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勇者「世界から性欲が消える……だと?」


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1:
戦士「明日はお前の記念すべき三十路突入の誕生日だからな。今日は俺の奢りだ!」
勇者「ああ……うん、ありがと」
戦士「元気ないな? そんなに三十歳になるのがイヤなのか?」
勇者「そうじゃないよ」
戦士「じゃあなんだよ?」
勇者「いや……だってさ。勇者になってからもう十年になるんだぜ。
 なのに俺、魔王倒せてないんだぞ?」
戦士「知ってるよ」
勇者「しかもこの年齢で童貞だし」
5:
戦士「ははは、全部知ってるって。何年の付き合いだと思ってんだよ」
勇者「魔王も倒せてないし童貞だし、俺ってばなんで生きてるんだろ……」
戦士「元気出せって。お前が童貞でも誰も気にしてねーから」
勇者「……よし! 久々に風俗行こうぜ。三十路になった記念に!」
戦士「あー……いきたいのは山々だけど、またカミさんから小遣い減らされちゃったんだよな」
勇者「僧侶のヤツ、結婚してから守銭奴だってことが発覚したんだよな」
戦士「ほんと結婚してから気づいたけど、女って嫁になった時点で魅力がほとんどなくなるわ。子どもがいなかったら逃げ出してるよ」
勇者「人妻サロンによく誘ってきたお前が言うと、生々しいな」
7:
勇者「いや、でも風俗ってやっぱり二人以上で行ったほうが楽しいじゃん」
戦士「昔一回だけ十人ぐらいで押し掛けたことあったよな」
勇者「全員外れ引いたけど、ゲテモノ話ですげー盛り上がったよな」
戦士「オークしかいなかったからな。今でも夢に出てくる」
勇者「あいつらにメスがいるって知ったのはあのときだったな。あれのせいでしばらくオーク狩りとかしまくったな」
戦士「団体割引あったのが唯一の救いだったな。あれで通常の値段だったらヤバかった……」
勇者「本当にな」
8:
戦士「そうだな、じゃあ安上がりの魔物サロンでも行くか?」
勇者「あ、それでいいや。なんか新しくできたとこあるし、そこにいこうぜ」
戦士「むしろ、お前こそ金あんのか?」
勇者「まあ、一応国からの援助金とかあるしな」
戦士「クズだな」
勇者「勇者も人間ですから……むふふふふ」
戦士「やべっ……勃ってきた」
勇者「俺もだ」ドピュッ
9:
*****
勇者「うーん、たしかこの辺のはずなんだけどな」
戦士「ここらへんキャッチが鬱陶しいから早く入ろうぜ」
ゴブリン「オニイサンよってらっしゃいヨー」
トロール「アンタたち、タマッてんデショ?」
ドワーフ「アタクシには分かるヨー、だってオニイサンたちマンコメになってるもん」
勇者「最近では街に魔物がいることも珍しくなくなったよな。昔は魔物風俗なんて、かなり貴重だったのに」
戦士「ていうかマンコメってなんだよ」
 「あー! アンタたち久しぶりじゃん!」
12:
勇者「うわおっ! キミは八年前に俺のパーティを抜けてどっかの研究機関に就職した魔法使いじゃないか!」
魔法使い「……いや、まあそのとおりなんだけど、なによその他己紹介」
戦士「久しぶりだな、魔法使い」
魔法使い「久しぶり。アンタたちまだ付き合いあったんだね。てっきり戦士は僧侶と結婚したから、パーティやめたのかと思ったのに」
勇者「いや、こいつも所帯持ったから普通の仕事をしてるよ」
魔法使い「ふーん。ていうかこんなとこでなにしてんの?」
勇者「ん……ああ、いや、べつに。酔い覚ましに歩いてるだけだぞ、なあ?」
戦士「うむ。そのとおりだ」
15:
戦士「お前こそなにやってんだよ?」
魔法使い「べっつに―。アンタたちには関係ないでしょ。それより、アンタたち暇なら飲みにいかない? 今日は勇者の誕生日なんでしょ?」
勇者「ま、魔法使い……! 俺の誕生日を覚えてくれてたのか!?」
魔法使い「もとパーティだしね」
勇者「少し感動したけど、悪いな。これからちょっと行くところがあるんだ」
魔法使い「えーせっかく誕生日を祝ってあげようと思ったのに」
戦士「ていうか、見た目が昔から変わっていないからわかんなかったけど、お前もけっこういい歳なんだよな」
魔法使い「……まあねー」
16:
勇者「まあまた今度な」
魔法使い「はいはい、じゃあまた会えたら会おうね」
勇者「うい」
***
勇者「いやあ、魔法使いってば昔と全然変わってなかったなあ」
戦士「相変わらずの幼児体型だったな。アレじゃあヌけねーわ」
勇者「俺は俺の誕生日を覚えてくれていた女がいたことだけで満足だ。……ついた。ここみたいだな」
戦士「ふふふっ、楽しみだな」
店員「いらっしゃいませ。お客様は二名で……この店は初めてですか?」
勇者「はい」
店員「では、簡単に店の規則を説明させてもらいますね」
18:
店員「……というわけです。爪のチェックさせてもらいますね。……はい、おっけーです」
戦士「どうする勇者? 指名する? ここ、魔物サロンのくせに少し高いなあ」
店員「今日はこちらの嬢たちが出勤しています。指名はどうなさいますか?」
勇者「俺はサキュバスちゃん指名しようかな……」
戦士「まあ、俺は金欠ぎみだしいいや」
勇者「俺だけ指名で。こっちはフリーで」
店員「かしこまりました」
サキュバスチャンハイリマース ローパーハイリマース
21:
勇者(ここんとこ、外れが多いからなあ。今日もあんまり期待しないでおこう。まあそこそこ広いし、寝そべれるスペースあるしまあまあかな。ソファだと気がノらないからなあ)
サキュバス「どうもはじめましてー」
勇者「あ、ども……」
サキュバス「本日はあたしを指名してくれてありがとおございまぁす」
勇者「おっ! 予想していたより若いしカワイイね!」
サキュバス「えーほんとお!? ありがとねー……ってなんか緊張してない? もしかしてはじめてぇ?」
勇者「え? あはは初めてじゃないけど、普段あんまりこういうとこ来ないから……」
勇者(うそです。本当は週一でいってます。ただ、初々しさを出した方が嬢がリードしてくれるからな。
 我はMなりフハハハハ!)
