タラヲ「わーい!お寿司いっぱいですぅ!」back

タラヲ「わーい!お寿司いっぱいですぅ!」


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1:
サザエ「こーら、タラちゃんあんまり騒がないでちょうだい。」
タラヲ「ごめんなさいです。」
マスオ「お父さん、家族は僕に任せてくださいね・・・ウゥッ」
フネ「マスオさん、これからはあなたが大黒柱ですよ。サザエたちをお願いしますね。」
マスオ「お母さん、、、任せて、下さいっ・・・」
タラヲ「パパ、なんで泣いてるですか?」
サザエ「しーっ!」
2:
あっ…
3:
んっ…
6:
タラヲ「ぱぱ、元気ないです。」
マスオ「あ、あぁ。」
タラヲ「ぱぱー!元気出してくださーい!」
サザエ「ちょっ、タラちゃん」
タラヲ「ぱぱー!一緒にあそぶでーす!」
マスオ「すこし!!!!!!」
タラヲ(ビクッ)
マスオ「すこし、、黙ってて、くれないか?」
サザエ「あなた、、、」
10:
タラヲ「う、うわーーーーーん!」
サザエ「ああ、タラちゃん。ちょっとカツオ、お願い。」
カツオ「・・・」
サザエ「かつお!」
カツオ「んあ、ぼく?」
タラヲ「カツオお兄ちゃーん!」
カツオ「・・・どうしたんだい?タラちゃん。」
タラヲ「うぅ、ぱぱに怒られたです。」
カツオ「・・・そっか。まぁ、元気だしなよ。ね?」
タラヲ「うぅ。」
13:
十分後
タラヲ「わーーい!カツオにいちゃん!見てくださーい!天ぷらも出てきたでーす!」
カツオ「たらちゃん・・・」
ワカメ「っっっ!!もうっ!うるさいわよ!!!!!」
タラヲ「ひっ、」
カツオ「わ、ワカメ・・・」
ワカメ「もう、アレ、どうにかしてよ、お兄ちゃん。私、もう耐えられない!」
カツオ「おちつけよワカメ。みんな悲しいんだよ。」
ワカメ「嘘よ!なんでアレだけあんなに楽しそうなの!?」
カツオ「落ち着けって。タラちゃんはまだ、分からないんだよ。な?」
17:
カツオ「大丈夫。みんな気が動転してるんだよ。」
ワカメ「お、おにいちゃんは、悲しくないのぉ!?」
カツオ「・・・かなしぃさ。」
カツオ「当たり前だろ・・・」
ワカメ「おにいちゃん・・・」
タラヲ「ママー!みんなが僕をいじめるです!!」
サザエ「まぁ!カツオ!なにしたの!?」
カツオ「姉さん・・・」
サザエ「あー、可愛そうに。怖かったわねぇタラちゃん。」
ワカメ「いい加減にしてぇぇぇぇぇ!!!!!!!!」
19:
生々しいな
22:
カツオ「ワカメ!落ち着けって!」
ワカメ「なんでお姉ちゃんまでソレの味方するの!!?お父さんを殺したのは、そい・・・」
カツオ「ワカメ!!!!」
ザワザワザワザワ・・・
ワカメ「おにいちゃんは、悔しくないの!?」
カツオ「ワカメ、落ち着こう。な?大丈夫。大丈夫だから。」
マスオ「・・・サザエ、もうそろそろ。みんなで家に帰ったほうが良くないか?」
サザエ「それもそうね。帰りましょ」
24:
?自宅?
