千早「みんなの名前の呼び方?」春香「うん」back

千早「みんなの名前の呼び方?」春香「うん」


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1:
書き溜めてますが、ちまちま投下します。
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2:
千早「それがどうしたの?春香」
春香「千早ちゃん、まだ何人か名字で呼んでるよね?」
千早「うん」
春香「千早ちゃん、その娘たちを下の名前で呼んでみない?」
千早「ええっ?!どうして?!」
春香「もうみんなと出会ってからしばらく経ってるのに、もう名字で呼ばなくても良いんじゃないかなーって」
千早「うん、それはそうだけど・・・でも・・・」
千早「今更呼び方を変えるって言うのは・・・ちょっと恥ずかしい・・・」///
春香(あ、かわいい)
3:
春香「でも、そろそろ名前の呼び方変えた方が良いんじゃないかな?ちょっと気にしてる娘もいると思うんだ!」
千早「そうかしら?」
春香「うん!」
千早「そうなのかしら・・・でもたしかに・・・それでもいまさら・・・」ブツブツ
春香(すっごく悩んでる・・・)
春香「もう、千早ちゃん!実際に聞こう!!」
4:
春香「ということで、まずはこの二人を連れてきました!」
真「突然春香に呼びよせられたんだけど、何かあったの?」
雪歩「千早ちゃん、悩み事でもあるの?」
春香「ねえ千早ちゃん、この二人のこと呼んでみて?」
千早「え、ええ・・・じゃあ・・・」
千早「真」
真「うん!」
千早「萩原さん」
雪歩「はいっ」
5:
春香「真、雪歩、二人に聞きたいけど、今の千早ちゃんの呼び方の違いって何かな?」
雪歩「ええっと・・・」
真「あ!ボクには『真』って呼んでて、雪歩は『萩原さん』って名字で呼んでる!」
春香「そう!だから千早ちゃんに名前の呼び方を変えてみたら?って聞いてみたんだ!」
千早「私は別にいいかなって思ったけど・・・二人とも、どう思うかしら?」
真「それは雪歩の呼び方を、ってことだよね?ボクは千早も『雪歩』って呼んでほしいな!」
真「千早と初めて会った時『菊地さん』って呼ばれたけど、よそよそしく感じたから、ボクは『真』って呼ぶようにお願いしたんだもん!」
真「ねえ雪歩、雪歩はどう思う?」
6:
雪歩「・・・私も、下の名前で呼んでほしいかな」
雪歩「千早ちゃん、私ね?前まで四条さんから『萩原雪歩』って呼ばれてたんだ」
雪歩「でも、ある日から『雪歩』って呼ばれるようになって、すっごく嬉しかったの」
真「雪歩、その後に貴音に認められたんだ、やっと本当に友達に、仲間になれたんだって本当に喜んでたんだよね!」
雪歩「やっぱり、大好きな、大切な仲間からちゃんと名前で呼ばれるのって私はとても嬉しいことだなって思うよ?」
千早「!」
7:
雪歩「・・・あ!今の『大好き』っていうのはもちろん友達としてっていう意味であって別にそういった意味じゃなくて!・・・」アタフタ
千早「・・・ふふっ、そうね」
千早「私も、みんなのこと大好きだから・・・あなたのおかげで気付いたわ、ありがとう」
千早「はg、ううん、『雪歩』」ニコッ
雪歩「!・・・うん!!」パアァ
真「ねえ、春香」
春香「ねえ、真」
真春香「「・・・うん!」」グッ
8:
真「ところで雪歩、さっき貴音のこと『四条さん』って呼んでたけど」
真「この際、雪歩も『貴音さん』って呼んでみたら?」
雪歩「ええっ!私が四条さんのことを!?」
雪歩「四条さんは私の憧れの人だからそんな、名前で呼ぶなんておこがましいかもしれないし・・・でも四条さんはちゃんと私のことを『雪歩』って呼んでくれたよね・・・だから四条さんも私が名前で呼んだ方が喜んでくれるのかな・・・でもやっぱり私なんかが・・・」ブツブツ
春香「あ、あの・・・雪歩?」
雪歩「・・・貴音さん?」ボソッ
雪歩「???っっ!!」/// ボンッ
雪歩「やっぱり恥ずかしいですぅ!私なんか・・・私なんか穴掘って埋まってますぅ!!」ジャキン!
