小鳥「酒と!」あずさ「満月と!」P「うなぎ!」back

小鳥「酒と!」あずさ「満月と!」P「うなぎ!」


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1:
アイマスSSです。
Pに軽く設定を入れています。(出身地やPの友人の登場など)
ありきたりないちゃコメ(?)って感じ。
今頃って感じだけど、土用の丑の日が時間設定。
書き溜めてはあるけど、ゆっくり投下します。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1379942476
2:
2013年7月22日20:15 765プロ事務所
美希真雪歩「お疲れ様ー!(です!)(ですー!)」バタン
千早「春香、私たちもそろそろ帰らない?電車、時間かかるでしょ?」
春香「そうだね。千早ちゃん、駅まで一緒に帰ろうよ!」
千早「ええ、いいわよ。あと律子、そろそろ帰ったら?最近遅くまでここにいる気がするけど」
3:
律子「ありがと千早。でも、もう少し残ってる仕事を終わらせておきたいのよ」
P「でも律子、今日中に終わらせる仕事は終わったんだろ?」
P「千早も言ってるとおり、最近帰りが遅いんだから、今日ぐらい早く帰って休んだらどうだ?」
千早「こうプロデューサーも言っているし、言葉に甘えてみたら?」
千早「それに・・・」チラッ
P「・・・!」コクン
律子「?・・・う?ん、そうですね・・・ではお言葉に甘えさせていただきます!」
4:
律子「プロデューサーはまだ帰らないのですか?」
P「あ、ああ。まだ今日やっとかないといけないとこが終わってなくてな。それに、音無さんとあずささんがまだ帰って来てないし・・・」
律子「プロデューサーだって最近ずっと遅くまでいるんですから、体壊さないように気を付けで下さいよ?」
P「分かってるよ。俺は昨日オフでちゃんとゆっくり休んだから大丈夫だよ」
律子「それもそうでしたね。春香、千早、私も一緒に帰っていいかしら?」
春香千早「もちろんです!!」「ええ、もちろん」
律子「んじゃあちょっと待ってねー、すぐ片づけるから」ガサゴソ
5:
律子「よし。春香、千早、行こっか」
春香「はーい!じゃあプロデューサーさん、お疲れ様です!!」ガチャ
律子「プロデューサー、私も失礼しますね。明日も早いんですから早く終わらせて下さいよ!!」
P「ああ、お疲れ!春香、律子、明日も頑張ろうな」
6:
千早「ではプロデューサー、失礼します。」
千早「あと・・・(ニヤリ)」グッ
P「!・・・お疲れ様、千早(ニヤリ)」グッ
パタン
P「・・・フフッ」
P「よし、みんな帰ったな」ピッピッ
Prrrrrrr…
P「あー、俺だ。そろそろ、例のアレお願い。場所は・・・」
7:
20:35 765プロ事務所
ガチャ
小鳥あずさ「「ただいま戻りましたー!」」
P「お帰りなさい!音無さん、あずささん!買ってきましたか?」
小鳥「ええ、もちろんです!」
あずさ「上等なのを2つ買ってきましたよ?♪」
P「ご苦労様です!例のアレも、さっき電話して頼んだので、もうすぐ・・・」キラメキラリ~♪ ピッ
P「もしもし。あ、もう着いた?今下にいる?わかった、すぐ行く!」ピッ
P「アレが来たのですぐに取ってきます!」ガチャ
小鳥「はい!」
あずさ「お願いします?」
バタン!ドタドタドタドタ…
8:
ダッダッダッダッ ガチャ
P「来ましたよ!」
小鳥あずさ「「いよっ!待ってました?!」」
小鳥「プロデューサーさん!早く早く!」
P「待ってください、今袋から出しますから!」
あずさ「あらあら、もう袋から良い匂いがしてきます?」
P「俺も今か今かと待ってましたからね!・・・はいっ!!」
ドンッ!!!
P「お待ちかねの、うなぎです!!!」ドドンッ!!!
小鳥あずさ「やったーーー!!!」パチパチパチパチ!!!
9:
P「さてさて!さっそく始めましょう!!あずささん、今日買ってきたものを・・・」
あずさ「はい?!では今から・・・」ガサゴソ
小鳥「あ、ちょっと待ってください!」
小鳥「そういえば、今日は満月だって貴音ちゃんが言ってたんですよ!」
小鳥「だから、お月見しながらなんてどうですか?」
P「あ、それはいいですね!じゃあ、電気を消しますね!!」パチッ
あずさ「じゃあ、私はブラインドを上げます?」カラカラ
10:
P小鳥あずさ「おお??っ!」
P「本当にまん丸のお月さまだ!」
小鳥「ほんと、綺麗ですね・・・」
あずさ「月の光がちょうど部屋に差し込んでくるから、意外と部屋の中も明るいですね?」
P「よしっ!じゃあ、ちゃんと準備をしましょう!!」
11:
P「それでは、酒宴『酒と、満月と、うなぎ』を始めます!!」
小鳥あずさ「イェ???イ!!!」パチパチパチパチ
小鳥「ではプロデューサーさん、今回のメインとなるうなぎのご紹介を!!」
P「はいっ!!今日は3尾頼みました!そして3尾それぞれお願いして、みな違う焼き方をしてもらってます!!」
あずさ「というのは?」
P「一つは関東風に、もう一つは関西風に、あと白焼です!!」
小鳥あずさ「おお????っ!!」パチパチパチパチ
12:
小鳥「なかなか粋なことしましたね!プロデューサーさん!!」
P「当然のことをしたまでです」キリッ
P「ではあずささん、お酒の方をお願いします!」
あずさ「はい?、まず、1本目はこれです!」
ドンッ
あずさ「船中八策です!」ドドンッ!