サキュバス「かーわいいー。じゃーあーあたしがリードしてあげるねぇ」
勇者「あ……はい、おねがいします」
22:
サキュバス「ふふ、お兄さんったらチクビ感じちゃうのぉ?」チュポチュポチュポ
勇者「あはぁん……いいっ! はいいぃっ……きもひいいいぃっ……うひょおっ!?」
サキュバス「うふふふ、ヒクヒクしてるね。かわいいー……そろそろイク?」シコシコシコシコ 
勇者「はいいぃ……あああぁっ……イックううぅ……イクうぅぅ……!!」
サキュバス「はぁはぁ……いいよぉ……いっぱい出してぇ……!」
勇者「イクううう……はううううぅぅ…………っで、でますぅ!」ドピュドピュ
サキュバス「わあっ! いっぱい出たねー」
勇者「……すっごい、気持ちよかった……ですぅ」
サキュバス「ほんとう!? うれしい!」ダキッ
24:
サキュバス「最近ね、こーゆうお店って来るヒトが減っちゃってんだってぇ」
勇者「こんなに気持ちいいのにマジかあ」
サキュバス「私も新しくオープンしたこっちの店に移ってきたんだけどお。
  前の店でもお客さん減ったなぁと思ってたんだあ」
アーオネガイシマース エ?ローパーッテマジデローパー? コノショクシュデドウヤッテキモチヨクナルノ? ァ……シャブッタアアアアアア !!
勇者(戦士の声だ……なんかすごそうだな)
サキュバス「お兄さん?」
勇者「ん……ああ、ごめんごめん。そうか、こういう商売も大変なんだねー」
サキュバス「もうっ! アタシの話聞いてなかったでしょ? もうチューしちゃうぞっ」チュー
勇者「んむぅ、ぷはっ……!」ンチュムララギッ
サキュバス「もう一回しよっか?」
勇者「あ、はい……おねがいします」
勇者(ああ、幸せだ……世界とか魔王とかどうでもよくなるわあ)
27:
***
戦士「いやあ、最初はローパー出てきたときはガチでどうなるかと思ったけど、あれヤバいな」
勇者「俺も久々にピンサロであたり引いたよ。
 ダブルコースにすりゃあよかったな。ていうかお前マジで相手、ローパーだったのか」
戦士「おう。俺もびっくりしたわ。最初はビビったけどありゃあマジですごい」
勇者「そんなにすごいのか」
戦士「ありゃあ人間業じゃないわ。また二人で行こうぜ」
勇者「今度は他の連中も誘っていくか。
 俺はまたあのサキュバスちゃんを指名しよ」
28:
* * *
勇者(本当に今日の嬢はよかったな……もう一回あの場面を想像して)シコシコシコシコ
勇者「ハアハア……うっ!」ドピュッ
勇者(しかし時々無性にむなしくなるときがあるな、風俗いったあとって)
勇者「まあいいや、寝よう」
* * *
?『勇者……聞えますか?」
勇者『ん? ……誰だ……って、あなたは女神!?』
女神『そうです。あなたを勇者に選んだ女神です。ちょうど十年ぶりですわね』
勇者『いったいなんの用ですか? 
 あ、まさか俺があまりに情けないんで勇者の力を返してもらおうとか?』
30:
女神『いいえ、ちがいます』
勇者『じゃあなんですか?』
女神『私たちはずっとあなたのような勇者を待っていたのです』
勇者『俺のような勇者? それはいったいどういうことですか?』
女神『簡単に言いますと、三十路越えした童貞の勇者です』
勇者『はあ? どういうことですか? まさかバカにしてんですか?』
女神『ちがいます。勇者になったにも関わらず、三十路になっても童貞というのは、極めて稀なんです』
勇者『……』
女神『これであなたは新たな力に目覚めるはずです。童貞で三十路を越えたがゆえの力を』
勇者『具体的にはなんなんですか?』
33:
女神『それは明日、私のほうから遣いの者を送りますから彼女から聞いてください』
勇者『はあ……』
女神『あ、これだけは言っておきますが、あなたは勇者でありながら魔力は大したことありません』
勇者『……知ってますよそれぐらい』
女神『しかしあなたには、常人を超えるあるモノがあります。わかりますか?」
勇者『ちょっとわかんないですね』
女神『答えを言いましょう。それは性欲です。心当たりがあるんじゃないですか?』
勇者『いや、あんまり自覚ないですね』
女神『…………まあ、いいでしょう。とにかく明日です』
勇者『よくわかんないですけど、了解でーす』
勇者(まさか俺がついに、勇者としての真の力に目覚めるとかか?)
* * *
35:
 
「……さーい! おきなさーい! 勇者、起きて!」
勇者「ん……んんっ、女神様の……白い、巨乳……」
 「なに言ってんの!? 早く起きてってば!」
勇者「あぁ……誰だよ俺を起こすヤツは……」
魔法使い「私です!」
勇者「……なんでお前が俺の部屋にいるんだ?」
魔法使い「女神様から夢で話を聞いたはずでしょ?」
勇者「ああ、そういえば俺の三十路パワーがどうとか、性欲がうんぬんの話をしてたな」
魔法使い「そして、私が女神さまが言っていた遣いのものなのです!」
勇者「まじか。
 ……で、なんだっけ? どうでもいいけど、なんか説明してくれるんだよな?
36:
魔法使い「どうでもよくはないよ! とりあえずちゃっちゃと説明しちゃうね」
勇者「おう、頼むわ」
魔法使い「勇者は三十を越えた童貞が、魔法使いになるって都市伝説聞いたことある?」
勇者「ああ、あるある」
魔法使い「わりと有名な話だもんね」
勇者「で、それがどうかしたのか? 
