飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」【モバマスSS】back

飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」【モバマスSS】


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1:
飛鳥「あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつは痛いヤツだ』ってね」
法子「ドーナツ」
飛鳥「え?」
法子「アスカちゃんのエクステの髪の色、ゴールデンチョコレートのトッピングみたいな色してるね」
飛鳥「え?」
法子「飛鳥ちゃん見てたら、またドーナツ食べたくなってきちゃった……じゃあね!」タッタッタッ
ガチャ
2:
李衣菜「法子ちゃん、どうしたんだろ……すごい勢いで事務所から飛び出して行ったけど……ん? 見慣れない子がいる」
飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」
李衣菜「え……あ、どうも。私h」
飛鳥「──あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつは痛いヤツだ』ってね」
李衣菜「……!」
飛鳥「──でも思春k」
李衣菜「キミ、すごくロックだね!!」
飛鳥「え? ロック?」
李衣菜「うんうん、私にはわかるよ。あなたのそのロックンロール魂! クールでサイコーだね!!」
飛鳥「あ、いや。別に……」
李衣菜「早、なつきちに教えてこよっと!!」ダダダダ…
ガチャ
3:
飛鳥「一体なんなんだ……」
飛鳥「プロデューサーにスカウトされて、アイドルの仕事の説明を受けに事務所に来たのに……」
飛鳥「肝心のプロデューサーがいないじゃないか……」
飛鳥「しかも、なんかとんでもない人ばかりだし……」
ガチャ
5:
里美「ほわぁぁ……知らない人がいますぅ。場所を間違えちゃったでしょうかぁ?」
里美「でもぉ、ここはモバプロの場所ですし……あの?、あなたのお名前はなんですかぁ?」
飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」
里美「ほぇぇ、新しいアイドルさんだぁ」
飛鳥「──あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつは痛いヤツだ』ってね」
里美「痛い? 大丈夫ですか?、どこか怪我してるんですかぁ?」
飛鳥「あ、いや。そういう肉体的痛みではなく……」
里美「あ?、私ばんそうこう持ってるんですぅ♪ はいどうぞ」スッ
飛鳥「あ、ありがとう……」
里美「お大事に?♪」
ガチャ
飛鳥「ペースをつかませてくれない人ばかりだ……」ズーン
7:
飛鳥「アイドル事務所だけあって、個性豊かな人が多いからなな……」
飛鳥「だったら、相手が何かしゃべる前にこっちから言えばいい。この非日常、乗り切って見せるさ」
ガチャ
飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」
飛鳥「──あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつは痛いヤツだ』ってね」チラ
拓海「あぁ!? てめぇ、私のことをイタいって言ったかぁ?」
飛鳥「ヒッ」
拓海「あぁ、そうだろうよ。こんな全身ベルトの露出の高い服装なんだからよ!」
拓海「Pの奴が『新しい衣装があるから着てくれ』って言うから着てみたら…こんな全身ベルトの衣装で……」
飛鳥「ごめんなさいごめんなさい。あなたのことではなく、私のことを言っただけなんです」
拓海「まぁいいや。おいお前、もしもPを見かけたら教えろよな!」ダッダッダッ
飛鳥「ハ、ハイ!」
ガチャ
飛鳥「びっくりした…あんな気性の荒い人も所属しているのか……」