13:
P「いいですね!俺、その酒大好きです!!『超辛口』って銘打ってるだけあって辛口の良い酒ですよね!!」
あずさ「そうなんですよ?。さてと、グラスに入れてと・・・」
あずさ「あら?・・・小鳥さん、お酒を入れる時にちょうどいいグラスはどこに・・・」
小鳥「ふふふ・・・あずささん、そうかと思いまして、不肖小鳥、切子の猪口をもってきました!!」ゴソゴソ コトッ
14:
P「おお、藍色と深緑と、淡い紫の・・・」
あずさ「とても綺麗です?!」
小鳥「好きなのを選んでくださいねー!」
P「じゃあ俺は・・・この藍色で」
あずさ「私はこの紫ので?」
小鳥「残っちゃったけど、私はこの深緑です!」
15:
P「音無さん、あずささん、お酒注ぎましたね?」
小鳥あずさ「「はいっ!!」」
P「では皆さん」
P小鳥あずさ「「「乾杯????!!!」」」チンッ
P小鳥あずさ「・・・」クイッ
P小鳥あずさ「「「・・・うま?い!!」」」
18:
ちょっと贅沢したくなるスレだな
19:
P「この、辛口のキリッとした感じが良いですよね!」
あずさ「すっきりですよね?!」
小鳥「メインにも手を付けましょう!!」
P「そうですね!じゃあまず、白焼からいきましょう!!」
P「今日のうなぎは上等だから、白焼でも全然いけるって店の親父が言ってましたからね」
P「わさび醤油、塩、山椒塩でどうぞ!!」
小鳥あずさ「は??い!!」
P小鳥あずさ「・・・ハムッ」モグモグ
P「・・・おお・・・!」小鳥あずさ「「おいし??い!!!」」
20:
P「白焼なのに全く泥臭くない!」
小鳥「それどころか脂がのってて、香ばしくて、うなぎの味がしっかりしてます!!」
あずさ「山椒塩だと、それに山椒のピリッとした辛さと香りが加わって、おいしいです?!!」
P「このうなぎの余韻が残っているうちに酒を・・・」クイッ
P「・・・かーーっ!!いいね!!!」
小鳥「うなぎが良いおかげで、お酒を飲んでも全くクセを感じませんよ!」
あずさ「お酒が辛口だから、脂の乗ったうなぎが入ってた口の中もスッキリします?」
21:
P「白焼、怒涛の如く無くなっちゃいましたね・・・」
小鳥「船中八策ももう少しでなくなりそうですし・・・」
あずさ「あ、あらあら。うなぎもお酒も美味しいですからね?」アハハ
P「まあでも、2匹目にいきましょう!どれにします?」
P「関東風と、関西風に焼いてもらいましたよ!」
小鳥「むむ・・・悩みますね…」
22:
あずさ「でも、プロデューサーさん、関東風と、関西風に焼き分けてくれるとか、よくお店の人がしてくれましたね?」
P「ああ、そのうなぎ屋は俺の大学の友人の家族がやってるんです。上京して初めてできた友人で仲が良くて」
P「よくそいつの家に泊まりに行ったりしてましたから、向こうとは家族ぐるみの付き合いなんです」
小鳥「それで、こんな無茶に付き合ってくれたんですね」
P「しかも俺が765プロに入ってから気が付いたんですけど、その店とここ、あんまり離れてなくて」
あずさ「だから、うなぎがこんなに熱々なのですね?」
P「はい、大体歩いても10分ちょっと位です」
P「それで、おととい、今日食べる分のうなぎを取っておいてもらおうと思ってそいつの所に行って注文して出たら・・・」
P「レッスン帰りの千早に出くわして・・・」
23:
7月20日 17:45 某うなぎ屋店内
友「あさってだな?任せとけ!」
P「じゃあ、よろしく頼む!」ガラガラ
P「むふふ・・・うっなぎ?♪うっな「プロデューサー?」
P「・・・ん?」クルッ
24:
P「げえっ!!千早!!!なんでここに??!!」
千早「私はレッスン場から帰ってきて・・・ってそれはこっちのセリフです!!」
千早「どうしてプロデューサーがうなぎ屋から出て来たんですか?」
P「・・・ああ・・・それはだな・・・あの・・・」アタフタ
千早「・・・」ジトッ
P「ううっ・・・実は・・・」
25:
千早「・・・何てバカバカしいこと考え付いてるんですか」ハァ
P「男・・・いや大人には避けられない戦いがある」キリッ
千早(ダメだこいつなんとかしないと)
千早「・・・他のアイドルたちはともかく、律子は絶対に許してくれませんよ?」
P「多分バレたら・・・殺されます」ガタガタ
26:
P「だから、千早・・・お願い!誰にも言わないで!!」
P「あと、明後日はみんなを・・・特に律子を早く返すようにそそのかして!お願い!!」
千早「・・・対価は?」 チラッ → うなぎ屋
P「対価?」
千早「それなりのことをするんです。それなりの対価をいただかないと・・・」チラッチラッ
P「!・・・じゃあ千早、うなぎ・・・食うか?」
千早「!・・・まあ、それで手を打ちましょう」パアァ
P(冷静に発言してるけど喜びが顔に出てるちーちゃんマジカワ)
27:
ガラララ
