一方通行「あン?二次元に行ける能力だァ?」 back

一方通行「あン?二次元に行ける能力だァ?」 


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1:
ラストオーダー「そうなんだよって、ミサカはミカサは言ってみる!」
一方通行「有り得ねェだろーが……演算とか以前のレベルだそりゃ」
ラストオーダー「ところがどっこい!佐天おねーちゃーん!」
佐天「あ、どーもー……」ガチャッ
佐天(怖っ!?目つき悪っ!)
一方通行「……誰だコイツ」
ラストオーダー「お姉さまのお友達なんだよって、ミサカはみs」
一方通行「オリジナルのダチかよ……うぜぇ」
2:
一方通行「で、そのフザケた能力とやらが何だってンだよ」
ラストオーダー「佐天おねーちゃんの能力でね、漫画とかアニメとかの世界に行けるんだよ!?」
一方通行「だよ。じゃねェよ。行ったのかオマエ?」
佐天「どうしても妹さんが行きたいって言うもんで?、さっきヘルシングの世界とかに連れて行ってきたんですよ」
一方通行「ふざけてンのかテメェ!?打ち止めを殺す気かァ!!」
佐天「ひっ!?ごめんなさぁい!!」
ラストオーダー「でねでね、アナタも一緒に行こうってお誘いなの!」
一方通行「はぁ……?」
3:
打ち止め「だって、アナタは強いんでしょ?」
一方通行「オイオイ……なんだって戦る必要があんだよ」
打ち止め「だって?、激しいバトルが観てみたいってミサカは我侭言ってみたり!」
一方通行「……その能力がマジだとして興味はあるけどよ、オマエは二度と行くんじゃねェぞ。危な過ぎてたまったもんじゃ」
佐天「あ、その点なら大丈夫ですよ。二次元の世界で怪我してもコッチに戻れば元通りなんで」
佐天「因みに、死んでも問題ありません」
一方通行「テメェ、それを証明できンのか?」
佐天「証明と言われましても?……あ、一応上条さんで実験してみましたよ」
佐天「幕の内に挑みかかったもののワンパンで死んじゃって……でも、コッチに戻れば普通に生き返りましたね」
一方通行(アイツ何やってんだよ!?)
4:
一方通行「マジで大丈夫なんだろォなソレ……」
佐天「いざって時は打ち止めちゃんに危害が加わらないよう干渉自体をシャットアウトも出来ますし、大丈夫と思いますよ?」
打ち止め「ねっ、一回だけ一回だけっ!」
一方通行「……わかった。一回だけだからな」
打ち止め「やったぁ!で、アナタは誰と戦ってみるの!?」
一方通行「あー……そんじゃ>>6で」
※安価で戦ってみたい二次元キャラ(アニメ・漫画・ゲーム等)を選択してください。
6:
ベジータ
10:
一方通行「あー……そんじゃベジータで」
佐天「はっ!?」
一方通行「だから。ドラゴンボールのベジータつってンだよ。知ねェのか?」
佐天「いやいや、知ってますけど!流石に殺されますよ一方通行さん!!」
一方通行「オイオイ……俺が誰だかわかって言ってんのかテメェ?」
佐天(第一位ってことくらい知ってるけど……どう考えても……)
佐天「わかりました。打ち止めちゃんと私には攻撃が干渉しないようにしときますんで、思いっきりやってください」
一方通行「おゥ、それでいい。さっさと連れてけ」
打ち止め「やったー!ゴーゴー!」
佐天「それじゃぁ……ドラゴンボールの世界にぃ?レッツゴー!!」キュィンッ!!