真「ち、ちょっと雪歩!落ち着いて!」
キャーキャー
_________
______
___
10:
春香「真、雪歩の様子は?」
真「穴の中で顔を真っ赤にしてうずくまってたよ」
真「あと何かぶつぶつ呟いてたけど・・・多分しばらくしたら落ち着くと思うから、ボクがそれまで雪歩のそばにいるよ」
千早「じゃあ真、h、雪歩のこと任せていいかしら?」
真「うん!任せて!」
春香「じゃあ、真!お願いね!」
11:
千早「・・・やっぱり恥ずかしいわ」///
春香「でも、雪歩、すっごく嬉しそうだったよ!」
千早「そうね。確かに、真と・・・雪歩の言ってたこと、少し分かった気がするわ」
春香「ホント?うんうん!・・・あ、向こうにいるのはあずささんと伊織じゃない?」
伊織「あら、春香と千早じゃない」
あずさ「春香ちゃん、千早ちゃん、おはよう」
千早「あずささん、水瀬さん、おはようございます」
春香「おはようございます!」
伊織「何だか千早の顔がちょっと赤いけど・・・熱でもあるの?」
千早「ええっ!うそっ!」///
春香「多分それは・・・」
12:
あずさ「さっき雪歩ちゃんのことを『雪歩』って呼んだことがちょっと恥ずかしかったのね?千早ちゃん、かわいい?」ナデナデ
千早「あ、あずささん、撫でないでください・・・それはそれで恥ずかしい・・・」///
伊織「ふ、ふ?ん、そうなのね」
春香「そういえば、伊織は千早ちゃんからは・・・」
伊織「私は別に名字で呼ばれてることなんて気にしてないわよ?」
あずさ「でも伊織ちゃん、この前『千早だけ名字で呼ばれてるわね・・・』って言ってなかったかしら?」
伊織「ちょっと!あずさ!」///
あずさ「あ、あらあら?」ウフフ
13:
春香「ねえ、千早ちゃん。『伊織』って呼んでみたら?」
千早「う、うん・・・でも、やっぱり少し恥ずかしいわ」///
あずさ「千早ちゃん。信頼してる人から、名前で呼ばれることってとっても嬉しいことよ??」
あずさ「千早ちゃんは伊織ちゃんのこと信頼してる?」
千早「それは勿論です!」
あずさ「伊織ちゃんは千早ちゃんのこと信頼してる?」
伊織「当り前じゃない、当然よ!」
あずさ「じゃあ、ためらう理由はないわね?!」
春香「千早ちゃん!」
千早「う、うん、じゃあ・・・」
春香「・・・」ワクワク あずさ「・・・」ニコニコ 伊織「・・・」ドキドキ
14:
千早「い、伊織!」
伊織「ひ、ひゃい!」
伊織「????っっ!!!」カアァァァ
伊織「ち、ちょっとトイレに行ってくるわ!!」///
タタタ ガチャ バタン!
千早「・・・あぅ」///
春香「千早ちゃん、よく言えました?!」ナデナデ
あずさ「ちょっと、伊織ちゃんの所に行ってくるわね?」
15:
伊織「・・・」プルプル
伊織「・・・」カアァァァ
伊織「????っっ!!!」/// ブンブンブンブン!
伊織「・・・」ニヘラ
コンコン
伊織「!!」ガタン
あずさ「伊織ちゃん?」
伊織「あ、あずさ?!な、何よ?!」///
あずさ「伊織ちゃん・・・良かったわね♪」
伊織「・・・そうね・・・にひひっ♪」
16:
春香「あずささん、伊織はどうでした?」
あずさ「大丈夫、とーっても喜んでたわよ?うふふ♪」
千早「それなら、良かったですけど・・・」
あずさ「あ、そうだ、千早ちゃん。私のことも何か違う呼び方してみない?」
千早「ええ?!何でですか?!」///
あずさ「私も千早ちゃんのこと、呼び方変えてみるから♪」
17:
あずさ「どう呼ぼうかしら??・・・よし!やっぱりストレートにこれかしら!」
あずさ「千早ちゃん、準備は良い??」
千早「ち、ちょっとあずささん、話を勝手に進めないでください!まだ、心の準備が・・・!」
あずさ「じゃあ、いくわよ?!」
春香「・・・」ワクワク
18:
あずさ「ねえ、千早?」
千早「!!・・・ええっと、その・・・」/// アタフタ
千早「な、何?あずさお姉ちゃん?」///
春香「」キュン あずさ「」キュン
千早「???っっ!!」カアァァ
千早「ま、待ってください!!やっぱり今のなしで!!」///
あずさ「もう、千早ちゃんとってもかわいい?!」ギューッ!