 ……お前、もしかして俺を馬鹿にしてんのか? 俺は勇者だ、魔法使いじゃないぞ」
魔法使い「知ってるって。怒らないでよ。私も好きで話をしてるんじゃないから」
38:
魔法使い「話を続けるよ? その都市伝説なんだけど実は全くの都市伝説ってわけでもないの」
勇者「ほう」
魔法使い「実は本当にごくわずかに選ばれた人たち、三十路を越えた童貞の中から、選ばれた人だけ本当に魔法が使えるようになるの」
勇者「火のないところに煙は立たないってことか。
 で、もしかしてじゃあ俺は……」
魔法使い「うん、勇者には特殊な魔法が使える力が身に付いたはずなんだ」
勇者「ほんとにー?」
魔法使い「せっかくだから外行って、試してみる?」
勇者「おう、面白そうだし試させてくれよ。その特殊な魔法を」
39:
* * * 
魔法使い「んーと、魔法を試すのに誰か適した人はいないかなあ?」
勇者「なんだよ。俺の魔法にはなんか条件があんのか?」
魔法使い「条件っていうか……説明が少しだけ難しいから、実践した方が早いんだよね」
勇者「はあ……面倒だな。
 おっ! あれは街で美人で評判の女武闘家じゃないか?」
魔法使い「ちょうどいいところにイイ人がきたね」
勇者「あの人が俺の魔法を使うのに適してるの?」
魔法使い「うん。ちょっと待ってね。話しかけるから」
勇者「あ、ちょっと待て。俺もしゃべりたい!」
41:
魔法使い「女武闘家さん!」
女武闘家「ん、なんだキミは?」
魔法使い「あ、えっと、私、女武闘家さんのファンでして……」
勇者「いや! 俺のほうがもっとファンですよ! はじめまして!!」
女武闘家「なんだ? 私になにか用事でもあるのか?」
魔法使い(勇者……目を凝らしてみて。なにか見えてこない?)
勇者(ナニか見える……あ、なんか妖精みたいなのが見えるな、女武闘家の背中に)
魔法使い(こいつは淫魔の妖精……人の性欲を喰らう魔物なの)
勇者(性欲を喰らう……だと……)
43:
魔法使い(こいつは性欲を食べて大きくなる。そして、大きくなると見えない卵を植え付けるの)
勇者(ほほう。それでどうなるんだ?)
魔法使い(卵は時間がたつと孵化する。そして、大量の淫魔を生みだしてしまうの。
  そうなるとどうなるかは検討つくよね?)
勇者(もしかして、色んな人の性欲が淫魔に食べられるってことか?)
魔法使い(正解だよ)
勇者(いったい俺はナニをすればいいんだ? なんか魔法が使えるんだろ、今の俺は)
魔法使い(私が先にやってあげるから見てて)
女武闘家「さっきから何をコソコソ話をしてるんだ?」
勇者「あ、ちょっと……」
女武闘家「私も暇じゃないので、用がないならどいてもらえないか?」
魔法使い「まあまあ。ちょっと失礼」
女武闘家「!! キサマ……どこを触っている!?」
47:
勇者「なっ……ななななな、魔法使い!?」
勇者(あのたわわに実った乳房に手を置いてるだけとは言え、触れている……だと……!?)
魔法使い「まあまあ、落ち着いてください。ただ胸にちょっとタッチしてるだけですから」
女武闘家「キサマッ……! 同性とは言え初対面だぞ! 常識的に考え、て……あ、あれ?」
魔法使い「あらあら? どうかしましたか?」
女武闘家「ぁんっ、な……なんでもだ! 早くその手を…………んっ! 手をどけ……ろ……」
勇者(な、なんだ!? だんだん女武闘家のほっぺが赤くなって……内股になって……エロい!)
魔法使い「これが魔力ではなく性欲を源とする特殊魔法の力だよ」
勇者「性欲を源とする魔法……?」
49:
魔法使い「勇者、女武闘家さんの背中にいる淫魔を見てみて」
勇者「なぜそんな淫魔など見なきゃならんのだ……こ、これは!?」
淫魔「」プクー
勇者(これは……淫魔の腹が膨らんでる……?)
魔法使い「淫魔は人の性欲を喰らうんだけど、一度に大量には食べられないの。
  だから、食べきれないぐらいの性欲を送り込めば、破裂するの」
女武闘家「さ、さっきから……んんっ! ぁんんっ……なにを……は、はは話してる!?」
勇者(え、エロい……なにより美しい……)
勇者「この魔法は俺も使えるってことでいいのか?」
魔法使い「もちろん」
勇者「なら使い方を教えろ。そして俺に代われ」
52:
魔法使い「簡単に説明するよ。とにかく魔法の対象となる人のいやらしい姿を思い浮かべるの」
勇者「それだけか?」
魔法使い「あとは、しいて言うなら集中することかなあ?
  鮮明に姿を思い浮かべるの」
勇者「なんだ、いつもやってることじゃん」
勇者(よし……集中しろ。この女武闘家のいやらしい姿を細部まで思い浮かべる。
 そして想像の中で淫らに美しく、乱れ羽ばたけ……!)
女武闘家「んぁ……いやぁ、だめっ……こ、股間が……むずむずっ……するぅ!」
魔法使い「す、すごい……女武闘家さんの性欲がどんどん上がっていく」
勇者「はあはあ……えろい……女武闘家エロいよぉ」
女武闘家「ああんんっ……イクっ…………イクううううううぅぅぅっ!!」
ぱーんっ!
53:
勇者「わあおっ!? な、なんだいったい!?」
淫魔「」
魔法使い「淫魔が性欲の吸い過ぎで破裂したんだね。許容の量をはるかに超えちゃったみたい」
勇者「ほう……」
女武闘家「お前たち…………ハァハァ、いったいナニをした?」
魔法使い「まあ、ちょっとしたイタズラを……」
勇者「これで終わりなのか?」
魔法使い「うん」
勇者「いやあ、しかしメチャクチャいいものが見れたな」
女武闘家(くそっ! なにがなんだかわからんがアソコがむずむずする……!)
