霧切「苗木君、今日は私の誕生日よ」back

霧切「苗木君、今日は私の誕生日よ」


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1:
苗木「そうなんだ、おめでとう」
霧切「ありがとう。でもおかしい事があるの」
苗木「おかしい事?」
霧切「えぇ、だって誕生日ってその人にとって、それなりに重要なイベントよね?」
苗木「うん、まぁそうだよね」
霧切「それなのに、ナエギリ純愛物のSSが一つもないのよ」
苗木「……そ、そう」
霧切「しかも当て付けのように枕……いえ、舞園さんの純愛SSはあるのに」
苗木「えーと、つまり?」
霧切「つまり、あなたにナエギリSSを書いてほしいのよ」
苗木「やだよ、ボクはセレスさんが好きだし」
霧切「…………」
俺の脳内選択肢が、学園ラブコメを全力で邪魔している 6 (角川スニーカー文庫)
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9:
霧切「そこを何とか」
苗木「……分かったよ」
霧切「書いてくれるの!?」
苗木「うん、だって誕生日だしね」
霧切「ありがとう苗木君、愛してるわ」
苗木「任せてよ」
11:
 
苗木「書いてきたよ」
霧切「見せて今すぐ」ウズウズ
苗木「そんなに焦らないでって。あと一つ言っておくと、これボクだけで書いたものじゃないんだ」
霧切「え?」
苗木「ボクSSとか書いた事ないからさ、他のみんなに協力してもらったんだよ」
霧切「みんなって……クラスの?」
苗木「うん」
霧切「…………」
苗木「どうしたの?」
霧切「いえ、何か嫌な予感が……」
13:
苗木「大丈夫だよ、みんな真剣に書いてくれたから。リレー形式で楽しかったよ」
霧切「それ完全にあなた達で楽しんでいるだけじゃない」
苗木「うん」
霧切「…………」
苗木「まぁとにかく読んでみてよ!」
霧切「……分かったわ、私の為に書いてくれたのだしね」ペラ
16:
 
朝の登校時間。
宇宙で一番可愛いセレスティア・ルーデンベルクさんは、食パンをくわえて走っていました。
セレス『遅刻ですわ!』
ドーン!!
セレス『きゃっ!』ドテ
苗木『あ、ご、ごめん! 大丈夫?』
セレス『もう、どこを見ていますの! これでは遅刻してしまいます!』プンプン
苗木『分かった、それならボクがおんぶしていくよ』キリッ
セレス『カッコイイ……』キュン
そこでセレスさんは高身長爽やかイケメンの苗木誠に恋してしまったのです。
霧切「ちょっと待って」
17:
高身長ってどういう事だ苗木
19:
苗木「ん、どうしたの? まだ序盤だよ?」
霧切「ここ書いたの苗木君でしょう?」
苗木「よく分かったね、流石超高校級の探偵」
霧切「誰でも分かるわよ。ねぇ、これナエギリSSじゃないわよね?」
苗木「大丈夫、大丈夫。ここからナエギリになるから」
霧切「…………そう言うなら」ペラ
23:
 
苗木君とセレスさんのカップルは何とか遅刻せずに教室に着きました。
苗木『間に合ったね』
セレス『えぇ、誠君のお陰ですわ///』
苗木『多恵子さんの為ならいくらでも力が湧き上がってくるよ』ニコ
セレス『誠君……!』
二人は幸せなキスをしました。
霧切『おめでとう、苗木君』
苗木『うん、ありがとう!』
霧切「おい」
27:
苗木「今度はどうしたの?」
霧切「いつの間にかカップルになってるじゃない、あなたとセレスさん。通学路で何があったのよ」
苗木「そりゃナニだよ。これは18禁にするわけにはいかないから省略したけどさ」
霧切「よくそれで間に合ったわねこの早漏」
苗木「ひどい」
霧切「というか、いつになったらナエギリになるのよこれ」
苗木「えっ、もうなってるじゃん。ボクと霧切さん会話したし」
霧切「…………」
28:
会話www
29:
だんだん霧切さんがシュタゲの助手に見えてきた
http://www.amazon.co.jp/dp/B00DUCND2M/
31:
苗木「あれ、もしかしてボク、何か勘違いしてた?」
霧切「……もういいわ。ここからは苗セレが延々と続くのだろうし」
苗木「あ、待って待って。そこまででボクのパートは終わりだから、次は別の展開になるかもよ?」
霧切「じゃあ次は誰?」
苗木「さぁ? ボクも全部は把握してないから……」
霧切「……とりあえず読んでみましょうか」ペラ
33:
 
その時でした。
突然教室の窓ガラスが粉々に割れました。
外から戦闘ヘリが銃撃を行ったのです。
セレス『ぎゃあ!!』グシャァァァ
セレスさんの頭は吹き飛ばされてしまいました。
苗木「おい!!!!!」
霧切「黙って苗木君。続きを読んでみましょう」ペラ
39:
 
苗木『セレスさん!!』
戦刃『伏せて苗木君!』
苗木君ととてもよくお似合いの戦刃さんが、彼を床に押し倒しました。
その時、戦刃さんの大きなおっぱいが押し付けられて、苗木君は欲情してしまいました。
苗木『戦刃さんっ!』ガバッ!!
戦刃『あんっ///』
そのまま苗木君と戦刃さんはセックスしました。
苗木霧切「「おい!!!!!」」
40:
小学生の頃に同じことやってたわ
43:
大きな・・・なんだって?
45:
大きなおっぱい?
48:
苗木「心移り早すぎだろボク!! 猿か!!!」
霧切「戦闘ヘリに銃撃されてる中で、しかも死んだばかりの恋人の側でセックスってもはや狂気を感じるわね」
苗木「まったく……一体誰がこんな酷いものを……」
霧切「…………」
苗木「とにかく、このままじゃ終われないよ。きっと次の人が上手く軌道修正してくれるはずだ」ペラ
51:
 