友「いらっしゃいませ・・・ってあれ?お前何でまたここに・・・ってその子・・・ええっ?!」
P「しーーっっ!!まだうなぎ残ってるか?」ボソボソ
友「ああ、まだ残ってるけど・・・っておい!あの子あれだろ?歌姫の!如月千早だろ!?」
P「そうだから!!騒ぎになると困るからもう少し静かに喋れ!!奥の個室席空いてるか?」ボソボソ
友「あ、ああ、用意するよ・・・あと、話はちゃんと聞かせてもらうからな?」ボソボソ
P「・・・ったく、分かったよ・・・空いてるみたいだ。千早、行こうか」
千早「はいっ」
28:
友「・・・まさかお前があの765プロのプロデューサーで」
友「あの春香ちゃんや千早ちゃんをプロデュースしているとはねぇ・・・」
P「わ、悪かったな・・・」
友「しかも、今日久々にやってきて?うなぎ変な注文の仕方して?どうしたのかと思えば・・・」
友「あの竜宮小町のあずさちゃんたちと飲むだとぉ!?羨ましすぎるだろぉ!!」バンバン
P「ちょっ、お前、うるさいから!」
友「しかも今日は千早ちゃんとうなぎ屋デートとはねぇ・・・」ニヤニヤ
29:
千早「!!・・・で、デートとか!!そんな!!///」
P「そ、そうだぞ!!/// だ、大体今日また来たのは今回の飲みが千早にバレたことの口止めだし」アタフタ
P「ち、千早!注文するぞ!!」
千早「は、はい!!・・・えと・・・じゃあ、うな重で。大きさは・・・」
P「この際だし、もう一番良いのにしちゃえ」
千早「ありがとうございます。じゃあ、松で」
友「プロデューサー太っ腹ぁ?」ウリウリ
P「ああ、もう!!うっさい!!///」
30:
友「はい千早ちゃん、うな重の松、お待ちどうさん!」ゴトッ
千早「ありがとうございます」ニコッ
友「あと、お前にはこれ」コトッ
P「おー、ありがと」
友「ではごゆっくりー」フリフリ
P「さあ千早、お待ちかねのうなぎだ。熱いうちに」
千早「はいっ・・・んしょっ」パカッ
千早「・・・!・・・うわぁ!良い匂い!」パアァ
P(あ、めっちゃ顔ほころんでる)
31:
千早「それでは・・・いただきます」スッスッ
千早「・・・ハムッ・・・んっ!」モグモグ キラン!
P(わっ、今目がすごく輝いた)
P(これ・・・あれだよな、以前伊織がやよいの家でもやし祭り参加した時になったっていう目だよな・・・)
P(かわいい)
千早「プロデューサー、とても美味しいです!」
P「だろー?店員あんなのだけど、味は確かだからな。創業も明治より前だし」
32:
千早「ふふっ・・・あ、確かに文久2年って重箱に書いてますね」
P「文久・・・いつなんだろ?そうだ千早、山椒いけるんだったらかけてみな?一味かわるぞ?」
千早「じゃあちょっとかけてみます・・・」フリフリ
千早「・・・んっ!・・・」キラッ
P(また光った・・・なにこれ、かわいい)
千早「確かに一味変わります。山椒ってあまり馴染みが無かったんですけど、こんな感じなんですね、美味しいです」
P「かけ過ぎると、舌にビリビリ来て味分かんなくなるけど、程良くかけたらうなぎと上手くマッチするんだよな」ポリポリ
33:
千早「そうなんですね・・・んっ、美味しい。・・・そういえばプロデューサー、さっきから何食べてるんですか?」
P「ん?これ?これは骨せんべいだよ」
千早「骨せんべい?」
P「そう。うなぎの骨を素揚げしてるんだ。お茶請けとか、酒の肴になるんだよ。いる?」
千早「じゃあ、1本・・・」コクコク
千早「ありがとうございます・・・カリッ」ポリポリ
千早「・・・んっ、サクサクしてて・・・美味しい」キラン
P「(かわいry)だろー?ここに泊まり来たときとか、よく晩酌の時に出してくれたんだよ」
千早「でもプロデューサー、今日はそれだけしか食べないのですか?」
P「ああ、流石に今日食べて、あさってまた・・・ってなったら俺の財布がな・・・」ポリッ
千早(それ自業自得、って言うのはやめておこう)
34:
千早「そういえばプロデューサー、学生の頃はどんな感じでしたか?」
P「う?ん、そうだな・・・俺の学生のこr「どうだー?ウチのうなぎは?」
P「ってお前か、なんだよ急に」
友「千早ちゃんに聞いてるんだよ、どうだったかい?千早ちゃん」
千早「とても美味しかったです。ご馳走様でした」ニコッ
36:
P「とても美味かったみたいで、一口食べるたびに目ぇ輝かせてたよ」
千早「プロデューサー!!///」
友「ははは!そりゃあなによりだ!!奥で焼き続けてる親父も喜ぶよ!!」
千早「・・・もう///・・・あ、そうです、友さんに聞きたいのですけど、学生の頃のプロデューサーはどんな感じだったのですか?」
友「う?ん、そうだねぇ・・・こいつ、色々とこじらせてたからな・・・あ、そうそう大学2年の頃に・・・」ニヤニヤ
P「やめて!!!恥ずかしいから!!!お願い!!!・・・」アァァァ….
