八幡「俺の妹が小町じゃないだと?」back

八幡「俺の妹が小町じゃないだと?」


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1:
桐乃「でさー、うんうん」
八幡「…」
桐乃「うん、それでねー」
八幡「…」
桐乃「わかった、ばいばーい」
八幡「…」
桐乃「…なんでここにいんのよ、キモいんだけど」
八幡「ん」
桐乃「何してんのよ」
八幡「ゲーム」
4:
桐乃「…へ、へー、つーかウザいからあっち行ってくんない?」
八幡「なんで」
桐乃「目障りだからに決まってんじゃん、目ぇ腐っててキモいし」
八幡「お前にも入ってる血なんだがな」
桐乃「そういうこと言うのがありえない、早く消えてくんない?」
八幡「…へいへい」
桐乃「死ね、バーカ」
5:
八幡(どこで間違ってああなっちまったんだか、あ、俺が言えたことじゃありません
 でした☆)
桐乃「どいて!」
八幡「うおっ、んだよ」
桐乃「あんたには関係ないでしょ」
八幡「仰るとおりで」
八幡(そうだな、もはや関係無さ過ぎて他人と称するまである)
八幡(…勉強すっかな)
10:
八幡(あー、疲れた)
八幡(…ん、なにこれ)
八幡(あ、これメルルじゃん)
八幡(だが、俺のじゃない)
八幡(多分親は関係ねーな、すっと)
八幡「…桐乃のか、まぁその辺が妥当だろうな」
佳乃「ただいま」
八幡(なにっ…!?)
12:
佳乃「玄関で何してんの?」
八幡「別になんにもしてねーよ」
佳乃「あっそ、それは?」
八幡「あ、えーっと…わからん、うちの前に落ちてたから拾った、見る限り幼児向け
 だし、壊れたら持ち主可愛そうだしな」
八幡(まぁターゲットが無垢なる少女ばかりでは無いだろうがな)
佳乃「あら、そう。ちゃんとあとで交番にでも届けなさいよ?」
八幡「あいよ」
13:
八幡(さてと、どーすっかな、これ)
八幡(持ち主は分かってるし、別に返すのはいいんだが、俺はアイツと喋りたくない)
八幡(直接渡したら何されるかわからん、某虎のように木刀で殴ってくるかもしれん)
八幡「と、なると…」
八幡(そうだな、なんか中身の見えないような袋に入れてドアノブにでも引っ掛けて
 おくか)
八幡(なんか袋はーっと…)
15:
ー夜ー
桐乃「ご飯」
八幡「おい、勝手に部屋開けんなよ」
桐乃「…」
八幡(無視ですか、わかってたけど)
桐乃「…あ、あのさ」
八幡「あ?」
桐乃「…えーっとさ」
八幡「んだよ」
桐乃「あの、ドアに掛かってたヤツ」
八幡「はぁ」
桐乃「か…掛けたのアンタ?」
八幡「そうだぞ」
桐乃「…そ、わかった」
17:
八幡(ふぃー、食った食った)
八幡(なんか本でも読むか)
桐乃「ねぇ」
八幡「おい、お前日本語わかんねーの?さっき勝手に開けんなつったろ」
桐乃「アンタさ、見たんだよね」
八幡「何をだよ、その言い方こえーよ」
桐乃「あの、あれ」
八幡「メルルか?」
桐乃「そうっ!」
八幡「は?どうしたいきなり」
19:
桐乃「え、あ、いや、別になんでもないわよ」
八幡「いや、今明らかに嬉しそうな顔したろ」
八幡(兄ちゃんそんな顔見たの最後に家族で旅行行った時以来だよ、えーっと、
