大学時代の後輩が厨二病を患って精神病院に入院するまでの経緯back

大学時代の後輩が厨二病を患って精神病院に入院するまでの経緯


続き・詳細・画像をみる

1:
全部かくと、朝までかかるかもしれない。
7:
9年前、私は大学3年で、大学のある委員会に所属していた。
春先をすこしすぎたぐらいに、その後輩が入会してきた。
9:
最初はふつうだったが、とりあえず使えない後輩だった。
で、なんか知らんが、サークルもかけもちしていたが、そっちでは使えなくていじめられているらしかった。
11:
こっちでも、電話対応はできない、バイトがあるので5時以降の居残りはできない、
教職員は苦手なので話したくない、休日は自分の予定がなくても大学にはきたくない、
仕事はしたくない、責任者にもなりたくない、ないないづくしの使えない奴だった。
12:
でも委員会では人は少ない状況だったし、他の1年もそんな感じなのが大量で、
使えない奴はどんどんやめていくから、最初は気にもとめなかった。
他の同期はどんどん辞めていったし。
でもそいつは辞めなかった。
夏は全部仕事をサボったけど、けっきょく残ってて、秋も同様。
冬も何もしないまま、それでも委員会に残った。
こいつは口を開けば車の話ばかりで、他のみんなが全く興味ないのに、延々と車の話をしている奴だった。
13:
他の2?3年はこの委員会は女性が多いから女性目当ての奴なんだろうぐらいしか思わんかった。
使えない奴でも、ただ委員の日に立ってるだけの木偶の坊でもほしい状況だったし、
逆を言うと仕事をしないからミスのしようもなく、ミスがないから怒られないような奴だった。
14:
そいつが掛け持ちしてる文化系サークルでのそいつのいじめ方が半端ないってことになって、ちょっと問題になってきた。
教室内でもそいつがいても、普通にそいつの悪口いったり、使えない使えないの罵倒たっぷり。
まぁ気持ちはわかったけど。
16:
ただ、そいつが使えないのは事実だし、それぐらいなら問題はなかったんだが、
そのサークルの連中が、そいつと一緒にいる委員会の他の子たちもからかいだし、
所属してる他の女の子への暴言や、サークル全体が、委員会への敵意をむきだしにして攻撃してきた。
で、とうとうそのサークルの若い部長が、サークルや委員会の責任者で構成されてる部長会でもでかい態度をとるようになってきた。
18:
「うちの部は、これだけ所属員が多くて、実績もこれだけ挙げているので、予算をあげるべきだ」
「コミック研究部やホビー部のような遊んでいるだけの部の予算は凍結しろ」
「〇〇委員会は、損失は自腹で補てんしなければおかしい」
などなど暴言が目立ち、とうとうサークル棟に乗り込んで、「このサークルは予算で遊んでいるのか」
と暴れまわるようになった。
で、問題の後輩は、ほんとはサークルやめたいけど、やめることができずに、出席しないとまた怒られる、の無限ループだって俺らに相談してきた。
サークルの部長に話を聞くと「所属員がおおければ、それだけ予算がとれる。だから入会したら辞めさせない」との事。
だが、さすがにサークル部長が暴れすぎたせいで、教授総会にその話がいくことになり、サークル顧問に、学部長から雷が落ちる。
20:
それで、他の委員への女の子への暴言は「非常識」と判断され、このサークルは2週間の活動停止。
首謀者の部長は一週間の自宅謹慎命令が出た。
これを機に、顧問が「使える奴だけ残す。来ない奴はリストから外す」って方針に変えて、幽霊部員が、乗り気じゃなかった委員がいっせいにクビになった。
晴れて、問題の後輩はそのサークルを抜けることができた。
が、そのサークル員は、そいつが全ての元凶ってことをそいつを逆恨みしていた。
特に部長の敵意はすごかった。
22:
問題の後輩が、そのサークルをやめて、別の部活に入った。それが冬頃。
委員会もまだ続けていた。
学年は上がり、私は4年になって、そいつは2年になる。
春になってから、いろいろあった。
ごめん、書いてて気づいたが、ここまでは本当、関係ない話だったかも。
23:
良いよ、続けて
25:
新入生歓迎会、どうしてもうちの委員会や、後輩が入った部活に入会数で負けたくないサークルはいろいろたくらんでたらしいが、
部長会に怒られて、ゲリラ公演とかは中止になった。
