真姫「何かしら……? これ」back

真姫「何かしら……? これ」


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1:
真姫「……手紙?」
ガサッ
真姫「……っ!? な、何よこれ!!」
『2013年 10月29日 18:00までに
>>5できなかったら即死亡』
3:
にこにキス
5:
>>3
9:
『矢澤にこにキスできなかったら即死亡』
真姫「はぁぁ? イミワカンナイ!!」
凛「何見てるんだにゃ? 真姫ちゃん」
ガサッ
真姫「ちょ、ちょっと凛!!」
凛「こ、これは……」
花陽「真姫ちゃんが書いたの?」
真姫「そんなわけないでしょ!! もう! 返して!!」
━━部室
絵里「ふーん、そんな手紙がねぇ」
希「もしかしてにこっちが書いたんとちゃう? 真姫ちゃんにキスしてもらいたくて」
にこ「な、なななな何言ってるのよ!? ニコがそんなことするわけないでしょ!!」
真姫「まぁどうせイタズラだからどうでもいいけど……」
10:
10月29日 17:58
━━部室
ことり「そういえば昨日の真姫ちゃんの手紙って確か今日までだったよね?」
穂乃果「もうすぐ18時だよ」
希「ほらほら、はよにこっちとキスせんと死んでしまうよ??」
にこ「なっ……!?////」
真姫「からかわないで!!」
絵里「希、冗談でもそういうことは」
バタッ……!!
真姫「かっ……かはっ……!!」
凛「ま、真姫ちゃん!?」
海未「真姫!! どうしたのですか!? 」
真姫「……っ、い……息が……かっ……っ…… ぁ……ぁ……」
ドサッ
真姫「」
絵里「ちょっと……嘘でしょ……?」
14:
花陽「きゃあああ……!!!!」
希「な、何で……!? 一体何がどうなって」
絵里「誰か早く救急車!!」
海未「わ、わかりました!!」
にこ「真姫ちゃん…… 真姫ちゃんっ!!」
真姫「」
18:
10月30日
絵里「……真姫が亡くなったわ」
ことり「げ、原因は……」
絵里「医者も詳しいことはまだわからないって……突発的な呼吸困難としか」
希「……もしかしてあの手紙に従わんかったから」
海未「そんな馬鹿なこと……ありえません」
凛「うっ……うぅ……っ……ぐすっ」
にこ「……ひぐっ」
穂乃果「あれ? ニコちゃん、鞄に何か挟まってるよ?」
ガサッ
にこ「え?」
『2013年 10月31日 15:00までに
>>23できなかったら即死亡』
23:
胸をDカップに
34:
『胸をDカップにできなかったら即死亡』
にこ「……は?」
穂乃果「あちゃー」
にこ「ちょ、ちょっと……またこんなイタズラ」
希「イタズラと決めるんは危険かもしれんよ」
絵里「希……」
希「真姫ちゃんだってこの手紙の通りに……死亡時刻だってドンピシャやったやん!! これはただの偶然やないとうちは思う……」
海未「そんなオカルト有り得ません」
希「にこっち、うちはこれ以上犠牲は増やしたくないんや!!」
ことり「でも明日までに胸を大きくするのは無理があると思うの……」
39:
凛「ニコちゃんまで死んじゃうの嫌だにゃー!!」
にこ「こ、こんなのイタズラに決まってるでしょ!」
希「にこっち」
にこ「……とりあえず努力はしてみるわよ」
凛「牛乳をいっぱい飲むのがいいらしいにゃ!」
にこ「あんたに言われても全然説得力ないわよ!」
ことり「マッサージが効くとか聞いたことあったかも」
希「うひひ、ならうちの出番やね」
にこ「ひっ!!」
絵里「ニコ……これも貴女の為よ」
希「ワシワシワシワシ!!!!」
にこ「ぎゃああああああ」
43:
10月31日 14:55
ガチャ
にこ「あんたたち……授業はいいの?」
穂乃果「授業なんかよりニコちゃんの方が大事だよ!!」
海未「私はまだ信じてはいないのですが一応、念の為に」
ことり「それで、おっぱいは……」
にこ「……」
ペタンッ
花陽「うぅっ……小さいまんまだよぉぉ……!!」
希「昨日、あんなにワシワシしたのに……」
凛「もう時間がないにゃー!!」
絵里「ハラショー……ッ!!」
46:
にこ「ひ、一晩で胸を3ランクも上げろだなんて無理に決まって」
ガチャ!!