 いつだったかは思い出せないけど)
桐乃「しっ、してないし」
八幡「いやいや、明らかにしてたっt」
桐乃「してない」
八幡「…さいですか」
八幡(なんなの?この子、ホントはコウノトリさんが運んできたんじゃないの?
 あ、むしろその可能性があるのは俺か)
桐乃「で、それなんだけどさ」
八幡「はい」
22:
桐乃「あれ見てるってさ、おかしいかな」
八幡「は?別におかしくないだろ」
桐乃「え?」
八幡「だってあれ、今どき幼稚園児でも見てるんだぞ、高校生の俺とか中学生
 のお前が見てないとか、それ遅れてるっつーんだよ」
八幡(あれ、これ前にもどっかで言った気が、別の世界線の俺かな?)
桐乃「え、きも」
八幡「キモいって、お前もそうなんだろ?しかもDVD買うくらいの」
桐乃「そっ、それは」
24:
八幡「大体よ、俺はお前より家にいることが多いんだぞ?」
桐乃「それが?」
八幡「amazonから届くお前当の荷物、俺も何回も受け取ったことあるしな、サイズで
 なんとなくわかる」
桐乃「…っ」
八幡「要件はそんだけか?ならもう帰れ」
桐乃「人生…相談」
26:
八幡「あ?」
桐乃「人生相談が、あるんだけど」
八幡「いやだ」
桐乃「なんでよ!」
八幡「なんでもかんでも、めんどくせーもん、そんなに相談したいなら2ちゃん
 にでもスレ立てしろよ」
桐乃「それはやった」
八幡(あ、経験済みでしたか、ところで経験済みって字だけ見るとなんか卑猥だね)
桐乃「アンタにしか、聞けないの」
八幡「む…ん?、うん」
27:
桐乃「どうなの?聞くの?聞かないの?」
八幡(お前、そうやって選択肢と見せかけて一択問題出すのやめろよ、目がこえーよ)
八幡「わ、わかったよ、聞くだけならな」
桐乃「ホント?」
八幡「あぁ、メルル嫌いじゃないし」
桐乃「やったね、じゃあ三分したらあたしの部屋来てね」
八幡「あ、あぁ」
八幡(なにやら口調が柔らかくなったな、単純過ぎない?お兄ちゃんチョツト心配)
31:
八幡(…で)
八幡「なにこれ」
桐乃「エロゲ」
八幡(おいおい、これちょっと予想の斜め上すぎるよ?黄金の魂でもこんなに
 上がらないだろ)
桐乃「どう?」
八幡「どうって、お前メルルだけじゃねぇのかよ」
桐乃「逆に聞くけど、いつからメルルだけだと思ってたの?」
八幡「…いやよ、アニメやら漫画やらはなんとなく予想してたけど、これはさすがにな)
桐乃「やっぱり、変かな」
八幡「まぁ、普通ではないだろ」
38:
桐乃「…死ね」
八幡「死なねぇ、ただ別に、普通じゃねーのが悪いってわけじゃねぇだろ、多分」
桐乃「は?」
八幡「そういう趣味の友達集めて話すのも楽しいんじゃねぇの?」
八幡(俺は友達いないからわからんけど)
桐乃「そういう友達、いない」
八幡「え?なんで」
桐乃「恥ずかしいから」
八幡「はぁ?いやだってお前」
桐乃「分かってるから言わないで!」
八幡「お…おう」
41:
八幡(なるほど、同族嫌悪ってやつか)
八幡(確かに、こういう趣味持ってる奴って言われたら想像すんのはデブで、メガネ
 で、口調がおかしくて、なぜか一年中トレンチコート着てるような、そんなんだしな)
 
