【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『ダビング』back

【閲覧注意】死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?『ダビング』


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3:
そんな年寄りたちのなかで一番に俺たちを可愛がってくれたのが、シゲじいさんっていう人だった。
シゲじいさんはもともと海の男だったんだけど、
とうの昔に引退して、気ままな道楽生活を送っている人だった。
俺がガキの頃の時点で90超えてたと思うが、口は達者で頭もしっかりしてた。
奥さんもずいぶん前に亡くなってて、子供のほうは東京に出たっきり正月や盆にも帰ってこない。
だから俺らの遊び相手をして、寂しさを紛らわせてたんだと思う。
豪快なじいさんで、俺との木登り勝負に余裕に勝ったり、
エロビデオ毎日観てたりと、俺にエロ本読ませてくれたりと、
殺しても死なないんじゃないか、というような人だった。
でも、そんなじいさんもさすがに死ぬときは死ぬ。
俺が中学生のときに病気になって半分寝たきり状態。
夏休みのときに実家に長期滞在したんだが、じいさんの病気を知ってからは、
親戚付き合いそっちのけで、じいさんの家に見舞いにいきまくってた。
じいさんは「もう自分は長くないから」と、昔話を聞かせてくれた。
そのときじいさんの話を聞いたのは、俺と弟だったわけだが、
あれを子供に聞かせていいような話だったのかと、あの世のじいさんにツッコミを入れたい。
じいさんの話は、生贄の話だった。
698 :693:
じいさんは、「昔ここらへんではよく生贄を捧げていた」とかぬかしやがる。
それも何百年も昔ってわけじゃなくて、昭和初期から中期に差し掛かる頃まで続いていたとかなんとか。
俺「いや、そげんこと言われても……」
弟「……困るし」
俺たちの反応のなんと淡白なことか。
でも、いきなりそんなこと話されても実感沸かないし、話されたところで、俺らにどうしろと?って感じだった。
俺「生贄ってあれだろ?雨が降らないから娘を差し出したり、うんたらかんたらとかいう……」
弟「あと生首棒に突き刺して、周りで躍ったりするんだよな?」
じいさん「ちげーちげー(違う違う)。魚が取れんときに、若い娘を海に沈めるっつーんじゃ」
俺「あー、よく怖い話とかであるよな。人柱とか」
じいさん「わしがわけー頃には、まだそれがあった」
俺「……マジで?」
じいさんの話はにわかには信じられないものだったが、まぁ昔だし、日本だし……
そんな感じで、当時若い姉ちゃんの裸よりも、
民俗学だの犯罪心理だのを追求することに生きがいを感じている狂った中学生だった俺は、
ショックではあったが受け入れてはいた感じ。
弟のほうはよく分かっていないような感じだった。
多分、漫画みたいな話だなーとか思ってたんだと思う
生贄を捧げるにしても、なんかそれっぽい儀式とかあるんだろうけど、
じいさんはそこらへんの話は全部端折った。
俺としてはそっちのほうも聞きたかったんだけど、
当時若造だったじいさんも詳しいことは知らないそうだ。
当時の村の代表者(当然、既に故人)とか、
そういう儀式をする司祭様みたいなのが仕切ってたんだろうけど、
そのへんのことも知らないらしい。
じいさんが知っているのは、
何か不可解なことが起きたときや不漁のときに、
決まって村の若い娘を海に投げ込んでいたというだけ。
699 :693:
親父の実家は、先にも言ったように陸の孤島みたいなところだ。
そういう古臭い習慣がだいぶ後まで残ったんだと思う。
じいさんがなんでそんなこと俺らに聞かせたのかは、未だによく分からないんだけど、
その生贄の儀式っていうのは、神の恩恵を求めたものっていうよりは、
厄介払いの意味を含めたものであったらしい。
村中の嫌われ者、身体・知的障害者や、精神を病んだ人(憑き物ってじいさんは言ってた)を、
海に投げ込んでハイサヨウナラって感じ。
だから、捧げられるのは若い娘だけじゃなかったらしい。
その裏で、多分こっちが本当の目的なんだろうけど、厄介者を始末する。
実際、近所の家にいたちょっと頭のおかしい人が、