飛鳥「随分露出の高い衣装だったけど、着替えてる途中気づかなかったのかな?」
11:
飛鳥「しかし……さっきの人は『プロデューサーに呼ばれた』と言っていた」
飛鳥「フフ……なるほど分かった、そういうことなんだね」
飛鳥「個性豊かなアイドルたちの中でボクがどう振る舞うか、プロデューサーは試している、フフ……面白い。プロデューサーのその試練、見事乗り越えて見せるよ」
13:
ガチャ
飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」 フッ
飛鳥「──あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつは痛いヤツだ』ってね」ヤレヤレ
飛鳥「でも、思春期の14歳なんてそんなものだよ」チラ
由里子「うぉおおお!!? 厨二病!! マジモンの中二病だじぇええええ!!」
比奈「すごいッス……ここまでお手本通りの模範的な中二病、初めて見たッス……」
飛鳥「」
由里子「ねぇねぇ飛鳥ちゃん、なにか趣味は? 趣味とかないの!?」
飛鳥「……あ、えっとヘアアレンジとラジオを聴くことと、あと漫画を描くこと」
由里子&比奈「漫画!!」
由里子「やっぱアレ? 異世界能力ファンタジーモノ描いてる?」
比奈「いやいやユリユリ。私はセカイ系作品を描いてると見た!」
由里子&比奈「ねぇ、どっち!?」
飛鳥「」
飛鳥「ど、どっちも描いたことあります……」カァァ
由里子&比奈「うぉおおおおおお!!」
──────
────
──。
ガチャ
飛鳥「質問攻めに遭ってしまった」グッタリ
飛鳥「でも、ここには私の漫画について理解してくれる人がいる、ってことは収穫……だよね」クス
飛鳥「よし、この調子でいってみよう」
15:
私になってるぞ
16:
ガチャ
飛鳥「ボクはアs……」チラ
飛鳥(え、髪が……銀色。 染色じゃ、ない? 綺麗な……)
のあ「貴女の言葉は強がりの虚言」
飛鳥(!)バッ
のあ「言葉の色彩を隠すことで自らの心を隠す」
飛鳥(いつの間にボクの隣に……?)
のあ「貴女が望むのなら、世界も、日常も変わってゆく」
のあ「Pと共につくりなさい……二宮飛鳥。貴女の居場所」コツコツコツ
バタン
飛鳥「なんか……なんだろう、うん。 すごい人、瞳だったな……ミステリアスというか」
飛鳥「あれ、でもなんであの人、ボクの名前を知ってたんだろう……」ゾクッ
飛鳥「気にしないことにしよう、うん」
18:
飛鳥「しかしプロデューサーはボクのこの様子を見ているのかな。隠しカメラでも設置してあったり……」ガサゴソ キョロキョロ
飛鳥「ん? 机の下にキノコのプランターがある」ヒョイ
ガチャ
ドタバタ
輝子「ドント! タッチ!! フレーーーェンズ!!」
幸子「泥棒さんですか!! この可愛いボクを盗みに来た変態さんですか!?」
小梅「ち……違う、この人、新人のアイドル……だって、あの子が言ってる」
輝子「あ、良かった。てっきり泥棒かと」
幸子「キノコじゃなくこのボクの可愛さに心ときめき、ボクを盗みに来た泥棒さんかと思ってしまい失礼しました。ボクはこの事務所で一番カワイイアイドルの輿水幸子です」ドヤッ
飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」スッ
飛鳥「──あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつは痛いヤツだ』ってね」チラッ
輝子「あの、キノコのプランター、置いて」
幸子「ちょっと! その一人称の『ボク』はボクと被るので即刻やめてください! 後輩の癖にこのカワイイ先輩のボクとキャラが被るのはルール違反ですよ!」
飛鳥「あっ、はい」キノコオク
飛鳥「いや、ボクのこれはその……キャラとかじゃなくて」
小梅「あ、あの2人共…早く行かないとレッスン遅刻する……トレーナーさんに怒られる」
幸子「あ、そうでした! ホラ、2人共早く行きましょう!!」タッタッタッ…