八幡(だが、俺はそんなんでも友達出来りゃわりと嬉しかったりするかもしれん
 、いや、だからいないからわからんけど)
八幡(ただ、こいつ、外面だけはいいからな、きっと学校ではさぞイケメンやら美少女
 やらだけで構成されたグループに所属してんだろうな)
八幡(それだから、こいつはそのカーストに属さない人間との交流をしたくねぇんだろう、
 同じ趣味を持つ自分の事は棚に上げて、人のことだけは貶す、正直最低だ)
八幡(俺はこいつをどうにかしてやろうなんて、残念だが思わん、いくらなんでも
 自分勝手すぎるしな、だからここは)
八幡「おい」
46:
桐乃「な、何よ」
八幡「俺は何もやらん、自分で作れ」
桐乃「え…」
八幡「ただ、そうだな、なにか一つ、現実でもネットでも、コミュニティに入れた
 ら手を貸してやらんでもない」
桐乃「何様だよ、死ね」
八幡「死なない、とにかく、話はそれからだ、分かったか」
桐乃「…わ、わかったわよ、やればいいんでしょ?」
八幡「おう、んじゃあな」
48:
八幡(ま、ヒントはくれてやったんだ、それくらいは自分でなんとかできんだろ、
 つーかそうでないともしどうにか出来てもすぐ駄目になるだろうしな)
八幡「まぁ、友達居ない俺が言うのもおかしな話なんだがな」
八幡(多分、アイツが冷静だったら「お前もじゃん」とか言われて封殺されてた
 だろうしな)
八幡(…寝るか)
49:
パチンッ!!
八幡「ほあ!?」
桐乃「しーっ」
八幡「え、なに」
桐乃「アンタが出した宿題、もうこなしたわ」
八幡「は?あ、そう」
桐乃「そ、だから相談乗ってよね」
八幡「お…おう」
桐乃「そんだけ、じゃ」
八幡「…おう」
八幡(それ、たたき起こしてまで言うことかよ)
51:
ー翌日ー
八幡(…で)
八幡「なぜお前はエロゲしてんだよ」
桐乃「いいじゃん」
八幡「俺がやなんだよ、呼ぶなら呼ぶでタイミング考えろや」
桐乃「あーちょっと待って、セーブするから」
八幡「…」
桐乃「はい、おっけ、んじゃあそのコミュのサイト開くから待って」
八幡「おう」
八幡(さすがリア充、俺には超級の難問でもなんなくクリアしやがった、ところで
 あのカップヌードルのCM面白いよな、リア獣の奴)
桐乃「ほら、これ」
八幡「えー、なになに、『オタクっ娘あつまれー』か」
八幡(なるほど、女性専用のコミュか、やるなコイツ)
桐乃「でね、早ここの管理人の沙織さんにオフ会招待されたの」
57:
八幡「あーそう、よかったな、じゃあ俺の役目はここまでということで」
桐乃「待って」
八幡「んだよ」
桐乃「えーっとさ、このオフ会何だけどさ」
八幡「はぁ」
桐乃「ついt」
八幡「断る」
桐乃「はやっ!まだ最後まで言ってないじゃん!」
八幡「ついて来いとか言おうとしたんだろ?ふざけんな、女装でもしろっての
 かよ」
桐乃「いいじゃん、人生相談、してくれるんでしょ?」
八幡「話を聞くだけだつったろうが、行動するなんてありえない」
桐乃「…」
八幡(ほら、だからその目で訴えるのやめろよ)
59:
八幡「別にそのオフ会以外ならいいんだけどよ、むしろそれ俺が言ったらネカマ
 とかで怒られちゃうんじゃないの?」
桐乃「そう…かも」
八幡「だろ?だからそれは一人で行け、他んとこなら暇なら行ってやっから」
八幡(イコール毎日なんだけどな)
桐乃「…でもちょっと怖いし」
八幡(怖い?え、それは兄として、いやしかし、ふーむ…)
桐乃「同じメルル好きの仲じゃん」
八幡「そうだけどよ」
桐乃「おねがい」
八幡「あ…わかったよ、ったく」
桐乃「ホント?やったね」
八幡(クッソ、またやられた)
64:
ー秋葉原ー
桐乃「来た…」
八幡「…」
桐乃「なんか言いなさいよ、アキバに来たのよ?」
八幡「あぁ、まぁそうだけどよ」
八幡(別に俺は来たかったわけじゃねぇってのに)
桐乃「なにそれ、捻デレ?」
八幡「おい、心のなか読むのやめろよ」
桐乃「図星なんだ、キモ」