12:
―ドラゴンボールの世界―
打ち止め「わっと!」スタッ
一方通行「おっ……重力は変わらねェようだな」スタッ
佐天「まぁー、世界観の設定次第で変わったりもするんですけどね」スタッ
一方通行「へぇ……作者が作った設定自体が反映されるってかァ。面白ェじゃねぇの」
一方通行「……っと。アレ、ベジータか?」
トランクス「ねぇパパァ!今日は遊園地連れて行ってくれるって言ったじゃん!」
ベジータ「言っとらん!せめて俺に勝てるようになってから戯言は抜かせ!!」
トランクス「も?!パパのうそつき!」
佐天「みたいですね……ってか、トランクス君可愛っ!」
一方通行「おっし、ちっとやってくるわ」ザッザッ
打ち止め「ガンバレあなたー!」
16:
トランクス「……んっ?」
一方通行「おー、ナマで見ると割りと普通だなァ」
ベジータ「この辺で見ない顔だな。というか、そのダサイ服装はなんだお前?」
一方通行「あ……ダサイ?そりゃ俺のこと言ってンのかハゲ野郎がよォ」
ベジータ「は……ハゲ、だと?」
一方通行「テメェじゃなきゃ誰だってンですかァ!?頭沸いてンのかハゲがよォ!」
ベジータ「……」ブルプル
トランクス(あ、ヤバイ……家に非難しとこう)タタッ
ベジータ「一般人を殺すつもりは無かったんだがなぁ……!」
一方通行「ヤメトケってぇのオッサン。我慢するとハゲが更に広っちまうぞ?」
20:
ベジータ「死ねッ!クソ餓鬼ィ゛!!」
 “ズドッ!!……ドゴォ゛ンッ!!!”
一方通行「ッ゛??!!?」
何も、見えなかった。
ベジータが叫んだと同時、かつて味わったことがない程の強力なベクトルが、顔の反射膜に触れたことだけは判断がつく。
一方通行はダメージなど負っていない。だが、その不可解過ぎるパワーが、一方通行を遥か数キロ先まで吹き飛ばし、砂煙を覆わせている。
一方通行(なっ、何をされた……!?)
ベジータ「……」
当のベジータは一歩も動かずにただの打撃を放ったのみ……にも関わらず、その右手首にダメージを受けていた。
と言っても、尋常でないほどに鍛えられ上げた肉体にとっては蚊が刺した程度である。
しかしこの不可解な状況にベジータは顔を歪ませていた。
ベジータ「面白い。じっくり戦るとしようか……!」
29:
ベジータ「いくぞ……!」
 “ダンッ!”
一方通行「っ!?」
鈍く響き渡る音は、ベジータが地を蹴り間合いを詰める音。
その轟音が一方通行の耳に入ると同時に、ベジータは目の前に迫っている。
そう……ただの人蹴りで、音同等の移動を行ったのだ。
一方通行「うォおッ!?」
 “ドガァ゛ンッ!”
ベジータ「ほう、今のを躱すか……ただの人間ではなさそうだな」
一方通行(なンだ!?なんだ!?何なんですかコイツはァ!!?)
勢いに乗ったベジータの拳は、一方通行が背にしていた岩山を丸々吹き飛ばしていた。
寸でのところで凶拳を躱した一方通行も只者ではないが、あまりの実力差に驚愕を禁じ得ない。
一方通行(一旦離脱するしかぇェ!だが……コイツは空飛べるんだったか!?)
ベジータ「どうしたァ!?威勢は口だけだったか小僧ッ!!」
31:
一方通行「クソったれが……やってやらァ!!」
ベジータ(どういうことだ?見て取れるパワーと行動に釣り合いが取れていない……バビディのような魔術師の一種か?)
焦りの表情を見せながらも、タンッ!と軽い音を鳴らして地を蹴るのみで、一方通行は上空数百メートルにまで飛来していた。
対照的にベジータは悠々とその行動原理を把握しようと様子見に移っていた。
一方通行「圧縮圧縮ゥ!!圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮圧縮ゥウゥ゛ッ!!!」
一方通行(殺す!!この一撃で決めてやらァ゛!!)
