男「え!?風俗に補助金だって!?」back

男「え!?風俗に補助金だって!?」


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1:
友達「ああ、どうやらそうらしい!」
友達「国が打ち出した少子化対策の政策の一つらしいぜ!」
男「性に関心のない若者たちに風俗を通して興味を持ってもらおうってことか!?」
友達「そーいうこと!さっそく、帰りに寄ってみよーぜ!」ニヤニヤ
男「よ、寄ってみるだけだからな!」ゴクリ
友達「レッツゴー!」
元スレ
ニュース報(VIP)@2
男「え!?風俗に補助金だって!?」
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3:
〜風俗店前〜
客A「どけ〜!オレが先だろーが!」
客B「んだと!?ごらー!!」
客C「フヒヒ、こんだけ補助金がでりゃオプション付け放題だぜ……フヒヒ」
客D「んんwwww60分コース以外ありえないwwww」
友人「うわー!めっちゃ混んでやがる……」
友人「こりゃ、今日は諦めたほうがよさそうだな〜」
男「そ、そうか……。ま、まぁオレはどっちでも良かったんだけどな!」ショボーン
友人「嘘つけよww本当は期待してたんだろ??」
男「ばっっか、ちがうって!!」アセアセ
友人「正直じゃねーなー!これじゃ幼なじみちゃんが苦労するわけだ……」
男「お、幼なじみちゃんは関係ないだろぉ!!」カアア
友人「はいはい、当分の間はこんくらい混むだろーから、日を変えて行ってみますかねぇ」
男「あ、あぁ……。今日はこのくらいにしておこう!」
友人「んじゃ、帰るかぁ」
ガヤガヤワイワイ テメー ウオー フヒヒ ンンww
男「なんか嫌な予感がするなぁ……」
6:
何故そこで120分を選ばない!
7:
〜自宅〜
妹ちゃん「お兄ちゃん、いつもより帰る時間遅かったけど、もしかしてぇ!」
男「も、もしかしてなんだよぅ」ギクリ
妹「補助金出たからって、怪しいお店いったんじゃないでしょうね!」
男「ち、ちがうって!友達んちにちょっと寄ってたんだって!」
妹「まぁ信じてあげるけど〜」
妹「いっとくけど、お兄ちゃんと結婚するのはあたしなんだからね!!」
男「!?」ブフェ!
男「む、むせた!妹ちゃん、まだそんなこと言ってんの!?」
妹「だってちっちゃい頃、約束してくれたじゃない!私と結婚してくれるって!」
男「あれは小さい頃だったから……」
妹「言い訳無用ーー!!」ドーン
男「うわぁ、妹ちゃんいきなり抱きつくなよ!びっくりした!」
妹「お兄ちゃん、あったかーい!」
男「ふー、しょーがない妹だなぁ……」ナデナデ
10:
〜次の日の朝〜
幼なじみ「もぉー、遅いよー!待ち合わせ時間に5分ちこくだよ!?」
男「悪い、悪い!寝坊しちゃって……」
幼なじみ「しっかりしてよねぇ。あっ、口にマヨネーズついてるぞ!」フキフキ
男「わゎ、自分でできるって///」アセッ
幼なじみ「(フフッ、可愛い♪やっぱこいつには私がついてなくちゃ!)」
男「そういえば、来年は卒業かぁ。幼なじみちゃん、将来の夢ってある?」
幼なじみ「私、公務員かな〜」
幼なじみ「でも、ホントは男くんのお嫁さんに……」ゴニョゴニョ
男「お、お嫁さん!?」
幼なじみ「なーんちゃってね///ほら、さっさと学校行くよー!」
男「待ってよ〜!!」
12:
〜昼休憩〜
女友達A「あっ、男くんのお弁当おいしそう!」
女友達B「うわー、ホントだ!」
男「あっ、よかったら食べる?」
女友達A「ありがとー!よかったらお返しにこれ!」アーン
男「こっちもなかなかうまいな!」パクパク
女友達B「A子ずる〜い。ねぇ男くん、私のも!」アーン