ここで驚愕の事実が発覚します。
何とこの世界は仮想現実だったのです。
苗木君が目を覚ますと、それっぽいカプセルの中でした。
苗木『ここは……』
不二咲『あ、目が覚めた苗木君?』ニコ
目の前には身長2メートル、体重100キロのスーパーマッチョ、不二咲君が立っていました。
54:
ちーちゃんの理想の男像きめぇwww
64:
苗木『そっか、今までのは現実じゃなかったんだね!』
不二咲『うん、そうだよ! あんな事、現実で起きるわけないよ!』
男の中の男、不二咲君の説明によると、セレスさんはショックで深い眠りについているようでした。
でも、いつか必ず目覚めるという希望を持って、苗木君はその場を後にしました。
部屋から出ると、そこでは霧切さんが待っていてくれました。
苗木『戻ってきたよ、霧切さん』
霧切『苗木君……っ!!』
霧切さんは普段は絶対見せないような、涙を浮かべて心の底から安心した表情で苗木君に抱きつきました。
苗木君はしばらく、そんな彼女の頭を優しく撫でていました。
霧切「イエス!!!」グッ
苗木「ちょ、待てよ!!!」
70:
霧切「どうしたの苗木君」
苗木「いやおかしいよこんなの! その霧切さんのポジションはセレスさんだって!」
霧切「いいえ、これで合っているわ。なぜならこれはナエギリSSなのだから」
苗木「それは違……くないけど」
霧切「そうでしょう。不二咲君は優秀ね」ドヤァァァ
苗木「何で霧切さんがドヤ顔してるのさ……いや、でもまだこれで終わりじゃないよ。続きはまだあるんだ」ペラ
72:
 
苗木『……でも、ごめん霧切さん。ボクはこんな事をしている場合じゃないんだ』
霧切『えっ……?』
苗木君はすぐに霧切さんから離れました。
苗木『だってボク達は高校生だよ? これじゃ不純異性交遊になってしまう』
霧切『そうね。あなたの言う通りよ』
苗木『分かってくれて助かるよ。それじゃあ、ボクは勉強をしないと』スタスタ
霧切『えぇ、頑張って』
苗木君は健全な高校生として、今日の授業の復讐と、明日の授業の予習をしなければいけないのです。
霧切「おい空気嫁石丸」
74:
苗木、今日の授業で嫌なことでもされたのか
76:
流石超高校級のKY
78:
苗木「いやナイスだよ石丸クン。そうだよね、高校生は勉強が本業だよ!」
霧切「調子がいいわね。それじゃあ早今日から予習復習しっかりやるのよね?」
苗木「え、やだよ、セレスさんとセックスするんだから」
霧切「…………」
苗木「それじゃ、石丸クンが上手く軌道修正してくれた事だし、続きを読んでみようよ」ペラ
90:
 
苗木は帝王学を始めとした、あらゆる学問をマスターした。
そして、ついにあの「超高校級の完璧」と呼ばれる十神白夜様と勝負をする事になった。
内容は、一定期間内にどちらが資産を増やせるかというものだ。
苗木『くっ……やっぱり十神クンには敵わないよ……』
十神『くくっ、当たり前だろう、愚民が』
十神様は絶大なる力で苗木を虫けらのように蹴散らした。
だが、寛大な十神様は命までは取らない。
それどころか、苗木の力をある程度認めた事から、助手として働く事を許可したのだ。
苗木は涙で顔をグシャグシャに醜くしながら感謝した。
苗木「ふざけんなよかませメガネ」
93:
一瞬腐川かと思ったけど
あの子一応超高校級文学少女だっけ
95:
霧切「もう完全にナエギリSSっていうの無視してるわねこれ」
苗木「ていうか学校の予習復習じゃなかったのかよスペックアップしすぎだろボク」
霧切「でもこれ、ちょっと苗木君に構ってほしいっていうのが透けて見えて気持ち悪いわね」
苗木「まぁそこは十神クンだから仕方ないよ」
霧切「それもそうね。所詮かませに期待しすぎだわ」
苗木「とにかく次だ次。流石に十神クン以下っていうのはないはずだ」ペラ
101:
 
しかし苗木はすぐに十神の助手を辞め、旅に出た。
次こそは必ず勝つ、その為には強くなる必要があった。
苗木は様々な試練を乗り越えていく。
辛く苦しく、何度も挫けそうになった。
それでも苗木は、その心に秘めた強い希望を胸に、決して下を向かなかった。
そして一年後。
ついに苗木は十神を倒した。
十神は成長した苗木を認め、さらに自分を高めることを決意する。
そうして、二人は良きライバル関係になったのだ。
だが、そこで満足してはいけない。
この世界にはまだまだ数え切れない程の強者が存在している。
最強への道、それは遥か遠くまで続いているのだ。
苗木はその道を突き進む。
亡き恋人、霧切響子との約束を果たすその時まで――――
106:
サラッと殺されとる
108:
霧切さん死んだぞwwwwwwwwww
114:
霧切「……ねぇ、私死んでるわよねこれ」
苗木「うん、そうだね。まぁ仕方ないんじゃない」
霧切「どうしてよ意味分からないわ何これ」
苗木「でもさ霧切さん、こういう恋愛物もありだと思わない?」
霧切「これ恋愛物じゃないわよ世紀末バトルものよ」
苗木「そうかなぁ。まぁボクとしてはこの後セレスさんと新たな愛を育めればいいんだけど」
霧切「そんなの許さないわよ」ペラ
117:
 
それでも苗木っちは霧切っちの事が忘れられなかったんだべ。
そんなわけで、苗木っちは完璧超人の葉隠やすひろあれ漢字出てこねえまぁいいかめんどくせーし。
苗木っち『霧切さんを生き返らせる方法があるの!?』
俺『おう、あるぜ! ただ、10億が必要だべ!!』
苗木っち『分かった、払うよ!!!』
苗木っちは帝王学やらなんやらでスゲーからスゲー稼げてたんだべ。
だから無一文にはなったけど、何とか金は全額俺に払った。
俺『よし、じゃあ霧切っちを生き返らせるべ!!』
俺の完璧な人体錬成は当然成功した!!
苗木っちと霧切っちは一生俺に感謝して、俺が困った時は金でも内臓でも差し出してくれるようになったべ。
119:
人体練成かよwww
120:
いくらなんでもバカすぎるだろ……
122:
 