男「うわぁぁぁぁ!!!!」
にこ「え?」
グサッ……!!
にこ「がはっ……!!」
ドサッ
凛「ニコちゃん!!」
絵里「ニコ!!」
警察「もう逃げられんぞ!!」
男「く、くそっ!! 離しやがれ!!」
ことり「ど、どういうこと……?」
51:
11月1日
絵里「……ニコが死んだわ」
ことり「そ、そんな……!!」
希「やっぱりあの手紙は呪いの手紙なんや!!」
海未「ニコを刺した男は一体……」
絵里「脱獄した死刑囚らしいわ」
花陽「今回もあの手紙に書いてあった時間ピッタリに……」
海未「……もう偶然とは思えませんね」
凛「凛たち……みんな殺されちゃうのかなぁ……」
穂乃果「あれ? 海未ちゃんのポケットに何か入ってるよー?」
ガサッ
海未「え……?」
『2013年 11月2日 0:00までに
>>56できなかったら即死亡』
56:
にことエッチ
62:
『矢澤にことエッチできなかったら即死亡』
海未「そ、そんな……」
穂乃果「あれ? ニコちゃんってもういないよね」
ことり「う、海未ちゃん……」
希「あと六時間もないやんっ!!」
花陽「こんなの……酷すぎるよ……!!」
絵里「海未、落ち着くのよ!! 何か方法があるはず」
海未「……ふふっ、方法? そんなものあるはずがないでしょう?」
海未「ニコはもう死んでいるのですよ!? どうしようもないじゃないですか!! それとも貴女が何とかしてくれるのですか!? 絵里!!」
絵里「……ごめんなさい」
64:
凛「希ちゃん!!」
希「ん?」
凛「希ちゃんのスピリチュアルパワーで何とかできないの!?」
花陽「そっか、希ちゃんならこういった怪奇現象に詳しいもんね!!」
海未「……希」
希「えっ!? えっと……う、うち?」
絵里「希、何の為のカードよ!!」
ことり「希ちゃん……おねがぁい……」
ウルウル
希「と、とりあえず……カードで占ってみるわ」
67:
希「……見えた!!」
絵里「さすがよ、希」
ことり「それで占いは何て」
穂乃果「そもそも何を占ったの?」
希「うちが今占ったんは海未ちゃんの未来!」
花陽「そ、それで……結果は」
希「……うちの占いによると、海未ちゃんの未来は」
希「……」
絵里「……ごくりっ」
希「……海未ちゃんの未来は」
花陽「うぅ……緊張するよぉぉ」
希「……園田海未ちゃんの未来は」
凛「勿体ぶらずに早く言うにゃー!!」
71:
11月1日 22:38
ことり「早く教えて!! 希ちゃん」
絵里「……っ!!」
イライラ
海未「……」
希「ご、ごめん……ほな言うよ?」
凛「シャーッ!!」
希「うちの占いでは……海未ちゃんの未来は…… 、一寸先は闇!!」
海未「もういいですっ!!」
ダダダッ
穂乃果「あ、海未ちゃん!」
ことり「ま、待って!!」
絵里「みんな!! 海未を追うわよ!!
77:
23:52
絵里「いた!?」
凛「こっちには見当たらないにゃ……」
花陽「あっちにもいませんでした」
ことり「携帯も繋がらないよぉ……」
希「急がんともう時間が」
絵里「誰のせいよ、もう……!! まだそう遠くには行っていないはず……もう一度手分けして」
穂乃果「あ! 海未ちゃん!!」
ことり「え?」
穂乃果「ほら! 向こうに……おーい!! 海未ちゃーん!!」
海未「穂乃、果……?」
フラフラ
プップー!!
希「危ないっ!!」
キキィーッ!! ドーンッッ!!!!
