあまりにも
息苦しく呼吸困難とも言える状態で、何度深呼吸しても息苦しさから逃れる事は出来なかった…
そして意識が遠のくような感覚と共に目の前が真っ暗になった…そして恐ろしい現実を知る。
そこは闇と静けさに包まれた世界。酸素残量ゼロのボンベを背負った女性が一人
16:
建築法だか何だかで5階(6階かも)以上の建物にはエレベーターを設置しないと
いかんらしい。だから俺が前住んでいた高沿いのマンションにも、当然ながらエレベーターが一つあった。
六階に住んでいた俺が階段を使うことは全くといっていいほどなかった。まあ、多分誰もがそうだろう。
来る日も来る日もエレベーターのお世話になった。階段は下りるならともかく昇るのはなかなかにツライ。
だが、ツライのは分かっていても、今の俺は専ら階段しか使わない。
大学の講義がない平日の昼頃、俺はコンビニでメシを買ってこようと部屋を出た。
1階に下りるのには当然エレベーターを使う。エレベーターは最上階の8階に止まっていて、
今まさに誰かが乗るか降りるかしているところのようだった。
俺は階下のボタンを押し、エレベーターが下りてくるのを待った。
開いたエレベーターのドアの向こうには中年のおばさんが一人いた。
ちょくちょく見かける人だったから、多分8階の住人だったんだろう。
軽く会釈してエレベーターに乗り込む。1階のボタンは既に押されている。
4階で一度エレベーターが止まり、運送屋の兄ちゃんが乗ってきた。
3人とも仲良く目的の階は1階だ。
だが。
エレベーターは唐突に3階と2階の間で止まってしまう。
一瞬軽いGが体を押さえつけてきた。俺を含めた室内の3人は3人とも顔を見合わせた。
17:
何だ。故障だろうか。停電、ではないようだ。エレベーター内の明かりには異常がない。
「どう……したんすかね」
俺がぼそりと呟く。おばさんも運送屋も首を傾げる。
暫く待っても動く気配がない。と、運送屋が真っ先に行動した。彼は内線ボタンを押した。
応答がない。嘆息する運送屋。
「一体どうなってんでしょう」
運送屋の疑問は俺の疑問でもあった。
多分数字にしてみれば大した時間じゃなかった筈だ。沈黙は3分にも満たないくらいだったろう。
それでも漠然とした不安と焦りを掻き立てるには十分な時間だった。
何となくみんなそわそわし始めた頃、エレベーターが急に稼動を再開した。
おばさんが短くわっと声を上げる。俺も突然なんでちょっと驚いた。
しかし、だ。押しているのは1階のボタンだけだというのに、どういうわけか下には向かわない。
エレベーターは上に進行していた。
すぅっと4階を抜け、5階、6階……
7階で止まり、がらッとドアが開いた。
俺は訝しげに開いたドアを見る。全く、何なんだ。一体なんだっていうんだこれは。
18:
「なんか不安定みたいだから」
おばさんがエレベーターを降りながら言った。
「なんか不安定みたいだから、階段で降りる方がいいと思いますよ。また何が起こるか分からないし」
「そりゃそうですね」
と、運送屋もエレベーターを降りた。
当然だ。全く持っておばさんの言うとおりだ。
今は運良く外へ出られる状態だが、次は缶詰にされるかもしれない。
下手をすれば動作不良が原因で怪我をする可能性もある。そんなのはごめんだ。
俺もこの信用できないエレベーターを使う気などはなく、二人と一緒に降りようと思っていた。
いや、待て。
何かがおかしい気がする。
エレベーターの向こうに見える風景は、確かにマンションの七階のそれである。
だが……やけに暗い。電気が一つも点いていない。明かりがないのだ。
通路の奥が視認できるかできないかというくらい暗い。
やはり停電か?
