シンジ「忘年会の準備出来たよ」back

シンジ「忘年会の準備出来たよ」


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1:
カヲル「あれ? シンジ君は?」
アスカ「料理作ったとこで呼び出しかかってネルフ。まったく、さすがの間の悪さよね」
カヲル「残念だな……じゃあ僕は、シンジ君が戻る頃にまた来るよ」
マリ「わざわざ出直さなくてもいいじゃん」
アスカ「ほんっと付き合い悪いわよねー」
レイ「……碇君にも、もっと他の人とも交流するように言わてたわ」
カヲル「そう言えばそうだったね。分かったよ、ここでシンジ君を待とう」
アスカ「おし。じゃ、先に始めちゃいましょ」
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5:
「「「「「「かんぱーい」」」」」」
ヒカリ「……ゲホッ……! アスカ、これってお酒じゃ!?」
アスカ「え。そーよ」
ヒカリ「ダ、ダメよ! 私達中学生なんだから」
霧島「まぁまぁ、こういう時くらい固いこと言いっこなし」
レイ「これが……お酒……カクテル」
カヲル「……ゴクゴク」
7:
―――
マリ「さて。みんな程よく酔ったところで―――」
霧島「ところで?」
マリ「王様ゲームと行きますか!」
アスカ「はぁ? 」
霧島「親父クサ……」
マリ「さあさあ、クジ引いてよレイちゃん」
レイ「?」
アスカ「めげないわねーこいつ」
8:
いつものカヲルきゅん無双じゃないの?
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9:
マリ「では一発目。王様だれにゃー?」
ヒカリ「あ。わ、私みたい」
マリ「命令は?」
ヒカリ「えっと……1番が3番に、クッキー取ってあげて」
霧島「私1番だよ」
レイ「クッキー……ちょうだい」
霧島「ほい」
マリ「ま、最初はこんなもんか」
マリ「お! やっとキタ! 王様ターン」
アスカ「うわ。一番渡っちゃいけない奴に……」
マリ「どーすっかにゃ。じゃ、4番と5番がキスで!」
アスカ「はぁぁ!?」
カヲル「5番、僕だ……4番は?」
12:
霧島「私じゃないよ。ほら1番」
ヒカリ「3。ね、ねえ、そういう命令は無しにしましょう」
マリ「却下にゃ」
レイ「……2」
霧島「あー、ってことは」
アスカ「ううううう」
カヲル「……」
16:
カヲル「仕方ないね。これもリリンの王の命令なのだから」
マリ「いやそれは違うけど」
アスカ「まっ、待ちなさいこら! ナルシスホモ、あんた女には興味ないしキスなんて気持ち悪いでしょ!? ね?」
カヲル「そんなことはないさ。リリンの女性……特に、君は美しい」
アスカ「ひへ!?」
レイ「そう言えば、碇君が言ってたわ。フィフスはアルコールが入るとノンケになるって」
アスカ「なによそれぇぇぇぇ!」
ヒカリ「ちょ……ちょっと! やっぱりダメよこんな」
チュゥ
アスカ「んむっ!?」
チュゥゥゥ
アスカ「?????っっ」
ヒカリ「あ、あ、あ」
18:
アスカ「……!……!」ジタバタ、ジタバタ
アスカ「……!」ジタバタ
アスカ「……っ」ジタ…
チュゥゥゥ
霧島「わー……ホントにキスしちゃってる」
チュパッ
アスカ「……ぁ……♥」
カヲル「ふぅ。これでいいかい? 王様」
マリ「うむ」
20:
アスカ「……」ポー
ヒカリ「アスカ、アスカ、大丈夫?」
アスカ「ひへ? あ、ヒカリ……だ、大丈夫よ。まったく、酷い目にあったわ」
マリ「さて、お次は誰かなー」
霧島「はい私! えっと、1と5がハグ」
ヒカリ「私……5の人は?」
カヲル「……」
ヒカリ(まさか)
レイ「また、私」
ヒカリ「……ホッ」
23:
―――
アスカ「よし! ようやく来たわね……この私が女王よ! 4番は2番に、耳元で愛の告白!!」
ヒカリ「アスカ!?」
アスカ「ふっ。私だけ恥ずかしい目に遭って終わってたまるもんですか。あ、大丈夫よヒカリ。そうそう当たらないから」
ヒカリ「そうそうって……確かに今回は違うけど」
霧島「2番はこっちでーす。愛の告白待ってまーす」
カヲル「今そっちに行くよ」スッ
マリ「おっ。王子様が王子様役かー、どんぴしゃじゃん」
24:
カヲル「失礼」
霧島「えへへ。渚君カッコいいから、ちょっとだけドキドキしちゃう」
マリ「うそっこ告白だけどね」
霧島「分かってるってば」
カヲル「嘘じゃないよ」
霧島「えっ」
アスカ「という演技なわけよね」