生贄を捧げた次の日から見かけなくなった、というのがよくあったそうだ。
あまりにも頻発するんで、村の中枢とはそれほど関わっていなかったじいさんも、
薄々は気づき始めたらしい。
俺の妹が軽度の知的障害者だから、聞いたときは本当に嫌な気分になったorz
俺「でもさ…、それっておかしいとか思わなかったの?娘さんは最初から沈められるって決まってるけど、そういう厄介払いされる人たちって行方不明じゃん」
じいさん「いやー……娘さんにはむげー(可哀想・酷い)とはおもうたけんど、
 ほかんしぃが消えたあとはまわりんしぃ、むしろ厄介者が消えてせいせいって感じやったなぁ」
俺「……」
701 :693:
生贄の儀式が実は厄介払いのための建前っていうことは、
当時の村の人間の、暗黙の了解みたいなものだったんだと思う。
誰も何も言わなかったってのは、そういうことなんじゃないかな。
ちなみにこの風習も、昭和の中ごろになる前に自然消滅していったそうだ。
村の人間も、戦後あたりに家を継ぐ長男以外は出稼ぎで全国に散らばっていったから、
生粋の地元人ってのもあまりいないし、事実を知っている人間は年寄りばかりで、
そのほとんども亡くなっている。
今生きているのは、当時子供で詳しくは知らない人とか、そういうのばっかりだ。
そういう人たちも、わざわざ話したりしない。
だから生贄関連の話、記録とかには残っているんだろうけど(慰霊碑があるし)、
知らない人のほうが多いみたいです。
まぁ自分の地元の郷土史なんて興味なけりゃ、
ごく最近の出来事でも周囲の認識はこんなもんだと思う。
結局、シゲじいさんは、なんで俺と弟にこんな話をしたのかわからない。
俺が民族学やらなんやらが大好きってことを知っていたから、
それで聞かせてくれたのかもしれないけど。
あの人、変人だったし。
もう墓の下だけど、死ぬ直前まで口の達者なじいさんでした。
でも、あのじじいがこんな話をしてくれたもんだから、しばらくは大変だったよ。
今まで(今でも)可愛がってくれた年寄りたちの何人かはこの事を知っていて、
実際に身内の中に生贄を出した家ってのもあるかもしれない。
そう思うと嫌な気分になるっていうか、気のいい彼らに対する認識が少し変わったんだよな。
彼らがいい人ってのはよく分かってるから、それで交流を止めたりはしないんだけど。
以上、あまり怖くはないんだが、俺個人としては気分の悪くなった話。
俺は相変わらず実家に訪問することが多いのだが、
まだ他にも普通じゃない話はいくつか見聞きしている。
それは、話すときがあるかもしれないし、ないのかもしれない。
さすがに地元特定されるようなネタとかは話せないし。
個人的に、かつて村の有力者だったという家の話は、もっと凄かった……
928 :本当にあった怖い名無し :2007/03/15(木) 15:28:31 ID:o72A24BQ0
彼女を作らなくなった理由
俺の親戚の兄ちゃん(つっても30代だけど)から聞いた話。
兄ちゃんには昔彼女がいたが、白血病になった。
兄ちゃんは頻繁にお見舞いに行ったり、美味しいもの買ってきたりして、彼女を慰めた。
彼女も喜んでいたが、悲しい事に亡くなってしまった。
しばらく抜け殻のように兄ちゃんはなっていたが、49日あたりの時、彼女が現れた。
1人で酒飲んでて、トイレから戻ってきたら、生前の姿でベッドに腰掛けていたという。
兄ちゃんは涙をボロボロ流して、会いにきてくれたか?そうかぁ?的な事を叫んだ。
彼女もニッコリと笑いながら、何かつぶやいていた。
兄ちゃんが泣きながらベッドの彼女の横に座ると、彼女は本当に天使の様にニッコリ笑いながら、
「死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ」
と、呪文の様につぶやいているのが聞こえたという。
笑顔だけに心底ゾッとしたと言う。
百年の恋も冷め、翌日すぐに懇意のお寺に行った。
「これはいけませんなぁ」と住職。
お払いしてもらったら出なくなったという。
「別に浮気してたわけでもなし…もう誰も信じられなくなったなぁ」
兄ちゃんはそれ以来、女遊びはするが、彼女を作る事はしなくなったという。
171:
山神トンネル
わりぃ
じゃぁ、書きます
ちなみに、高校生の書く文なので読みづらいところや至らない点が多いと思いますがご了承を
アレは今年の六月の初めかな?