_________
______
___
37:
P「・・・辱められた」シクシク
友「・・・という感じの学生だったんだよねぇ、プロデューサー?」ニヤニヤ
千早「そうだったんですね」ニヤニヤ
千早「・・・って、あ、時間が・・・」チラッ 19:30
P「あ、本当だ。話しこんでたからな。友、お勘定」スッ
友「了?解」
千早「あ、あのっ・・・友さん、今日はご馳走様でした、美味しかったです」ニコッ
千早「プロデューサーも、オゴる形になってしまって・・・ありがとうございます」ペコリ
38:
友「お粗末様。また来てくれたら、嬉しいよ」ニカッ
友「だがよぉP、千早ちゃんといいよぉ、こんな可愛い子ちゃん揃いの職場なんか羨ましいなぁ!!」
P「はははっ!また千早は礼儀正しいし、可愛いし、自慢の子だよ!」
千早「うぅ・・・///」カアァ
友「へぇ・・・はい、お釣り」ニヤニヤ
P「ああ・・・よし、千早、戻ろうか。千早?」チャリ
千早「///・・・あ!はい!!戻りましょう!!」
P「?・・・友、あさって頼むな」
友「ああ、あさってな。あと千早ちゃん」チョイチョイ
千早「?」
39:
友「言い忘れてたけど、あいつ、大学の頃フラグブレイカーとか天然ジゴロとか言われてたんだよ」ボソボソ
友「周りにライバルいっぱいかもしれないけど、頑張ってな」ボソボソ
千早「ひゃい!!///・・・ぜ、善処します・・・///」カァ
友「あとP、あさってのうなぎのお代2倍な」
P「はあ?!なんでだよ!!」
友「俺の女っ気のない、すさんだ心を傷つけた罰だ!」
P「そんなこと知ったこっちゃねえよ!!」
ギャーギャー
千早「・・・クスッ」
_________
______
___
40:
7月22日 21:00
P「・・・ってことがありまして・・・」
小鳥「ああ、だから千早ちゃん今日私を見てニヤってしてきたのね・・・」アハハ…
あずさ「わたしも『今日はお楽しみですね』って言われました?」アラアラ…
P「千早にオゴった分、イレギュラーな出費でしたけどね」
P「でも、あの千早のうなぎ食べてる時かわいらしかったな・・・」ウンウン
小鳥「今度、グルメレポートに出してみたらどうですか?」
あずさ「貴音ちゃんと一緒に、っていうのはどうでしょう?」
P「貴音に振り回されながら、その貴音が紹介する料理を千早が目をキラキラさせながら食べる・・・アリですね」
小鳥「・・・ちはたか・・・いや、たかちは?・・・ハッ! これだっ!」ボソボソ
P「おい」
41:
P「ところでお二人とも、次はどちらにするか決めました?」
小鳥「ああ!決めてなかった・・・あずささんお願いします」
あずさ「あら、じゃあ?・・・どーちーらーにーしーよーうーかーな」
P(『どちらにしようかな』で選んでる)
小鳥(かわいい)
46:
あずさ「・・・バンバンバン!・・・あ、関東風になりました?!」
P「じゃあ、関東風にしましょうか・・・どれ」パクッ
P「・・・んん!美味い!!」
小鳥「柔らかくて・・・ホロってしてて・・・」
あずさ「さっきの白焼とは違って脂が強くなくて、サッパリですね?」
P「関東風は確か焼いた後にいったん蒸して、んでタレ付けてまた焼くんでしたよね」
小鳥「あと、関西風は腹からうなぎを開いて、関東は背から開くんですよね」
あずさ「あ、それって昔は江戸が武士の町で、切腹を連想するからって聞いたことがあります?」
48:
P「自分もそうだと思ってたんですけど、前にその友人に尋ねたら・・・
 友『そういう理由もあるかもしれないけど、多分実際に焼いたら分かるけど関東は一旦蒸すから腹開きだと身が崩れるんだよ』
って言ってましたよ」
あずさ「そうなんですね?」
P「でも、どうして一回蒸すんでしょうね・・・初めて食べた時びっくりしましたよ、え!柔っ!!って」
小鳥「そういえばプロデューサーさん、出身は福岡でしたっけ」
P「そうです。小倉ですね」
あずさ「それにしては、あんまり方言出てないですよね?」
49:
P「大学はこっちでしたし・・・でも、まだたまに出ますよ?」
P「この前も・・・
 P『おーい真美、そろそろ出るぞー。ゲーム早く直せー』
 真美『え?兄ちゃん、ゲーム機何もおかしくなってないよ→?』
ってなりましたし・・・」アハハ…
小鳥「『直す』って『片付ける』ってことですか」
50:
P「そうです。あとホウキで『掃く』ことを、地元じゃ『はわく』って言うんです」
P「だから、やよいが掃除してる時に『はわく』って言って何回も『?』って顔されちゃいましたよ・・・」アハハ
小鳥「でも、そのきょとんとしたやよいちゃんの顔を想像したら」
あずさ「とてもかわいらしいですね?」
P「そうですね、ちょっと困惑した顔が・・・ってあ、お酒切れた」ピチョン
あずさ「お酒新しいの、冷蔵庫から取ってきますね?」トテトテ
小鳥「むふふ・・・次のお酒は福岡出身のプロデューサーさんには嬉しいお酒ですよ!」
あずさ「そうですよ?はいっ!!」
ドンッ
あずさ「『繁桝』です?!」ドドンッ!