カヲル「会う機会は少なかったけど、君のことはとても気になっていたから」
霧島「あ……はは、やっぱりー? なんて」
カヲル「……」
霧島(わ、顔近。すごい綺麗……うう、ホントにドキドキしてきちゃった)
25:
霧島(これはゲームだし告白受ける側だし、浮気でもなんでもないからね? シンジぃ)
カヲル「これからはもっと、僕とも会ってくれるかい?」
霧島「う、うん。会うだけならいつでも」
カヲル「ありがとう」
霧島「!」ドキッ
カヲル「耳を貸して……」
霧島「はぅ、は、はい」
霧島(渚君って、ルックスだけじゃなくて、声もヤバイ……)
カヲル「(さっきのキスも……君となら良かったのにって思ってたんだ)」
霧島「……!」ドキドキドキドキ
カヲル「(好きだよ)」
霧島「????♥」
26:
カヲル「―――と、これでいいかな。女王様」
アスカ「え、あ? あっそうね。いいわよもう」
霧島「ふへ……♥」
ヒカリ「……」ドキドキ
アスカ(あービックリした。わりと真に迫ってたから、場の空気がヘンになっちゃったじゃない)
マリ「姫よりマナちゃんとキスしたかったってさ」
アスカ「ぐ。演技よ演技!」
マリ「なにムキになってんの姫」
レイ「……次」
27:
ここまでシンジの出番スレタイだけ
29:
―――
カヲル「また外れた。中々引けないな」
レイ「王様、私」
マリ「どうぞレイちゃん」
レイ「……1番。2番。お互いを抱擁して」
アスカ「それさっきもやったわよ」
マリ「ま、被りはオーケーでいいじゃん」
レイ「なら、1番が2番を、座位で後ろから抱擁。そのまま頭部を愛撫して」
アスカ「もっと分かりやすく言えないわけ?」
ヒカリ「2……って私だわ」
30:
アスカ「この手のは今度もヒカリか」
ヒカリ「でも、さっきは綾波さんとだったから」
ヒカリ(相手は変わるけど……)
カヲル「ああ、1番は僕だよ」
ヒカリ「!」ギクッ
マリ「ありゃ。今回は”当たり”かあ」
アスカ「外れに決まってんでしょ! ヒカリ……ま、ここまで来たら犬に噛まれたと思って」
ヒカリ「う……う、うん」
カヲル「じゃあ、始めるよ」
31:
ギュ…
ヒカリ「……あ……」
ギュゥ
ヒカリ「ふぁ……」
ヒカリ(あ、あ、なにこれ)
アスカ「ヒカリ?」
ヒカリ(……心地いい。あったかい。渚君の体温、気持ちいい……)
カヲル「洞木さん」
ヒカリ「ッ」ビクン
33:
カヲル「洞木さんって、髪がキレイなんだね。とても」
ヒカリ「そ、そんなこと……なぃ……」
カヲル「そうかな? それに、すごくいい香りがする」
ヒカリ「やっ。や、嗅がないでぇ」
カヲル「ごめんごめん。でも、キレイなのも素敵な香りも、本当のことだよ」
ヒカリ「そそそそんな」
ナデ
ヒカリ「!」ピクン
ナデ…ナデ…
ヒカリ「ふぁ、ぁぁ」
ナデ…ナデ…
ヒカリ「ぁぁ???……♥♥」
35:
アスカ「―――ヒカリ、しっかりして。ヒカリっ」
ヒカリ「……」トローン
マリ「あー。そろそろ、また王様になりたいなー」
ガサゴソ
マリ「っておっしゃ! 言ってるそばからマイターン」
アスカ「もう、そろそろあんまりふざけた命令は止めときなさいよ」
マリ「任せて姫。では早っ。2は、3さんのおっぱいを揉んでキモチ良くさせてあげにゃさい!!」
アスカ「!!?」
39:
アスカ「あっあああんたバカぁ!?」
マリ「だーいじょうぶだって。服に手を突っ込んでモミモミすれば」
霧島「え。つまり、上からじゃなくて直にさせるの? それは……私もちょっと」
マリ「なんで? ほぼ女子に触られるだけじゃん」
アスカ「『ほぼ』以外だった場合が問題なんでしょーがっ」
マリ「ほぼじゃなかったら渚君だよね。彼、この分だとめっちゃ上手な予感」
アスカ「!」ピク
アスカ(確かに……キスは、触れてるだけなのに凄かった、けど……)
アスカ「あ………あんた、本気でバカ……じゃないの?」モジ
霧島「と、とにかくマズいよ。渚君が引いちゃったら……」モジ
マリ「ほら姫、クジ、ど・う・ぞ」
アスカ「う……」
42:
マリ「……2番。誰?」
カヲル「はい」
アスカ「あああやっぱり! サイテー!!」
マリ「姫が3さん?」
アスカ「違うわよっ違うけどっ」
レイ「………私」
霧島「綾波さん……!」
マリ「レイちゃんか。どうする?」
レイ「構わないわ……命令だもの」
47:
レイ「下着、取るから待っていて」スル
マリ「おおっ協力的ぃ」
アスカ「この人形女は羞恥心も不感症なだけよっ」
アスカ(こんな時に、ヒカリはまだトリップしちゃってるし……!)
