黒猫「ちょっとあなた…」桐乃「…」back

黒猫「ちょっとあなた…」桐乃「…」


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1:
桐乃「あー駄目だ。どっちを選べばいいのかしら」
黒猫「さっきからエロゲの画面とにらめっこしてるところ悪いけど…」
桐乃「もう気が散る!この選択がこの後の展開を左右するのよ」
黒猫「友達を家に呼んでおいて放置はないんじゃないかしら」
桐乃「今週中にクリアしておきたいのよ」
黒猫「お茶のひとつぐらい振舞ったらどうなの」ズイ
桐乃「少しくらい待ったらどう…」クル
2人「!!」
桐乃(ち………近い近い)
黒猫(く、唇が触れるところだったわ///)
11:
桐乃「あ……そそ、そうね!ジュース入れてくるわ」
黒猫「お、お願い」
バタン
黒猫「ふう…」
桐乃「あー危なかったー、あたしのファーストキスあげるところだったわ」ドキドキ
桐乃「…まだドキドキしてる」
桐乃「まあ、あいつは黙ってればそこそこ可愛いし…無理もないか」
桐乃「まつげ…………長かったな」
桐乃「……わ、忘れなきゃ!」ブンブン
12:
桐乃「お…お待たせ…」ガチャ
黒猫「あ、ありがとう」ス…
ツルッ
黒猫「きゃ!!」バシャーン
桐乃「だだ、大丈夫!?」
黒猫「こ、コップを取り損ねてしまったわ…」
桐乃「あー…びしょびしょね」
黒猫「とりあえず………脱ぐしかないわね」プチップチッ
桐乃「!わ、ちょ、ちょっと待って!」
黒猫「何よ…このままで過ごせって言うの?」
桐乃「あ、いや、着替えとか、用意しないとって…///」
黒猫「ああ…」
13:
桐乃(あたしらしくないわね…黒猫に動揺して)
黒猫「…」パサ
桐乃「うわ………ほんと肌白い」
黒猫「…口に出てるわよ///」
桐乃「あ…///」
黒猫「下着に…染みてないかしら」グ…
桐乃「いやいや!そこまで脱ぐ!?」
黒猫「あなたがうろたえるなんて……どうしたのよ」
14:
桐乃「さすがに下着の替えはないわよ…」
黒猫「桐乃のお下がりでも構わないけど」
桐乃「アンタ、人の下着抵抗なく着けられるの?」
黒猫「触ったらけっこう汚れてたから……しょうがないわ」プチ
スル…
桐乃(く、黒猫のおっぱい……初めて見たけど形良いわね)ゴク
桐乃「…アンタ、それ脱衣所で脱いだらよくない?」
黒猫「///!!」カアア
桐乃(か、可愛い…)
18:
黒猫「あ、あなた着替えは用意できてるの?」
桐乃「ああ…後で持っていくから、シャワー浴びて来なさいよ」
黒猫「そうするわ…」バタン
脱衣所
黒猫「まったく…とんだ災難だわ」スルル
黒猫(もし……あのままキスしてたら……)
黒猫「な、なに邪な考えをしているのよわたしは…///」
ガララ…
21:
桐乃「しゃ、シャワー浴びてきなさいって言ったけど……まるでエロゲのセリフじゃない///」
桐乃「黒猫ー?着替え置いておくわよー?」
黒猫「助かるわ」
桐乃(…このくもりガラスの向こうに……黒猫が生まれたままの姿で…)ジィ
桐乃「って、あたしはエロゲの主人公じゃないっつうの…」
桐乃「…」
黒猫「とりあえず体を洗おうかしら…」
桐乃「くく、黒、猫?あたしも入るわ」ガラ
黒猫「なっ」
22:
あやせが包丁を研ぎ始めました
23:
黒猫「なに入ってきてるのよ///」
桐乃「や、あたしちょっと責任感じてるからさ……背中流してあげるわよついでに」
黒猫「け、結構よ」
桐乃「家族意外とお風呂入ったことないでしょ?思い出にさ」
黒猫「はあ……わかったわ」
ゴシゴシ
桐乃「あんたほんっとに小学生みたいな体してるわねー」
黒猫「誰が小学生よ…」