カツオ「ワカメ、落ち着いたか?」
ワカメ「うん。」
カツオ「良かった。あんなワカメ、初めてみたぞ?w」
ワカメ「・・・うん。ごめんね?おにいちゃん。」
カツオ「・・・いいんだよ。」
ワカメ「・・・」
カツオ「・・・」
カツオ「少し早いけど、もう寝ようか?疲れたろ?」
ワカメ「うん、うん。ごめんね?おにいちゃん。」
カツオ「おやすみ。ワカメ。」
ワカメ「おやすみ。」
29:
サザエ「さ、そろそろ寝ましょ。タラちゃん。」
タラヲ「はいですぅ!」
サザエ「あなたも、明日も忙しいんだから。」
マスオ「あぁ、、、そう、だな。おやすみ。サザエ。」
31:
フネ「・・・お父さん。寝てるの?」
・・・・・・。
フネ「あらまぁ、私ったら。ふふふ。」
・・・・・・。
フネ「うぅ・・・お父さん。お父さん。波平さん・・・おやすみなさい。」グスッ
・・・。
32:
カツオ(zzzz)
ワカメ(zzzz)
サザエ(zzzz)
マスオ(zzzz)
フネ(zzzz)
35:
ガサッゴソッ
タラヲ「ワカメおねぇちゃーん。」
ワカメ「んんっ・・・」
タラヲ「ワカメ、おねぇちゃーん。」
ワカメ「ん?・・・ひっ!た、た、た、タラちゃん・・・!」
タラヲ「ぼく、ころしてないですよ?」
ワカメ「っ・・・」ゾクッ
タラヲ「ぼく、おじいちゃん、ころしてないですよ?」
ワカメ「そ、そう。」
タラヲ「わかってくれれば、いいです。」
ガサガサ、テクテクテク・・・
カツオ「ん?ワカメ??」
ワカメ「お、お、おにぃちゃぁぁぁん・・・」ダキっ
38:
ガサガサ
タラヲ「おばあちゃ?ん」
フネ「・・・おや、タラちゃんかい。どうしたんだい?」
タラヲ「ぼく、ころしてないですよ?」
フネ「あぁ、わかっていますよ。」
タラヲ「わかってくれれば、いいです。」
テクテクテク・・・
41:
ワカメ「私、見たの。お父さんが庭で倒れてた時、タラちゃんが、ボールをもってたところ。」
カツオ「?それがどうかしたのかい?」
ワカメ「お父さんが倒れてるのを一番早く気づいたのも、タラちゃんだった。」
カツオ「ワカメ・・・」
ワカメ「お父さん、なんで死んだか、知ってる?」
カツオ「・・・」
ワカメ「盆栽の花瓶に頭をぶつけたの。でも、ぶつかるはず無いでしょ。」
カツオ「・・・」
ワカメ「あの時、タラちゃんが最初にその事を知らせたのは、私。」
ワカメ「あの時タラちゃん、とても、申し訳なさそうに、まるで、盆栽を落としちゃった時みたいに、言ったのよ」
ワカメ「おじいちゃん、しんじゃったって。」
カツオ「」ゾクゾクッ
42:
カツオ「でも、父さんの頭に盆栽が落ちてきたんだろ?それで頭をぶつけたんだ。」
ワカメ「そう、タラちゃんがボールをぶつけたんだ。」
カツオ「なんでそうなる?風で落ちたことも何回かあっただろ?」
ワカメ「それは台風の時じゃない!!!」
カツオ「ワカ・・・」
ワカメ「それに!あの時風なんか吹いてない!だって!布団を庭に干してたもの!風が少しでも吹いてたら、砂ぼこりがつくからって、お母さん、絶対干さないもん!!」
カツオ「・・・でもな、ワカ」
タラヲ「喧嘩ですか?」
43:
ワカメ「ひっ!ぃぃいやぁぁぁぁ!!!人殺し!!!!!」
タラヲ「だから、ころしてないですよぉう」
ワカメ「もう来ないで!どっか行ってぇ!!!」
タラヲ「冷たいですねぇ。」
ワカメ「はぁはぁはぁ。」
サザエ「どうしたの!タラちゃん!っ!?ワカメ、なにしたの!?」
ワカメ「もう、やだよ。無理だよ。お父さん。」
fin.