千早「・・・あぅ」/// プシュー
20:
千早「・・・」///
春香「千早ちゃん、正直、ちょーかわいかったなぁ!」
千早「春香、ホントにやめて・・・」///
春香「あの後、あずささんも顔赤くしてどこかに行っちゃったけど・・・」
タタタ
亜美「はるるん!」真美「千早お姉ちゃん!」
亜美真美「「おっはよ→!!」」
25:
春香「おはよう!亜美、真美!」
千早「おはよう、亜美、真美。今、あなたたちしかいないの?」
亜美「ううん」真美「あとは・・・」
やよい「私もいますよー!春香さん、千早さん、おはようございます!」ガルーン
春香「やよいもいたんだね!おはよう!」
千早「お、おはよう、高槻さん!」
春香(千早ちゃん、やよいが来たからテンション上がってるなぁ・・・)
26:
真美「ねぇ、さっきいおりんが顔真っ赤にしてたけど」
亜美「どうしてか知らない?」
やよい「伊織ちゃんに聞いても、『何でもないわ』ってしか言わなかったんです」
千早「そ、そうなの・・・?」///
春香「実は・・・」
27:
亜美「なるほど→!いおりんのことを千早お姉ちゃんが『伊織』って呼んだから」
真美「いおりんは、嬉しさ半分、恥ずかしさ半分、って感じだったんだね→!」
千早「もう・・・そんな意地が悪く言わないで」///
千早「それに二人とも、伊織のこともそんなにいじめないの」
亜美「ねえ真美、亜美たちも何か違う呼ばれ方されたいよね→!」
真美「でも亜美、普段の真美たちの呼ばれ方って普通に下の名前で呼ばれる以外、特にないよね→!」
亜美「うあうあ?!ホントだよ!真美!どうしよ→!」
28:
真美「う?ん・・・そうだ亜美!真美たちが千早お姉ちゃんの呼び方変えよっか!」
亜美「真美!グッドアイデアだよ→!じゃあじゃあ!どうやって呼ぶ?」
真美「それじゃあ、これはどう?ゴニョゴニョ・・・」
亜美「いいね→!」
真美「でしょ?」
亜美真美「「んっふっふ?!!」」
亜美「じゃあ千早お姉ちゃん!」
千早「な、何?」
真美「今から呼んじゃうからね!」
千早「え、ええ・・・」
29:
亜美真美「「それじゃあ・・・」」
亜美真美「「ちーちゃん!」」
千早「!!」///
春香「ブフッ!!」
春香(あんまりにも破壊力の高い名前!さすが亜美、真美!!私たちにできない事を平然とやってのけるッ!!)
亜美「ねえねえ、ちーちゃん!」
千早「もう、亜美・・・」///
真美「この名前どうかな?ちーちゃん!」
千早「真美も・・・恥ずかしいから、やめて・・・」///
30:
やよい「もう、亜美!真美!千早さんが困ってるでしょ!」
亜美「やよいっちが怒ったー!」タタタ
真美「逃げろー!!」タタタ
やよい「もう、二人とも千早さんのことからかって・・・」
千早「あ、ありがとう、高槻さん」
やよい「・・・あ!はい!大丈夫ですよー!」
やよい「・・・」シュン
春香「?」
31:
春香「ねえ、やよい、どうかした?何だか落ち込んでるけど」
やよい「・・・伊織ちゃんや雪歩さんがちょっと羨ましいかなぁって」
春香「!・・・ねえ、やよい、もしかしてだけど・・・千早ちゃんの呼び方、気にしてた?」
やよい「実は・・・」
やよい「私、雪歩さんみたいに千早さんの年上じゃないのに、ずっと名字で呼ばれてて」
やよい「時々、千早さんは私のこと、あんまり好きじゃないのかな、って思った時もあったんです」
千早「そんな!私が高槻さんのこと!」
やよい「分かってます!千早さんはそんな風には思ってないってことは!でも・・・うう・・・」
32:
春香「・・・ねえ、千早ちゃん」
千早「何?春香」
春香「『やよい』って呼ぼうよ!」
千早「!・・・もちろんそうしたいわ、でも高槻さんを、特に高槻さんの呼び方を今になって変えるっていうのは・・・」///
春香(千早ちゃん、やよいのこと大好きだもんね?)
春香「!」ピコーン!
33:
春香「ねえ、やよい!」
やよい「春香さん、どうしました?」
春香「千早ちゃんにさ・・・ゴニョゴニョ・・・って言ってみて?」
やよい「は、はい!分かりました!」
やよい「あの!千早さん!」
千早「な、何かしら?」
やよい「あの、千早さん・・・私のこと『やよい』って、呼んで?」
千早「」ズキューン
34:
春香(ストレートに!そして、『呼んで』と敬語を外してやよいが言ってくるその破壊力!皆さん、そして千早ちゃんどうですか!!)
千早「うう・・・あう・・・」///
春香(千早ちゃん!GO!)