83:
11月2日 10:12
絵里「……海未が交通事故で」
ことり「もうやだよぉ……ひぐっ」
花陽「本当に花陽たち、皆殺しに……」
凛「凛……死にたくないよ……ぐすっ」
希「この災厄を回避する方法は一つや」
絵里「希?」
希「あの手紙に書いてあること……命題を実行する……それしかないと思う」
ことり「でも……真姫ちゃんのはともかく、ニコちゃんや海未ちゃんに課せられた命題はどう考えても不可能だったよ!!」
希「それでも……何とかやり遂げるしかないんや」
花陽「そ、そんなぁ……」
88:
穂乃果「……」
絵里「穂乃果、どうしたの? さっきから黙ったままで」
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「絵里ちゃん!!」
絵里「は、はい……?」
穂乃果「絵里ちゃんのおっぱいの谷間に何か挟まってる」
絵里「あら? いつの間に……」
ガサッ
希「絵里ち……それってまさか……」
花陽「命題……!?」
絵里「……読んでみるわ」
『2013年 11月2日 21:00までに
>>92できなかったら即死亡』
92:
マックでスマイル注文する
108:
『マックでスマイル注文できなかったら即死亡』
絵里「え?」
希「マックでスマイルって……めっちゃ簡単やん!」
凛「ちょっと恥ずかしいにゃー」
花陽「で、でもそれで命が救われるんなら花陽だってできるよ!! ……ビッグマックと一緒に」
絵里「そ、そうね……確かに恥ずかしいけどやるしかないわね」
穂乃果「ファイトだよ! 絵里ちゃん!」
114:
12:26 ━━マック
穂乃果「さぁ、絵里ちゃん!」
希「絵里ち! うちら見守っとるからな」
絵里「わ、わかったわよ」
ウィーン
ガヤガヤ……
絵里「結構混んでるわね……」
絵里「……」
ウィーン
ことり「あれ? 絵里ちゃん」
絵里「店員さん、みんな忙しそうだったから夜の空いてる時間にまた来ましょう」
希「まぁ時間はまだたっぷりあるからね」
凛「じゃあ凛、遊園地行きたいにゃー!!」
穂乃果「穂乃果もー!!」
絵里「マックは何処にでもあるし、いいわよ」
穂乃果、凛「「わぁーい!!」」
126:
20:45
凛「楽しかったにゃー!」
穂乃果「穂乃果、もう一回ジェットコースター乗りたいなー!!」
ことり「穂乃果ちゃん! 時間が……」
穂乃果「あ、そっか」
絵里「じゃあ私はそろそろ命題を……」
花陽「向こうにマックあったよ、絵里ちゃん」
絵里「ありがと、花陽。 行ってくるわね」
希「うちらも絵里ちの恥ずかしいところ見に行こか」
絵里(まだあと10分あるし、店も比較的空いてる……大丈夫そうね)
ウィーン
131:
20:52 ━━マック
バイト1「ふわぁ……働くのマジだるいっすね」
バイト2「あぁ……客もこねーし煙草でも吸ってくるわ」
バイト1「あ、ずるいっすよ! 俺も」
絵里(え……? 店員さんが誰もいない…… ?)
絵里「あ、あの……すいません」
絵里「……」
絵里「すいませーん!!」
絵里「何で誰もカウンターにいないのよ!? すいませーんっ!!」
バイト2「おい、客来てんぞ」
バイト1「ったく……めんどくせー」
絵里(早くしないと……!!)
バイト1「はいはい、お待たせしました……チッ」
絵里「あ、あの……」
141:
バイト1「……注文は?」
絵里「え……あ、あの……えっと」
バイト1「……チッ」
絵里(早く言わないと……!!)
