ヒカリ「私をギンガ団に入れてください」アカギ「何?」back

ヒカリ「私をギンガ団に入れてください」アカギ「何?」


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1:
アカギ「今、何と言った?」
ヒカリ「私をギンガ団に入れてください!」
アカギ「いきなり何を言うのかと思えば・・・冗談はよせ」
ヒカリ「私は本気です!」
アカギ「断る」
ヒカリ「何故ダメなんですか?」
アカギ「ギンガ団に子どもは必要ない」
ヒカリ「じゃあ、大きくなるまで待ちます!」
アカギ「話を聞けよ」
元スレ
SS報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
ヒカリ「私をギンガ団に入れてください」アカギ「何?」
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2:
シロナ「(ヒカ・・・アカギの後をつけてみたと思えば・・・)」
シロナ「(ヒカリとアカギが何か話をしてるわ)」
アカギ「さっきも言ったが、お前はまだ子どもだ。我らギンガ団の活動に子どもはいらないのだよ」
ヒカリ「子どもだから、ダメな理由があるんですか!?」
アカギ「それは・・・」
ヒカリ「私だってギンガ団の目的をわかっているつもりです。どうしてもダメなら私、あなたを離しません!」ガバッ!
アカギ「お、おい、何を!?」
シロナ「!!!!!」
3:
アカギ「一体何のマネだ?離さないか」
ヒカリ「イヤです!」
アカギ「邪魔をするのなら意地にでも通してもらうぞ」
ヒカリ「どうしても通るなら私を殺してからにしてください!」
アカギ「ダメだこいつ・・・」
シロナ「あの野郎・・・」ピキピキ
4:
アカギ「とにかく、お前のような子どもは足手まといになる。命が惜しければ我々の邪魔を――」
シロナ「あ、もしもしハンサムさん?ええ、ギンガ団のボスがとうとうやりやがったのよ」
シロナ「え、何がって?少女誘拐」
ヒカリ「シロナさん!」
アカギ「おい、そこの女!何さりげなく通報している!?」
シロナ「見たわよ。ギンガ団のボスが美少女を勧誘するとは見下げ果てたヤツだわ」
アカギ「この娘が勝手について来ただけで私は何もしておらん」
シロナ「性犯罪者はいつもそう言うわ」
アカギ「人を性犯罪者に仕立て上げるな!」
5:
シロナ「とにかく、あなたのような危険人物にヒカリは渡しません。ヒカリは私が引き取ります」キリッ
アカギ「むしろそうしてくれ」
シロナ「さ、ヒカリ、こんな危険なヤツと関わっちゃダメよ。私と一緒に行きましょう」
ヒカリ「イヤです!」
シロナ「ヒ、ヒカリ・・・?」
ヒカリ「私、決めたんです!アカギさんの理想を実現するためにギンガに入団するって!」
シロナ「(オラのヒカリちゃんが不良になっちまっただ・・・)」
アカギ「あ、あの、だから勝手に入団したことにしないでくれる?」
シロナ「あんた・・・ヒカリ何を吹き込んだか知らないけど、ヒカリを悪の道に引き込ますなんて・・・」ギリギリ
アカギ「知らん!私は何も知らないんだ!この娘が勝手について来ただけだで私は何もしておらん!」
シロナ「許さない、絶対に許さない!」
6:
ヒカリ「逃げましょう、アカギさん!シロナさんごめんなさい!」バッ
ドロン!