51:
P「おお?!懐かしい!!」
小鳥「やっぱり、知ってましたかー」
P「こっちじゃ、あんまり置いてないんですよ!しかも大吟醸!!どこで見つけたんです?」
小鳥「それが、あずささんがよく行くっていう酒屋に行こうとしてたら・・・」
あずさ「私が迷ってしまいまして?」
小鳥「そうしてたら、ほかの酒屋を見つけてですね!」
あずさ「そこの酒屋さんのおじさんが薦めてくれたのが、このお酒だったんです?!」
P「その酒屋どこにあったのか教えてくださいね!」
52:
P「では早入れちゃいます・・・お、良い感じに冷えてる」トクトク…クイッ
P「・・・ああ!久々に飲むと美味い!!」
あずさ「さっきの船中八策と比べると、フルーティな味ですね?」
小鳥「でも、うなぎと合わせると、とてもマッチしますよ!」
P「下手したらお互いの味が喧嘩しちゃう時もあるんですけど、そんなこともありませんね」
P「でも、こういう蒲焼を食べてたらお米も欲しくなっちゃいますよね」
小鳥「確かにそう言われちゃうと・・・」
あずさ「タレの染み込んだごはんも美味しいですよね?」
P「・・・おとといの千早の食べてたうな重、美味そうだったな・・・って、あ・・・」
小鳥「・・・2匹目のうなぎも無くなっちゃいましたね」
あずさ「じゃあ3匹目にいってみましょうか?」
53:
P「そうですね!では最後の1匹、無理をして焼いて貰った関西風です!!」
小鳥あずさ「「わ??!!」」パチパチ
P「では、2人ともどうぞ!!」
小鳥あずさ「は?い!・・・ハムッ・・・」モグモグ
小鳥あずさ「「美味し?い!!」」
小鳥「関東とは違って、脂が乗ってますね!」
あずさ「皮もむっちりしてて、でもパリってして香ばしいです?!」
P「蒸さない分、皮がしっかりするんですよね・・・うん!美味い!!」
54:
P「福岡はせいろ蒸しっていうのもあるんですけど、俺はやっぱこう、蒲焼の方が好きですね」
小鳥「どんなものですか?・・・あ、ホントだ酒とも全然いける」
P「簡単に言ったら、うな重をせいろで蒸しあげるんです」
あずさ「それも美味しそうですね?」
P「いつか福岡で仕事があった時には福岡のうなぎ屋にも行ってみましょうか」
あずさ「あ、いいですね?!福岡もうなぎ、有名ですからね?!」
小鳥「確か柳川でしたっけ、川下りとかで有名な・・・」
P「そうですそうです。ああ、なんか帰りたくなってきたな・・・」
_________
______
___
55:
22:00
あずさ「こうやってグラスをお月さまの方に向けたら、お酒にお月さまが浮かんでるように見えます?」
P「あ・・・本当だ。風流ですねぇ」
P「うなぎもほとんど無くなってしまいましたし、酒が多少残ってますから、月見酒でちびちびとって感じですね」
あずさ「うふふ、そうなりますね?」
あずさ「こんど、お月見しながら一杯っていうのもいいんじゃないですか?」
P「いいですね!中秋の名月のときとか・・・晴れたらいいけど」
56:
P「もしするんでしたら、今度は俺がお酒仕入れてきますよ!」
あずさ「あら?、それは楽しみです?!」
P「福岡だけじゃなくて、佐賀も酒処ですからね」
あずさ「・・・うふふ・・・あでも、お月見ってなったら、やっぱりあの子を呼びたくなりますね?」
P「あ?そうですね・・・確かに呼びたいな・・・」
Pあずさ「「貴音(ちゃん)!!」」
57:
あずさ「・・・今度は貴音ちゃんも呼んで」
P「お月見したいですね・・・あはは」
あずさ「うふふ・・・」///
P(・・・ほろ酔いのあずささんの顔がちょっと赤らんでて、色っぽい)
P(またさらに月明かりだけが顔を照らしているから、なおさら妖艶さが・・・)///
P(ハッ・・・いけんいけん、俺はプロデューサー、アイドルに対して邪な考えは「ぷろりゅーしゃーしゃん!!」
P「・・・ん?音無さん?って、うわっ!顔赤っ!!」
58:
小鳥「ぷろりゅーしゃーしゃん!!なにしゅくじょたちの前でほかの女の子のこと話してるんですか?!!」ピヨー!
P「淑女て・・・って音無さん!酔いすぎですよ!!」
小鳥「う?・・・そんなことは関係ないれす!!」ズイッ!
小鳥「あと!前から思ってたんですけど!なんで、私だけ名字で呼ぶんですか!みんなのこと名前で呼ぶのに!!」ズイッ!
小鳥「さっきも貴音ちゃんのこと『貴音』って!!」ズズィッ!!
小鳥「私のことも『小鳥』って呼んでくださいよー!!」ピヨー!
60:
P「ちょ、ちょっと、お、音無さん、近いです・・・!」タジタジ
P(あと制服がルーズ!襟元緩めてるから見えるところが!)
P(それに、酔ってて顔が上気してるし!エロいから!もうとってもエロいから!!)
P「あ、あずささん!お、音無さんをどうにかしてください!!」
あずさ「・・・うふふ?、それは私も思っていたんですよね?」
あずさ「どうして他のアイドルたちや律子さんの名前はみんな呼び捨てなのに、どうして私だけ『あずささん』なんれすか??」
62:
P「あ、あずささ?ん?!」
P(マジか!暗くて気付かなかったけど、あずささんも相当酔ってる!)