バタン
飛鳥「情報量が多すぎる……キノコの飼い主と片目を隠した子と一人称がボクの子と……」
20:
飛鳥「落ち着こう。ひとまず冷静にいこう」フー
ガチャ
飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」
飛鳥「──あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつはいt……」
薫「うわー! お姉さんの髪の毛かわいいーーー! 色が変わってるーー!!」
飛鳥「お、おお? 子供?」ドキッ
薫「かおる、子供じゃないもん! りゅうざきかおる、っていう名前があるもん!」プンスカ
飛鳥「あ、ごめんね。かおる……ちゃん。ボクはアスカっていうんだ」
薫「アスカお姉ちゃんはどうしてここにいるの?」
飛鳥「えっと、プロデューサーにここに来るように言われてきたんだけど……薫ちゃんはどこにいるか知らないかい?」
薫「せんせぇはねぇ……うーん、わかんないや」
飛鳥「ちょっと待って。薫ちゃんはプロデューサーのことを『せんせぇ』って呼んでいるの?」
薫「うん! せんせぇはせんせぇだよ!」ニパー
飛鳥「あっ……そうなんだ。薫ちゃん、ありがとうね」
薫「うん、あすかお姉ちゃんバイバーイ!」
バタン
飛鳥「あんな年端も行かぬ女の子に「せんせぇ」と呼ばさせてるプロデューサー」
飛鳥「もしかして、ロリコン……なのかな?」
21:
飛鳥「あの年頃の子たちにはこの自己紹介は難しかっただろうか…」
飛鳥「いやでも、同年代とそれより下の年齢なら、大丈夫だね」
飛鳥「ん? また誰か来たのかな?」
ガチャ
飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」
飛鳥「──あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつは痛いヤツだ』ってね」チラッ
礼子「あらあらこの子は……」
あい「なるほど……思春期特有の思考だね、これは」
頼子「俗にいう『中二病』といわれるものですね」
早苗「尖ったファッションに奇抜な髪色……うんうん、懐かしいなぁ。深夜の繁華街によくいるんだよねぇ……」
礼子「『中二病』っていうと、蘭子ちゃんもそうよね。でもなんか少し毛色が違うみたいだけど」
頼子「正確な分類ではありませんが、中二病というのは4つに分けられるといいます」
頼子「蘭子ちゃんは、自分でつくった設定や能力を現実で使う『邪気眼系』というものに分類されますが」
頼子「この子の場合は何事にも無関心、無反応で物事を斜に構えて捉える『クール系』というものであるかと」
あい「多感な時期さ。自らのアイデンティティを見つけたいがため『他者とは違う』という安易な方法に走ってしまう」
頼子「ゼロ年代にヒットしたライトノベル作品たちの主人公がこのようなキャラクターであり、真似もしやすかったのでしょう」
礼子「あぁ、たまにパーティー会場でも見かけるわね。そういうオトコ……幼稚で自分を飾りたてることしかできないような」
あい「何、気にすることはない。誰もが大なり小なり悩む頃さ。話すだけでも気は楽になるはずだ」
礼子「そうそう。 アナタの倍くらいは生きてるんだから、ひとりで悩まず、相談しに来なさい」
早苗「アスカちゃんだっけ? そういうのはさ。お姉さんたち分かっているから……これから頑張っていきましょうね?」
飛鳥「…………ハ、ハイ(白目)」
22:
やめたげてよぉ!
28:
飛鳥「もう駄目だ……」レイプメ
飛鳥「プロデューサー、ボクの心はもう砕け散ったよ……」
ムニュ
飛鳥「ヒッ!?」
愛海「ふむふむこれは……今はまだまだ小さいけど今後の発展が楽しみな感じだね♪」モミモミ
飛鳥「や、やめて! ちょっと、ドコ触ってんのさ!」モマレモマレ
熱海「あ、やっと目が覚めた?」モミモミ
飛鳥「キミ、一体何をしたのかわかってるのかい!?」バッ