シロナ「けむりだま!?」
シロナ「ゲホッ!ゲホッ!」
ヒカリ「トゲキッス、そらをとぶよ!」
トゲキッス「チョッキwww」
ヒカリ「さあ、乗って!」
アカギ「お、おい何で私まで一緒に――」ギュン
7:
シロナ「待てー!ヒカリを返せー!ゲホッ!」
アカギ「あの女何か叫んでいるぞ…」
ヒカリ「気にしないで。さあ、本拠地へ戻りましょう」
アカギ「自分の家みたいに言わないでくれるか?」
8:
ギンガ団のアジト
ギンガ団したっぱ「アカギ様、おかえりなさいませ!」
アカギ「うむ」
サターン「おかえりなさいませ、アカギ様。あれ、その子は…?」
アカギ「ああこれか、何か勝負に勝ったら勝手に…」
ヒカリ「私、今日からギンガ団の一員になる、ヒカリと言います!未熟者ですが、よろしくお願いします!」
アカギ「だから、入団させた覚えはないって言ってるだろ」
9:
サターン「一員って、まだ子どもじゃないか?」
マーズ「あー!そ、その子は!?」
サターン「知ってるのか、マーズ!?」
マーズ「以前、私が谷間の発電所で邪魔した子よ!」
ジュピター「でも、アカギ様どうしてその子を…?」
アカギ「いや、どうしても何もこいつが勝手について来てな…」
ヒカリ「私、アカギさんに一生ついて行くことにしたんです!」
アカギ「えっ」
マーズ「えっ」
10:
マーズ「そ、そんなアカギ様…私というものがいながら…」ウルウル
ジュピター「アカギ様にそんな趣味があったなんて…」
アカギ「ちょ」
サターン「信じられん…」
プルート「人は見かけによらんのう」ニヤニヤ
ギンガ団したっぱ「ざわ…ざわ…」
アカギ「待てお前達、何か知らんけど変な誤解をするな!」
11:
マーズ「アカギ様、私、あなた様を尊敬していたのに・・・残念です。さよなら」
ジュピター「ボスがロリコンだなんて、失望したわ・・・」
サターン「悲しいが、アカギ様とはこれでお別れです。今までお世話になりました」
プルート「わしも新しい仕事口探しにハローワークへ行こっと」
ギンガ団したっぱ「ロリコントカマジサイテー オレプラズマダンニウツロー」ざわざわ
アカギ「いやちょっと待て、お前ら!」
12:
シ〜ン
アカギ「ハァ…」
ヒカリ「あの、幹部や団員のみなさんは?」
アカギ「知らん。みんなそれぞれの場所へ帰ったのだろう」
ヒカリ「じゃ、じゃあ、ギンガ団は?」
アカギ「私とお前しかいない今、存在する意味もない。解散だ」
ヒカリ「そんな!これから私たちはどうするんですか!?」
13:
アカギ「そもそも何故、お前はギンガ団に入団しようと思ったのだ?」
ヒカリ「私、あなたの話を聞いて、思ったんです。どうしてこの世界は悪意や矛盾に満ち溢れてるんだろうって…」
ヒカリ「いっそ、こんな不完全な世界は新しく作り直して、争いや悪意のない世界に作り変えた方がいいと思うんです」
アカギ「(10歳ぐらいの少女が言う台詞ではないな…)」
ヒカリ「まだチャンスはあります!アカギさんのカリスマがあれば人材も集まるはずです!」
アカギ「あらぬ誤解を受けるのがオチだ」
ヒカリ「ネオギンガ団を立ちあげましょう!」
アカギ「勘弁してくれないか」
14:
「アカギー!どこだ!?でてこーい!!!」
アカギ「何か来たし」
ヒカリ「この声は・・・シロナさん!?」
バタン!
シロナ「見つけたぞ!!」
ヒカリ「シロナさん、どうしてそんなに怒ってるの?」
アカギ「自分の胸に聞いてくれ」
15:
シロナ「ガブリアス!そのロリコン野郎を踏み潰すのよ!!」
ガブリアス「ギャースッ!!!」ドスドスドス
アカギ「おい、チャンピオンが人間相手にポケモンを・・・」
シロナ「殺れーーーッ!!!!!」
ガブリアス「ギシャー!!!」
ヒカリ「アカギさん、危ない!!」
16:
ヒカリ「いけ、グレイシア!」バッ
ポンッ
グレイシア「グレー!」
ヒカリ「グレイシア、ふぶき!」
グレイシア「グレ!」ゴオオオオオ
ガブリアス「」カチコチ
シロナ「ちょ、なんでもうグレイシアが――」
17:
カッチ〜ン
ヒカリ「ふう、危なかった」
アカギ「お、おい、女まで凍ってるぞ?」
ヒカリ「大丈夫です。死なない程度に凍らせましたので」
アカギ「いや、そういう問題じゃないだろう」
シロナ「ふんぬ!!!!!」ガシャーン!