カヲル「もういいかい?」
レイ「ええ」
カヲル「なら、後ろから失礼するよ」
スッ…
もにゅ
レイ「……ン」
48:
もにゅ、もみ、もみ
アスカ(ま、まあ、このザ冷血女ならなんてことなく終わるでしょうけど……にしたって)
ヒカリ「きゃ!? ちょちょちょっと、何してるの!?」
アスカ「見ての通り。そこのバカ王の命令よ」
ヒカリ「フ、フケツ! フケツよぉぉ!」
アスカ「ヒカリ、気持ちは分かるけど落ち着いて。どうせ―――」
レイ「ひぁっ!」
アスカ「へ?」
51:
もにゅん
レイ「ンひっ」
もみ、もにゅん、ぐにゅっ
レイ「あ! ン! ひゃん!」
ヒカリ「あ……やなみ、さん……?」
アスカ「嘘……」
カヲル「ただ触れるだけじゃなく、気持ち良くするようにとのご命令だからね。指示に沿えるよう努めるよ」
もにゅっ、くにゅ、もにゅにゅんっ
レイ「イ! ふあっ! ンひっ!♥」
53:
カヲル「本来、こんなこと聞くのは無粋だけど……気持ちいいかい? 綾波レイ」
レイ「く、ぅぅ……っ」フルフル
カヲル「そうか。君にも、否定する意地はあるんだね」
サワサワサワ…
レイ「ぁ、ぁぁ、ぁ♥」
カヲル「なら、もっと―――良くしてあげる」
ぐにゅんぐにゅっぎゅぎゅっ
レイ「あっあ?????♥……あ???♥」
霧島「すご……い。綾波さんが、あんな顔……」
マリ「いや、おっぱいだけで、まさかここまで……んなバカな……」
レイ「ひぃぃ、い、きもひっぃ」
カヲル「そう。素直に認めれば、この命令を終えられる」
レイ「ッ……ぅぅぅ?!」
ヒカリ「!……今のって」
アスカ(言いかけて耐えた。意地のため? それとも……続けてもらいたくて?)
54:
カヲル「まだ頑張るんだね。僕は歓迎するけど―――君のおっぱいになら、ずっと触れていたいくらいだ」
霧島「あ。そ、そう言えば今まだ、ノーマルモードなんだっけ」
レイ「ぁぁン! あっあぁ!」
カヲル「でももう、君の方は限界かな……」
クニュッ!