掲げた両手に中に、圧縮された空気が原子にまで分解されプラズマを強引に生み出す。
威力を最大に、今まで試したことがないほどに圧縮を重ね、プラズマをより強大なものへと変じる。
もうそれは蒼いプラズマ球などではなく、黒に歪みかけた禍禍しい別の殺人物質へと変じる。
一方通行「オ゛オォオァ゛ッ!!」
一方通行「死ねェ゛あッ!!!」
 “ボシュウン゛ッ!”
凄まじい演算度で生み出され、撃ち放たれたソレは……容赦ない度で、地に佇むベジータへと襲い掛かった!
33:
一方通行(殺った!避けれるはずがねェ!!)
ベジータ「フン……そんなものか」
迫るソレを悠々と見つめるのみで避けようともしなかったベジータは、目に見えないほどの動作で腕を突き出した。
ベジータ「ビック・バン・アタック……!」
 “ボシュッ!………ズドォオオゥ゛ンッ!!!”
一方通行「ッ―――――――!?………、………。…」
ベジータが放ったビックバンアタックは、迫る黒い凶撃を飲み込み、一方通行を粉微塵に消し飛ばす。
その威力や、空中で爆発を起こして尚、地域一帯を消し飛ばすほどであっった。
打ち止め「チャオズーーーッ!」
40:
打ち止め「アナタ!アナタっ!ぅう……ぐすっ……一方通行ぁー!!」
一方通行「……」
佐天「一方通行さん!起きて!起きてください!!」
一方通行「……あ…っ?」ムクッ
打ち止め「あっ、一方通行ぁ!!良かった……!」
一方通行「ここは、俺の部屋……」
一方通行「えっ、とォ……何が、どうなったンだっけか?」
佐天「ビックバンアタックで粉微塵にされたんですよ。一方通行さん」
佐天「だから、死体すら無くなってたから、私の能力を解除したんです」
一方通行「……ありゃ、無理だわ。人間じゃねェもン」ガクガク
佐天「だから最初言ったじゃないですか」
41:
打ち止め「大丈夫……?」
一方通行「……」グスッ
佐天「もう少しマシなレベルの相手で、気を持ち直したほうがいいのかなぁ?」
打ち止め「それだっ!って、ミサカはミサカは一方通行の体調を気遣ってみたり!」
一方通行「また、やンのかよ」ビクビク
佐天「思いっきり両手離しで勝って、自信を取り戻すべきですよ!」
一方通行「そうかもしンねェ……じゃあ次は>>45で頼むわ」
45:
トップをねらえ2!
48:
45
すまん。そんな昔の作品はあんまわからんっす。
もう少し近年でわかりやすいので再安価>>52
52:
よめやそらき
54:
一方通行「そうかもしンねェ……じゃあ次は幽☆遊☆白書で頼むわ」
佐天「あー…相手によりきりですけど、かなりイイ戦いになりそうですね!」
打ち止め「今度こそ頑張ってねアナタっ!」
佐天「と言っても……幽白の誰と戦いたいんですか?」
一方通行「そうだなァ……>>56と戦ってみてェ」
56:
安価違うぞ
57:
よめやだろうが
59:
あっ、ミスってた。
60:
一方通行「そうだなァ……ヨメヤソラキと戦ってみてェ」
佐天「?……幽白にそんな人いましたっけ?」
一方通行「いいからヨメヤソラキのトコに連れてけってンだよォ!」ダンッ!!
佐天「わっ、わかりました!」
佐天「それじゃぁ……ヨメヤソラキのところにぃ?レッツゴー!!」キュィンッ!!
63:
佐天「ここがヨメヤの…って、アレ?」スタッ
打ち止め「あら?」スタッ
佐天「ここ、学園都市じゃ……」
一方通行「詠矢空希はこの街にいンだよ」スタッ
佐天(能力使う必要なかったじゃん)
一方通行「……おっ」
詠矢「―――でもなあ御坂サン」
御坂「……何よ」
打ち止め「お姉さまと……あれがソラキって人なのって、ミサカは」
佐天「なんか普通な人ですね。強いんですかあの人?」
一方通行「絶対反論(マジレス)っつー能力でよォ。なンつーか……喋らせると厄介だ」
67:
佐天「あの……一応言っておきますが、ここは学園都市なんで……殺したら…」
一方通行「……」スタスタ
佐天(あっ、聞いてたかな?)
