龍田「アレがない」天龍「は?」back

龍田「アレがない」天龍「は?」


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1:
天龍「おい龍田、いつまで寝てんだよー」バンバン
天龍「電達が呼んでたぜ! 今日も遠征行くんだろ、おーい!!」ドンドン
天龍「あーけーろーよー! お前がサボると姉である俺の顔も立たないだろ!?」ドンバン
 ……しーん……
天龍「………」
天龍「た、龍田? 大丈夫か? 生きてる?」コンコン
天龍「(……まさか中で倒れてる……!?)」
天龍「しっかりしろ龍田! 今その扉ブチ破――」ゴウッ
龍田「それはやめて」ガチャッ
天龍「――へぶっ!!」バンッ
3:
天龍「んだよ……起きてるなら返事しろよ……」ズキズキ
龍田「……うん……」
天龍「つーかいつまで布団被ってんだよ、脱げよ」
龍田「………」ギュッ
天龍「脱げってほらー、とっとと起きて武装しろよー!!」グィィィ
龍田「……嫌……!」ギュゥゥ
4:
天龍「はぁはぁ……今日はやけに強情じゃねーか……」
龍田「………」
天龍「何か嫌なことでもあったのか?」
龍田「………」コクリ
天龍「!、……一体、何があったんだよ?」
龍田「………」シュン
天龍「言ってみろって、俺達相棒だろ? 隠し事は無しな!!」
龍田「……、………」ボソボソ
天龍「ん?」
龍田「……アレが……ぃの……」
天龍「……へ?」
龍田「あ、アレが……ないのっ……!!」ギュッ
5:
天龍「(何言ってんだコイツ)」
龍田「………」フルフル
天龍「(いや待て。発言を落ち着いて整理しよう。龍田はさっきなんて言った?)」
天龍「(アレがない? アレってなんだ?)」
天龍「(……アレ……ない……、……ッ!?)」
龍田「?」
天龍「(ア レ が 来 な い !?)」ガーン
6:
龍田「……天龍ちゃん?」
天龍「龍田! 言え! 誰にやられた!!」
龍田「え? 何の話……」
天龍「提督か!? 提督だな!? 待ってろ殺してくる!!」
龍田「天龍ちゃん!? ま、待って提督は関係ないの! 私の責任だから」
天龍「うるせぇ俺の気が収まらねぇんだよ!!」
龍田「落ち着いて天龍ちゃん、あなた何か勘違いを――」
 バサッ
龍田「あ」
天龍「ん?」
8:
龍田「……お布団が……」モゾモゾ
天龍「………」
龍田「………、……見た?」シュン
天龍「龍田……お前、頭のアレどうした?」
龍田「………」
龍田「……ないの……どこかで落としちゃったみたい」
天龍「それで布団被ってたのか」
龍田「……うん……」
天龍「とりあえず探しに行こうぜ、俺も手伝うから」グイッ
龍田「!、だ、だめっ!」バッ
天龍「どうした?」
龍田「……アレが無いと、お外に出れないよぉ……」ギュッ
天龍「!?」
10:
天龍「えええぇっ!? た、龍田!? お前そんなキャラだったか!!?」
龍田「天龍ちゃんに見られるのだって恥ずかしいのに……」モゾモゾ
天龍「ちょ、お前のアレなんなの!? どういうアレなの!?」
龍田「……天龍ちゃんなら、わかるでしょ?」
天龍「(わかんねーよ!!)」
龍田「………」ウルウル
天龍「はぁ……、わかったよ。俺が探してきてやる」
龍田「本当!?」パァッ
天龍「このままじゃ遠征出来ないしな」
龍田「ありがとう、天龍ちゃん……」
天龍「(……それに、今のコイツ見てるとなんか調子狂うんだよな)」
11:
天龍「――さて、どこから探したものか……」
天龍「部屋の中には無かったし、昨日帰投した時はちゃんと着いてた」
天龍「となると鎮守府のどこかだと思うんだが」
電「あ、天龍ちゃんなのです!」
雷「あら? やっほー天龍ちゃん!」
響「やぁ、天龍ちゃん」
天龍「天龍ちゃん言うな!」
響「まあまあ天龍ちゃん。ところで龍田さんの様子はどうだった?」
雷「大丈夫だった? 心配してたのよ」
天龍「(なんか納得いかねぇ……)ああ、それなら――」
12:
天龍「――ってわけで、今は出撃できる状態じゃないな」
電「ええっ!? それはたいへんなのです!」