46:
この物語は僕の妄想にすぎないです。
日曜日になればみんな元にもどります。
もうながいんです。
大丈夫です。
日曜日になればみんな元にもどります。
この物語は日曜日に。
50:
カツオ「はいっ!はいっ!あー、ごめんなさい。契約はまだ、あっいえ、課長には言ってありますから!はいっはーい」ピッ
中島「よう、磯野!久しぶりだな!」
カツオ「ん?おぉ!中島か!高校以来じゃないか!?」
52:
中島「このあとは?仕事か?」
カツオ「いいや、これから帰りだよ。」
中島「そっか!じゃあ飲みいこうぜ!」
カツオ「おお!いいねぇ。」
ガヤガヤ イラッシャッセー!
カツオ「お前と飲むのは、初めてだな。」
中島「そういやそうだな!ははっ」
53:
カツオ「うん、なかなか上手いな!」
中島「だろー!俺ここの常連なんだよ。」
カツオ「そうなのかぁ。」
中島「いやぁ、俺たちも成長したよな!」
カツオ「なんだよwいきなり」
中島「おまえ奥さんと上手くやってんのか?大事にしろよ」
カツオ「はははっまぁ、ぼちぼちだな。」
カツオ「お前こそ、ワカメとはどうなんだ?そろそろ子供も産まれるんだろ?」
54:
中島「あぁ、、、うん。」
カツオ「どうしたんだよ?喧嘩でもしたのか?」
中島「いや、そうじゃなくて、さ。」
カツオ「ん?」
中島「ワカメには、言わないって誓ってくれるか?」
カツオ「っなんだよ?」
中島「実はこの前、実家に、磯野の家に里帰りしたんだよ。」
58:
中島「そしたらさ、お姉さんとずっと手を繋いでる男の人がいてさ。」
カツオ「えっ、、、」
中島「タラちゃんだったんだな。あれ。」
カツオ「は?」
60:
ID変わってた。
中島「びっくりしたよ。あんなになってたなんて。」
カツオ「いや、中島、俺、それ知らない。」
中島「え?」
カツオ「そんな風になってたのか?タラヲも、姉さんも。」
中島「なんだお前、全然帰ってないのか?」
カツオ「いや、つい先月、一人で帰ったよ。その時は普通だった。」
中島「そんなはずないだろwあれは明らかにおかしかったよ。そんな数日で性格が変わるか?」
カツオ「いや、でも。」
62:
中島「本当にちゃんと帰ってんのかぁ?」
カツオ「帰ってるよ!本当だ。」
中島「でもなぁ、ありゃやっぱり変だろ。」
カツオ「もう少し詳しく聞かせてくれよ。」
中島「ん?あぁ、なんかな、ずっと手を繋いで、ずっとワカメの事を睨んでた。」
カツオ「ワカメを?」
中島「そう、それをみて急にワカメが怯えてさ。だからろくに挨拶しないまま帰ったんだよ。」
64:
カツオ「なんで、そんな。」
中島「なんだかんだで、お前ん所、おかしいよな。」
カツオ「え?」
中島「なんかさ、お前も変わっちまったよ。親父さんが亡くなってから。」
カツオ「そう、かな・・・そう、かもな。変わったよ。俺は」
中島「磯野・・・」
カツオ「このあと、お前の家行っていいか?」
中島「え?いや、困るよいきなり!」
カツオ「いいだろ、俺も久々に妹と話したいんだよ。」
中島「でも、困るよ。」
カツオ「分かってる。ワカメに会わせたくないんだろ?」
中島「!?」
カツオ「いや、ワカメが俺とお前を会わせたくないんだろう?」
65:
中島「それは、、、」
カツオ「高校卒業してから、ずっと会えなかったのも、そのせいなんだろ。」
中島「・・・」
カツオ「大丈夫。俺らは兄弟だ。話せば分かるよ。」
66:
ピンポーン
中島「ただいまー!」
ワカメ「あなた、お帰りな・・・」
カツオ「よう、ワカメ。久々だな。」
67:
ワカメ「おにいちゃん!?なんで、、、!」
カツオ「中島に無理言って来たんだよ。おじゃまするよ。」