御坂「んっ?一方通行!?と……打ち止め?に、佐天さん?」
一方通行「いいから退けやオリジナル」スタスタ
御坂「ちょっ!何なのアンタいきなり」
詠矢「ん、確かあんたは一方っ……」
 “ズドン゛ッ!!”
詠矢「かッ……ぎゃパッ!!?」
彼が喋り終える前にと、一方通行は能力をフルに生かしたミドルキックをわき腹へ向け打ち込んでいた。
その凄まじい威力に、詠矢は十メートル先のコンクリートに叩きつけられる。
もはや、何が起きたのかすら理解出来ないほどの衝撃であった。事実、何故自分が地面に這い蹲っているかすら解らないでいる。
一方通行「ギャハッ!ちょっと協力してもらうぜェ……三下ァ!!」
68:
詠矢「ぁ!……ぴゃ!?っ、ぉ……ゲブェっ!?」
折れたあばら骨が肺に喰い込んだ詠矢は声らしい声をあげることすら出来ないでいた。
声の変わりに出てくるのは己の吐血だけである。
一方通行「ちぃっと傷心しちまってよォ。俺らしくもねェ……なァッ!」
 “ドガッ!ベキィ゛ッ!!ガスッ!バギャッ!!”
詠矢「ッべ!…んゥ!?……や、やめっ!」
詠矢「…っ、パ……が……ぁ゛!」
一方通行「おーら!オラオラァ!!なんとか反論っつークソ能力でも使ってみたらどうだァ!?ァアアッ!?」
この世界でなら誰も死なないからと言わんばかりに、容赦無い暴力を一方的に浴びせ続けた。
能力さえ使えれば太刀打ちできるであろう彼も、この連撃には対処のしようがなかった……次第に、痛みに苦しむ嗚咽が擦れ始める。
御坂「ちょっと!アンタ何やってんの!?やりすぎでしょ!!」
一方通行「うるッせェ゛ぞクソババア!!今くらい好き勝手やらせろやボケッ!!」
御坂の仲裁を聞こうともせず、怒声を立てながら更に蹴りを入れ続けた。
もう……詠矢空希は、声をあげることはなかった。彼は、もう死んでいるのだから。
一方通行「はァーーーーッ……すっきりしたぜェ」
70:
つまらない人生だったな・・・
72:
容赦なさすぎワロタ
73:
一方通行「ふぅーっ。たまにはこう、昔みたくに好き勝手やンのも悪くねェな」
一方通行「心が洗われるぜェ……おゥ、オリジナル。お前もなンか飲むか?」
血だるまになっている死体をよそ目に、一方通行は自動販売機で珈琲のボタンを押していた。
今の彼は誰が見ても驚くほどに気分が良いらしく、どうでもいい関係の御坂にジュースを奢ろうとするほどである。
御坂「あんっ、た……コイツ、死んでるわよ……?」
一方通行「あァ、打ち止めの目にゃ毒だな。さっさと能力解除させっか」
一方通行「おーい、佐天サァン。能力解除してくれや」
佐天「……」
一方通行「おい?どうした?」
佐天「ここは……二次元じゃありません。現実(リアルワールド)なんです」
一方通行「はァ?何が言いてェンだよ」
佐天「この人、詠矢空希は……生き返ることがありません」
