苗木「十神くんの様子が変だ」十神「俺が導いてやる」back

苗木「十神くんの様子が変だ」十神「俺が導いてやる」


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1:
モノクマ「オマエラにはコロシアイ学園生活をしてもらいます」
苗木「そ、そんな…」
十神「うろたえるな!」
苗木「十神くん?」
十神「いいかよく聞け、俺がリーダーになって貴様らを必ず生還させてやる!」
苗木「え!?」
十神「俺が導いてやる!十神の名にかけて!」
腐川「び、び、白夜様かっこいい、ちょっとポッチャリだけど…」
苗木「な、なんか違うよ!」
ダンガンロンパ霧切 1 (星海社FICTIONS)
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2:
苗木「超高校級の御曹司ってあんな人だったっけ…」
苗木「ネットで調べた情報だと、たしか他人をゴミのようにしか見てない人だって書いてあったけど…」
苗木「今ここにいる十神くんは…」
十神「おい、何をしている苗木!食堂で作戦会議をするぞ!」
ドムドムドム
苗木「う、うん」
苗木「それにしても、十神くんはなんであんな太っているんだろう?」
苗木「ネット情報だとスタイルがいい筈なんだけど…」
苗木「やっぱりなんか違うよ!」
3:
ドムドムドムwwwwwww
4:
豚神なら負ける気がしない
6:
食堂
十神「全員集まったか?」
苗木「う、うん」
十神「よし、なら貴様らに質問だ!」
十神「この馬鹿げたコロシアイ学園生活に必要な者はなんだ?」
苗木「信頼関係とうか、絆かな?」
十神「絆だと?愚民め!」
苗木「ご、ごめん…」
十神「しかし愚民にしては悪くない答えだ!」
腐川「す、すかさずフォローする、び、白夜様かっこいい」
苗木「な、なんか僕も十神くんがイケメンに見えてきた…」
9:
朝日奈「で、答えはなんなのよ!」
十神「フンッ」
十神「コロシアイ学園生活で必要なのは、規律だ!」
十神「規律を守れば殺人など起きん!」
十神「俺がその規律を統率するリーダーになってやる!」
十神「そして1人も欠けることなく、この学園から出してやる!」
十神「十神の名にかけて!」
江ノ島「ヤバイ、発言がイケメン過ぎて濡れてきた…」
14:
なんだよ、デブの方かよ
完璧格好いい本物の白夜様がいいな
16:
>>14
腐川臭えぞ
15:
苗木「なんだか、十神くんの言ってることは説得力があるな…」
不二咲「うん、なんか心を引きつけられるよね」
山田「十神白夜殿以外にリーダーは考えられません」
葉隠「俺の占いでも十神っちがリーダーに最適って出てるべ」
大和田「おい、てめえら…」
苗木「え?」
大和田「さっきから石丸の野郎がブツブツ言ってるぜ」
17:
石丸「ぼ、僕は…リーダーには向いてないのか…」ブツブツ
苗木「い、石丸くん…」
石丸「ふ、風紀委員なんて、所詮は社会じゃ何の役にも立たないしな…」ブツブツ
苗木「そ、それは違うよ!」
石丸「苗木くん、何が違うのだね?」
苗木「う…考えてなかった」
石丸「やっぱり、僕なんか十神くんに比べれば何の取り柄も…」
苗木「し、しまった…」
21:
十神「うろたえるな!」
石丸「」ビクッ
十神「石丸、貴様には役割がある!」
石丸「や、役割?」
十神「貴様は規律の模範となれ!そして貴様らは石丸を見習え!」
石丸「僕が模範?」
十神「超高校級の風紀委員にしか出来まい?期待しているぞ」
石丸「うおおおおおおお!」
苗木「」ビクッ
石丸「心得た!兄弟!」
苗木「石丸くんを手玉に取るなんて、十神くん凄すぎる…」
24:
セレス「よろしいですか?」
十神「なんだ?」
セレス「規律の話になるのですが、夜時間は出歩かないというルールはどうでしょうか?」
十神「フンッ、愚民にしてはいいアイデアだ」
十神「貴様ら、夜時間は部屋から出るな!リーダー命令だ!」
十神「ただし、この俺を除いてな」
朝日奈「な、なんであんただけ例外なのよ!」
十神「何故かだと?俺が貴様らが安心出来るように見廻りをしてやる!」
葉隠「苗木っち、俺もなんだか濡れてきたべ」
26:
大神「む、そろそろ夜時間になるが」
キンコンカンコーン
モノクマ「え?、22:00になりました、夜時間です」
十神「よし、貴様らはもう部屋に帰れ!」
十神「そして戸締まりをしっかりしろ!そしてよく休め!腹を冷やすなよ!」
十神「明日は7:30に食堂へ集合だ!以上!」
山田「さりげなく僕らの健康を気にするなんて、三次元で初めて抱かれてもいいかもしれませんぞ」
苗木「な、なんなんだ…この求心力は…」
28:
苗木「あれ霧切さん、部屋に入らないの?」
霧切「ねえ、苗木くん」
苗木「な、なんだい?」
霧切「十神くんのことどう思う?」
苗木「え?なんだかリーダーシップがあって、言葉は汚ないけど他人思いかな…」
霧切「それだけ?」
苗木「あ、あと太り過ぎかな…」
霧切「そう、あなたに聞いた私が馬鹿だったわ」
苗木「え?どういう意味?」
霧切「おやすみなさい、苗木くん」
バタン
29:
探偵にとっては敵だもんなぁ詐欺師って
31:
“超"高校級だから大丈夫でしょ
http://www.amazon.co.jp/dp/4087033007/
32:
次の日食堂
十神「貴様ら全員揃ったか?」
舞園「桑田くんがまだです」
十神「なんだと!?愚民め!」
舞園「あ、あの、私が起こしてきましょうか?」
十神「いや、俺が行く!貴様らはそのまま待っていろ!」
ドムドムドム
苗木「寝坊した人を起こしに行くなんて、なんて優しいんだ…」
葉隠「苗木っち、俺も濡れてきたべ…」
36:
桑田「わりぃ、寝坊しちまった」
十神「フンッ、まあ今日のところは俺に免じて許してやれ!」
苗木「う、うん…」
十神「よし、これから朝食だが…」ピキーン
ムシャムシャムシャムシャ
朝日奈「あ、あんたなに1人でがっついてるの!?」
十神「これは毒味だ!」
苗木「ぼ、僕らのために身体を張って毒味をするなんて…」
桑田「俺も濡れてきたわ…」
40:
キンコンカンコーン
モノクマ「え?、オマエラ、体育館に集合してください」
体育館
大和田「こんなとこに呼び出しやがって、なんの用だ!?ゴルぁ!!」
モノクマ「うんとね?、今日はオマエラに動機を用意したんだ」
石丸「動機とはどういう意味だね!?」
モノクマ「オマエラがコロシアイをするための動機だよ」
大神「我らがコロシアイをする動機だと?」
41:
モノクマ「この学園のどこかに動機となるDVDがあります」
十神「DVDだと?」
江ノ島「そ、そういえば、視聴覚室にDVDがあったような…」
モノクマ「そこにはオマエラの大切なものが映ってるんだよ」
舞園「大切な…もの?」
タッタッタッ
苗木「あ!舞園さん、待って!」
十神「貴様ら、俺たちも視聴覚室に行くぞ!」
ドムドムドム
43:
視聴覚室
苗木「はあ、はあ、はあ」
十神「苗木、遅いぞ!」
苗木「な、なんであんなに太っているのに足がいんだ?しかも息が切れてない…」
舞園「」
苗木「舞園さん?」
十神「どうやら遅かったようだ」
苗木「え?遅いって?」
十神「舞園、DVDを観たのだな?」
45:
やだっ・・・抱いて///
46:
舞園「そんな…私はみんなと一緒にいるために…今まで何でもしてきたのに…」
苗木「ま、舞園さん?」
舞園「いやああああああああ!!」
苗木「」ビクッ
苗木「いったいこのDVDに何が?」
十神「そのDVDに触るな!」
苗木「え?」
十神「貴様も舞園のようになるぞ」
50:
苗木「ど、どういうこと?」
十神「大方、俺らを脅迫するネタでも編集されたDVDなのだろう」
十神「なぜ気づかぬ!愚民め!」
十神「こんなDVDは処分する!」
パキッ
十神「それと苗木!舞園の心のケアは貴様に任せる!中学からの同級生らしいからな!」
苗木「う、うん、わかったよ」
朝日奈「傷ついた女子の心のケアを忘れないなんて、アイツいい奴なの…?」
大神「かもしれぬな」
53:
その夜
苗木「舞園さん、落ち着いた?」
舞園「はい」
苗木「じゃあ、僕は部屋に戻るね…」
舞園「苗木くん!」
苗木「え?なに?」
舞園「苗木くんは何があっても、私の味方でいてくれますか?」
苗木「勿論だよ!お休み」
バタン
苗木「なんだかフラグが立った気がする…」
59:
モノクマ「え?、夜時間です」
ガチャ
舞園「」キョロキョロ
舞園「廊下には、誰もいない…今がチャンス…」
舞園「まずは苗木くんと部屋を交換して、桑田くんを呼び出して…」
舞園「桑田くんを頃せば、罪は苗木くんが被ってくれるはず…」
舞園「ここから出るためなら、どんな汚ないことでもしますよ」
ピンポーン
舞園「苗木くん、起きてますか?」
ガチャ
63:
舞園「苗木くん!大変なんです!誰かが私の部屋を開けようと…」
十神「何の用だ?こんな時間に!」
舞園「え?ここは苗木くんの部屋の筈…」
十神「フンッ、苗木なら俺の部屋に泊まらせた」
舞園「な、なんで…」
十神「奴のバスルームのドアの建て付けが悪いようだからな、この俺が治してやっている最中だ!」
その頃、十神の部屋では
苗木「十神くんがわざわざドアを治してくれるなんて、なんか濡れてきたよ…」
64:
かっけぇ濡れた
66:
かっけぇ、漏らした
69:
なんか濡れてきた
73:
これは濡れる
75:
十神「それより、何の用だ?不審者などいない筈だぞ!」
舞園「え?」
十神「監視カメラには不審者など映っていないぞ」
舞園「監視カメラって…な、何です?」
十神「不二咲に監視カメラを作らせ、廊下に設置しておいたのだ」
十神「その監視カメラの映像は俺の手元にあるモニターにリアルタイムで中継されているのだ」
舞園「そ、そんな、いつの間に…」
十神「よって、不審者などいない!安心して部屋へ戻れ!」
84:
舞園「くっ…」
ガチャ
十神「それと、舞園!」
舞園「な、なんです?」ビクッ
十神「桑田は朝まで起きんぞ」
舞園「え?」
十神「桑田は今朝遅刻をしたからな、明日は遅刻しないように、夕飯に睡眠薬を仕込ませて早めに寝るように仕向けた」
舞園「!」
十神「だから、起こしに行っても無駄だぞ」
93:
舞園「な、なんで…」