千早「や・・・や・・・や!・・・」
春香(やよいだからためらう気持ちがより強いけど、頑張れ!千早ちゃん!)
やよい「・・・」ドキドキ
35:
千早「やよい!」
やよい「!・・・はい!千早さん!何ですか?」パアァ
千早「ほ、本当に高槻さん、やよいって呼んでいいの?」
やよい「はい!もちろんです!」
千早「!・・・じゃあ、よろしくね!やよい!」パアァ
36:
やよい「はい!こちらこそよろしくお願いします!千早さん!」ガルーン
やよい「うっうー!やっぱり、千早さんからもそう呼ばれる方が嬉しいですー!!」
千早「・・・」
春香「よかったね!千早ちゃん!・・・って、あれ、千早ちゃん?」
千早「・・・ガフッ!!」パタリコ
やよい「はわっ!千早さん、大丈夫ですか!?」
やよい「春香さん!千早さんがぁ!口から血がぁ!」アタフタ
春香「あ、やよい、大丈夫だと思うよ・・・多分・・・」
_________
______
___
37:
…ハヤチャン チハヤチャン!
千早「・・・あれ、音無さん?」パチリ
小鳥「あ、起きた?千早ちゃん。もう少ししたらレッスンの時間だから起こしたの」
千早「ここは・・・ソファ?」
小鳥「そうよ?さっき春香ちゃんが給湯室から、顔を真っ赤にした千早ちゃんをこのソファまで運んで来たの」
千早「///・・・そういえば、春香はどこに行きました?」
小鳥「たった今まで千早ちゃんのそばにいたんだけど、お仕事があるからって言って、私に千早ちゃんの『看病』をお願いして、さっき出かけたわ」
小鳥「そんなに大きな仕事じゃないから、早めに帰って来るはずよ?」
千早「そうだったのですね」
39:
小鳥「でも、千早ちゃん・・・良かったわね?」
千早「な、何がですか?」
小鳥「何って・・・雪歩ちゃん達のことよ?」
千早「音無さん!?どうしてそのことを!?」ガタン
小鳥「どうしてって・・・それは・・・」つボイスレコーダー < ユキホ イオリ! ヤヨイ!
千早「うう・・・」///
小鳥「あと、こういうのも・・・」 < アズサオネエチャン?
千早「!!・・・ど、どうしてそれまで!?」///
小鳥「それは素晴らしき世界への飽くなき探求のためよ?」キリッ
40:
小鳥「ねえ千早ちゃん、私のことも呼び方変えてみない?」
小鳥「私も、『小鳥さん』って千早ちゃんに呼ばれたいかな?」
小鳥「それか、他の呼び方でも良いのよ?」
千早「えぇ?・・・」
小鳥「ち、ちょっと千早ちゃん、私に対してだけどうして露骨に嫌がるのよ?!」アタフタ
千早「だって録音してたじゃないですか!」///
小鳥「のヮの;」
41:
小鳥「じゃあ、分かったわ。このボイスレコーダーを千早ちゃんに渡しておく。これで良いでしょ?」
千早「そ、それなら・・・分かりました」
小鳥「じゃあ、何でもいいのよ?呼んで呼んで?」フンスフンス
千早「そんなに鼻息荒くしないでくださいよ・・・」
小鳥「いいでしょ?私だって千早ちゃんに呼ばれたいんだから!」
42:
千早「なんでも良いんですよね?」
小鳥「ええ!」
千早「それじゃあ・・・」
千早「ぴよ子?」
小鳥「ブフッ!」
千早「ち、ちょっと、そんな吹かないでくださいよ!」///
小鳥「だ、だって、まさかその名前で呼ばれるとは思ってなかったから・・・ングッ」プルプル
千早「も、もう・・・」
43:
小鳥「・・・」ピッ < ピヨコ?