友達「(男のやつうらやましいなぁ……。)」
14:
〜帰り道〜
友達「な〜んかさ?カップル増えてね?」
男「あ、俺もそう思ってた」
友達「これも国の政策の効果か??」
男「そうとしか考えられないよなぁ。あ、クリスマス近いからかも」
友達「ケッ、クリスマスねぇ……。男は幼なじみちゃんがいてい〜よな〜」
男「ちげっつーの!」
男「(確かにカップルは異常に増えてるな……。政策があったとして、ここまで増えるもの……なのか?)」
15:
〜1週間後〜
友人「おい、きいたか!?」
男「何を?」
友人「しらねーのか!?国の政策の2つ目で風俗店を国営化するんだって!」
男「ウソだろ!?!?つーことは風俗の人は公務員ってことか!?」
友人「そーゆうことだな。あまりに人出が足りないからな」
友人「公務員という泊がつけば抵抗を持つ人も少なくなるだろうってこと」
友人「給料も破格らしいぜ!」
男「いくらなんでも無茶苦茶だろ……。この国は大丈夫なのか??」
友人「いーじゃねーか!これで人手不足解消してくれるなら、風俗にやっと入れるってもんよ!」
男「(おかしい……こんなの絶対おかしいぞ……)」
17:
〜さらに1週間後〜
 
幼なじみ「おはよ!」
 
男「うん、おはよ!」
男「そういえば、携帯買えた?」
幼なじみ「そーなんだ、これ最新機種だよー!」
男「腕時計もしてたっけ?」
幼なじみ「あー気づいてくれたー!えへへ、これすごくいいモノなんだよー!!」
男「おぉ、すげーな」
男「(そういえば、前見たときのバッグもブランドものだったな)…」
男「(おかしくないか?いきなりこんなに高いものをポンポンと。一介の学生が買えるもんじゃねーぞ)」
男「(そういや、放課後はさっさと一人で帰ることが多くなったな……。)」
20:
〜放課後〜
友人「あーかったり〜授業終わったー!帰りにコンビニでも寄らねーか?」
男「寄りますか〜」
幼なじみスタスタ
男「!?(しめた、チャンスだ!放課後なにしてるのか確かめてみよう)」
男「わりぃ、用事思い出した。コンビニはまた明日にでも寄ろうぜ!」
友人「ん?用事か。気をつけて帰れよ」
男「おう、サンキュ!」ダッ
22:
〜尾行中〜
スタスタスタ
男「(幼なじみちゃんは何をしてるんだ?けっこうハブりのいいバイトでもしてんのかなぁ)」
男「(キャバクラとか?いや、ないない!幼なじみちゃんに限ってそんなことは!)」ブンブン
男「(お、ついたみたいだな!さて、店の名前は?)」
じらしっ娘ぱぁく〜必殺シゴキニン〜
男「!?!?!?」
24:
男「そんな、何かの間違いだろ!?」
男「そうだ!たぶんジュラシックパークかなんかと勘違いしたんだ!きっとそうだ!」
男「なら止めなくちゃ!」ダッ
店員「おっと、こっちの裏口は関係者以外立入禁止ですよ。お客さんは前の方からお入りください」
男「いえ、違うんです!さっき知り合いが間違えてここから入っていったんです!」
店員「?さっき入ってきた娘は関係者ですよ」
男「そんなはずはない!そこをどいて下さい!」
店員「おっと、いいかげんにしてくれないと警察呼びますよ?」
店員「確かめたいならお客様として前の入り口からどうぞ」ニヤニヤ
男「わかり……ました」ゴクリ
25:
〜受付前〜
男「あ、幼なじみって名前の娘いますか?」
受付「えーと本名ですか?はい、承りました。あっ、でも今の時間帯でこの娘だと特別コースになりますね」
男「特別コース?」
受付「はい、昨今の利用者数の急増による人手不足のために考案された特別乱交コースになりますね」
男「ら、ら、ら、乱交ぉ!?!?」
受付「はいこの時間帯ですともう始まってるんですが、お客様は運がい い」