十神「なんで、何もかも知っているかと聞きたいのか?」
舞園「!!」
十神「それはな…エスパーだからだ!」
舞園「!!!!」
十神「フンッ、冗談だ!貴様は、さっきモノクマからDVDを観せられたからな、クロになるなら先ずは貴様と考えただけだ」
十神「だから、初めからターゲットを貴様に絞って監視していたという訳だ」
111:
舞園「みんなに言うんですか…?」
十神「フンッ、安心しろ!誰にも言わん!」
舞園「え?」
十神「貴様が見せた弱さはモノクマの罠のせいだ、おそらく苗木でもそうなっただろう」
十神「俺には罠は効かぬがな!何故なら俺は十神だからだ!」
十神「だから安心してゆっくり休め、不安になったら苗木を頼れ、あいつは受け止めてくれる優しさを持っている奴だ」
舞園「はい、わかりました…」
バタン
舞園「十神くんになら…抱かれても…いい…」
112:
あれ、ダンガンロンパってギャルゲーだったっけ・・・濡れてきた
116:
次の日食堂
苗木「おはよう舞園さん、気分はどう?」
舞園「は、はい、もう大丈夫です」
桑田「ふわあああ、よく寝たわ」
舞園「……桑田さん!」
桑田「え?」
舞園「」ペコリ
桑田「え?舞園さんが俺に頭を下げた?」
十神「貴様ら、全員集まったか?」
舞園「と、十神くん!おはようございます」///
苗木「霧切さん、なんだか舞園さんの様子がおかしくない?」
霧切「そうね」
121:
キンコンカンコーン
モノクマ「オマエラ、体育館に集合してください」
体育館
江ノ島「今度はなんのようなのよ!」
モノクマ「残念だよ、折角動機を用意したのにコロシアイが起こらないなんて」
江ノ島「はあ?ふざけんのもいい加減にしろって」
グイグイ
モノクマ「ああ、僕を踏むなんて…」
モノクマ「助けて、グングニルの槍!」
十神「いかん!」
125:
十神「大神!俺に回し蹴りをして江ノ島の方に吹き飛ばせ!」
大神「それではお主もタダでは済まぬぞ!割れの攻撃は…」
十神「構わん!早くしろ愚民が!」
大神「承知した!」
スパーーーン
苗木「ああ!十神くんが、大神さんの回し蹴りで弾丸のように吹き飛ばされていく!」
ギュンッ
十神「間に合え!俺は誰も死なさん!十神の名にかけて!」
139:
江ノ島「し、しまった…」
江ノ島「盾子ちゃんが、床が開いて落とし穴に落ちるだけって言っていたから…油断していた」
江ノ島「ど、どうしよう…油断したせいか、身体が動かない…」
十神「江ノ島ぁぁぁぁ!!」
ドンッ
苗木「ああ!十神くんが体当たりで江ノ島さんを吹き飛ばした!」
グサッ
十神「ぐ、ぐふ…」
舞園「いやあああああ!十神くんに槍が!!!!」
140:
サンジがルフィを蹴りで飛ばすあれか
152:
江ノ島「…盾子ちゃんが、私を頃そうとするなんて」
十神「江ノ島…無事か…」
舞園「十神くん!喋らないで!血が…止まらない!」
苗木「江ノ島さんは無事だよ!」
十神「フッ…なら…いい…俺は…誰も…死なさん…十神の…何に…か…け…」
グッタリ
腐川「び、び、白夜さまが出血!!」
グッタリ
葉隠「おわああああ!十神っちも腐川っちもダブルノックアウトだべ!」
162:
江ノ島「ど、どうして…私を死なさいなんて…」
江ノ島「私を庇ったの…?」
江ノ島「それで自分が犠牲になるなんて…」
苗木「十神くん!しっかり!」
舞園「いやあああああ!起きて十神くん!!!」
モノクマ「うぷぷぷ、キミを庇って死ぬなんて、絶望的だね」
江ノ島「私が…頃さない」
モノクマ「え?」
江ノ島「十神くんを活かしてみんなに希望を与えて盾子ちゃんを絶望させてあげるよ!」
171:
江ノ島「みんな、どいて」
苗木「え、江ノ島さん?」
江ノ島「幸いに刺さった槍は一本、しかも分厚い脂肪の部分、内臓に損傷はなし」
江ノ島「私が傷口を縫合するわ」
セレス「あら、あなたにそんなことが出来るんですか?」
江ノ島「私を信じて…私は十神くんを死なさない!」
苗木「でも、江ノ島さんは超高校級のギャルだし、医学方面は詳しくないんじゃ…」
江ノ島「お願い、今は何も言わずに私を信じてください、苗木くん!」
苗木「え?今、江ノ島さんが…くん付けで呼んだ…?」
176:
大神「なら我は江ノ島を信じよう」
朝日奈「さくらちゃん、どうして?」
大神「江ノ島の眼だ」
朝日奈「眼?」
大神「以前の江ノ島の眼はどこか絶望に満ちた眼だったが、今の江ノ島の眼はどこか違うのだ」
大神「あれは希望に満ちた眼だ」
大神「だから我は江ノ島を信じる、十神を頼むぞ、江ノ島よ」
江ノ島「ありがとう、大神さん」
178:
医務室
十神「うっ…うう…」
江ノ島「気づいた?十神くん!」
十神「江ノ島か…他の愚民どもは何処だ?」
江ノ島「もう夜時間だから、みんな部屋に戻ったよ」
十神「そうか…」
十神「俺と貴様だけなら、もう無理に誰かを演じなくてもいいぞ」
江ノ島「!?」
十神「その反応…やはり貴様は江ノ島盾子ではないな?」
185:
江ノ島「なんで?いつから気づいていたの?」
十神「貴様が誰かを演じてると気づいたのは初対面時だ、どことなく…俺のそれに似ていたからな」