ワカメ「だ、だめよ!今はまだ!」
カツオ「タラヲ、だろ?」
ワカメ「っ!!!」
カツオ「分かってる、話は聞いたよ。大変なんだってな。」
68:
ワカメ「・・・うん。」
ワカメ「ここのところ毎日のように家に来るの。」
カツオ「誰が?」
ワカメ「お姉ちゃんと、タラちゃん。」
カツオ「!!」
ワカメ「今日も来たわ。」
カツオ「なにしに。」
ワカメ「わからないの。でも、ずっと引きずってるみたい。お父さんのこと。」
カツオ「・・・そうか。」
ワカメ「私が人殺し扱いしたからっ!タラちゃんはあんなことに!」
カツオ「お前まで引きずってどうする!」
ピンポーン
71:
ガチャガチャ
「開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!」
カツオ「なんだ!なんだ?!」
ワカメ「いやぁ!!なんで!たらちゃん一人できてるの!?いつもお姉ちゃんといるのにぃ!」
「開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!開けてくださぁーい!」
ガチャガチャガチャガチャ
カツオ「なんなんだ!一体!」
中島「ワカメ、もう、警察を呼ぼう。」
ガチャガチャガチャガチャ
ワカメ「だめよ!だって!私がいけないんだから!」
中島「もう耐えられないだろう!!」
アケテーアケテー!!
カツオ「っ。おれが呼ぼう。」
ワカメ「おにいちゃん、だめ!」
カツオ「大丈夫、なんとかなるさ」
75:
カツオ「うるせーぞ!タラヲ!!」
ガチャガチャガ・・・・・
カツオ「・・・」
ワカメ「・・・」
中島「・・・」
パリーーン!!
カツオ「!?」
中島「!?」
ワカメ「いやぁぁぁぁ!!!」
タラヲ「みんな居るですか?」テクテクテク
カツオ「あぁ、久しぶりだな。タラヲ。」
77:
タラヲ「僕だけ、仲間外れですかぁ?」
カツオ「あぁ、そうだよ。」
タラヲ「」
カツオ「お前はもう、家族じゃ、ない。」
タラヲ「いやぁぁぁぁ!!!ママー!ママー!ママー!ママー!」
カツオ「中島、警察、」
中島「あぁ、いま呼んでるよ!」
カツオ「黙るんだ。タラヲ。」
タラヲ「いやぁぁぁぁ!!!殺してないです!!殺してないです!!」
ワカメ「たらちゃん!ごめんね!私が悪かったよね!わざとじゃないもんね!?」
タラヲ「・・・わかってくれれば、いいです。」
78:
カツオ「・・・」
ワカメ「」ガクガクガク
中島「ワカメ、大丈夫だよ。」
タラヲ「・・・。」
・・・ウゥーウゥー、ピーポーピーポー
警察「居たぞ!ガラスが割れている!取り押さえろ!」
タラヲ「ワカメお姉ちゃん。」
ワカメ「な、なに。」
テクテクテクテクテク
81:
タラヲ「これ、あげます。」
ポトッ
ワカメ「・・・ボール・・・。」
カツオ「・・・?」
中島「ワカ・・・」
ワカメ「いやぁぁぁぁ!!!」
fin.
86:
そのボールには、血痕がついていた。
警察によれば、調べれば分かるかもしれないとのこと。
間違えなく、父さんのなんだろうが。
驚くべきは、タラヲがそのボールをずっと持って居たことだ。
タラヲを狂わせたのは、父さんなのか。ワカメの言葉なのか。
今になってはなにもわかるまい。
俺は俺で家庭がある。
父さんの分まで幸せになろう。
88:
さすがに寝かせてください。
もう、眠すぎてタラヲになりそうです。
こんなキチガイスレに支援ありがとうございました。
おやすみ。
89:
トイレいけなくなった
9

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