苗木「…………なにこれ」
霧切「まぁ、私を生き返らせたから良しとしましょう」
苗木「それは違うよ!」
霧切「なぜ?」
苗木「人の命がこんな軽くていいわけがないんだ! 一回死んだら素直に死んどけよDBじゃあるまいし!」
霧切「じゃあセレスさんでも同じ事言えるの?」
苗木「えっ、セレスさんは生き返らなきゃいけないでしょそれは。何言ってんの」キョトン
霧切「…………」
苗木「まぁいいか、リレー小説なんだし世界観に文句つけるのはやめとくよ」ペラ
128:
 
苗木と復活した霧切ちゃんはデートをする事にしました!
まずはミスタードーナツでゴールデンチョコレートとポンデリングを沢山買いました!
その後、一緒にランニングをして、プールで泳ぎました!
あとはまぁ色々遊びました!
あ、そうだ、プリクラとか撮りましたプリクラ!
完璧なデートです!
それから帰り際に二人はチューしました!
初チューはゴールデンチョコレートの味がしました!
二人はとってもラブラブでした!
129:
朝比奈さんアホの子可愛い
138:
セックスしてんのにチューはまだなのか
141:
 
霧切「な、何かしら……おそらくこれは私が求めていたものなのに素直に喜べないのは……」
苗木「あはは……朝日奈さんってそういうのに疎いからね。でも、可愛いと思うよ!」
霧切「えっ、私が!?」ドキッ
苗木「いや朝日奈さんが」
霧切「…………」
苗木「でもこの流れが続くのはなぁ……誰か変えてくれないかな」ペラ
霧切「元々の目的忘れてるわよねそれ」
151:
 
しかし、そんな平和な時間は長くは続きませんでした。
希望にとりつかれた一人の男によって、霧切響子殿は捕らえられてしまいました。
そこは薄暗い防音部屋でした。
霧切『私をどうするつもりなの……!!』
狛枝『ボクは見たいだけだよ、どんな絶望にも負けない絶対的な希望をね!! 苗木クンならきっとこの絶望も乗り越えてくれるはずなんだ!!!』
狛枝凪斗殿の高笑いが部屋に響きます。
そして……霧切響子殿にとって地獄の時間が始まりました。
189:
 
狛枝凪斗殿は霧切響子殿の頬を撫でます。
じっくりとその感触を楽しむかのように、口元には薄い笑みを浮かべながら。
霧切『……っ!!』ブルッ
狛枝『はは、どうしたの? あまり感情を表に出さないようにしているんじゃなかったっけ?』
霧切『そ、そうよ……だから、こんな事しても、無駄よ……!!』キッ
狛枝『それはどうかなぁ』ネットリ
狛枝凪斗殿は彼女の瑞々しい唇に指を這わせます。
それも小さな動きで、やはりじっくりと。
それから彼はその指をペロリと舐め、今度は彼女の顔のパーツを次々と舐めていきます。
額、眼球、頬、耳、鎖骨…………。
霧切『く……ふっ……!!!』ビクビク
狛枝『あはははははははははは!!!!! どうしたの霧切さん、体が震えているよ!?』
霧切『そんな事……ない……んああっ!!!///』ビクン!!!
208:
 
霧切「苗木君、あなたは私を愛してくれているわよね?」
苗木「え、いや、別に」
霧切「愛してくれているなら、例え私が刑務所に収容されても、面会には来てくれるわよね?」
苗木「だから愛してない…………てか何するつもりなの!?」
霧切「じゃあね、苗木君。私、ちょっと行く所があるから」ガタッ
苗木「待った待った、早まっちゃダメだって!!」ガシッ
霧切「別に早まった事なんかしないわ。ちょっと屠殺体験をするだけよ」
苗木「山田クンを家畜としてカウントしてるよねそれ!? いいから落ち着こうよ、もうちょっと見てみよう。ねっ?
 もしかしたらこの後すぐに誰かが助けに来てくれるかもしれないじゃないか!」
霧切「…………仕方ないわね、苗木君がそう言うなら、とりあえず山田クンのパートの結末だけでも見てみようかしら」ペラペラ
211:
 
狛枝凪斗殿の狛枝……いや、大樹が霧切響子殿の未開のクレパスを突き進みます。
狛枝『はは、はははははははははははははははは!!!!!』ズボッズボッ!!!!!
霧切『んんっ、はぁぁ、あんっ……あああああっ!!!!!』ビクッビクッ
彼女は嫌なのにどうしようもなく感じてしまいます。
自分の意思とは関係なく体が反応してしまいます。
頭には愛しの苗木誠殿の笑顔。
そんな背徳感に溺れて、彼女は口元からだらしなく涎を垂らしています。
霧切『あっ……はぁぁ……っ!!! んんんんっ!!!///』
狛枝『どうしたの霧切さん!! 自分から腰を動かしてるよ!?』ジュブジュブ
霧切『そんな事……な……あああああああっ!!! いやぁぁ……ひぐっ、ひぃぃっあああっ!!!!!』ビクンビクン!!!!!
超高校級の探偵も、快楽には敵いませんでした。
そして、狛枝凪斗殿は止めの一言。苗木誠殿によく似ているその声で、彼女の耳元で。
狛枝『愛しているよ、響子さん……』ネットリ
霧切「あっ……んんはあああっ、いやっっぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!」ブシャァァァァァ!!!!!
213:
山田は命が惜しくないのか
216:
ヤマダくんがクロにきまりました
221:
 