友達三人
仮にI,S,Kとする
Iと俺は元中で別の高校
Sは同じ高校の友達
KはIの後輩
まぁその辺はどうでもいいんだけど
そいつらと神奈川の七沢にホタルをみにいったんだ
で、結局行ったはいいんだけどホタルは見れず
ズンダバってとこでラーメン食うだけになっちまったんだよ
それではツマラネェと思ったオレはみんなに「山神トンネル」に行こう
って提案したんだ
山神トンネルってのは七沢に心霊スポットのこと
でも、そこでSとKはビビって「帰る」って言い出した
まぁ、強制するのもなんだからオレはそいつらは帰してIと二人でいく事にした
んで、実は最初っからいく気まんまんなオレはで準備して持ってきてた仏像を念のためにI渡しておいた
ちなみに
オレの装備
銀の十字架、メリケン、木刀 小(Iの物)、ライト(iPhone)、充電器
Iの装備
仏像(オレの物)、木刀 大、iPod
続く
172:
続き
そして、iPhoneのGPSもあるし「迷ってもよゆーっしょw」って感じで9時頃から自転車で山神トンネルにむかったんだ
その道中で色々山神トンネルについての噂を話したんだ
「女の人が公衆トイレで強姦され殺された」
「作業着姿の男の霊が現れる」などなど
「その作業着姿の男、実は阿部さんじゃね?」
「アッーーーーー」や
「もし、山の神様にあったらなに願う?」
「無事に家に帰れるように願う」
なんてやり取りしたのもいい思い出だ
そんなこんなしてたら辺りが真っ暗になっていた
でも意外と先は見えるもんでスイスイ進んでいった
でも、一行につくきがしないんだ
地図ではかなり近くに感じたのに
しかも時間的には本厚木の駅から七沢に来たのと同じかそれ以上である
Iは少し飽きてきて「帰る?」的な雰囲気をかもし出してたけど
諦めるのも癪だから「あと十分」ってのを何度も繰り返して進んでいった
そんなこんなしてたらとうとう電波が来ないような山奥まできてしまった
で、最初っからなんだけどオレだけ妙に体が重くて息苦しかったんだ
それをIに言ったら「坂もあるし自転車は押して行こう」って事になった
その頃にはさらに暗くなり
オレらも流石にすこしビビってきたのでBGMを流す事にした
「空の境界」のハァーイヤーエェーみたいなやつ
で、それがさらに恐怖に拍車をかけるんだ
「もっと明るいのにする?」ってIが聞いてきたが
オレは「こっちの方が気分出るだろw?」ってすこし強がってそのまま進むことにした
続く
173:
続き
川を渡ったあたりかな
坂が急に急斜になったので自転車はそこにおいて置くことにした
そこから徒歩で歩いていると
「一般車通行禁止」
っていうすごく落書きされた看板を見つけた
「あぁもうすぐだ!」
オレはテンションが上がりそこからすこし早足で山神トンネルに向かって行った
すると次にまた看板を発見した
それは山神トンネル付近の地図だった
そしてそれが立っている場所にはだだぴっろい空間に仮設トイレ三個ほどおいてあった
オレらは
「多分ここが女の人が殺されたところだ」
っと勝手に決めつけて足を進めた
するとすぐに山神トンネルが姿を表した
ここについた頃には体の重さも嘘だったかのようになくなっていた
オレは軽く写真をとって
「よっし!いくぞ!!」
iPhoneのムービーを回して先に山神トンネルに入りそのあとをIがついてきた
トンネルの中は真っ暗で数メートル先すら見えなかった
それと涼しくて少し落書きされた壁が湿っていた
そんな落書きを見ながら
「てらDQNw」