千早「?!ど、どうして?!」
小鳥「甘いわ、千早ちゃん?プロは予め2つ持っておくのが流儀なのよ?」スッ つボイスレコーダー
千早「一体何のプロですか!意味が分かりません!」///
千早「うぅ・・・れ、レッスンに行ってきます!」///
小鳥「ふふっ、千早ちゃん、頑張ってね?」
千早「ありがとうございます・・・じゃあ行ってきます・・・小鳥さん」
小鳥「!・・・行ってらっしゃい、千早ちゃん!」
バタン
小鳥「・・・『小鳥さん』か」
小鳥「えへへ・・・」///
44:
千早「まさか、2つもボイスレコーダーを持ってたなんて・・・」///
?♪??♪
千早「あら、まだスタジオから音楽が聞こえるわね、誰かいるのかしら?」
千早「あれは・・・」
響「?♪」
千早「我那覇さんね」
45:
千早(そういえば、私は『我那覇さん』って呼んでるわ)
千早(我那覇さんのことも呼び方変えた方が良いかしら)
千早(でも、やっぱり恥ずかしさが・・・)///
 雪歩『やっぱり、大好きな、大切な仲間からちゃんと名前で呼ばれるのって私はとても嬉しいことだなって思うよ?』
 あずさ『千早ちゃん。信頼してる人から、名前で呼ばれることってとっても嬉しいことよ??』
千早(・・・そうよね)
千早(私は我那覇さんのこと、信頼しているし、とても大切に思ってる・・・)
千早(それなら、ためらう理由はないわね)
46:
ガチャ
響「?♪・・・あ!千早!千早も今日レッスンだったんだなー!」
千早「ええ、そうよ。私も使って良いかしら、響」
響「もちろん!大丈夫、さー・・・」
響「千早!?今自分のこと何って呼んだ!?」ガタッ
千早「・・・『響』って呼んだわ」
響「・・・」
千早「ねえ、もしかしたら嫌だった?・・・あ、あの、h、響?」
響「ちはやぁ!!」ガバッ
千早「きゃあ!!」ギューッ
47:
響「千早!自分嬉しいぞ!自分のこと、自分のこと『響』って!!」ギューッ
千早「ち、ちょっと・・・苦しい・・・」ギューッ
響「あ、千早、ごめんっ」パッ
響「でも、どうして突然『響』って呼んでくれたんだ?」
千早「実は・・・」
48:
響「そうだったのか!春香が提案したんだな!」
千早「ええ。本当に響って呼んでよかったかしら?」
響「もちろん!むしろ、そう呼ばれる方が嬉しいぞ!」
響「だって、大切な仲間からそうやって呼ばれるんだもん!これ以上なく嬉しいことさー!」
千早「ふふっ、その言葉、雪歩にも言われたわ」
響「うがっ・・・なんだか二番煎じみたいだぞ・・・」
千早「大丈夫よ。私も安心したし、嬉しいわ」ニコッ
千早「ねえ、響、私もあなたのレッスンに参加していいかしら?」
響「うん!もちろんだぞ!・・・えへへ」パアァ
_________
______
___
51:
ガチャ
千早「ただいま戻りました」
律子「おかえり、千早。レッスンから帰って来たんだっけ?」
千早「ええ。事務所には律子だけ?」
律子「いいや、あと・・・」
美希「ミキもいるの!おかえり、千早さん!」ピョコン
千早「ただいま、美希」
52:
律子「聞いたわよ?千早?あなた、雪歩や伊織たちの呼び方変えてるらしいじゃない?」
千早「ええ・・・でもどうしてそれを?」
律子「真と雪歩が嬉々として私たちに言ってきたわ」
美希「デコちゃんも顔赤くしてたけど、嬉しそうだったの」
千早「そ、そう」///
53:
美希「ミキたちは千早さんからは名前で呼ばれてるよね」
美希「そうよね?律子?「さん」
美希「・・・さん」
律子「そうね・・・あ、そうだ」
律子「ねえ千早、ちょっと私のこと『律子さん』って呼んでみない?」
千早「ちょっと、どうして急に・・・」
律子「私、最初に会ってからずっと『律子』ってあなたに呼ばせてるじゃない」
律子「だから、呼び方変えて呼んでみたらどうなのかなって、ふと思っちゃって」
千早「・・・分かったわ」
54:
千早「ねえ『律子さん』、春香は帰ってきました?」
律子「え、ええ。さっき屋上にいって来るって言ってたわよ」
千早「そう、分かったわ、ありがとう律子さん」
律子「・・・」
千早「律子さん?」
55:
律子「・・・千早、やっぱりいいわ。呼び捨てから『さん』付けになると、ものすごく距離感じる」
千早「そうね、私も違和感がすごかった・・・」
律子「千早、やっぱりいつも通りでお願い」
千早「ええ、私からもそうさせて、律子」
律子「名字で呼ばれてる子たちが、あなたに名前で呼ばれて嬉しいっていうの、確かに分かる気がするわね?」
千早「そう・・・なのかしら」///
56:
千早「ちょっと、春香の所に行ってきます。美希、あなたも来る?」
美希「ミキはもう少しここでゆっくりしてたいかな、って感じ」
千早「そう、分かったわ。場所は・・・屋上って言ってたわね?律子」
律子「ええ、そうよ」
千早「じゃあ、行ってきます」
千早「あ、そうだ、律子、美希。私は二人の呼び方を変えるつもりはないわよ?」
千早「私はあなたたちのこと信頼してて、大切に思ってるから・・・ね?」ニコッ
美希律子「!」
ガチャ バタン
美希律子「・・・」ジッ
美希「あはっ☆」律子「うふふっ♪」