ヒカリ「ひ!」
アカギ「な!?」
シロナ「よくもやってくれたわね。そこまでしてヒカリを自分のものにしたいのね…」
アカギ「いや何もしてないんですけど、私」
シロナ「じわじわとなぶり殺しにしてやるわ…覚悟なさい」
18:
アカギさん不憫やで……
19:
アカギ「(まずい…このままではあの女に殺される)」
アカギ「(そうだ!)」
アカギ「シロナと言ったな?たしかにこの娘の実力は目を見張るものがある」
アカギ「そこで私は彼女を引き取り、次期ギンガ団幹部候補として育てる」
シロナ「な!?」
ヒカリ「私が幹部…!?」
アカギ「(本当はギンガ団は解散してしまったのだが…仕方あるまい)」
シロナ「ロリコンめ…とうとう本性を表しやがったわね」
20:
アカギ「そこで取引だ。もし私が負けたらこの少女をお前に返そう、勝ったら私がこの少女を頂こう」
シロナ「望むところだわ。チャンピオンの名にかけて、あなたの悪事を阻止してやるわ」
アカギ「(早く帰りたい)」
アカギ「クロバット、出ろ」バッ
クロバット「クロバ」
シロナ「ガブリアス!はかいこうせんっ!!!」
カパッ
21:
ガブリアス「グアッ」ズアッ
クロバット「」ジュッ
チュドーン
アカギ「おわっ!!!」
クロバット「」プスプス
アカギ「(あの女…あからさまに私を狙ってたな…)」
アカギ「(早く終わらせないとこっちが殺される)」
22:
数分後
マニューラ「ニュラ……」プスプス
アカギ「うぬぬ・・・この私が負けたかもだと(棒読み)」
シロナ「オホホホホホ!!!これでヒカリは私のも…じゃなかった、さあ、ヒカリは返してもらうわ」
アカギ「うむ、約束だ。少女はお前に返そう」
ヒカリ「ア、アカギさん…」
シロナ「さあ、ヒカリもう大丈夫よ。あ、あとは私と一緒におウチへ帰りましょう…」
ヒカリ「アカギさん、お願いがあります」スッ
アカギ「ん?」
シロナ「あれ?」
23:
ヒカリ「私、ギンガ団はあきらめます。二人の迷惑になるくらいだったら、このまま普通のトレーナーとして生きていきます」
シロナ「ヒカリ…」
アカギ「う、うむ…(既に普通ではない気もするが…)」
ヒカリ「だから……私を弟子にしてください!」
アカギ「そうだな、それが一番いい」
アカギ「ん?今何て・・・」
ヒカリ「私をあなたの弟子にしてください!」
アカギ「何だと!?」
ヒカリ「ギンガ団がない今、あなたの弟子になれば、私ももっとトレーナーとしての腕を磨けると思うんです」
アカギ「どうしてこうなった」
24:
ゴゴゴゴゴゴゴゴ
アカギ「うっ、この殺気…」
シロナ「アカギ…」
アカギ「おい、待て。これは私は悪くないぞ。この娘があまりにも斜め上の展開をするもんだから…」
シロナ「あんたは長く生きすぎたようね…」パキポキパキ
ヒカリ「師匠って呼ばせてください!」
アカギ「………」
26:
アカギ「ドンカラス!」バッ
ポンッ
ドンカラス「クエ!」
アカギ「ドンカラス!全力で飛べ!」
ドンカラス「ク、クエー?」
アカギ「いいから、全だ!」
ドンカラス「クエー!」
ブワア!
ヒカリ「きゃあ!」
シロナ「あ、逃げた!」
27:
ヒカリ「待って師匠!」バッ
ポンッ
トゲキッス「チョッキwww」
ヒカリ「トゲキッス、あのドンカラスを追って!」
トゲキッス「チョッキwww」
ギュン
28:
シロナ「ヒ、ヒカリ!」
シロナ「ガブリアス!あの子を追って!」
ガブリアス「グオー?」
シロナ「追えなかったら…どうなるかわかってるわね?」
ガブリアス「ひっ」
ブワア!
29:
アカギ「うう…何故だ?何故、こんなことに…」
アカギ「組織は崩れ、変人に付きまとわれ、あげくには年端もゆかぬ少女に振り回されるなんて…」
ヒカリ「師匠、待ってー!」
シロナ「私のヒカリを返せー!!!」
アカギ「だから、私はこの世界が嫌いなんだ!!」
ドンカラス「おしまい」
30:
プラチナのこの三人の組み合わせが好きだったもんで
短いながらお粗末さまでした。
32:
素晴らしい
3

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