鈴「理樹が女性恐怖症だと?」恭介「ああ・・・」back

鈴「理樹が女性恐怖症だと?」恭介「ああ・・・」


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1:
謙吾「しかしなんでまた急に?」
恭介「以前来ヶ谷が追い払った女性グループがいたろ・・・あいつらにな・・・」
女A「なぁ直枝、お前あの女と付き合ってんの?」
理樹「そ、そんなんじゃないよ!用件はそれだけ?じゃあ僕は帰るよ」
女B「つれねーこというなよ」ガシッ
理樹「!?」
女A「直枝ってさぁ、結構可愛い顔してるよね。案外ワタシ好みなんだよね」
理樹「な、なにを!?」
女B「おまえはどうか知んないけど、あいつは確実にお前に興味を持ってる。
ならその前に、私たちでお前をボロボロにしてやるだけさ」
女A「そういうこと、まぁパパっと終わらせてやるからさ」ビリイッ
理樹「や、やめ・・・!うわ・・・うわぁぁーっ!」
来ヶ谷「逆輪姦・・・というやつか・・・」
恭介「ああ・・・それ以来、理樹の心には大きな傷が出来てしまったんだ・・・」
Angel Beats! (6) ―Heaven's Door― (電撃コミックス)
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11:
理樹は男から見てもかわいい
14:
クド「それは一大事なのです!一刻も早く直枝さんを助けるのです!」
小毬「理樹君救出部隊、結成だよ!」
真人「おい待てよ、今の理樹は要するに女を極端に怖がってんだろ?それを直してやらないことには・・・」
恭介「あいつは散々女性を見せられながらやられたようだ・・・。胸に恥部に尻・・・。その全てに恐怖を感じてしまうほどに」
来ヶ谷「・・・。あの時の連中が・・・か」
謙吾「落ち着け来ヶ谷、あいつらに何をしたところでこの問題は解決しない」
鈴「なぁおい・・・じゃあもう私は理樹に会えないのか!?」
恭介「・・・・。」
15:
恭介「・・・今、理樹は精神病院に行っている。俺がこの後、担当医に聞きに行ってみるから
お前たちにはその後で、あっていいかどうかを伝える。」
美魚「場合が場合なら・・・私達はもう・・・。」
葉留佳「いやだよ・・・そんなの・・・!」
鈴「嫌だ・・・!私は会いに行くぞ!病院がなんて言っても!」
謙吾「よせ鈴。下手をすれば取り返しの付かないことになるんだぞ」
鈴「う・・・うっさい!あの理樹が私を怖がるなんてあってたまるか!」
17:
恭介「・・・鈴、状況によっては、理樹はお前を怖がるどころではすまなくなるかもしれない。
それでもお前は・・・会いに行くのか?」
鈴「う・・・」
恭介「・・・今は耐えろ。きっと元の理樹に戻るさ。恋話もロクに答えられない、あの理樹にな」
小毬「大丈夫だよ・・・鈴ちゃん。」
鈴「う・・・・うう・・・」
恭介「そろそろ終わる時間だな・・・。俺は病院に行ってくる。女子達は一応、部屋にいてくれ。」
クド「わふー・・・ここにいちゃダメなのですか・・・」
恭介「・・・わかってくれ」
19:
-病院-
恭介「それで・・・理樹の状態は?」
担当医「言い難いのですが・・・非常に重症と言えますな・・・。
側を近寄った看護婦にすら恐怖感情を抱くほどです」
恭介「・・・。仲のいい友人・・・いや友人以上の女性に対してはどうなると思いますか?」
担当医「・・・。2つの考えが挙げられます。1つは、その方々との楽しい思い出を基に、
この恐怖感情を乗り越えていくパターン。」
恭介「女性を再び、今までどおりの対象としてみることができるわけですね・・・。それでもうひとつは」
担当医「親しいがために、余計に当時の状況を頭の中で登場人物を替え形作り・・・。
最大の恐怖として捉えてしまうパターンです」
恭介「最大の・・・恐怖・・・。」
担当医「難しい問題です。特に直枝さんは女性に近づけての実験的な調査ができない。
どうなるかは・・・私どもにも」
21:
女A「あははっ!ちっちゃ?い!なにこれ!!」
女B「お前男として終わってるよ!こんなんじゃ惚れた女も気の毒だよなぁ」ピンッ
女A「どうせそういう関係になっても時期に離れていくんじゃねえ!?」
女B「だろうな?!こんな粗チンじゃそのうち愛想つかされるって!!キャハハ!」
理樹「う、うるさい・・・!やめろ!!」
女A「余裕ぶっこいてんじゃねーよ!!」ドガッ
理樹「がっ!?」
女B「なにがやめろだよ!?粗チン踏まれて勃起させてるくせに・・・。
ほらほら!こうやって蹴って射精させてやるよ!」グギッドゴッ
理樹「いがっ!痛い・・・!やめ・・・!」
女A「使い物にならなくしてやるよ!こんなもん!」
-ドゴオッ!!-
理樹「うわああああああああ!!」
理樹「はぁ・・・はぁ・・・。ここは・・・そうだ・・・病室か・・・」
23:
理樹「あはは・・・大丈夫・・・。大事には至らないって言ってたし・・・。
それに皆があいつらみたいなことするわけ・・・」
-フッ-
小毬「うわぁ・・・なにこれぇ・・・」
クド「こんなの無いのと一緒なのです」
美魚「ある意味・・・貴重ですね」
葉留佳「私の彼氏はこんなのの五倍はあるよ?!」
来ヶ谷「はぁ・・・。幻滅だよ、理樹・・・いや直枝君。」
理樹「ううっ!?ち、違う・・・皆はこんなこと言わな・・・!」
-フッ-
鈴「・・・。死ねよ」
理樹「・・・!あ・・・ああああああ!」
恭介「・・・・。」
25:
恭介「ああ・・・謙吾か。俺だ。・・・ああ、そうしてくれ・・・。」
謙吾「そんなに重症なのか・・・。」
恭介「ああ・・・。中でも・・・鈴には一生合わせないつもりで行くしか無い。」
謙吾「方法はないのか・・・?」
恭介「・・・まさか理樹がこうなるとは思っていなかったさ・・・。
・・・。時間が直してくれるのを待つしか無い。足りればの話だがな・・・。」
謙吾「・・・。」プツッ・・・ツーツー
恭介「・・・。理樹!入るぞ!」
28:
理樹「あ・・・恭介。」
恭介「具合はどうだ?漫画でも買ってきてやろうか?」
理樹「ううん、大丈夫・・・。あはは」
恭介「なんだよ、遠慮することはないぞ。」
理樹「大丈夫だよ、恭介の顔見ただけでだいぶ気分も晴れたから」
恭介「ははは!相変わらず嬉しい事を言ってくれるな理樹は!」
恭介(かなり衰弱しているな・・・。退院に・・・もう少しかかるか・・・。)
理樹「ごめんね、練習にもでれなくて。」
恭介「気にするな、しっかり休んで、また戻って来い!」
理樹「うん、そうするよ、あはは・・・。」
恭介「じゃあ俺はそろそろ行くぞ。六限目はサボっちまうとやばいからな。」
理樹「五限目サボってきたの!?」
恭介「固いこと言うなって、じゃあな!放課後また来る」
理樹「う、うん・・・」
ガララ・・・ピシャッ
34:
恭介「戻ったぞ」
真人「・・・おう」
鈴「・・・!」ドカドカ
恭介「・・・どうした鈴。」
鈴「どうしたもこうしたもあるか・・・!なんだ、一生合わせないって・・・!!」
恭介「理樹の状態を見て俺が判断した。今の理樹はお前らを見るとまともな精神すら保てなくなるだろうからな」
鈴「そんなもん・・・!納得できるか!会ってみなきゃわから・・・!」
恭介「お前は理樹を壊したいのか?」
鈴「・・・」ぷるぷる
恭介「今の理樹にとって、最悪の人間は、鈴、お前だ」
鈴「・・・!そ、そんなことあるか・・・ボケェーッ!!」ダッ
謙吾「・・・泣いていたな。」
真人「ああ・・・」
恭介「・・・」
36:
-屋上-
小毬「鈴ちゃん・・・。」
鈴「小毬ちゃん・・・。私は一生・・・理樹には会えないって・・・。
私は・・・理樹にとって最悪の人間だって・・・!」
小毬「そんなことないよ!」
鈴「アイツがそう言ったんだ!あの馬鹿兄貴が・・・いつも正しいことを言って
いつも何でもかんでも言うとおりにしてた・・・アイツが・・・!」
小毬「鈴ちゃん・・・。大丈夫・・・大丈夫だから・・・」ぎゅっ
鈴「うう・・・うわあああああん・・・・・」
38:
バシィッ!!