バイト1「決まったらまた呼んでくださいね」
絵里「ま、待って!!」
バイト1「はい?」
絵里「あの…………イル、……マイル……さい……////」
バイト1「はい? もうちょっと大きな声で言ってもらえます?」
絵里「……ス、スマイルくださいっ!!////」
バイト1「はぁ?」
バイト2「どーしたどーしたぁ?」
バイト1「ぶふっ……こ、こいつがスマイルくださいって」
バイト2「スマイル? ブハハハハハッッ!!」
158:
絵里(笑ってくれた!! でもやっぱりものすごく腹立つわね……)
バイト2「姉ちゃん、面白いこと言うな? てかよく見りゃすげーマブいじゃん!!」
バイト1「マジっすか!? 金髪じゃないっすか! 金髪!!」
バイト2「俺らもうすぐ上がりだからどっか行こーぜ! 奢るからよ」
絵里「は? 何故この私が貴方たちみたいなのを相手にしなくちゃいけないのかしら?」
バイト1「んだとこらぁぁ!!」
絵里「ハラショー」
バイト2「待てこらぁぁ!!」
絵里「ハラショーよ!!」
ウィーン
170:
21:05
絵里「ただいま」
希「絵里ち!! 無事やったんやね!! 」
凛「よかったにゃー」
絵里「まぁ簡単な命題だったから当然よ」
ことり「でもこれで命題をクリアすれば命は助かるってことがわかったね」
花陽「今回は簡単だっから良かったけど……もしまたムチャクチャなのが来たら……」
希「……でも絵里ちがクリアしたからもしかしたらもう命題は来んなったりするかも」
絵里「だといいんだけど……」
182:
絵里「もう遅いし帰りましょうか」
希「そうやね」
凛「 凛、切符買ってくるにゃー」
花陽「私も」
ことり「……」
穂乃果「ことりちゃん、どうしたの? 」
ことり「穂乃果ちゃん……ううん、何でもないよ」
穂乃果「?」
凛「わぁー!! かよちんの切符大きいにゃー!!」
花陽「こ、これ切符じゃないよぉぉ……!!」
ガサッ
希「どしたん? ってかよちんが持っとるのそれ……命題やんっ!!」
花陽「た、助けてぇぇ!!」
『2013年 11月3日 12:00までに
>>187できなかったら即死亡』
187:
全裸で街を走り回ったりしなかったら
209:
『全裸で街を走り回ったりしなかったら即死亡』
花陽「えぇぇっ!?」
希「こ、これはかなりキツイやん……てもやってやれんことは」
花陽「ぜ、全裸で……街を……? は、恥ずかしいよぉぉ……!!」
ことり「恥ずかしがってる場合じゃやいよ!! かよちゃん!!」
凛「全裸にならないとかよちん死んじゃうんだよ!? そんなの嫌だにゃー!!」
花陽「ぜ、全裸にならないと……死ぬ……!? ふぁ……ふぁぁ……っ」
バタッ
凛「かよちん!?」
絵里「ショックで気を失ってしまったみたいね」
212:
ことり「かよちゃん!! かよちゃん!!」
花陽「」
凛「全然起きないにゃ……」
希「まぁでもタイムリミットは明日の正午までやから今日は一旦連れて帰って休ませようか」
絵里「そうね、明日花陽が目を覚ましたらみんなで説得しましょう」
凛「……うん」
221:
11月3日 08:33
花陽「んっ……あれ……? 私……」
凛「かよちん!!」
花陽「凛ちゃん……」
凛「さぁ早く服を脱ぐにゃ!!」
花陽「ふぇぇ!? や、やめてよ!! 凛ちゃ」
希「凛ちゃん、少し落ち着いて」
凛「で、でも!!」
絵里「花陽、昨日届いた命題のこと覚えているわよね?」
花陽「……はい」
ことり「かよちゃん……」
花陽「……無理だよぉ……花陽、裸で街を走るなんか……ひぐっ」
228:
希「でもやらんと、かよちん……命が……」
花陽「うぅっ……」
絵里「どうせやるなら人の少ない朝のうちにやってしまった方がいいわ」
凛「そうだよ! だから早くかよちん」
花陽「ひぐっ……できないよぉ……」
凛「なら凛が力づくで!!」
希「凛ちゃん! 命題には全裸で街を走り回るって書いてあった」
凛「だから何なの!?」
希「いくら凛ちゃんがかよちんを無理やり裸にしたところでかよちん自身が自分で街を走り回らな達成したことにはならへん……」
凛「そ、そんな……」
花陽「ご、ごめんなさい……ごめんなさい……っ!!」
233:
11:33
花陽「ひぐっ……うぅっ……」
凛「かよちん……」
穂乃果「ねえ、みんな」
ことり「穂乃果ちゃん?」
穂乃果「穂乃果たちがいると余計にかよちゃん、恥ずかしくてできないんじゃないかな?」
絵里「確かに穂乃果の言う通りかも」
希「でもかよちん一人残して帰るのは……」
ことり「ことりも……もし同じことやらされるなら友達には見られたくないかも」
絵里「花陽、私たちは絶対に貴女が全裸で街を走り回ってる姿を見たりしないわ」
絵里「今から私たち、ここから出ていくから……後は一人で大丈夫よね?」
花陽「……っ」
コクッ
絵里「偉いわ、花陽。 終わったら必ず連絡して」
238:
凛「かよちん!」
希「凛ちゃん、行くよ?」
凛「うん……かよちん!! 絶対に死なないで!!」
花陽「凛ちゃん……ありがと……」
11:52
花陽「……」
花陽(もう少しで花陽……!!)