女武闘家「お、おい。そこのお前」
勇者「なんすか?」
55:
女武闘家「ちょっと路地裏までこい」
勇者(こ、これはまさか……)
勇者「いいでしょう。あなたのような美人の頼みを俺はむげにはしませんよ」
魔法使い「ちょ、ちょっと! これから重要なことを話さなきゃならないのに!」
勇者「まあ待ってろ」
魔法使い「待ってろって……なにする気なの?」
勇者「……なに、快楽の路地裏にちょっとイってくるだけさ」
魔法使い「……」
57:
* * *
女武闘家「いったい私にナニをしたのかとかは、この際だ。見逃してやる」
勇者「……それでは、見逃してもらう代わりにいったいナニを俺はしたらいいんですか?」
女武闘家「……い、言わせるのか私に……」
勇者「いやいや、言わなくてもいいですよ?」
女武闘家「ここのところ、まったく感じていなかった性欲が今はカラダ中をかけめぐっているんだ」
勇者「ほほう」
女武闘家「もうどうにかなってしまいそうだ……」
勇者「じゃあ、俺がどうにかしてあげますよ」
女武闘家「んっ……ああ……たのむ」
勇者(脱童貞キター)
61:
勇者(風俗行ってたおかげで、童貞でもだいたいの段取りはわかるしな……ククク)
女武闘家「ああ……こい……」
勇者「は、はい……んんっ!?」
女武闘家「んちゅっ……うっむ、んん……ちゅっ!」
勇者(す、すごい! まるで口を蹂躙されているかのようだ。
 ただ絡みついてくるだけでなく……舌をそのまま根元から奪われてしまいそうな……!
 圧倒的吸引力……っ!)
女武闘家「ぷはっ……もっと……」
勇者「え……?」
女武闘家「もっと……もっとキスしていいか……?」
男「は、はい……っんんんんっ!」
男(やばいやばいやばい! ただキスをしているだけでもヤバイのに!
 首に回された手の冷たい感触……それとは対照的なねっとりとした息遣いとヌメつく舌の動き!
 そしてこの俺の胸板に! 密着する! 乳房の柔らかさ!)
62:
女武闘家「ぷはっ……はぁはぁ……我慢できない……さ、さわって」
勇者「い、いいんですか?」
女武闘家「触らないと、怒るぞ……」
勇者(服が密着してるせいで、この女の巨乳の形がはっきりとわかるぞ……!
 なまめかしい……いやらしい息遣いとともに上下する胸……っ!
 この俺を挑発しているのか!? この童貞を!?)
女武闘家「は、はやくぅ……しろ……とろけてしまうっ……!」
勇者「では……失礼して」
魔法使い「すとっぷー!」
64:
勇者「……なんだお前。ナニしにきた」
魔法使い「……たしかにね。いいところだったのは間違いないけど、それ以上ヤッたら確実にヤっちゃうでしょ?」
女武闘家「はぁはぁ……まだか?」
勇者「ちょっとお待ちを。
 なんでお前は俺が童貞を卒業しようとしてるところを、邪魔しようとするんだ?」
魔法使い「それが問題なんだよ」
勇者「どういうことよ?」
魔法使い「童貞を卒業すると、性欲魔法が使えなくなっちゃうの」
勇者「まあべつにいいよ。童貞卒業できるなら、世界が滅んでもいいと思うし」
魔法使い「まったく脳味噌が性欲に完全に支配されてるなあ……仕方ない」
勇者「ナニをする気だ?」
魔法使い「性欲魔法、発動」
勇者「んん……なんだこの股間の猛りは……?」
68:
勇者「あふっ……!!」
勇者(ま、まるで全身の血液が股間に集中していくようだ……っ! 
 あ、あ、あ、あ、このままでは……」
魔法使い「これで……とどめ!」
勇者「ああああぁ……あああああああんっっっ!!!!!」ドピュドピュドピュドピュドピュドピュ
女武闘家「きゃっ……!」ザーメンブシャー
魔法使い「どう、勇者? これで少しは頭も冷えた?」
勇者「……ハアハア、まさか…………男にもできるのか、この魔法」
魔法使い「当たり前でしょ。むしろ男の方が性欲の塊なんだから」
71:
女武闘家「い、いったいなんなんだキサマらは……!?」
魔法使い「えっと、そのごめんなさい」
女武闘家「まったく! 腹立たしい! そこをどけ、私は帰らせてもらう!」
勇者「ああ……女武闘家さん……」ガックシ
魔法使い「そんなにがっかりしないの。本来ならそもそもこの邂逅自体がなかったんだから」
勇者「そんなことを言われても……」
魔法使い「とりあえず、どっかのカフェでも入ろう。話の続きもしたいし」
勇者「……うい」
72:
* * *
魔法使い「さっきので淫魔についてはわかったでしょ?」
勇者「……」
魔法使い「もう! 逃したエッチのことをいつまでも引きずらないの」
勇者「うるせー。まあ、俺もそんな童貞丸出しの未練たらたら野郎でもねえから。
 話を続けろよ」
魔法使い「さっき淫魔が人の性欲を吸い取って、人に卵を植え付ける話をしたでしょ?」
勇者「うん、したね。そういや、その卵って孵るのか?」
魔法使い「ええ、もちろん。
  その卵が孵ると、淫魔の妖精よりも遥かに強い淫魔が現れるの」
勇者「それで? そいつは倒すのが大変となのか?」
魔法使い「倒すとかそういう問題じゃなくてね、人から奪う性欲の量が桁違いなの」
75:
勇者「なるほど。だからつまり、俺たちの役割はその卵を孵らせないようにすること、だな?」
魔法使い「その通り。淫魔の上位種が現れた報告があってね。
  一体で村の人々の性欲を、三日で吸いつくしたって話もあるの」
勇者「そいつはヤバいな」
魔法使い「でも、まあ基本的には淫魔をきちんと始末していけば、現れないはずだから」
勇者「じゃあなんだ、楽勝じゃん。俺一人でも十分なんじゃね?」
魔法使い「ダメだよ。性欲にまかせて魔法を悪用してセックスしようとするでしょ?」
勇者「シナイヨ」
魔法使い「絶対する。だから私が勇者を見張ってなきゃね」
勇者「信用ねーな」
魔法使い「それに勇者を見張るのにはもう一つ理由があるの」
勇者「なんだよ?」
76:
魔法使い「えっと……そのね」
勇者「なんだよ? 急に歯切れ悪くなるなよ」
魔法使い「最初に断っておくけど、これは私が言い出したことじゃないからね」
勇者「おう。誰が言ったんだよ?」
魔法使い「……女神様」
勇者「女神さまがなにか言ったのか? なにを言ったんだ?」
魔法使い「落ち着いて聞いてね」
勇者「わかったから、早く言えよ」
魔法使い「勇者はね、最終的にね。その……もしかしたら、世界を……」
勇者「世界を?」
魔法使い「魔法の力で、世界を滅ぼしてしまうかもしれないんだって」
勇者「……?」
78:
勇者「……いやいや、キミはいったいナニを言っておるのかね?」
魔法使い「私も信じられないけど……女神さまがそう言ったからさ」
勇者「いやいや、俺は魔王を倒せないどころか童貞だよ?