八幡「ぐっ…いや、まぁそれはそれとしてよ、ちょっと早くねぇか?」
桐乃「そうね」
八幡「どうする?帰る?」
桐乃「は?アンタバカじゃないの?アンタが先に店入って待ってんのよ」
67:
八幡「うそだろ?どっか適当なとこで待ってるんじゃないの?」
桐乃「それじゃあ来た意味ないじゃん」
八幡「そうだけどよ」
桐乃「ほら、終わったらメルルの同人誌とかフィギアとか他にも色々本当は嫌だけど
 しょうがなく一緒に見てあげるから」
八幡「いや、それお前が見たいだけだろ」
桐乃「そうとも言うわね」
八幡(認めんのかよ)
桐乃「ほら、いいから早くして」
八幡「おい、引っ張んなって」
69:
八幡(…で)
メイド「おかえりなさい!ご主人様!」
八幡(いやいや、これはさすがにやばいって、いくら妹のためとは言ってもこれは
 無理だって)
メイド「こちらへどうぞ!ご主人様!」
八幡「ひょえっ?あ、ひゃい」
八幡(あぁ、今ちょっと死にたくなったかも)
メイド「あれ?ご主人様?」
八幡「今行きましゅ」
八幡(なんなのもう、なんなのもう…)
71:
メイド「こちらメニューになります、ご主人様」
八幡「あぁ、ども」
八幡(コイツ、語尾に『ご主人様』付ければいいとおもってんじゃないの?)
メイド「ところでご主人様」
八幡(なに、まだなんかあんの?)
八幡「はい」
メイド「呼び方のオーダーはありますか?」
八幡「…はい?」
八幡「何いってんのこの子)
72:
>>71
微妙に声に出てる
74:
心の声だと思ってたら口に出してたパターンか
75:
メイド「えーっとですね、私どもがご主人様をどう呼ぶか決められるんです、メニューは
 『ご主人様』『旦那様』『○○くん』『○○ちゃん』『お兄ちゃん』など
 各種取り揃えていますよ」
八幡(…それってメイドなの?そんなフランクなメイドいたら中世ならギロチンだろ)
八幡「いや、普通でいいです」
メイド「そうですか、それではご主人様と及び致しますね」
八幡(そうしてください)
メイド「それでは、ご注文が決まりましたらお呼びください」
八幡「あ、それはアイスコーヒーでいいです、他はあとで」
メイド「かしこまりました、ご主人様♪」
八幡(ま、他は頼まないけど)
78:
八幡(ところで、さっき俺微妙に声出てたかも、まぁ幸いこの萌え萌えなアニソン
 のお陰で聞かれてなかったぽいけど)
八幡(ところで、アイツはいつ来るんだ)
メイド「いらっしゃいませ!お嬢様!」
八幡(あ、あれか…てデカい!)
八幡(すげぇな、と言うか格好が凄いな、あの格好したアスキーアート見たこと
 あんぞ)
???「拙者、一時に予約してた者ですが」
メイド「はい、お名前は」
沙織「沙織・バジーナ」
八幡「なん…だと?」
80:
八幡(おっと、思いっきり声に出てしまった)
八幡(しかし、まぁ人は見た目で判断するもんじゃないしな、ラノベのタイトル
 で中身を判断するのも然り、ってこれもどっかで)
桐乃「…」
八幡(ん、んだよ、あっち向けよ)
桐乃「…、…」
八幡(今なんか言ったな、聞こえませんけど)
八幡(しっかし、浮いてんな、まぁアイツ格好気合入り過ぎだとは思ってたけど
 まさかあそこまで浮くとは)
八幡(ま、しばらく高みの見物だな)
81:
ー店外ー
桐乃「はぁ…」
八幡「…」
桐乃「なんも言わないの?」
八幡「なんか言ったらお前は嬉しいのか?」
桐乃「うっさい、ばか」
八幡(結果を言うと、桐乃は浮きまくってた、これでもかってくらいにな)
八幡(ま、他にも黙ってずっとケータイいじってた奴いたし、別に大丈夫だろ)
八幡「で?どうする?帰る?」
桐乃「…うん」
八幡「そうかい、じゃあ行くか」
沙織「おつと、ちょっと待ってくだされ」
八幡「はい?」
85:
桐乃「あ、沙織さん」
沙織「沙織さんなどと、呼び捨てで結構ですぞ」
八幡(背景背景、これぞ毎度おなじみ、ステルスヒッキー)
桐乃「えーっと、あたしに何か?」