ガタッ
霧切「行ってくるわ」
苗木「待って!!」ガシッ
霧切「もうダメよ、あの豚はやり過ぎた」
苗木「いや、その、山田クンも悪気があってやったわけじゃないだろうし……」
霧切「自覚のない悪意ほど厄介なものはないわね」
苗木「とりあえず最後まで読んでみようよ!! きっと他の皆がハッピーエンドにしてくれるはずだよ!!」
霧切「そんなの信じられるわけがないわ」
苗木「…………ダメ?」ジッ
霧切「っ!!///」
苗木「お願い、霧切さん……」
霧切「し、仕方ないわね。まったく、世話のやける苗木君ね!!///」プイッ
苗木(それはこっちのセリフだよ)
225:
 
苗木『なんだよ……これ!!!』
俺とさやかは苗木から恋愛相談を受けていた。
確かに俺達はラブラブカップルだから、色々聞きたい気持ちは分かるけどよ。
けど、苗木はケータイを見て顔を真っ青にしていた。
舞園『苗木君? どうしました?』
苗木『き、霧切さんのケータイから……メール……が……!!』ガクガク
桑田『メール?』
苗木は震える手で俺達に画面を見せる。
舞園『きゃあ!!!』ビクッ
桑田『なんだよ……これ……!!!』
そこには、裸で狛枝のクソヤロウに犯されている霧切の画像が映っていた。
227:
死体がもう一つ増えるな、これは
229:
何で桑田はそう死に急ぐのか
240:
 
苗木『うぁ……はっ……!!』ゼェゼェ
舞園『苗木君、落ち着いてください! まず深呼吸を……』
苗木『でも、こんな……ううっ、もう、霧切さんは……手遅れで……っ!!!!!』
桑田『おい苗木、歯ぁ食いしばれ』
バキィィィ!! と、拳に確かな衝撃が伝わった。
ったく、ダチを本気で殴ったのは初めてだ。こんなに拳が痛むものなんだな。
苗木『がっ!!!』
舞園『レオン!?』
桑田『ふざけんなよ苗木、何が手遅れだ!!!』
苗木『でも、霧切さんはもう!!!』
桑田『何も終わっちゃいねえんだよ!! 霧切は今も苦しんでんだ、オメーよりもずっとな!!!!!』
苗木『っ!!』
桑田『なのにオメーはそうやって何もしねえで被害者ぶってるだけなのか!? オメーはそんな奴じゃねえだろ!!!』
255:
 
はぁ、柄にもなく叫んじまった。
俺はもっとこう、クール系でいきたかったんだけどな。
桑田『悪かったな、ぶん殴っちまって。立てるか?』スッ
苗木『……うん。ありがとう桑田クン。目が覚めたよ』
桑田『礼なんかいいっつの。ダチだろ?』ニッ
苗木『桑田クン……』
舞園『もう、それでもやり過ぎですよレオン!』
桑田『ははっ、わりーって』
舞園『まぁ、その……カッコ良かったですけど///』
桑田『おっ、惚れ直しちゃった?』
舞園『もう、バカ!!///』
俺達は苗木の方を見る。
その目には、いつもの強い光が戻っていた。
苗木『ボク……霧切さんを必ず救い出すよ!!』
266:
 
よし、これで最初の問題は解決だ。
そんで次の問題。それは霧切の監禁場所が分からねえって所だ。
桑田『うっし、俺も女の子情報網を駆使して全力で探しだしてやるぜ!』
苗木『ありがとう桑田クン!!』
桑田『だから礼なんかいいっつの!』
舞園『ちょっとレオン。まだそんな情報網持ってるんですか?』ジト
桑田『いっ!? あ、その、ははは……』
舞園『……はぁ。まぁそれは後にしてあげましょう。じゃあ、私も芸能関係のツテで何か協力できないか探してみますね』
苗木『二人共……』
桑田『へっ、感動してる場合じゃねえだろ? 本当の意味で霧切を救えるのはオメーしかいねえんだ』
苗木『……うん。分かったよ!!』
やっぱ苗木はこうでなくちゃな!
いつもは俺の方が希望を貰ってんだ、だからたまにはその借りを返してえ。
……まぁ、んな事は恥ずくて言えねえんだけどな。
268:
僕も君たちから希望をもらってるよ!!あはははははははは!!
270:
中途半端にいいやつで逆にイライラするw
278:
 
霧切「苗木君……そこまで私の事を……」ウルウル
苗木「えっ……あー、そ、そうだね……ここのボクはそういう設定みたいだ……」
苗木(たぶん桑田クンの一番の目的は、自分のカッコよさを出しまくる所だろうけど)
霧切「ふふ、山田のブタで投げ出さなくて良かったわ。ここからはハッピーエンド一直線よ!」
苗木「とてもそうは思えないけど……」ペラ
284:
 
なんやかんやあって、霧切の監禁場所は校舎の教室ってのが分かった。
だが、霧切の元に急ぐ苗木の前に大量の族が集まっていやがった!
雑魚A『オラァァ!!!』
雑魚B『無視してんじゃねえぞ!!!』
苗木「ぐっ、どけよ!!! テメーらに構ってる暇なんかねえんだよおおおおおおおおおおお!!!!!」
こんな奴らを相手にしていたら日がくれちまう。
苗木はそれが分かっていて、何とか無視して通りすぎようと突っ込むが、ボコボコに殴られる。
苗木「がっ……ぐぅぅ……!!!!!」フラフラ
雑魚C「ヒャッハー!!」
雑魚D「いいサンドバッグだなオイ!!」
苗木「これ、も……狛枝の、幸運……ってやつか……くそがあああああああああああああああああああああああっ!!!!!」
その時だった。
辺りにブォンブォンという超イカすエンジン音が鳴り響く!!
305:
 