レイ「ヒっ! あ??????????♥♥」ガクガクガク
ヒカリ「あ、あ……」
霧島「イっちゃってる、の?」
55:
レイ「……っ」ピクピク
カヲル「さあ。もういいだろう? 気持ちよかったかい?」
レイ「…………キモヒ……ヒャッァァ……♥」
カヲル「―――だそうだよ。これでいいかな? 王様」
マリ「あ、う、うん……オーケーだと思うにゃ……」モジモジ
アスカ「うぅ……くぅ」モジモジ
霧島「ハァ、ハァ」モジモジ
ヒカリ「……んっ」モジモジ
カヲル「それじゃ、次のクジを」
マリ「あ―――待って」
57:
カヲル「なに?」
マリ「今の、その凄いやつ……おっぱい気持ち良くするのさ、私にも……いいかな?」
アスカ「コネメガネ!!?」
ヒカリ「ダっ、ダメよ! それじゃただの不純異性交遊じゃない!」
マリ「今までのは違ったっけ……?」
ヒカリ「今までのは……あくまで、その、ゲームってことだったから、私は……!」
マリ「言い訳。なんにしたってさ、あんなの見せつけられちゃったら……ね。皆だってそうじゃないの?」
アスカ「う……ぐっ。あ、あんたみたいな淫乱と、一緒に、しないで……」
霧島「……ごめん。私は、もう……ダメかも……」
アスカ「スパイ女!? あんたまでっ」
ヒカリ「でも、とにかくダメ、ダメよ……ダメなんだから」
マリ「…………じゃあ、ゲームのルールだけ、ちょっと変えるのは?」
59:
マリ「私達4人でクジ引いて、王様棒が当たった人がその回の王様」
マリ「王様は―――彼に命じて、一つだけ何かをさせられる。どう?」
アスカ「な……なによそれ、そんなのじゃ」
マリ「これならさ、自分で直接行動を指示できるじゃん」
マリ「キスでも、愛の告白でも、抱擁でも、愛撫でも……他のことでも、直接……」
「……ゴクッ」
もうそんなのゲームでもなんでもない、とは誰も口にしなかった
私達は、みんなで唾を飲んで
誰も新ルールに賛同しない代わりに、誰も反対することなく、黙ってクジに群がって
『共犯者』になった
霧島「『彼』は『王様』にキス。さっきアスカにしたのより、もっとずっと強く……して」
61:
チュゥ、チュパッチュゥッ
霧島「ン!♥ ぁふ、ん??????!!!♥♥」ガクガク
ヒカリ「『王様』に、もっと、今度は霧島さんにしたのよりもっと凄いのを……舌も入れて……! そうよ、ゲーム、ゲームなんだから思い切り……!」
ジュルルッチュパッレロレロッ
クチュチュッチュパレロレロレロレロ
ヒカリ「ッ♥ ッ♥ ッ♥」ビクッビクッビクッ
アスカ「ハァ、ハァ、な、なによどいつもこいつも、対抗意識燃やしちゃって……」
カヲル「ご命令を、王」
62:
シンジ君がこなきゃ始まらないじゃないか!!
63:
アスカ「いいわよ。私には逆に、愛の告白っての、し、してみなさいよ。聞いてあげるからぁっ」
カヲル「御意のままに―――『アスカ』」
ギュッ
アスカ「あ……っ。カ、『カヲル』……どうせなら、笑っちゃうくらいバカみたいに甘く……」
カヲル「……」ボソボソ
アスカ「!」ピクン
カヲル「……」ボソボソボソ
アスカ「ふぁ♥ あは♥」
カヲル「ふふ。可愛いよ」
アスカ「ひぁ、ぁー……♥」
霧島「わ」
マリ「人間の顔ってあそこまで蕩けるんだ……ありゃもう自我崩壊起こしてない……?」
ギュゥゥ
カヲル「……」ボソボソ
アスカ「あ、ぁぁ、ぁへひぃ???♥♥♥」
64:
―――
レイ「あっあーーーーーーーッッッ♥」ビクンビクン
カヲル「ふぅ」
マリ「次の王様、私だよ……ハァハァ、ああ、もうっ、我慢やばっ」
カヲル「命令は?」
マリ「おっぱい! おっぱい弄って! レイちゃんにしたのより気持ちよくして欲しいにゃっ!!」
むにゅんっ
マリ「あひぁン!♥」
65:
むにゅんっもにゅんっぐにゅんっ
マリ「いひー! あひっひぃー!!」
カヲル「凄い胸だね……それと、凄い声だ」
マリ「これっ想像、いじょ……あぁぁぁっっ♥」
もにゅぐにゅもにゅぐにゅ
マリ「おっぱいぃ!♥ おっぱいっきもぢひっぃぃ!♥」
ぎゅむっむににっぐりゅぅん
マリ「あっあーーーーーーッッッ!」
66:
霧島「ぅ、ぁ……すご……」
ヒカリ「次、私もあれ……」
マリ「ひふっ♥ 君、しゃいこ、最高らよぉっ、あっはああっあ??!♥♥」
ミサト「こんな日にまでお疲れ様、シンジ君。もう上がっていいわよ」
シンジ「お疲れさまでした」
67:
シンジキタ━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━!!