「オレらも人のこといえねぇしw」とか言いながら進んで行った
そんなこんなしてたらトンネルを抜けて向こう側についた
長かったような短かったようなそんな奇妙な感じがした
続く
174:
続き
ムービーを止めてこちら側も写真をとり「今度は写真を取りながら帰るか」
そう言いトンネルに足を踏み入れた瞬間
ぴちゃ、ぴちゃぴちゃ
っと水滴が落ちる音がきこえた
トンネルだから反響してビビったけど
元々壁が濡れてたし水滴でも落ちただけだろ
自分にそういいかせて少し進んでいくと、水音にまざり
ザザッザザザザッ
何かが地面をするかのような音
そして
女の笑い声がこだました
続く
175:
続き
オレはすぐさまファイティングポーズをとり
Iは脱兎のごとく逃げ出した
数秒で10メートルは走ってたね
こういうのってすごく性格がでるよね
「おい!ちょ!!おまえ!!!」
流石にオレも一人でトンネルに残されるのは怖かったので
あとを追う
その時、後ろを振り返ると遠くに人の影が見えた
二人して絶叫しながらトンネルを抜けすぐにムービーに切り替えて今の現状を残すことにした
残念なことに水音しか入らなかったけど
それで、オレらはそこで少し議論をした
アレはなんなのか?幻聴ではないか?
実際二人で聞いたし幻聴ではない
そして、オレは逃げる時に見た人影を思い出し
「オレらと同じでここにスポット巡りしにきた人達じゃね?」
その時は本当に頭が回っておらず二人で
「それだ!」
ってことにしてトンネルに戻り抜けることにした
生憎、その道中にはなにもなかった
まだ続く
176:
続き
11時頃だろう
トンネルを抜けると今度は別の集団が現れた
10人ほどだったかな?
男だけの集団で「これから山神トンネルにいくんですか?」
オレが話しかけると
「そうだよ」っと気さくに答えてくれた
そしてオレらの格好をみて「どうしたの?」
なんせオレらは十字架にメリケンに木刀というよくわからない物をもっていたからな
その反応は当たり前だろう
「いやぁ?こわくて護身用に」
「あ?そんなんだ」「そうだ!もう一度オレらといかない?」
なにを思ったのかオレらに再度あのトンネルにいこう
と誘ってきたのだ
オレらは「別にいいですよ」っとこたえて同伴することにした
そこで稲川淳二の親戚と言う人物がいたり
「大学生で思い出作りできた」とか「え?高校生なの!?」など「下にあった自転車は君たちのか!!よく来れたね!!!」
などそんな感じで会話を楽しんでいるた
そこでIは気づいてしまった
オレらに結論付けた事のおかしな点に
「あの?ここに来る途中で女性のグループにあいませんでしたか?」
その言葉をきいた瞬間にオレはIが言わんとしてる事に気がついてしまった
「いや?みてないよ」
オレらはそれを聴いた瞬間に鳥肌がたった
もうすこし続く
177:
続き
オレは確かにあのトンネルで女の笑い声をきいた
それをオレらと同じ巡回者だとするなら途中でオレらと鉢合わせにならなければおかしい
もし途中で引き返したなら、この男性のグループに会わなければおかしい
でも、この人達は女性などあっていないと言った
それにオレは遠くに人影をみた
数メートル先すら見るのが怪しいトンネルの中で?
じゃぁ、あの声は一体……?
オレらは男性グループと共にトンネルを往復して帰路についた
その帰り道でオレらは一つの結論をこじつけた
アレは山の神様である
オレは「無事に家に帰れるよう」願ったか帰れたのでは?
じゃぁ、他の事をねがってたら?