受付「さっきキャンセルが入ったんで一人分空いているんですよ。途中からでも参加可能ですが、いかがなさいますか?」
男「お願い……します……」ゴクリ
受付「はい、ではあちらの部屋へどうぞ」
男「(きっとこれはアレだ……たぶんシーツ替えたりとかそんなアルバイトでもしてるんだろたぶん……そうだそうに決まってる……)」フラフラ
扉キィィ
26:
幼なじみ「んほぉおおおおお!!!おちんぽしゅごしゅぎぃぃぃぃッッ!!!!」
幼なじみ「あぁしゅごぃ!しゅしゅごしゅぎぃ!!あ〜!お、おまんこ壊れちゃうよぉ!!!!」ズップズップ
幼なじみ「し、子宮にコンコンしてきてぇ、あ〜ダメぇ、あ、赤ちゃんできちゃうよぉ〜!!!!」ビュビュルビュビュル
幼なじみ「あん、らめぇ!そっちの穴はぁ!」ズブリィ
幼なじみ「あ〜しゅごいぃ、私の穴が両方ふさがっちゃったぁ……。らめぇ壊れちゃうぅぅ……んあ!?」
幼なじみ「んぁ、んぁ、レロレロ(お口にも)ァあん、もうひっぱいらよぉっ!!」
レロレロ ズチョズチョスチョ
右手左手シコシコ
幼なじみ「ヒンもぉ無理、……、あっ脇まで!!んほぉおちんぽだらけだよぉーー!!!」ズプズプスプ
幼なじみ「おちんぽ!おちんぽ!!おちんぽぉ!!!」ビュビュルビュビュル!
男「嘘……だろ……」ガク
男「なんだこの肉便器は!?!?」
幼なじみ「アッアッ来たんだ男くウウん、んぁ、まだ左脇は、んああん、開いてるンッよぉ!ヒィンあっんあ!?そこラメぇー」ジュプンジュププ
幼なじみ「私、アンんあ!?念願のぉおほぉぉ、公務員に、らめぇアンアなったんらよぉ!おほぉぉ!!」ビュビュルビュビュル
男「────そんな……」
27:
女友達A「お客さぁん、アンこっちにもきてぇ……んあ!?おほぉぉ!!」ジュプンジュププ
女友達B「いゃああん、お客さんには、んあー、アン私のぉ子宮をぉアンコンコンしてもらうのぉ、んあ!?」ビュビュル
女友達A&B「おちんぽしゅごいぃ!!!しゅごしゅぎぃいい!!!早くお客さんたちのおちんぽでいっぱいにして妊ませてぇぇ!!!!」ジュップジュップ
女友達A&B「んあー!!!!おちんぽおちんぽおちんぽぉ!!!!」ビュビュルビュビュル
男「お前らまで、なにやってんだよ!!!???正気かよ!!」
────「ありがとー!よかったらお返しにこれ!」アーン
「A子ずる〜い。ねぇ男くん、私のも!」アーン────
男「ううぅ……」
────幼なじみ「でも、ホントは男くんのお嫁さんに……」─────
男「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」ダッ
29:
男「嘘だ嘘だ嘘だ、こんなの夢だ!」ホッペギュー
男「痛い……ゆめじゃない……チクショー!!!」
男「はっ、でもまだオレには妹がいる!あんな肉便器共など忘れてしまえ!!」
男「オレは妹ちゃんと幸せになるんだ!!」
〜自宅〜
男「母さん、妹ちゃんは!?」
母「妹ちゃんならまだ小学校だとおもうわよ」
男「そんな!流石に遅すぎるだろ!」
母「なんでも国の政策の一環で保健の授業に実技が入ったとか」
男「!?んなのおかしいだろ!?あんた止めないのかよ!?親だろ!?」
母「子供が成長するのを喜ばない親がいるの?あの子も大きくなったってことじゃない」
男「(クソ!イカれてやがる…、。一体みんなどうしちまったんだ!?)」」
男「妹ちゃんを助けに行かないと!!間に合え!!!」ダッ
〜妹の学校〜
男「確か教室はここだったはず!妹ちゃん無事か!?」
扉ガラッ
31:
妹「んほぉおおおおお!!!おちんぽしゅごしゅぎぃ!!!!!!!」ジュップジュップ
妹「先生のでかマラおちんぽあたしのアソコにぶちこんでぇ!!!」ジュップジュッ