恭介「・・・痛いな。お前が野生の動物なら・・・俺の顔面は跡形もなく吹き飛んでいるぞ」
来ヶ谷「なぜあんなことを言った!!あの子の理樹君に対する気持ちはお前が一番わかっているはずだ!!」グググ
恭介「それが事実だからだ。あきらめさせない限り・・・鈴は必ず理樹のところへ向かう。
理樹を壊しにな」
来ヶ谷「そんなことがあるものか!鈴君と出会って理樹君が壊れるだと!?お前は今まで一体何を見ていたんだ!」
恭介「恐怖心はそんなもの、たやすく上書きする。人間は生きるために恐怖から逃げようとする。
それは人を愛すること以上に優先される物だ」
来ヶ谷「・・・!」ブンッ!!
-ガシャアンッ!!
恭介「つっ・・・。おいまて、どこに行く」
来ヶ谷「連中のところだ・・・!私はもう・・・死刑になっても構いはしない!!」
謙吾「馬鹿なことをするな」
真人「お前がそんなことしたって・・・理樹にはなんの変化もねえよ」
来ヶ谷「・・・・くそっ・・・!くそっ・・・!くそ・・・!」ポタッ
ザアァァァ
39:
葉留佳「あちゃあ・・・こりゃ本降りだね・・・今日天気予報はお日様マークばっかだったのに・・・」
美魚「・・・そうですね・・・。今年一番になるかもしれません」
クド「わふー・・・お空が泣いてるみたいなのです・・・。」
葉留佳「・・・理樹君・・・。私たちのこと、もう見てくれないのかな・・・」
美魚「・・・。」
葉留佳「こんな雨なんか蹴散らすくらいの太陽みたいな笑顔で・・・名前・・・呼んでもらえないのかな。」
40:
沙耶ルートの女装は戦慄走った
41:
-夕刻-
恭介「じゃあな理樹、また明日来る。」
真人「そんなもん、筋肉を鍛えりゃきっとすぐ治るぜ!」
謙吾「お前の筋肉だけの脳みそと一緒にするな。じゃあな理樹。」
理樹「うん、三人ともありがとう・・・。」
-数分後-
看護師「直枝君、夕食の時間だよ」
理樹「あ、はい。いただきます・・・。」
理樹(真っ白い豆腐・・・まるでクドみたいだ・・・。あ・・・このゼリー、よく小毬さんが持ってきてくれた・・・
卵焼き・・・。三枝さんの卵料理、上達したのかな・・・。ミネラルウォーター・・・そういえば来ヶ谷さんに会った時、買いに行かされたな・・・。
これは・・・あ、この前西園さんが教えてくれた・・・。玉ねぎ・・・ネコに玉ねぎはダメって鈴が言ってたな・・・。)
-フッ
鈴「・・・死ねよ」
理樹「!?」
42:
看護士「どうかしたのかい?直枝君。」
理樹「い、いや・・・なんでも・・・」
クド「死んでくださいなのです」
小毬「死んで」
美魚「死んでください」
来ヶ谷「死ぬといい」
葉留佳「死んでくんないかな」
理樹「・・・!や・・・やめろおおおお!!!」
ガッシャアアアン!!