桐乃「ちゃんと食べて育ったの?」ゴシ
黒猫「あなたが育ち過ぎなのよ…」チラ
桐乃「ま、まじまじ見ないでよ」
24:
桐乃「腕も細いし………すぐ折れちゃいそう」ゴシゴシ
黒猫「どうせちんちくりんよ」
桐乃「でも肌は真っ白ね、正直羨ましいわ」
黒猫「あら、なんでも欲しいままにしてる桐乃でも羨ましがることがあるのね」
桐乃「ほらほら、次は前よ」
黒猫「は…?」
桐乃「サービスよ。アンタはじっとしてればいいから」グイ
黒猫「ちょ、ちょっと」
25:
桐乃「…」ゴシゴシ
黒猫「…」
桐乃(だ、黙られると変に緊張するわね…)
桐乃「む、胸……行くわよ」
黒猫「え、ええ…」
フニ
黒猫「っ…」
桐乃「つ、強くこすりすぎた?」
黒猫「…人に触られるのは初めてだもの。そのせいで敏感になってるだけ///」
桐乃「続ける、わよ…」
ゴシ…ゴシ…
桐乃(正直あたしも人の胸洗うの初めてだけど…、小さくてもすごく柔らかいのね///)
27:
黒猫「……ふっ…///」ピク
桐乃「…?」ゴシゴシ
黒猫「うぁ…」
桐乃(……これって…もしかしなくても)ドキドキ
桐乃「…乳首立ってる」ボソ
黒猫「?????!!み、見ないで見ないで!」ブンブン
桐乃(慌てちゃってる…、コイツてこんなに可愛かったっけ///)
桐乃「な、なによなによー、感じちゃってるじゃないこのスケベは///」
黒猫「か、勝手にそうなるのよ!決してそんなわけじゃ…」
30:
桐乃「しょうがないなー、このお姉さんがマッサージしてあげるかー(棒)」
黒猫「ふえっ?」
グワシ
黒猫「む、胸を両手で掴まないで///」
桐乃「気持ちよくなっちゃうおませさんにはこれが一番よ」ムニムニムニ
黒猫「馬鹿なこと……言ってなっ……あん!!」
桐乃「へえー、そんな声出せるんだ」ドキドキドキ
黒猫「ふ…ぐぅ…!」
桐乃「歯くいしばってないでさぁ、叫んじゃないなよ」ニヤニヤ
31:
黒猫「も……いい加減に……」ジワ
桐乃「あっ…」
桐乃「………」
黒猫「あっ……ふうっ…ふうっ…」
桐乃(これ…けっこうマズイんじゃ…)
桐乃「よ、よよし!大体洗ったから流しちゃおう!」キュッ
桐乃「ってちべた!!」ビク
黒猫「こ、これ水じゃない!お湯にして!」
桐乃「ご、ごめん黒猫!」
35:
黒猫「はあ……ようやく落ち着いたわ」カポーン…
桐乃「ほ、ほんとにごめん」
黒猫「で……なんでナチュラルに一緒にお風呂入ってるのかしら」
桐乃「手っとり早いじゃん…」
黒猫「は…………っくちゅん!」
桐乃「あ」
黒猫「は、恥ずかしい…///」
桐乃「…アンタって…素材はいいのに邪気眼って勿体ないわね」
黒猫「なによ急に…」
38:
桐乃「アンタのこと…色々誤解してたかも」
黒猫「……あなたが謝るなんて」
桐乃「ちょっと、あたしをどんな風に見てたのよ」
黒猫「そうね………乱暴で口の悪い憐れな子羊、といったところかしら」
桐乃「言ったわねー!」バシャ
黒猫「ちょ、わぷ!」バチャバチャ
桐乃「生意気言ってるとこうよ!」バシャア
黒猫「お、お湯が鼻に……」フフ
39:
黒猫「あー疲れた」
桐乃「……」
黒猫「なに?」
桐乃「まあ……さっき悪ノリしちゃってたけど……」
黒猫「…」
桐乃「な、なんかこう………黒猫のことが、今日可愛く見えてたり?気に…なったり…」
黒猫「っ…」
桐乃「なんだろう……友達よりも……特別な関係、になっちゃってもいいかもって」
黒猫「ちょっと…」
桐乃「あー、何言ってるんだろあたし///」マッカ
40:
桐乃「エロゲにどっぷり浸かってるから…きっとそのせいよね」
黒猫「桐乃…」
桐乃「じ、実はさっきからさ…………部屋にいたときは寸前だったけど」