江ノ島「私は…江ノ島盾子じゃない、そして…」
十神「黒幕と繋がっている…か?」
江ノ島「!?」
十神「この傷口の縫い目を見て確信した」
十神「これは、軍隊でよく使う応急処置だな…それと貴様の右手の甲…やけにファンデーションが濃い」
十神「おそらく、何かを塗り隠しているのだろう?例えば…大神の刺青とかな」
江ノ島「!!」
197:
十神「おまえはフェンリルの一員なのだろう?二階の図書室に資料があったぞ…」
十神「となると、貴様は超高校級のギャルではなく…差し詰め、超高校級の軍人かも知れぬな…」
江ノ島「そう、私は超高校級の絶望であり超高校級の軍人、戦刃むくろ…モノクマに通じる者よ」
十神「戦刃むくろか…愚民にしてはいい名前だ」
戦刃「いい名前?」
十神「ああ、俺に比べればいい名前だ…」
205:
戦刃「どうするの?みんなを欺いていた私の正体をみんなにバラすの?」
十神「そんなことはせん」
戦刃「なんで?だって私は…」
十神「言ったはずだろう、俺は誰も死なさん!十神の名にかけて!」
十神「だからおまえは安心して、このまま江ノ島盾子を演じ続けろ」
十神「だが、貴様は誰も頃すな!これは俺と貴様の約束だ!いいな?」
戦刃「う、うん…わかったよ…」
十神「どうやら喋り過ぎたようだ…まだ…体力が戻って…ない…よう…だ…」
グッタリ
戦刃「十神くんになら…私の処女…いや、私の身体に初めて傷を付けてほしい…」///
207:
苗木なんて必要無かった
218:
次の日食堂
葉隠「なあ、苗木っち…」
苗木「なんだい?葉隠くん」
葉隠「なんで十神っちの廻りがハーレムになってんだべ?」
苗木「ぼ、僕にもわからないよ…」
葉隠「超高校級のアイドルに超高校級のギャル…あと、超高校級の文学少女は…いらねえか」
苗木「とにかく羨ましいけど十神くんなら仕方ないよ」
葉隠「だべな」
226:
キンコンカンコーン
モノクマ「オマエラ体育館に…」
十神「貴様ら、早くついて来い!」
ドムドムドム
苗木「な、なんで病みあがりなのに僕よりいんだ…」
体育館
モノクマ「うぷぷぷ、またオマエラに動機を用意したよ」
モノクマ「次の動機はこの封筒に入っています」
モノクマ「1人1通だよ」
229:
大和田「んだゴルァ!こんな封筒がなんだってんだ!」
ビリ
不二咲「な、なんなんだろう…」
ビリ
十神「馬鹿野郎!勝手に開けるな!」
大和田「こ、これは…」
不二咲「そ、そんな…」
十神「くっ…遅かったか…」
モノクマ「あひゃひゃひゃひゃひゃ」
233:
トレーニングルーム
大和田「……」
大和田「クソが…」
大和田「兄貴…俺はどうすれば…」
ガチャ
不二咲「あっ、大和田くん」
大和田「な、不二咲!?なんでここに?」
不二咲「あのね、僕、身体を鍛えようかと思って…」
不二咲「実は…僕…みんなを騙していたんだ…」
大和田「騙していた?」
236:
不二咲「僕、実は…男なんだ…」
大和田「なん…だと…?」
不二咲「モノクマに渡された封筒に僕の秘密、つまり僕は男だって書いてあったんだ」
不二咲「でも、僕はそれをみんなにバラされても後悔しないよ」
不二咲「だってたかがこんな秘密が原因でコロシアイなんて馬鹿げているし…」
大和田「」ピクッ
大和田「たかがこんな秘密でだと?」ピキピキ
244:
大和田「俺は!俺は!」ピキピキ
不二咲「お、大和田くん?」
ガチャ
十神「話は聞かせてもらったぞ」
大和田「十神!?」
不二咲「十神くん、どうしてここに!?」
十神「フンッ、リハビリのために来て悪いか?愚民め!」
十神「だが不二咲の決意、愚民にしては素晴らしいではないか」
不二咲「え…ありがと」///
十神「だがもうすぐ夜時間だ、もう部屋へ戻れ」
不二咲「う、うん、お休み十神くん、大和田くん」
249:
大和田「」ピキピキ
十神「おい、大和田」
大和田「んだゴルァ?」
十神「貴様のイライラの原因はあの封筒にあるのだろう?」
大和田「!」
十神「誰にでも知られたくないことはある」
十神「だがそれは他人の死と引き換えにしてでも守らねばならんものか?」
十神「まして、貴様を慕っている不二咲を手にかけてまで、守らねばならんのか?」
大和田「!!」
253:
大和田「俺は…俺は…」
十神「俺に言いたくなければ言わんでいい」
十神「なら先ずは、不二咲に相談してみろ」
十神「モノクマからの卑劣な罠に自ら打ち勝った不二咲にな」
十神「おそらく不二咲は馬鹿にはせず、軽蔑もしないだろうな…それは不二咲に慕われている貴様が1番良くわかっている筈だ!」
大和田「!!」
257:
十神「それでもまだ己の秘密を守りたいようなら、俺を頃しにこい!」
十神「だが俺は死なん!そして貴様も不二咲も頃さん!十神の名にかけて!」
大和田「くっ…俺は…間違っていた…」
十神「ならばその間違えた考えを今から正せ!」
大和田「おう、わかったぜ!なんだかテメェ、俺の兄貴みてぇだな…」
十神「兄貴だと?」
大和田「なあ、これから兄弟って呼んでもいいか?」
十神「フンッ、好きにしろ!」
259:
やだ……イケメン……
265:
次の日食堂
大和田「よう!兄弟!」