看護士「!?」
女子メンバー「ケラケラケラ クスクスクス」
理樹「もう・・・いやだ・・・」
43:
三日後
担任「あー静かにしろー。今日は嬉しい知らせがある。直枝が無事に退院して、今日から通学するそうだ」
クラス「おおー」「良かったー」
担任「だが、心の傷は治ってなくてな・・・しばらくは個別授業を受けることになる。
男子の皆は、時間があれば直枝に会いに行ってやってくれ。」
男子「うぃー」
小毬「鈴ちゃん!理樹君、戻ってきたって!」
鈴「ああ・・・。」
小毬「鈴ちゃん・・・。」
45:
鈴(理樹が戻ってきても・・・私は最悪の奴・・・。一生会えない・・・)
真人「それにしてもよく振りやがるなぁ・・・」
謙吾「今年最大級のの豪雨の前線が一気に来たそうだ。
午後からは河川も危うくなるらしい。」
真人「ったくよー、折角理樹が戻ってきたってのに、これじゃ練習もできねーぜ」
鈴(練習・・・。理樹と一緒に・・・でも私にはもう関係ない・・・)
47:
昼休み
小毬「鈴ちゃんどこいくの?」
鈴「ああ・・・ちょっと頭が痛くて・・・薬局に行ってくる・・・」
小毬「一人で大丈夫・・・?私も・・・」
鈴「心配するな・・・それに今は・・・1人の方がいい・・・。」
小毬「・・・うん」
昼過ぎ
教師A「た、大変です!土手の河川が溢れて洪水状態に!警報もなって非常に危険です!」
教師B「なんですって!?」
教師C「仕方ない・・・今日は全校生徒を体育館に泊まらせましょう。この状態で返すのは危険だ
皆さん、生徒への忠告をお願いします」
48:
小毬「鈴ちゃん・・・遅いなぁ」
葉留佳「この雨だからねー・・・お薬屋さん行けなくて寮で休んでるんじゃない?」
クド「わふー、心配ないのです」
小毬「うん・・・。」
キーンコーンカーンコーン
真人「昼休み終わっちまった・・・結局戻ってこなかったな、あいつ。」
謙吾「まぁ、鈴もつかれていたからな、寮で休んだほうがいいだろう」
ガラッ
担任「皆に大事な話がある。河川の洪水で学校から離れることは非常に危険となった。
今日は体育館に泊まってもらうことになる。」
葉留佳「わちゃー・・・さすが今年最大級・・・。」
小毬「じゃあ鈴ちゃん迎えに行かないと・・・」
担任「なんだ?棗は午後は休みか?」
小毬「えっ・・・先生連絡もらってないんですか!?」
49:
鈴ちゃん…
50:
逆レイプ願望はあるけどこんなにキツいのはちょっと……
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51:
担任「?ああ・・・。」
葉留佳「ちょっ・・・まさか!?」
来ヶ谷「馬鹿な!?こんな豪雨の中!?」
真人「クソッ!なにやってんだよあのバカ!!」
謙吾「手分けして探すぞ!」
小毬「わ、私も・・・!」
クド「行くのです!」
美魚「・・・!」ガタッ
謙吾「ダメだ!お前たち三人は残れ!この豪雨だ、危険過ぎる!」
真人「お前らはここで鈴のやつを待っててやってくれ!ひょっこり戻ってくるかもしんねえからな!」ダッ
来ヶ谷「留守を預かった者にできることを・・・任せた!」ダッ
クド「わふー・・・」
小毬「鈴ちゃん・・・!」
55:
ドザアアアア
真人「くそっ・・・風呂ひっくり返したような雨だぜ・・・」
恭介「一刻もはやく探しだすぞ!東西南北に分かれて、鈴のいそうな場所を探してくれ!」
来ヶ谷「あの時の言葉が仇になったな・・・」
恭介「・・・」
来ヶ谷「考えなおしてみて・・・お前があの時とった行動は正解だと思っていた。
だがその代償に・・・壊れてしまったのは鈴君だったようだ・・・。」ダッ
恭介「・・・。くっ!」ダッ
葉留佳「冗談はいいっこなしだよ・・・!」ダッ
真人「引きずってでも連れ戻すぞ!謙吾!」ダッ
謙吾「ああ!当たり前だ!」ダッ
ドザアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
57:
-個別学習室-
理樹「凄い雨だな・・・。校庭がまるで泥の川みたいだ・・・。
あれ・・・?恭介に真人に謙吾に・・・三枝さんに来ヶ谷さん・・・?
なんでこんな大雨の中!?」ガラッ
女子A「よう、直枝。元気そうで安心したよ」
女子B「あれで終わりとでも思った?」
女子C「あんな思いして投稿してくるとはねー・・・やっぱり顔通りのドMってわけだ」
理樹「あ・・ああああ!」
59:
教室
小毬「鈴ちゃん・・・。っ!先生!」
担任「うん?どうした、神北!?今、警察に手配を・・・」
小毬「直枝君に・・・理樹君にあわせてください!!」
美魚「!」
クド「!」
担任「だ、だめだ!なにを言っている!直枝は・・・」
小毬「鈴ちゃん・・・ずっと理樹君のことで悩んでたんです・・・!自分を追い詰めて・・・
追い込んで・・・。今の鈴ちゃんを助け出せるのは理樹君しか居ない・・・!