 童貞にできることってホント、はっきり言って無に等しいぞ?」
魔法使い「にわかには信じられない話だけど、女神さまが適当なことを言うわけないし……」
勇者「それはさ、女神さまの新手の脅しなんだよ、たぶん」
魔法使い「おどし?」
勇者「この俺が勇者なのに怠けて魔王を倒さないから、テキトーな脅しでびびらせようとしてんだよ」
魔法使い「そうなのかな?」
勇者「そうだよ」
魔法使い「まあ、そういうことにしておこっか」
勇者「そうそう。ていうか、今日もヒマだから淫魔がくっついてる女の子探しにいくか?」
魔法使い「ちょっと待った!」
勇者「……なんだよ?」
79:
魔法使い「淫魔が卵を植え付けるのは、女性だけじゃないよ?」
男「……へーそーなんだー」
魔法使い「とぼけないの。男の人のほうが性欲あるし、淫魔もそっちのほうがむしろつきやすいの」
男「ほーそーかそーか。
 じゃあ、お前が男担当で俺が女担当でどうだ?」
魔法使い「どうだ、じゃないでしょ。イヤだよ。もし男の人に襲われたらどうするの?」
勇者「いや、お前みたいなお子ちゃま体型の女を襲うヤツなんて……」
魔法使い「いいから勇者が男性担当! 私が女性担当!」
勇者「そ、そんな……」
* * *
83:
勇者「くそう、なぜこの俺が野郎担当なんだ……常識的に考えておかしいだろ」
魔法使い「文句を言わない。それにもし頑張ったら……」
勇者「はいはい。とりあえず街を歩いて淫魔を探すぞ」
魔法使い「うん……」
勇者(まあ、べつに俺自身が魔法を使わなくても、こいつが魔法で淫魔を倒すときに
 女があふれ出る性欲に悶えるところは拝めるわけだしな)
魔法使い「うそっ……!」
勇者「どうした魔法使い?」
魔法使い「あそこ歩いてるの、戦士だよね?」
勇者「それがどうした……あっ!
 淫魔がくっついてる!」
魔法使い「戦士にくっついている淫魔を倒さなきゃ!」
84:
勇者「仕方ないな……おーい、戦士」
戦士「おっ、勇者じゃん。なんだよ、今日も暇を持て余してるのか、勇者のくせに」
魔法使い「こんにちは、戦士」
戦士「あれ、まさかの魔法使いも一緒にいんのか?
 もしかして二人ってば……」
魔法使い「そんなんじゃない! 勇者……!」
勇者「そこまで強く否定しなくても……さてさて、魔法をよりきっちり扱えるように練習も兼ねてやってみるか」
戦士「え? お前いつから魔法使えるように……んんんっ、な、なんだ……」
勇者(よしよし。我ながらあっさりとコツを掴めたな。
 これなら淫魔胎児も楽勝だな)
戦士「あっ……あれ、ちょっ……ぁん……」
85:
勇者「ふっ……どうだ、戦士。この俺の性欲魔法は?」
戦士「せ、セイヨク魔法……くっ……股間がっ……!
 あ、あ、あ、ああああああああああああああああああああぁっイクうううううううう!!!!」
ドピュドピュドピュ
勇者「なかなかミヤビなカリフォルニアスプラッシュだぜ」
淫魔「」ぱあああんっ!