妹「おちんぽしゅごぉい!アン先生の特濃ザーメン子宮にぶちこんでぇ!!!」ビュビュルビュビュル
妹「んあ!?生徒のみんなも!?そんなに相手にできな…ふあ!?そっちの穴らめぇ!!」ビュビュピュウ
妹「あぁおちんぽしゅごぉい!おちんぽおちんぽおちんぽぉ!!んあー!!」ビュビュルビュビュル
男「そん…な…」ガクッ
男「学校の先生が!!聖職者が!!コウノトリを信じてる可愛い女の子に無修正のポルノをつきつけるような下卑たまねをするなんて!!」
男「くそ!うっ」オエ
────妹「いっとくけど、お兄ちゃんと結婚するのはあたしなんだからね!!」────
男「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!」ダッ
34:
〜町〜
男「なんだ!?なんなんだよ!この国はぁ!!!!」
怪しい人たち「若い男がいたぞ!犯せ!!」ダッ
男「!?!?!?」
怪しい人たち「観念しておじさんと気持ちよくなろうぜぇ!!」
男「うわあぁ!!!」ダッシュ
???「こっちですぞ」チョイョイ
男「!?」
35:
博士「あぶないところでしたなぁ」
男「たすかったよ!礼を言うよ。まともな人がいて助かった……」
博士「まともな人と言われたのは初めてですな」フヒヒ
男「町の人がおかしいんだ!いやこの国自体が!」
博士「ふむ、まずはそなたのおかれてる状況を説明しなければなるまいて」
博士「まず、なぜこんなに皆が変になってしまったかだがね、ずばりウィルスだね」
男「ウィルス?」
博士「そう、感染、発症したら極めてエロくなってしまう。理性が吹っ飛ぶくらいにね。末期には本能だけで生きる獣のようになってしまう厄介な病だ」
博士「街のほとんどの人が発症しているようですな」
男「なんでオレたちだけ発症しないんです?」
博士「童貞だから」ポツリ
男「え??」
36:
男「え、うそでしょ?そんな理由で!?」
博士「かくいう私も童貞でね…」
博士「ま、とにかく童貞には効かないよ。私の研究結果だ。間違いはない」
男「てことはまだ童貞の人はたくさんいますよね?」ホッ
博士「残念だが、周りは理性がぶっ飛んでエロい連中がウヨウヨいる」
博士「そして、童貞でなくなるとこのウィルスは発症する。この意味がわかるかね?」
男「そんな…。ってことは刻一刻とこの国はウィルスに汚染されているってことですか!?」
博士「そうなる。このウィルスの感染力は尋常じゃない。日本中に広まるのはあと1週間ってところかな」
男「そんな…。なんとかこの国を救う方法はないんですか!?」
39:
博士「方法ならある。このウィルス真っ先に気づいた私はここで研究をかさねていたんだがね」
博士「なんとかなりそうな方法は見つけたよ」
男「それはどんな方法ですか!?」
博士「簡単な話だよ。今流行っているウィルスと真逆の効果のウィルスをぶつける」
博士「そして反発しあうウィルス同士で相殺する」
男「そんな方法で成功するんですか??」
博士「ま、このウィルスはかなり特殊なものだからね。なんとかしてみせよう」
博士「しかし生憎とサンプル不足でね。君には外にいる感染者を1人気絶させて連れてきて欲しい」
男「俺にできるなら手伝いますよ!」
博士「恩にきるよ。これを持っていきたまえ」スタンガンポイッ
40:
〜外の路地裏〜
怪しい男「お、兄ちゃんいいケツしてるねぇ〜!オレと1発やらせろ!!」
男「初めてなんで優しくして下さい///」
怪しい男「そそるねぇ〜」ヌギヌギ
男「今だ!くたばれ!!」スタンガンビリビリ
怪しい男「ぐぇあ!?」ドテッ
〜秘密基地〜
男「博士、捉えました」
博士「ご苦労、あとは僕に任せてゆっくりしたまえ。食料はそこにあるからね」