大和田『掴まれ苗木ィィ!!!』
颯爽と現れた大和田紋土!!
その超高校級に最強な男は苗木を手を掴むと、自慢の相棒に乗せた。
大和田『どけやオラァァあああああああああああああああああ!!!!!!』
雑魚共『いぎゃあああああああああ!!!!!』
グシャァァァァ!!! とそこら辺に群がってやがった害虫どもを吹き飛ばしながら大和田と苗木は突き進む!
そのまま校舎の中まで殴り込みじゃあああああああああああああ!!!
石丸『兄弟!! 廊下は走ってはダメだぞ!!』
大和田『……わりーな。今回ばかりは兄弟の言葉でも聞けねえんだ。苗木の女がやべえんだ』
石丸『なに!?』
時間がねえから手短に説明する。すると。
石丸『なるほどな……分かった。そういう事なら今日の所は目を瞑る事にしよう』
315:
狛枝の設定が偉い事になってきてワロタ
320:
 
苗木『石丸……ありがとな!!』
大和田『悪いな兄弟。オメーの信念を曲げさせちまってよ』
石丸『なに、気にするな。この前君から貸してもらったマンガに良い事が書いてあった』
石丸『ルールを破る者はクズ呼ばわりされる。だが、仲間を見捨てる者はそれ以上にクズだ、とな』
大和田『……はっ、流石兄弟だぜ。かっけーなオイ』
石丸『しかし、ルールを破るからには、ちゃんと霧切君は救いだすんだぞ!!』
苗木『おう……必ず!!!』
苗木と大和田は更に爆走する。
だが、目の前に強敵が立ちふさがりやがった!!
大神『我と勝負しろ……』
弐大『クソじゃああああああああああああああ!!!!!』
これも狛枝の幸運だってのか!! 弐大はともかく、大神はどうしちまったんだ!!
331:
 
大和田『ちっ!! おい苗木、この単車はオメーが乗ってけ!! 傷つけたらぶっ殺すからな!!』
苗木『おい大和田!?』
大和田は大神と弐大の二人に向き合う。
こんなものは大した死線でもねえ。
大和田『いけ苗木ィィいいいいいいいいいいいいいい!!!!!』
苗木『くそ……死ぬなよ大和田!!!!!』
苗木は大和田を残して単車で突き進む!!
そのハンドルさばきは大和田と比べると明らかに落ちるが、まぁまぁイカしていた!!
そして、ついに狛枝のクソヤロウの待つ教室へと辿り着いた!!!
苗木『殴りこみじゃあああああああああああああああ!!!!!』
ゴシャァァァァ!!! と、ドアをふっ飛ばして単車ごと乗り込む!!
そこには大切な女と、最悪なクソヤロウがいやがった!!!
霧切『誠!!』
333:
文才はともかく一番まともだな
334:
苗木の口調がwwwwwwww
336:
苗木君が挽き肉にしてやんよぉとか言いださないか心配
339:
苗木クンのせりふが荒々しいのは置いといて、今のところはまだマシだな
344:
 
狛枝『あはははははははは、来たね苗木クン!! さぁキミの希望をゴキュルバァァァァァ!!!!!』
苗木が狛枝の顔面を殴り飛ばした!!
クソ枝はそのままガラス窓をぶち破って、5階から真っ逆さまに落ちていきやがった!! ざまあみやがれ!!!
苗木『響子!!』
霧切『誠!!』
二人は固く抱きしめあった!!
もう二度と離さないように!!!
だが、それだけじゃ終わらねえ!!!!!!
学園長『私は許さないぞ!!!!!』
苗木『テメェは!!!』
霧切『何よ、あなたなんか私の事何も分かっていないくせに!!!』
学園長『何を言うんだ響子!! お前の事は私が一番分かっている!!! そんな男に騙されるな!!!』
苗木『んだとクソジジイ!!!!!』
360:
 
苗木は学園長をぶっ飛ばす事はできねえ。
なぜなら、んな事をしたら退学になっちまうからだ!!
学園長『くははははははははははは!!! 所詮子供は権力には敵わないんだよぉぉ!!!!!』
苗木『ちくしょうがぁ!!!』
霧切『誠……っ!!』ギュッ
苗木『離さねえぞ……死んでも離さねえからなあああああああああ!!!!!』
大和田『うりゃああああああああああああああああ!!!!!!』
ボゴォ!!!! と、大和田の拳が学園長のクソジジイの顔面を破壊した!!!!!
学園長『んぎゃああああああああああああああああああ!!!!!!』
苗木『大和田!!! オメー、ボロボロじゃねえか!!!!!』
大和田『へっ、こんなもんはかすり傷だっつの。それより行けよ!!!』
苗木『行くって……』
大和田『どこか遠くだ!!! その女を連れて、俺の相棒も貸してやるからよ!!!!!』
370:
 
苗木『けど、この単車はオメーの大切な……!!』
大和田『もちろんいつか返しやがれ……胸張ってその女を守れるようになったらな!!!』
苗木『……あぁ、分かったぜ!!!!!』
苗木は最高にイカす爆音を鳴り響かせて、霧切を連れて去っていった。
夕陽の向こう側へと。
学園長『貴様ぁぁ……学園長にこんな事してただで済むと思うのかぁ!!!!!』
大和田『はっ、知らねえよ!!! 大人だからっていい気になってんじゃねえぞおおおおおおおおおおお!!!!!』
学園長『ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!!!』
大和田はクソジジイの顔面を粉砕する!!!!!
後の事なんて知ったこっちゃねえ!!!!! それが大和田紋土の生き様だ!!!!!!!!
大和田『俺が最強なんだよオラあああああああああああああああああああああああ!!!!!!』
378:
 
苗木「…………誰だよこの苗木とかいう奴」
霧切「ぐすっ……」ウルウル
苗木「何で泣いてるの!?」
霧切「何でって……良い話だったからに決まってるでしょ……大和田君、こんな才能があったのね……」グスッ
苗木「いやいやいや、キミのお父さんボッコボコにされてるけど?」
霧切「仕方ないわ、二人の障害は排除するしかない……」
苗木「障害って……ていうか大和田クン書きすぎでしょこれ、どんだけノリノリだったんだ」
霧切「もうこれで終わりでいい気がしてきたわね」
苗木「えっ、ダメだよ!! これじゃボクと霧切さんが駆け落ちして終わりじゃないか!!」
霧切「何か問題でも?」
苗木「……とにかく他の人も書いてくれたんだしさ、ちゃんと読んであげようよ! ねっ?」
霧切「はぁ……仕方ないわね。後は誰が残っているのかしら?」
苗木「えーと、江ノ島さん、舞園さん、ボクのセレスさん、腐川さんで四人かな」
霧切「……嫌な予感しかしないけど」ペラ
392:
 