57:
美希「ねえ、千早さんは律子…さんのこと、会った時からその呼び方だったの?」
律子「そうよ。だってあの子、最初この事務所入ってきたとき、みんなと馴染めてなかったでしょ?」
美希「ああ・・・なるほどなの。美希も『星井さん』って最初呼ばれた気がするの」
律子「だから、あえて『律子』って呼ばせるようにしたのよ」
律子「それが、ああやって自分から名前で呼んでいこうってしてるんだから・・・あの子もホント変わったわね、嬉しいわ」
58:
美希「! ねえ、ミキも『律子』って呼んだら律子...さんともっともっと仲良くなれるt「ダメ」
美希「即答なの!なんでなの!?」ガーン
律子「んー・・・なんとなく?」
美希「えっ・・・」ガーン
律子「なーんて、冗談よ、冗だn・・・美希?」
美希「・・・」ズーン
美希「・・・律子…さんはミキのこと、嫌いなの?」
律子「え?」
美希「ミキだって、『律子』って呼びたいのに・・・」シュン
律子「・・・」
59:
律子「・・・美希、ちょっとこっちおいで?」チョイチョイ
美希「何?律子さn、うわぁ!」ギューッ!
律子「もう・・・バカ。嫌いなわけ、ないでしょ?あなたのこと信頼してるし、何より大好きなんだから・・・ね?美希」ギューッ
美希「うん・・・ミキも律子のこと、だーいすきなの」ギューッ
律子「だから、『律k・・・」
律子「・・・ううん、美希、今日だけよ?」
美希「えへへ・・・りーつこ♪」ギュッ
律子「・・・?♪」ナデナデ
60:
ガチャ
春香「あ、千早ちゃん!おかえり!」
千早「ただいま、春香。屋上で何してるの?」
春香「学校の友達と電話してたんだ」
春香「あと、響ちゃんからも電話があったよ!」
春香「千早ちゃん、響ちゃんのことも呼んであげたんだね!」
春香「響ちゃん、とっても嬉しそうだったよ!」
千早「そ、そう・・・」///
61:
春香「ってことは、雪歩と伊織、やよい、そして響ちゃんの呼び方を変えることができたんだね?」
千早「ええ。ってことは・・・」
春香「後は、貴音さんだけだね!」
千早「そうね。でも、四条さんの呼び方を変えるのが、一番ためらってしまいそうだけど・・・」
春香「どうして?」
千早「急に馴れ馴れしくして、気を悪くしないかしら?」
春香「そうかな?きっと大丈夫だよ!」
62:
春香「いっそのこと、真美と亜美みたいに『お姫ちん』って呼んでみたら?」
千早「い、言えるわけないでしょ!?」
千早「もう・・・からかわないで、春香」///
春香「あはは・・・ごめんごめん・・・」
春香「あ、そうだ。美希に聞きたいことがあったんだ」
春香「千早ちゃん、私、下降りるね?」
千早「分かったわ。私はもう少しここにいるから」
春香「うん!」タタタ…
63:
千早「・・・」
千早(未だに名字で呼んでいるのは四条さんだけ)
千早(もし、呼び方を変えるとしたら、どう呼べばいいかしら・・・)
千早(春香が言ってたみたいに『お姫ちん』・・・いや、無理に決まってるわ!恥ずかしい!)/// ブンブン
千早(『貴音』でも、かなり馴れ馴れしいわね)
千早(ってことは、やっぱり・・・)
64:
千早「貴音さん・・・」
貴音「呼びましたか?」スッ
千早「うえぇ?!し、四条さん、どうしてここに?!」ガタン
貴音「特にこれという用はありませんが・・・ただ、風に当たりに来ただけです」フフッ
千早「そ、そうですか・・・」
65:
貴音「ところで千早、突然みなの名前の呼び方を変えようとしていると聞きましたが」
千早「は、はい・・・やはり、そういうのは馴れ馴れしいですか?」
貴音「いえ、そんなことはありません」
貴音「千早、私が以前『言霊』について話したことを覚えてますか?」
千早「はい、確か・・・初めてみんなでライブをしたときですよね?」
貴音「ええ、古来より日本で信じられた、言葉に宿る力、それが言霊です」
貴音「あなたが変えた名前の呼び方、それによって、千早、あなたの言葉の力も変わっているのではないですか?」
千早「そう、でしょうか?」
貴音「そうです。現に、みなは喜んでいましたよ?」
千早「!」
貴音「それこそ、あなたの言霊が変化した、ということです」
66:
貴音「だからこそ・・・千早、私も先ほどのように呼ばれたいのです」
千早「!」
貴音「実を言うと、先ほどからみながあなたに名前で呼ばれた、ということを聞くごとに、まことに恥ずかしながら『じぇらしい』というものを感じていて・・・」///
千早「・・・ふふっ」
千早「あなたの言うとおりですね・・・貴音さん」
貴音「!・・・千早・・・」パァ
千早「雪歩も、貴音さんに名前で呼ばれた時、とても嬉しかったと言ってました」
千早「それはあなたの言霊が伝わったからですよね」
千早「自分の羞恥心やためらいに囚われてばかりで、そのことに今気がつきました」
千早「ありがとう、貴音さん」
貴音「こちらこそ、千早」ニコッ
67:
千早「私は、事務所に戻りますけど、貴音さんはまだいますか?」
貴音「ええ、もう少し上にいようかと」
千早「では、先に失礼します」
ガチャ バタン
貴音「・・・」
ウッウー!デンワデスヨー!