愛海「そりゃ、胸をこうもみもみ?っと! いや、大変美味しゅうございました」ペコリ
飛鳥「初対面の相手にいきなりそんなことをするのか、キミは!?」
愛海「だって……いくら話しかけても揺すっても返事がなかったから」
飛鳥「あぁ、いや。ちょっと、ね」
愛海「知ってるよ。早苗さんたちの大人の優しさにアスカちゃんが崩れるところ見てたもん」
飛鳥「み、見られてたのか……」カァァ
愛海「その中二病、あたしはいいと思うよ」
飛鳥「え?」
愛海「アタシさー、まぁ女の子の胸を揉むのが好きでね。それでもう目隠ししていても揉んだだけで大きさが分かるし、」
愛海「一度揉んだ相手なら忘れないし、胸の張りから健康状態まで分かる、ってくらい極まったんだよね」
愛海「でも、極まったところで誰にも必要とされなかった。むしろ、『淫獣棟方』だのなんだの言われるようになった」
飛鳥「そんな…ひど、いや待て。普通だよね、それ」
31:
愛海「でもプロデューサーに出会って、私のこの趣味=キャラを理解してくれて、今、私は最高に輝いている」
愛海「だからさ……プロデューサーがスカウトしたってことは、アスカちゃんもきっと輝けるんだよ」
飛鳥「ボクも?」
愛海「そうだよ。それにスカウトしたのはプロデューサーだけど、ここに来たのはアスカちゃんの意思でしょ? だったらめげずに頑張らなくちゃ!」
飛鳥「うん、そうだね。なんか元気出てきたよ」
愛海「アタシもアイドル始めたばかりの頃は怒られてばっかりだったよ? 見かける女性の胸揉んでたから」
愛海「でも、その姿勢をずっと続けていたから、諦めなかったから今のアタシがいるんだ」
愛海「だから、アスカちゃんも大丈夫だよ! 例え今は理解してくれる人が少なくても、きっとアスカちゃんにはそれを理解して応援してくれる人たちが現れるから!」
飛鳥「……ありがとう、えっと」グスッ
愛海「アタシは棟方愛海。よろしくね」
飛鳥「ありがとう、愛海ちゃん」
愛海「だからさ……」プルプル
愛海「もう一回揉ませてーーーーーーーー!!」バッ モミモミ
\キャアアアアアアア/
33:
未央「じゃあ、アスカちゃん。凛ちゃんに言ってきてね」
卯月「未央ちゃん、怒られるよ?」
飛鳥「あの?凛先輩……」
凜「ん、なぁに?」
飛鳥「あなたがボクの先輩? ふーん、悪くないですね」
凜「」ピキッ
────
飛鳥in机の下(なななななななによ、あの人……身長にも限度ってものが……)
ガシッ
きらり「見つけたにぃ☆」
飛鳥「ひっ……」
────
菜々「菜々はウサミン星からやってきたんですよ!」
飛鳥(この人、すごい……イタいって自覚してるのにやり遂げるという意思を感じる)
飛鳥(これが『アイドル』という覚悟なの?)
────
フレデリカ「くらえ! ガレット・ブルトンヌ!!」
飛鳥「なんの! エクステンション・メタファー!!」
────
春菜「まぁまぁ、眼鏡どうぞ」
飛鳥「眼鏡か……別に視力は悪くないんだよね……」
春菜「じゃぁ……まぁまぁ、黒眼帯どうぞ!」
飛鳥「!!」
────
みく「なんかその自己紹介、寒くないかにゃぁ?」
飛鳥「いえ、みく先輩のねこキャラには負けますって」
みく「え、ひどくない?」
────
光「この中だったらどのライダーがいいかな?」
飛鳥「うーん。このカイザってのカッコいいね」
光「俺とお前は戦うことでしか分かり合えない!」ダッ
34:
飛鳥「ふぅ……。色んなアイドルがいるんだね、ここには」
飛鳥「みんな、夢に向かって自分の好きなことで勝負してる……ボクも早くあの人たちと同じステージに立ちたい」
飛鳥「あ、いけないいけない……ボクはボク。この14歳の『痛い』ボクの力でアイドルになるんだ」
ガチャ
志保「あの?、二宮さんいますか??」
スタスタ
志保「あ、あの人かな? あの……」
飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」フッ
志保「えっ、あ、始めまして」