一方通行「……嘘だろ?」
佐天「……本当、です」
79:
一方通行「おい、嘘だって言え」
佐天「ひィっ!」ビクッ
一方通行「ら、打ち止め…・・・」
打ち止め「ぅ…ぅうぁあぁああん!なっ、なんで…!」
打ち止め「ひぐっ…ぐすっ……なんでアナタは!ひっ、人殺しなんてぇ……!!」
佐天「素直に、出頭したほうが……良いんじゃ…」
一方通行「ま、待てっ!待ってくれ……出頭したってよォ、コイツが生き返るわけじゃねぇ…」
打ち止め「うぇ…っ……うわぁぁああぁあん!」グスッ
一方通行「佐天サン!もっかい能力を使ってくれねェか!?」
一方通行「俺は今、人を殺した…・・・それはどうしようもねェよ。だから…」
一方通行「別の誰かを、救いに行くンだ」
打ち止め「!?」
一方通行「……俺は、気を紛らわそうとしてるだけかもしれねェ。だけど、それでも」
一方通行「頼む……佐天」
佐天「……」
83:
佐天「救うって…誰を……」
一方通行「可哀想なヤツとか……とりあえずピンチな奴をよォ」
佐天(テキトーだなぁ……)
一方通行「打ち止め」
打ち止め「……」
一方通行「……ごめン」
一方通行「少しだけ、見ててほしいンです」
打ち止め「……わかった。って、ミサカは少しだけ頷くよ」
佐天「どこの世界に、誰を……救いに行くんですか?」
一方通行「>>86」
86:
パトラッシュとネロ
89:
一方通行「パトラッシュとネロだ」
佐天「……えっと、それって金銭的補助で済みますよね」
一方通行「だってよォ、可哀想じゃねェか」
佐天「簡単に済む事柄だけで、罪を洗い流すつもりですか?」
一方通行「そうだった……」
一方通行「じゃあよォ。パトラッシュの前に>>91を救いに行くぜェ!」
91:
キャプテン!
92:
>>91
そんな昔の作品わかんねーよ!近年のヤツで頼む。
助けがいのありそうなヤツで。
>>1はまどか、Fate/ZERO、鬼哭街、禁書、からくりさーかす、羊のうた、ゆうゆうはくしょ、マルドゥックスクランブル、FF、テイルズ
くらいしかアニメとか漫画観てないです・・・
再安価>>93
93:
ヤムチャ
97:
一方通行「じゃあよォ。パトラッシュの前にヤムチャを救いに行くぜェ!」
佐天「……ふざけてるんですか?」
一方通行「あ?」
佐天「ヤムチャって最終的に生きてるし幸せそうじゃないですか」
一方通行「……すまねェ。人殺したばっかりに気が動転してるみてェだわ」
一方通行「やっぱ>>100を救いに行くぜェ!!」
100:
エレンの母親
107:
一方通行「やっぱエレンの母親を救いに行くぜェ!!」
佐天「あーなるほど。助け甲斐がありますもんね!」
佐天「それじゃぁ……進撃の巨人の世界にぃ?レッツゴー!!」キュィンッ!!
 “ズシン!……ドォンッ…!!”