貴音「!・・・はて、一体・・・雪歩ですか」
68:
ピッ
貴音「もしもし雪歩、どうしましたか?」
貴音「お願いですか?何でしょう?」
貴音「ええ・・・はい・・・!」
貴音「大丈夫ですよ、そう呼んでください」
貴音「ええ、こちらこそ改めてよろしくお願いします、雪歩」
ピッ
貴音「・・・うふふっ♪」
_________
______
___
77:
春香「千早ちゃん、帰る準備できたよ!」
千早「それじゃあ、行こっか」
春香千早「「じゃあみんな、お疲れ様!!」」ガチャ
オツカレサマー マタアシタネー 
春香「うう?ん!今日も疲れたぁ!」
千早「私も。今日は特に・・・」
春香「そうだね・・・あはは」
78:
春香「ねえ、千早ちゃん」
千早「何?」
春香「私今日、みんなの名前を変えて呼ぶように提案したよね?」
春香「その・・・迷惑じゃなかった?」
千早「え?」
春香「無理に名前を変えさせた感じになって、ちょっとお節介だったっていうか・・・余計なお世話だったんじゃなかったかなあ、って思って」
千早「そんなことないわ。今日、あなたのおかげで、色々と気付かされたこともあるの」
79:
春香「え?」
千早「言葉には沢山のことが詰まってるってこと」
千早「力とか、その人の想いとか・・・ちょっと言い表すのが難しいけど・・・」
千早「あと、そのことを今日よりもずっと前に春香が教えていたんだってことも思い出したの」
春香「私?」
千早「ええ、あの時・・・私が優のことでふさぎこんでしまった時にあなたは家の前で私を説得しに来てくれたわ」
春香「!」
千早「あの時、あなたがいなければ・・・今、私はこうやってアイドルをしていないと思う」
千早「あなたが・・・春香の言葉で私は救われたの」
春香「千早ちゃん・・・」ホロリ
80:
千早「だから、そんな『迷惑だった』とか思わないで?」
春香「千早ちゃん・・・ありがとう!」
千早「それに、今日じゃなくてもあなたに色んなお節介をうけてるわよ?」
春香「ええっ!?」
千早「ふふっ、冗談よ」
春香「・・・もう」///
81:
春香「そうだ、千早ちゃん!」
千早「何?春香」
春香「私と、千早ちゃんの呼び方、ちょっと逆にしてみない?」
千早「ってことは・・・」
春香「私が千早ちゃんのこと呼び捨てにして、千早ちゃんが私のこと『ちゃん』付けするの!」
千早「・・・ええ、いいわよ?」
春香「それじゃあ・・・」
82:
春香「千早!」
千早「何?春香ちゃん」
春香千早「「・・・」」
春香千早「「・・・ぷっ」」
春香「あはは!」
千早「うふふっ」
83:
春香「何だか、柄に合わないね」
千早「やっぱり、私たちはいつも通りの方が良いわ」
千早「ね?春香」
春香「うん!千早ちゃん!」
春香「ねえ千早ちゃん、この後夜ごはん一緒に食べない?」
千早「いいわよ。春香、どこかいいとこある?」
春香「えっとね?、あ、そうだ!・・・」
_________
______
___
84:
そう、あなたはあのとき・・・
 『ほっとかない!ほっとかないよ!』
 『だって私、また千早ちゃんとお仕事したいもん!ステージに立って、一緒に歌、歌いたいもん!お節介だって分かってるよ!』
 『でも、それでも!私、千早ちゃんにアイドル続けてほしい!』
ってね?