それに理樹君も・・・!今鈴ちゃんのところに行かないとずっと・・・!」
担任「・・・わかった。直枝のことは君たちのほうがずっと詳しい。行きなさい。」
小毬「先生・・・!いこう!二人とも!!」
美魚「・・・はい!」
クド「わふー!」
61:
ザアアアアアアアア
鈴「・・・・。」
理樹『鈴、ずっとここにいよう』
鈴『り、理樹がそういうんなら・・・』
鈴「ここなら・・・理樹と・・・」
64:
-個別学習室-
理樹「こ、こないで・・・」
女子A「つれねえこと言うなよ」
女子B「またあん時みたいにしてやるよ・・・」
女子C「いやー・・・あんたらのグループ入って正解だったわ・・・まさか直枝を犯せるなんてさ」
直枝「ぐっ・・・」
小毬「理樹君!」バンッ
美魚「これは・・・?」
クド「だ、誰なのですか!?」
女子A「ちっ・・・、神北に能美に西園・・・!」
小毬「そっか・・・あなた達が理樹君をひどい目に合わせた・・・!」
女子A「邪魔すんなこの!」バキィッ
小毬「うっ!?」
理樹「小毬さん!?」
67:
小毬「き・・・聞いて理樹君・・・。鈴ちゃんが・・・今外にいるの・・・」
理樹「鈴が・・・!?」
小毬「理樹君・・・お願い・・・助けに行ってあげて・・・!
鈴ちゃんには・・・理樹君しかいない・・・!」
女子A「黙ってろ!」
クド「わふー!」ドカッ
女子A「がっ!?この・・・チビ・・・!」バチィッ
クド「っ!」ドシャッ
女子B「ね、ねえもうやめなよ・・・」
女子A「うるさいな!来ヶ谷をズタズタにするには物足りないんだよ!ちょうどいいや・・・
お前ら三人もまとめてボロボロにしてやるよ・・・」
美魚「させません・・・!」バッ
女子A「どけよ・・・この真面目ちゃんがあっ!」
70:
理樹「クド!!西園さん!!」
-フッ
小毬「死んで」
クド「死んでくださいなのです」
美魚「死んでください」
理樹「うっ・・・!」
理樹(僕にとって・・・皆は何・・・!?恐怖の対象・・・!?
違う・・・!!皆は・・・)
理樹「させるかぁーっ!」ダッ
女子A 「ぐあっ!?」ドガァッ
理樹「皆は・・・僕の大切な人達だそれ以上・・・手を出すな!」
女子A「この粗チン野郎・・・!上等じゃん・・・。ぶっ殺してやる・・・!」
72:
りきはやればできるこ
73:
パシッ
女子A「!?」
佳奈多「校内暴力行為・・・。逆姦行為。これは退学物よ、高宮さん」
理樹「二木さん!?」
小毬「かなちゃん!」
クド「わふー!?」
美魚「・・・!」
佳奈多「この行為は見逃す訳にはいかない。後日、校長先生の前で洗いざらい話してもらうわよ」
女子A「あ・・・ああ・・・。」へたっ
佳奈多「何をやってるの、直枝理樹。あなたはそこまでダメな人間だったかしら」
理樹「違う・・・僕は・・・!」ダッ
小毬「理樹君!鈴ちゃんを・・・お願い!」
理樹「大丈夫・・・!わかってるよ!!」
76:
ザアアアアアアアア
理樹「鈴・・・!どこに・・・!?」
恭介「・・・!理樹!?」
理樹「恭介!!鈴は・・・!?」
恭介「お前・・・。ふっ・・・。
理樹、鈴は今、お前を求めている、自然と足もお前との一番の思い出の場所へと向かうはずだ」
理樹「一番の思い出・・・」
恭介「行け、理樹。おまえが一番・・・あいつとの最高の場所に・・・!」
理樹「・・・うん!」
恭介「そろそろ・・・なのかもな」
理樹「僕にとっての・・・いや僕と鈴にとっての最高の場所なんて・・・あそこしかない!」
77:
バシャアアッ
鈴「冷たいな・・・。」
恭介(お前は理樹にとって最悪の存在だ)
鈴「あの時・・・理樹と・・・ああなれたここでなら・・・もういいか・・・」
理樹「りーん!!」
鈴「!!」
理樹「帰ろう!鈴!皆の待ってるところに!」
鈴「理樹・・・?理樹!!」ズルッ
理樹「鈴!?」
鈴「あ・・・」
-バッシャアアン!!
78:
ゴオオオオオオオオオ!!