あずさ「どうして、ですか??」ズイッ
P「そ、それはですね・・・」タジタジ
あずさ「私だって呼ばれたいのに・・・」ズズィッ!
あずさ「私のことも『あずさ』って呼んでくださいよ?!」ウルウル
P「あ、あずさ・・・さん、ち、近いです・・・!」ダラダラ
P(ただでさえ夏場で緩い格好なのに、そんな四つん這いになって近づいてきたら・・・!)
P(あ、見えた、薄い水色か・・・って違う!俺はプロデューサー!耐えろ!我が理性!!)
66:
小鳥「ほらほら、呼んで呼んで!小鳥って!!」
あずさ「そうですよ?!早く呼んでください?!!」
小鳥「そしてそのまま、パッと舞って ガッとやって チュッと吸って、ってやっても・・・」キャーッ!!
P「ハーーーン!!!じゃないよ!何言ってるのこの人!!」
あずさ「あ、あらあら?・・・でも、そういうのもアリだと思いますよ??」イヤーン!
P「あなたも何言ってるの?!無いわ!是非ともあってほしいけど!!」
P「もう、しっかりして下さいよ!色々と危ないですから離れてください!二人とも!!」
68:
あずさ「ふたりじゃありません。『あずさ』と」ズイッ!
小鳥「『小鳥』です!」ズズィッ!
P「」
P(・・・だめだこりゃ、もう音無さんとあずささん寝落ちするまで待たないと手ぇつけられない)
P(いつ寝てくれるかなー・・・それまで持つかなー俺の理性・・・)
P(さっきから音無さんの絶対領域は素晴らしいし、あずささんの胸元完全に見えててdtpnだし、二人ともいい匂いするし・・・)
P(愚息よ、耐えるんだ。そうだ、ほかのことを考えるんだ)
P(ビートルズのメンバーって誰がいたっけ・・・えーとまず、ジョン・レノン?ジャン・レノ?あれ?どっちだったっけ?あれれー?)
69:
カンカンカンカン!!
P(・・・何の音だ?これは・・・階段登る音?・・・ってことは・・・)
P「うぇ?!誰か来る?!」
70:
ガチャ! バタンッ!!
??「えっ!あ、開いた!?よかった!!」
??「もーっ!!せっかく早めに上がったのに、家の鍵を事務所に忘れるなんて、どんだけ私バカなのよー!!」
??「電気付いてないから、もうみんな帰って事務所に鍵かかってると思ったけど」
??「戸締り忘れたのかしら・・・明日プロデューサーにはしっかり聞かないとわね・・・」
??「でも、こうやって家の鍵取ることできるし、複雑だけど・・・あ、電気付けよ」パチッ
??「」
??「・・・プロデューサー、殿?あ、あと・・・ふ、二人とも・・・」
73:
P「こんばんは?り、律子、さん」ダラダラ
あずさ「律子しゃ?ん」オテテフリフリ
小鳥「こんばんは?」ピヨー
律子「」
律子「・・・?????っっっ!!!!!」
律子「何やってんだお前らぁぁぁぁーーーーーっっ!!!!!!」ドーーン!!
_________
______
___
75:
22:35
律子「・・・ほう、それで皆さん残っていたのですね・・・」
律子「事務所中がうなぎの匂いがするのも裏付けられます」
P「申し訳ありません・・・で、できれば、もうそろそろ正座を崩しても・・・」ピリピリ
律子「は?」
P「…イヤ、ナンデモゴザイマセン…」
76:
あずさ「り、律子さん、ごめんなさい・・・」ピリピリピリピリ
小鳥「は、反省してます・・・」ビリビリ
律子「・・・はぁ、分かりましたよ。三人とも膝、崩しても構いません」
Pあずさ小鳥「「「・・・ほっ」」」
律子「・・・ところで、誰がこのうなぎで飲むことを計画したんですか?」
P「俺です・・・」
77:
律子「このこと、社長は知ってるんですか?」
P「・・・ぜひ参加したいが、今日は得意さんと話があると言っていて」
P「今度その埋め合わせでうなぎ屋で一杯やることでOKしてくれました・・・」
律子「・・・はぁ」
律子「社長が了承したとしても、事務所でやっていいことと悪いことぐらいあるじゃないですか・・・」
P「はい・・・」
小鳥「反省・・・」
あずさ「しています・・・」
78:
律子「・・・次はありませんからね?覚悟して下さいよ?」
律子「あぁでも、それなりの『処罰』は必要ですよねぇ?」
律子「特に主犯のプロデューサー殿には・・・ねぇ?」ビシッ!
P「ど、どうか!寛大なご処置を・・・!」ドゲザー!