雷「なるほど、そういう事情があったのね」
響「ああ……そういえば、昨晩会った時はついてなかったね」
天龍「そうなのか?」
電「言われてみれば、寝る前に挨拶した時は無かったような……」
雷「無かったわね。ハッキリ覚えているわ!」
響「外している姿は珍しい、というより初めて見るから印象に残っているよ」
天龍「帰ってきた時はあったぞ。どこで失くしたんだ?」
電「皆に聞けばわかるかもしれません、電は聞き込みに行ってくるのです!」ビシッ
雷「雷も行ってくるわ!」
天龍「おお、悪いな任せた!」
電「電の本気を見るのですー!」タッ
雷「電には負けないんだからっ!」タッ
13:
 「アレがアレで大変なのです!」「アレ知ってる人居ない!? アレよアレ!!」
響「……期待はしない方がいいよ」
天龍「知ってる」
響「ところで、龍田さんのアレって何の役割を伴っているんだい?」
天龍「それは知らない」
響「天龍のそれは?」
天龍「格好良いアクセサリー」
天龍「寝かせたり立てたり自由自在」ピコピコ
響「そう、ちなみに無いと?」
天龍「キマらなくてダセェけど、引きこもるほどじゃねーな」
響「じゃあ龍田さんにとってのアレってなんなんだろう」
天龍「うーん……俺も気になってるけど、聞き辛いっつーか……」
響「無いと恥ずかしくて言いづらいもの……、うぅん……」
15:
響「そうか、パンツだ」ポンッ
天龍「なんでパンツ頭に乗せてんだよ」
16:
響「……趣味?」
天龍「人の妹を変態みたいに言うんじゃねぇ」
響「もしくはブラ的な」
天龍「下着から離れろ!!」
響「真面目に考えるとメイクとか髪型みたいなものだと思うよ」
天龍「さっきまでふざけてたのかよ」
響「意外とナーバスなんだね」
天龍「まあ……龍田はああ見えて打たれ弱いし」
響「ただ、私はその気持ちわからなくもないよ」
天龍「というと?」
響「実は私、帽子が無いと出撃できないんだ」
天龍「マジでか」
18:
響「ほら、私って小さいだろう?」
天龍「駆逐艦だしな」
響「頭皮が日焼けしたら目立つから嫌なんだ。髪も白いし」
天龍「ああ、そういう……」
響「出撃前に風に飛ばされて失くした時は参ったよ、予備も丁度切らしてたし」
天龍「その時はどうしたんだ?」
響「仕方がないから代替品を装着して行ったよ」
天龍「ふぅん」
響「Mのロゴが付いた赤い帽子で」
天龍「えっ」
20:
響「行く先々の深海棲艦が爆笑でね、すばらしい快進撃だった」
天龍「……えー……」
響「笑ったり固まったりしてる深海棲艦を撃つだけの簡単なお仕事」
響「ヲ級なんて艦載機で自爆してたよ」
響「これが本当の爆笑」
天龍「もう標準装備でいいんじゃないかな」
響「いや、二度目はウケないから……」
天龍「(やっぱりウケ狙いだったのかよ!)」
22:
響「そんなわけで、龍田さんにも代替品を渡してみたらどうかな?」
天龍「なるほど」
響「それなら今日中に遠征も出来るだろうしね」
天龍「だが、代替品って言ったってそもそもアレが何かも分からないのに……」
響「見当は付いているよ」
天龍「本当か!?」
響「あの形状、役割。これしかない」スッ
響「蛍光灯」
天龍「おおっ……なるほど、言われてみれば!」ポンッ
響「大破すると光るしね」
天龍「ありがとな響、早渡してくるぜ!!」ダッ
24:
天龍「………」ヒリヒリ
響「………」
天龍「……おい……」
響「綺麗な紅葉だね」
天龍「この野郎」
響「まさか本当に渡すとは思わなくて」
天龍「真顔で冗談言うのはやめろよ悪質だぞ!!」
25:
響「ごめんよ。お詫びと言ってはなんだけど情報提供するよ」
天龍「本当になんだよ最初から提供しろよ」
響「龍田さん、帰投した時は確かに着けていたんだよね? アレ」
天龍「ああ、俺はしっかり覚えてるぜ」
響「そして、就寝前には着けていなかった……」
天龍「お前達からそう聞いたな」
響「……私の記憶が正しければ、昨日の出撃では龍田さんが大破していたね」
天龍「そうだな、旗艦の電を庇って……、!」ハッ
響「その状態で失くし物をするとすれば――」
