響「ねぇねぇプロデューサー!」back

響「ねぇねぇプロデューサー!」


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1:
P「ん? どうした響」
響「ほらっこれ見て! じゃっじゃーん!」
P「ん……おお、お前達を主役にした漫画の単行本じゃないか。これがどうかしたのか?」
2:
響「えー? みてわかんないの?」
P「うん……なんだ?」
響「もぅっ! しょうがないなあプロデューサーは! あのね、自分、1巻に続いて2巻も表紙に出てるんだぞ! ほら!」
P「え? あー、そういうことか。確かにそうだな」
響「えへへ! ねぇねぇこれって自分が完ぺきだからかな? プロデューサー!」
P「ん? ああ、そうだな。(単に響の話だけ前編と後編が1、2巻に分割して収録されたからだけど)」
響「えへへ!」
3:
響「ねぇねぇプロデューサー!」
P「ん?」
響「2回も続けて表紙に出ちゃう自分ってすごい? プロデューサー!」
P「ああ、すごいな」
響「えへへ! じゃあさじゃあさ、2回も表紙に出ちゃう自分ってかわいい? プロデューサー!」
P「ああ、かわいいぞ」
響「えへへ! じゃあさじゃあさ!」
P「おう」
響「…………」ジー
P「……はいはい。響はえらいえらい」ナデナデ
響「えへへへ!」ニコニコ
6:
美希「あけおめなのー!」バァン
P「おー美希。あけましておめでとう」
響「あ、美希ー! あけおめだぞー!」
美希「あー! 新年早々、響がハニーに頭撫でてもらってるー!」
響「えへへ」
美希「いいないいなー! ねぇねぇ、ミキの頭も撫でて! ハニー!」
P「おう、いいぞ」ナデナデ
美希「あはっ」
響「良かったなー、美希」
美希「うんっ!」
8:
響「そういえば、美希はもう初詣行ったのか?」
美希「ううん、まだだよ。響は?」
響「自分もまだだぞ。年越しの生番組の収録とかでバタバタしてて……」
美希「そーなんだ! じゃあ今から一緒に行こうよ!」
響「おお、いいぞ! 行こう行こう!」
美希「ねぇねぇハニー! ハニーも行くよね?」
P「生憎だが俺は仕事だ。2人で行っといで」
美希「ちぇっ。なの。じゃあ二人で行こっか、響!」
響「そうだね。じゃあ行ってくるさー!」
P「おう。車には気を付けろよー」
美希「はいなの!」
12:
?神社?
美希「うわー。すごい人だね」
響「なんか迷子になっちゃいそうだな……」
美希「じゃあ、はい」スッ
響「へ? ……何、この手……」
美希「何って……響が迷子になっちゃわないように、ミキが手をつないでてあげるの」
響「そっかー! ありがとう美希! ……っておかしいだろ!」
美希「わお。響のノリツッコミは斬新なの」
響「じっ、自分の方が美希よりお姉さんなんだから、手をつないであげるのはむしろ自分の方なんだぞ!」
美希「えー。でも響ってちっちゃいし……」
響「ちっ、ちっちゃいって言うなぁ!」
美希「多分周りの人からも、ミキの方がお姉さんに見えてるって思うな」
響「うぅ……そ、それはそうかもしれないけどさ……でも……」
13:
美希「……もうっ。わかったの」
響「美希?」
美希「ミキがはぐれちゃわないように、ちゃーんと手、つないでて? ね? 響お姉ちゃん?」
響「お……おお! じっ、自分に任せるさー!」
美希「ふふっ」
響「じゃあ行くぞー! 美希、自分の手を離しちゃダメだからね!」
美希「はいなの!(なんかちっちゃい子がお姉さんぶってるみたいでかわいいの)」
響「……何か言った? 美希」
美希「ふふっ、なんでもないのー」
響「?」
17:
?手水舎?
響「あ、手を清めるところだ。ここで手を清めるんだぞ、美希」
美希「はいなの」
響「やり方はね……えっと……」ゴソゴソ
美希「響?」
響「あ、ちょ、ちょっと待ってて。えっと……」
美希(すごく頑張って検索してるの)
響「……よし! えっと、まずは一礼をし右手で柄杓を取り、手水を掬う」
美希「はいなの」
響「そして最初に左手を清め、柄杓を左手に持ち替えて右手を清める」
美希「はいなの」
響「次にもう一度右手に柄杓を持ち替え、左の手のひらに少量の水を溜めてその水を口に含み、音を立てずにすすいで口を清めた後、左手で口元を隠してそっと吐き出す」
美希「こうかな?」スッ
響「その後左手をもう一度清め、柄の首を片手で持ち、やや立てるように傾け、残った水が柄の部分を洗うように手を使い流す」
美希「はいなの」
18:
響「そして柄杓を元の位置に静かに戻したら、最後にもう一度一礼をするんさ!」
美希「はいなの」ペコリ
響「これで美希の身体は完璧に清められたはずさー!」
美希「わぁい! ありがとうなの響! 響ってすっごい物知りなんだね!」
響「えっ、そ……そんなことないぞ?」テレテレ