不二咲「おはよう、十神くん」
江ノ島「ちょと、大和田邪魔だよ!」
舞園「十神くん、相変わらずいい食べっぷりですね」
腐川「朝食にがっつく白夜様、す、素敵…」
葉隠「なあ苗木っち、また十神っちの取り巻きが増えてねえか?」
苗木「そうだね、でもなんでだろう」
桑田「ありえねえよ、まだ入学して数日だぞ」
272:
不二咲「そうだ十神くん、これ見てよ」
アルターエゴ「ご主人タマ…」
十神「なんだこれは?」
不二咲「僕がプログラムしたAIのアルターエゴだよ」
山田「いま、ご主人タマって!」
苗木「ど、どうしたの、山田くん?」
山田「萌えですぞ!これは!」
苗木「気に入ったの?」
山田「それは勿論!はあはあ」
274:
十神「なら山田にくれてやれ」
山田「へ?」
不二咲「え?」
十神「これで山田が大人しくなるなら良しとするべきだ」
十神「それに山田は暴走しそうだからな!餌を与えてコントロールするのが1番だ」
十神「不二咲、くれぐれも山田にコロシアイをさせないようにプログラムしておけ!」
不二咲「うん、わかったよ」
277:
不二咲「プログラムし終わったよ」
十神「山田!アルターエゴと大人しくしていろよ!」
山田「了解です!十神白夜殿と不二咲千尋殿に一生ついて行きます!」
十神「貴様はストーカーか、気持ち悪い!だが好きにしろ!」
山田「はい!」
苗木「なんだか山田くんまで手玉に…すごいよね石丸くん?」
石丸「」
苗木「石丸くん、聞いてる?」
279:
苗木「石丸くん、どうしたの?」
石丸「はたして僕はみんなから必要とされているのだろうか?」
苗木「そ、それは…」
石丸「やっぱり…」
苗木「あ、いや、その…あれだよ」
石丸「気休めはよしてくれたまえ!」
十神「……」
十神「おい、石丸」
石丸「なんだい十神くん…」
十神「俺とサウナへこい!」
石丸「え?」
284:
石丸「なぜ、サウナへ?」
十神「俺は病みあがりだ、サウナで倒れるかもしれん」
十神「貴様は俺のサポート役だと言ったのを忘れたのか?」
石丸「サポート役…」ジーン
石丸「すまなかった!十神くん!」
石丸「十神くんが傷を負っている時に僕は何をいじけてるんだ!」
石丸「僕はしっかり十神くんをサポートしなければ!」
十神「フンッ、ならついて来い!」
ドムドムドム
苗木「傷を負っている割には、軽やかなんだよね…」
289:
キンコンカンコーン
モノクマ「オマエラ、体育館にお集まり下さい」
体育館
朝日奈「今度はなんなの?」
モノクマ「オマエラがコロシアイをしないので次の動機を用意しました」
大神「動機とはなんだ?」
モノクマ「次の動機はお金でーす!」
葉隠「す、すげえ!軽く億はあるべ!」
モノクマ「クロにはこのお金をプレゼントしま?す」
セレス「……」
292:
娯楽室
セレス「ふぅ…」
セレス「困りましたわ」
セレス「あのお金があれば、念願のお城が購入できますのに…」
ガチャ
セレス「あら?十神くん、どうしました?」
十神「フンッ、ダーツをしに来ただけだ」
セレス「あら、それではわたくしはこれで…」
十神「待て、セレス」
セレス「」ピクッ
296:
セレス「あらなんでしょう?」
十神「貴様は超高校級のギャンブラーだそうだな?どうだ、俺と賭けをせんか?」
セレス「まあ、一体何の勝負をしますの?」
十神「今夜、コロシアイが行われるかどうかだ」
セレス「…」
十神「俺はコロシアイが行われるほうに十神家の財産の半分を賭ける!」
セレス「まあ、財産の半分もですか?」
十神「俺は嘘は言わん!十神の名にかけて!」
300:
セレス「なら、わたくしがコロシアイが行われないほうに賭ければ…コロシアイがなかった場合は兆単位のお金がわたくしの物に?」
十神「あるいは京単位かもしれんがな」
セレス「モノクマから提示されたのは億単位…となると…」ブツブツ
セレス「わかりました、わたくしはコロシアイが起きないほうに賭けますわ」ニコリ
十神「フンッ、そうか…なら明日が楽しみだな」
十神「邪魔したな…」
ドムドムドム
セレス「お待ちください」
304:
セレス「これは予防策なのですね?」
十神「フンッ、気づいていたか?」
セレス「ええ…あなたもわたくしがコロシアイをしようと考えているのに気づいたのですね?」
十神「当たり前だ、俺を誰だと思っている!」
セレス「でも、わかりませんわ…」
十神「何がだ!?」
セレス「だってこの予防策、あなたにメリットが全くありませんわ」
十神「メリットならあるだろう!誰も死なせんことだ!」
309:
セレス「財産の半分を投げ打ってまでですか?」
十神「俺にはその価値がある、それが俺の存在理由に繋がるからだ」
セレス「……」
セレス「あなた…まさか…十神白夜では…」
十神「!」
セレス「いえ、皆まで言いません、この勝負はわたくしの負けですわ」
十神「なんだと!?」
315:
セレス「だって、わたくしが勝ったところで、本当にわたくしが勝ったことになるのですか?」
十神「……僕は」
セレス「いえ、その先は結構です」
十神「くっ…では貴様は今夜…」
セレス「コロシアイはしませんわ」
十神「!」