ごめん、めんどくさくなったので、名前をつけます。
問題の後輩はA。
元のサークルはR研。
サークルの部長の名前はS。
新しい部活はB部。
うちの委員会はJ委員会。
27:
ところが、R研のもくろみは外れて、今まで零細サークルだったB研に長蛇の列ができるようになってた。
B研にはA以外に、委員会とのかけもち者が2人いて、1人は部長。
もう1人は地味な女の子。名前はM。
B部長とMと私は同期の4年。
AとSは2年。
で、新入生勧誘会なのに、なぜか突然B研に1?4年が30人も入部するという異例の事態になった。
おそらく、当時できて新しかったうちの大学で、男女がいっしょにできるサークルはB部だけで、
男性が9割のうちの大学で、女目当ての男が学年をとわず何人も入った。
で、人数が多いから、今度は女目当てでなくても友達がほしい男子も入るようになるような循環。
28:
逆にR研は3人もいなかったはず。
B研は部室に人が入りきらず、廊下に人があふれる状況。
で、R研の部室を没収して、B研にゆずるように部長会が提案したら、Sがキレて問題おこした。
傷害事件発生。
被害者はB研のM。
あろうことか、4年の女子を殴りやがった。
29:
それで、AとB部長がキレた。
即座に学校に通報。
警察沙汰にもなって、Sは逮捕。
Sは停学1年半を命じられて、そのまま自主退学。
だけどこの問題が遺恨となって、結局B部もR研も部室の数はそのまま。
31:
で、B部が人数多すぎて、グループ化とか派閥化とかが激しくなってきて、夏ごろには険悪になってきた。
B部長は在籍はするけど、部長職は3年にゆずった。Mも残った。
でもB部のグル―プ化とか派閥化は防げない状況だった。
B部の人間は、関係ないのにサッカーしたり、バスケしたり、ゲームもちこんで遊んでたり、
その関係で、器物破損とかもして、B部にもR研のように活動停止2週間が言い渡された。
これが夏前。
で、夏。
相変わらずAは使えない。が、部活があるから毎日大学に来る。
委員会の仕事はしない。だけど、Mが委員会に来るときだけはAも委員に来るかんじ。
で、仕事が遅くなってMの帰りが遅くなると、進んでMを家まで車で送るようになった。
M以外の女にはそんなことしない。
なんとなく、他の委員は、AがMのことを好きなんだろうってことに気付きだした。
32:
問題の日。
俺がちょうど持ち合わせない時に、Aから飯を誘われたんだが、金ないことに断ると
「昼飯ぐらいなら貸せる。返すのはいつでもいい」ということで、2000円を借りて昼飯に行った。
その時はふつうだった。
飯くって、また仕事して、解散して、私は自分のアパートに戻った。
金はそこにならあった。で、Aにメールで「明日かえす」とした。
そしたら真夜中1時に
「これから大学の駐車場に来てください」
とメールが来た。
まぁ、金を借りてる身だし、ちょっと非常識な時間だが、断るわけにもいかんので、駐車場に行った。
33:
近くには民家もなく、一番近いコンビニまで車で10分以上っていう辺境の駐車場。
そこで落ち合って、すぐに金は返した。
そしたら、そこでAが
「少し話せませんか?」
って言ってきた。
金かりた身なんで断れなかった。
34:
そこで、Aの高校時代の話になったんだが
「僕はまわりの奴らとは全く違う経験をしてきた」
との事。
35:
「僕は頭が良すぎて、入れる高校がなかった。
中学の時に高校の数学や相対性理論、統一場理論、量子力学が理解でき、寺山や三島を読んでいた。
うちは3人兄弟で、経済的理由で県立しか進学できなかったけど、
地元には自分がいけるレベルの高校がなかった。
まわりのガキたちのレベルにあきあきしていた」
36:
「高校では頭の悪い奴とは付き合わずに、夜の街をうろうろして、暴走族や暴力団とリアルファイトをして修行していた。
ナイフをもったぐらいの素人なら簡単に素手で殺せるし、銃がでてきたこともある」
ここらへんから、こいつの作り話なんだろうことぐらいは理解できたが、俺はなにも反論せずにただうなずいていた。
Aの体はとてもそんなことができるような体ではなく、ただのデブ。
私も少林寺と古武道の経験があったけど、おそらく私の方が強かった。
のちに組手に誘ったけど「素人はとはやらない」って断ってきた。