その帰り道は行きとは違いそんなに時間も掛からずに家に帰れた
そして帰った二人、そして来なかった奴にLINEでその時起きたことを話した
反応はまちまちで
「帰って良かった?」とか「うそだろw」とか
そんなこんなしているとIが「山神トンネル 女 声」で、調べてみろというので
調べてみた
それで知ったんだけど
山神トンネルでは度々女性の声が聞かれているらしい
終わり
178:
いやぁー意外と疲れるもんですねぇー
受験勉強の息抜きで書いたつもりだったけど
ご静聴感謝します
iPhoneからだったので見難かったらすいません
後日談っといちゃあなんですけど
オレは学校の一時間目に途轍もない吐き気に襲われトイレで吐いた
ちなみにオレは朝はなにも食べないから胃の中は空っぽだったのが不幸中の幸いだった
そしてなぜか吐いた胃酸の色が赤みがかってたは気の所為だろうか?
ってなわけで本当に終わり
299:
交通事故
やっと書き込める
怖い話なのか、びっくりした話なのか、奇妙な話なのか、痛い話なのか…
どれともつかないけど書かせてください。
ちょうど三か月前の七夕の日
その日は日曜で、友人と遊んでチャリで帰る途中だった。
信号が青になり、渡ろうと漕ぎ出したところで左折してきた車に轢かれた。
といっても、初めはチャリの前輪がぶつかってバランス崩してコケただけだったんだけど、
何を思ったかその運転手はバックしてきてコケた俺の左足を轢き潰しやがった。
「えっ、ちょっ、まっ、がああああああああ!」
とバックから轢かれるまでの間の俺の焦りと最終的な叫びでやっと運転手が止まり、降りてきた。
300:
降りてきた運転手は50代くらいの女性で、俺を見た瞬間
「ひいぃぃぃぃ!」
と叫んだ。いや、叫びだしたいのは俺の方なんだけど…実際叫んだし。
女「あ、あ、あの…大丈夫ですか?」
俺「アンタに轢かれたんだ!大丈夫なわけねぇだろ!なんでバックして轢き直しやがった!」
女「あの、最初電柱か何かにサイドミラーぶつけたんだと思ったんです…それで降りたらあなたが…」
俺「状況説明はいいから110番と119番!」
と、とりあえず警察と救急車を呼んでもらう。
俺は見事に左足首がグッチャグチャで即入院。
女は警察に事情説明をして、その後入院している俺の所へ来て謝罪やら何やら…
と入院してもしばらくは忙しかった。
で、びっくりしたというか奇妙…というか、そういった話がここで判明した。
後日警察が病院に「事故当時の状況を一応貴方からも…」と聞きだしに来た。
301:
上に書いた通りの事を俺が説明すると、警察の方が頭を捻ったり「うぅん…」と唸ったりした。
「どうしたんですか?女性と食い違う部分ありましたか?」
と聞くと、警察の方は
「いや、それがね…女性の話と、たまたま事故を見ていた通行人の話なんだけどね…」
と話を続けた。
なんでも、俺は瞬間移動したかのように、急に信号のど真ん中に現れたらしい。
勿論俺にそんな能力があるわけもないし、あったらチャリに乗るわけもない。
「車のライトで見えにくくなったりとか、夜だったんで見えにくかったとかじゃないですか?」
と聞くと
「いや、我々もそうだと思うんだけどね…ただ、通行人の話っていうのが、一人二人の話じゃないんだよ」
と警察は答えた。
「いきなり君が信号の真ん中に現れた。と証言したのが、事故を起こした女性、それと…通行人が四名」
「…嘘ですよね?」
「いや、我々もそう思いたいんだけど…ここまで証言が一致するとなると…」
302:
そう言い、警察は事故当時ではなく事故が起きる前はどうしてたのかを聞いてきた。
自分は正直に友人と遊んでチャリで帰る途中にあそこで事故にあいました。と答えた。
そして友人と遊んだ時間、別れた時間、事故にあった時間、と詳しく聞いてきたので答えた。
すると、警察の方は
「それ、本当に時間は合っていますか?」
と聞いてきた。
「えぇ…友人と別れた時に携帯で時間確認しましたし、110番した時間でしたらそちらの方が分かってますよね…」