セレス「わたくしがクロなのはあなたには明白ですもの」
セレス「あなたを頃せば、別ですが…」
十神「俺は死なん…」
セレス「ええ、わたくしはあなたを頃しません」
十神「なぜそうしない?」
321:
セレス「それはあなたに興味を持ったからです」
十神「興味だと?」
セレス「わたくしの中ではあなたはAランクです、最も興味深い人類史上初のAランクですわ」
セレス「ちなみにこの学園生活のメンバーはすべてDランク、いえ苗木くんだけCランクですね」
十神「そうか、しかしセレス…」
セレス「セレスではありません、ましてやセレスティア・ルーデンベルクでもありません」
セレス「安広多恵子です、以後お見知りおきを…」///
331:
次の日
セレス「あら十神くん、ごきげんよう」
石丸「兄弟よ!怪我は大丈夫かね?」
山田「十神白夜殿、昨日アルターエゴが…」
葉隠「おかしいべ?」
桑田「だよな?」
苗木「な、なにが?」
桑田「だってよ、十神の取り巻きに山田と石丸とセレスが加わってんだぜ」
葉隠「こりゃおかしいべ?ポルターガイストだべ?」
苗木「そ、それは違うよ…」
334:
キンコンカンコーン
モノクマ「オマエラ、体育館…」
ドムドムドム
十神「フンッ、もう来てやったぞ!」
モノクマ「は、早いな?、はあはあ」
十神「貴様の行動パターンなどお見通しだ」
十神「で、次の動機はなんだ?内通者でも暴露するのか?」
モノクマ「え?なんでその事を?まさか」ジロッ
江ノ島「え?わ、私じゃないよ」
十神「内通者が大神さくらだということは百も承知だ!」
モノクマ「え!ばれた?」
342:
十神「あれは昨夜、セレスと別れてからのことだ…」
回想
十神「フンッ、部屋に戻るか」
ドムドムドム
ドォォォォォン
十神「なんだ、この音は?体育館からか?」
ドムドムドム
体育館
ガラガラガラ
十神「む!アレはモノクマと大神?」
十神「ここで何をしている?」
352:
モノクマ「僕を裏切る気かい?」
大神「我はもう引かぬ、媚ぬ、省みぬ」
モノクマ「どうなっても知らないよ、さいなら?」
大神「……」
大神「そこに誰かおるのか?」
十神「俺だ」
大神「今の会話を聞いていたのだな?」
十神「ああ、まさか貴様が黒幕の内通者だったとはな」
大神「だが、それも今日までだ」
大神「我には黒幕とは刺し違える覚悟がある」
十神「それは俺が許さん!貴様らは全員生きて帰す!十神の名にかけて!」
354:
ドムドムドムさんになら抱かれてもいい
356:
大神「しかし我は皆に合わせる顔がない」
十神「それはどうかな?」
大神「どういう意味だ?」
十神「おい、もう入ってこい」
ガラガラ
朝日奈「さくらちゃん…」
大神「朝日奈!なぜここに!」
十神「俺が連れて来たのだ」
362:
朝日奈「あのね、実は…」
回想の回想
朝日奈「お腹すいたよ?」
朝日奈「そういえば倉庫に…あったドーナツだ」
朝日奈「ほえ?幸せ?」
ドォォォン
朝日奈「え?何?なんの音?」
ドムドムドム
十神「む!朝日奈か!貴様も来い!」
朝日奈「え、あ、ちょと、ドーナツが…」
ドムドムドム
368:
回想の回想
朝日奈「ちょと十神!さっきの音なに?」
十神「あんな爆音を轟かせるのは、大和田のバイクか戦刃の重火器かモノクマくらいだ!」
朝日奈「戦刃ってなんなの?」
十神「だがバイクなどここにはないし、戦刃の使える重火器もない!」
十神「ならモノクマが妥当だろう!」
十神「そのモノクマがこれだけの爆音を轟かせる理由といったら、それに見合う実力者と対峙した時だ!」
朝日奈「実力者って誰よ!」
十神「貴様のよく知る人物だ!」
朝日奈「ま、まさか…さくらちゃん!?」
十神「急げ!」
ドムドムドム
378:
朝日奈「というわけなんだ」
大神「そうであったか…我を軽蔑したろう」
朝日奈「何か理由があるんだよね?」
十神「貴様のことだ、大方、貴様の大切な者を人質に獲られたのだろ」
大神「うむ、その通りだ」
朝日奈「私は許すよ、だって、さくらちゃんは結局コロシアイなんかしなかったもん」
朝日奈「だから明日、みんなに正直に謝ろう?」
大神「朝日奈よ、すまぬ…」
399:
朝日奈「お、お礼なら十神に行ってよ、私はついて来ただけだし…」///
大神「十神よ例を言うぞ」
大神「お主は我が尊敬する二番目の男だ、ケンイチロウの次に尊敬に値する」
朝日奈「さくらちゃん、買いかぶりすぎだよ!こんな噛ませピザメガネ!」
十神「なに!?ピザはいいが、メガネは聞き捨てならんぞ!」
大神「ふっ、お主らは仲が良いな」
朝日奈「な、な、何言ってんのさくらちゃん!そんなんじゃないって!」///
再び現在 体育館
大神「そして我は今朝食堂で皆に謝罪をしたのだ」
400:
朝日奈も落ちたか
405:
モノクマ「ふんだ!もういいよ!」
苗木「あっ、モノクマ逃げちゃった」
十神「フンッ、もうここには用はない、食堂に戻るぞ」
ドムドムドム
霧切「……」
苗木「あれ霧切さんどうしたの?」
霧切「十神白夜…」ボソッ
苗木「え?」
霧切「超高校級の詐欺師、彼に気をつけて…」ボソボソ
苗木「!?」
410:
次の日食堂