天龍「――入渠ドックか!」
響「うん。先日はふらふらだったから、うっかり忘れ物をしても不思議じゃない」
天龍「アイツ寝起き悪いしな。……よし、行ってみる!」
26:
天龍「おじゃましまーす、……ん」
電「あ」
天龍「電、お前なんでここに?」
電「そ、それは、そのぅ……」チラッ
美雪「」プスプス
天龍「……あー、いい、察した」
電「ちょっと本気を出し過ぎてしまったのです……。天龍ちゃんはどうしてここに?」
天龍「昨日龍田が入渠してたろ? そんときにアレ落としたんじゃねぇかと思って」
電「そうなのですか……ここには無かったですよ?」
金剛「スイマセーン! 落し物って、もしかして黒いRingネー!?」
天龍「!、ああ、そうだ。知ってんのか!?」
金剛「Hai! 少し前にここでTea timeを楽しんでいたら拾ったヨー!」
27:
天龍「良かった……それ大切な物なんだ、返してくれないか?」
金剛「Oh……ごめんネ、何だかわからなかったから他の子に渡しちゃいマシター」
電「誰に渡したのですか?」
金剛「んーと、髪の長い空母の人ネ! 名前は聞いて無いからワカラナイデース」
天龍「髪の長い空母、というと……」
電「……うーん、結構いらっしゃいますよね……」
金剛「ドゥナツがどうとか言ってたヨ!!」
電・天龍「「!!」」
金剛「ところでー、ドゥナツってナンデスカー?」
天龍「赤城ィィィィッ!!」ダッ
電「じょ、情報提供ありがとうございましたのですー!!」ダッ
金剛「? お役に立てたなら何よりデース!!」
28:
赤城「まさか鎮守府でドーナツが手に入るなんて……!」
加賀「……それ、ドーナツなの? 小麦粉では形成されていないようだけど」
赤城「きっと私達専用のドーナツなのよ、新しく開発されたのね」
加賀「それを開発するなら、先に艦載機や電探だと思う……」
赤城「戦うには娯楽も大切! 提督にもやっとそれがわかったのよ!!」
加賀「……そう、かしら……(どこかで見たような……)」
赤城「それじゃあ、いただきまー――」
天龍「――ストォォォォップ!!」バンッ
電「なのです!!」ズサッ
30:
天龍「ふぅ……どうにか間に合ったな……」
電「ギリギリセーフだったのです……」
天龍「ちょっと歯型付いてるけどまあセーフだよな」
電「……まあ……ギリギリ……うん……」
天龍「このくらいなら次大破して修理する時に直ってるだろ」
電「とにかく、早く届けてあげるのです!」
天龍「そうだな、全力で行ってくるぜ!」
32:
天龍「……?」
天龍「(龍田の部屋の前にカレーが置いてある?)」
天龍「(ラップの上にメモが乗ってるな、どれどれ)」
『どうか出てきてください まだ間に合います 雷』
天龍「………」
34:
龍田「助けて天龍ちゃん、雷ちゃんが私を引き籠りとして扱うの」
天龍「実際的に引き籠りだからな」
龍田「……う……」
天龍「でも、これで引き籠り生活も終わりだぜ! ほら!」
龍田「!」
天龍「ったく、大変だったんだぞ? もう落としたりすんなよ」
龍田「うん……ありがと?、天龍ちゃん……!」パァッ
龍田「うふふっ、これでバッチリだよ?……♪」
天龍「(どうでもいいけど、アレどういう原理でくっついてんだろう)」
35:
天龍「こうして、鎮守府で起きた小さな事件は解決を迎えた」
天龍「遠征には他の班が行ってしまっていたので、俺達の仕事は急遽出撃となった」
天龍「成功はしたが無事かというとそうでもなく、雷が母親のような眼で龍田を見ていたり」
天龍「赤城の視線がずっと龍田(のアレ)に向かっていたりと揃いも揃って集中力がまるで無い」
天龍「結果、敵に奇襲を許してしまい、あわば全滅かと思われたが」
天龍「響がLのロゴが入った緑の帽子を被っていたことで敵は爆笑、隙をついて殲滅に成功した」
天龍「……正直、響のヤツが次に何すんのかは俺もちょっと楽しみだ」
天龍「まあそんなわけで、今日も鎮守府は平和だった。報告終了!」

3

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