魔法使い「いっきに魔法をやりすぎだよ。戦士ったら泡ふいてるじゃん」
勇者「世界平和のためだ、仕方ない」
戦士「ハッ! 俺としたことが……いったいなに……んん……?」
勇者「ははははっ、どうだ戦士? 青空の下でミルキーウェイを描く気持ちは?」
戦士「ハアハア……いかん、股間がまだ暴発しそうだ……」
魔法使い「な、なんか戦士の様子がおかしいよ?」
87:
戦士「はあはあ……穴は……穴はないのか? この俺の蒼い弾丸を受け入れるホールインマイハートは……!?」
勇者「へ?」
戦士「もういいっ! 俺の股間の熱き鼓動を果てさせるにはお前しかいない……!」
勇者「な、なにを言ってらっしゃるんですか?」
戦士「うおおおお俺はお前を犯すぞっ勇者っっっっ!!」
魔法使い「ああ、勇者が……!」
戦士「嗅がせろなめさせろ挿れさせろ!」
勇者「ぎゃあああああああああああああ」
89:

勇者「あぎいいぃっ!」
戦士「これが勇者のアナか……ふっ、まだまだKARAKARAじゃないか!」
勇者「あひひひいいっ……そんなの入らないいぃ……!」
戦士「ちょっとMOVEしづらいがまあいいか」パンパン
勇者「らめええええええええぇぇぇ!! 熱き鼓動で果てちゃうううううぅぅっ」
戦士「ややみだれてよ!」パンパン
勇者「ふぇい! ふぇえい!」
ドピュドピュ
魔法使い「これは酷い」
91:

魔法使い「だ、だいじょうぶ? 勇者? 顔色がアクアブルーだよ?」
勇者「ひっく……ふぇええ……お尻の穴の中に愛のバクダンいっぱいバラまかれちゃったよぉ……」
魔法使い「ある意味キャット側でよかったね。
  タチのほうだったら、男の人で童貞喪失してたわけだし」
勇者「そういう問題じゃないだろうが……」
魔法使い「まあまあ、元気出して? ね?」
勇者「はあ……死にたい」
魔法使い(すごいショッキングな光景だったからなあ……当事者はたまったもんじゃないだろうな)
魔法使い「あれ? あの人はさっきの女武闘家さん……」
勇者「ナニ!?」
93:
魔法使い「男の人と一緒にいるね。なにしてんだろ?」
勇者「おいおい、男と歩いてるだけじゃなくまた路地裏に入ってたぞ!?」
魔法使い「まさか……」
勇者「ちょっと偵察だ!」
魔法使い「あんまり気が進まないなあ……あっ……」
アンッ キモチイイイィ イイィ! モットツイテェェェ ザーメンブシャアアア
94:
勇者「……なぜ彼女と交わる相手が俺じゃないんだ……!?」
魔法使い「……」
魔法使い(血の涙を流してる……コワイ)
勇者「ああ……死にたい。なんで魔法使いなんかに成り下がってしまったんだろう」
魔法使い「成り下がるなんてとんでもない言い草だよ! 
  魔法使いは圧倒的に母数が少ない希少種なんだよ?」
勇者「うるせー! 童貞より少ないぐらいでいばんな!」
魔法使い「はいはい。ごめんね?」
勇者「ううぅ……」
魔法使い「とにかく今は世界の平和のために、淫魔を倒すことをがんばろ?」
勇者「……うい」
* * *
95:
勇者(俺はアナルとこころに深い傷を受けたものの、なんとか淫魔退治の仕事をこなした。
 そうして二週間もする頃には、だいぶ淫魔を片づけることに成功していた。
 しかし俺たちは、このとき自分たちの過ちに気付いていなかったのだ……)
魔法使い「だいぶ、この街では淫魔をみかけることはなくなったね」
アンセックスキモチイイ パンパン
勇者「そりゃあひたすらこの二週間、がむしゃらに淫魔退治してきたからな」
ウンホオオオオオォ アナルヤバイイイイイ
魔法使い「あはは、そうだね。人段落したらお疲れ会しようね」
ドピュドピュドピュ シャブッタアアアアアア アンアン
勇者「お疲れ会ねえ……ところでさ」
パンパンパンパン ソコイイイィ サイコオオオオ
魔法使い「なあに?」
ドピュドピュドピュ シャブッタアアアアアア アンアン
勇者「なんかおかしくね?」
97:
魔法使い「たはは……やっぱり勇者もおかしいと思った?」
勇者「そりゃあな。俺たちが淫魔を倒していけばいくほど、街中でセックスをしてるヤツらを見る割合が
 どんどん高くなってるってなりゃあな……」
魔法使い「しかもみんな私達が助けた人たち……」
勇者「もう街がセックスで染まっちゃってるぜ。
 なんで俺だけ童貞なんだよ……」
魔法使い「一回、女神様に状況を聞きにいったほうがいいかもしれない」
勇者「うん、そうしようぜ」
* * *
99:
勇者「女神様の空間って魔法使いは普通に入れるんだな」
魔法使い「私は交流が長いからね」
女神「うん? これはこれは? 勇者と魔法使い。どうしたのですか?」
魔法使い「あの、実はですね。女神様の言いつけを守って淫魔退治をしていたんです」
女神「はあ……それでなにか問題でも起きたのですか?」
魔法使い「そしたらですね、街の人たちがウサギみたいにずっと性行為しかしなくなっちゃて……」
女神「……くくっ」
勇者「……女神様?」
女神「……くくくくくっ、うふふふ」
魔法使い「女神様、お腹をおさえてどうしたんですか?
  お腹が痛いんですか?」
勇者「いや、これは……」
女神「ふふふっ……あはははははははは! 見事に騙されたなあああ人間!!!!!」
勇者・魔法使い「「!!??」」
101:
女神「だいたいもっと早く気付けよ! 
 最初に淫魔を退治したときに、おかしいと思えよ!」
勇者「え? え? なにごと?」
女神「お前らには目に見えるんだから、普通に普通の魔法で攻撃するなりなんなりすりゃいいじゃん!」
魔法使い「た、たしかに!」
女神「だからお前らはいつまで経っても童貞と処女なんだよ!!」
勇者「なんだと……!?」
女神「そもそも私が女神だと……くくくっ、私は女神なんかじゃない……!」
魔法使い「あ、あなたはいったい何者なんです!?」
女神「ククククク、我は――――――淫魔王だっ!!!!!!!!!!」
103:
勇者「い、淫魔王!? 魔王なのか!?」
淫魔王「ただの魔王ではない。人の負の性欲によって生まれし性欲の権化!