と答えた段階で、やっと自分でも気付いた。
友人と別れた場所から事故現場まで、自転車だと飛ばしても20分はかかる。
だが、自分は友人と別れてから8分で事故現場に行ってる計算になるのだ。
303:
警察は当然
「その場所から事故現場まで、終始自転車で移動されてましたか?」
と聞いてきた。
自分は
「えぇ…そうです…けど、おかしいですよね、時間的に」
と答えるしかなかった。
警察も
「そうですね…」
とだけ答えた。
最終的に、
「事故にあう前の行動は女性に言わないように、言ったら面倒な事になりかねないので」
と念を押され、それ以降事故の状況について警察に詳しく話を聞かれることも無かった。
304:
自分は信号待ちしていた記憶もあるし、信号が青になった同時にチャリを漕ぎ出した記憶もある。
でもここまでおかしなことが分かると…。
といった感じで、入院中やっとここに書き込めるネタが出来たと内心ウキウキしながら今日退院してきました。
見るだけなら奇妙な話ですが、実体験(というか事故る)となると怖すぎる…という話でした。
願わくば、あの時の女性や警察関係者の方、通行人の方々がこの書き込みを見ませんように。
以上です。
780:
エレベーターのフタ
始めて書かせて頂きます
文章力も乏しい上に初心者ゆえ、読みづらい所や誤字脱字等あるかと思います。
何卒ご容赦下さい。
私がまだ小さかったころ体験した話です
好奇心旺盛だった私は、よくバカな事をして怪我して親に心配をかけるようなそそっかしい子供でした。
その当時、私と家族は10階建ての団地の8階に住んでいたのですが、
その団地はいわゆる曰く付きの団地でした
私の住んでいる県は、クソ田舎で、
あまり高層ビルなどはなく、10階建ての団地ですら最高峰と言っても過言ではないので、その団地が飛び降り自殺の名所になるのも必然といえば必然でした。
さらには霊が出るという噂もあり、県営団地なのに、空室がたくさんあるような…
とにかく寂れた古い団地でした。
781:
当時チビだった私は、遊びに行く時など、下の階に降りる時はエレベーターを使いますが。
身長的に上の階のボタンにはまだ手が届かないので、
帰る時は階段を使わないと自分の住む8階には帰れないといった状態でした。
しかし、エレベーターホールの隅にあった階段は、昼ですら薄暗く、
ドアも鉄製の重くて閉塞感のあるドアで、さらに階段で幽霊を見たという噂が絶えないので、
大人ですらあまり階段は使いたがらないほど不気味な階段でした。
まだ小さかった私がどれ程の恐怖を階段に抱いていたかは想像に容易いと思います。
なので階段を使う時は猛ダッシュで8階まで駆け抜け上がり恐怖心を紛らわせていました。
たまに遊びに夢中になり、帰るのが遅くなってしまい、すっかり暗くなった階段を上るハメになった時には、半泣き状態で大声で母親を呼びながら8階まで駆け上ったのを覚えています。
782:
そのうち知恵を付けた私は、上の階のボタンを木の棒などで押して、一人でエレベーターにて上り下りができるようになりました。
それまで階段が怖いという理由で必ず夕方のまだ明るい時間に帰っていた私でしたが、エレベーターを自由に使いこなせるようになってからは、
ついつい暗くなるまで遊んでしまい、よく親に叱られていました。
その団地自体も同じことが言えるんですが、そのエレベーターはとても古く、
すごく汚れていましたが、特にこれといった特徴もない普通のエレベーターでした。
あえて言うのなら、入って正面の壁の下の方に、ドアと呼ぶには小さな観音開きのフタがありました。
そのフタは普段鍵が掛かって開けることが出来ないのですが、
団地の住人が亡くなった時などには、そのままでは棺がエレベーターに入りきらないので、
その小さなフタを開け一時的に奥行きを広くして、
無理やり棺桶をエレベーターに入れるための言わば棺桶専用の空間に通ずるフタでした。