打ち止め「ひ、ィッ……!?」
佐天「……は、ぁっ?」
漫画やアニメで見る巨人とは、まるで別物だとさえ思えた。
間近で見る巨大な人間は……想像以上の化け物だった。
打ち止め「いやぁああああああ!!!あっ、一方通行ぁあああ!!!」
佐天「いやっ!!いやぁあ助けてぇえええ!!!……って、私たちは死なないんだったか」
一方通行「よォっし……待ってろやお母ァさン!!」ダッ
これみよがしに跳び立った瞬間、一方的な虐殺が開始された。
一度蹴りを入れれば巨人の体が爆裂し大量の骨肉が屋根や地面に降りかかる。
一方通行「エレンのォォオーーー!!お母ァさんチはどこですかァーーー!!?」
グッチャッグチャと蹴り、殴り、駆け抜け、叩き壊しまくった結果……一時間足らずで全ての区域に群がる巨人を駆逐してしまった。
エレンの家に襲来した巨人は真っ先に殺されており、エレンの母親は脚を負傷しただけに済むという奇跡が舞い降りたのだ。
109:
一方通行「ふゥーーーっ……」
佐天「いやぁ、凄い勢いでしたねぇ!」
一方通行「肉の塊が相手ならざっとこンなモンよ」
打ち止め「……」
一方通行「なぁ…打ち止め」
一方通行「……なンか、言ってくれよ」
打ち止め「>>111」
111:
オナニー乙
116:
打ち止め「オナニー乙。だねって、ミサカはミサカは憤慨してみる」
佐天「!?」
一方通行「なッ!?…どこでそんな言葉を……!」
一方通行「いや、それより、言葉の意味がわからねェぞ!」
打ち止め「まだアナタはわからないの!?」
一方通行「!?」
打ち止め「あんなの相手にしたって勝ちは見えてたでしょ!?」
打ち止め「ミサカを助けてくれたアナタは、どんな屈強にも挑んできた!そして限界を超える戦いを見せ続けた!」
打ち止め「そんなアナタが……あんなので満足するなんて、悲しい」
一方通行「あっ、ぁ………すまねェ!!俺が……間違ってた!!」
一方通行「次はハンパじゃねェのを相手にして!救いを見せてやンぜ!!」
一方通行「>>119だ!!」
119:
虚無戦記
121:
>>119はわかんないから、>>120でもいい?
120:
まど神さま
128:
一方通行「まど神さまだ!!」
佐天「なっ!?」
打ち止め「……本気なの?」
一方通行「当然だろォが」
佐天「無茶ですよ!ベジータよりマシかもしれないですけど……それに」
一方通行「それに、なンだ?」
佐天「あの世界は……まど神パワーとか因果とかエントロピーとかが働いてて……本当に死ぬこともあるんです。事実、興味がてらに行った初春が死にました」
一方通行「……!」
打ち止め「ダメ!やっぱりやめっ―――」
一方通行「いや……行ってくるわ。行くしかねーだろォが。尚更よ」
一方通行「打ち止めはここで待ってろ。佐天さン……俺だけを、飛ばしてくれ」
佐天「わかりました…」
打ち止め「一方通行……」
132:
一方通行(ありゃバッドエンドだからなァ……まどかが神とかなってるが、永遠の拘束に他ならねェ)
一方通行(更に言えば、ほむらの戦いは何一つ終わらないエンド……やるしかねェだろ)
一方通行(とは言ったものの……どこから始めるべきか)
どの時間軸から始めてもキュウベェはかならず現れる。且つ、ワルプルギスも現れる。
ぶっちゃけババァのマミとウザ臭い青は死んでも気に留めねェ……が、ほむらが「魔法少女全員で戦えば勝った軸もある」と言っていたことから、誰か一人が欠けるのはマズイだろう。
一方通行「佐天……一話の段階に飛ばしてくれ」
佐天「最終和じゃないなら、暫くは帰ってこれませんね」
一方通行「構わねェ。どのみち、死んだら戻ってこれねぇンだろーからよォ」
打ち止め「アナタ!絶対に負けないでっ!!」
一方通行「当たり前ェだろーが……」
佐天「それじゃぁ……まどか☆マギカの世界にぃ?レッツゴー!!」キュィンッ!!