それから苗木君と霧切さんはすぐに別れました。
なぜなら、苗木君は処女厨だったからです。
そしてわた舞園さんは実は桑田君の事など全然好きでもなくて、なぜか勝手に向こうが彼氏面していただけでした。
もちろん舞園さんは苗木君一筋なのです。
でも、桑田君は諦めきれないようで、不二咲君が開発したアルターエゴで私を作らせて、痛々しい会話をしていました。
桑田君は何者かに刺されて殺されてしまいました。可哀想に。
処女厨の苗木君は、実は舞園さんの事がずっと好きだったと告白しました。
もちろん舞園さんは受け入れて、ここに超高校級のカップルが誕生しました。
そのまま二人だけでどこか遠くへ行きます。
誰にも邪魔されない、静かな所へ。大和田君の単車はうるさいですけど。
舞園『誠君、私幸せです』ギュッ
苗木『ボクもだよ、さやか』
もうこのカップルを止めるものは何もありません。
そこには確かに、永遠に失われる事がない強い絆がありました。
394:
まいぞのクソワロタ
処女厨やったらよけいあかんがな・・・
397:
処女厨だったらなおさら無理だろ枕さん…
398:
ここぞとばかりに動いたな 舞園さんはまあうん こんなんやろ
401:
期待を裏切らない舞園さん
413:
 
ですが、ここで更なる問題が発覚しました。
なんと、舞園さんは枕やりまくりのクソビッチだったのです。
処女厨の苗木君は途中で単車から彼女を降ろしました。汚かったのです。
そしてそのまま一人で走って、辿り着いたのはとあるお城でした。
いえ、偶然ではありません。
苗木君はきちんとした目的を持って、ここまでやってきました。
自分にとって一番大切な人……それをハッキリと思い出したのです。おそらく、松田夜助に記憶を奪われていたのでしょう。
苗木『セレスさん……ボクをナイトにしてくれませんか?』
セレス『いえ、ダメですわ』
苗木『そんな!!』
セレス『当たり前です。何がナイトですか』
セレス『――わたくしとあなたは夫婦になるのですよ///』
それから二人は静かなお城で仲睦まじく暮らしたそうな。
431:
 
霧切「枕に安広ぉぉ……!!!!!」ギリギリ
苗木「ぐすっ……」ウルウル
霧切「何で泣いてるのよ!!」
苗木「何でって……良い話だったからに決まってるでしょ……流石ボクのセレスさんだ……」グスッ
霧切「ちょっと待ちなさいよ。セレスさんは序盤に寝たきりになったはずでしょ」
苗木「愛の力で起きたんだよそこは。ていうか、もう終わりでいい気がしてきたね」
霧切「ダメよ!! こんなのありえないわ!!」
苗木「何か問題でも?」
霧切「これのどこがナエギリなのよ!! 忘れてたでしょその設定!!」
苗木「……お、覚えてるよ、うん」
霧切「目を合わせなさい。それに、まだ二人残っているじゃない。江ノ島さんはともかく、腐川さんならきっとナエギリで締めてくれるわ」
苗木「えー」
霧切「とにかく読むわよ!!」ペラ
444:
 
どうしてこうなった、と私――腐川冬子は自問する。
十神家の客室。常に最高のもてなしをするために整えられた最高級の空間は、今や一人の少女によって無残にも蹂躙されていた。
霧切響子。超高校級の探偵。
優れた観察眼と洞察力を持ち、白夜様でさえ一目置く彼女。
ミステリアスで美しいその容貌から、学園内の人気も高い彼女。
そんな彼女が。
酒瓶に埋もれて、しゃっくりを連発している。
「ぐすっ……うううううっ」
せっかくの美貌も、涙と鼻水にまみれて悲惨な事に。
ここまで取り乱した彼女など初めて見た。それ程までに心を許されているというのであれば、悪い気はしないけれど。
それにしたって、もう少し取り繕うくらいの事はした方がいいんじゃないか。
私はティッシュを差し出して、
「ほら、とりあえずちゃんとしなさいよ」
「ぅぅぅううう……ごめっ、ごめんなさい……」
457:
 
疑問はいくつもあった。
それは彼女がこれ程取り乱している理由から、そもそもといった所で、目の前の少女が本当に霧切響子なのか、という根本的なものまで。
とは言え、私は霧切響子の事をよく知っているわけではない。
加えて、私にはコミュニケーション能力が不足しているという事もよく分かっている。自分の事なのだから。
だから、こんな目の前でただただ泣かれ続けても、どうする事もできない。
おそらく霧切もそれはよく分かっているのだろう。
彼女の観察眼は、きっと私の事だってお見通しだ。
辛抱強く待ったまま時間が過ぎていく。
時間がとてつもなく長く感じる。あの時計、さっきから長針が全く動いてないように見える。
「……腐川さん」
やっと。本当にやっと、霧切が口を開いた。
その声には、普段の調子が戻っている。まぁ、まだ少しは微妙な揺れを感じるけども。
「で、どうしたわけ?」
「あなたに……相談があるの」
「どうしてあたしなのよ。大して役に立てないわよ」
「いいえ、あなたしかいないの。今も男女交際を続けているあなたしか」
466:
 