少林寺3段の部長に対しても同様だったw
38:
話を戻すと
「僕は夜の街を唯一の居場所にしていた。
2年のある時、夜の街で1人の少女と出会った。
戸籍のない子供だった。
僕たちは愛し合った。
でも、彼女の体は弱かった。
愛し合うたびに彼女の体は壊れていった。
ある夜、彼女の隠れ家に向かうと彼女が『あなたに殺してほしい』と言って、僕に殺すようにお願いしてきた。
断ったけど、彼女は『これからの日本では自分が生きていくことはできない。
愛しいあなたの手で死ねるなら私は幸せ。
だから殺して』と言ってきた。
僕は彼女を殺した。
それで記憶喪失になって、多重人格になってしまったんです」
との事。
心の中で草はえすぎだが、こんな荒唐無稽なことを真顔で俺にしゃべるこいつに恐怖を感じていた。
40:
「記憶の中にベールがかかっていて、その時のことがはっきりと思い出せない。
だけど、人間って自分の記憶を守るために記憶喪失になるわけじゃないですか?
最近、M先輩と付き合って、昔の記憶が少しづつ戻ってきた」
もちろん、AとMとは付き合っていない。
「M先輩は、彼女の生まれ変わりなんだと思う」
と真顔で言った。
Aの話が真実だとすると、Mはその殺した少女より2歳年上なんだが……。
41:
これ厨二じゃなくてもともと精神疾患じゃね?
43:
>>41
結論を先に書いちゃうと、そうです。
42:
「M先輩は、結婚までしないと体は許さない古典的な女性らしい。
だからまだセックスしていない。
僕はM先輩とセックスしたい」
みたいなことを言っていた。
結局、そんな話を2時間もしていた。
帰って寝た。
43:
話が話だけに、あんま人に吹聴はできないし、かといって自分ひとりで抱え込むのは面倒なので、
B部長と、委員会の同期の男子に話をしてみた。
すると、2人も同じ話を聞かされたとの事。
2人とも夜の車の中とか、そいつのアパートの部屋とか。
2人とも怖かったって言ってた。
44:
しばらくは何もなかった。
あいつは厨二病を患っているんだよ、程度の話で終わった。
当時、まだ中二病って言葉も新しかった。
そして、夏の終わりごろ、AはMに告白して、失敗した。
で、Mが俺に電話してきた。
「恐い」
って。
Mの話を聞いてやったら、電話の途中で泣き出したので、ちょっと遠かったけど会いに行った。
電話では言ってなかったけど、AはMに無理やりキスされたらしい。
翌日、Aは私と、同期の2人、それから3年の委員長の4人をカラオケに誘った。
ようするに、この前の話をしたのは、この4人らしい。
1歳下の委員長は、誰にも相談できずに、1人で悩んでいたらしい。
カラオケきて歌うわけでもなく、また延々とAの話を3時間聞いた。
キスはMの方からしてきたことになっていた。
「告白して、振られたけど、僕は幸せです。Mさんに出会えてよかったと思ってる」みたいなことを言ってた。
1曲も歌わずにカラオケを出た。
勘定はワリカンだったwwww
45:
それから秋。
卒論も忙しい時期になって、委員会の仕事は3年以下に任せていた。
ある日、偶然にもMが指導教官にダメ出しを食らって、泣いてしまったらしい。
Mは食堂に来て、私のところに来て号泣しだした。
こっちは頭をなでてた。
すると魔の悪いことに、そこにAがやってきた。
「なんでMさん泣いてるんですか!!!1さんが泣かしたんですか!!!」
とすごい剣幕でやってきた。
Mが泣きながら事情を説明して、誤解は解けた。
が、Mはその件もあって、余計に泣きだし、私が家まで送って行った。
「恐い」「恐い」と連呼していた。
翌日、Aは俺にお詫びってことで学食の定食をおごってくれた。
このころから、Mと私が一緒にいることが多くなった。
あの話を知ってる3人からは、気を付けるようにとは言われた。
46:
Mに聞いてみたんだが、Aからは高校時代に当時の恋人が亡くなって、精神的に鬱の症状が出ている、
という話だけ聞いたとの事。
何事もなければいいね、って話をしてたんだが、大事件が起こった。
自主退学したSが、駅にて階段を下りていた際、何者かに後ろから突き飛ばされて、大けがをするという事故が起きた。
ニュースにも新聞にも載ってない話題だが、このことをAが意気揚々と教えてくれた。