男「ありがとうございます」
41:
〜1週間後〜
博士「男くん、ついに完成したよ。」
男「やりましたね、博士!」
博士「しかし、一つ問題があるんだよよね…」
男「なんです?」
博士「とりあえず、だれかにこのウィルスを感染させればそこから広がり日本は救われる」
男「ハッピーエンドじゃないですか」
博士「そうなんだよ。しかし僕たちは救われない」
男「!?」
博士「僕たちは今、流行っているウィルスに感染していない。しかし今作ったウィルスをばらまけば僕たちもそれに感染するだろうね」
博士「童貞には感染しないようには作れなかった。僕の技術不足だね……。感染度も外のウィルスより早い」
男「そうですか…。それで新しいウィルスにオレたちが感染したらどうなるんです?」
博士「死ぬ」
男「!?」
43:
博士「今、流行っているウィルスはつまるところ本能を暴走させるということだからね。相殺するには本能を沈めるように作るしかなかった…」
博士「感染者は前のウィルスと相殺するから問題ないんだけどね。しかし僕らはそうはいかない」
博士「本能を沈めるということはね、それは生物としての死だよ。眠らず、食わず、犯さず…。まぁすぐ死んでしまうだろうね」
男「……」
博士「だが、安心してくれ。君は死なせないよ」
男「え?」
博士「今から外に出てウィルスに感染したまえ。完全に発症するのは3日後くらいだね」
博士「そして3日後に僕はこの作ったウィルスをまくよ。」
男「あなたはそれでいいんですか!?」
44:
博士「うむ、本音を言うと研究の成果をこの目で確認できないのは残念だがね…。」
博士「それでも僕は自分の手でこのウィルスを散布したい。自分研究に筋を通したいんだ」
男「……。分かりました。今までありがとうございました博士。あなたは人類を救った英雄ですよ…」スタスタ
博士「ははは、とんでもない!ただの研究欲だよ。君も達者でな。ウィルスにはしっかり感染するだぞ!」
男「はい……。さようなら、博士」ダッ
博士の腹ボコォ!
博士「ぐはぁ!?」
45:
男「こんなウィルスが出まわる世の中だ……。あなたの力はまだ必要ですよ」
研究「君は自分を犠牲して私を…世界を救うというのか?……」
男「犠牲?違いますよ博士」
男「本当のことを言うとね、オレはこの世界にもう未練はないんですよ……」
男「オレはね人間の本能を、醜い部分を見てしまったんですよ!オレを犯そうする男、愛する人が穢れていく様、それを是とする人間共……醜い実に醜い!」
男「オレの愛した人はいない。もうアレは愛した人だった『モノ』ですよ」
男「こんな醜い世界、もう見たくもないんですよ!!!」
男「だからせめて最後は醜い人間の本能に逆らってオレは死ぬ!」
男「本当はすぐにでも死んでよかったんですけどね……。でもこれ以上愛した人だった『モノ』が穢れていくのは我慢ならなかった。それだけですよ」
男「博士、あなたのおかげでオレは安らかに向こうに逝けそうです。」
博士「君は……そこまで童貞を…こじらせ…」ガクッ
47:
〜3日後〜
男「さて外に放り投げた博士も、もう感染している頃だろう…」
男「そろそろ…行くか。ウィルスの詰まった瓶はこれだな」ゴトッ
〜ビルの屋上〜
男「あぁ、あの人だかりの周辺に落ちればあとは瓶が割れて空気感染するだろう…」
男「愛した人はもういない…。もういないんだ。だから今から逝くよ、そっちに……。そっちにいるんだろう?幼なじみちゃん、妹ちゃん…」フラフラ
男「最後まで穢れなかったオレを幼なじみちゃんは褒めてくれるかなぁあはは…」ヨロッ
男「あっちでいっぱい可愛がってやるからな妹ちゃん……あはは」ヨロヨロ
男「さぁ、終わりしようか……」ダッ