桐乃「ちゅ、ちゅ、ちゅー……しない?」
黒猫「///」ボッ
桐乃「いや!変な意味じゃなくて…今までしたことないから…どんなのかな?なーんて…」
黒猫「そ、そうね!巷じゃ友達同士のキスが流行ってるっていうじゃない///」ドキドキ
桐乃「そ、それそれ!友達だからノーカンよノーカン」ハハハ
2人「………」
黒猫「い、いいいいわよ」
桐乃「あ……そ、そう///」
42:
桐乃「も、もうちょっと寄りなさいよ」
黒猫「初めてなのよ……無茶言わないで」
桐乃「へ、へー…やっぱりね」
黒猫「目、閉じなさいよ。ムードがないわね」
桐乃「む、ムードって……たかがキスだし」ドキドキ
黒猫「ご、ゴチャゴチャ言わない」
桐乃「うー……………え、えい!」ガチッ
黒猫「いた!?」
桐乃「は、歯が当たった…///」
43:
黒猫「こ、この下手くそ///」
桐乃「加減が分からないのよ!」
黒猫「は、早くして頂戴。湯船に随分と浸かってるから体が熱くて…」
桐乃「そうよね、パパっと終わらせちゃえばいいのよ」
黒猫「……今度こそ……」
桐乃「…」ドキドキドキ
桐乃「……」チュッ
黒猫(とうとう………キス…したわ)ドキドキ
桐乃(な、なによ……うっとりした顔しちゃって///)
44:
黒猫(…想像以上にいいのね……キスというのは///)チュッ
桐乃(うっわ………なにこの感触。やばいくらい気持ちいいんだけど)
黒猫(誰もがうらやむ桐乃を…今はこうして独り占めしてるのね……///)チュウ
桐乃(ちょ、ちょっと///あの黒猫がノリノリでっ///)ピクン
黒猫(もっと……もっと……)ムチュー
桐乃(だ、駄目駄目!これ以上やるとどうにか…)
黒猫(桐乃ぉ…)グッ
桐乃(何よ黒猫…!首に腕回して)チュク
45:
黒猫「ん……んふ…」チュピ…
桐乃(歯止め……利かなくなっちゃ…)
黒猫「はっ……………もっとくっついて…」スリッスリッ
桐乃「ふわ…(胸と…胸がくっついて…///)」
黒猫「んー///」チュル
桐乃(こいつと………大人のキス、しちゃってる)ボー
黒猫「んん」
桐乃(気持ちいから…………いいや)
黒猫「んちゅっ…」ピチャピチャ
桐乃「ちゅっ……んぅ」ピチャピチャ
46:
数分後………
桐乃「い……息するの忘れてた……」グテー
黒猫「おまけにのぼせそうになったわ……」グテー
桐乃「…二人とも抱き合ってる恰好で発見されたら……笑えなかったわよ」
黒猫「そ、それはそうと!キリのいいところでやめればよかったじゃない!」
桐乃「途中からアンタが夢中でキスしてたでしょうが!」
黒猫「お、お互いさまよ……///」
桐乃「う///」
シーン
桐乃「きょ…今日のあたしはどっかおかしかったのよ。同性でキスとか…」
黒猫「まさかあなた………自覚がないだけでホントはそういう性癖が」
桐乃「それはっ……じ、自信ない///普段から妹ゲーやってるけどさ」
黒猫「やっぱり…対象として見てたに違いないわ」
桐乃「へー、黒猫がそう言うんだ」ジー
黒猫「とと、とにかくこの話はおしまい、いいわね///」
48:
桐乃「でも、さ……」
黒猫「な、なに」
桐乃「……間違いが起こっても、いいって思わなかった?」ボソ
黒猫「っ///」
桐乃「ねえね、ホントのところどうなのよ」
黒猫「かか、勘違いしないで!わたしは…別に………………少し」
桐乃「ああなにこの可愛い生き物!いろんな所柔らかーい!」ムギュゥ
黒猫「あう///」
あたし達の関係が少し変わり始めた、これはそんな日の一幕。
4

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