で、私もこの前の話を聞いた3人も、さすがに事態が大事になりそうな気がしてた。
嫌な予感がしだした。
Sの見舞いにいったR研の部員に話を聞いてみたが、犯人はわからないことの事。
4人で、その件をできるかぎりで調べてみようということになった。
47:
そんで私とB部長は、Aの高校時代のことを知ってる奴に、ちょっと話をきいてみようということになった。
Aは県内の県立出身だったので、同級生は多かった。が、あんまし友達は多くなかったらしく、クラスメートでも
「あんま覚えていない。そんなにしゃべってない。学校にそんなに来てなかった。来ててもずっと寝てた」との事だった。
のだが、偶然にもAの兄が、私の友達の友達であることがわかり、話をきけることになった。
すると、やっぱりAの話は創作で、Aは高校時代、一時期学校にいかず引きこもって、ずっとFF11をやっていた。
とのことだけ聞かされた。
「あいつは、夜の街を徘徊どころか、部屋から一歩もでない時期があった」
との事。
48:
ちょっと中二すぎるなぁ、ってことで話はまとまった。
Sを突き飛ばした犯人は、今でもわかってません。
そのまま、冬になり、卒論は終わり、Mは卒業して地元企業に就職し、
私とB部長はもう2年大学に残ることになりました。
私は一時期Mとは仲が良かったですが、一線は超えることなく終わりました。
それでもメールでちょこちょこ連絡とりあうぐらいの仲でした。
49:
こっちが5年、Aが3年になった直後、Aは委員会の新人の女の子に手当たり次第声をかけてる様子だった。
本当は3年なら委員長とかになって、責任者的な役割をはたしてもらいたいんだけど、そういうのは期待してなかった。
こっちも大学院であんま委員会の様子はみれないままの状態が続いた。
ただ、夏、新人の女の子たちががんばってくれたおかげ、委員会は過去にないぐらいの実績を納めていた。
ところが、何もやっていないAがそのことを自慢げに語るようになった。
Aいわく、Aが1?2年生に適切に指示をしたことで、ほとんど経験のない1?2生でも、ベテランのように仕事ができたことが、Aの成果。
だと言うことだ。
私やB部長は不満だったが、結果は残ったので、大学側は委員会全体を表彰することになった。
で、ある時、Aが1年生のTを私に紹介してきた。
「今付き合っています。この子、M先輩にそっくりなんですよ」
との事。
今、付き合っているのに、別の女の名前を出せることに驚いた。
50:
この時期、もうそんなにAの中二病的な発言を気にする奴はいなくなってた。
B部長も「あいつはさすがに大人になっただろう」とは言ってた。
ところが、私とB部長が6年目になるころ、またAが委員会の女の子を口説きまわっていることがわかった。
どうやら、Tさんとは半年ぐらいで別れたらしい。
夏から秋ごろ、今度は3年生のEさんという人と付き合った。
冬になって、私とB部長は大学院を卒業して就職。Aも大学を卒業して、まとめて大学を離れることになった。
しばらくはAのことも忘れていた。
51:
何年かして、B部長から電話があった。
「Eさんから相談があった。Aのことで話したい」
との事で、ファミレスで私とB部長とEさんの3人で会ったんだが、
Eが「恐い」「盗聴されていない場所で話したい」という事で、B部長の車で遠くまで出かけて、その中で話をした。
最初は「盗聴」って単語を使うEの頭を心配していたが、どうやら違ったみたいだ。
52:
何でもEは、Aと同じ会社に入ったのだが、それはほとんどAが勝手に決めたことらしい。
Eは大学3年から4年終わりにかけてAと付き合った。つまりAが4年から社会人1年。
Aは、Eの就職を面倒みてやる、と言って、自分の会社にいろいろ働きかけて、無理やりにEを新卒で入社させたらしい。
だがEが入社してみると、EはAの妻という扱いで、近親者採用枠に入社したことになっていた。
このことをAに問いただすと、近親者枠なら普通の新卒枠より入りやすいと説明をしたらしい。
なんと、勝手に印鑑をつかって、婚姻届も勝手に提出されていたらしい。
で、Eは事情を上司と人事部に相談。
幸いなことに、Eさんは優秀な人材だったので、会社も手放したくなかったらしく、EさんはGW前に別の支店に転属になった。