???「待って!!!」
男「!?」ピタッ
49:
幼なじみ「待って!!!」
男「あぁ?誰かと思えば肉便器か……。今更何の用だ?幼なじみだった『モノ』にはもう用はない…」
男「もう幼なじみちゃんは俺の中で死んだんだ!」
男「それ以上その穢れた体をオレの目にうつすな!忌々しい!!」
男「それとも街中の男を食い尽くしたことに飽き足らず、オレまで犯す気だな!!このくそビッチがぁあああ!!!」
幼なじみ「違う…違うよ男くん!!」
幼なじみ「ごめんね、男くんの言うとおり私は穢れてしまった……。でもねそんな私でも男くんが辛そうなのはわかるんだよ…」
男「(理性がぶっ飛んでいるようには見えないが……。こいつまさか自力でウィルスに抗っているとでも言うのか!?いやそんなはずはない!!)」
幼なじみ「そこから動いちゃ駄目だよ?」ヨロヨロ
男「く、来るなぁ!」
50:
幼なじみ「ごめんね…自分の体を大事にできなくて…。男くんに嫌われてもしょうがないよね…」
幼なじみ「私はどんなに嫌われてもいい……。だけどあなたは…あなたはあなた自身を許してあげて!」
男「!?」
男「気づいたのか……。オレはオレが許せなかったことを…」
幼なじみ「気づくよ……。だって幼なじみだもん……」
男「……。そうさ許せなかったんだ……」
男「好きだった人が穢れぐらいで好きになれなくってしまった自分自身が!そんなオレが許せなくて大嫌いだったんだ!!死のうと思うくらいにね……。本能だとかなんとかそんなのはただの言い訳に過ぎないんだよ…」
幼なじみ「違うよ…。悪いのは私の方だよ……。そんなにあなたを追い詰めてしまった私のせい……。だからもうあな たは自分自身を許してあげて……」ヨロヨロ
52:
男「幼なじみ…ちゃん」
幼なじみ「フフッ、…あっ男くんまた口にマヨネーズついてる…ぞ…」フキフキ
───────── 幼なじみ「しっかりしてよねぇ。あっ、口にマヨネーズついてるぞ!」フキフキ───────────
男「何も変わってない……」
幼なじみ「……?」
男「そうだ君は何も変わらず君のままだ…本当に穢れていたのはオレの心の方だったんだ!」ギュ
幼なじみ「キャ!?……男くん?」
男「幼なじみちゃん、ごめん!許してもらえるとは思わないけど随分と君にひどい事を言ってしまった……」
幼なじみ「もう……いいんだよ。一番辛かったのは君だよ……。だからね、もう自分をゆるしてあげて…?」
男「──うん。ありがとう……。ありがとう幼なじみちゃん!」
ギゥウウ
幼なじみ「ん…暖かい」ギュウウ
53:
〜数分後〜
幼なじみ「それじゃあ、男くんが感染したあとにこのウィルスを私がまけば男くんの命は救われるのね?」
男「…そうなるね」
幼なじみ「あの…男くんさえ良かったらなんだけど…」
男「?」
幼なじみ「感染させる相手は私じゃだめ…かな?」
男「!?本当にいいの?感染したオレが君を襲うかもしれないよ?」
幼なじみ「ん…全部受け止めてあげる…だから私と…」ゴニョゴニョ
男「幼なじみちゃん───大好きだ!」ドッ
幼なじみ「男くん…ん…私も好き。大好き!」
54:
〜数年後〜
─────あれから世界は救われた。あれからいろいろあったが、寝取られに目覚めそうになったこと以外は平和だった。そして今、オレは一番大切な人の目の前にいる。
男「幼なじみちゃん…。オレと結婚して下さい!」指輪スッ
幼なじみ「────喜んで!」涙ポロッ
 これにてお仕舞い
57:
うむ
58:
妹ルートも考えてたけどやっぱり幼なじみルートにしてみた
59:

博士ルートも期待したがまあ野暮か
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