花陽「……どうせ死ぬなら」
花陽「うぅっ……ひぐっ……みんな……ごめんなさい……っ!!」
249:
12:02
絵里「……」
ことり「連絡来ないね……こっちからも繋がらないし」
希「かよちんのとこに戻ってみようか」
凛「……っ」
穂乃果「……」
ガチャ
花陽「」
プラーン……
ことり「え……?」
絵里「花陽……」
希「そんな……自殺……?」
凛「うわぁぁぁぁ!!!!!!!」
266:
11月4日
絵里「……」
希「……」
ことり「……」
凛「……穂乃果ちゃんのせいだにゃ」
穂乃果「へ?」
凛「穂乃果ちゃんがかよちんを一人にした方がいいって言ったから!!」
穂乃果「……」
絵里「凛、それだったら最初に賛同した私にも責任があるわ」
希「今うちらが仲違いしても何の解決にもならんことわかるよね? 凛ちゃん」
凛「……っ!!」
穂乃果「あれ? 凛ちゃんの膝の上にあるのって」
凛「え?」
ガサッ
『2013年 11月5日 0:00までに
>>271しなかったら即死亡』
271:
混んだ電車でびっくりするほどユートピアしたら死亡
287:
『混んだ電車でビックリするほどユートピアして死亡しなかったら即死亡』
凛「これって……どういうこと……?」
絵里「……」
凛「どっちにしろ凛……死んじゃうってことだよね?」
希「……」
凛「ねぇ……」
ことり「……」
フルフル
凛「はは……そっか……凛も……もうすぐ死んじゃうんだ……」
希「……これってあんまりやん!! こんなんどうすることもできんよ!!」
絵里「……今回ばかりは私も」
297:
穂乃果「そうだ! これからみんなで遊園地行かない?」
絵里「こんな時に何を……」
希「それに遊園地はついこないだ行ったばっかやん」
穂乃果「思い出作りに……だめかな?」
ことり「穂乃果ちゃん……」
凛「うんっ! 遊園地行きたいにゃー」
希「凛ちゃん!? でも……」
凛「だーめ! もう行くって決めたから! みんな急ぐにゃー」
絵里「そうね……これ以上考えてもどうすることもできないし、パーっと楽しむのもいいかも」
ことり「いいのかなぁ……?」
穂乃果「さぁ行くよー!」
凛「おーっ!!」
305:
23:50
凛「みんなー! 早くしないと終電に乗り遅れるにゃー」
絵里「ぜぇぜぇ……何であんなに元気なのよ……」
希「はぁはぁ……若さなんやろか……?」
ことり「穂乃果ちゃんも急いで」
穂乃果「う、うん!」
ガタンゴトン……ガタンゴトン……
ことり「何とか間に合ったよぉ」
希「……そろそろ時間やね」
絵里「……っ」
凛(かよちん……凛もすぐかよちんがいるユートピアに行くから)
312:
ことり「それにしても終電なのにこんなに混んでるなんて……」
希(これも命題の通り……運命なんかな……?)
凛「みんな、今日は楽しかったにゃ!」
穂乃果「うんっ!」
絵里「凛、貴女……」
凛「凛ね、命題頑張ってクリアするよ!」
希「でもクリアしたところで……」
凛「うん……無駄ってわかっててもやりたいんだにゃ」
穂乃果「すごいよ、凛ちゃん! 穂乃果たち、凛ちゃんの勇姿を間近で見られるんだね?」
凛「あんまり注目されると照れるにゃぁ……////」
321:
絵里「そろそろ0時ね」
凛「よーし! テンション上げて突っ走るにゃー!!」
穂乃果「ファイトだよっ!!」
凛「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
パンパンッ
凛「びっくりするほどユートピア! びっくりするほどユートピア!!」
パンパンッ
キキィーッッ!!!!