Aには上司から厳重注意が行ったらしいが、事態を大事にしたくないということで、警察沙汰にはできなかったらしい。
Eは弁護士や会社の人とも相談しながら、離婚ではなく結婚の取り消しについて考えているようだった。
だけど、新しい支店に移ったことで、その件を親身になって相談してくれる人がいなくなって、なかなかうまくいかなくなっていた。
なにより、自分が近親者採用枠で入ったということを自覚していたので、かなり肩身の狭い思いをしていたらしい。
53:
さらに、GWすぎて、別支店に異動になった直後から、Aからストーキング被害にあうようになったらしい。
大学時代に一時期、深い関係になったことは真実だが、Aの病的な粘着質に困って別れた、
だけど、就職難の時代に、Aの力とはいえ就職できたので、すぐに仕事をやめることはしたくない、
とも思っていたらしい。
だが、Aのストーキングや電話やメールが怖いので、もう辞めて逃げたい、との事。
その日はそれだけで終わった。
で、ちょうどのその翌日の真夜中に、ひさびさにAから私に電話があった。
Eさんの話と全く逆の視点から、全く逆の話。
ただし、悪者はEさん。
54:
「Eさんは有名企業に就職したいがためだけに、僕に近づいた。
僕は優秀だったから、有名企業に就職できることは約束された身だったし、
企業でも僕は超優秀だから、僕の紹介なら誰でも採用してくれることはわかりきっていた。
僕はEさんの為に人事部の人に無理を言って入社させようとしたのに、
Eさんは成績がいいけどバカだし社会経験が足りないから、僕の嫁ということにして近親者採用で採用するようお願いした。
本来、この制度は、社員が結婚する際、遠隔地で勤務していた相手が結婚を理由に前職を退職した際に、再就職を円滑させる為にあるシステム。
なのにEさんは就職が決まった直後から、他に好きな男ができて、僕を切り捨てた。
そしてあろうことか、会社での僕の立場を陥れようとしている。
僕は絶対に許せない。僕を侮辱したことは許せるが、Eさんがそんなことをすると、同じ大学出身ということで、大学の名前に傷がつく。
前途洋々たる後輩たちがわが社に入れなくなる。もしそうなったら、それはEさんの罪だ」
との事。
その中で
「まぁ、しょせん、彼女は僕の前に変な付き合ったせいで、変な癖がついてましたね」
「Eが騎乗位で乗ってくると、それってEにセックスを教えた男に僕が犯されてってことでしょう」
ってセリフがとても気になった。
57:
この件、結論を書くと、AとEが深い関係になっていたことは事実なので、
結婚の取り消しはできない。
離婚は成立との事。
59:
>>57
そこは憲法まで関わる問題だから、最高裁まで争えるんじゃない?
61:
>>57
私もそう思います。
有印私文書虚偽記載とかで刑事事件にできるとは思います。
62:
>>57じゃなかった。
>>59ね。
58:
それでまた1年ぐらいが過ぎた。
AとEと同じ会社で、同じ大学卒のOBに話を聞いたところ、2人の評価は完全にEの方が上。
Aは仕事はできるが、変なことで先輩に絡んだり、仕事中に自分の恋愛相談を上司にしたりしてかなり煙たがれているらしい。
おまけに通勤途中の自動車事故の頻度が多いのだとか。
50キロ制限の道路を120キロで走ったことを自慢しているとも言っていた。
「命がけで走れば怖くない。車は究極のスポーツ。素人とは違う」
と口癖のように言っていたらしい。
で、Eのあとに、また社外の女にはまっているらしいことは聞いた。
60:
そんで、一昨年の冬、真夜中にAから前触れなく電話がかかってきた。
今度はCって言う女と深い関係になったらしいんだが、そっちは宗教やってるらしくて、
向こうはこっちの改心と全財産を教団に寄付することを前提だと言っていたので、愛していたけど、別れた。
僕は今、同年代の男たちと比べたら、誰にも負けない額の給料をもらっている。
彼女は金目当てだったんだ。
ちなみにAの年収は、私より100万少ない。
そのことを指摘したら「先輩は僕よりも2個上で、大学院でてるじゃないですか」との事。
で、俺はもうAのこともCのことも興味ないので、ふんふんと右から左に聞き流していた。
62:
で、そのCとの電話の時、
「1さん、Mさんとは連絡とってますか?」
って聞いていた。
63:
ほうほう
64:
ごめん、Cとのじゃなくて、Cについての会話ね。
眠くてミスが多くなってきてる。
ごめん、気を付ける。
「1さん、Mさんとは連絡とってますか」
「とってないけど」
「1さん、Mさんとは付き合ってたんでしょ?」
「違うよ。付き合ってないよ」
「だとしても、委員会の同期でしょう?連絡とらないって冷たくないですか?」
「そんなもんじゃないの?じゃあAは同期に連絡とってるの?」
「いいんですよ、あんなバカたちとは連絡とらなくても。
 Mさんが彼氏いるとか、結婚したとか、そういうの知りませんか?」
「知らない」
「まだ実家暮らしとか、あの会社に勤めてるとか、そういうの知りませんか?」
「だから、連絡とってないんだから知らない」
「なんですか」
「だから・・・」
以下ループ
同じ話題を何度も話した。
65:
電話は3時間ぐらいで終わったけど、なんか様子がおかしいことは私にもわかった。
で、B部長を仲介してEから連絡が来たんだけど、Aはその時、失踪していたらしい。
その月の初めからずっと職場にいってなかったんだと。
実家にもいないらしく、連絡会ったら教えてほしいとのことで、私はEと、Aの兄貴に事情を説明した。
その日のうちにAの職場の上司から連絡あって
「ご迷惑でなければ、また連絡があれば、会社や家族に電話するように言ってほしい」
とのすごい恐縮されながら言われた。
ただ前の電話は同じケータイからなので、ケータイは解約されていないので、電話はつながるはずだと説明しておいた。
その後、何事もなかったかのように、Aはまた会社に顔を出したらしい。
66:
この時の関係で、Aの直属の上司と、Eさん、Aの兄貴の3人とメルアドと電話番号を交換するなかになった。
で、去年の夏。
B部長が主催で、B部の同窓会があったらしい。
B部長とMのほか、20人ぐらいが参加したらしい。Aは欠席との返事があった。
のだが、欠席の連絡があったBが、普通に混じっていた。
Mをずっと独占して、他の人が会話に入ると威嚇したらしい。
B部長から連絡があったが、どうやらAは、またMを狙いだした、との事だ。
68:
この後、ひさびさにMから電話があり、やはり内容はAについての事。
Aに何を聞かれても知らないということにしてほしいとの事。
元より知らないんだから話しようがないじゃんか、とは言っておいたが、Mはかなりおびえているようだった。
それから去年の秋。
Aから真夜中に電話があった。
職場から病気療養を目的に、毎日定時上がりと、毎期の有給の完全消化を命じられている。
Eの奴が、僕の悪口を吹聴している。
Cの奴が、宗教の工作員をつかって僕のことをネット上で攻撃している。
などなど。
そして再び、
「1さんはMさんと連絡をとってないんですか」
「前にも言ったけどとってない。卒業後1年くらいはメールでやりとりしてたけど、今はまったく」
「それって冷たくないですか?同期でしょ?」
「じゃあAは同期に連絡とってるの?」
「いいんですよ、あんなバカたちは?」
「じゃあAもとってないんだろ?」
「でも、僕とMさんはまだしも、1さんとMさんは付き合ってたんでしょ」
「付き合ってないって」
「じゃあなんであの時、1さんに抱かれて泣いてたんですか」
「よっぽどショックだったんだろう。他の人でも良かったのかもしれない」
「だったらなんで僕の前で泣いてくれなかったんですか!!!!」
怒鳴りだした。
その後はなだめるだけでいっぱいいっぱいだった。
71:
ちょっとやばい気がしたんで、Mにこういう電話があったことだけ連絡しておいた。
Mはまた「恐い」と言っていた。
それで、その直後。
職場の都合で、Eが2週間だけ、Aのいる支店に出張することになった。
職場はAとEの事情を知っていたので、同室にはならないように配慮してくれたらしいんだが。
なんか、Eのコーヒーが変な味がしたらしく、まずEが異変に気付いた。
気のせいだろうと思って、他の人が飲んでみたら、やはりなんかへん味がする。
コーヒーすててみたら、カップの底にとけかかった粒剤がたまっていたとのこと。あきらかに砂糖じゃない。
これが大問題になった。
で、オフィス内には監視カメラはないんだが、給湯室のそばにいた社員が、Aが給湯室にはいっていくのを目撃してた。
その会社は来客用のコーヒーカップとか、短期出張者用のカップは給湯室にあるらしい。