一方通行「打ち止め。達者でな」
134:
―約一ヶ月後―
打ち止め「……遅いね。あの人」
佐天「大丈夫だよ。一方通行さんなら、きっと……」
佐天「ッ!?」
打ち止め「えっ!?」
佐天「この感覚、間違いない……一方通行さんだ!帰ってくる!」
打ち止め「本当!?」
135:
一方通行「よォ」スタッ
一方通行「勝った、ぜェ……!!」
打ち止め「一方っ―――れ、……ぇ……?」
佐天「!?」
二人が驚くのも無理はない。
一方通行が帰ってきたということは、紛れも無く、¥ワルプルギスの夜を倒し、魔法少女五人を救った証なのだ。
だが、本来驚くべき方向性とは、少し違った面持ちである。
一方通行「勝ったには勝ったけどよォ。代償としてこンな姿になっちまった……」
一方通行「性転換して、キュウベェと契約して魔法少女になった……私を……なァ」
二人の目には、フリフリのドレス姿の一方通行………少女となった一方通行の姿に、言葉を失うしかなかった。
打ち止め「なっ、なんっ――で……?」
一方通行「だって……魔法少女にならなきゃ勝てなかったんだもン!」
 ―終わり―
139:
―蛇足・ワルプルギス戦―
ほむら「くっ……また、勝てないの……?」
杏子「諦めるんじゃねぇよ!まだ!誰も死んじゃいない!」
さやか「でもグリーフシードが底を尽きそう……」
マミ「……一方通行君!?」
一方通行「グァッ!?」ドガッ!!
ワルプルギス「キャハハッ!キャハハッ!!」
一方通行(やべ、ェ……!能力が、一切通用しねェなんて)
ほむら「一方通行!もういい!私は……私が、もう一度―――」
一方通行「うるせェ!!まだ、手はある……!!」
ほむら「手立てなんて…あるはずが……」
一方通行「俺が契約すりゃアいい。女になりゃあいいだけだろォがよォッ!!」
ほむら「!?」
140:
きゅうべぇ「君は一体何を言って……?」
一方通行「オオォ゛オァッ゛!!!」
一方通行の脳内で演算が開始された……
男と女の体の構造の違い、ホルモンバランス、ありとあらゆる女としての要素を己の詰め込む。
男である象徴を除去、止血、穴を開けて女となる!
一方通行「がぁあぁあァアッ!!?ぁ゛……ぐォおおおッ!!!」
ほむら「なっ、一体何をして……!?」
一方通行「ギャハッ……最っ高、だぜェ!」
一方通行「きゅうべェ!これで文句はねェよなァ!?俺と契約しやがれェエエッ!!!」
きゅうべぇ「ばっ……馬鹿な!?こんなことが…」
きゃうべぇ「君は!神になるつもりかい!?」
143:
一方通行「神なンざ大層なモンじゃねぇ……魔法少女に、なるだけさ」
一方通行「さァ!やりやがれッ!!契約だッ!!」
きゅうべぇ「君は……この世の条理を覆すほどの!エントロピーを凌駕した!!」
眩過ぎるほどの光が一歩通行を覆う。
そこに居る魔法少女の誰もが目を覆うほどの白光……その発する光は、白い翼が生み出すものであった。
まさに後光射す仏の境地……今そこに、神秘のドレスを纏った少女が、地に降り立つ。
一方通行「天孫降臨……唯我独尊……!」
ほむら「一体……あなたは」
一方通行「全ての魔法少女の苦しみを、全ての魔女の呪いを……私の翼で、祓い落とすぜェ゛ッ!!」
 “バシュンッ!!バパパァ゛ンッ”
鋼糸レーザーのように灼熱を迸らせる数万の羽。その一つ一つが、全てを救い、全てを解き放つ。
ワルプルギスの夜もその光刃を浴び、清らかなままに……全ては、終わりへと導かれた。
一方通行「沙羅双樹の鐘の音……南無……!」
144:
ほむら「一方通行……貴女のおかげで、助かったわ」
一方通行「礼なンざ要らねェ……俺は、いや……私だって救われたんだもン」
ほむら「本当に女の子になっちゃったみたいね」
一方通行「あァ。寧ろ清清しいくらいに、女だなァ」
ほむら「その姿で、元の世界ではなんと名乗るの?」
一方通行「一方通行のままでいいンじゃねェ?それとも改名してくれンのか?」
ほむら「ええ、してあげるわ……アクセラレー子なんてどうかしら?」
一方通行「悪くねェな。頂戴しておくぜ。そンじゃ、あばよッ!」タタッ
ほむら「ふふっ……私なんかが、神様の名を付けるなんてね……」
 ―終わり―
14

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