ことり「きゃっ!?」
希「な、何や!?」
絵里「まさか脱線!? みんな衝撃に備えて!!」
ズドーンッッ!!!!!!!!
331:
絵里「痛たた……みんな!! 大丈夫!?」
希「な、なんとか……」
ことり「う、うん……穂乃果ちゃんと凛ちゃんは」
穂乃果「穂乃果も平気だよっ!」
絵里「凛を探しましょう!」
希「え、絵里ち……あの車体に挟まれとるのって……」
ことり「凛ちゃんの靴……まさか!?」
絵里「ここからじゃ顔がよく見えないわ、向こうに回って」
ダダダッ
絵里「あ……あ……凛……っ……!!」
希「む、惨い……相当苦しかったやろな……」
凛「」
グシャッ
343:
11月5日
ことり「もうやだよぉ……ひぐっ……うぅっ……!!」
希「次、死ぬのはうちなんかな……?」
絵里「何言ってるのよ!? 希」
希「だって残っとるのはうちら四人だけ、絵里ちは一回命題貰っとるから実質三人の内誰かや!!」
絵里「それでもどうにかして命題をクリアすれば」
希「どうにかしてできるもんやったら何でもやったるわ!! でも……どうにもできんことやったら……死ぬしかないやん……ぐすっ」
ことり「ふぇっくしょん……!!」
ガサッ
ことり「?」
穂乃果「ことりちゃん、頭に何か付いてる」
ことり「ふぇ?」
ガサッ
『2013年 11月5日 18:00までに
>>350しなかったら即死亡』
350:
うんこ
372:
『うんこしなかったら即死亡』
17:41
ことり「へ? うんこ……?」
希「ラッキーやん!!」
絵里「もう時間少ないけど出せそうなの!?」
ことり「え、えっと……えっと……!! とりあえずトイレ行ってくる!!」
ダダダッ
━━女子トイレ
ことり「ふぇぇ……考えすぎちゃってなかなか出ないよぉ……!!」
ことり「は、早く出さなきゃ……ううっ……ぐすっ」
ことり「……うぇぇぇんっ……!! 全然出ないよぉぉぉ!!!!」
384:
17:58
希「もうすぐ時間やけど……」
絵里「ことりを信じるしかないわ……大丈夫、ことりなら必ず排便してくれる」
穂乃果「……」
18:04
絵里「……」
希「……」
絵里「……様子を見に行ってみましょう」
━━女子トイレ
希「一つだけ閉まっとる、多分あそこにことりちゃんが」
絵里「ことり? ことり!!」
コンコン
希「返事がないな……」
絵里「ことり、お願い!! 返事をして!!」
コンコン
穂乃果「扉を壊して中に入ろう」
393:
希「え?」
穂乃果「ことりちゃんが心配だよ!」
絵里「そうね」
ドカッ!! バキバキッ……!!!!
ギィィ……
希「!?」
絵里「……いない?」
穂乃果「窓が開いてる」
希「ホンマや……ってここ三階やで?」
絵里「嘘よね……?」
絵里「なっ……!? ことり!!!!」
希「え……? まさか……な、何で……自殺……?」
404:
ことり「」
グダッ
希「な、何でや!? 何でことりちゃんが落ちて……ただウンコするだけで助かるはずやったやん!!」
穂乃果「もしかしたら出そうとしても出なくて、それでパニックになっちゃったのかも」
絵里「そんな……」
希「終わりや……次はきっとうちが殺される番や……!! もう何をしても助からん……!!」
絵里「落ち着きなさい!! 希!!」
希「こんな状況、落ち着けるわけないやん!! 絵里ちはもう回避しとるから高みの見物しとるみたいやけどうちは死神の鎌がすぐ背後に迫っとる状態なんやで!?」
絵里「私はそんなつもりじゃ……」
穂乃果「死神の鎌、もう希ちゃんの首元まで来たみたい」
希「え?」
穂乃果「希ちゃんの制服の襟にこれが」
ガサッ
希「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
『2013年 11月6日 0:00までに
>>410しなかったら即死亡』
410:
絵里の頭をなでなで
431:
『絢瀬絵里の頭をナデナデしなかったら即死亡』