霧切は時折耐え切れずに嗚咽を漏らしながら語っていく。
気の利いた人間だったら、そこで何かしらの助けを出してやるものなのだろうけど、あいにく私にそんなスキルなどあるわけがない。
それでも、彼女は言葉を止めずに最後まで説明しきった。こういった所は素直に強いと思う。
だからこそ、そんな霧切響子がここまで取り乱してしまう事の重大さを物語っているのだが。
霧切の話を要約すると。
まず、霧切は苗木の事が好きだ。それは知っている。むしろ知らない人間など居るのだろうか。
加えて、霧切は狛枝凪斗の手に落ち、そこを苗木に救われた。それも知っている。あれだけ派手にやって知らない人間など居ない。
そして、ここからが私にとって新事実。
苗木誠は処女厨で、狛枝に犯された彼女の事を愛せなくなった。
だから――――捨てられた。
「なるほど、ね」
「私……私……どうしたら……っ!」
私は彼女の事を少し誤解していたらしい。
普段の霧切響子の姿はどこまでも隙がなく、ありとあらゆる苦痛にも耐え切ってみせる、そんな印象さえあった。
だが、そんなものは見る者の思い込みに過ぎなかった。勝手なイメージを彼女に押し付けていただけだった。
例え超高校級の生徒であっても、高校生である事には変わりないのだ。その時点で人間的に完成しているなど、フィクションの世界でしかありえない。
その上で慣れない方面からの苦痛……例えば恋愛関係なんかのもつれで、彼女は崩されてしまった。そこに何の疑問があるのか。
475:
 
女子高生だ。
恋に悩むのも、こうして誰かに相談するのも当たり前だろう。
頼られているのは私だ。
こうして誰かに必要とされる事、それが嬉しくないわけがない。
確かに私は人付き合いは上手くないけど、だからといって嫌いだという事ではないのだ。
私はただ臆病だった。
傷つきたくないから、自分の殻から出てこなかった。
そんな私でも、必要としてくれる人は居る。
もちろん白夜様だってそうだ。
あの人に必要とされているのであれば、他は何も必要ない、そう思ってもいた。
でも、それは強がりに過ぎなかったのだ。
こうして目の前で涙ながらに力を貸してほしいと言われて。
私の心は、どうしようもなく暖かいもので満たされていた。
「私にはエスパーなんてものはない。舞園じゃないんだからね。だから、あんたがどうしたいかなんて分かるはずがないわ」
「…………私が、どうしたいか?」
「あんたは探偵だから、たった一つの真実を追い求めていかなければならない。でもね、恋愛は少し違うのよ」
「何が、違うの? 選択肢を間違わなければ、正解を選んでいれば……こんな事にはならなかったはずなのに」
「恋愛に正解なんてないわ。……いいえ、違うわね。正解はいくつもあるのよ」
476:
なんか流石文学少女って感じ
すっごい惹かれる
478:
 
霧切は呆然とした表情でこちらを見つめる。
こういった、表情も初めて見た。と言っても、不思議な事ではない。
なぜなら、彼女は多感な女子高生なのだから。
「正解がいくつもって……どういう……」
「恋愛は主観的なものよ。だから、正解も不正解も自分自身で決めるもの。そう思わない?」
「…………」
「あの時こうすれば良かった、というように後悔してしまうのは不正解と言えるわね。
 でも、それもいつまでも不正解のままであるとは限らないのよ。時間が経って思い返した時、『あれで良かった』って思えれば、それは正解に変わるのよ」
「じゃあ、私は」
「後悔しないような選択を……といっても難しいのは分かってる。でも、せめて今の時点で自分が一番望んでいる選択をするべきだというのは確かだと思うわよ」
少し話し過ぎた。喉がカラカラだ。
こういう時普段ろくに話していない事のツケが回ってくる。
それでも、伝えたい事は伝えられたはずだ。私にしては上手くできたとは思う。
霧切は俯いている。
考えて考えて……深く深く考え込んでいる。
そうやって私の言葉を受け取ってもらえるのは嬉しい。何気ない事だけど、こういう感情は忘れてはいけない事だと思う。
483:
 
すると、霧切は顔を上げた。
私の言葉を噛み砕いて、吟味して、吸収した。
そう見えるのはただの私の思い上がりだろうか。
彼女は口を開く。
その目に弱々しいものはどこにもない。
あるのは普段通りの、強く透き通った、どこまでも見通すような瞳だった。
霧切「よしっ、まこっちゃんをブッ殺そう!!!!! きゃははははははははははははははっ!!!!!!」
きょーちゃんは大笑い!! 釣られてあたしも大笑い!!
ジェノ「うひゃひゃひゃひゃ!!!!! いいねいいね、分かるわぁ、その気持ちぃ!!! まぁ今は白夜様一筋だけどね!!!!!!」
霧切「うふふふふふふふふふふふふ、実はずっと我慢してたのよ。殺したくて殺したくて殺したくてさあああああああ!!!!!」
ジェノ「ダメダメ、きょーちん!! 我慢はお肌の大敵だぞ☆」
霧切「さっすがジェノちゃん!!! いい事言うわぁ!!!!!」
こうしてあたしときょーちんは親友になりましたとさ!!!
そんでそんで、きょーちんはマコちんをぶっ殺しに行きましたあああああ!!!!!
493:
 
霧切はまず苗木をロケットに乗せて打ち上げて、真っ逆さまに落とした。
でも、これでは死なないんだよね。ていうか、そういう風に調整したんだけどさ!
その後は柱に縛り付けて、軟球をたっくさんブチ当てたよ!!
もちろんこれも調整して死なない程度にしたよ。まぁ、内蔵とか骨とか色々イっちゃったみたいだけど。
お次は大和田のバイクに乗せて、グルグルグルグル、ハムスターのアレみたいに回しまくった!!
途中でゲロとか吐いて、ちょー気持ち悪かった!!
そしてそして、今度は火炙り!!
いやー、火傷ってムチャクチャキツイみたいで、苗木は喉潰すくらい叫んでたねー。
あまりにも可哀想なので消防車は勘弁してあげたよ。
んでんでんで?、クレーン連打!!
クレーンって言ってもゲーセンとかにあるアレじゃないよ、本物のクレーン!!
グシャ! とかいったからヤバイかと思ったけど、何とか息してて良かったよ。霧切の調整のお陰だね!!
最後にメインディッシュ、プレス機!!
つっても、これが想像以上につまんなくてさー、グチャ!! で終わり。
でも霧切はすっごくいい表情をしてたんだよなー、ズルいズルい。
やっぱ大好きな人を殺すってのはアリみたいだねー、アタシもやってみよっと。
それと霧切はアタシの仲間になってくれるみたい。やったね、これであの残念過ぎるお姉ちゃんともおさらばだよ!!
うぷぷ、コロシアイ学園生活が楽しみだなぁ。
501:
 