まぁそのフタがなぜ存在しているかなど当時の私は知っているわけもないので、
特に気にしたこともありませんでした。
783:
ある日、私は家から少し離れた公園で時間を忘れて遊んでしまいました。
気が付くとすでに日は落ち、急いで帰る頃には辺りはすっかり暗くなっていました。
親にする言い訳なんかを考えながらエレベーターホールに飛び込み、
ボタンを押すと、しばらくしてエレベーターが降りてきました。
さっそく乗り込み、棒で8階を押し、ドアを閉めます。
ゆっくりとエレベーターが上に上がっていくと共に、
ゴウン…ゴウン…という単調なリズムで機械の鈍い音が室内に響きます。
その時、微かにですが、ガサッ…ザザザ…っと、後ろの壁から機械の音とは違う不規則な、例えるなら甲殻類が蠢いているような…なんとも不思議な音が聞こえました。
なんだろうと思い振り返ってみると、例のフタに1センチあるかないかぐらいの隙間が空いていました、今思えば恐らく棺桶を運んだ後、管理人が鍵を掛け忘れたのだろうと思います。
そのフタの意味を知っていれば気味悪がって何も聞かなかった事にすると思うのですが、当時の私はエレベーター内は聖域だと思っている節があり、恐怖心なぞ微塵も無かったので、即座にその隙間に棒を差し込み、てこの原理でこじ開けました。
784:
フタは簡単に開きましたが、中を覗いて見ても、
何もない空間がタダぽっかりと口を開けているだけで、目新しい物はありませんでした。
ちょうどその時、エレベーターが停まったので、8階に着いたんだなぁと思い振り返りました
そこで私は見てしまいました
ドアが開くと視界に入ってきたもの
それは、薄暗いエレベーターホールの真ん中に立つ人
いや、明らかに人間ではありませんでした
人の形をした灰色の物体が中腰姿勢になり、上半身を揺らしながらゆらゆらと立っていました
姿ははっきりと見えているはずなのに、服を着ているのかもどんな顔をしているのかもわからない、何故か中心がボヤけていて、そこに光が吸い込まれているように見えました。
私は呼吸するのも忘れてこの謎の物体を見つめることしか出来ませんでした、
785:
どれだけの間眺めていたのか。
気が付くと私は自分の家の布団の上に横たわっていました。
周りには母と知らないお婆さんが隣に座っていました。
一瞬自分に何が起きていたのか分かりませんでしたが、
母は私が目を覚ましたと父を大声で呼び、父は私に駆け寄って来て強く抱きしめてくれました。
その瞬間私は、エレベーターで見た恐ろしい光景を思い出し家族にしがみつきながら
むせ返してえずくほど大泣きしました。
855:
ダビング
もう10年近く前のこと。
ろくに就職活動をしないまま大学を卒業してしまった俺は、職を求めて単身関東へ引っ越した。
とりあえずバイトを見付けて何とか生活する目処が立った頃、
俺はある地方局のローカル番組にハマった。
毎日の放送をVHSに録画して繰り返し見るだけでは飽きたらず、
番組が視聴できない地域に住んでる友人に貸し出して
布教活動をするほどのハマリっぷりだった。
その番組の放送時間は30分なのだが、月?金の平日は毎日放送。
視聴を始めて半年が経つ頃には、俺の部屋はその番組を録画したVHSが山積みになっていた。
録画視聴がすっかり習慣になってしまったある日のこと。
俺は諸々の事情で録りだめ状態になってた数日分の放送をまとめて見ていた。
何か別の作業をしつつVHSの映像を延々と垂れ流し続け、2時間ほどが経過した頃。
ふと違和感を感じてテレビへ視線を向けると、画面にはさっきまで全くなかった激しいノイズが。
よくよく見てみるとそれはノイズというよりも、
受信できないチャンネルを映した時の映像に似ていた。
酷く歪んだ映像には何かが映っているようだが、それが何かまでは判別できない。
音声も流れているようではあるが、雑音が酷くて全く聞き取れない。
(うわぁ、録画するチャンネルの指定まちがえたかも?)と思いながら早送りボタン。