で、給湯室にあった他の短期出張者用のカップにも、底に粒剤がそのまま入っていた。
気づかずにコーヒーをそそげば、そのまま溶けるしかけだったらしい。
あまりにもお粗末だったが、これが大問題になったらしい。
会社の判断で、警察には届けなかったが、一歩間違えれば、カレー事件やアジ化ナトリウム事件になっていたところだ。
69:
ずいぶん詳しく覚えてるんだな
70:
>>69
俺も思ったわ
>>1がAじゃないの?レベルくらい
72:
>>69-70
わたしとしては、かなり忘れてて、印象的なところばかりを覚えているって感じ。
わたしはAではありません。が、わたしもAと関わりすぎたせいでかなり精神的におかしくなってるかも。
それは自覚してます。
犯人探しはすぐ始まって、すぐ見つかった。
やっぱAだった。
で、Aはこの翌日は病気休養が理由の長期休職となった。
なんで懲戒免職にできないのかと、Eは不満だった。
カップに入れたのは、睡眠薬と言っていたが、本当かどうかは不明。
74:
それで、Aは精神科に治療の為に通院ってことになったんだが、なんか病気にもいろいろあるらしくて、
それじゃあ危険だから、即座に閉鎖病棟で隔離。ってわけにはいかんらしい。
何よりAはすぐ直前まで普通に働けるだけの正常な思考はもっていたはずなので。
この時期、Aの父親が亡くなった。
それはAの兄貴から聞いた。
それからAからの電話が真夜中に頻発することになる。
73:
これ全部読める奴いたら凄いってレベルの読みにくい文章だな
75:
>>73
ごめんよ
でさ、この時期からAの様子はさらにおかしくなる。
これは私の私見だけど、職場はあいつを休職にさせるべきじゃなかった。
Aは仕事をすることで、なんとか狂わないように、常識のレベルに自分の行動を抑えていたはずなんだが、
休職になって、病気の名前も決定して、Aはこれで狂っていいって許可をもらったようなもんだった。
ここからAの異常さは本格化した。
76:
いや、別に読みにくくはないよ
なかなか面白い
78:
Mにまた近づこうとしているのは、わかった。
Mには気を付けるようには言った。
その時、Mと電話したんだが、Mはまだ独身。彼氏はいない。
だが一時期、職場の先輩といい関係になって、処女ではなくなってるらしい。
そのことはAには絶対に言わないほうがいい、とは言っておいた。
しかし、Mには、同窓会以来、まったくAから連絡はないと言っていた。
なんかおかしいな、と思ってた。
79:
それから私にも、Mにも、Aからは何の連絡はないまま、今年の春になった。
ぶっちゃけ、少し忘れていた。
EとAの上司とも話したけど、会社の規定で、病気療養が1年半になると、
そのまま退職という扱いになるらしく、完治したって診断書がなければ復職はできないらしい。
で、今年のGWすぎたあたり、Aから電話があった。
「Mさんとの結婚を考えている」
80:
ハぁ?ってなったが、そのまま話を聞いてやった。
なんか結婚するつもりらしい。
で、Mには姉がいて、最近、娘をつれて家に戻ってきた。
家の中で部屋が減って家族全体が暮らしづらくなった。
Mも今年で30歳なので、そろそろ結婚したいし、姪っ子の世話で自分も子供が欲しくなってきた。
だけど、Mの父親は病気の関係で、車いす生活だ。
うちの家は、男と女の結婚ってのは、家と家の結婚であって、車いすの男がいる家とは結婚できない。
それにMの父親は甲斐性無しで、家のローンがまだ残っている。土地は借り物だ。
こんな家との結婚を、僕の家が許可するわけがない。
だからMさんと駆け落ちを計画している。
遠くへいって2人だけ暮らす。
との事。
81:
Aとの電話が終わったら、大慌てでMに電話した。
Mにはもちろん、Aと結婚する予定なんてなかった。
で、この4月から姉と姪っ子が実家に戻ってきているらしい。
父親の足のことや、ローンや土地の話は本当だった。
だけど、そのことをAに話したことはない。
「本気で恐くなってきた」
「朝になったら、お父さんとお母さんに相談する」
それで電話は終わった。
朝になったら、「次の日曜日に、Mの家まで来てほしい」とメール言われた。
で、日曜にMの家に行って事情を説明した。