鈴「わぷっ・・・!?けほっ!!」ゴボゴボ
理樹「鈴・・・!今助けるから・・・!」バシャッ
鈴「く、来んなボケ・・・!お前の体力でこんなとこから私を助けれるか!!」
理樹「もう来たよ!!」
鈴「・・・!この・・・大ボケェ・・・!」
理樹「もう大丈夫・・・うわっ!?」ドバァァァッ
鈴「理樹・・・!うっ!」ゴボッ
理樹「こんなので・・・溺れてたまるか・・・!僕が助けるんだ・・・!大好きな鈴を!!」
鈴「理樹・・・!」
82:
理樹「このまま・・・対岸まで流れて・・・ダメだ!この先は橋がかかって滝が・・・!」
恭介「理樹!このロープに掴まれ!」
理樹「恭介・・・!?皆!わかった!」ガシッ
真人「うおおおお!今使わねえでなんの筋肉だ!張り裂けても構わねえー!!」
謙吾「絶対に助けるぞ理樹!鈴!」
来ヶ谷「すぅ・・・。うおおおおお!!」
恭介「腕が千切れるまで・・・引っ張れええーっ!」
84:
バッシャアアアッ!!
理樹「けほっ・・・けほっ・・・」
鈴「けほ・・・!」
真人「へ、へへへ・・・最高の形で俺の筋肉を活かすことが出来たぜ・・・」
謙吾「ふっ、今回ばかりは・・・お前の筋肉に礼を言っといてやる」
来ヶ谷「ふぅ・・・お姉さんの軟腕が、ちぎれてしまうかと思ったぞ」
恭介「全く・・・無茶しやがって・・・」
理樹「ご、ごめん・・・」
真人「何を謝るんだよ!結晶モンだぜ、理樹!」
謙吾「表彰だ・・・。ははは」
恭介「まぁいいじゃないか・・・!ははははは!」
鈴「笑うなボケ・・・くくっ」
理樹「ふふっ・・・あははは!」
85:
来ヶ谷「・・・」
恭介(今のお前は最悪の存在だ)
恭介「ははははは!」 ガシガシ
鈴「痛いわボケ!やめっ・・・!」
恭介「心配かけやがってこいつ!!」ガシガシ
来ヶ谷「本当に悪役を気取るのが上手いな・・・。ふっ。」
86:
イイハナシダナー
88:
葉留佳「よぉーっしっ!理樹君復活祝いと鈴ちゃん救出祝い!
学校まで競争!一着は多分・・・皆の熱い抱擁がまってるよっ!!
ヨーイドン!!」
来ヶ谷「ふっ、可愛い少女たちの抱擁・・・お姉さんがもらった!!」
恭介「俺を追い越せるか!?」
真人「うおおお俺と並んで走るんじゃねー!!」
謙吾「それはこっちの台詞だ!!」
理樹「いこ・・・鈴!」
鈴「もちろんだ!」
90:
教室
小毬「鈴ちゃーん!!」
鈴「小毬ちゃん!!」ガバッ
小毬「心配したんだからね・・・!もぉ・・・っ!!」
鈴「もう大丈夫・・・。大丈夫だ・・・!」ぎゅううう
葉留佳「佳奈多?なんでこんなとこ居るの?」
佳奈多「べ、別になんでもないわよ・・・」
クド「すっごくかっこよかったのです!」
佳奈多「ク、クドリャフカ・・・!」
美魚「ええ、とっても。」
佳奈多「に、西園さんまで・・・!」
葉留佳「ま、いいけどさー。ん?って雨上がってるよ!!」
恭介「おお」
真人「こいつは・・・」
謙吾「ああ、練習再開だ!」
92:
来ヶ谷「ほら理樹君、久々に見るお姉さんのおっぱいはどうだ?」
理樹「く、来ヶ谷さんからかわないでよ・・・」
小毬「ゆいちゃんずるい!私も?!」ガバッ
理樹「わぁ!?小毬さん!」
クド「わふー!」ガバッ
理樹「ク、クド!?」
葉留佳「うう・・・この中途半端なスタイルじゃどっちの真似もできない・・・」
西園「バランス型ですからね。悪く言えば中途半端・・・。」
葉留佳「うう・・・ひどい」
鈴「お、お前ら・・・ええい!どけーッ!!」
理樹「わああ!鈴!タイムタイム!わぁ!」ズッデーン
はははは!
理樹(そうだ・・・この楽しい毎日が・・・僕にとっての・・・皆の存在なんだ・・・!)
END
95:
おつおつ
9

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