飛鳥「──あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつは痛いヤツだ』ってね」ヤレヤレ
志保「あ、え? なんでわかっちゃったの? ごめん、なさい?」
飛鳥「でも、思春期の14歳なんてそんなものだよ」チラ
志保「そ、そうなんだ。私、知らなかった……」
飛鳥「」ドヤァ
志保「あ、私は槙原志保っていうんだ」
飛鳥「志保さん、ですか。ボクはあなたのことを知らないけど、あなたはボクを知ってるんですか?」ドヤドヤァ
志保「あ、えっと……ごめんなさい。名前しか知らないです」
飛鳥「」ドヤドヤドヤァ
志保「あ、あのね、プロデューサーさんが新しくスカウトしてきたアイドルたちで顔合わせがしたい、って呼んでるんだ。付いてきて」
飛鳥「プロデューサーが? わかりました」
バタン
37:
飛鳥「クラスの会話はあの流行りの曲かっこいい、とかあの服ほしい、とかまぁ、それが普通ですよね」ペラペラ
飛鳥「かたやボクは浜名湖の湖畔で鰻の蒲焼を食べて、呟くんです。it’a true UNA-GI」ペラペラ
飛鳥「好きな音楽ですか? 騒がしいのですかね。尊敬する人間? アドルフ・ヒトラーです。あ、もちろん虐殺行為はいけないと思いますけど」ペラペラ
志保「アスカちゃん。着いたよ! あ、ほら、プロデューサーさんもいる」
飛鳥「やれやれ、散々事務所で人を待たせておいて結局人を呼び出すなんて……プロデューサーも困った人ですね」ヤレヤレ
テクテク
P「すまない、志保。アスカもごめんな。俺も事務所で落ち合おうと思ったんだが……」
志保「あれ? プロデューサーさんが持ってるその衣装って?」
P「あぁ、これはアスカのライブ衣装だ。拓海のヤツが間違えて着てそれの回収に行ってたんだ」
飛鳥(さっきの気性の荒い人が着てたの……ボクのだったのか……黒でベルトで露出の高い衣装……カッコイイじゃん!)
P「拓海に逆切れされてさ……いや?参ったよ」ハハ
志保「ところで、新しくスカウトしてきた方たちは?」
P「あぁ、紹介する。おーい!」
40:
くるみ「うぅぅ……大沼くるみです……」メソメソ
時子「チッ、メソメソシクシクうるさいわね…私は財前時子よ」
志保「えぇっと……あの、よろしくお願いします」
スッ
飛鳥「ボクはアスカ。二宮飛鳥」フッ
飛鳥「──あぁ、キミは今こう思っただろう。『こいつは痛──ピシィィィッ──
飛鳥(え? あ、あぇ? ムチ……がボクの耳元をかすって地面に……地面に……)
P「あー、時子さんムチ常備してるから気を付けてなー」
時子「貴女、名前は?」
飛鳥「え、え? あ、に……二宮、あ、飛鳥……」
時子「声が小さいッッ!!」
──ピシィィィィィィンッッッ──
くるみ&志保「ひぃぃぃぃ!!」ガタガタ
飛鳥「にの、ににににのみややややや二m、ニノ……」パクパク
時子「へぇ……まともに声も出ないのに私に話しかけた……と」
時子「その口からなにか垂れ流すのはぁ──私の許可を得てからにしてッ!!」
──ピシャァァァァァァァァンッッッ──
飛鳥(お母さん。お父さん。友達のみんな。学校の先生。ボクです)
飛鳥(アイドルの道は険しいって覚悟はしてたけど、道どころか初っ端から崖みたいです)
飛鳥(でも、ボク……頑張りますから。いつか大きなドームを満員にさせるから)
飛鳥(だから、応援してください。ボクを……二宮飛鳥を!)
41:
飛鳥「」チーン
志保「あ、あ? 飛鳥ちゃん!?」
くるみ「ままーーーーー!!怖いよおおおおおおお!!」ビエエエ
ペシーン ペシーン
時子「さて、泣き虫と優しい子でつまらないかと思ったけど……この子は躾のし甲斐がありそうね」ウットリ
時子「じゃあ、出かけましょうか。静岡へ」
E N D
47:
飛鳥の厨二病はだりーなと同じ、にわかの匂いがする。
48:
蘭子、飛鳥、李衣奈の厨二ユニットを作ろう(提案)
49:
だりーなのは厨二ですらないにわかなんですがそれは
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