「すでに警察にも話をしてあるが、巡回パトロールを強化するぐらいしかできない」
との事だった。
そこでは30分ぐらいで失礼した。
夜、Aから電話があった。
「1さんって、Mさんとは会ってないんですよね?」
「そうだよ」嘘をついた。
「そうですか」
それだけで電話は切れた。
いっつも1時間を超える長電話なのに、10秒もしないで切れると、逆に怖かった。
Mにはすぐ伝えた。
84:
また数日後。Mから、
「職場で前に付き合っていた人が、突然知らない人に絡まれて、『Mさんにつきまとうな』って言われたって。
『不倫を奥さんにばらす』と言われたらしいの。多分、Aくんだと思う」
その人は、Mと付き合ってあと、別の人と付き合って結婚したらしい。
M自身にはもう未練も何もないし、Mと付き合っていた時から浮気してたわけじゃないから不倫でもなんでもないんだけど。
「これって、ストーカーだよね?」
「もしかして、わたし、監視されてる?」
本気で不安がってた。
護身用に唐辛子スプレーとアラームを買ったって言ってたけど、どんだけ効果があるかは疑問だった。
85:
そろそろ、終盤。
で、問題の日、ついにAがMを拉致ろうとした。
家を出て、駐車場で車に乗る前に襲ってきたらしい。
が、母親と姉がすぐに気づいて、なんとか助かった。
ここからは警察が全部やってくれた。
ちなみに私が知らされたのは、全部終わった後だった。
86:
見とるで
87:
警察でも、精神鑑定ってあるじゃん?
なんかそれを請求されたらしいが、とりあえず、起訴されて刑事罰を受けるのは確実だろうって。
よく精神喪失者が無罪になったりするって話があるけど、あれは0.01%にも満たない事例で、
精神疾患があっても、責任能力さえあれば、ちゃんと罪に問える、って説明を受けたらしい。
しばらくAは拘置所だか留置場だかわかんないけど、そういうところで捕まった後、
精神病院の保護室、いわゆる隔離病棟に入れられたらしい。それが先週。
でMの方もカウンセリングが必要になっちゃって、休職になっちゃった。
ただ、Mの姉とその旦那、なんか別居中だったらしいが、これがきっかけで復縁したらしい。
Mの両親も「甚だ反省するばかりだが、私どもはMよりも孫の方を心配していた。親失格だ」と私の前で泣いていた。
88:
Aの母親が謝りにきたらしいが、Aの母親は、AやAの兄貴から休職中だとは聞かされてなかったらしい。
で、怖いのは、Mの家からすぐのアパートに、Aは部屋を借りて住んでいた。
Mの家のエアコンの室外機から盗聴器が見つかった。電波は弱いけど、そのアパートまでなら届くレベル。
もしかしたら、盗聴だけじゃなく、盗撮もしていたかもしれない。
だいたいそれだけだと、職場の先輩の事情を知りようがないから、本当はもっと嗅ぎまわっていたんだと思う。
問題はさ、Aでも死ぬまで隔離病棟ってわけじゃない。
必ずAは出てくる。
それが怖い。
89:
終わった。
真夜中なのに、みんな付き合ってくれてありがとう。
最後に断っておきますが、釣りでも創作でもないです。
まぁ、誰も信じないだろうけど。
97:
おつ
Aにこのスレ見られたらどうすんのって思ったけど
その心配もないみたいね
90:
>>1おつ
サイコサスペンスっぽくて面白かった。
怖いもの見たさのような。
9

続き・詳細・画像をみる


都会者にもその辛さがわかるように豪雪の画像貼ってく

泥棒が侵入先で性的虐待画像見つけ警察に通報 → 住人逮捕 スペイン

私の手抜き料理でも美味しいって言って食べてくれる旦那に「クチャラーだよ」とは言い辛い

『ラブライブ! School idol paradise』初回限定版同梱のねんぷち公開!

ラストで全部台無しになった作品って何かある?

『ドキドキ!プリキュア』第45話・・・ここで衝撃のネタバレが! ピッコロと神様みたいなもんだな

じわっするクリスマス動画:子どもたちが一番欲しかったプレゼント、それは大きな箱に入ってやってきた。

アイツのAA作った

先生の態度が変わった

【閲覧注意】足の皮が剥がれた。つっても全部だけど

404 Not Found←なんて読んでる?

NHK新会長 「いい番組を作るには誰かにお金を払ってもらわなければ。国民全員に払ってもらいたい」

back 過去ログ 削除依頼&連絡先