そう思って振り返ってみると、エレベーターの中だけは場違いなように明かりが灯っている。
そうだ。動作に異常があるとはいえ、エレベーターは一応は稼動している。停電なわけはない。
どうも、何か変だ。
違和感を抱きつつ、俺はふと七階から覗ける外の光景に目をやってみた。
19:
なんだこれは。
空が赤い。
朝焼けか、夕焼けか? だが今はそんな時刻ではない。
太陽も雲も何もない空だった。なんだかぞくりとするくらい鮮烈な赤。
今度は視線を地に下ろしてみる。
真っ暗、いや、真っ黒だった。
高やビルの輪郭を示すシルエット。
それだけしか見えない。マンションと同じく一切明かりがない。
しかも。普段は嫌というほど耳にする高を通る車の走行音が全くしない。
無音だ。何も聞こえない。それに動くものが見当たらない。
上手くいえないが、「生きている」匂いが眼前の風景から全くしなかった。
ただ空だけがやけに赤い。赤と黒の世界。
今一度振り返る。そんな中、やはりエレベーターだけは相変わらず明るく灯っていた。
わずかな時間考え込んでいたら、エレベーターのドアが閉まりそうになった。
待て。どうする。
降りるべきか。
それとも、留まるべきか。
20:
今度は特に不審な動作もなく、エレベーターは大人しく1階まで直行した。
開いたドアの向こうは、いつもの1階だった。
人が歩き、車が走る。生活の音。外は昼間。見慣れた日常。
安堵した。もう大丈夫だ。俺は直感的にそう思ってエレベーターを降りた。
気持ちを落ち着けた後、あの二人のことが気になった。俺は階段の前で二人が降りてくるのを待った。
しかし、待てども待てども誰も降りてこない。
15分ほど経っても誰も降りてこなかった。階段を下りる程度でここまで時間が掛かるのはおかしい。
俺はめちゃくちゃに怖くなった。
外へ出た。
何となくその場にいたくなかった。
その日以来、俺はエレベーターに乗りたくても乗れない体質になった。
今は別のマンションに引越し、昇降には何処に行っても階段を使っている。
階段なら「地続き」だからあっちの世界に行ってしまう心配はない。
だが、エレベーターは違う。
あれは異界への扉なんだ。少なくとも俺はそう思っている。
もうエレベーターなんかには絶対に乗りたくない。
21:
うわぁー!もうエレベーター乗れねえ!
78:
この前母方の田舎で「呪怨」を借りて観たら(怖かったです…)、
たまたま部屋に入ってきた祖母ちゃんがカヤコの白塗り顔を見て
「ちょうどこんなじゃった!」
と言い出して、期せずして祖母ちゃんの怪奇体験談が始まりました。
嫁に来たばかりの頃、苦労しすぎて胃腸炎になってしまい、暫く入院したことがあったんだけど、
その時同室だった80過ぎの婆さんに
「連れて行かれそうになった」
って言うんですよ。
その80婆さんは、祖母ちゃん(何かややこしい)が快復してゆくのと対照的にどんどん容態が悪化していって、
とうとう特別室(今で言うICU?)に移されちゃったんだけど、ある晩病室に現れて、
ニタニタ笑いながら戸口で一晩中祖母ちゃんの名前を呼びつづけんだそうです。
その顔と手足が、「呪怨」のカヤコみたいに真っ白だったって言ってました。
周りが白いから黒目だけがやたら目立って、以前の優しさの面影もなくてもう化け物も同じだったと。
もちろん祖母ちゃんは一晩中金縛り状態。
それで気が付いたらいつのまにか朝になってしまった。
案の定、80婆さんその夜に悶き死にに死んでたらしいです。
「あれは絶対自分を連れに来たに違いない。
もしあの呼びかけに一言でも答えていたらきっと魂を抜かれたと思う。
足の先から魂を引っ張ろうとしてるのが分かった」
って言い切ってました。
怖いと思ったのは、白塗り幽霊は病室の戸口に立ってたってのに、
その呼びかけは口元からじゃなくて祖母ちゃんの脇腹辺りから聞こえてきたってことです。
「○○さ?ん、○○さ?ん(祖母ちゃんの名前)って声が脇腹から心臓に抜けた。
怖くて気を失いそうだったが、そうなったら連れて行かれる、子供のことを思って足を踏ん張って必死で堪えぬいた」
んだそうで。ちょうど50年前の話。
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