朝日奈「ド、ドーナツあげるわよ!」///
大神「十神よ、もうリハビリはいいのか?」
桑田「なんかさ…俺らハブられてね?」
葉隠「間違いねえ、俺の占いにもそう出てる」
桑田「なあ、苗木?」
葉隠「苗木っち?」
苗木「……」
苗木「昨日、霧切さんが言っていたあの言葉…なんなんだろう」
413:
何もしてなかったのに余計なことはする霧切さん
415:
葉隠ももっと十神に積極的になれ
422:
霧切「苗木くん、ちょっといいかしら?」
苗木「なに霧切さん?」
霧切「これを見てほしいの」
苗木「これは?」
霧切「希望ヶ峰学園新入生のプロフィールよ」
パラパラ
苗木「こ、これは!!」
苗木「お、大神さんが美少女!?」
霧切「それは中学時代の彼女の写真よ…それじゃなくてこっちよ」
パラパラ
441:
"十神白夜"
"超高校級の御曹司"
苗木「あれ、この写真の十神くん、痩せてる…」
霧切「そう、でも彼は太り過ぎているわ、変でしょ?」
苗木「それは違うよ!」
霧切「なぜ?」
苗木「だったら、この中学時代の大神さん→現在の大神さんのほうが不自然じゃないか!」
霧切「……」
霧切「それもそうね」
444:
>>441
苗木ファインプレー
456:
苗木「それにしても霧切さんはなんで十神くんを疑うの?」
霧切「なぜって、感かしら?」
苗木「感?」
霧切「そう、超高校級の…」
霧切「……」
霧切「なんだったかしら?」
苗木「霧切さん、何かおかしいよ…」
霧切「そうね…疲れているのかもしれないわ」
472:
モノクマ「んも?、なんで上手くいかないんだろ?」
モノクマ「なにかイレギュラーでもあるのかな?」
モノクマ「チート的な何かが…」
モノクマ「はっ!まさか苗木くんの超高校級の幸運が邪魔をしてる?」
モノクマ「よし、なら苗木くんを罠にはめよう!」
モノクマ「コロシアイとは無関係な死体を発見させて、苗木くんを犯人にしたてあげよう!」
481:
生物室
モノクマ「よし、ここからお姉ちゃんの死体を回収して…あれ?ない!」
モノクマ「そ、そうだ!お姉ちゃんはまだ生きてたんだ!」
モノクマ「ということは死体を用意できない…」
モノクマ「動機を用意しても、誰もコロシアイしないから死体なんかないし…」
モノクマ「僕は制御室から出れないから外に死体を取りにいけないし」
モノクマ「もしかして、詰んだかな…」
487:
妹様が残念
488:
妹様も落とせばいいよ
496:
その頃
アルターエゴ「ご主人タマ、ご主人タマ…」
山田「な、なんだい?アルターエゴタン」
アルターエゴ「十神くんを呼んでください」
十神「なんだ?」
アルターエゴ「僕はあれからみんなのために何かできないかと模索していました」
アルターエゴ「するとある事を思いつきました」
アルターエゴ「モノクマを凌駕する兵器を作ればいいのではと」
十神「面白い話だ、もっと聞かせろ」
507:
アルターエゴ「対モノクマ専用ウサギ型兵器魔法少女ミラクルウサミプロジェクトです」
十神「ミラクルウサミだと?」
アルターエゴ「はい!モノミのベースになるボディと魔法のステッキになる木の棒があれば、なんとか完成します」
十神「なるほどな」
山田「しかしボディなんてそんな材料は…」
不二咲「あるよ!」
朝日奈「ど、どこによ!」
十神「あるではないか、ものすごく身近にな…」
517:
モノクマ「はあ、どうしよう…発砲ふさがりで絶望的だなあ」
江ノ島「盾子ちゃん…」
モノクマ「あっ、お姉ちゃん、大変なんだよ、死体がないから困っていて…」
ズンッ
大神「グングニルの槍を刺して一撃とは中々やるな」
江ノ島「まあね」
十神「俺に刺さった槍を捨てずにおいて正解だったな」
舞園「あとは木の棒ですね」
526:
桑田「だから嫌だって言ってるだろ!」
十神「貴様のバットは木製だろ!さっさとよこせ!」
桑田「こんな時だけ俺を頼るな!アホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホ!」
十神「おい、舞園…」ヒソヒソ
舞園「わかりました、生きるためならなんでもやります」
桑田「アホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホアホ」
舞園「桑田くん、ここから出たら……デートしませんか?」
桑田「……アポ?」
カランカラン
石丸「桑田くんがバットを落としたぞ!」
大和田「確保だゴルぁ」
530:
セレス「材料が揃いましたね」
不二咲「今からモノクマのプログラムを書き換えるね」
カタカタカタカタ
腐川「そ、その間にウサミに色を塗っておくわ、乙女チックなピンクに…」
石丸「裸ではかわいそうなのでオムツを履かせてはどうかな!」
舞園「なんだか、可愛くなってきましたね」
大神「強そうではないがな」
不二咲「出来た!プログラムを書き換えたよ!」
535:
モノミ「てんてるてーん、あちしはウサミ、魔法少女ミラクルウサミ」
モノミ「あれ、あちしなんでオムツなの?これじゃモノミじゃないでちゅかー」
モノミ「あちしがこんな姿なのもみんなお兄ちゃんが悪いんでちね?」