おわり
85:
一応終わりですが、おまけ(蛇足?)として、P&千早も投下します。
86:
おまけ (蛇足)
数日後 事務所
ガチャ
千早「ただいま戻りました」
P「おかえり、千早」
千早「事務所にはプロデューサーだけですか?」
P「ああ、さっき小鳥さんが買い出しに出て、ちょうど寂しい思いをしてたんだ」
P「千早は今日はラジオの収録だったよな?」
87:
千早「はい、響と雪歩の三人で収録でした」
千早「二人は、そのあとレッスンに行きましたよ?」
P「・・・そうか」
千早「プロデューサー、どうかしましたか?」
P「いや、ホントにみんなのこと名前で呼んでるんだなって」
P「響や小鳥さんが嬉しそうに言ってきたぞ?それに、なぜか美希や律子も」
千早「そうですか・・・」///
88:
P「やっぱり、信頼してる仲間から名前で呼ばれるというのは嬉しいことだからな」
千早「そうですね。そのこと、あずささんからも言われました」
P「そ、そっか・・・。それに、名前で呼ばれると何だかその人に認められたような気もするしな!」
千早「そのことも、雪歩に言われましたね」
P「うがっ・・・」
P「あ、あと、言葉には言霊っていう言葉に宿る力っていうのが・・・」
千早「そのことも、貴音さんが教えてくれました」
P「」
千早「クスッ・・・大丈夫ですよ、プロデューサー。プロデューサーが伝えたいこと、ちゃんと分かってます」
P「・・・そうか、それなら良かった」
89:
P「なあ千早、ちょっと、俺のことも試しに呼び方変えてみないか?」
千早「え?」
P「いや、ちょっと面白そうかな?って」
千早「面白そうって・・・私、おもちゃじゃないんですよ?」ジトッ
P「のヮの」
90:
P「今だから、俺も千早にこんなことお願いできるんだ。昔の千早だったら、聞いても絶対簡単にあしらったはずだろ?」
千早「・・・多分、そうですね」
千早「分かりました。特別・・・ですよ?」
P「ああ」
P「どんな呼びかたでも良いんだぞ?ちーちゃん!」
千早「えっ!?どうしてその呼び方を?!」///
P「この前真美が教えてくれた」
千早「うぅ・・・」///
91:
P「さあさあ、ちーちゃん、どんな呼び方でも良いんだぞ?」
P「兄ちゃんでも、ハニーでもどんとこいだ!」ハッハッハ
千早「そんなの言えるわけありません!」///
千早「・・・」///
千早「・・・」
千早「じゃあ・・・」
P「・・・」ワクワク
92:
千早「・・・」モジモジ
千早「p、Pさん・・・」
P「」
千早「ちょ、ちょっと、何か言ってくださいよ・・・」///
P(何があったか説明しよう)
P(もじもじしなから顔を赤らめて、上目づかいで俺の名前を呼んできた)
P(その呼び方はシンプルすぎて予想だにしなかった・・・これはヤバい)
93:
P「わ、悪い。自分でも予想してない破壊力抜群の呼び方をされたもんだから・・・」
P「『Pさん』とか・・・将来嫁さんぐらいしか呼ばれることはないんじゃないかな?」アハハ
千早「よ、嫁さんだなんて!」/// ガタン
P「ち、千早?」
千早「あっ・・・」
千早「?????っっ!!!」カアァァ
千早「やっぱり、私もレッスンに行ってきます!!」///
ダダダ ガチャ バタン!
94:
P「・・・」
??「プロデューサーさん」
P「・・・小鳥さん、いつからいましたか?」
小鳥「千早ちゃんが、『ただいま戻りました』って言ったときからです」
P「要は最初からですか」
95:
小鳥「千早ちゃん、かわいかったですね」
P「そりゃあもう、言葉では言い尽くせないほど」
小鳥「ところで、プロデューサーさん」
P「何ですか?」
小鳥「これ・・・いかがですか?」つボイスレコーダー < Pサン
小鳥「あと、これもお付けしますよ」つビデオカメラ
P「・・・小鳥さん」
P「言い値で買いましょう」
小鳥「毎度あり」
おわり
96:
途中からパターン一辺倒になってないか心配でしたが・・・
この手の話で呼び方間違えてたら最悪だよね・・・間違えてないよね、大丈夫かな・・・
ぶっ飛んでない(笑)かわいい千早が書きたかったので書きました。
意外と千早が苗字読みの子の名前を変えるっていう話がなかったもんで・・・
今、真がゴルフをするSSを検討中です。
途中、コメントしてくださった方、ありがとうございました!
97:
おつ
99:
おつん!
ちーちゃんかわかわ
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