沙織「うむ、実はこれから二次会に誘おうと思いましてな」
桐乃「えっ…」
沙織「ところで、こちらの男性は?彼氏ですか?」
八幡(彼氏?へー、桐乃俺の他に彼氏連れてきてたんだ、俺いらなかったじゃんか)
桐乃「違いますっ!」
八幡(違うのか、一体誰と勘違いしたんだか)
桐乃「アンタもなんか言いなさいよ!」
八幡「…俺?」
桐乃「他に誰がいんのよ!」
86:
八幡「あぁ、兄です」
沙織「兄上でありましたか!てっきり、そちらの殿方は店内でずっときりりん氏を見ていた
 とおもいましたゆえ」
桐乃「うわっ、キモい」
八幡「ほっとけ」
沙織「お名前を伺ってもよろしいですかな?」
八幡「八幡です」
沙織「それでは八幡氏とお呼びします、拙者のことは沙織とお呼びください、ニン」
八幡(IQサプリか、つーかこの話し方何なんだよ、いや、なんか別に違和感
 ないけど)
90:
沙織「時にきりりん氏、八幡氏も一緒に二次会に来ませぬか?」
桐乃「え…えーっと」
八幡(いつものお前は何処言ったんだよ)
桐乃「な、何人くらいくるの?」
沙織「私達を入れて四人でござる」
八幡(え、それ聞くって行くってことなの?俺帰りたい)
桐乃「それじゃあ、行く」
沙織「左様でござるか!それでは八幡氏も一緒にこちらへ」
八幡(え?俺も行くの?)
桐乃「…ッ!」
八幡(…はいはい)
91:
八幡(…と、思ったが)
八幡「おい、桐乃、やっぱ俺帰るわ、もう大丈夫だろ」
桐乃「は?」
沙織「おや、八幡氏、帰られるのですか?」
八幡「せっかくだけどやっぱ気まずいし、すいませんね」
桐乃「ちょっ」
八幡「あとはこいつの事頼んでいいか?」
沙織「心得ました、それでは八幡氏、また機会があれば」
八幡「んじゃあ、そういうことで」「
桐乃「…」
八幡「なんでも頼るな、ガキじゃねぇんだ、少しは自分でやろうとしろ」
桐乃「…わかったわよ、ばか」
92:
ー家ー
桐乃「…」
八幡「…よぉ」
桐乃「うっさい」
八幡「そうすか」
八幡(ま、これで俺の役割は今度こそ終わりだろ、つーか他にやることねぇし)
桐乃「ねぇ」
八幡「あ?」
桐乃「ちょっと部屋来て」
八幡「なんで」
桐乃「色々話すことあるから」
八幡(…ま、事後報告くらいは聞いてやるか)
100:
桐乃「なんで来なかったの?」
八幡「ばっかお前、俺に背景になれって言うのかよ」
桐乃「あんたが言ったんじゃない、相談乗ってくれるって」
八幡「…お前さ、相談の意味知ってんの?」」
桐乃「はぁ?」
八幡「相談ってのは、普通何かをする時自分だけじゃわかんねぇからって助言を
 求めるもんだろうが」
桐乃「は?」
八幡「それをなんだお前は、やれついて来いだ、やれ手伝えだ、お前何一つ自分で
 何もしようとしてねぇじゃねぇか、それが相談か?ふざけろ」
桐乃「あ…あんた、いい加減にしろよ」
八幡「お前がいい加減にしろ」
桐乃「…ッ」
105:
八幡「何年も話しかけもしなかったくせによ、たまたま一つ自分の好きなもんが
 被ったからって手のひら返すような奴なのか?お前は」
桐乃「うるさい…」
八幡「友達が欲しいってよ、そりゃお前のこったろうが、別に俺が欲しいわけじゃねぇ」
桐乃「うるさいっつってんの…」
八幡「うるせぇじゃねぇよ、お前、そんな簡単に手のひら返すような事ができるから
 周りの目なんてもん気にしちまうんだろうが」
桐乃「もうやめてよ」
八幡「自分の事は棚に上げて人をバカにするなんて許されるわけねぇだろ、まずは
 自分の事を認めろよ」
桐乃「あんたに…あんたにあたしの何がわかんのよ!」
八幡「わかるに決まってんだろうが」
桐乃「…え?」
112:
八幡「デビルマンと同じだ、悪をしってるから悪を捌けるんだよ、まぁこれが悪か
 そうじゃないかなんてことは置いといてな」
桐乃「アンタ、マジで何いってんの?」
八幡「まぁ一応聞いておけ、今のお前がよ、そのまま成長すると…言いたくねぇが俺みたいになんだよ」