モノミ「今からお兄ちゃんをこらしめてきまちゅよー」
不二咲「頼んだよ、モノミちゃん!」
葉隠「ウサミじゃねえのかよ…」
538:
モノミ「見つけまちたよ!お兄ちゃん!」
モノクマ「やや、モノミじゃないか」
モノミ「お兄ちゃん、もうゆるちまちぇんよー」
ポカポカポカポカポカポカ
モノクマ「いたい!いたいよーモノミ!」
モノミ「こらー!動くと木の棒がはいりまちぇん!」
モノクマ「うわあああ、そういうのやめてー」
ポカポカポカポカポカポカ
モノミ「どうでちか?参りまちたか?」
モノクマ「ギャフン」
543:
十神「おい、急いでモノクマを回収しろ!」
大和田「え?何でだよ!」
十神「モノクマは量産型だ、ならばこちらも目には目を歯には歯をだ!」
大神「なるほどな…」
セレス「ねずみ講の様に増やして行く作戦ですね」
モノミ「違いまちゅー、あちしはウサギでちゅよー、らーぶらーぶ」
こうして着々とモノミの数は増え続け、全モノクマ口の半数以上はモノミとなっていった…
546:
そして…
モノミ「やいやい!あなたが最後のお兄ちゃんでちゅね!」
モノクマ「うわあああ!もう脱出スイッチを渡すから許しておくれよー」
モノミ「ダメでち!許しちまちぇんよ!」
モノミ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラアラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!」
モノクマ「ぴぎゃあ!」
ドォォォォォォン
モノミ「やりまちた!脱出スイッチを手に入れまちた!えっへん!」
547:
大和田「終わったな」
石丸「そうだな兄弟」
山田「ここから出られるのですね」
不二咲「うん!そうだよ!」
桑田「マジかよ、舞園さんとデートできるのか…」
舞園「……私、そんなこと言いましたっけ?」
セレス「空耳じゃないでしょうか?」
腐川「そ、そうよ!空耳よ!汚らわしいわ!」
553:
朝日奈「ほえ?、やっとドーナツをお腹いっぱい食べれるんだね」
大神「ケンイチロウは無事であろうか…」
江ノ島「ごめんね盾子ちゃん…私はこの世界の絶望を絶望させるために外に出るね、そして最終的に盾子ちゃんを絶望させてあげるから…」
十神「よし、脱出スイッチを押すぞ」
葉隠「あれ、誰か忘れてねえか?俺の占いだと2人ほど忘れてるって出てるべ!」
558:
その頃
霧切「苗木くん、戦刃むくろの資料を見つけたわ」
苗木「こっちは僕らが学園長と面接をした時のDVDだよ」
霧切「やはり私たちは二年間の記憶を消されて…」
ガンガン
苗木「え?」
霧切「ロッカーから音がするわ」
苗木「な、なんだろう?開けるよ…」
ガチャ
560:
嘘だろ……?
562:
まさか
563:
ドサッ
苗木「うわああ!人間だ!」
霧切「さるぐつわをされているわね…」
??「フガフガ…おい、さっさと目隠しと縄を解け!愚民が!」
苗木「え?この台詞どこかで…」
霧切「ええ…ここ数日毎日聞いていたわ」
??「おい貴様ら!さっさと俺をここに閉じ込めたデブを捕まえてこい!3分で捕まえてこい!」
苗木「な、なんだか横暴だね…」
霧切「見なかったことにしましょうか」
ガチャ
??「おい!開けろ!愚民がああああ!!」
566:
ドムドムドム
十神「おい!愚民ども何をしている?」
苗木「あ、と、十神くん」
十神「もうモノクマは全て退治して外に出られるのだぞ!」
霧切「あら、そうなの?」
十神「貴様らが揃わねばみんな脱出出来んだろう!さっさと来い!」
ガンッガンッ
十神「ところで2人とも…そこのロッカーは開けたのか?」
苗木「え、いや、その…」
霧切「いいえ、開けてないし、私たちは何も見ていないし、聞いてもいない」
十神「フンッ、それなら早く出口に行くぞ!」
ドムドムドム
おわり
570:
まじでおわりやがったw
もうちょい書いてくれーエピローグ的な
577:
かませさん…
581:
エピローグ
あれから十神くんはドバイに移り住んだらしい
ある日十神くんから写真が送られてきた
その傍には微笑む朝日奈さん、腐川さん、舞園さん、江ノ島さん、大神さん、安広さんがいる
いや、みんな旧姓だ…
今は全員十神姓を名乗っている
そういえば希望ヶ峰学園のロッカーから変死体が発見されたらしい
歯は全部抜かれていて身元不明だそうだ…
あと石丸くん、大和田くん、山田くん、不二咲さん、桑田くんの行方は知らない
あと僕は霧切さんに告白して振られた…
何が超高校級の幸運だよ!
おわり
588:
苗木「あっそういえばヤクザに追い回されて東京湾に沈められた人が…」
ピンポーン
苗木「おや?こんな時間に誰か来たようだ」
今度こそ終わり
付き合ってくれてありがとう
582:
誰かの存在を忘れてるべ
594:
面白かった
587:
乙乙
やっぱりコロシアイにおいて豚神はチートだな
578:

噛ませがちゃんと噛ませとしてのキャラを発揮できて良かった
57

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