暫くすると画面は鮮明な映像に変わり、いつものローカル番組のオープニングが映し出された。
一日分の放送を録り損ねたことは悔やまれたが、
それ以降はちゃんと録画できていたので別段気にすることもなく、
数日後にはそのことすら忘れてしまっていた。
856:
引っ越してから初めての年の瀬、
帰省する旨を実家へ連絡した際、俺にとってラッキーな情報が入ってきた。
実家暮らしの弟が自分の部屋にDVDレコーダーを導入したらしい。
それまで使っていたビデオデッキも健在とのことなので、
二台を繋げばVHSからDVDへのダビング編集ができる。
俺は部屋に溜まった大量のVHSをダンボールに詰めて実家へ配送することにした。
無事実家に到着し、既に届いていた荷物を受け取った俺は、
弟の部屋で早ダビング作業を行うことに。
取説とにらめっこしながら手順を確認すると、
どうやらVHSの映像を再生しながらでしかダビングはできないらしい。
つまり120分のビデオテープに録画した映像のダビングを完了するのに、
丸々2時間かかることになる。
発送したVHSの中身を全てダビングするにはかなりの時間を要するが、
収納スペースのことを考えれば致し方ない。
俺はダビング作業を開始した。
が、帰省してから3日が経過し正月を過ぎても、
ダビング作業は遅々として進んでいなかった。
俺自身に外出の用事があったり、
弟が「部屋でゲームしたい」とゴネたりと、いろいろな要因が重なったためである。
正月休みで実家に居られるのもあと2日、
実家に送った全てのVHSのダビングはできないにしても、少しでも数をこなさなければ。
と言うわけで、その日の俺は弟が朝からパチンコに出掛けたのを機にダビング作業を開始。
1本のビデオのダビングが終わる度にテープを入れ替えるという作業を延々半日繰り返した。
夕方6時を過ぎた頃、早めに用意された夕飯をリビングで食べていると弟が帰宅。
「開店初日でめちゃめちゃ勝てた」と自慢気に語ってニ階の自室へ向かおうとする弟に、
「ダビングしてるからデッキとかイジるなよ」と釘を差す。
食事を再開して間も無く、ニ階から突然叫び声が。
そして、ドタドタと慌てた様子で階段を駆け降りてくる弟。
「お前、アレ何だよ!?」「何がよ?」「テレビに変なモン映ってんぞ!」
857:
食事を中断して弟と共に2階へ。
夕飯食うためリビングへ降りる際に電気を消していたので、弟の部屋は真っ暗。
その中でダビング作業中のテレビのブラウン管だけがぼやーと光を放っている。
その画面に映っていた映像を見て、俺は卒倒しそうになった。
ところどころノイズが入った粗い画質の中、目を見開き、
口を大きく開けたまま首を横に傾けた女の顔が
画面いっぱいに映し出されているのだ。
その瞬間、俺は録画に失敗した日のことを思い出した。
翌日以降の録画には何も問題がなかったのですっかり忘れていたが、
これはその時のビデオテープだ。
弟と暫し無言でその映像を眺めていた俺は、ハッと我に返った。
平静を装いつつ、「あれー?何かダビング失敗してるわぁ」とか言いながら
ビデオデッキのリモコンを取り上げ、停止ボタンを押す。
反応が無い。ボタンをいくら押しても映像が止まらない。
デッキのカウンターは数字でも英字でもない表示が付いたり消えたりしている。
DVDのリモコンも同様に無反応。
のみならず、チャンネル変更や電源ボタンなどのあらゆる操作を一切受け付けない。
俺はコンセントに刺さったコードを、タコ足プラグごと引っこ抜いた。
「ブツン」という音と同時に部屋の中のあらゆるAV機器の電源が落ちる。
ブラウン管の灯りだけで照らされていた部屋は途端に真っ暗になり、
俺は慌てて部屋の電気を付けた。
すっかり気が動転してしまっている弟。俺も心臓バクバクだったが、
「とりあえず飯食おうぜ」と平静を装ってリビングに戻った。
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