68:
―――
カヲル「そろそろお開きにしようか」
「「「「「!!!!!」」」」」
霧島「いやぁ、イヤっ」
ヒカリ「お……願いします、もっと」
アスカ「次私なのよ……? そんなのダメ……ねぇ、カヲル、カヲルぅ」
マリ「朝までしようよ……ね、して……」
レイ「ずっと一緒に……」
カヲル「……」
69:
カヲル「君たち、気づいているかい? 今夜、僕はまだ一度も王様になれてないんだ」
ヒカリ「え……?」
アスカ「そう言えば……そうだっけ」
カヲル「特に今のゲームでは、ただずっと命令を聞く立場にしか過ぎない」
マリ「そりゃそうだけど……じゃ、またルール変えるってこと?」
カヲル「ああ。ここからは、これまでの分、ずっと僕が王様になる。この忘年会が終わってもずっとね」
アスカ「!?」
71:
霧島「そ、それは……」
ヒカリ「それって、本当にゲームでも何でも無くなっちゃうんじゃ……」
カヲル「勿論、強要するわけじゃないさ。選択するのは君たち自身だ」
レイ「……」
アスカ「………………いいわ。それで」
マリ「姫ぇ!?」
アスカ「カヲルが王様ってことは、私はその臣下で。ずっと、一緒にいられるのよね……?」
カヲル「それも勿論。ずっと、僕のモノとして可愛がってあげる」
72:
アスカ「! なら、なら絶対王様になって! カヲル……様、私カヲル様の傍にいます!」
マリ「それって気持よくて楽しそう―――私も、王様に服従を誓うにゃ」
霧島「……や、やっぱり……私も」
ヒカリ「うん。カ、カヲル様……♥」
レイ「……寝てるわ」
アスカ「は?」
レイ「私達の王様、もう眠ってる」
カヲル「……クー、クー」
73:
―――
シンジ「ただいまぁ」
マリ「お。今晩はワンコ君」
ヒカリ「お邪魔してます」
アスカ「遅い! もうあらかた食べちゃったわよ」
シンジ「ゴメン。今片づけて、自分の分はあっためるから……あれ? カヲル君は?」
霧島「渚君なら疲れて寝ちゃったから、シンジのベッドに乗せてる」
シンジ「カヲル君が、疲れて……? 珍しいな」
レイ「……」
74:
シンジ「いただきます」
霧島「どうぞ召し上がれ」
ヒカリ「どうぞって、作ったの碇君でしょ」
シンジ「はは。でも、まだ皆いてくれて良かった。一人で食事って、昔は当たり前だったけど、今はなんだか寂しく感じるから」
アスカ「シンジ……」
レイ「碇君……」
アスカ(ごめんね。シンジ。別にあんたのこと、嫌いになったわけじゃないけど―――私達もう、決めてしまったから)
ペンペン「クェ」
シンジ「ん? ペンペンもまだ食べたいの?」
75:
翌日
カヲル「??? 何の話だい?」
アスカ「何の話じゃないわよ……ですよ! カヲル様ぁ♥」
霧島「私達の主になって可愛がってくれるって、昨夜おっしゃってたじゃないですか♥」
カヲル「……集団妄想……? リリン特有の病気なのかな」
ヒカリ「カ、カヲル様……?」
レイ「そういえば碇君が言ってたわ。フィフスは、酔っている最中の記憶が全く無いって」
マリ「……え」
アスカ「んなっ!? なによそれええええええええ!!!!」
カヲル「おっと。シンジ君から着信だ―――もしもし、シンジ君! 今どこだいすぐに僕も行くよ待っていて」
スタスタスタ
霧島「……そんなぁぁ」
76:
おウチ
アスカ「……」ブツブツ
シンジ「アスカぁ。何があったかも言わないくせに、いつまで不貞腐れてんだよ」
アスカ「サイテー…サイテー…サイテー」ブツブツ
シンジ「……怖いよ。ほら、そこ掃除機かけるからどいて」
アスカ「きゃっ。なによ、バタバタしちゃって落ち着かないったら」
シンジ「当たり前だろ、大掃除なんだから」
77:
シンジ「暮れは一年の精算を忙しくして、三ヶ日はゆっくりして、次は新年の準備で忙しくなる」
ペンペン「クエ」
シンジ「他の国でどうかは知らないけど、それが日本のお正月だよ」
アスカ「ふんっ」
シンジ「忘年会が終わったと思ったら、すぐ新年会だってあるしね」
アスカ「!」ガバッ
シンジ「ん?」
アスカ「それよ!!」
シンジ「え? どれ?」
78:
アスカ「そうよ新年会があるんだわ! ああっ、楽しみ?」
シンジ「アスカ、そんなに宴会とか好きだったの……?」
アスカ「こうしちゃいらんない。シンジ、大掃除なんてさっさと済ませるわよ! そんで新年会の準備しなくっちゃ!」
シンジ「へ。準備って、今日からぁ!? だって、まだ年も明けてないのに」
アスカ「いいから! 早く!」
シンジ「いや、わけわかんないよアスカ……いつもの事だけど」
アスカ(またすぐに会える―――ああ、王様、カヲル様ぁ!)
おわる
79:
ガッツリ本番ヤるとこまでエロあったほうがよかった
82:
抜いた
88:
終わってた
乙ー
9

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