美希(知ったか響ちょうかわいいの)
21:
?本殿?
美希「じゃあいよいよお賽銭だね。これにも何か決まりとかあるの?」
響「えっ! ちょ、ちょっと待って……」ゴソゴソ
美希(……背中向けて検索してても、背がちっちゃいから上から丸見えなの)
響「え、ええと、お賽銭を投げた後、二礼二拍一礼をするんさ!」
美希「わかったの! ありがとうなの響!」
響「えへへ! わからないことがあったら何でも自分に聞くといいさ!」
美希「はいなの!(ドヤ顔響ベリベリキュートなの)」
23:
美希「ねぇ響。入れる金額っていくらでもいいのかな?」
響「え! えっとええと……(も、もうすぐ次の順番だから検索してる時間が……!)」
美希「……ご縁の『五円』でいいのかな?」
響「そ、そうだぞ! それがいいと思うぞ!」
美希「あはっ。ありがとうなの響!」
響「え、えへへ……(た、助かった……)」
美希「あっ。もう響の順番だよ?」
響「えっ! わ、わあ! え、ええとまずはお賽銭を投げて……」チャリーン
24:
響「つ、次に……あ、あれ? なんだっけ?」
美希「二礼、二礼」
響「あ、そ、そうか」ペコリペコリ
美希「二拍」
響「よし」パン パン
美希「一礼」
響「え、えっと……」ペコリ
美希「そしてそのままお願い事をするの」
響(……よ、よし! ……――神様――……)
25:
美希「ねぇねぇ、響は何のお願い事をしたの?」
響「えっ! え、ええと……と、トップアイドルになれますように、って……」
美希「それだけ?」
響「そ、それだけって?」
美希「ハニーと結婚したいとか!」
響「ぶっ!」
美希「あはっ。図星だった?」
響「ち、ちがうぞ! だ、大体いきなり結婚なんて早過ぎるだろ! もっとこう段階を踏んだからだな……あっ」
美希「…………」ニマニマ
響「う……うぅ……」
美希「やっぱりそういうことだったんだね」
響「うぅ……ほ、ほかの皆には内緒にしててよ……?」
美希「もちろんなの。美希はこー見えても恋のライバルには寛容なの♪」
響「美希……」
26:
響「でも、ってことは、美希もやっぱり……」
美希「うん! ハニーと結婚できますように、ってお願いしたの!」
響「流石ド直球だな……」
美希「ミキも今年で16になるから、上手くいけば今年叶っちゃうかもなの! あはっ☆」
響「いやでも流石にアイドルやってるうちは無理だろ……」
美希「あー、それはそうかあ。ハニーとは結婚したいけど、アイドルを今年辞めちゃうのはヤなの」
響「あはは。じゃあ結婚はまだ先だな」
美希「むー。じゃあコンヤクってことで手を打つの!」
響「それでもスキャンダルになると思うぞ……」
美希「むぅ……」
28:
美希「でもでも、そもそも響はミキがハニーと結婚しちゃうのは嫌じゃないの?」
響「え? 自分が?」
美希「うん。だって響もハニーのことが……」
響「あー、まあ……でも、美希ならいいかな」
美希「えっ」
響「確かに自分、プロデューサーのこと好きだし、い、今すぐは無理でも……い、いつかはその、か、カノジョになれたらなっ、とか、思うけど……」
美希「……けど?」
響「……でも、美希なら……美希なら、いいかなって」
美希「……なんで?」
響「自分、プロデューサーと同じくらい、美希のことも大好きだからな!」
美希「……響……」
31:
響「だから、その、うん。……そりゃ、もしそうなったら、やっぱり悔しいだろうし悲しいだろうし、泣いちゃうかもだけど……」
美希「…………」
響「でも、うん。美希なら……自分、笑顔で祝福できると思うさ!」
美希「あはっ。……ミキも、響なら……うん。笑顔でお祝いできそうな気がするの!」
響「……美希……」
美希「えへへ……だってミキも、響のこと、大好きだからね!」
響「……ははっ。な、なんか恥ずかしいな……」
美希「ふふっ。……でもそれは、あくまでも最終的にそうなったら、の話で」
響「うん」
美希「それまでは真っ向勝負! 譲る気は無いの!」
響「ああ! それは自分も同じさー!」
美希「ふふふっ」
響「あははっ」
34:
美希「まあでも、ハニーとの結婚よりも先に……」
響「ああ、自分達には……叶えなくちゃいけない夢がある!」
美希「えへへ……。ハニーのお嫁さんには、どっちか1人しかなれないけど……」
響「こっちの方は、2人一緒に叶えられるよね!」
美希「うん! だから、響……」
響「ああ、美希! 自分達、力を合わせて!」
美希「2人で一緒に!」
響「トップアイドル!」
美希「なのー!」
35:
響「……じゃあ、美希。今年も、ううん、来年も、その先も、ずっと……」
美希「えへへ、響、ミキの方こそ……」
響・美希「よろしくお願いします(なの)!」

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