 それこそが淫魔王だ!」
魔法使い「そんな……女神様は!?」
淫魔王「そんなヤツはもとからおらんわ!」
魔法使い「う、うそでしょ……」
勇者「おい! 陰毛!」
淫魔王「誰が陰毛じゃ!? 淫魔王だ!!」
勇者「ごめん、素で言い間違えた。
 ……いったいなにが目的なんだ?」
淫魔王「決まっているだろう? 人間世界の支配だ!」
勇者「はあ? 人間世界の支配と、街の人々をセックス中毒にするのとなんの関係がある!?」
104:
淫魔王「わからんか? キサマら人間を交尾の虜にしてしまえばそれ以外なにも手につきまい!」
魔法使い「そうか、その隙に……」
淫魔王「そうだ! 今ならキサマらの街なら簡単に落とせるだろうな……くくくっ」
勇者「くそっ……普通、気付いてもよさそうなのに……!」
淫魔王「愚かだなあ、勇者! いや、童貞!!」
勇者「ば、バカにしてるのか!?」
淫魔王「そうだ、私はお前を心の底から馬鹿にしている!」
俺「ぐぬぬぬ」
106:
淫魔王「どうだ!? 悔しくでなにも言えまい!」
勇者「ぐっ……魔法使い、なにか手はないのか!?」
淫魔王「無駄だ。お前がどう足掻こうがもはやこの状態ではどうにもできまい」
魔法使い「ないこともないよ」
淫魔王「……なに?」
魔法使い「もと女神様……いいえ、淫魔王。
  私たち魔法使いは、一度だけ莫大な性欲を使用してねがいを叶えることができる」
勇者「ねがい……? ねがいを叶える、って、一度だけでどうしろって……」
魔法使い「なにか思いつかない!? このセックス中毒者で溢れてる街を、どうにかするねがい!」
淫魔王「愚か者め! そんなねがいがあるわけなかろう! 
 くくくく、安心しろ。じきに我が淫魔軍がお前たち人間の住む街を支配してくれるわ!」
109:
勇者(くっ……なにかないのか? 
 脳味噌を振りしぼれ……なにか、この状況を打開する案を……!)
淫魔王「勇者よ」
勇者「な、なんだ?」
淫魔王「お前は魔力もたいしてなければ、剣術が優れているというわけではない。
 だが、性欲だけは並みの人間では太刀打ちできないほど、もっている」
勇者「そ、そうなのか?」
淫魔王「くくく、その気になれば私ですらそのねがいで消せるかもなあ。
 どうする? 私をねがいで消すか?」
勇者「ぐっ……だが、それじゃあ街のセックスはとまらない……!」
勇者(いや……まてよ。ある。街のセックスを止める方法……)
勇者「魔法使い! 淫魔王! 思いついたぜ! このセックスを止める唯一の方法が!」
魔法使い「ほんとに!?」
淫魔王「な、なんだと!? 馬鹿な! そんな方法が……!?」
111:
勇者「俺のねがいを叶えろ。
 ねがいの内容は――世界からセックスという概念を……けすっ!!!!!」
魔王「ば、馬鹿な……そんなことが……!」
魔王(だが、この方法ならたしかに街中の人間どものセックスはなくなるが……)
魔法使い「まっ、待って……! そんなことをしたらそもそも……」
がちゃこーん
勇者「あっ、ねがいが叶う音がした。
 そんでどうした、魔法使い? なんか今のねがいに問題があるのか?」
魔法使い「大アリだよ! だってそんなことをしたら……。
  命が生まれなくなる、つまりほとんどの生物が消えるってことだよ!?」
勇者・淫魔王「あっ……」
112:
魔法使い「あ、あああ……勇者と淫魔王の輪郭がぼやけてる……!」
勇者「へ? あ、ああ! お前もだぞ魔法使い!」
魔法使い「うわああ!? ど、どうしよう!?」
淫魔王「ぐっ……セックスがなければほぼすべての生物が反映できない……!
 つまりこの私も死ぬ!」
勇者(ああ……俺は最後の最後でなんてことをしてしまったんだ。
 魔王を倒すとか童貞とか、そんなことがどうでもよくなるぐらいのことをしてしまった……)
そして人類も魔物もセックスという概念が消えうせ、この世の生物の大半はいなかったことになった。
――BAD END――
117:
―――――
―――――――
――――――――――― …………
勇者「……はっ!」
淫魔王「!?」
魔法使い「ま、間に合った……」
勇者「え? あれ? オレたち今消えかけたよね?」
淫魔王「な、なにが……!?」
魔法使い「私のねがい、使わせてもらったよ」
120:
淫魔王「どういうことだ……?」
魔法使い「私だって魔法使いだから、ねがいを一回だけ使うことができる。
  だから、ねがいを――時間を戻して、っていうねがいをおねがいしたんだよ」
淫魔王「お前……ねがいをまだ使っていなかったのか!? 
 おそらくほんの数分前までに時間を戻したんだな、勇者がねがいを言う直前あたりか」
勇者「そ、そうか。魔法使いも魔法使いなんだから……あれ? そもそも魔法使いは三十路越えした童貞しかなれない……んん!?
 でも、女の魔法使いもいる……?」
魔法使い「より正確に言うなら、三十路を越えた性行為の経験がない男女、が正解だよ」
勇者「え? でもお前ってまだ三十になってなかったはずじゃあ……」
淫魔王「なるほど……そういうことか。
 勇者ほどの性欲をもっているとは思えん魔法使いが、時間を戻すなどという大それたことができた理由!
 わかったぞ……!」
勇者「!?」
123:
魔法使い「……」
淫魔王「魔法使い……そうとう年齢を鯖読んでるだろ!?
 これだけの性欲……四十か五十はイッってなければありえん!
 おそらく、長い時間性欲をため続けてきたのだろう」
勇者「はあ? なにを言ってるんだ? 