あずさ(水戸黄門みたいなシチュエーションですね)
小鳥(はたから見てると超面白い・・・私も当事者だけど)
79:
律子「そうですねー・・・よく考えたら皆さんだけ、うなぎ食べるなんてズルいですよね」
律子「ということでプロデューサー、アイドル全員分のうなぎ、注文お願いします♪」
P「・・・へ?マジ?」
律子「マジです」
P「これ以上うなぎ買ったら、俺の給料ほとんど飛んじゃうんですけど・・・」
律子「あ、ごめんなさい。もうみんなに『明日プロデューサーがみんなにうな重オゴる』ってメールしちゃいました♪」ニッコリ
P「」
80:
律子「・・・あ、もう千早から返信来た、珍しく早いわね」
律子「『ありがとうございます、プロデューサー。楽しみにしてます。』だそうですよ?良かったですね、プロデューサー殿♪」
P「ちょっ、えぇ?!千早?!ちょっと待って、あいつ・・・」ピッピッ
Prrr ガチャ
千早『もしもし。プロデューサー、明日は楽しみです。ありがとうございます』
P「お、おい。ちょっと待って、千早さん。君、食べたよね?うなぎ」
千早『いったい72のことですか?私には仰ってる意味が分かりません』
81:
P「千早さん?!まさかの裏切り?!」
千早『私は律子たちを早く帰すことと、バラさないことは頼まれましたけど』
千早『バレた後のアフターケアは私には知ったこっちゃありません』
P「」
千早『それに、うなぎで酒盛りした次の日なんて、うなぎの匂いが事務所中に充満しているのに』
千早『それでみんなにバレないとでも思ってたのですか?』
P「」
83:
千早『・・・でも、今日はご馳走様でした、プロデューサー』
千早『あんなに美味しかったのですから、みんなで食べるべきではないでしょうか?』
千早『それに、私もまた食べることができるのは、楽しみですし・・・』
P「…ああ、そうだな、千早の言うとおりだ」
P「俺たちだけで食べようとしてたのも悪いからな、みんなにオゴるよ」
千早『ありがとうございます』
千早『あとそれと、高槻さんの家族の分もお願いしますよ?』
P「・・・まじ?」
千早『マジです。兄弟と、ご両親の分もですよ?』
P「」
千早『ではお願いします。楽しみにしていますからね?』ピッ
89:
律子「千早からは何と?」
P「・・・やよいの家族全員分も頼めと」
P「はぁ・・・アイドルたちの分とやよいの家族の分だから・・・」
律子「社長の分もありますからね?おそらく25人分は要ると思いますよ?」
P「えぇ?!なんで?!俺を除いても22人だろ?」
律子「貴音が1杯で足りると思ってるんですか?」
P「」
律子「ということで25人分です」
P「ふぇぇ・・・」
91:
小鳥(ねぇ、あずささん)ボソボソ
あずさ(どうしました?小鳥さん)ボソボソ
小鳥(律子さんのあの発言から考えると)
あずさ(考えると?)
小鳥(明日、私たちもうなぎが食べられる?)
あずさ(あ、あらあら?・・・ってことは・・・)
小鳥あずさ((やった?!))
92:
律子「あ、そうだ。小鳥さんとあずささんのお二人は明日食べられませんからね?」
小鳥あずさ「」
律子「みんなが美味しく食べてるのを見ていただく、それが二人への『処罰』です♪」ニッコリ
小鳥あずさ「「ふぇぇ・・・」」
_________
______
___
93:
7月23日 12:00 765プロ事務所
「「「「「・・・いっただっきま??す!!!」」」」」
春香「ん??、はむっ・・・んん??っ!おいし??い!!」
春香「すっごく美味しいよ!千早ちゃん!!」
千早「そうね・・・」ハムッ
千早「んっ!・・・おいしい!!」キラン
94:
亜美「んん??!この肝吸いもオツですな→!!」
真美「そ→そ→!!あと亜美、山椒かけて食べるうなぎってのもいいもんだよ→?」
亜美「おお??!粋ですな→!真美さん!!」
亜美真美「「んっふっふ??!!」」
真「・・・もう、亜美も真美も本当に粋とか分かって言ってるのかな?」ハムッ
真「うん、美味しい!!」
雪歩「真ちゃん、お茶持って来たよ?!」
真「ありがとう雪歩!」ズズッ
真「いやぁ?こういう時に飲む雪歩のお茶は格別だね!!」
雪歩「えへへ・・・ありがとう、真ちゃん!」ニコッ
雪歩「あ、みんなにもお茶用意しましたぁ!」
ワーイ アリガトウユキホ! エヘヘ ユキピョンオツダヨー!
95:
響「はむっ・・・もぐもぐ・・・」
響「うん!美味しいぞ!!自分、うな重食べたことなかったけどこんな味なんだなー!!」
響「美味しいなー!ねぇ、貴音・・・ってえぇ?!貴音ぇ?!」
貴音「ほうひました、ひひき?(訳:どうしました、響?)」モギュモギュ ゴックン
響「どうしたも何も・・・一体、重箱何箱分食べてるの?!」
貴音「ひい、ふう、みい・・・今4箱目ですね」
響「まだ何個か食べていないのがあるよ!自分にもちょっと分けてほしいぞー!!」バタバタ
96:
貴音「…仕方ないですね・・・はいどうぞ、響」アーン
響「んーあむっ・・・うんっ、美味しいぞー!貴音、もう一口!!」ペカー
貴音「・・・ふふっ・・・響、どうぞ」アーン
律子「・・・まるで餌付けね・・・」
律子「それにしても・・・うん!ホントに美味しいわ!これ!!」
律子「うなぎのふんわり感は完璧だし、お米もタレが十分染みてるし・・・あと「ハニー!!」
97:
美希「ハニー!!ミキにも貴音たちみたいに食べさせて欲しいの!!」
美希「ってあれ、ハニー?どうして椅子にくくり付けられてるの?あと、小鳥もあずさも」
律子「昨日、抜け駆けして夜にうなぎ食べた罰よ」
P「そういうことです・・・」
あずさ「うぅ?、部屋中にうなぎの良い匂いがして・・・」
小鳥「な、生殺しピヨ・・・」
98:
美希「むー!両手も縛られてるし、これじゃあハニーに食べさせてもらえないの・・・」
美希「・・・あ、そうだ!じゃあじゃあ、律子、さんが食べさせて!!」
小鳥「ピヨッ?!」ガタッ
律子「えぇ?!美希何言ってるの?!自分で食べられるでしょーが!」
美希「今を時めくアイドルのミキはお箸も持てないかな、って感じ!!」
律子「・・・まったく、どこでどんな言葉覚えて来たのよ・・・」
美希「律子、さん・・・だめ?」ウルウル
律子「うっ・・・はぁ、分かったわよ、ちょっとだけよ?」
小鳥「キマシタワー」ボタボタ
P「おい、鳥」
99:
美希「んー、美味しいのー!」モグモグ
美希「ねえ律子!もう一口もう一口!!」ゴックン
律子「『律子さん』でしょ?・・・もう・・・はい、あーん」
P(さん付けのこと注意してるけど、口調はかなりやさしいですね)ボソボソ
あずさ(正直、『あーん』をしてあげたかった、って感じですよね?)ボソボソ
小鳥「…ハッ!ここが桃源郷?!」ボタボタ
P(この鳥どうにかしてくれ)
100:
伊織「モグモグ・・・ここのうなぎも、なかなかいけるじゃない♪」
伊織「ねえやよい、食べてる?・・・ってあれ、やよいの分のうなぎは?」
やよい「んとね・・・実はプロデューサーがわたしの家族の分もあるって言うから」
やよい「私だけ先に食べるのは不公平だから、帰ってみんなで食べます!って言ったんですー!」ウッウー!