八幡「まぁ俺は最初っから友達なんざ居なかったからな、そこはお前とは違う、だがな
 俺だからこそ、そうやってグループから孤立していく奴を観測できた」
桐乃「…」
八幡「理由なんてのは俺にはわからん、内輪に入ったことがねぇからな」
八幡「けど、その外にいる奴はわかるんだよ、そんな、内輪からどんどん離れて
 行く奴らは、お前と同じような感じだった」
桐乃「感じって?」
115:
八幡「あっちこっちでヘラヘラ、まるでコウモリみてーに動きまわってよ、結局
 どっちも捨てきれず、かと言って打ち明ける踏ん切りもつかない」
八幡「今のお前はよ、オタクの趣味と、そのリア充の友達の間でそんな感じだな」
桐乃「…言い方ムカつく」
八幡「ほっとけ、だが別にどっちかを捨てろとは言わん、つーか捨てられるんならそんな苦労して
 ねぇだろうからな」
八幡「ま、わざわざ打ち明ける必要はないだろうがな、秘密にしておくのが辛いんならせめて
 あぁいう、今日会ったような奴らをはけ口にすんのがいいんじゃねぇのか?」
桐乃「う…うん」
八幡「だから恥ずかしいとか、俺が居なきゃ無理とか、もうそんなことは言うな」
桐乃「…うん、なんか変に納得しちゃったわ、やっぱアンタがぼっちだからかな」
117:
八幡「そうだな、もうエリート過ぎて誰も認知出来ないまであるからな」
桐乃「何いってんの?ばっかじゃないの?」
八幡「おう、バカだよ、だからこんな兄貴はほっといて、他の趣味が合う奴らと
 楽しくやれ、そのほうが絶対にいい」
桐乃「友達居ないアンタに言われたくないっての」
八幡「…それは言うなや」
桐乃「うっさい!さんざん言いたいこと言ったくせに!ばか!」
八幡「おう、少し言い過ぎたかもな」
桐乃「は…は?そんなこと言わないでよ、なんか言いにくいじゃない」
八幡「んじゃあそのまま黙っててくれよ」
120:
八幡「それとよ、もう一ついいか?」
桐乃「なによ」
八幡「DVDとかのケースの中身、ちゃんと整理しとけよ」
桐乃「なんで?」
八幡「苦い思い出があんだよ、これはマジで聞いとけ」
桐乃「なんかキモい」
八幡「知ってる知ってる、だがもしメルルのケースからエロゲが出てきたら相手もお前も
 びっくりすんだろ」
桐乃「そっか、じゃあ早…あれ」
八幡「ん、ほれ見ろ」
桐乃「…さんきゅ」
123:
八幡「んじゃあ、俺戻るわ」
桐乃「待って」
八幡「なんだ?」
桐乃「ホントはね、今日のあの後のこと話そうと思って、アンタ呼んだの」
八幡「そうか」
桐乃「聞きなさいよ、これは相談になるでしょ?」
八幡「まぁ、微妙に違う気もするがまぁいいだろ」
桐乃「へへ、最初からそう言えっつーの」
八幡「はいよ、ほら、どうだったんだ?楽しかったか?」
桐乃「それがね!実はもう一人ってのがメルルの裏番のマスケラのコスプレした
 邪気眼女でさぁ………」
終わり
128:
おいっ
黒猫との絡み期待してたのに
まぁ、乙
12

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AAキャラで幻魔大戦 第四部 第12章1

【画像】俺の家にタイムマシーンがあるんだが!!!wwwwww

テレビですっかり見なくなった「加藤晴彦」の現状

1年間のオ〇ニー回数を記録するww

美味しんぼ見て牛タンを片面焼きで食った結果wwwwwwww

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外国人に日本のおみやげを渡すとしたら何が最強なの????

杏子「ウザい奴にはかわいい仲間がいるもんだねぇ」

こまけぇこたぁいいんだよ!!

【指定席】「俺たちに2時間も立てっていうのか!何事だ!!」

アウディのデジタルインパネはインテリアに革命おこすか…次期 TT に搭載予定

大便器で小便した中学生を処分

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