苗木「…………」
霧切「…………」
苗木「えっと、何でボク死んでるの?」
霧切「そんなの知らないわよ!! ていうか最後を江ノ島さんに回すからこうなるのよ!!」
苗木「はぁ……まぁいっか。ボクの頭の中ではセレスさんの所で終わってるし」
霧切「いいえ、ダメよ!! まだ道は残されている!!」
苗木「いや、これで終わりだって」
霧切「ふふ、苗木君、あなたは見落としているわ」
苗木「何を?」
霧切「私はまだ書いてないのよ!!!!!」ドヤァァァァァァァァ
苗木「……いや、そもそもこれって霧切さんの為に」
霧切「そんなの知らないわ!! 私が手を加えてはいけない理由になんかならない!!
 見てなさい、ここから完璧なナエギリSSにしてみせるわ!!!」
苗木「えー」
509:
 
コロシアイ学園生活。
それは世界を絶望に染めた「超高校級の絶望」である江ノ島盾子が企んだ絶望的なゲームだった。
誰かを殺さなければ出る事ができない。残された希望同士が殺し合って、それを全国中継する。
ゲームの参加者はクラスメイトの十五人……いや、桑田君は死んでしまったから十四人。
私、霧切響子は黒幕の内通者としてその中に潜り込んでいた。
そこには愛しの苗木誠君も居る。
私が殺してしまったかのように見せかけて、実は巧妙なトリックにより、彼は生き延びていたのだ。
江ノ島さんも、苗木君を簡単に殺しちゃったら面白くないという意見みたいだった。
そして、私達は自己紹介する。
みんなの記憶は消してあって、ここでは初対面、という設定だから。
でも。
苗木「霧切……さん?」
霧切「えっ、ど、どうして……」
苗木「……そうか、どうしてボクは忘れてたんだ。みんなは同じクラスメイトだったじゃないか!!」
奇跡が起きた。
何と苗木君の記憶が戻ったのだ!!
511:
なんでコロシアイ学園生活のこと知ってんだ
513:
>>511
奇跡が起きた(笑)
517:
>>513
奇跡んとこじゃなくてコロシアイが起きる前の話なのになんで霧切がそれについて書けるのかなって
519:
>>517
未来予知する奇跡(笑)が起きた
516:
 
これでは計画が台無しだ。
だけど、苗木君の笑顔を見て、私はどうでも良くなっていた。
霧切「苗木君、愛してる!!」
苗木「ボクも愛してるよ霧切さん!!!」
今ここに、超高校級の夫婦が誕生した!!
苗木「どうしてこんな状況になったの? ボク達に何をやらせるつもりなの?」
霧切「実はかくかくしかじかで……」
苗木「なんだって!! そんなの許せない!! 出て来てよ江ノ島さん!!!」
ボワン!! という煙と共に江ノ島さんが登場。
周りのみんなが騒いでるけど、私には聞こえない。苗木きゅんの声以外はただの雑音だ。
江ノ島「ちょっとちょっとちょっと、何これ絶望的にありえないんですけど!!」
苗木「ボク達は絶望なんかには負けないぞ!! 観念しろ!!」ロンパ!!!
江ノ島「ぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!」
522:
 
私の夫の超高校級の希望によって、超高校級の絶望は打ち倒された!
そして私達は学園の外へ出る!!
苗木「えっと、外はどうなってるんだっけ……まだ記憶が混在してて……」
霧切「実はかくかくしかじかなの」
苗木「そっか……そうだったね……。あれ、そういえばキミって処女じゃ」
霧切「その辺りの記憶は偽物よ。全部松田夜助とか言う人の仕業よ」
苗木「なるほど、許せないな!!」
そう、今まで私が酷い目にあったのは全部記憶改変による捏造でした。
私は処女で、苗木君は私の夫なのです。
霧切「……あの、苗木君。私は江ノ島さんに協力してたから、色々と酷い事をしてきたの。だから」
苗木「大丈夫だよ」
霧切「えっ?」
苗木「確かに霧切さんは外に出たら大変かもしれない。敵も沢山居ると思う」
霧切「えぇ……それ程の事を、私はしたのよ……」
527:
 
苗木「それでも、ボクは霧切さんの味方だ。例え世界全てがキミの敵になっても、ボクだけは一生味方だ」
私は泣いてしまった。
でも仕方ないじゃない、こんなに嬉しいのだから!
霧切「ふふ、ありがとう誠君」ギュッ
苗木「み、みんなも見てるから恥ずかしいよ……///」
霧切「いいのよ、セリフもないモブなんだから」
外への扉が開く。
その向こうには数え切れない程の困難が待ち受けているのだろう。
それでも、誠君となら乗り越えていける。
なぜなら、私達は超高校級の夫婦なのだから。
漏れ込んでくる光の中で、私と誠君はキスした。
周りのクラスメイト達も拍手をしている。きっと桑田君と江ノ島さんも天国から祝福してくれている。
もう、これが結婚式でいいかもしれない。
そして、私はもう一度、目の前の最愛の人に告げる。
霧切「愛しているわ、誠君!」
528:
終わり。もう最後のほう意識朦朧としながら書いてたわ
533:
(これ最初から霧切さんが書けば良かったんじゃ)
537:
何にせよハッピーエンドで良かった
535:
つか江ノ島はともかく桑田wwwwwwww
531:

プロテインでも飲んでゆっくり休め
538:
コロシアイ学園生活はだいたいあってるんだよなあ……
面白かった
534:
ちゃっかり桑田死んでてワロタwwwww

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