伊織「なぁんだ、そういうことね・・・それならよかったわ」ホッ
伊織「家族の分も用意してくれるなんて、アイツも中々粋なことするじゃない」
やよい「それで、さっきプロデューサーが骨せんべいっていうのくれたんだ!伊織ちゃん、食べる?」つ
伊織「ありがとう、じゃあいただくわ・・・ハムッ・・・」ポリポリ
伊織「・・・うん、これも美味しいわね♪」ニヒヒッ
やよい「えへへー、美味しいよねー!」
_________
______
___
101:
P(・・・はぁ・・・うな重の松、25箱か・・・)
P(一体いくらやったっけ?25×・・・やめよう、考えただけで身震いする)ガタガタ
P(でも友の野郎・・・ちったあ割引してくれたら良いのに、きっちり料金取って行きやがって・・・)
P「でも・・・」チラッ
ガヤガヤ オイシー! キャッキャッ モウヒトクチー! ワーワー!
P「・・・うん、みんなで食べる方で良かったのかもしれないな!!」
102:
あずさ「あの?、プロデューサーさん」チョイチョイ
P「ん?あずささん、どうしました?」
あずさ「もうちょっとしたら中秋の名月じゃないですか」
小鳥「だから、中秋の名月の夜にまた・・・どうですか?」
P「いいですね!」
小鳥「あと、その日にはもう一人」
あずさ「貴音ちゃんも呼んで、4人で・・・ね?」
P「う?、わっほい!!」ガタンッ!
おわり?
103:
おまけ
7月23日 12:00 765プロ事務所-社長室
社長「では、頂くとするか・・・どれどれ・・・」パカッ
社長「・・・おお!・・・これは・・・どれ」パクッ モグモグ
社長「・・・うん!・・・これは!・・・おお!」モグモグ モグモグ
社長「・・・ああ、大変素晴らしいうなぎだった!」
社長「・・・ん?さっきから『これは』ぐらいしか言ってないだって?」
社長「美味い物を食べる時にまどろっこしい賛辞は要らないのだよ!」
社長「しかし・・・」
ガヤガヤ ワーワー
社長「・・・部屋の外は楽しそうだ・・・」
社長「私の食べる姿を見たくないのかね!キミィ!!」
その後、社長はPと共にうなぎ屋に行きました。善澤さんと黒井社長も途中から参加し、閉店後もどんちゃんと飲み騒ぎ、楽しい宴になった模様・・・
おわり
104:
今年の土用の丑の日は福岡では晴れてて満月が出ていたので、8月初めぐらいから少しずつ書き溜めてました。
あずささんって小鳥さんのこと「音無さん」って呼ぶんだね、でも今回はこのSSの都合上「小鳥さん」って呼んでると思って読んでください。
途中、うなぎが食べたい&日本酒が飲みたいというコメをくれたのが本当にうれしかった!ありがとう!
105:
ちなみに、
繁桝は、福岡県は八女の高橋商店の酒、
船中八策は高知県の司牡丹酒造のお酒で、司牡丹酒造は龍馬の坂本家とも縁があることでも有名です。
船中八策は辛口の酒で、魚と飲むとぴったりの酒です。
繁桝はオールラウンダーな感じ。
みんな、色んな所の日本酒知ってるよね・・・
自分が飲むの九州の酒ばっかだから、みなさんのコメに出た銘柄を調べてみたいなと思います。
106:
西日本式で焼いたうなぎの頭をお茶漬けにしてな……
107:
106>>
それ、香ばしくておいしそう!
柳川とか行ったら、焼いたうなぎの頭と尾を袋詰めして店頭で500円ぐらいで売っているうなぎ屋さんがあった記憶があります。
ちなみに、関東の人が関西風のうなぎ食べたら、皮がゴムみたいって感じるらしい。
自分は関東風は食べたことありません(笑)
書いてて、りっちゃんがちょっとよごれ役かなって思ってたら、ちゃんとそういう指摘あったね・・・
まぁ、そんなりっちゃんは俺がもらっていきますね(迫真)
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