希「ほっ……た、助かった」
絵里「よかったわ、これで希も死ななくてすむのね」
希「絵里ち……その、さっきは酷いこと言ってごめんな……」
絵里「ふふっ、いいのよ。気にしてないわ、それより早く私の頭をナ、ナデナデして……////」
希「う、うん……そうやね////」
穂乃果「……つまんない」
ザクッ……!!!! ゴロゴロッ……
希「え?」
絵里「」
450:
希「え……絵里ち……!!!!」
絵里「」
ゴロンッ
穂乃果「あはっ」
希「ほ、穂乃果ちゃん……? 何しとるん……? え……?」
穂乃果「だってそろそろクライマックスなのに簡単にクリアされちゃつまんないよね?」
穂乃果「希ちゃんには絵里ちゃんの頭は渡さないよーだっ!」
希「ちょ……え……? 何なん……? 意味がわからへんのやけど」
穂乃果「零時まであと五時間くらいかな? 勝負だよ! 希ちゃん」
穂乃果「命を賭けた鬼ごっこを。 希が鬼だよ? 穂乃果は絵里ちゃんの頭を持って逃げるから!」
459:
希「ふ、ふざけんな!! てことは今までみんなが死んだのも全部あんたが……!?」
穂乃果「そうだよっ! 穂乃果は神だからね」
希「か、神……?」
穂乃果「といっても死神の方だけど、えへっ」
希「何で……何でこんなことを……!? うちらのこと嫌いやったんか!?」
穂乃果「ううん、大好きだよっ!」
希「やったら何で……」
穂乃果「大好きすぎるから……穂乃果はμ'sのみんなこと大好き」
穂乃果「だから殺したいんだよ」
467:
穂乃果「はい、おしゃべりはここまで! 希ちゃんに穂乃果を捕まえられるかな?」
穂乃果「早く穂乃果を捕まえて絵里ちゃんの頭を取り返さないと希ちゃん、困っちゃうよね?」
希「……絶対許さへん」
穂乃果「その意気だよっ! じゃあ穂乃果、逃げるね!」
希「ま、待て!!」
穂乃果「へへっ、待たないよー!」
絵里「」
473:
23:59
希「はぁ……はぁ……っ……くっ……!!」
穂乃果「穂乃果の勝ちみたいだねー」
希「も、もう好きにしたらええやんっ!!」
穂乃果「むー、穂乃果だって鬼じゃないんだからね!! だから、はい!」
スッ
希「え?」
穂乃果「絵里ちゃんの頭、ナデナデしていいよ?」
希「な、何を考えとるん……?」
穂乃果「早くしないと希ちゃん、死んじゃうよ?」
希「くっ……!!」
ナデナデ
絵里「」
穂乃果「あははははっ!!!!」
477:
0:01
希「た、助かった……うち、生きとる……」
穂乃果「……」
希「ごめんな……みんな、うち一人生き残って……」
穂乃果「まぁでも今から殺すけど」
希「え……?」
ガンッ……!!
希「あぐっ……!!」
穂乃果「人間の頭って意外と頑丈って聞くけど……希ちゃんの頭と絵里ちゃんの頭、どっちが頑丈なんだろうね?」
ガンッ……!! ガンッ……!! ガンッ……!!!!
希「うぎゃあああああああ!!!!!!!!」
穂乃果「あはははははっ!!!!」
486:
ガンッ……!! グチャ…… ガンッ……!! グチャグチャ……
希「あ"うぅぅぅっ……あ"……あ"あ"ぁぁぁぁぁぁ……!!!!!!」
穂乃果「あー、あんなに綺麗だった絵里ちゃんの顔がこんなグシャグシャになっちゃった……」
絵里「」
グチャッ
希「あ"う"ぅぅぅぅ……や、やめ……だずげで……」
穂乃果「絵里ちゃん、ファイト!! 希ちゃんに負けるなー」
ガンッ……!! グチャ……ッ ガンッ……!! グチャグチャ……!!!!
希「あ"……がっ……ぐ……ひゅ……っ…… 」
ドサッ
穂乃果「絵里ちゃんの勝ちー!! わぁーい!!」
穂乃果「えへへ、みんな殺しちゃった……」
490: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+

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