 魔法使いは、無理しなくても余裕で十代で通じる容姿してるんだぞ
 いくらなんでも四十路か五十路なんて、どう考えても……」
淫魔王「馬鹿め! そんなもの魔法で顔などどうにでもできるだろうが!?」
勇者「え!? そうなの!?」
魔法使い「ごめんね、勇者。淫魔王の言うとおり。
  私、本当は今年で還暦を迎えるの」
勇者「……まじかあ」
淫魔王(ちょっと予想より上だな……)
124:
魔法使い「私って昔、すっごいブスで男の人とかと全然話したこともなくて。
  気付いたら生き遅れてて、性というものに触れることなく三十歳になってたの」
淫魔王「……」
魔法使い「三十路越えたあたりで、私も魔法を使えるようになったの」
勇者「お前は普通の魔法が使えるんだな。俺のはなんか淫魔にしか特化してないのに」
魔法使い「いいえ、勇者も使おうと思えば普通の魔法をつかえるよ」
勇者「え? でもお前……性欲をもとにした特殊な魔法うんぬん言ってたじゃん」
魔法使い「あれは嘘。
  だって本当のこと言ってたら、『魔法使い=三十路越えした童貞処女』だってバレる可能性あるじゃん」
勇者「ああ……そうだったのか」
魔法使い「たはは、私ってばホント馬鹿。私、いまだにオナニーの経験もないんだよ」
勇者「お、おう」
淫魔王(うわあ……めんどくせえ)
127:
魔法使い「性欲は年齢があがるとともに溜まるのに、処理の仕方がわからない……」
勇者「あ、ああ……」
魔法使い「魔法で顔変えてかわいくなっても、結局男の人とチューすることすらなかった」
勇者「……」
魔法使い「軽蔑した?」
勇者「し、してないよ?」
淫魔王「お前らいい加減にしろ! そんなことよりもまずはこの私の相手をしろ!」
魔法使い「こんなこと、ですって……」
128:
魔法使い「勇者! 時間が戻ったことによって勇者のねがいは復活した!」
勇者「なんと都合のいい!」
淫魔王「ふん、どうする!? またセックス概念を消すか? それとも……性欲を消してみるか?」
勇者(いや、それじゃあほとんどさっきと同じ結果になるはず! じゃあ、どうすれば……)
淫魔王「性欲に振り回される童貞と処女が、この性欲をつかさどる淫魔王に勝てるわけなかろう!
 ふふふふっ、ははははははははは!」
勇者「魔法使い!」
魔法使い「……なに?」
勇者「思いついたぜ、この状況を打開する方法」
淫魔王「なに……?」
勇者「そして魔法使い、お前も一緒に救う方法もだ!」
魔法使い「私を……救う?」
131:
淫魔王「……あるものか! 
 どんな方法だったらこの状況を、そこの生き遅れ魔法使いを救うねがいがある!?」
勇者「……ついでだ。お前も救ってやるよ。淫魔王」
淫魔王「なん……だと……」
勇者「ねがいは――俺がこの世のありとあらゆる生物の性欲の捌け口となる、性器になる――だ!」
淫魔王「なんだそのねがいは!?」
魔法使い「あ、ああ……信じられない……!
  勇者の姿が男性器と女性器を合わせたようなものになっていく……!」
* * * * * *
132:
女武闘家「あんっ……いいっ……きもちいいいぃっ!!
  ……ん、なにか聞える?」
―― みんな ――
戦士「こ、この声は……」
僧侶「勇者の声!?」
―― セックスばかりしていちゃだめだ ――
女武闘家「くっ……そんなことを言われても……こんなに性欲が溜まっては……」
―― 安心しろ、みんなのあまり余った性欲は俺が引き受ける ――
戦士「あ……アソコの猛りが沈んでいく……」
―― みんなの性欲は俺が預かる ――
134:
* * * * * * * * *
童貞「……あ、あ、ふぅふぅ……」シコシコ
――おい、そこのデブキモ童貞――
童貞「え? なんだこれ……おまんこが空中に浮いてる?」
―― ここに入れてみろ * きっもちいいぞ ――
童貞「え? でもボク童貞だし……」
―― 安心しろ。俺はどんな粗チンでも受け入れるし、もちろん童貞の新品ちんこもだ ――
童貞「ボク……」
―― なんだ? ――
童貞「童貞捨てていいのかな?」
――大丈夫だ、俺で捨ててくれ ――
* * * * *
136:
偉大な勇者が誕生した
137:
淫魔王「し、信じられん……街、どころか世界中でちんこまんこ化した勇者が現れて性欲を受け入れていく……!」
魔法使い「す、すごい……圧巻」
 
―― 魔法使い、お前にも俺のを入れてやるよ ――
魔法使い「……これでよかったの? 勇者はこれでいいの?」
―― なぜそんなことを聞く? ――
魔法使い「だって、勇者はずっと永遠にセックスをし続けることになるんだよ?
  いくらなんでもそれは……」
―― なに言ってんだよ? 俺はずっとセックスがしたかったんだぜ ――
魔法使い「あっ――」
―― 永遠にセックスができる、これで俺自身も救われるのさ ――
139:
かっこよすぎた
140:
魔法使い「わ、私おばあちゃんに近い年齢だけど、いいの?
  こんな私とエッチしてくれるの?」
―― バーカ。むしろ喜んでしやるさ。 お前は救われていいんだ、性の苦しみから ――
魔法使い「あ、ありがと……本当にありがと……!」
―― いくぞ……魔法使い! ――
魔法使い「んほおおおおおおおおおおおっきもちいいいいいいいいいいいい!!」
淫魔王「な、なんだというんだ?
 人間だけじゃない……魔物も動物もありとあらゆる生物が救われていく……
 わ、私は……」
―― もちろん、人の性欲によって生まれたお前だって俺がすくってやるよ ――
淫魔王「勇者……いいのか?」
142:
―― 何度も言わせんな。 お前を救えるのは俺だけだろ ――
淫魔王「ありがとお……ありがとぅ勇者……!」
―― ぶちこんでやるぜ! ――
淫魔王「しゅごいいいいいいいいぃまさかのマンコとケツマンコどおじぜめええええええええええええ」
* * *
144:
どうも、魔法使いです。
こうして偉大なる勇者によって世界は救われました。
世界中の人々や魔物たちは性の苦しみから解放され、童貞処女という概念も消えました。
私も今は処女を捨てたことで、自信をもって生きています。
魔法使い「あ……」
街を歩いていると、よく男性器だったり女性器だったりが空に浮いています。
きっと誰かが性欲をためて苦しんでいるんでしょう。
でも、あなたがいれば大丈夫ですよね? 勇者。
―― ああ、大丈夫だ ――
  お わ れ
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